Parasite ~寄生概念~

サークル「キャンドルマン」さんの催眠音声作品。

「Mの素養がある人を、本当のマゾ豚に変えてしまおう」
そんな「Mへの開花」が作品のテーマとなっています。

本作品はM向けであることには間違いないのですが
最初はお姉さんが主人公をあくまでノーマルとして扱い
少しずつ心を解放させ、そして後戻りができないように追い込む。
そんな順を追うような展開が持ち味です。

また、同じテーマの作品である「ヒプノスレーブ ~Mへの覚醒~」のように
力技でMに変えるのではなく、最終的な判断を主人公に委ねているなど
割とソフトな路線のため、比較的万人向けである点も特徴と言えます。



「マゾになりたい」願望を叶えるために
お姉さんにマゾ豚に変えられ、終わりのないオナニーをさせられるお話。

「歓迎するね ところで 君は今 何回目?」
お姉さんは淡々とした口調で語り掛けてくる、落ち着いた声の女性。

人の心の奥深くに潜む願望を察知することに長けており
今回は主人公の「マゾになりたい」という願望を
催眠によって叶えてあげることにします。

催眠は2つのパートに分かれており、合計すると26分間。
前半は暗示にかかりやすくするための準備運動として
深呼吸をしたり、簡単なストレッチをすることで心と体をほぐしていきます。

「ふわふわとした気持ちよさが どんどん高まっていく そんな気がする」
深呼吸に合わせて体を動かす合間にも
お姉さんは平易な言葉を使って、きちんとイメージも植え付けてくれます。

やってることは本当に単純なのですが
お姉さんの声が加わっているおかげか
私はここだけで意識がぼんやりとしてしまいました。

後半は暗示によってマゾの本性を開花させていく流れになります。

「君は本当は心の奥底では 今よりもっとひどいマゾに堕ちることを 望んでいるから」
ここではお姉さんが囁き声で話すようになり
作品タイトルの通り、彼女が頭の中に寄生しているかのように
耳元で意識の変化を促すような暗示をかけてくれます。

催眠の段階では、主人公はマゾではなく一般人として扱われるため
お姉さんが見下したりせず、普通に向き合ってくれるのがポイントです。
この部分に関しては万人向けと言えるでしょう。
もちろん、初心者が聴いても十分に催眠に入れる内容だと思います。



「絶対に射精させない」強い意志を感じる寸止め
エッチシーンはおよそ34分、こちらも2つのパートに分かれています。
プレイは寸止めオナニーのみとなります。

効果音はありません。
セルフは有りになります。

「肉欲の虜になった 自分の姿 現実になるのは もうすぐ」
マゾになるための心の準備を完了した後は
彼女の目の前でオナニーをすることで、より完全なマゾ豚を目指すことになります。

ここで一般的なM向け作品と決定的に違うのは
彼女はあくまでマゾ豚になるための手助けをするだけで
最終的に主人公がそうなるかどうかは、彼自身に決めさせていることです。


「少しずつだけつまみ食いして すぐやめればいいだけ」
もちろん彼女の目的はわかりきってますから
焚き付けることで少しずつ前に進めようとはしてきます。

甘美な味をちょっとずつ覚えさせていき、後戻りできないように誘導していく。
そんな巧妙なやり取りをここでは聴くことができます。

「よくできました マ・ゾ・ぶ・た・くーん」
マゾ豚になることが決まった後は、彼女の態度が一気にSっぽくなり
彼女の声に従っての寸止め地獄が繰り広げられます。

ここでは本当に何度も何度も何度も何度も寸止めを行います。
寸止めとしては長めの時間が取られていますから
途中での暴発に注意しながらなんとか完遂してみてください。

このようにエッチシーンは前半ソフト、後半ハードと
メリハリのあるプレイが楽しめるのが特徴的と言えるでしょう。



こっそりと巧妙にMへと導いてくれる作品
お姉さんの巧妙な駆け引きによって、いつの間にかマゾの道へと引きずり込まれていく。
そんな流れるようなやり取りを聴くことができる、珍しい催眠音声です。

「君は救いようのないマゾ豚 気持ちわる-い 最低だね」
マゾ豚に成り下がった主人公に対して
お姉さんが言葉責めをするシーンがあるものの
言葉はともかく口調はかなりソフトなため、心が激しく傷つくことはまずありません。
ノーマル寄りの方でも聴ける作品だと思います。

催眠は至ってシンプルで、指示や暗示の内容もわかりやすく
初心者から上級者まで、誰にでも聴ける親切設計です。
このへんはいくつもの名作を生み出しているサークルさんですから
まったく問題はありません。

エッチは淫語の登場数がやや少ないことを考えると
僅かでもMの素養があった方がより楽しめるでしょう。
あと寸止めシーンでは、若干痛みを伴うことになりますのでご注意ください。
(金的ではありません。)

本作品は寸止めを完遂した方は「グッドエンド」
暴発してしまった方は「お漏らし嘲笑」という、それぞれ専用のパートが用意されています。

内容的にそこまで大きな違いはありませんが
最後の雰囲気づくりということで
結果に即したパートをどちらか選んで聴いてみてください。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 1:07:13(共通パート) 2:01(グッドエンド) 2:27(お漏らし嘲笑)


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2016年5月21日追記
再レビューを公開しました。
http://doonroom.blog.jp/archives/60187144.html