催眠巫女~憑依と浄霊~

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

巫女や幽霊といったオカルトな世界観に
女体化を絡めた一風変わった作品です。

一般的な女体化作品の場合
何らかの事情により、主人公自身が女性に変化していきますが
本作品では基本的に性別の変化はありません。
男性の体のままで、女性の感覚を味わう特殊なタイプです。

本作品には男性用・女性用・男女両用の3パターンが同梱されています。
今回は男性用でのレビューとなります。



「それは霊の仕業です」
除霊師のアンナに浄霊の儀式を行ってもらうお話。

「あなたがここにきて すぐにそれが霊の仕業だとわかりました」
アンナはとても整った声の女性。
四六時中性欲が収まらない悩みを抱えてやってきた主人公を助けるために
彼に憑りついた、とある女性の霊を成仏させてあげることにします。

催眠導入はおよそ20分間。
まずは軽くストレッチをしたり、体のツボを押したりすることで
催眠にかかるための準備を整えていきます。

「この霊は 一つの大きな願望が叶えられなくて成仏できず 現世に残っている」
催眠は彼女の話を聞く形で進められており
主人公に憑りついた霊の特徴や、そうなった経緯などを割と事細かに教えてくれます。

女体化した際のイメージの材料になる部分ですから
ここで知識として、どんな女性だったかを頭に入れておいた方がいいと思います。

「彼女が行いたくても 行えなかったこと あなたが叶えてあげましょう」
霊の情報をインプットした後、いよいよ主人公の体に憑依させることになります。

といっても、そこまで特別な事を行うわけではなくて
「もっと身を委ねて もっとリンクしてあげなさい」
霊の特性を自分に植え付けて、主人公との距離を縮めていく
イメージ誘導のような形が採られています。

一般的な催眠音声に比べると、ストーリーがしっかりしているため
彼女の話を聴いていると、自然と引き込まれていくものを感じます。

そして本作品においては、催眠音声を聴くときの基本である
「すべてを敢えて聞こうとはせず、流れに身を任せる」
これがかなり大事だと思いました。

アンナは本当に色々な事を話してきますので
そのすべてを拾い上げていると、催眠状態には入れないかもしれません。
だからある程度自分の判断で、情報の取捨選択をする必要もあるでしょう。

きちんと正確にではなく、ぼんやりと大まかにとらえた方が
催眠に入りやすいと私は思います。
そういうテクニックを要求されることを考えると、中上級者向けの内容かもしれません。



女性に心を支配されての連続絶頂
エッチシーンはおよそ15分間。
プレイはオナニー(性器と乳首)になります。
効果音はありません。
オナニーをするのですが、セルフはありません。

「さて…幽霊さん こんばんは 私はあなたの味方ですよ」
ここではアンナの口調が女友達に話しかけるような、甘く柔らかい感じに変わり
彼女の力を借りながら、憑依した性欲旺盛な女性の霊になりきってオナニーをします。

本作品は男性の体に女性の魂が宿る、というシチュですから
女体化作品でありながら、肉体が女体化する描写がありません。
こういうタイプの作品を私は他に知りません。

ただ、プレイの様子自体は女の子のオナニーそのもので
整合性をつけるために、性器を敢えて「あそこ」とぼかした表現にしていたり
絶頂を迎えた時は射精はせずに、短時間で何度もイくことになります。

オナニーは2回に分けられており、どちらもカウントに合わせて絶頂します。
ドライオーガズムを目指すことになりますから
女の子になりきった気分で、射精を伴わないタイプの絶頂に挑戦してみてください。

私は肉体も女体化させたイメージで聴いていました。
事前にどんな女性かを教えてくれるようになっていますし
そうした方が余計な事を考えずに済む分いいと思ったからです。

明確に触れずぼかしてあるのなら
聴き手の好きなように解釈すればいいのです。
大事なのは、最終的に気持ちよくなれるかなのですから。



女体化音声の一つの新しい形
女体化の過程を敢えて排除した、珍しいタイプの女体化作品です。

女体化のコンセプトに合わせて物語を設定した、というよりは
物語を考えた結果こうなったかのように流れが自然なため
聴いていて違和感を覚える方はほとんどいないと思います。

催眠は無心になって聴いているだけで問題なく入れるでしょう。
個人的には余計な情報がちょっと多いかな、と感じましたが
それらも含めてアンナの声だけに意識を向けていれば
かなり深いところまで入れると思います。

エッチは女体化に慣れていれば十分に楽しめる内容です。
心と体を開放して、好きなだけオナニーすることをアンナが許してくれますから
満たされた気持ちの中で、心地よい感覚に浸り続けることができます。

属性的には万人向けですね。
私は絶頂時に、股間の奥の方を軽く手で握られているような感覚が味わえました。

ただ催眠・エッチ共に、ある程度の経験があるのが望ましい内容です。
多分催眠音声の経験があればあるほど、より楽しめるのではないでしょうか。
私個人は凄く楽しめたけど、初心者もそうかと言われると疑問を感じます。

だから、初心者の方が現時点で本作品を聴いた場合は
もっと経験を積んだ時に、もう一度改めて聴いてみることを強くお薦めします。
きっと最初聴いた時とは違った、より深い感覚を得られるはずです。
その違いを楽しむのも面白いかもしれませんね。

総合的に見てかなりの良作と判断しました。

CV:卯月杏奈さん
総時間 45:26(男性用) 45:21(女性用) 45:00(男女両用)


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります