少女、悪魔の快楽に遭う

サークル「TSらぼ」さんの催眠音声作品。
名前の通り女体化をテーマにした作品を作られているサークルさんです。

本作品はとある研究所を舞台に催眠を使って女性へと変化し
その後4種類のエッチを体験することになります。
ノーマルなものからかなりぶっ飛んだものまでありますから
自分の属性やその時の気分でプレイを選択するのがいいでしょう。

催眠は事前にイメージを中心とした予備催眠のようなものを行い
作品の世界に浸りやすくした後に行います。
深呼吸を中心に眼球運動や効果音などを使って段階的に催眠の世界へと導いてくれます。



研究所での秘密の実験
研究所員の高梨さんに催眠を施された後エッチな実験をするお話。

「気がつくと あなたは長い長い廊下を歩いています」
お姉さんはやや淡々とした声の女性。
高梨さんと出会うまでの案内役として最初の2分間は彼女の指示に従います。

「頭がぼーっとして 自分が自分じゃないような 単調に歩いて何も考えられなくなってくる」
この2分間は主に研究所の廊下を他の人と一緒に歩いている様子が描かれており
聴き手に研究所の雰囲気をある程度理解してもらうのとともに
軽い暗示を挟むことで声に従う心構えを身につけさせてくれます。

「皆さんこんにちは 私はここC棟の主任研究員の高梨です」
高梨さんは色っぽい声の女性。
ここからは彼女が導き手となって主人公を実験室へと連れていき
そこで催眠を含めた諸々の実験を行います。

本格的な催眠の時間はおよそ13分間。
リクライニングシートに座って心地よさを感じさせた後
吸う→息を止める→吐くの若干変則的な深呼吸を自分のペースでします。

「音を聴いていると あなたはだんだん深く寛いでくる」
しばらく呼吸を繰り返していると「ブブブブ ブブブブ」と小刻みに流れる
電子音っぽい音を鳴らして同時に暗示を入れることで更なるリラックスを促してきます。
ただ音の鳴る間隔が短くて慌ただしいのと頭に響くような音質なため
私はそこまで心が落ち着く感覚は得られませんでした。

「ほら 髪が長くて艶やか 手足は小さくて細い」
そして最後に体をいくつかのパーツに分けて女体化していきます。
具体的な容姿ではなく女性の概念的な姿かたちをイメージさせてきますから
挿し絵の少女もしくは他になりたい女性像をイメージする力がそれなりに要求されます。

序盤の雰囲気づくりから始まって催眠の方法までを作品のイメージに合わせ
そのうえで目的である女体化を推し進めている催眠です。
本格的な催眠は深呼吸と短いカウント、その後女体化と至ってシンプルで
合間に呼吸に合わせて目を動かしたり効果音を聞かせたりしてきます。

「あなたは自分のこと 男性と思っているかもしれないけど それはあなたの思い込みだわ」
一部のシーンで高梨さんが聴き手の思考をを強引に作り変えようとしてきますので
人によっては拒絶反応が出るかもしれません。
女体化も変化ではなく気づいたら変化していました、と決めつける表現が使われています。
あまり初心者向けではない女体化催眠だと思います。



純愛モノから獣 姦まで
エッチシーンは4パート38分間。
プレイは貝がキス、クンニ、貝合わせ 栗がクリトリスを擦ってのオナニー
犬が散歩、マーキング、犬とのSEX 輪がフェラ、イラマチオ、SEX、アナルSEXです。


エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

本作品のエッチシーンは貝、栗、犬、輪の4パターンが用意されており
導入後にいずれか1つを選択して聴きます。
全部を通しで聴くのはあまりお薦めしません。

「あの あの 私 あなたのことが す 好き 好きなの」
貝パートはこの中では最もノーマルなパート。
主人公のことを好きになってしまった高梨さんとレズプレイをします。
客観描写と高梨さん視点でのエッチが繰り広げられるため
彼女のちゅぱ音や喘ぎ声をそれなりに楽しめるのが珍しいですね。

「こんなお外の公園で 犬の恰好をして それもおっぱいもおまんこも 丸出しの四つん這いで歩いてる」
最もハードで背徳的なパートは犬パートでしょう。
ここでは犬耳やアナルに尻尾を突っ込んだ格好で街へ繰り出し
犬らしくおまんこ丸出しで街灯に放尿をしたり
出会った犬に後ろから突っ込まれて3回ほど中出しをされます。


獣姦自体が音声作品ではかなりレアですし
その手の趣味がある方にはたまらないのではないでしょうか。

ちなみに犬と輪パートは高梨さんが特殊な装置で主人公を操り
彼女の意志でそれらのプレイを行う様子が描かれています。

このように、ノーマルからハードまでバリエーションに富んだエッチが楽しめます。



エッチに奇抜さを感じる作品
導入部分がやや入念に感じる催眠風ボイスドラマです。

導入については催眠の進め方や暗示の入れ方もきちんと考えられていますし
効果音が少々場違いに感じる以外は十分に催眠音声らしいと言えます。
女体化の進め方も多少違和感はあっても根本的に間違っているとは思いません。

しかしエッチシーンがかなりボイスドラマに近い作りになっているため
催眠状態に入ったとしてもその感覚をダイレクトに得るのは難しいと思います。
上でもちょろっと書いたように高梨さん視点の描写が多めですから
そのシーンで「聴き手に」どう感じてほしいかの表現が弱くなっています。

「気持ちいい 気持ちいい 絶頂 気持ちいい」
一応適度に「気持ちいい」と聴き手に感じてもらうことを示唆する表現が登場しますが
「どこが、どういう風に」気持ちいいかまで表現しないと暗示としては弱いと考えています。
これが催眠風ボイスドラマと表現した理由です。
導入はもちろん、エッチの最後の最後まできちんと導いてこその催眠音声なのです。

催眠は軽いストーリーを含んだ展開に魅力を感じました。
深呼吸を長めに行って十分にリラックスさせてから短いカウントで軽く落とし
そのうえで本題である女体化を進めてくれます。
深化部分が弱めのため比較的浅い状態でエッチに臨むことになるでしょう。
初心者にはお薦めしません。

エッチはプレイ自体は非常に面白いです。
きちんと聴き手を導く形で作られていたらきっと素晴らしい作品になっていました。
喘ぎ声やちゅぱ音は多めですしシチュもエロいので催眠抜きでも抜けます。

総合的に見ると純粋な催眠音声としてはやや難がありますが
同人音声作品として考えるなら大いに魅力的な作品と言えます。

CV:みる☆くるみさん
総時間 共通パート…22:53 貝…10:55 栗…9:41 犬…15:15 輪…14:21


オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります