サークル「シュミノサウンズ」さんの同人音声作品。
こちらは全年齢向けの作品になります。

一時期耳かきモノにはまっていた時期があって
色々な作品を聴き比べてみたことがありました。
その中でも本作品は、比較的音がリアルな作品としてよく覚えています。



恋人に耳かきをしてもらおう
部屋に入ってきた彼女に耳かきをしてもらうお話です。
といっても演技の設定上彼女とされているだけで
作中にそのような表現はありません。
だから女性でも一応問題なく聴ける内容にはなっています。

彼女は明るくて元気な声の女の子。
主人公のお願いに「しょうがないなぁ」と言いつつも
とっても嬉しそうに耳掃除を引き受けてくれます。

本作品最大の特徴は音そのものです。
最初の1分間を聴いただけでもわかるほど、音が立体的。
彼女が主人公を眺めながら移動しているのか、声が右へ左へと移動します。

効果音の方もよくできていて
綿棒・耳かき・梵天(ふわふわの部分)の音の違いがよくわかり
立体音とも相まって耳に心地よい感覚を与えてくれます。

それ以外にも髪と肌がこすれ合う音や、髪をかき回す音など
作中の雰囲気を出すため色々な音に気を遣っていることがわかります。



ほのぼのとした耳かき
お話は耳マッサージをした後、左→右の順で耳かきという流れ。

「どうだいお兄さん 健康体になったかい?」
彼女はとってもフレンドリーで、主人公に対して冗談を言ったり
甘えてくるのを許してくれたりと、終始温かい雰囲気に満ちています。

耳かき中、綿棒や梵天でお掃除している時は雑談をしたり歌を歌う一方で
「痛くない?」
耳かきを使っている時は、相手を傷つけまいとほぼ無口になり真剣にお掃除。
主人公に対する思いやりをひしひしと感じます。

最後に改めて両耳をマッサージ。
そして穏やかな気持ちで眠りにつきます。



心温まる作品
恋人同士のとある平凡な日常を
そっくりそのままお送りしているような内容です。

「驚きの無い人生なんて つまんないぞ?」
作中で彼女はこんなことを言っていますが
むしろこんな日常の方がずっと大切に思えます。

時間も20分程度と非常に短いため
短時間でのリフレッシュに向いています。
丁度時期的に5月病患者が出ているでしょうから
心がくじけそうな人などには聴いてみてほしいですね。

CV:雛月ゆいさん
総時間 21:48


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


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