後輩催眠

サークル「催眠日記」さんの催眠音声作品。
「あなたをMにしちゃう催眠音声」から約1年ぶりとなる
同サークルさんの新作になります。

催眠専門のサークルさんということもあって
内容的には極端なくらいに催眠を重視しているのが特徴です。
また、エロはフィニッシュをセルフにしているなど
初心者でも聴けるように、要所要所を押さえた作りとなっています。



後輩の言葉に従うのは、幸せ
後輩に催眠をかけられた先輩が、彼女の前で痴態を晒してしまうお話。

「せーんぱい! 一緒に帰りましょう」
後輩は明るくて元気な女の子。
明日は休日ということで、先輩の家族が留守であるのをいいことに
彼のお家へ押しかけ、そこで催眠をかけることになります。

催眠は時間にして29分30秒と、総時間の大部分が割かれています。
内容は深呼吸、脱力で準備を整えた後
カウントダウンを絡めてのイメージ誘導を行いながら
徐々に深い催眠へと落ちていく流れとなっており
かなりオーソドックスな作りという印象です。

深呼吸と脱力だけでも9分を費やしたり
「イメージが難しくても大丈夫 頭の中で その場所を描いてみてください」
催眠に慣れていない方へ配慮するようなセリフがあったりと
全体的にきめ細かく丁寧に作られているのはありがたいですね。

「催眠の深さに 限度なんてないんです」
後半は後輩の声が、囁くような落ち着いた声に変化し
暗示の一つ一つにカウントダウンを絡めながら、催眠と覚醒を繰り返すなど
本当に一歩ずつ進んでいくような、堅実な運びとなっています。

そして、そういった流れの中にちょっとした「罠」を置いておく。
ここで一気に催眠の世界に引きずり込まれることになるでしょう。

後輩役がおなじみのふぁんさんということもあって
催眠にはかなり入りやすい方だと思います。

私は最初の「すってぇー↑ はいてぇー↓」という
「双子」シリーズおなじみのセリフだけで、頭がぼんやりしてしまい
後半はまるで誰かに押さえつけられているかのように
体が重くなる感覚を味わうことができました。



屈辱的な格好で公開オナニー
エッチシーンは7分間とかなりの短時間。
プレイの内容はオナニーのみで、効果音はありません。

「服を脱ぎなさい」
催眠の力で先輩の心を支配した後輩は
己の欲求を満たすため、先輩に数々の屈辱的な命令を投げかけてきます。

「この変態がおちんちんシコシコするの 許してください」
ここでは彼女の命令一つごとに復唱を要求されるなど
自分で声を出す機会が多く設けられているのが特徴です。

きちんと復唱するための時間も用意されていますから
環境的に問題が無ければ
より催眠の世界に浸れるように復唱してみてください。

「先輩は後輩に見られて喜ぶ 変態なんだ」
奴隷になった先輩を見下すように
「変態」を中心とした言葉責めも登場します。

ただ、激しく罵るようなタイプではなく
口調がいつもの先輩に対するような丁寧語であったりと
比較的ソフト目な言葉責めとなっています。

そして最後は彼女の命令によって
目の前ではしたなく絶頂することになります。
オナニーですから当然セルフでの射精となります。

このように、催眠部分が濃いためかエッチは薄めの内容となっています。



ゆっくりと引きずり込まれる作品
催眠部分における、石橋を叩いて渡っているかのような堅実さ
最も印象に残りました。

最近はこのような正統派の催眠音声が少なくなっているので
そういう作品に飢えていた方にとっては
もってこいなのではないかなと。

催眠はとにかくカウントダウンが多いです。
1つの暗示をかける度にカウントダウンをする流れですから
ゆっくりと落ち着いて取り組むことができるでしょう。
初心者が聴いても問題はありません。

エロはこの内容だと、やはりおまけ的な位置づけに感じます。
短時間の割に色々詰め込み過ぎているおかげで
いささか駆け足になってしまっているようにも思えます。

おちんちんを扱き始めてから射精するまでの時間が
たったの1分30秒しかありません。
射精のタイミングも唐突で
「おっと、急いで射精させないと」と慌てる方がいるかもしれません。

詰め込む要素はそのままに、もう2分くらい総時間を延ばして
もう少しゆっくりと、オナニーを楽しめるようにして欲しかったです。
属性はややMといったところです。

総合的に見ると、著しく催眠に傾倒した作品という印象です。
催眠を主目的として聴くのならば
それなりに多くの方が満足されるのではないでしょうか。
価格は40分800円だと若干お高いかな?といったところです。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 41:08


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

2020年2月17日追記
再レビューをアップしました。
http://doonroom.blog.jp/archives/82227519.html