サークル「催眠日記」さんの無料の催眠音声作品。

本作品は主人公に対していきすぎた愛情を持つヤンデレな女の子が
催眠を使って心身を束縛してから好きになるように心を変えていきます。
先月紹介をさせていただいた「偏愛主義彼女~yandere lover~」と
テーマと声優さんが同じなため、面白そうだなと思って聴いてみました。

内容の方は催眠に非常に傾倒しているのが特徴で
作品のほとんどの時間を使ってゆっくりと確実に催眠を深めていきます。
催眠の技術がしっかりしているサークルさんなだけあってとても丁寧に進めてくれますから
多くの方が特に体が言うことを聞かなくなる感覚を味わえるでしょう。



とてもとてもとても入念な催眠
ヤンデレな女の子の催眠によって彼女を好きになるお話。

「みーつけた こんなところにいたんだ もう 探すの苦労したんだから」
女の子は可愛いけどちょっぴり無機質さも感じる声の女の子。
死ぬほど愛しているのにその気持ちをちっとも察してくれない主人公に対して
催眠を使って半ば強引にわからせようとします。

「抵抗する…? 殺すよ」
彼女はヤンデレらしく逃げようとする主人公を早速言葉で脅してきます。
といってもどぎつい表現は上のセリフ1本のみと雰囲気は結構マイルド。
催眠の内容がすべてを手に入れるような流れなので明らかにヤンデレなのですが
耳を塞ぎたくなるほどに聴いていて辛い気分になる可能性はおそらく低いです。
ヤンデレであることを理解したうえで聴く分には誰でもいけるのではないかなと。

催眠は作品のほとんどの時間にあたる43分30秒ほど。
まずはお馴染みの深呼吸と脱力をして暗示を受け入れやすい環境を整えます。

「ここで一気に(力が)抜けるのも 今からゆっくり抜けるのも 変わらないしね」
本作品は全編を通じてかなり頻繁にカウントを刻むのが特徴で
脱力をするシーンからパーツごとに意識した後にカウントをすることで
その効果を強めるなど様々な場面で登場します。

最初は単なる数字の羅列にしか思えなかったカウントに対して
次第に心地いいなど普段とはちょっぴり違った感覚を抱くようになるかもしれません。
そういった聴き手の心理も考慮したうえで意識的にカウントを多く刻んでいるように思えます。

「あなたの体が 私のもの あなたの心は 私のもの」
心身が十分にリラックスできた後は同じくカウントを刻んで心を沈めていきます。
深呼吸と脱力だけで20分もの時間を費やしているだけあって
この時点で手足が重かったりピリピリするといった
催眠初期の段階特有の感覚を得ている人がそれなりにいると思います。

そうやって十分に意識の力を弱めたうえで行われる深化のカウントと暗示は
聴き手の心と体に深く深く刻み込まれることでしょう。
私の場合は0を聞くたびに体がビクンと軽く反応していました。
これもやはり無意識がカウントに対して何らかのイメージを持っていたからだと思います。

「瞼が勝手に閉じて あなたの意識が 強制的に閉じられる」
ここまでで十分な深さの催眠状態に入っているはずなのにまだまだ続きます。
お次は催眠状態と半覚醒状態を何度も往復することで
心と体に催眠に入る時の感覚をしっかりと教え込ませていきます。

この手法自体は深化の1つの手段として数多くの作品で登場するのですが
本作品ではちょっとしたデモンストレーションを織り交ぜることで
彼女の言うことに逆らえなくなる感覚をさらに強めているのが特徴です。

「硬い! どんどん硬くなる あなたが抵抗しようとすればするほどどんどん硬くなっていく!」
具体的にはぎゅっと握りしめた手が自分の意志で開けなくなる体験ができます。
彼女の暗示の入れ方が実に絶妙でしっかりとそのように導いてくれますから
元々発生しやすい感覚なことも相まって多くの方が割と容易に体験できるでしょう。

「考えることはできない でも確実に あなたの心に 恋が芽生える」
様々な手法を駆使して少しずつ声への服従心を養った後
最後の最後で彼女のことが好きになる暗示を入れていきます。
催眠が入念だったこともあって、すんなり受け入れるまではいかなくても
聴いていて嫌な感じはしない程度には思えるようになっているはずです。

ヤンデレということでどれくらい強引に進めるかに着目して聴いていたのですが
催眠らしくきちんとこちらの立場に立って少しずつ心を誘導していたのが印象的でした。
結果的に彼女の言いなりになるのだからテーマに沿っているものの
聴いている最中は彼女がヤンデレであることを忘れそうになるほど穏やかな雰囲気です。

主人公が途中で何度も逃げ出そうとするシーンがあることを踏まえて
まずはきっちりと体の自由を奪ってから心の変換を進めています。
いわゆる運動支配系の暗示が数多く登場しますので
金縛りにあったような動かない/動けない感覚を特に味わいやすいと言えます。

進め方も教科書のお手本通りと言っていいほど基本に忠実。
おかげで非常に取り組みやすく、かつ楽しんで聴くことができます。
催眠音声の1作目として聴いても問題ないほどにしっかりとした親しみやすい催眠です。



声で感情を操られる感覚
エッチシーンはおよそ4分間。
プレイは声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「そろそろ エッチな事 しちゃおうか」
長い長い催眠によって主人公の心と体を支配することに成功した彼女は
それを更に強く刻み込むためにエッチな感覚を味わわせます。

時間がごく短時間なだけあって
エッチは短いカウントを何度も刻んで感度を上げた後
最後に絶頂する至ってシンプルな作りです。
しかしここまで様々なことに取り組んできた末での絶頂ですから
股間やおちんちんのあたりが自然に熱くなったりピリピリし
それが絶頂のタイミングで軽く弾ける感覚が味わえるかもしれません。

カウントも傍から見れば数えているだけに聴こえるでしょうが
毎回微妙に声のトーンや語気の強弱を変えて心を揺さぶろうとしてきます。
そういう言葉ではない部分で何かを伝えた結果感覚が生まれるのが催眠の効果の1つです。

このように、催眠らしい声に操られるて感じるエッチが楽しめます。



催眠ならではの感覚が味わいやすい作品
催眠が非常にしっかりしている安心感と安定感のある作品です。

作中でカウントを実に61回も数えながら確実に暗示を心と体に刻み込んでくれます。
こう言うと「カウント・ダウン」や「カンスト」のようなカウント特化に思われるかもしれませんが
ほとんどが3、たまに10とカウント数自体は非常に小さいため
あくまで暗示の威力を上げるための補助役の位置に留まっています。

重要なシーンでは長めの前暗示を入れてからカウント、そして適切な後追い暗示と
催眠の基本をしっかりと押さえた進め方が本当に素晴らしいです。
無名の医者より名のある医者に診てもらうほうが安心できるように
催眠音声でも作品に対する信頼度は催眠に入れるか否かにそれなりに影響します。
そういう意味ですべてを委ねられるほどにこの作品には信頼できるものがあります。

催眠はここまで色々と書いてきたように様々な要素が組み込まれています。
しかし無差別にそれらを配置しているのではなくすべてに意味を持たせています。
だから作品としてのバランスが崩れていないしどっぷりと催眠に入れるのです。
初心者が聴いてもまったく問題はありません。

エッチは限られた時間内でできることをきっちりやってくれています。
SEXやオナニーで味わうようなストレートな性的快感ではなく
彼女の声に操られて生まれる快感を味わえるでしょう。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

すごく素直で本当に聴きやすい万人向けの良作です。
まだ聴いていない方は是非一度お試しください。

CV:彩瀬ゆり(分倍河原シホ)さん
総時間 52:45

音催眠日記
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