サキュバス図鑑 No.02 ゆるる

サークル「サキュバス図鑑」さんの同人音声作品。
サークル名と同じタイトルの音声作品を作られているサークルさんです。

サキュバスは同人音声のメジャージャンルだからか
最近はむしろ人間に近いような個性を感じるキャラが多くみられるようになりました。
今回はそんな中の一人として、おっとりぽわぽわな声のサキュバスが登場します。

声は終始ゆるーい感じでも中身は歴としたサキュバス。
その艶めかしい女体を駆使して精液を一滴残らず搾り取ります。
全体的に効果音にこだわっている印象の強い作品ですから
エッチな水音が好きな方なら特に興奮できるでしょう。



サキュバ スっぽくないサキュバ ス
サキュバス「ゆるる」に精液を搾り取られるお話。

「今日もおいしいごはん 食べれるといいなー」
ゆるるは名前の通りゆるーく話す甘い声の女の子。
サキュバスのご馳走である精液を求めて主人公のもとにやってきました。

本作品はストーリーは割と王道っぽい流れなのですが
ゆるるのキャラがサキュバスとしては珍しいタイプなのが特徴です。
なごみ系サキュバスとでも言えばいいのでしょうか。
聞いていると心がほっこりするような声をしています。

「だーかーらー お兄さんも死んじゃうかも」
そんな彼女でもサキュバスとしての能力には自信を持っており
時折残虐性を匂わせるセリフをストレートにぶつけてきます。
声とセリフの内容がまったくかみ合っていないところが面白いですね。
適度に登場する舌なめずりの音にもゾクッとするものを感じます。



声は幼くても技術は一流
エッチシーンは3パート24分ほど。
プレイはキス、パイズリ、フェラ、SEXです。
パイズリとSEXをする際にややリアルな効果音が流れます。

「ゆるるのおっぱいで 気持ちよくなってね」
獲物を逃がさないように主人公の体の自由を奪ったゆるるは
早速柔らかいおっぱいでおちんちんを包み込みます。

プレイはパイズリ、パイズリ+フェラ、SEXの3つに分けられており
いずれも効果音を有効に使っているのが目を惹きます。

激しさに合わせてペースを変えるのはもちろん
パイズリにフェラが加わると「ぐちょ んちゅ」といった水音が追加で流れ始めたり
SEXも後半になるとピストン音の粘性が変わるなど
同じプレイ中でも状況によってきちんと音を使い分けているのが素晴らしいです。

「しんじゃえー しんじゃえー 私のおっぱいで しんじゃえー」
流れはサキュバスモノらしくゆるるが一方的に搾精していく感じ。
適度に「射精=死」であることを匂わせることで
主人公に恐怖を与え、恐れおののく様子を彼女が無邪気に楽しみます。
ただ声がそういうものとは縁遠いタイプですから
聴いていてそこまで危機感は湧かないと思います。

「しょうがないなぁ ゆるるが 抱き着いてあげるね」
そんな柔らかい雰囲気のエッチが一番楽しめるのはラストのSEXシーン。
ここまで頑張ってきた主人公へのご褒美として
ゆるるは彼と騎乗位で繋がったまま抱き着くような形でキスをします。
激しいキスによるリップ音、ピストン音、そして彼女の喘ぎ声が
聴き手の興奮をより高めてくれるでしょう。

サキュバスとしては珍しく責められているような切ない喘ぎ声を上げるのがいいですね。
サキュバスはSEXを食事ととらえて割と淡白に振る舞うケースが多いだけに
ゆるるはこの行為を快楽を得るための手段としても楽しんでいるように感じられました。



キャラの特異性を活かした作品
サキュバスのイメージとはややかけ離れたゆるるのキャラが個性を打ち出しています。
雰囲気は甘いんだけどちゅぱ音、くちゃ音共に激しめですし
十分に抜きどころのある作品と言えるでしょう。

エッチがメインの作品ではありますが、ゆるるがプレイ中にほんのり情を湧かせたり
ラストの話しぶりがちょっぴり寂しげだったりと
普通のサキュバスらしからぬ人間味も感じました。
自分が生きるためにやっていることだから、正しいことには違いないけれど
彼女なりに少しは罪悪感を抱いているのかもしれません。

エッチは時間が短い分を密度でカバーしています。
ちゅぱ音もキャラに良い意味で合っていない下品な音が多く
特にフェラシーン終盤の切れ目のないバキューム音にはたまらないエロスを感じました。
プレイ中は口数があまり多くないおかげでエッチな声や音に集中できます。

抜きボイスとして十分なクオリティの作品と言えるでしょう。
これ以外にも似たようなシチュで3作品ほど出ていますから
好きな声優さんで選んでみるのがいいと思います。

CV:七凪るとろさん
総時間 30:15


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります