同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

2018年07月



【全編バイノーラル収録!】文芸部員2人と癒し湯けむり温泉旅行~奥手メガネっ子×大胆ギャルの恋愛強化合宿編~

サークル「ココナッツの夏!」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、ほぼ正反対の性格を持つ2人のJDが
合宿を名目に男性部員と温泉旅行へ出かけてより親密な関係になります。

2人のキャラや仲の良さを全面に押し出した純愛ストーリーが繰り広げられており
最中に交わされるテンポの良い掛け合いやお互いを気遣う思いの強さ
そしてエッチで見せる普段とは違う姿を通じて彼女たちを魅力的に描いてます。
なかなか付き合わない友人への援護射撃
文芸部員のアキやその友人みのりと温泉旅行に行くお話。

「今日も誰も来ないねー ほとんどが幽霊部員」
アキは穏やかで物静かな声の女の子。
「おっはようございまーす マイスイートアキと そのおまけクン」
みのりは砕けた口調で話す明るい声の女の子。
主人公とアキが2人きりの部室で雑談してるところへ乱入すると
間もなく来る春休みの予定を確認してから温泉合宿を提案します。

本作品は彼のことが大好きなのにその想いを伝えられずにいるアキを助けようと
みのりが合宿を名目に2人を温泉へ連れていき仲良くなれるお膳立てをします。
耳かき、エッチ、添い寝とサービス自体はスタンダードなもので揃え
その代わりに最中の会話やシチュで個性を出してます。

みのり「アキもアキだよ 男の子が誘いやすいようにお膳立てするのも 女の甲斐性だよ?」
アキ「そんな 私なんかと遊んでも楽しく… それに人の多いところは苦手だし」
アキとみのりはほぼ正反対の属性を持つ女性。
前者は文芸部員のイメージにぴったりな本好きの大人しいキャラで
今回の旅行についても「自分と一緒に行ってもつまらないから」と言って控えめに反対します。
それを後者が大胆ギャルらしい積極的なアプローチで上手に説得します。

しかしそれはあくまで普段の話。
物語の山場となるエッチシーンに入ると2人の態度や立場が大きく逆転します。
恥じらうみのりをアキがリードするシーンもありますからそのギャップに驚くでしょうね。
そしてこの演出が彼女たちの魅力をより引き立てるのに役立ってます。

もうひとつの大きな特徴はセリフの内容。
女性が複数人登場する作品の場合、彼女たちが個別あるいは同時に主人公へ語りかけるのが普通なのですが
本作品では2人が掛け合うシーンを多めに用意することで仲の良さを表現してます。
あくまで体感ですが総時間の3割くらいを掛け合いに費やしてます。

声優さんたちがスタジオで同時収録しただけあって会話のテンポがとても良く
お互いがお互いを信頼し、主人公と恋人になることを本気で願ってるのがわかります。
女の友情を大きく取り入れてる18禁同人音声はレアですから
普段色んな作品を聴いてる人ほど他とは何かが違うと感じるでしょう。
押し引きを織り交ぜた軽妙な駆け引き
3人が目的地の旅館に到着した直後の14分間はドラマパート。
Track02は部屋に着いてから大きな温泉に行くまでの様子を、Track03は女湯でアキとみのりがする会話を楽しみます。

アキ「だ、だ、だ、だって 3人で一緒の部屋なんてそんな!」
みのり「だーかーら 2人っきりじゃないんだから そんなに騒ぐことじゃないっしょ?」
アキは宿の手配をみのりにすべて任せてたらしく
主人公と同じ部屋で寝泊まりすることを知った途端に抗議します。
でもみのりはそれを予想してたかのように「自分も一緒だから」と言って納得させます。
相手の気持ちを汲み取ったやり取りをするところに仲の良さを感じました。

アキ自身も彼と一緒になるのを嫌がってるわけではありません。
奥手な性格だから突然の展開に戸惑ってるだけです。
彼女たちの掛け合いを通じて彼に対する気持ちが垣間見えるのが面白いなと。

またここからはバックで何らかの環境音が流れます。
部屋にいるときは鳥の声、お風呂場ではお湯の音と場所によって切り替わる細かな演出です。

サービスと呼べる行為が登場するのはTrack04から(約21分)。
宿への移動中に荷物持ちを頑張ってくれた彼へのご褒美に
膝枕の状態でみのりは右耳、アキは左耳を耳かき棒と梵天でお掃除します。

耳かき棒は「ずすっ そりゅっ」という平べったくて滑らかな音
梵天は「すすっ ぷすぷす」という面積広く柔らかい音が使われており
奥から手前へ掻き出したり壁を優しく引っかく、間を長めに取って軸を回転させるといったように
器具によって音の質感や動きが大きく変わります。

2人とも流れは一緒なのですが、みのりのほうがやや慣れた手つきなのと
息吹きを挟んでくる点で多少の違いがあります(アキは息吹き無し)。
要所をきっちり押さえた手堅い耳かきという印象を受けました。

アキ「なかなか 難しい」
みのり「どうよ アキの太もも気持ちいい?」
最中の会話は宿のことやお互いの魅力に関することが中心。
特に後者はスタイルの良さ、髪の綺麗さ、おっぱいの大きさなどを手放しで褒め称えます。
主人公にお世話してるのに敢えて2人の掛け合いをメインに据えてるのが珍しいなと。
癒しつつ彼女たちへの感情移入度を高める本作品らしい表現方法です。
メガネっ子文芸部員も酒が入ると…
エッチシーンは34分間。
プレイはキス、手コキ、耳舐め、両耳舐めです。
手コキの際に効果音が鳴ります。

アキ「えっと じゃあまず き、キス しよっか」
みのり「そう…だね うん いいんじゃないかな」
耳かきの最後で部屋に備え付けてある露天風呂に入ることを提案したみのりは
そこでアキに主人公へ告白させることに成功し、そのまま一気にキスへと持ち込みます。

エッチは終始彼女たちが責め続けます。
最初の14分間は恋人気分を盛り上げることを見据えた比較的ソフトなプレイ。
キスから入りおちんちんの愛撫→片耳舐めと一歩ずつ大胆なものへと進みます。
ちなみに彼女たちは挿し絵のようにタオルを体に巻いたまま接します。

アキ「あぁ ほんとだ 硬くて それに脈打ってて すご…」
みのり「おちんちんのおもてっかわを 清楚な指使いで優しく撫でられながら 裏筋は飛び切り卑猥に うねうねーと優しくやらしく撫でられて」
そしてここでも彼女たちはまったく違う仕草と反応を見せます。
戸惑いながらも彼とこういう関係になれたことを喜ぶアキ、そんな彼女を実演形式でリードするみのり。
これまでと同じく2人の特徴をそのまま反映させたスタイルで進めます。
手コキを湯船の揺れる音で表現するなど雰囲気作りにもこだわってます。

「なんでみのりもエッチに参加するの?」と思う方がきっといるでしょう。
このへんの事情は耳かき終了後からエッチ開始までの17分間できちんと語られてます。
非常に面白いシーンなのですいませんが本レビューでは完全に伏せさせていただきます。

最初のほうで説明した2人の立場逆転が鮮明に出るのは後半から。
片方が耳を舐め、もう片方がしゃべってたのが両耳舐めへとシフトし
そこに潜望鏡スタイルでの手コキを加えて気持ちいい射精に導きます。

みのり「どう? 気持ちいい? あたしとアキの恋人繋ぎしてる間に おちんちん割り込んで まったく悪いちんちんだね」
アキ「そんな悪いおちんちんは 私とみのりが退治しちゃうぞー みたいな」
これまでのやり取りですっかり吹っ切れたのでしょう。
腰を上げておちんちんだけ湯船から出した主人公の姿勢を潜水艦と言ったみのりに対し
「潜望鏡だよ」と訂正してエロの知識が豊富な事をさり気なくアピールしたり
吐き出された精液を手で集めて飲み干すなど、普段よりもずっと積極的なアキを見せてくれます。
そんな彼女を見てみのりも協力しておちんちんを責めようとします。

左右で耳舐めのタイプが違うところもいいですね。
具体的にはアキ(左)は狭めの範囲を舌でこそぐ、みのり(右)は広めの範囲を唇でしゃぶるように責めます。
左のほうが刺激が強く、右のほうがエロく感じるのではないでしょうか。
音によってもアキがこの間だけ奥手な女の子から大胆な女性に変わってることが伝わってきます。

このように、女性たちの性格や心情を色濃く反映させたラブラブなエッチが繰り広げられてます。
キャラが立ってる作品
登場する2人の女性に萌えながら癒されたり抜ける作品です。

みのりは文芸部員として一緒の時間をよく過ごしてるのになかなか進展しないアキと主人公をくっつけようと
3人だけになれる機会を設け、そこで色んなアプローチをかけて少しずつ心を近づけます。
そして露天風呂に入った後は恋人同士になってより深く気持ちいいことをします。

性格や属性が大きく違う女性たちが一緒に会話やサービスをするシチュ
主人公へ直接話しかけるだけでなく2人が掛け合うシーンも多めに用意した作り
エッチシーンで見せるアキの大胆さとみのりの初々しさ。
パートナーの存在をできるだけ近く大きくしながら物語を組み立ててます。

みのり「アキ 好き…だよ」
アキ「私も みのりのこと 大好き…だよ」
この作品を聴いて最も感銘を受けたのはアキとみのりの繋がりをとても大事にしてることです。
音声作品はシステムの関係で語り手が聴き手へ一方的に働きかけるようにできてます。
本作品の場合は「アキ→主人公」「みのり→主人公」ですね。
そこへ「アキ↔みのり」を多めに加えることでキャラに個性と深みを与えてます。

たぶんこのレビューを読んだ人の多くはみのりを脇役と認識するのではないでしょうか。
でも実際はアキに負けないくらいの魅力を持ってます。
友人のためにとことん尽くす姿勢やエッチで見せる素直で可愛らしい姿が素敵です。

エッチは3人がくっつく過程を大事にしてるおかげでプレイ自体は割かしソフトです。
その代わり感情移入度が高いですから1回抜くのは余裕でしょう。
完全女性上位ですがM向けの要素はまったくなくほぼノーマル向けです。
もし今後続編が出るならより踏み込んだプレイを期待してます。

射精シーンは1回。
効果音とちゅぱ音それなり、淫語そこそこ、喘ぎ声はありません。

以上のことからサークルさんでは初の満点とさせていただきました。
おまけは長めのフリートークとNG集です。

CV:アキ…こやまはるさん みのり…逢坂成美さん
総時間 3:11:56(本編…1:51:30 おまけ…1:20:26)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

女教師のいいなり~メトロノームの音に合わせて~

サークル「みじんこ」さんの催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第34回目は知的で面倒見のいい女教師が
落ち着きのない生徒にエッチな催眠をかけてその改善を手伝います。

後になるほど集中力が高まるように誘導するのが特徴で
催眠はリラックスさせてからメトロノームの音を流してスムーズに深化させ
エッチはプレイをソフトにする代わりにイメージと暗示を厚くして絶頂できる環境を整えます。
集中すれば雑音も気にならない
女教師から集中力が高まるトレーニングを受けるお話。

「やっと来たわね・・・呼び出されたらすぐ来る事。で、どうして呼び出されたか解ってるわよね?」
先生は上品で整った声の女性。
授業中の態度が悪い主人公を個別に呼び出すと
集中力不足が原因と判断し、それを改善するトレーニングをします。

本作品は気が散って物事に集中できずにいる人を救済することを目的に
彼女がおよそ60分に渡ってそれに合ったサービスをします。
気持ちよくなるためにエッチするのとは違うためトレーニング要素が割と強く
催眠、エッチいずれも独自性の強い方法でわかりやすくリードします。
台本担当が本家の双子シリーズを手がけたListenable pharmacyさんなだけあってレベルが高いです。

「雑念に気付かなければ、それは雑念にはならないの。だから、もし雑念に気付いても、気付いた段階でまた無視してしまえば気付かなかったと同じ事」
「集中」と聞くと自分の意思で何かを見据える行為のように思えるでしょうが
本作品における集中はそれ以外の物事がまったく気にならない状態を意味します。
趣味に没頭してると他人に声をかけられても気づかないあの感覚です。
彼女の指示に従ってれば自然とそうなりますから楽な気持ちで聴いてみてください。

催眠は2パート20分30秒間。
最初の催眠導入パートはソファやベッドへ仰向けに横になって目を瞑り
大きく数回深呼吸してから先生の言葉に耳を傾けます。

「吸う時に頭の天辺から脚の爪先まできれいな空気が行き渡る。吐く時にあなたの中の嫌な事を全部息に乗せて吐き出す」
そして彼女は早速スムーズにリラックスできるコツを教えながら丁寧に進めます。
暗示も多少は入れてきますけどこのパートは心構えを身につけることをより意識してます。
言われたことを何となくこなすよりも、その意味を理解して取り組んだほうが効果的ですからね。
そうやって彼女の言うことをすんなり受け入れられる環境も整えます。

本格的な誘導をするのは次の深化誘導パート。
タイトルにもなってるメトロノームの音をバックで鳴らしながら簡単なトレーニングをします。

「このメトロノームの音を聴いていると、あなたはさらに深く、深く集中した状態に入って行くわ」
トレーニングの内容は瞼の裏に光の点をイメージし上下左右に動かしたり
音に合わせて彼女が指定した分の数を口に出す、もしくは心の中でつぶやきます。
両方に共通して言えるのは音を使ってリズムを取ってるということです。
そうすれば自然と音に集中できてそれ以外のことが気にならなくなります。

「先生の声を、意識から、追いやって、無意識で、聴いていると あなたの、気付かない、うちに、さらに深く、深く、深く催眠に、落ちて、いく」
特に数字を数えるトレーニングは音に合わせてセリフを小まめに区切る独特なアプローチがされてます。
音に集中すればするほど全身がずーんと落ちたり頭がくらくらするのを感じるでしょう。
聴き手を集中させることで心の隙を意図的に作り、そこへ暗示を叩き込む本作品らしい深化です。

集中力の向上だけを見据えた風変わりな催眠です。
聴き手の心を落ち着け何かひとつの物事に熱中できる状況にするのを目的に
深呼吸から入って集中に関するコツを教え、さらにメトロノームを使ったトレーニングに進みます。

全体的に指示や説明が丁寧でわかりやすく、集中に関しても順を追って少しずつ高めます。
どのシーンも彼女が必ずどれに集中すべきか言ってくれますから
その通りにしてるだけで没入感や催眠の感覚が強くなるのを実感するでしょう。
リアルが慌ただしいせいで心が乱れてる人が精神統一するのにも役立つと思います。
先生の温もりを感じながら
エッチシーンは2パート23分間。
プレイはイメージによる体の愛撫、亀頭責め、SEX(騎乗位)です。

服を脱がせる際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「あなたの集中力が、先生の指の気配を、気配だけを捕らえると、眉間がかすか暖かく、むず痒くなっていくのを感じる」
メトロノームを使った催眠で主人公の気持ちを整えた先生は
そのまま指先を顔や上半身に近づけて熱と快感を送ります。

エッチは引き続きトレーニングしながら彼女がソフトに弄びます。
最初の「3時間目・性感イメージ誘導」パートでするのは体の愛撫(約16分)。
眉間、額、唇、首筋、鎖骨、喉に指先からエネルギーを送り込み
多少感度を上げた後で脇腹やおちんちんを優しく撫でます。

「集中して、集中して感じて。暖かくて、むず痒くて、ジンジンと気持ちいい感覚。その感覚がゆっくりと下がって行く、まぶたの向うにある先生の指先がゆっくり下がって行く」
そして彼女はここでも集中力の大切さを親切丁寧に教えます。
どこに指先を置いてるかを事前に教え、それから気持ちよくなる暗示を入れるので
自分がどこに集中すればいいかが手に取るようにわかります。

淫語やちゅぱ音といったストレートなエロ要素はあまり使わずイメージで気持ちよくする流れです。
催眠にしっかり入れていれば特定の部分がジンジン、ゾワゾワしてくるでしょう。

「ほぅら、おちんちんの先から頭の天辺まで一気に快感が走り抜ける。すごく気持ちいい。感じる。悶える。白い光が全身にあふれて、何も考えられない。全身がジンジン感じて、ビクビク震える」
それを最も実感しやすいのがパート中盤から始まる亀頭責め。
ズボンとパンツを脱がせてから亀頭を優しく撫でるかなりソフトなプレイなのですが
開始と絶頂時にカウントを数え、その前後最中に厚めの暗示を入れてくるおかげで一気に気持ちよくなれます。
集中力がどれだけ高まったかテストしつつご褒美をあげる本作品らしいプレイです。

もうひとつの「4時間目・性感イメージ誘導」はSEXがメイン(約7分)。
彼の痴態や反応を見て我慢できなくなった先生が自ら上に跨がりおまんこで再度の絶頂へ導きます。

「人間はね、言葉に出すと、例え嘘でもその言葉に心が引き摺られてしまうの・・・だから、本当の事を言えば、その気持は、その感覚はさらに強く、あなたに帰ってくるわ」
喘ぎ声は特に上げないものの、声の感じが前のパートより明らかに艶っぽくなり
腰を打ち付けながら彼にもっと気持ちよくなれるアドバイスをします。
教師と生徒が禁断の行為をするシチュもいいですね。
私が聴いた時は股間を中心に生温かい快感が断続的に流れてました。

ちなみにこのパートの絶頂はドライ、ウェットどちらでもいいそうです。
ドライを経験してる人はそのまま目指せばいいし、不慣れな人は普通にオナニーするのがいいでしょう。
ノーハンド射精をするには時間、内容いずれもパワー不足かなと。

このように、催眠で育ててきたものをそのまま活用するイメージ重視のエッチが繰り広げられてます。
優しく教えてくれる作品
M向けの要素を極力なくして弄んでくれる作品です。

先生は主人公に集中力の大切さをわかりやすく教えようと
まずはその心構えを説明したりメトロノームの音を使ってスムーズに落とします。
そしてエッチは物理的な刺激を敢えて控える代わりにイメージで心と体を盛り上げます。

隅から隅まで手取り足取り教える取り組みやすい作り
集中力が高まってる状況を逆手に取った面白い催眠誘導
指先ひとつで感度を上げたり絶頂させる催眠音声ならではのエッチ。
テーマをしっかり定め、それに沿った形で不思議な感覚を味わわせます。

「勉強に、仕事に、そして催眠に。あなたの意志でより深く、集中力を発揮できるようになる。練習した事は、決して無駄にはならない」
音声の冒頭で彼女が多少指示的なことを言うので調教っぽく感じる人がいるかもしれません。
でも聴き進めていくうちに彼のためを思ってそうしてるのが徐々にわかります。
エッチの後に多少の時間を割いてやってきたことの復習をするのもその一環です。
最後におまんこできっちりサービスしてくれますし優しい女性だなと。

催眠は深化パートで音響法+混乱法っぽい珍しい誘導をしてくれます。
こういう技法を使う作品は現在でもあまり見かけません。
前回のレビューを書いた時はこれを煩わしく感じたのですが
改めて聴いてみると話しかけるタイミングやセリフの長さが計算されており
煩わしさを低減するための工夫もきちんとされてます。

エッチは催眠にかかってるから気持ちよくなれるタイプのものです。
うまくかかっていれば彼女が指を近づけた部位だけ一際感覚が強くなるのを感じます。
私個人は3時間目にやる亀頭責めのほうが気持ちよかったです。

絶頂シーンは2回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

催眠音声を聴く時にうまく集中できない人には特におすすめします。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 1:06:22(本編…59:10 何故か緊張気味なおまけボイス…7:12)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2018年7月25日まで20%OFFの720円で販売されてます。

先生のイイなり~お姉さんのあまあま極上手ほどき~

サークル「やまなし娘。」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、声も態度もあまあまな家庭教師のお姉さんが
頑張り屋な少年に実践形式でエッチな勉強を教えます。

彼女の属性を考慮し性教育っぽさを多少出しながら甘やかすのが特徴で
オナニーや射精のやり方をゆっくり教えたり包皮を剥いて彼を少年から男に変え
さらに自身の体を使って責めながら優しい言葉をかけて女性の素晴らしさも教えます。
頑張った君にエッチなご褒美
のぞみ先生からエッチの手ほどきを受けるお話。

「どうもー こんにちは のぞみお姉さんか のぞみ先生って読んでくれたら嬉しいな」
のぞみ先生はのんびり話す穏やかな声の女性。
主人公の家へ算数を教えに初めてやって来ると
楽しくないと言う彼を元気づけてから小テストの点数を見せてもらいます。

本作品は素質があるのに苦手意識を持ってるせいで成績が落ちてる彼を励まそうと
彼女がおよそ60分に渡って2種類のあまあまなエッチをします。
彼がまだ精通すらしてない少年ということでおちんちんをゆっくり丁寧に責めながら
気持ちよくなる方法や射精のやり方を伝授し、最後に筆おろしする性教育っぽい内容です。

「気持ちよさに我慢できなさそうな時は 先生の頭とかにぎゅってしていいよ」
ほぼ女性上位で進みますがM向けの要素は一切ありません。
年上の女性が年下の男性を優しく優しくリードする正統派のおねショタ展開です。
最中にかけられるセリフもこちらの気持ちを汲み取ったものばかり。
キャラ、シチュ、プレイのすべてが甘く聴けば聴くほどいい気分に浸れます。

音声開始直後の10分間は2人がエッチするまでの過程を描いたドラマパート。
彼が掛け算を苦手にしてることを踏まえてそれに関するクイズを出します。

「テストを見ると 簡単な問題はできてるから ちょーっとコツを掴めば 他の問題もできるようになるって」
「はーい正解 よーくできましたー」

彼女はこれまで色んな子の勉強を見てきただけあって教え方も上手。
ダメなところを指摘するのではなく、彼がやる気になるよう励ます言葉をかけます。
そして無事解けた時は思い切り褒めて甘やかします。

初めて会ったばかりの2人がいきなりエッチするのは不自然ですから
こういうやり取りを事前に挟んで流れをスムーズにし、同時に彼女の魅力も表現してます。
授業後の休憩時間にチョコを食べさせてあげるなど年下との付き合い方がとても上手です。
少年を男にするエッチ
エッチシーンは2パート59分間。
プレイはおっぱいの鑑賞、乳揉み、手コキ、耳舐め、オナニー、ぱふぱふ、フェラ、皮剥き、キス、SEX(騎乗位)です。
手コキ、オナニー、SEXの際に効果音が鳴ります。

「それじゃ 算数のお勉強よりも先に 先生と女の子のお勉強しちゃおっか?」
休憩中の会話で主人公が自分に性的な興味を抱いてることを知ると
のぞみ先生は算数より先にそちらをみっちり教えてあげます。

エッチは終始彼女がリードします。
最初の「出会い・囁き手コキ・フェラ・授乳編」は初級にあたるプレイ(約36分)。
彼女のおっぱいを揉んだり吸ったりしながら手コキとフェラで合計2回の射精を体験します。

「女の子はね 優しく触られると とっても気持ちいいんだよ」
「このムズムズを体の中にいっぱい溜め込んで 溜め込んで 一気に爆発させちゃうの」

彼女は彼がエッチの事をまったく知らないとすぐさま見抜き
おっぱいの触り方や射精に至るメカニズムを丁寧に教えながら気持ちよくします。
粘性高めのいやらしい音をゆっくり鳴らして責めるのがいいですね。
「初めての射精を最高のタイミングで味わってもらいたい」という気持ちを込めて若い体を味わいます。

プレイについては手コキはまず彼女が単体でしごき
しばらくすると今度は彼に握らせて射精を目指します。
これも彼が自分の力で性欲を処理できるようにするための配慮でしょう。
パート後半のフェラにも口で包皮を剥くシーンを長めに挟んでおねショタらしさを出してます。

セリフが多いせいで舐め系のプレイをする時のちゅぱ音が減ってるのは残念ですが
本作品はキャラやシチュが売りなのでそちらを優先したのかもしれません。
あとパート名に「授乳」が入ってるのにそれに関する描写がほぼないのも気になりました。

続く「イチャイチャちゅー・ナマセックス編」はお待ちかねの筆おろし(約23分)。
前回の授業から1週間後、再び主人公の家を訪れた先生がテストで好成績だったご褒美をあげます。

「柔らかくてドキドキする? もっとしようね ちゅーを沢山すると この後にするSEXも さらに気持ちよくなるのよ」
お互い裸になってキスから入り、気持ちを十分高めた後に繋がる恋人っぽいエッチです。
前のパートよりも熱っぽく艶めかしい声を漏らしてピストンする姿も大人の女性らしさを感じました。
童貞卒業を祝うセリフが特にないのはもったいなく感じるものの
自分の一番大事な部分で彼のすべてを受け止める甘さの強いプレイなのも事実です。

このパートのポイントは前半と後半で責め手を切り替えること。
1回戦は初めてのSEXということで彼女が無難にリードし
2回戦は体位を変えずに今度は彼が腰を突き上げます。

「気持ちいいよ ちゃんと先生が気持ちよくなれるように気を遣ってくれるなんていい子ね」
彼の気持ちや自主性を重んじてるのがすごく先生らしいなと。
彼女がずっと責め続けてたらマグロになって他の女性を愛することができなくなります。
だから女性を責めるコツや喜びを学ぶ機会を与え、自身はしっかり乱れて上手くいってることをアピールします。
雰囲気は恋人に近いのだけど、教師と教え子の関係も大事にしてるように映りました。

このように、少年を男へ生まれ変わらせることを意識した愛情たっぷりのエッチが繰り広げられてます。
正統派のおねショタ作品
年上の女性が持つ魅力をストレートに音声化した温かい作品です。

のぞみ先生は主人公が算数を好きになり、さらに女性との付き合い方も身につくように
最初から最後まで優しい声と態度で接しつつ色んな事を教えます。
そして基本的には自分が責め、所々で彼の好きにさせて自主性を磨きます。

家庭教師のお姉さんが精通前の少年にエッチを教える王道のシチュ
性教育っぽさを出しながら少しずつ大人の階段を上らせる甘く優しいエッチ。
最中にかけられる思いやりに満ちた言葉の数々。
おねショタの醍醐味である甘さや優しさを存分に込めた物語が楽しめます。

「すごい 初穫れの精液ぷりぷりで美味しそう」
今回のエッチをなんだかんだで楽しんでる彼女の姿も印象的でした。
彼が生まれて初めて吐き出した精液を味わうシーンなどにそれがよく表れてます。
SEXの後半で彼に責めてもらったのも一人の女としておちんちんを純粋に感じたかったのでしょう。
一方的に与え続けるのではなく彼女も彼から色んなものをもらってます。

射精シーンは4回。
くちゅ音それなり、淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

おねショタ好きなノーマルの人には特におすすめします。

CV:一之瀬りとさん
総時間 1:15:23

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2018年7月24日まで90%OFFの100円で販売されてます。
その場合の点数は10点です。

~射精(だ)せない!?~射精管理委員さんのお仕置きカチカチチェックゲーム

サークル「CKD's」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、明るくってSっ気の強い懲罰官が
校則違反をした男子生徒に特殊なオナサポを課します。

カチカチチェックとカウントを組み合わせた焦らし系のプレイが行われており
前半はこれらを使ってストレートに、後半は特別ルールに沿ってとスタイルを切り替えながら
男性が射精する際に必要な「勃起」を制御して出したくても出せない状況へ追い込みます。
懲罰官とする意地悪なゲーム
小宮アカネの指示に従ってオナニーするお話。

「あっ 来た来た ごめんね 放課後に呼び出しちゃって」
アカネは可憐な声の女の子。
ある日の放課後、主人公を呼び出し自己紹介すると
事情が飲み込めない彼に犯した罰則を教え懲罰のルールを説明します。

本作品は男性を性的にいじめることに喜びを感じるSな彼女が
校則を破った彼におよそ60分に渡るエッチなお仕置きをします。
この学校には「男子生徒が女子生徒に欲情、劣情を抱くのは禁止」という厳しい掟があり
彼は水泳の授業中に女子生徒からイタズラされてつい勃起してしまったそうです。

「君への懲罰はね おちんちんをしごいてもらうこと もちろん射精はさせないよ」
圧倒的な女尊男卑の世界が舞台ですから彼女は基本的にかなり意地悪です。
でも女王様のように高圧的な態度を取ったり厳しい罵声を浴びせることはありません。
ゲームのルールに則って彼のオナニーや射精を厳しく管理します。
明るい雰囲気で手厳しいオナサポをするM~ドM向けの内容です。

今回行うゲームのルールは結構独特。
彼女がカウントを数えてる間にオナニーし、0を宣言したら射精するオーソドックスな流れに
カチカチチェックと呼ばれる独自のルールを加えて個性を出してます。

「ゲームで勝ちたいなら 与える快感をセーブするの」
これは彼女が「カチカチチェック」と宣言した時におちんちんの勃起を確認するというもの。
射精しそうなほど勃起してたらオナニーを強制中断して鎮まるのを待ち
無事クリアしてたら引き続きカウントに合わせてオナニーします。
おちんちんを曲げて先端が太ももについたら合格、つかなかったら不合格だそうです。

要は完全な受け身になることの多いオナサポで聴き手が自主的に動く機会を設けてるわけです。
男性は通常だと勃起を経由して射精に至りますから
ここを食い止められると当然射精できないし快感のレベルも落ちてしまいます。
作品固有の要素を使った珍しいタイプの焦らし&寸止めと言えるでしょう。

もうひとつ、エッチの前半と後半でスタイルが大きく変わるのも魅力です。
カウントを数えてチェックするだけでは後になるほどマンネリ気味になるので
それを解消しつつ射精の難度を上げる工夫がされてます。
詳しい内容は次項で説明しますがどれも面白いです。

勃起具合をチェックして射精を食い止めるシステムと展開の変化。
男性の生理現象を逆手に取った珍しい趣向のオナサポ作品です。
いじりたくてもいじれないジレンマ
エッチシーンは2パート42分間。
プレイはオナニー、体の愛撫、記念撮影、等速しこしこ、赤ちゃんごっこ、セルフカチカチチェックです。
エッチな効果音はありません。

「さぁ 君にとってすごく辛い時間が始まっちゃったね」
主人公の意思を確認してからゲームの詳しいルールを説明したアカネは
早速カウントを数えながらカチカチチェックをして出したくても出せない状況へ追い込みます。

エッチは終始彼女に言われた通りにしごきます。
前半の21分間はルールを把握させつつ焦らすプレイ。
10カウントから始まり数カウントごとにセリフを挟みながら何度もカチカチチェックを行います。

「手を動かすのを止めたほうがいいんじゃない? 一度おちんちんをカチカチにしたら しばらくは小さくならないからね」
彼女は懲罰官ですから彼をすんなり射精させる気は毛頭ありません。
だから合間の会話で期待を膨らませてからお預けを食らわせたり
チェックが不合格だった場合は復帰できるアドバイスをしてもどかしい気分を与えます。
確かに勃起を鎮めるにはいじらないのが一番なのでしょうが、そうするほど消化不良に陥るのも事実です。

ちなみにおちんちんを萎えさせてる間も体をいじること自体は禁止されてません。
乳首や太ももをフェザータッチする程度ならOKと言ってくれます。

プレイの流れはカウントを普通に数えて0の寸前でチェックする基本形から入り
今の様子を撮影する、ちょっぴりエッチなクイズを出す、休憩させてあげると言った直後に再開するなど
心身をバランスよく揺さぶって後半に射精できる環境を整えます。
チェックさえ合格すればほぼ時間いっぱいいじれますから結構気持ちいいです。

後半の射精(チャンス)パートは名前通り射精できるかもしれないプレイ(約21分)。
時間をほぼ3等分して等速しこしこ→赤ちゃんごっこ→セルフカチカチチェックの順に行います。

等速しこしこはカウントに合わせてしごく点はこれまでと一緒なのですが
カウントを2セット数え1回目にカチカチチェックをしてから2回目で0を宣言します。
しかもその両方でおちんちんをしごくペースを一定に保たなければなりません。
速すぎたら1回目で不合格になり、遅すぎたら2回目で射精できない匙加減の難しいプレイです。

ただしペース自体はこちらが自由に決められますし
全部で3度のチャンスが与えられるので絶対にできないわけではありません。
1度目と2度目で射精感を十分に高め、3度目でフィニッシュするという方法も一応可能です。
意地悪だけど多少の希望も与えてくれてるのが面白いなと。

最後のセルフカチカチチェックはカウントの総数を普段よりも大きく設定し
その中でカチカチチェックを挟んでから射精に持っていきます。
等速しこしこと似てますがペースの変化とチェックのタイミングを自由に決められるところが違います。

「射精できる条件はね カチカチチェックで不合格になること」
もう少しわかりやすく説明すると、このプレイは必ず1回チェックで不合格にならなければいけません。
だから序盤は飛ばしてすぐさまチェックに持っていき、勃起を一旦鎮めてから再度追い込むことになります。
その代わり彼女が0を宣言するまでならいつでも射精可能という救済措置が取られてます。

慌ただしいですけど3つの中では最も縛りの緩いプレイではないかなと。
赤ちゃんごっこはおちんちんをほとんどいじらせてくれないので逆に最も困難です。
実はこの3つ以外にもう1つミニゲームが用意されてまして、そこで射精できる人もいると思います。

このように、様々なルールに従って射精を目指す奇抜なエッチが繰り広げられてます。
個性が光る作品
サークルさん独自のやり方で焦らしや寸止めをする興味深い作品です。

アカネは校則違反のおかげでおよそ半月の間射精を禁止されてる主人公に希望を与えようと
特殊なルールに則ったエッチなゲームを提案し、彼が射精したくてもできずにいる姿を見て楽しみます。
そしてその中にカチカチチェックという射精封じのルールを組み込みとことん焦らします。

射精だけでなく勃起も制御する変わったルール
前半はオーソドックスに、後半はやや捻りを加えてリードする変化に富んだ展開。
一般的なオナサポとの違いを明確に打ち出した面白いプレイをしてくれます。

「硬くしっぱなしだと疲れるから 君のおちんちんをマッサージしようか」
やることが結構意地悪なのに雰囲気が意外と爽やかなのも印象的でした。
「変態」などの露骨な言葉責めはしませんし、むしろところどころで優しく接しようとします。
でもそれらをされたことによってよりもどかしくなるよう作られてます。
もちろんわざとなのでしょうが露骨な意地悪に比べて後に残らないのも事実です。

エッチは人によって難度や満足感がそれなりに変わる内容です。
カチカチチェックを聴き手がやるからその判定基準によってしごける長さに違いが出てきます。
あと乳首を開発してるかどうかも結構大きいです。
おちんちんの制約がきつい代わりに乳首はほぼフリーなので
開発済みなら性感を高めやすくなり後半で射精へ持っていくのが多少楽になります。

射精シーンは一応1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

風変わりなオナサポを求めてる人には特におすすめします。

CV:御上みみさん
総時間 58:21

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

少女夢催淫 ~はじめてのあまぁーいお泊りご奉仕~

サークル「キャットアイランド」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、緑豊かな夢の世界に住む少女が
助けてくれたお礼にエッチな恩返しをします。

キャラやストーリーといった作品固有の要素を活かした甘いサービスをするのが魅力で
催眠は主人公が夢の世界に降り立ちコテージへ移動するまでの様子に暗示を絡め
エッチは少女のセリフや反応も交えつつ綺麗な体を汚す快感を適度にくすぐります。

今回は本編部分(Track.1~7)を中心に紹介します。
あどけない少女と過ごす幸せな夜
語り手に催眠をかけられ少女とエッチするお話。

「青く澄んだ快晴の空 窓を開けると 吹き抜けてくる心地の良い風」
語り手はやや幼さを感じる可愛らしい声の女の子。
注意事項や自己紹介といった前置きはすべて省略し
これから自分と主人公が行く夢の世界の情景を語ります。

本作品は現実世界では実現が難しいプレイを満喫してもらうことを目的に
彼女がおよそ90分に渡って催眠をかけたりエッチに関するあれこれを話します。
作中で彼女が名前を明かすシーンは一切なく、「語り手」はあくまで当サイトに限定した呼び名です。
エッチには直接参加せず天の声として聴き手のイメージ力を膨らませる役割を果たします。

また冒頭にわざわざ本編部分と書いたことからもわかるように
本作品にはそれ以外にも色んな音声が同梱されてます。
Track.8は本編の後日談、Track.9から13は呼吸音・フェラ音・喘ぎ声といったオカズ音声です。
さらに基本Trackの音声を編集したexTrackも用意されてます。
exTrackは軽く聴いてみたところエッチシーンで語り手と少女の声が同時に流れてました。

催眠はおよそ16分間。
語り手が用意した小舟に乗り込み、周りの情景を眺めながら深呼吸します。

「水面に反射する木漏れ日が まるで妖精が 幸せの国に導いてくれているかのよう ただそこにいるだけで 心が安らぐような 一面に広がるのどかな風景」
この物語の舞台は夢の世界ですからイメージ力や没入感が重要になります。
だから彼女は最初からここがどんな場所かを細かく語りながら進めます。
豊かな緑が広がり澄んだ川が流れるメルヘンチックな世界です。
この後のシーンも彼女はイメージを中心に据えてサービスを進めます。

ある程度進んだ後は船を降り目的地のコテージへと歩きます。
その途中でパートナーにあたる少女と出会うわけですが
これらの様子に暗示を絡めて少しずつ確実に催眠状態も深めてくれます。

語り手「奥へ 奥へ 深くなる 奥へ 奥へ ずーっと奥へ」
少女「わぁ 甘くてとっても美味しい …あれ? なんだか眠くなってきちゃった」
具体的には森を踏み分けて進む際に「深い」を多めに言ったり
彼女の安らいだ表情を通じて心地よくする、といった感じです。
このあたりまで来ると頭の中がそれなりにボーっとする人がいると思います。

エッチに至るまでのシーンに技術を盛り込んだ流れのある催眠です。
聴き手を夢の世界へ案内し少女と出会わせることを目的に
船に乗るイメージをしながらの深呼吸、散歩や少女と出会う様子に絡めた深化と
作品独自の要素を必ずセットにして緩やかに催眠を進めます。

時間が比較的短い割に暗示が少ないせいで催眠の深度は浅めでしたが
2人がいる場所や何をしてるかはイメージしやすかったです。
出会ったばかりの主人公を真っ直ぐ信頼する少女の姿にも癒されます。
少女自身にしゃべらせるところも含めて催眠ボイスドラマっぽい作りになってます。
禁断の恋を甘く描いたエッチ
本編のエッチシーンは5パート56分間。
プレイは服を脱がせる、体の愛撫、キス、手コキ、フェラ、アナル責め、イラマチオです。

エッチな効果音はありません。
セルフも無しですが射精表現があります。

「少女の服のボタンを上から ゆっくり外していきましょう」
途中で会った少女と一緒にコテージへ到着した主人公は
疲れて寝入った彼女が汗ばんでるのに気づきひとまず服を脱がせます。

エッチは彼がリードしながら彼女に責めてもらいます。
最初のTrack.1は雰囲気作りを見据えたプレイ(約12分)。
上半身→下半身→パンツの順に服を脱がせ、露わになった彼女の大事な部分を眺めます。

「そーっと そーっと 小さな穴が見えてくる そーっと そーっと 小さなお尻が見えてくる」
少女は挿し絵の通りこれから体が発育していく年頃です。
ほぼ平らな胸、小さくてぷにぷにしたお尻、そして縦に筋が一本入っただけのおまんこ。
一般的には魅力に乏しいと思われる体も好きな人にとっては堪らない破壊力を秘めてます。
見てはいけないものを見てしまうシチュも相まって背徳感を伴った快感を覚えるでしょう。

しかし彼女はこういうことをされても一切嫌がりません。
彼の行動や考えをすべて受け入れ、逆に気持ちよくしようと積極的に行動します。
年の離れた恋人同士とでも言えばいいのでしょうか、無理矢理感がまったくなくて雰囲気は引き続き穏やかです。
一歩間違えばブラックになりそうな展開を別の要素で上手く中和してます。

本格的なエッチが始まるのはTrack.2から。
キス&手コキ、フェラ、手コキ、イラマチオと同系統のプレイを交互に組み合わせ
語り手はその実況や感覚支配の暗示を、少女は会話と乱れっぷりを担当してイメージ力と興奮を膨らませます。

語り手「少女のお口に指を1本入れると ちゅーちゅー吸ってきます 少女の温かい口の中」
少女「しーこ しーこ どうですか?」
少女はほぼ催眠と関係ないことを言うので双子形式ではありませんが
2人が異なる役割を持って行動するからエッチの様子が手に取るようにわかります。
不得手ながらも一生懸命ご奉仕する少女の姿に多くの人が満たされるでしょう。
そんな彼女を己の体液で汚すのも大きな快感です。

この要素が最も強いのはTrack.5のイラマチオ(約16分)。
4回射精してもまったく衰えないおちんちんを鎮めようと、少女が口を開け喉奥まで迎え入れてしごきます。

「ゆっくり ゆっくり前後する 前後するたび 少女の唾液がとろとろぬるぬるで気持ちいい」
プレイだけを見れば確かにイラマチオです。
でも主人公は彼女を苦しめないよう気遣ってピストンを繰り返すし
少女も別段嫌がる様子もなくそれを一生懸命受け止めます。
心の繋がった男女が同意の上でするプレイですから陵辱とは明らかに違います。

このように、年の離れた女性とひたすらイチャイチャするちょっぴりスリリングなエッチが繰り広げられてます。
絆を感じる作品
性欲を満たすためでなくお互いが幸せになるためのエッチをする作品です。

語り手は現実世界では満たせないタイプの欲求を埋めようと
主人公を夢の世界まで案内し、そこにいる少女と出会わせます。
そして目的地に到着した後は実況や暗示を使って2人のエッチを応援します。

催眠、エッチいずれもイメージを大事にした作り
あどけない少女がひたすら尽くしてくれるあまあまなシチュ
そんな彼女の手や口をおちんちんと精液で汚すちょっぴりブラックな快感。
純愛色を前面に出しつつ多少の背徳感も織り交ぜた独特なサービスを行います。

少女「ふーきふーき ふーきふき おちんちん綺麗になったー」
色んなプレイを経験してもまったく変わらない彼女のキャラが特に印象的でした。
この行為が何なのかを知ってるかどうかはわかりませんが
出会った当初と同じ想いや態度で彼に接し続けます。
そして彼女が純真過ぎるからこそエッチした時の後ろめたさがより強く感じられます。

気になった点は全部で3つ。
全編を通じてカウントの扱いに難があること、エッチで快感を伝える際にどれも「気持ちいい」と言ってること
おちんちんを一切いじらないのに射精させてる=ノーハンド射精を目指してることです。

「3 2 1 0 あっ あなたのここ おっきくなっちゃってますね」
カウントは重要な暗示を入れる以外に何か行動を開始する、絶頂の合図を出す、暗示を解除するなど
作中のありとあらゆるシーンで使われてます。
しかしそのすべてがほぼ同じ数え方をしており目的に沿った使い分けがされてません。
重要な暗示を入れる時は前後最中の暗示を一際厚くする、催眠を解く時は溌剌とした声で数えるなど
何のためにカウントを数えてるかをもっと意識して使ってほしいです。

残りの2点はエッチで得られる快感に大きな影響を与えます。
フェラと手コキでは同じ快感でも当然違いが出るわけで
そのへんをしっかり伝えたほうがプレイの臨場感や絶頂への持っていきやすさが上がります。
絶頂についてもノーハンド射精を目指すよりは表現を多少ぼかしてドライにしたほうがやりやすいです。

本編の絶頂シーンは6回。
淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

以上のことから今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:星野ゆんさん
総時間 3:49:04(本編…1:30:11 ループ音声…26:08 exTrack…1:46:54 おまけ(少女との日常)…5:51)

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は5点。
229分で800円とコスパがいいので+1してあります。

【囁き耳舐め】双子サキュバスの強制連続搾精♪【バイノーラル】

サークル「C_Realization」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、ほぼ同じ声と性格を持つ双子のサキュバスが
ドMな童貞を左右から挟み込んで精液を一滴残らず搾り取ります。

両耳をとことん舐めながらサキュバスらしいぶっ飛んだ責めを繰り出すのが特徴で
エッチの最中はほぼずっとちゅぱ音が耳元至近距離で鳴り続け
それと同時におちんちんも手、尻尾、おまんこを使い分けて激しくしごきます。
妹系サキュバスの過酷な試練
双子のサキュバスに耳とおちんちんを責められ続けるお話。

右「えへへっ はじめましてお兄ちゃん 自分でサキュバス召喚するなんてすごいねー」
左「あれれー? お兄ちゃんってばすっごい童貞くさーい」
双子サキュバスはどちらも明るくて可愛い声の女の子。
自分たちを召喚した主人公にすぐさま体を密着させて童貞を見破ると
ズボンとパンツを下ろしまずは手で気持ちよくします。

本作品は声と態度は妹っぽいけどエッチの腕は優れてる彼女たちが
童貞な彼をおよそ90分に渡って弄びます。
手コキ、尻尾コキ、アナルSEX、SEXとパートごとにおちんちんへの責めを切り替え
それと同時にひたすら両耳を舐め続ける密度の高いプレイです。

エッチシーンが総時間のおよそ93%あり、そのほぼ全部でちゅぱ音を鳴らしますから
耳舐めが好きな人ほど楽しめるし興奮できるでしょう。
比較的ハイペースで舌をぐりぐりさせる、唇で挟み吸い上げるなど責めっぷりが結構激しいです。

右「年下の女の子2人に 童貞マゾの変態って蔑まれるのがいいんだよね」
耳舐め以外の部分も強烈。
4パート中3パートに連続射精のシーンを用意し
そのうち2パートは数分間に渡って精液を垂れ流すトコロテンっぽい描写が登場します。
さらに言葉責めは彼との上下関係を明確にして屈辱感を与えます。

明るい雰囲気でえげつないことをすると表現するのが妥当な内容です。
M性の低い人が聴くとドン引きしますが、高い人にとってはむしろご褒美に感じるのではないでしょうか。
また最後のSEXパートには彼女たちらしいやり方で愛の告白もしてくれます。

長時間かつ重厚な耳舐めとおちんちんや心へのハードな責め。
女性が2人いる状況とサキュバスらしさを活かしたドM向けの作品です。
すべてを搾り取るエッチ
エッチシーンは4パート88分間。
プレイは手コキ、両耳舐め、尻尾コキ、尿道に愛液を送り込む、アナルSEX、SEX(騎乗位)です。
手コキ、尻尾コキ、尿道に愛液を送り込む、アナル責め、SEX、射精の際に効果音が鳴ります。

左「お兄ちゃんのお耳 舌でぺろぺろしながら」
右「いっぱいシコシコしてあげる んーっ ぺろぺろ」
挨拶もそこそこに早速耳舐め手コキを始めた双子サキュバスは
彼の耳を舌で強めに刺激しながら軽い言葉責めをして最初の射精へ追い込みます。

エッチはどのパートも彼女たちが一方的に責め続けます。
前半の2パート39分間は上下関係の確立を目的としたプレイ。
耳舐め手コキ→耳舐め尻尾コキとおちんちんへの責めを多少切り替えつつ
ちゅぱ音をたっぷり鳴らして彼女たちの魅力を彼に思い知らせます。

左「僕の変態マゾザーメン サキュバス様に捧げますって」
彼女たちにとって男性は食料に過ぎませんから、召喚者である彼に対しても態度を変える気はありません。
年下系の可愛い声で従う喜びや弄ばれる快感を存分に教えます。
耳舐めをずっと続ける関係で手コキや尻尾コキの音がやや聴きにくくなってますが
密着感と臨場感が高く濃厚なひと時が味わえます。

左「金玉風船みたいにぷくーって膨らんでる」
左「すっご 射精全然止まらないね もうおちんぽも金玉も ぜーんぶ私たちが壊しちゃったから」

えげつなさで見るなら耳舐め尻尾コキパートのほうがずっと上です。
オナホ状の尻尾で連続射精に追い込むだけでなく
そこから愛液を尿道口に注入し金玉をパンパンにさせる独特なプレイもあります。
そして2度目の射精を迎えた後はおよそ6分に渡って精液を垂れ流し続けます。

サキュバスを扱った作品はよく聴きますが本作品はその中でも一際ハードな部類です。
人間の女性相手にするエッチとの違いがはっきり出ていてゾクゾクしました。

後半の2パート49分間は前半と路線を多少変えてるプレイ。
耳舐めアナルレイプパートは別の尻尾をアナルに挿入&中出しし
耳舐め子作りセックスパートはここまでを無事耐え抜いたご褒美に童貞を奪ってあげます。

右「お兄ちゃんだってわかってるでしょ? 私たちには勝てないって 私たちのペニスには敵わないって」
アナルレイプパートは責める場所が場所なのでメス化を意識しながら進めます。
童貞なのにおちんちんよりも先にアナルの処女を奪われ中出しまでされる。
前半で築き上げた関係を維持しつつM心をくすぐる方向で進めます。
おちんちんも尻尾で同時に責めますから射精シーンもきちんとあります。

右「あぁ精液ぃ 中にいっぱいどくどく出てるぅ」
左「好きっ あんっ 好き 好き好き好きぃ」
子作りセックスパートは雰囲気の面では最も甘いです。
通常の男性ならとっくに死んでる責めを耐え抜いた彼を「運命の人」と呼び
彼女たちのほうから本気で種付けしてほしいと懇願します。
言葉責め一辺倒だった前の3パートとは違い「好き」など愛の言葉が多く
中出しされた時に漏らすとろんとしたイキ声も幸せそうでエロいです。

ただし体への責めは引き続きハードですからここもやっぱりドM向けかなと。
甘やかすのではなく快楽に溺れさせる方向で彼をもてなします。

このように、耳舐めと他の要素を上手に組み合わせた刺激の強いエッチが繰り広げられてます。
甘く激しい作品
「サキュバスに耳舐めされたらどうなるか」を忠実に音声化した作品です。

双子のサキュバスは自分たちを呼んでくれた主人公の期待に応えるために
最初から両耳を存分に舐めつつおちんちんをとことん気持ちよくします。
そして前半は調教路線、後半は若干の甘やかし路線と方向を切り替えて心も責めてあげます。

どこを聴いてもちゅぱ音が鳴ってると言っていいほど大ボリュームの耳舐め
それに負けないレベルの存在感を持つサキュバス特有のプレイ
最初はやや高圧的に振る舞ってたのが最後は彼に惚れ込む彼女たちのキャラ。
作品の柱である「耳舐め」と「サキュバス」を活かした風変わりな物語が楽しめます。

最初のパートを聴いた時点では「耳舐め特化の作品だな」と思ってたのですが
後に進むほどサキュバスじゃないとできないことの割合が増えてきて印象が随分変わりました。
彼の童貞属性を踏まえたプレイ構成になってますし、単なる耳舐め音声とは明らかに違います。

右「やっぱりお兄ちゃんは 私たちの運命の人なんだね」
エッチは最終パートの豹変っぷりが面白いです。
男を普段食い物にしてるからこそ認めた相手にはとことん甘くなります。
これのおかげで過酷なプレイでもスッキリした気分で聴き終えることができました。

射精シーンは8回。
ちゅぱ音超大量、くちゅ音多め、淫語と喘ぎ声それなりです。

CV:こやまはるさん
総時間 1:34:30

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
ファイルの容量が7.5GB近くあります。

ヒプノ古書堂の官能催眠

サークル「MayThird」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、官能小説を専門に扱ってるお店の店長が
来店した男性にとある本を読み聞かせて不思議なひと時を提供します。

小説の主人公が自己催眠を実践する様子を通じて催眠をかけたり
ヒロインの女の子に責められてる様子や感覚を彼の視点で綿密に描くなど
物語の流れに沿って催眠の感覚と没入感の両方が高まるように進めます。
小説の主人公に自分を重ねて
ヒプノ古書堂の店主ヨミが官能小説を読み聞かせるお話。

「いらっしゃいませ あれ? あなた あぁ お客様 その…初めてですよね」
ヨミはお淑やかな声の女性。
初来店した主人公に未成年じゃないか尋ねると
お店や中に置かれてる本の事を説明してから好きに見てもらいます。

本作品は官能小説の主人公になりきってエッチを楽しむことを目的に
彼女がおよそ70分に渡ってテーマに沿った催眠とエッチをします。
彼女自身は天の声として催眠誘導とナレーションを担当し、実際に相手をするのは小説内に登場する女の子です。

この本のタイトルは「偏愛な彼女」。
仕事や後輩の指導を頑張り過ぎた結果ストレスを抱えてる営業マンが
よく行く本屋の店員をしてる女の子の協力を得てそれを解消していきます。
また彼女は物語の冒頭から彼を愛しており、今回のお話を通じて想いを伝えようとします。
そして主人公にすんなり感情移入できるようにこれらの様子をヨミが終始聴き手視点で語ります。

「もしよかったら あなたも主人公の行動を真似してみたら さっきよりもずっと感情移入できるかもしれませんよ」
彼女も作中でその重要性を何度も教えたりなりきるためのアドバイスをしてくれますから
その通りにすれば自然と作品世界に引き込まれていく感覚がするでしょう。
そしてこれは催眠にとって必要な集中力の向上にも繋がります。

催眠はおよそ10分間。
まずは女の子に勧められた催眠療法の本に載ってる自律訓練法という自己催眠法を試します。

「しばらく深呼吸を続けていると 次第に意識がぼやけて 疲れが溶けてなくなっていく気がした」
「そうか 別に眠ってもいいのか 意識のどこかで私は眠らないようにしていた その事に気づいた瞬間 私の意識は深い眠りの彼方へと落ちていった」

深呼吸しながら左右の腕と足を脱力する至ってシンプルな内容ですが
その様子を官能小説らしい口調で語って癒しと没入感を与えます。
本来の自律訓練法でやる「右腕が重い」などの暗示を自分で復唱するシーンはありません。
自律訓練法をやってる人になりきらせながら軽めの暗示を入れるスタイルを取ってます。

お次は読み聞かせを一時中断し今度はヨミが直接自律訓練法の暗示を入れます。

「主人公の感情があなたの体に 精神に流れ込んでいきます 主人公の感情のままに心が変化して あなたという意識が希薄になっていく」
ほぼ同じことを二度繰り返して感覚を強化するわけです。
ただしこちらは小説の主人公により同化できる暗示を加えてます。
テーマの読み聞かせを活用した個性的な誘導法と言えるでしょう。

官能小説のストーリーを進めながらリラックスや深化を促す独特な催眠です。
聴き手を小説の主人公になりきらせることを目的に
登場人物とその関係を事前に語ってから深呼吸や脱力といった癒し系の技術を施します。

サークルさんが「催眠ボイスドラマです」とおっしゃられてる通り
一般的な催眠音声に比べて背景部分の描写に力を入れてます。
ですからこの官能小説がどんなお話かわからない人はおそらくいないと思います。

しかし肝心の催眠が時間、内容共に弱いというのが正直な感想です。
最初のあらすじを語るシーンで現代催眠の技術を使った予備催眠をかけてればまた違ったのでしょうが
聴いた限りではそういう意図は見られずごく普通のボイスドラマでした。

あるいは自律訓練法をもっと入念に続けていれば随分違ったでしょう。
作中では第1公式の体が重くなる暗示を頑張ってる一方で第2~第6公式については軽く触れる程度に留まってます。
厳しい言い方をさせていただきますと、完成された自己催眠法をなぜわざわざ崩すのかが理解できません。
第1公式から第6公式まで手順通りやったほうがずっとスムーズに、そして深く誘導できたはずです。
崩すことによって催眠によりかかりやすくなるならわかりますけど実際は真逆の結果になってます。

以上のことからイマイチな催眠と私は見ています。
胸に秘めた想いを込めて
エッチシーンは42分間。
プレイは体の愛撫、乳首責め、アナル責め、前立腺マッサージ、手コキです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「初めこそ性を解消する催眠術に照れを感じていたが 今はすべてを彼女に晒しても構わない そう思っている」
本を紹介してもらったおかげで女の子と親しくなり、その後2ヶ月ほど催眠を直接かけてもらうようになったある日
彼女を再び自宅に招いた官能小説の主人公はアロマキャンドルの炎を眺めながら深い催眠に入ります。

エッチは引き続き官能小説の様子をヨミが綿密に語ります。
最初の15分間は心と体の準備を整えるのが目的のプレイ。
小説内で女の子が彼に軽い催眠を施し、それから感度が上がる暗示を入れたり
アロマオイルを混ぜたローションを全身に塗り拡げていきます。

女の子「いつ見ても広い背中ですね それに…」
ヨミ「ゾクゾクとした快感が背筋に流れ 体が強ばる」
そしてここからは女の子のセリフも交えて
プレイの様子やそれによって得られる感覚をゆっくりじっくり伝えます。
2人が同時にしゃべるわけではないので双子形式とは違いますが
声質を若干変えたりアプローチの方向性に違いを持たせてるのも事実です。

女の子「気持ちいいなら あん あんって声を出してください 私にエッチな喘ぎ声を聞かせてください」
女の子が喘ぎ声を漏らす指示を時々出すのもポイント。
前項で話した通り本作品の鍵はいかに感情移入できるかですから、それを自然な形で後押しします。
実際に声を出すのがベストですけど心の中でそうするだけでも多少の効果が見込めます。

本格的なプレイが始まるのはその後から。
愛撫ですっかり発情した主人公の性欲をさらに盛り上げ発散させようと
女の子が乳首、アナル、おちんちんを同時に責め続けます。

「くにくに くにくに 彼女の指が アナルの入口をほぐしていく 次第にアナルがヒクヒクと反応し始めて 指を入れて欲しいと口を開けてしまう」
「自然と快感で力が入る 前立腺も疼きだして だらだらと鈴口から我慢汁が溢れてくる」

中でもアナルはローションまみれの指を挿入し前立腺まで刺激するややアブノーマルなものです。
ヨミも聴き手にそれを少しでも楽しんでもらおうと実況や感覚支配の暗示を厚めに入れます。
効果音が入っていればよりイメージしやすかったでしょうね。
乳首についても指で撫でたりちゅぱ音を鳴らして舐めたりと結構力を入れてます。

本作品の絶頂形式はドライなのでおちんちんへの責めはあまり積極的にやりません。
アナルや乳首を責めるのと並行して金玉と竿をいじる実況が時々入る程度です。
官能小説のタイトルが「偏愛な彼女」なのはこういうプレイをするからなのでしょう。

このように、登場人物の内面にも焦点を当てた生々しいエッチが繰り広げられてます。
引き込まれる作品
物語の主人公と自分を重ね合わせやすいドラマ性重視の作品です。

ヨミは主人公に自分が読んでる官能小説の魅力を伝えようと
自身はエッチに直接参加せず語り手として催眠をかけたりイメージ力を膨らませます。
そしてその中で聴き手が主人公に自然と感情移入できるようアプローチします。

小説を読み聞かせながら催眠やエッチを進める独特なスタイル
集中力や没入感を高めるための様々な配慮、アナルと乳首を重点的に責める変わったエッチ。
作品が持つ個性を組み合わせてひとつの流れを作り上げてます。

女の子「大好き 私はあなたの事が大好きなんです」
割とアブノーマルなプレイをしてるのに雰囲気があまあまなのも印象的でした。
彼は彼女を信頼してるからすべてを受け入れられるし
彼女も彼に対する一途な好意を込めてゆっくり丁寧に責めます。
押し付けがましさがまったくないのでアナル責めが苦手な人でもなければ抵抗を感じずに聴けるでしょう。

催眠は本作品唯一のネックと言いますか、もうちょっと入念にやってほしかったです。
エッチをかなり頑張ってたからこそ余計そう思います。
催眠音声で催眠を失敗してしまうと作品自体が成り立ちませんから
それを防ぐための保険はかけておいて損はありません。
自律訓練法のようにシンプルな誘導法ほどより高い運用力が求められます。

絶頂シーンは1回。
淫語それなり、ちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

エッチは良かったけど催眠はうーん…ということで今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:縁側こよりさん
総時間 初回用…1:13:56 2回目以降用…50:59

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
2回目以降用は注意事項、導入部を編集したものです。

ナイショの耳溶け-夏空と恋の旋律-【バイノーラル】

サークル「すたぁぱれっと」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、普段は大人しいけど好きな人には大胆になれる教え子が
想いを寄せてる男性教師とエッチで幸せなひと時を過ごします。

彼女のキャラとタイトルの「耳溶け」を組み合わせた甘く深いサービスが行われており
不慣れな様子で彼と少しずつ仲良くなろうとする彼女の一途な姿が心を
至近距離から刺激的な音を鳴らす深い耳舐めが体を温めてくれます。
ひと夏の甘い思い出
教え子の砂菜(さな)と耳かきやエッチをするお話。

「ふぅ 先生 お待たせしました」
砂菜はほわほわした可愛らしい声の女の子。
とある夏の日、主人公に言われた課題を持ってくると
提出が遅れた理由や特技のピアノに関するお話をします。

本作品は3ヶ月前に転校してきてクラスにあまり馴染めないでいる彼女が
何かと面倒を見てくれる彼に恋心を抱き、より親密な関係になっていく様子を綴ったボイスドラマ。
夏らしさを感じる音を交えながらおよそ2時間に渡って会話、耳かき、エッチをします。
非エロ52分、エロ66分と両者のバランスをほぼ均等に保ち
サービスの様子はもちろん、彼女が彼にどんな感情を抱いてるかも綿密に描いて進めます。

背景を簡単に説明しますと、彼女は親の事情で転校を繰り返しており
内気な性格も相まって昼休みは第二音楽室で一人食事をする日々を送ってます。
しかし数学教師として自分専用の課題を出し応援してくれる彼に特別な感情を抱いてもいました。
それがとある出来事をきっかけに大きく膨れ上がり最後の一線を超えることになります。

「あの…迷惑じゃなかったら 今度もし課題がちゃんとできてたら 先生にお弁当 作ってきてもいいでしょうか?」
彼女はギャルのように男性との付き合いが上手くないので
彼のことを好きになったとしてもそれをストレートに伝えることができません。
だから数学準備室で2人きりになれる機会を利用し少しずつ心の距離を縮めます。

2人のやり取りを聴いてると応援したくなる人が結構いるのではないでしょうか。
なんとかして仲良くなろうとする姿が初々しく、ふんわりした声も手伝って雰囲気はとても甘いです。
バックで流れる蝉の声や風鈴の音にも夏らしさを感じます。

「いいですよ 私 先生になら おっぱいいじられても」
しかし彼女は一旦スイッチが入るととても大胆になる特徴を持ってます。
それは主にエッチシーンで発揮されるのですが、自分から体をいじってほしいとおねだりしたり
彼に覆いかぶさって耳を激しく舐めるなど非エロパートとのギャップがとても大きいです。

普段が大人しいからこそ、こういう姿にグッと来るのではないでしょうか。
この二面性こそが本作品の大きな魅力のひとつです。

もうひとつは耳を責める時のスタイル。
一般的な耳舐めよりも音の位置を近づけ、舌でやや力強くほじるように刺激するシーンが多いです。
一言で言えば「深い耳舐め」でしょうか。
耳に微かな振動が継続的に伝わってきて結構ゾワゾワします。
夏の暑さを和らげる耳かき
最初の3パート44分間は2人がエッチをするまでの経緯を描いた非エロのお話。
数学準備室にやって来た砂菜が課題を提出するついでにとある約束をし
その後一緒にお昼を食べたり一風変わった耳かきをします。

「お口にご飯粒ついちゃってますよ? ここに…あっ 触っちゃってごめんなさい」
お昼を食べるシーンは2人が教師と教え子以上の関係になるきっかけにあたり
彼の好物である卵焼きを含めた色んな料理を用意し
さらに顔についた米粒を取る、デザートのリンゴを食べさせるといった王道のやり取りも登場します。

普段一人でお昼を食べてるからでしょうがとても嬉しそうな表情をしてました。
あざといと感じないレベルでアプローチをかけてくるのもお話の流れに沿ってて良いです。
純真で一途な女の子がひたすら尽くしてくれる展開に多くの人が癒しを感じるでしょう。

続く耳かきはおよそ26分間。
膝枕の状態でまずは両耳にジェルを塗り込みながらマッサージし
それから左耳→右耳の順に炭酸綿棒で綺麗にしてから3回ほど息を吹きかけます。

耳マッサージは「すぃりゅー」という滑らかな摩擦音
綿棒は「じょりゅっ ずすずす」という若干湿り気を帯びた音が使われており
手のひらで包み込んで上下にスライドさせたり指でぐりぐりする
耳の中全体をゆっくりなぞる、とそれぞれに合った音と動きで進めます。

音はどちらも自作だと思うのですが品質がものすごく高いです。
特に耳マッサージは10秒程度の短い間隔でリズム、ストローク、力の入れ具合が変化します。
耳舐めに負けないレベルの刺激が感じられて心地よかったです。
綿棒も穴の手前と奥で音の質感が微妙に変わりますし、音に対するこだわりを持って制作されてます。

「せっかくなのでそばに炭酸水を置いて しゅわしゅわした音に浸っちゃいませんか?」
これらに加えてバックで炭酸の音を流すのがいいですね。
しゅわしゅわとした爽やかな音が夏の暑さを和らげてくれます。
炭酸水をそのままコップに注ぐと泡がすぐなくなってしまうことを踏まえて
本作品では普通の水に炭酸を凝縮したタブレットを投入する工夫がされてます。
深く激しく愛し合うエッチ
エッチシーンは2パート60分間。
プレイは耳舐め、手コキ、乳揉み、乳首責め、フェラ、SEX(騎乗位)、キスです。
手コキ、SEXの際に効果音が鳴ります。

「先生の唇… ダメっ キスは 勝手にしちゃ 耳なら…いいですか?」
別の日、授業でわからないところがあって主人公に質問しに来た砂菜は
彼が仮眠してるのに気づきエッチな悪戯を始めます。

エッチはどちらも彼女が責める形で進みます。
前半の「両想いメソッド」パートでするのは耳舐めと手コキ(約36分)。
無防備な彼に覆いかぶさり左右の耳を個別に舐め続け
起きた後はそれに手コキが加わり、射精の直後にフェラへ切り替え精液を飲み干します。

「好きです 先生 大好き もっと深いところまで 私を感じてください」
これまでのやり取りで彼のことを今まで以上に好きになったのでしょう。
普段とは随分違う熱っぽい吐息を漏らしながら舌と唇を激しく動かします。
序盤から割と飛ばしてくるので耳かきの直後に聴くと驚くかもしれません。
胸に秘めた想いをすべて吐き出す勢いでご奉仕します。

耳舐めは前々項の最後に書いた通り舌でほじる責めをメインに据えてます。
舌先でぐりぐりされるたびにこそばゆい感覚が耳元へ走りました。
合間に漏れる吐息も生暖かく微かな風圧が感じられるほどにリアルです。
パートの3分の2にあたるおよそ24分も続けてくれるので耳舐め好きには堪らないでしょうね。

「先生のおちんちんは 私だけのものです」
彼のおちんちんを直に見たあたりから積極性がさらに増すのもポイント。
自分からおっぱいを押し付けて誘惑し、彼に脱がせてもらった後は乳首をいじられるたびに可愛い声を漏らします。
フィニッシュを手コキではなくフェラで迎えるところにも独占欲の強さを感じました。
彼の精液を幸せそうな表情で味わう姿がエロいです。

続く「ふたりきり、秘密のエッチ」パートは2人がいよいよ最後の一線を超えます(約24分)。
ソファに寝かせた彼の上に跨がり、ゆっくり挿入してから後になるほど激しくピストンします。

「ずっと 好きだった 先生とのSEX 夢を見ているみたいです」
記念すべき瞬間を噛みしめるかのように3分ほどをかけて少しずつ腰をおろし
そのたびに泡混じりの粘っこい音が鳴る彼女の内面を投影したプレイです。
この際に彼女のほうから初めてキスを求めてくるのも印象的でした。
言葉と行為の両方で愛する人に自分の気持ちを全部伝えようとします。

SEX主体なので耳舐めの時間は10分と少ないものの
「ぽしゅん」という弾力のあるピストン音と一緒に鳴らすことでエロさと激しさの向上に役立ってます。
ちゅぱ音が減った分喘ぎ声や愛の言葉が多くなってますからいい気分に浸りながら抜けるでしょう。

このように、彼女の積極性と耳責めを上手く組み合わせた濃いエッチが繰り広げられてます。
甘く切ない作品
禁断の恋をキャラ重視で描いたちょっぴり切ない作品です。

砂菜は転校してきてからずっと想いを寄せてた主人公と特別な関係になろうと
課題の提出を口実に一緒に食事したり耳かきする機会を設けます。
そして十分仲良くなった後は自分の体で心を一気に引き寄せます。

普段は初々しいのにエッチでは大胆に振る舞う彼女のキャラ
耳への刺激に力を入れたリアルなサービス、そして夏らしさを感じる音の数々。
「ひと夏の恋」をテーマにした癒しとエロのバランスが良いサービスが味わえます。

本作品を「切ない」と評する理由はエッチを終えた後のお話が関わってます。
詳しい内容は敢えて伏せますが、「蝉の音に消えゆく告白」と「エピローグ -ピリオドは心の中に-」で
2人がその後どうなったかが綴られてます。

気落ちすることはさすがにないでしょうけどしんみりする人は結構いるんじゃないかなと。
挿し絵にある「しゅわりと消えそうで、忘れられない恋のお話」がそのまま音声化されてます。

エッチは超至近距離からの耳舐めが一番の魅力です。
数ある耳舐め作品の中でも刺激の強さが際立ってます。
音量を大きくして聴き続けると頭に結構響く可能性があるのでご注意ください。

射精シーンは2回。
ちゅぱ音多め、くちゅ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

以上を踏まえて「深部まで感じる耳舐めセラピー【バイノーラル】」に引き続き満点とさせていただきました。
おまけは「ナイショのねっとり両耳舐め」と「砂菜のピアノ」です。

CV:神楽琴美さん
総時間 2:11:39(本編…1:58:44 おまけ…12:55)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


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イヤーエステ【音フェチ】

サークル「音サプリ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、母性を感じる柔らかな物腰の店員さんが
耳に特化した3種類の癒しのサービスをします。

行為の多くをリアルな音のみで表現する音フェチ(ASMR)系の作りが魅力で
セリフは状況説明など必要最低限の内容に留め
パートごとに主役となる音を切り替えたっぷり鳴らすことで安らぎと眠気を与えます。
リアルな音で耳に癒しを
店員さんにイヤーエステしてもらうお話。

「いらっしゃいませ 先日はありがとうございました」
店員さんは上品で穏やかな声のお姉さん。
来店したお客に駆け寄り挨拶すると
施術室へ案内し彼の準備ができるまでエステの支度を整えます。

本作品は耳のケアを専門に行ってるお店を舞台に
彼女がおよそ45分に渡って泡洗浄、マッサージ、耳かきをします。
タイトルに「音フェチ」がついてるだけあってセリフをかなり絞り込み
サービスの一部始終をほぼ音だけで表現する凝った作りをしています。

「では お湯で濡らしたコットンで 泡を拭き取っていきます」
彼女が言うのはこれから何をするかなどの状況説明くらいで
開始後は全体的にゆっくり手を動かし隅々まで綺麗にします。
吐息や環境音も特に鳴りませんからとても静かに感じるでしょう。
癒しやリフレッシュだけでなく安眠にも役立つように作られてます。

肝心のサービスについてはどれもレベルが高いです。
パートごとにメインの音を切り替えてマンネリ感を打ち消し
音のほうも定番のものからややマイナーなものまで取り揃えてます。
動きも自然で変化に富んでますし、セリフがなくても普通にイメージできるほどにリアルです。

サービス以外の音もしっかり入ってるのが良いですね。
彼がお店に入る時は爽やかな鈴の音が鳴り、施術室に移動する時もフローリングを歩く音がします。
メインの音とサブの音を組み合わせることで作品の世界をスムーズに構築してます。
絶妙な匙加減のイヤーエステ
施術室に移動した後から始まる2パート26分間は耳の外のお掃除。
泡洗浄は左→右の順に泡をつけてからコットンで拭き取り
耳のマッサージは両耳同時にホットタオルを乗せたりジェルでマッサージします。

そして本作品の持ち味である音フェチが早速効果を発揮します。
「ぷすぷす」という心地いい泡音が耳元至近距離から鳴り続け
次のコットンも最初は泡混じりだったのが繰り返すうちに普通の摩擦音へと変わります。
泡を拭き取っていく様子を音だけで表現するなかなか高度なサービスです。

続く耳のマッサージはお客が火傷しないようにホットタオルをぽんぽんと扇いで軽く冷まし
耳に被せた時だけ若干の圧迫感が生まれたり彼女の声が少しこもります。
またジェルでお世話する際は左右の動きを少しずらして音の違いを楽しませます。

音自体も十分特徴的だし癒されるのですが
私個人はこういう細かな部分に対するこだわりのほうがずっと印象的でした。
比較的シンプルなサービスを複雑にすることでリアリティを向上させてます。

最後を飾る耳かきはおよそ15分間。
左耳→右耳の順に耳かき棒と梵天でお掃除し、最後に1回だけ息を吹きかけます。
ベッドに寝たままやるので左右を切り替える時は彼女が移動します。

耳かき棒は「ぞり ごり」と平べったくてやや硬い音
梵天は「すすっ しゅるー」という滑らかでふんわりした音が使われており
前者は奥から手前へゆっくり掻き出す、後者は数回掻き出す→大きく回転させるを1セットにして繰り返し動かします。

泡洗浄や耳マッサージと同じく音の質感、動き、リズムがどれもしっかりしており
特に耳かき棒は穴の手前と奥で音に違いを出してます。
2年前に出た作品ですが現在の耳かきと普通に太刀打ちできるクオリティを持ってます。

「そういえば 人の寝息も眠くなりますよね 規則正しくすーすーしているからですかね」
最中の店員さんは引き続きセリフを極端に減らし
話す時の話題も安眠に関するもので揃えて眠りやすい環境を整えます。
これから寝ようとしてる時にあれこれ話しかけられたら気が散りますから気遣いと見るのが妥当でしょう。

このように、すべてを自然に行う癒し効果の高いサービスが繰り広げられてます。
音で癒す作品
ほぼ全編で流れ続ける多彩な音が魅力の作品です。

店員さんは店を再び訪れたお客に至福のひと時を過ごしてもらおうと
最中の会話を敢えて減らして頭を空っぽにしやすい状況にし
その代わり手をしっかり動かして色んな音を鳴らします。

声や言葉よりも音を重視した作り、細かな部分にまでこだわり抜いた高品質な音。
音フェチ作品の魅力を最大限に引き出したサービスに仕上げてます。

最近はこういうタイプの作品が結構増えてるので一見すると真新しさに欠ける気もするのですが
実際に聴いてみると一切の妥協をせずに作られていて十分な個性を打ち出せてます。
シンプルなものほどサークルさんの実力がよく現れますし
ここまでの作品を作れるということはかなりの腕を持ってると言うことができます。

私はこの中だと最初の泡洗浄が特に気に入ってます。
音自体が面白いですし、コットンで拭く動作を後に入れることで音の変化も生み出してます。
音フェチ作品は普通にやるとどうしても垂れ流し気味になってしまうのでこういう工夫は非常に大事です。

音だけをたっぷり聴きたい人、安眠のお供を探してる人には特におすすめします。
おまけは体験イヤーエステ(ニコニコやyoutubeに無料公開されてる音声)です。

CV:花見るんさん
総時間 1:09:32(本編…46:58 おまけ…22:34)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2018年7月25日まで20%OFFの160円で販売されてます。
その場合の点数は10点です。

ヒプノンさんが公開されてる無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、VOICEROIDの人気姉妹「琴葉茜」と「琴葉葵」が
左右に寄り添いながらちょっぴりエッチな催眠をかけます。

人肌の温もりや幸福感でイかせるシチュ重視のサービスが行われており
催眠はリラックス系の技法を中心に据えて脱力感やベッドの温かさを全身に伝え
エッチはタイトル通り彼女たちが左右から抱きしめてその感覚をさらに強化します。
可愛い双子とソフトにイチャイチャ
琴葉姉妹に催眠をかけられハグされるお話。

「どもども 茜ちゃんやで」
茜は関西訛りで話す明るい声の女の子。
「琴葉葵だよ 今日は私たちの言葉で とっても気持ちよくなって欲しいな」
葵は丁寧な言葉遣いをする優しい声の女の子。
主人公に軽く挨拶すると、音声を聴く際の注意事項を早速説明します。

本作品は彼女たちと一緒にいる気分に浸りながら気持ちよくなるのを目的に
およそ18分に渡るコンパクトな癒し系のサービスをします。
総時間が非常に短いことを踏まえてフェラやSEXといった一般的なプレイは敢えてせず
女の子特有の柔らかさと温もりを与えてイかせる方向で進めます。


幸せイキに近いアプローチをしてくるので初心者にはピンと来ないでしょうが
催眠音声をそれなりに聴いてる人なら体や心にそれなりの熱を感じると思います。
また2人が双子ということで声を左右に分けて役割分担しながらリードするシーンもあります。

催眠はおよそ9分間。
事前に聴く際の環境や心構えを説明してから茜の声に合わせて深呼吸します。
座っても寝てもいいと言われますがベッドに寝たほうが入りやすいです。

吸ってー 海に浮かんで ぷかぷかしてる感じ 吐いてー 意識の底に 沈んでいくような感じ
そして彼女たちは早速2人いる長所を活かして誘導します。
息を吸う時は体が浮かぶイメージ、吐く時は沈むイメージと正反対のものを用意し
声が被らないよう気をつけながらリズミカルに暗示を入れる双子らしい協力プレイです。
また少し経つと茜も別の暗示を入れ始めます。

お次は左右の腕と足に的を絞りひとつひとつ脱力していきます。
ここは声の位置を中央に戻して行います。

葵「右手に意識を集中していると 右手が温かいような じんじんするような そんな感じがする」
茜「右腕が どれくらい(ベッドに)べったりくっついてるか 意識でなぞるんやで」
右腕→左腕→右脚→左脚の順に意識させながら
ベッドから伝わってくる熱を言葉で強化し脱力感と心地よさを与えます。
タイトルを見ていただければわかるように、本作品はこの後のエッチシーンで彼女たちが抱きついてきます。
だから催眠の時点で温感を操作してそれを実感できる準備を整えるわけです。
私の場合は熱は両肩、脱力感は両手首に最も強く感じました。

適度にリラックスさせてから体を軽く火照らせるシンプルな催眠です。
琴葉姉妹に抱きしめられる環境づくりを目的に
イメージを交えた深呼吸から入って軽い脱力→入念な脱力+温感操作と
リラックスに適した技法を役割分担しながら組み合わせます。

本家を始めとするガチな双子とは少し違うものの
催眠者が2人いるからこそできる誘導をしてるのも事実です。
ニコニコ動画やYoutubeで彼女たちの声を聴き慣れてる人ほど心が落ち着くでしょう。
姉妹の肌を身近に感じながら
エッチシーンは2パート6分間。
プレイは左右からのハグです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

茜「うちは あんたの左側でそーっと囁くで」
葵「こうやって あなたの右手の甲に 私の手をゆっくり ゆっくり近づけて 重ねる」
コンパクトな催眠で主人公の心と体を心地よくした琴葉姉妹は
再び左右に分かれて交互に、あるいは同時に彼へ抱きつきます。

エッチは抱きついてる様子をイメージさせながら暗示を入れて絶頂させます。
最初の4分間はその準備にあたるシーン。
葵→茜の順に彼の腕へ体を密着させつつその感触を言葉で厚めに伝えます。

葵「私の体が あなたの右腕を包み込む 私のおっぱいが 二の腕に触れて柔らかい」
茜「ぎゅーっ 快感が あんたの左腕に流れ込む 腕の快感が心に流れ込んで じんじんするような甘い気持ちになる」
シチュがカギになるプレイなのでまずは彼女たちに抱きつかれてることを意識させ
それに体と心がより温かくなる暗示を組み込んでリアリティを出します。
淫語はほとんど言いませんけど年下好きなら多少は興奮するのではないでしょうか。

残りの時間は最終目的であるドライオーガズムに追い込みます。
茜がカウントを数え、葵はその合間に暗示を入れるスタイルで
カウントが0になったら2人同時に抱きついて刺激を送ります。

葵「ぎゅーっ 快感の塊が心に流れ込んでくる おかしくなってしまいそうな快感」
ストレートなエロ要素を使わずに暗示でイかせる催眠音声らしい責めです。
ここだけをやってくれるパートが用意されてますから
物足りない人は数回追加してカバーするといいでしょう。

このように、彼女たちに抱きつかれて気持ちよくなるタイトル通りのエッチが繰り広げられてます。
ぽかぽかする作品
癒しながらちょっぴり気持ちよくする個性のある作品です。

茜と葵は自分たちに会いに来てくれた主人公に幸せなひと時をプレゼントしようと
まずは催眠を通じて心と体の嫌なものを取り除き
それから直接体を合わせて自分たちのエネルギーを注入します。

2人が力を合わせてサービスする双子らしい作り
後になるほど心身の熱を上げていく展開、そしてハグだけでイかせる珍しいエッチ。
作品のコンセプトや特性を忠実に反映させた癒しの強いサービスが味わえます。

中でも2番目の要素は催眠だと比較的実感しやすいものですし
ベッドの温かさや彼女たちの体温を触媒にする効果的なアプローチもされてます。
人によって温かくなる箇所に多少の違いはあるでしょうが
聴く前と聴いてる最中では多少なりとも変化してるのがわかると思います。

エッチは彼女たちの年齢を考慮したのか敢えてエロさを薄めてあります。
本作品の絶頂は射精などの快感とは別物なので特に問題は感じません。
普段のドライとは違いゾクゾクする感覚が走りました。

絶頂シーンは3回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

CV:VOICEROID+琴葉茜さん VOICEROID+琴葉葵さん
総時間 18:10

ダウンロードはこちらから
https://ux.getuploader.com/kotonohasaimin/
(一番上の「琴葉催眠(分割)」と一番下の「琴葉催眠」が本作品。中身は一緒でシーンごとの分割か通しかの違い)

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