ヒプノドラッグレディ

サークル「キャンドルマン」さんの催眠音声作品。
「レイプ・サウンド・ガール♪」(以下RSG)の続編にあたる作品で
RSGと同じく「音による調教」がテーマとなっています。

続編ということで、基本的にはRSGの流れを汲みつつも
抽象的な表現を排除することで、より親しみやすくしていたりと
純粋に正統進化した作品という印象を受けています。

また、複数回聴くことを前提にしており
「初回コース」「二回目以降コース」「音声ドラッグ」の3コースに加えて
二回目以降コースの中にも
short、middle、longの3バージョンが用意されているなど
聴き手のニーズを考えている点も非常にいいところです。

今回は時間の都合もあって、初回コースのみのレビューとなります。



まずは音に慣れることから始めよう
お姉さんの鳴らす音によって、奴隷にされてしまうお話。

「ようこそ これがどういう音声なのか 知ってて聴いてるんですよね?」
お姉さんは穏やかな口調の大人っぽい女性。
ゆっくりとした調子で主人公に語り掛けながら
同時に様々な音を聴かせていくことになります。

音は全部で6種類あります。(解除音声を除く)
「ボーン」というギターの弦を弾くような音だったり
「キィィィン」ととても細くて甲高い音だったりと
普通に生活している分には、あまり巡り合わないタイプの音かもしれません。
それらの性質などを説明しながら、かなり長めの時間をかけて
まずは音を体になじませていくことになります。

RSGとほぼ同じ音を使用しているため
RSGを既に聴いている方なら「ああ、こんな音あったな」と思い出すことでしょう。

催眠はおよそ70分ととても長時間。

「あなたをリラックスさせて とっても気持ちいい状態へと 導いていく音」
まずはトーンの低い、後に残るような音をやや間を開けて聴かせながら
お姉さんのカウントダウンを織り交ぜた暗示を聴いていくことになります。

本作品は一般的な催眠音声と比べると特殊ですから
深呼吸をさせたり、意識して脱力させるようなシーンはありません。
ただ、彼女の鳴らす音には心にまで響き渡るような力が宿っており
その優しい声と相まって
音を聴いていると、心がほぐれてくるのを感じることでしょう。

また、途中からお姉さんが左右から別々の事を
囁くように語り掛けてくるようになります。

お姉さんがきちんと説明してくれますが、これは「双子」シリーズと同じ要領で
敢えて両方を無理して聴こうとせず、片方に集中したり、両方聞き流したりと
聴き手のスタイルに合わせて進めていくことになります。
両方同じ声ですから、双子のような音のうねりは感じられないでしょう。



音による連続寸止め
エッチシーンは時間にしておよそ26分間。
プレイは音による寸止め地獄と絶頂になります。
くちゃ音などは当然ありません。
また、セルフもありません。

時間については催眠パートでも感覚を刺激する要素があるため
あくまで「最低でもこれくらいはあるよ」という意味の26分です。
内容的に厳密に計るのが難しいもので…ご了承ください。

「安心して おかしくなっちゃってください 寸止め地獄の は・じ・ま・り です」
特殊な音と、それによってもたらされる感覚を体に染み込ませた後は
それらを複合的に流すことによって、さらなる快楽を目指すことになります。
タイプとしてはドライオーガズムを目指す感じですね。

ここではお姉さんがSっぽい口調に変化し
「あなたはもう 私の虜 私に依存しきった 私がいないと生きていけない犬」
「女にいじめられる快感に 骨抜きにされちゃった 情けない顔」

やや厳しめの罵声を、左右から別々に浴びせかけてきます。

さらに最初と比べてややボリュームの大きな音を
二重三重と折り重ねるように浴びせかけてきます。
その状況下で、まさに音にすべてを支配されるような感覚を味わうことになるでしょう。

お姉さんは何度も、何度も、それこそ何回にもわたって
カウントダウンを交えながらの寸止めを行います。
時間にしておよそ22分間と、かなりの長時間に及びますから
それなりに体力を消耗することを覚悟しておいてください。

そして焦らしに焦らした後、カウントダウンに合わせて絶頂を迎えることになります。
お姉さんが0を数えた時、「ドーン」と響き渡るような音が鳴り
それと同時に何かがはじけ飛ぶような感覚を、私は味わうことができました。

このように、エッチシーンにおいても音責めを中心とした
本作品ならではの感覚が味わえるプレイとなっています。



音への依存が止まらない作品
今回は文字数の都合もあって、作品の流れを追うことを中心に
かなり簡略化して書かせていただきました。

本当に様々な要素が折り重なっており
本気で真面目に書いたら、このレビューの3倍くらいの文字数が必要になるでしょう。
それくらい色々なことを感じ、考えさせてくれる作品です。

音モノとしては最高峰の作品です。
これを超えるクオリティの作品は、今のところないんじゃないかなと。
近々出るらしいキャンドルさんの新作が音モノなら
あるいはってところでしょうか。

RSGの角が取れた作品とでも言えばいいのでしょうか。
RSGの中では、特殊な器官をイメージするというシーンがあるのですが
どうもイマイチ説明不足だったりで、掴みずらい所を私は感じていました。
今回は純粋に音を聴かせて、感じさせてくれるというストレートな流れで
前作よりもずっとわかりやすくなっています。

催眠は音モノということで、やはりそれなりに慣れがいるでしょう。
初回でいきなり催眠にかかれる方は、そこまで多くはないと思います。
ただ冒頭の通り、きちんと複数回聴ける内容になっていますから
経験を積むことで、この作品ならではの快感を是非掴みとってください。

エッチは音でイかせるというもので、こちらもかなり独特です。
「おちんちん」といった淫語は多少出てきますが
直接的なエロを目的としてはいませんから
そういった要素は期待しないでください。

やっぱり最後の絶頂がいいですね。
頭の中がすぱーっと一気に晴れ渡るような開放感がありました。
お姉さんに一方的に音と言葉で責められるシチュですから
やはりM向けと言えるでしょう。

総合的に見て、催眠重視の傑作と言えます。
ただ初心者がいきなり聴いて、この感覚を味わえるかというと
いささか疑問が残ります。
とりあえず5作品くらいは、双子とか他のを聴いてから挑んだ方がいいかなと。

この総時間で1100円はとてもコスパがいいと言えます。
内容的にも文句なし。
「安眠快楽」から実に3か月ぶりとなる、満点の作品となりました。

CV:紅月ことねさん
総時間
1:42:35(初回コース)
11:57(解除のみ)
17:04(説得+解除)
24:18(音声ドラッグ)
1:10:58(二回目以降short)
1:30:39(二回目以降middle)
1:48:00(二回目以降long)
一部内容の重複する部分があります


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります