催眠オナニー・同人音声の日記さんで配布されている、無料の催眠音声作品。
今月の頭に紹介させていただいた「ヴァーチャルSM催眠」は
現代催眠っぽいフリーダムな流れの作品でしたが
こちらはそれ以前に公開された、古典系催眠の色がかなり強い作品です。
同じ方が制作されたまったく別タイプの催眠であることに加えて
つい最近追加音声が公開されたため、今回選ばせていただきました。
プレイの方も作り手さんの趣味が色々と盛り込まれており
女性の姿に変えられてしまった主人公が
ローター、電マ、バイブの3種の器具で徹底的に責められます。
それぞれにきちんと別々のリアルな効果音を入れているなど
演出面もしっかりしていますから、感情移入しやすいと言えるでしょう。
今回はエロパート2および別途公開された追加音声を加えた
フルバージョンでのレビューとなります。
随所にひねりを加えた面白い催眠
「あなたの心は あなたの体を離れて この不思議な物語の中に入っていきます」
お姉さんははきはきと話す落ち着いた声の女性。
主人公のことが大好きなんだけど、女の子も大好きな彼女は
その両方の条件を満たすために、まずは彼を女の子へと変身させます。
催眠は2パートに分かれており、合計でおよそ24分。
初めに運動で体に軽く疲労感と脱力感を与えた後は
深呼吸をしながら彼女の話を聴いていきます。
「私の言うとおりにすると 気持ちいいよね?」
お姉さんは序盤から声に対する印象をちょくちょく植え付けてきます。
事前に「彼女の言うことには従う」といった約束をしている手前
ここはあまり深く考えずに、前向きな姿勢で聴いてみてください。
「そうね ちょっとクイズをしましょう」
そんな中、お姉さんは突然とあるクイズを出してきます。
内容は数を当てるだけの非常に簡単なものですから
少し頭がぼんやりしている状態でもおそらく大丈夫でしょう。
そして、このシーンの最後で自分が催眠状態にあることを自覚することになります。
女体化はとある場面をイメージし、そこに登場する少女に自分を重ねていきます。
徐々に変化させていくのではなく、一気に変身するような女体化ですから
この手の経験が浅い方が聴くと「あれ?」と思ってしまうかもしれません。
催眠のタイプ自体は多くの作品で見かけるような古典催眠ですが
ところどころで微妙に変化を与えているのがよくわかります。
特にクイズをするシーンが非常に面白いですね。
わかりやすい間接暗示を使って、自分から催眠の世界に乗り込むようにさせています。
催眠をかけるのは術者ですが、かかるのは自分自身です。
術者の力によって催眠状態にさせられるより、自分からそうなりにいったほうが
ずっと深く、安定した催眠状態になると私は思います。
様々な振動音が頭と股間に響き渡る
プレイは登場順にローター責め、電マ責め、バイブ挿入、キス、手マン
クリトリス責め、写真撮影となります。
それぞれの器具を使う際に別々のリアルな効果音が流れます。
セルフはありません。
「それじゃ 今日は何で遊ぼうか?」
大人しそうで少しオタクっぽいメガネっ娘に変えられた主人公は
お姉さんから一方的にとても激しい責めを受けることになります。
中心となるプレイがいずれも電動器具を使っているため
それらが動く際に流れる効果音で感じられるかがポイントになります。
空中で動作する際は「ブィーン」と空を切るような音
体に接触させている際は「ブブブゥゥン」とくぐもった音と
効果音をはっきり使い分けているのに加えて
お姉さんが状況をはっきり説明してくれますから
プレイの様子は非常にわかりやすいと言えるでしょう。
また、プレイ開始前の説明→カウント→追い立てるようなプレイ実況と
催眠を考えた作りのプレイによって、催眠状態を維持しやすくしています。
「変態 変態メス豚 あなたは変態メス豚」
もちろん精神的な責めも忘れてはいけません。
お姉さんは「変態」「メス豚」を適度にぶつけることで
主人公の劣情を煽っていきます。
「それじゃあメス豚ちゃん バイブを抜いてあげる けれど その前に記念撮影」
一番インパクトの強いプレイはやはり記念撮影でしょう。
わかる方はわかるでしょうから敢えて詳しくは書きません。
これを実際にできる人がいたら素直に尊敬します。
愛のある責めが味わえる作品
この方の作品はプレイのインパクトがあまりにも強すぎるため
催眠の良さが隠れてしまうのですが
私は催眠の方にビビッっと来るものを感じました。
植え付ける暗示は最小限にとどめ、それをじっくり時間をかけて刷り込んでいきます。
その様子が「すごく聴き手のことを考えた催眠だな」と。
別にプレイがダメと言っているわけではないので、そのへんは誤解しないでください。
ただ女体化だけは賛否両論でしょう。
私は割と好きなのですが、もっと丁寧にやってほしいという声が出るのもわかります。
「あなたのことが 大好きだから」
エッチはバイブで処女を奪うなどハードなプレイに加えて
嫌というほど罵声を叩きつけてきます。
でも彼女は主人公のことを微塵も嫌っていません。
むしろ好きだからこそ、そこまでできるのです。
効果音についてはどれもかなり響く音を採用しているおかげで
やや人を選ぶように思えます。
モーター音などが苦手な方は、追加のエッチパートは無理に聴かないほうがいいでしょう。
「唇が被さります 私の舌が あなたの口に侵入し 舌と舌が絡み合います」
最近追加されたレズパートは名前の通りかなり甘いです。
プレイの様子は客観的な描写になっていますから
プレイそのものよりは、そこからイメージされる雰囲気を楽しむような作りですね。
プレイがちょっと受け付けないような方でも、催眠部分は是非聴いてみてください。
「催眠の感覚ってよくわからない」
そんな悩みに対していい刺激になるはずですから。
CV:紗藤ましろさん
総時間 1:19:41
(女体化・レズ)おもちゃ責め催眠~男女共用版~
http://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_053748zero/
おもちゃ責め催眠・追加音声(甘レズ)
http://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_063158zero/
コメント
コメント一覧 (3)
声質に関しては私も最初から気になっていませんし、女王さま向けな声は、むしろ好みです。
> 高圧的とかは思わないですね。
そうなんですよ。慣れた今になってみると、最初に引っかかったのは何故なのだろう、とすら思います。あと「紗藤ましろさん」そのものじゃなくて、始めたばかりの頃は(追い込みも含めて)優しくゆっくり語りかけてくるタイプのもの以外は苦手意識があったんです。「古典催眠色が強い読み方」全般が苦手だったのかもしれないです。
なので、本当に始めたばかりの頃に聴く印象と、少し慣れてから聴く印象って、人によっては驚くほど違うので、一度諦めた作品も、少し慣れてきたら再挑戦してみるといいかもしれませんよ、ということを言ってみたくてコメントした次第でした。無料作品ならそれも気軽に出来ますしね。(ほかにもそういう作品はあったんですが、私には一番これが印象が強かったので。)
あ、Hypnotic_Yanh さんの作品、まず「ヴァーチャルSM催眠」もこの作品と同じく後から好きになりました。それとボイロへの抵抗感は「アクメノイド適合検査」を聴いたことで少し軽減し始めていて、それをきっかけに Hypnotic_Yanh さんのボイロ作品を少しずつ挑戦してます。数日前にレビューされてた「サイボーグ改造手術催眠」はまさに挑戦した直後にあがってビックリしてました。(残念ながらまだ苦手意識の方が勝っちゃってますが、これに慣れると楽しい作品が増えるのがわかってるので、諦めずに挑戦し続けようかと。)
コメありがとうございます。
この作品も含めてHypnotic_Yanhさんは催眠に関してはものすごくレベルが高いです。
特殊なシチュが多いから長めの誘導をされてるだけで
単に落とすだけならそれこそ数分でできるくらいの実力を持ってます。
コメントで触れられてる「畳みかけ」もよりスムーズに誘導するためのテクニックのひとつです。
紗藤ましろさんの演技に関しては私は慣れてるので高圧的とかは思わないですね。
エロトランスさんの作品に結構出演されてるだけあって安定してると思います。
声質は結局のところ好みの問題ですからなんとも・・・。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
女性向けの方で聴いてたりします。
> すごく聴き手のことを考えた催眠
実は最初、紗藤ましろさんの追い込み暗示の読み上げ方が初心者の私に合わず、一度諦めた作品でした。催眠が浅い状態で聴くと、言葉は悪いですが「高圧的」に感じるからかなぁ、と思いました。
最近やっとそれなりに催眠に慣れてきたので再挑戦してみたら、やはりちゃんと入れてれば気になったあの読み上げ方も適切に感じ、逆に全体として催眠状態や快感状態をキープしやすい作品なのだなと感じることが出来るようになりました。作品によっては、「せっかくここで気持ちいい状態になっているんだから今畳みかけて欲しい」というタイミングで畳み掛けてもらえずに快感や興奮が鎮まってしまうことも多いんですが、この作品は気持ちのいい状態をかなり持続出来てます。というか「畳み掛けてもらえずに」はこの作品では快感の増幅に上手に繋げてくれるんですよね。バイブのパワーを上げ…てくれない、のシーンでは一気に体が熱くなります。
なので今ではお気に入りの作品となり、ヘビロテ作品のうちの一つに入れてます。
> やはり記念撮影でしょう。
のあとの「抜かれる音」に一番反応してしまったのは内緒です。