幽霊さんといっしょ 第一部 関西弁版

サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。
人外キャラを使うことで有名な同サークルさんの今回のテーマは「幽霊」です。

本作品はタイトルの通り、登場するキャラが関西弁で語り掛けてきます。
方言をしゃべる催眠音声は正直他に聴いたことがありません。
非催眠でも方言モノはかなり少ないですし、非常にレアな作品と言えます。

内容の方は一般的な作品にある催眠+エッチの構成に
さらに別の要素を加えることで、やや流れのある展開となっています。



大好きな人に声が届く喜び
幽霊さんと一緒に幽霊の世界へ行き、そこでデートするお話。

「こんばんは ていうても聞こえへんか」
幽霊さんはちょっぴりかすれた素朴な声の女の子。
普通の人間である主人公のことが好きらしく
毎晩枕元に来ては、聞こえるはずのない声で語り掛けています。

ところがある日、いつものように彼女が話していると
主人公に声が届いているらしく、反応が返ってくる。
意思の疎通ができたことを喜んだ彼女は、彼と一緒に出掛けることになります。

こんな感じで、催眠音声にしては珍しくストーリーがあります。
作品に一定の流れがありますから、最後まで飽きずに聴くことができるでしょう。

「うちな あんたのこと 好きやねん」
本作品最大の特徴は、全編を通して幽霊さんが関西弁でしゃべること。
声優さんが関西人なだけあって口調はとても自然で
声の素朴さと相まって、聴いているだけで心が和んでしまいます。
(あくまで関東人の感想です。関西の方だとどうなんだろう…)

催眠はおよそ33分間。
まずは幽霊さんと同じ霊体になるために
深呼吸や脱力をして体をリラックスさせていきます。

「ぎゅぅぅぅん ふいー」
深呼吸、脱力共に彼女と一緒にやっていく形が採られているため
初心者の方でもついていくのは難しくないでしょう。

「ぐるぐる ぐるぐる 声が回る ぐるぐる ぐるぐる 意識が回る」
面白いのが体をリラックスさせた後のシーンで
今度は心をリラックスさせるために
彼女の声を追っていく、声の鬼ごっこをすることになります。

彼女は中央・右・左と位置を変えながら語り掛けてきます。
声の方向に意識を向けていると
軽く頭の中をかき回されるような感覚を味わえるでしょう。

霊体になった後は幽霊さんとデートに出かけます。
ここでは前半とは打って変わってイメージ重視の内容となっています。
催眠要素を含んだ、初々しいカップルの様子が描かれていますから
2人で歩いている様子や、登場する美しいものを頭に思い浮かべてみてください。

このように前半は正統派な導入、後半は流れのある深化と
催眠としては割とオーソドックスな構成ながら、オリジナリティもあります。

声の鬼ごっこはとてもいいですね。
一番催眠らしい感覚を味わえるのではないでしょうか。



キャラにふさわしい初々しいエッチ
エッチシーンはおよそ25分。
プレイはキス、乳揉み、主人公への乳舐め、オナニーとソフト目です。

効果音はありません。
セルフは有りになります。

「なぁ くっついてもええかな? そしたらもっと 体温感じられるえ」
恋人として心だけでなく体も繋がりたい、そう思ったのか
幽霊さんは更なる温もりを求めて近づいてきます。

幽霊さんはかなりエッチに対しては奥手で
主人公から体を求めても、最初は触れる事すら許してくれません。

「ちょっとだけやったら 揉んでも ええよ」
おっぱいをいじるシーンでは最初は触るだけにして
心の準備ができた後、許可を出して揉ませます。

またキスは最初は軽く、後で改めて激しくと
段階的にレベルを上げていきますから
ややゆっくりとした歩調の、初々しいエッチを聴くことができます。

特徴的なのは最後のオナニーシーンでしょう。
ここでは幽霊ならではのプレイが繰り広げられます。
幽霊が人間に対して行いそうな事と言えば
なんとなくその内容がわかるのではないでしょうか。



珍しい要素が盛りだくさんな作品
関西弁でのしゃべりを初め、催眠にもエッチにもオリジナリティがあります。
催眠の後半部分がドラマっぽくもありますが
きちんと催眠音声として作られており、催眠風ボイスドラマにはなっていません。

また、敢えてフィニッシュをセルフにすることで
初心者にも楽しめるよう配慮がされているのもいいところ。
展開的に不自然な気はするのですが
それも幽霊キャラの特性を使って上手くカバーしています。

催眠は前半の12分間でどれだけ深く入ることができるかが重要です。
後半はそこまで催眠要素が強くないため
前半で入れないとそのままエッチに進んでしまうことになります。

若干時間が短いものの、きちんと手順を踏んで行われますから
ある程度の深さまでいけるのではないでしょうか。
非常にわかりやすい内容ですから、初心者が聴いても問題はありません。

エッチは2人が性に対して未熟な設定なのか、かなりソフトな部類のプレイです。
一般的な催眠音声と比べても、抜き要素は少な目と思ってください。
淫語はかなり少ないですが、ちゅぱ音はそこそこ。
またオナニーシーンでは幽霊さんの
声を小刻みに震わせるような荒い息遣いを聴くことができます。

総合的に見た場合、純粋な催眠音声としてはやや弱いかな?と感じました。
関西弁を活かすためにドラマっぽいシーンを取り入れたのでしょうけど
催眠音声らしく、声で責めてくるような展開を聴いてみたかったなと。

価格は1時間強で500円とかなりのコスパを誇ります。
ふぁんたんとチュチュしたい。 ver2.00 「悪魔と姉妹」」のような
ストーリー性もある作品が好きな方に向いていると思います。

CV:星野ゆんさん
総時間 1:07:27


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
約3年前に発売された作品のため、それなりにノイズがあるのもご注意を。
これノイズなくなったら今よりずっと良くなると思うんだけどなぁ…

2015年4月16日追記
コスパのよさを考慮してオススメ度を7点から8点に引き上げました。

2015年4月19日追記
標準語で話す別バージョンレビューを掲載しました。
こちらもあわせて参考にしていただければ幸いです。
幽霊さんといっしょ 第一部 標準語版