M紳士のオナサポ支援の館・魔汚館 変態指示+寸止め責め

サークル「吟遊夜会」さんの同人音声作品。
つい4か月前に処女作をリリースしたばかりの新しいサークルさんです。

本作品はオナサポをテーマにしたシリーズの3作目として
無機質なメイドさんの指示に合わせてオナニーをすることになります。
まるでロボットのように冷たく突き放したような声での言葉責めは
無機質であるからこそ心に深く突き刺さります。

プレイの方も変態性を意識したものが多くオリジナリティがあります。
特にメインのオナニーシーンは徹底したシコシコ管理と
悶え苦しむほどの容赦ない寸止めで聴き手を楽しませてくれるでしょう。

また途中のプレイが2種類、フィニッシュは3種類からの選択が可能です。
今回はサークルさんが推奨する初回用の組み合わせによるレビューとなります。



マゾヒズムの男性のしこり場
魔汚館(まおうかん)のメイド、鈴(すず)にオナニーのサポートをしてもらうお話。

「M紳士のオナサポ支援の館 魔汚館においでいただき ありがとうございます」
鈴は抑揚の少ない、人間味に乏しい声の女性。
「女性に指示を受けながら気持ちいいオナニーをしたい」そんな願望を持つ主人公のため
まずは魔汚館のシステムについて説明してくれます。

魔汚館は本当にオナサポに特化した施設で、メイドへのお触りは一切許されません。
初級者、中級者、上級者、熟練者、ドマゾと5つのメニューが用意されており
お客のM度に合わせて幅広いサービスを提供しています。
今回主人公が選んだのは中級者コース。
属性的にはややMからMあたりでしょうか。

「自分の手が恋人な人は オナニーに関しては飲み込みが早いですね」
鈴は本当に感情を表に出さずに淡々とした調子で指示を与えてきます。
でもキャラがそうなだけでやる気がないわけではありません。
彼女の言葉はそれ以外解釈しようがないほどにストレート。
そのボソリと言うようなきつめの言葉責めは、聴き手の心を確実にえぐってきます。



Mに的を絞り込んだ変 態的なプレイ
エッチシーンは29分30秒ほど。
(別パターンも合わせると41分 うち3分ほど重複部分あり)
プレイはオナニー、おちんちんへのスパンキング、エアーセックス、睾丸責めです。
効果音はありません。

「それでは 早速オナニー指示 始めていきます」
服を脱いで露わになった主人公の半勃起おちんちんを軽くけなしてから
鈴はまず本番前の練習を指導してくれます。

プレイは扱く速度がとてもゆっくり~超高速までの5段階ほど
回数も5~10回ごととかなり管理されながら行われるタイプで
彼女の「しこ しこ」の声に合わせて行います。
こちら側の自由は一切無いと思ってください。

「マゾ豚様のおチンポ 小さいですね あ 罵倒ではなく ただの感想です」
特に本番パートでは6分30秒にも渡る長さでしっかり行ってくれます。
時間だけを見ると短く感じるかもしれませんが
ほぼ「しこ しこ」の声と軽い罵倒だけで構成された6分は非常に濃密です。
実際やってみるとペースの変化がかなり細かいおかげで結構疲れました。

「さて そろそろフィニッシュのお時間です」
さらに手厳しいのがこの後に続く寸止め。
こちらは14分と作品内で最も長い時間を割いて、何度も何度もカウントをしていきます。

ここで面白いのが数字が減るにつれて扱くスピードを上げるように指示していること。
これによって一般的なオナサポとは異なった
時間とペースの両方を同時に指示しながらの寸止めが繰り広げられます。

さらに鈴はわざと開始するカウントを低くしたり、逆に高くしたり
あるいはカウントを途中で足踏みさせたり、逆行させたりと様々な変化を与えてきます。
当然扱く速度もそれに合わせて変えていくことになりますから
彼女に完全に射精を操られているような感覚を味わえるでしょう。

スパンキングやエアーセックスも他ではあまり聴くことのできない屈辱的なプレイです。
これらを本番のオナニー前に行わせることで興奮度を高めているのも
Mな聴き手に対するきめ細かな配慮に感じられました。



性的快感に悶え苦しめる作品
キャラとプレイが見事にかみ合った徹底的な射精管理が魅力です。

「しこ しこ」の掛け声の丁寧さや寸止めにおけるカウントの進め方
合間に挟んだチクリと突き刺さるような言葉責めと様々な優れた部分を持っています。

特に寸止めシーンが素晴らしいですね。
カウントにペースを絡めている点が非常に効果的で
これ一つでプレイに大きな広がりが生まれています。
催眠音声でも暗示として十分に使えるのではないでしょうか。

初回バージョンのフィニッシュに対してどう思うかで
自分がどれくらいのM度なのかがわかるでしょう。
他の2つのフィニッシュはソフトとハードに分類されます。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

総合的に見てハイレベルなオナサポボイスと判断しました。
今後シリーズが進むにつれて、おそらくよりハードなプレイが登場するのでしょう。
どのような作品を聴かせてくれるのかが楽しみです。

CV:黒岡 奈々緒さん
総時間 初回用…41:04 音声ファイルの総時間…53:09


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります