LLsize memorandumさんで配布されている無料の催眠音声作品。
綾瀬桂吾さんがご自分で読まれた作品を掲載されています。

本作品は幽霊との邂逅をテーマとしており
蝋燭や憑依といった要素を交えたホラーテイストの催眠が繰り広げられます。
若干ボイスドラマっぽい部分も持ち合わせている作品ですから
彼女の話を聴いているうちにその世界にのめり込んでいくのを感じると思います。



イメージを伝って幽霊の世界へ
幽霊の世界へ行って彼女と合体するお話。

「かーごーめかーごめー うしろのしょーめんだあれ」
幽霊は弱々しくて可愛い声の女の子。
主人公のことを癒すために早速催眠を行ってくれます。

催眠部分はおよそ17分30秒
最初に軽く深呼吸をしてから蝋燭の炎をイメージします。

「真っ暗な闇の中で 蝋燭の炎が揺らめていている」
この炎は主人公を焼くためではなく癒すための炎です。
ゆらゆらと揺れる炎を見つめ続け、そこに意識が吸い込まれていくのを感じながら
ゆっくりと心を沈めていきます。
若干表現が抽象的なためイメージが浮かびにくいかもしれません。
そういう時は蝋燭の炎をただ見つめている様子をイメージしてみてください。

「ようこそ ここは あなたの知らない世界 私の世界」
催眠状態に入るのと同時に幽霊の世界へとたどり着いた後は
彼女が自分の身の上話をしながら、なぜここへ連れてきたのかを語ってくれます。
ちょっとした物語を聴きながら自然とイメージの世界へと引きずり込まれていく。
そんな上手な心の掴みっぷりが光るシーンと言えます。

「好きよ ねぇ 大好き あなたと 合体したい」
お話を通じて2人の心を通わせたうえで最後に彼女と一つになります。
ここでの合体はエロ的な意味ではなく憑依です。
カウントに脱力の暗示を絡めることで体の自由を封じられ
同時に心も縛られていく感覚を味わえることでしょう。

童謡「かごめかごめ」から始まり、幽霊っぽい要素を思わせるイメージなど
作品としてのテーマに即した催眠が繰り広げられます。
催眠はイメージが中心でそれらを進めていくうちに催眠状態へと導かれます。
幽霊と出会い、彼女の世界へ行き、そこで昔話を聞きながら親密度を高める。
若干ストーリー性を持っている点も特徴と言えるでしょう。

イメージが一つのものを深く付き進めるのではなく
割と様々なものを飛び飛びで行っていく形になっているため
私は初心者にはちと厳しいのではないかと考えています。

あとこの後に控えているエッチは憑依した状態で行うわけですが
結構大事な部分の割にはそこの催眠があっさりしているかなと。
カウントの前暗示と後追い暗示にもう少し重厚さが欲しいと感じました。



幽霊にとりつかれ、次第に自分を見失っていく
エッチシーンは17分30秒。
プレイは憑依されての絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ねぇ これから気持ちいいことしようよ」
主人公との文字通りの合体を果たした幽霊は
彼と心を通わせることで彼が人形として操られたい願望を持っていることを察し
それを叶えるために内側から彼の心身を犯し始めます。

エッチは体の内部に入った幽霊に犯されるかなり特殊なものです。
どちらかというとストレートなエロではなく精神的な快楽を目的としており
彼女が暗示を使って脳みそを直接舐められるような感覚を与えてきます。

「あそこに霊気が集まる 耐え難いほどのエナジーに襲われる」
エッチの序盤からドライ絶頂を求めてくるのが珍しいですね。
彼女の言うように股間に何かが集まってくるのを感じながら
カウントに合わせてそれが弾ける様子をイメージしてみましょう。
軽く連続絶頂するみたいな形ですからタイミングは合わせやすい方だと思います。

「自我なんて捨てて もっと私と一緒になろうよ」
一度快感を味わわせて声に従うことの気持ちよさをわからせてから
いよいよ彼女の言う人形化が始まります。
内容は同一の問いかけを立て続けに行うことで軽い混乱を起こし
次第に聴き手を自分以外の何かに作り変えていくというもの。
つまりエロではなく洗脳に近いようなプレイとなっています。

このように、主に催眠的な快楽を目的としたエッチが楽しめます。



じわじわと心を侵食してくる作品
性的快楽よりも催眠状態特有の気持ちよさを重視している作品です。

親しみを込めて語り掛けてくれていた幽霊が次第に本性を現し
やがて主人公に取って代わる様子がわかりやすく描かれています。
主人公にとっては残念な結果なようにも思えますが、これも1つの愛の形。
2人が文字通り1つになったのも結局は彼の同意があったからなのでしょう。

そんなわけでややホラー的要素を含んでいます。
ある程度耐性のある方が聴くのがいいでしょう。

催眠はイメージ重視であるのは間違いありませんがかなり展開が独特です。
催眠音声をそれなりに経験してから聴くのをお薦めします。

エッチは純粋にそう呼べる部分は最初のドライだけで
その後は心を侵食される快感を味わいます。

最後の部分はおそらく記憶操作を狙って作られていると思うのですが
記憶操作は催眠の中でも最も難易度が高いと言われているものでして
正直催眠音声でそれを本当に味わえる方はごくごく少数だと私は考えています。
私もその手前の感覚操作がほとんどで、記憶操作にはまだ到達できていません。
そういう意味では自分の被暗示性をテストするのに丁度いい作品とも言えます。
ちゅぱ音少々、淫語と喘ぎ声はありません。

色々と独特な要素を持った作品です。
幽霊もホラーも催眠音声ではレアなジャンルですから
興味のある方はどうぞお試しください。

CV:綾瀬桂吾さん
総時間 37:10

LLsize memorandum
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