同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

2016年09月



すんどめ☆超寸止め催眠 CV紅月ことね編

サークル「カジハラエム」さんの催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第12回目は男性のオナニーを見るのが趣味な肉食系お姉さんが
リラックス重視の催眠と暗示を中心に据えたエッチで快感をプレゼントします。

手を使わずにおちんちんをしごいてる感覚を与え絶頂させる独特なプレイが魅力で
彼女の言葉を聴いてるだけでお腹や股間を中心に自然と体が熱くなったり
射精する時のような熱いものがこみ上げてくる感覚を味わわせてくれます。
逆ナン女子の変わった趣味とは?
お姉さんに逆ナンされオナニーを披露するお話。

「…ねぇ。 ねぇ、ねぇっ。 ねぇってばぁ…」
お姉さんは明るくて色っぽい声の女性。
街中でぼーっとしてる主人公に突然声をかけると
彼の不安を解いた上で自宅に連れ込みオナニーを見せて欲しいと言います。

本作品は今までで最も強烈な射精感を聴き手に体験してもらうことを目的に
総時間をほぼ同じ長さに分けて催眠→エッチの順に行います。

作品名や作品説明文からエッチの最中にオナニーする、つまりセルフ系の作品と思われるでしょうが
彼女は作中でこちらに対して明確なオナニーの指示を出しません。
ただし進め方は手によるオナニーを想定してるようにも見て取れますので
いじる/いじらないを聴き手がある程度自由に選んでいいシステムなのだと思います。

私個人はドライ系の作品と見ています。
その理由の一番は催眠の技術を的確に行使し、しっかりと性感を高めてくれるからです。
ドライをある程度経験してる人ならノーハンドでも十分気持ちよくなれるクオリティを持ってます。
この作品がサークルさんの中でダントツのDL数を誇るのは純粋に優れてるからです。

音声開始直後の7分間は2人が出会ってから家に移動し催眠を始めるまでのシーン。
お姉さんは突然のナンパに不安がる彼がすんなり催眠に入りエッチで気持ちよくなれるように
最初から気さくな態度で接し、彼の気持ちを和らげるセリフを意識して投げかけます。

「ふふ。実はねぇ、お姉さん、キミの事が気に入ったの」
「私は、男の子が毎日オナニーするのなんて、全然、驚かない。男の子がオナニーしないとおかしいもんね」

具体的には彼に対して好意があることをはっきりと告げ
彼が毎日オナニーに勤しんでることをことを知っても嫌な顔ひとつせず
むしろ「若い男性ならやってて当たり前」と積極的に受け入れます。
そして催眠を始める際も無理矢理押しつけるのではなくメリットを提示した上で持ちかけます。

催眠とは直接関係ないシーンなのですが
セリフの端々から彼女との信頼関係を構築しようとする意図が見て取れます。
そしてこれは彼女の催眠を受け入れやすくするのに効果的です。
こういった細かな言葉使いにこだわってるところも本作品の魅力と言えます。
リラックス重視のシンプルな催眠
催眠はおよそ10分間。
最初はお姉さんの呼吸に合わせて4分近くゆっくり深呼吸します。
音声を聴く際の体勢は特に言われませんが、仰向けになり目を瞑るのがいいでしょう。

「吐く度に、緊張が、抜けていく。吐くたびに、リラックス、していく」
「深呼吸するたびに、おちんちんに集まっていく。おちんちんに、力がみなぎっていく。おちんちんだけが、元気。」

そして彼女は呼吸を2セット行うたび吐くのに合わせてリラックスする暗示を入れます。
深呼吸の時間が長めに取られてるだけでも気持ちが安らぐのに
穏やかな声と口調で優しい言葉をかけられたらより癒されるのは当たり前です。

催眠・エッチいずれも大部分で彼女が囁いてくれるのもそれを後押しします。
テーマの逆ナンとは随分違う静かで落ち着いた空気が終始漂っています。
並行しておちんちんが勃起する暗示も入れてきますが私の場合はさっぱりでした。
まだエッチが始まってませんし下準備的な意味合いなのだと思います。

「視界が真っ白になる。真っ白。頭の中も塗りつぶされる」
体が十分に安らいだ後はいよいよ催眠状態を深めます。
カウントを数えるお馴染みのスタイルに前後と最中の暗示を多めに交え
後になるほど意識の力が弱まり暗示を受け入れやすくなるよう上手に導きます。

事前のリラックスがしっかりしてるだけあって
カウントが進むたびに頭や体がずーんと重くなるのを強く感じます。
暗示を入れるタイミングも的確ですし、多くの人が同様の感覚を味わうのではないでしょうか。

深呼吸してからカウントを使って落とすだけの極めてシンプルな催眠です。
聴き手を催眠状態に誘導し、お姉さんの言いなりにすることを目的に
深呼吸させながらリラックスを促進する暗示を入れる→カウントを織り交ぜた深化の暗示を入れる、といったように
基本に忠実にそれぞれを進めて少しずつ確実に催眠に入れるよう進めます。

最近の作品に比べると個性の面で物足りない部分があるものの
今から5年以上も前に出た作品ですし、メインはエッチなのでまったく問題はありません。
むしろこれだけの短時間でここまで深く落とせるのが素晴らしいです。
声と言葉で快感をコントロール
エッチシーンは13分ほど。
プレイは言葉による寸止め/絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフも無しですが射精表現はあります。

「今から、キミは、私の言うとおりに、感じて、気持ちよくなっていく。私が一切、触らなくても、感じる」
催眠を使って主人公の心と体を従順にしたお姉さんは
引き続き声と言葉を使って彼の性感を高め、気持ちいい射精をさせてあげます。

エッチは終始彼女にリードされる形で進みます。
序盤に行うのは催眠音声ではお馴染みの感度上昇。
お腹を起点に腕、顔、足、おちんちんなど全身に温かい感覚を伝播させ
それをエッチな熱へと変えてオナニーしてる時のような快感を与えます。

「ジンジン、ジンジン。徐々に、じんわり、熱くなってくる。ジンジン、ジンジン。その熱が、どんどん、広がっていく」
「今すぐ、爆発しちゃいそうに、気持いい。でも、発射しちゃったら、気持よさが終わっちゃう。だから、発射は、できない」

彼を自分の言いなりにした後も彼女の態度は一切変わりません。
囁き声で擬声語を交えた暗示を入れ、中枢から末端にかけて体を温かくします。
そしてある程度高まったところで射精を制御し寸止め気分を味わわせます。

実際に聴いてみるとお腹や股間を中心に結構な熱が感じられます。
お腹はぽかぽか、股間はムズムズと若干違うものの気持ちいいのには変わりません。
物足りないなら射精しない程度におちんちんをしごくのもいいでしょう。
腕を動かなくする暗示は特に入れてきませんし、利き手を軽く上下させるくらいなら動くはずです。

続く後半は焦らし要素が一気に強くなります。
カウントをかなり多くの回数数えて性感をさらに高め、その上で射精をギリギリまで遅らせます。
このシーンだけは彼女がちょっとだけ意地悪になります。

「頭の中の、真っ白を全部っ、出っせぇええええっ!! 一発で金玉袋の中の精液を全っ部、出しきれっっ!!!」
ですが最後の瞬間は0カウントとハイペースかつ力強い口調で絶頂をちゃんと応援してくれます。
多少焦らしたおかげでそれなりの快感が得られました。
股間がキューッ、ビクンビクンと勝手に反応し心地いい痺れが走ります。
カウントの回数をもう少し減らし、その分を暗示に回していたらより良くなったと思います。

このように、催眠の技術を使ってイかせる独特なエッチが繰り広げられています。
ドライ系の秀作
最後の性的絶頂に向けてシンプルかつストレートに導いてくれる作品です。

彼女は「男性のオナニーや射精が見たい」という願望のために
会ったばかりの主人公とまるで友達のように接し、気持ちいい催眠とエッチを提供します。
彼女は逆ナンするほどですから明らかに肉食系女子なのですが
その手段は彼の心と体への気遣いや思いやりに溢れてます。
この彼女から滲み出る優しさ・温かさが催眠やエッチを楽しみやすい環境を作り上げています。

「私も、最高の射精を見られて満足だわ」
作中でするプレイがオナニーなのに実際にいじる指示が出ないとか
寸止めよりも焦らしのほうが強いなど気になる部分も確かにあります。
ですがサービスのレベルが高く、聴いてて気持ちよくなれるのも事実です。
内容を理解したうえで聴くなら普通に楽しめる確かな品質を持ってます。

催眠は実際にかけるシーンよりもその手前のほうがずっと印象的でした。
魅力的な女性とはいえ会ったばかりの人に心を開くのはそうそうできることではありません。
だからこそ主人公のことを第一に考え言葉を選んで上手に語りかけます。
このシーンがなかったら本番の催眠におけるかかり具合が随分落ちたでしょうね。

エッチはノーハンドでの射精を目指すとなると相当に難しいです。
何回か聴いてますが私も今のところ成功したことはありません。
ドライ慣れしてる人はドライを、未経験の方は普通にしごいて射精するのが無難です。

絶頂シーンは最後に1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

コンパクトにまとめられてるドライ向けの作品です。

CV:紅月ことねさん
総時間 34:39

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

ねえ、お姉ちゃん? 気持ち良くしてあげよっか?

サークル「なつこん」さんの同人音声作品。
百合をテーマにした音声・ゲーム・マンガを製作されてるサークルさんです。

今回紹介する作品は、人懐っこく献身的な妹が
お疲れ気味なお姉ちゃんに抱きつきながらゆっくり、じっくり責めて癒します。

女性同士の甘い関係(百合)を強く意識したラブラブなエッチが魅力で
年上のお姉ちゃんを「可愛い」と甘やかしながらちょっぴり意地悪に責めたり
個々のプレイ時間を長めに取って濃厚に行うなど、2人の絆の強さを感じさせる描写が数多く登場します。
愛する人に心の篭ったご奉仕を
妹と百合プレイを楽しむお話。

「おねえ~ちゃ~ん お・ね・え・ちゃーん」
妹は明るくて可愛い声の女の子。
ベッドで寝ていたお姉ちゃんのところにやって来て布団に入ると
お疲れ気味な彼女に優しい言葉をかけたりご褒美をあげます。

本作品は姉妹であり恋人同士でもある二人の女性が
ベッドの中で密着しながらイチャイチャしたり気持ちよくなる様子が描かれています。

男性向け音声作品では男性が主人公を務める場合がほどんです。
しかしこの作品に男性は一人も登場しません。
妹がお姉ちゃんを責める形で進みますから、聴き手はお姉ちゃんになりきるか傍観者になるのがいいでしょう。
隅から隅まで百合一色な甘さたっぷりの作品です。

「頑張ったねー、お姉ちゃん。よーしよしー、ご褒美に、なでなでしてあげるー」
今回エッチの相手をする妹はお姉ちゃんのことが大好き。
外では凛々しいキャラで通ってる彼女をまるで自分の妹のように可愛がります。
妹が「好き」以外に「可愛い」をよく言ってくるのが結構特徴的ですね。
大切な人だからこそ見せられる本当の姿をお互いに晒しながらプレイを楽しみます。

物語のメインとなるエッチもテーマの百合を強く意識してます。
ひとつのパートごとに責める部位を絞り込み
全体的にペースを落としてゆっくり、じっくりお姉ちゃんを責め上げます。


男性相手のエッチよりも刺激をソフトにして、そのぶん雰囲気を充実させてる感じです。
しかし同性なだけあって責め方はお姉ちゃんの喜ぶツボを押さえたものが多いです。
終盤に差し掛かると結構激しくなりますし、聴きながら1回抜くくらいのエロさは十分に持ってます。

普段は可愛がられる立場にある妹がお姉ちゃんを徹底的に可愛がり
さらに体だけでなく心も満たされるように愛を込めて責める。
特別な関係にある女性同士だからこそできる濃厚なプレイが本作品の大きな魅力です。
ちょっぴり意地悪なところもあるあまあまなエッチ
エッチシーンは4パート39分間。
プレイはキス、唾液交換、乳揉み、乳首責め、臍愛撫、クリ責め、手マン、子宮口責め、潮吹きです。
乳揉み、乳首責め、臍愛撫、クリ責め、手マン、子宮口責め、潮吹きの際に効果音が鳴ります。

「お姉ちゃんの匂い…凄いドキドキするの。抱っこしながら頭撫でてたら…凄いドキドキしちゃうの」
抱き合って寝るだけではお姉ちゃんが満足できないことを察した妹は
ちょっぴり熱っぽい息遣いで彼女に顔を近づけキスをします。

エッチは終始妹がリードする形で進みます。
一番最初の「お姉ちゃん、キスしよ?」パートでするのはもちろんキス。
唇を重ねるところから始まり唾液交換、舌を絡め合わせるディープキスへと発展します。
1パート8分間をまるまるキスに割くあたりにこの作品らしさが表れてます。

「ほら、お姉ちゃん、『欲しい』って、『ください』って、ちゃんと言ってみてー?」
「熱くてぬるぬるしてて溶けちゃいそうになっちゃった… お姉ちゃんの味がして…すごいおいしい…」

プレイ中の妹は普段とは逆のお姉さん役になってあれこれご奉仕するのですが
その際にわざと意地悪をしてお姉ちゃんの気持ちを盛り上げようとします。
具体的には服越しに体をいじって刺激を弱めたりおねだりを要求します。
そしてちゃんとできた場合はご褒美に優しい言葉をかけながらたっぷり責めてあげます。

百合というと私はストレートに愛し合うプレイをイメージするので
こういう焦らしを適度に交えたエッチは珍しく感じます。
といっても男性の時みたいに調教っぽさはなく、性感を高めるサービスの色が強いです。

キスの時に鳴るちゅぱ音はどれも蕩けるように甘く、唇を貪る感じも出ていて結構エロいです。
ですがキスと同時に鳴る布の擦れる音がやや大きく、ちゅぱ音が聴き取りにくくも感じました。

純粋なエロさが一気に上がるのは3番目の「お姉ちゃん、パンツの上からでもこんなに感じちゃうんだ?」から。
唇→おっぱいの順に責められて気持ち良さそうなお姉ちゃんを見て
妹はいよいよパンツの上からクリトリスやおまんこをいじり始めます。

「ほらほらー、お姉ちゃんー? 私、手を動かしてないのにくちゅくちゅ音がしてるよー?」
ここでも妹は比較的ゆっくりペースで大事な部分をいじりながら
お姉ちゃんのおまんこの濡れ具合を実況して興奮を誘います。
クリトリスをいじり始めると粘性高めのエッチな効果音も鳴ってそれを後押しします。

本作品ではおまんこをいじるシーンが17分近くあり
いじり方もパンツ越し→地肌のクリ&膣いじり、指の挿入など割と多彩です。
そしてそれらの多くで効果音の動きが微妙に変化します。
聴いた瞬間にわかるほどの大きな違いではなく、聴き比べるとやっぱり違うなと思うレベルです。
重要なシーンだからこそ細かい部分にもこだわってプレイを進めます。

最も盛り上がるのは最後の「お姉ちゃん、イカせてあ・げ・る♪」パート。
十分に出来上がったお姉ちゃんのパンツを脱がし、表面を軽くいじってから膣内へ指を挿入します。

「ちゃんと痛かったり苦しかったら言ってね? お姉ちゃんの一番奥に、触れさせて」
「お姉ちゃん 好き 大好きだよ、お姉ちゃん」

お姉ちゃんはもしかしたらまだ処女なのかもしれません。
大事な部分を傷つけ痛い思いをさせないようにと、妹は普段よりも慎重に指を動かします。
合間に投げかけられるセリフにも思いやりや愛情を強く感じます。
パートの終盤には指で子宮口をいじる変わったプレイも登場し、それに応えるようにお姉ちゃんが潮を吹きます。

大好きな人だからこそ自分の一番大事な部分を委ねられるし、恥ずかしい姿も見せられる。
2人の仲の良さを強く反映させた愛のあるエッチが繰り広げられています。
百合成分満載な作品
売りである百合プレイが最も耳を惹く作品です。

妹は何らかの事情で元気のないお姉ちゃんを慰めようと
一緒の布団に入り肌を密着させながら指や口を使ってじっくり責めます。
頭を撫でる、ぎゅっと抱きしめる、濃厚なキスをする、おっぱいやおまんこを巧みにいじるなど
普段の姉妹とはほぼ逆の立場で同性ならではのきめ細かなご奉仕をします。

「いっぱいいっぱいビクビクしておまんこぐっしょりにしてくれて、嬉しい」
途中で意地悪をするシーンが若干あるものの、妹の性格は優しさのほうがずっと勝ってます。
お姉ちゃんの絶頂後、彼女の体液まみれになりながら嫌な顔ひとつせず
彼女が気持ちよくなれたことに満足した表情を見せる姿にそれがよく表れてます。
妹が責められたりイくシーンがない点にも奉仕心の強さが出ています。

音声作品における百合は女体化を含んだ催眠音声くらいで
他のジャンルに比べると作品数が圧倒的に少ないです。
そういったレア度に加えてプレイのクオリティも高めと言えます。
全体的に責めが緩いところが人を選びそうですが、受け入れられるなら普通に楽しめます。

エッチはペースがゆっくりしてる分、ちゅぱ音や効果音を意識的にエロくしてます。
前半は気持ちを高めるシーン、後半は刺激を強くしてイかせるシーンとメリハリがあります。
欲を言うなら妹が感じたり乱れる様子もできれば聴きたかったです。

絶頂シーンは最後に1回。
くちゅ音それなり、淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

百合の要所を押さえた純愛色の強い作品です。

CV:綾奈まりあさん
総時間 52:12

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

【バイノーラル】センパイ2人っきりで水泳の居残り練習…しましょう?【逆レイプ・ささやき耳かき】

サークル「おさんぽソフト」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、水泳部のマネージャーをしている献身的な女の子が
気になる先輩に積極的なアプローチをして心と体をモノにします。

多くのシーンで密着し囁き声で語りかけたり微かな吐息を漏らす演出や
意地悪さよりも愛と優しさを強く感じる初々しいエッチなど
肉体・精神両面の近さを強く意識したあまあまラブラブなエッチが行われています。
真夏のプールでひっそりと
後輩とプールサイドでエッチするお話。

「せーんぱいっ もう さっきから呼んでたんですよ?」
後輩は可愛くて整った声の女の子。
水泳部の練習中、調子があまりよくない先輩のことが心配になって声をかけると
学校の授業が始まるまでの間、2人だけで特訓しようと言います。

本作品は大きく2つのシーンに分かれており
1日目にあたる4パート35分間は2人きりで練習し、そのままエッチになだれ込む様子が
2日目の2パート18分間はすっかり打ち解けた2人が耳かきや追加のエッチをする様子が描かれています。
エッチ重視→癒し重視という音声作品ではあまり見かけない流れです。

「もしかして 手、繋いでるからですか? うふふっ 恋人みたいですね」
サークルさんは後輩のことを小悪魔キャラと呼ばれてますが
彼女は先輩のことが純粋に好きなだけで本当に意地悪したいわけではありません。
自ら積極的に手を繋いだり、体を密着し囁きながら練習のアドバイスをするなど
弄ぶのではなく親身になって接することで彼の心を引き寄せようとします。

彼が奥手だから敢えて大胆に振舞う感じですね。
全編を通じて囁き声や微かな息遣いを漏らすシーンが非常に多く、彼女との距離の近さを感じます。
彼女に処女設定があるのも相まってエッチを積極的にリードする姿にはむしろ健気さがあります。
M向けの要素がほとんどない純愛系作品です。

そして2人がプールでイチャイチャする様子を効果音や環境音を使ってリアルに演出します。
冒頭の練習シーンでは先輩がプールで体を動かすのに合わせて水の音が鳴り
バックでは夏の定番とも言えるセミの声が適度に流れます。
セリフ以外の部分でも物語の雰囲気を盛り上げてくれるのでそれなりの没入感が得られます。

エッチの説明に入る前に、本作品唯一の非エロパートにあたる耳かきについて説明します。

後輩が耳かきをしてくれるのは2日目の最初にあたる「プールサイドでスク水囁き耳かき」パート。
1日目に激しいエッチをした末に先輩とほぼ恋人同士の関係になった彼女が
プールサイドでスク水を着たまま膝枕をし、耳かき棒と梵天を使ってお掃除します(約11分)。
作中で行われるのは片方の耳だけで右耳と左耳の2パターンが用意されてます。
耳に息を吹きかけるサービスはありません。

耳かき棒は「ずりずり ずずっ」という乾いた細い音
梵天は「さすさす すりゅっ」という滑らかで柔らかい音が使われており
前者は耳の壁を擦ったり奥から手前に掻き出すように、後者は穴の中をくまなく擦るように動きます。

効果音は他のサークルさんが販売されてる素材を使用しており
音質・動きどちらも十分に耳かきらしいクオリティを持ってます。
しかし、耳かきしてない側からセミの音やチャルメラといった環境音が何度も流れる演出には疑問を感じます。

膝枕をする場合、反対側の耳は彼女の太ももで塞がれてますから音は当然聞こえにくくなります。
しかし本作品では耳かき音よりも大きな音量でそれらを頻繁に流します。
耳かきしてる側のみ音量を抑えて流すのがいいでしょう。

他にも2人きりの場所なのになぜか男性が咳をする音が流れる不自然なシーンもありました。
個々の環境音を散発的に流すのではなく、違和感が出ないようにきちんと接合させて欲しかったです。
想いの強さを形にしたラブラブなエッチ
エッチシーンは5パート31分30秒ほど。
プレイは耳舐め、キス、手コキ、太ももコキ、フェラ、素股、SEX(騎乗位)です。
手コキ、太ももコキ、SEXの際に効果音が鳴ります。

「先輩のエッチ でも 2人きりだから 先輩も期待してますよね?」
練習を始めたものの自分のアドバイスが頭にまったく入らない先輩を見て
後輩は彼の欲求不満を解消しようとすかさず耳を舐め始めます。

エッチはどのパートも彼女がリードする形で行います。
一番最初の「2人っきりの居残り練習」は先輩後輩から男女の関係になるきっかけにあたるパート。
水泳の練習を名目に彼女が彼の耳や唇を舐めて親密度を一気に上げようとします。

「先輩の唇 ねぶっちゃいました でもこれは 息継ぎの練習ですよ?」
彼女は確かに積極的ですがいきなりハードなプレイに持ち込もうとはしません。
このパートでは耳舐めとキスだけを行い彼の心を少しずつ開こうとします。
最中に鳴るちゅぱ音はどちらもペースが速くねっとりしていてリアルです。
本作品のエッチは彼女がちゅぱ音を鳴らすシーンが比較的多いです。

本格的なプレイが始まるのは次の「小悪魔ちゃんに、囁かれながら弄ばれ」パートから。
練習どころじゃなくなった先輩の様子を見てプールから上がると
最初は水着越し、少し経つと直におちんちんを手や太ももを使って責め上げます。

「私の手と太ももで挟んで 気持ちよくしてあげます」
このパートのポイントはやはり後半から始まる太ももコキでしょう。
おちんちんを手と太ももの間に挟んでゆっくりしごきます。

ちょっぴりアブノーマルなプレイに興奮したのか、彼女の息遣いが今までよりも荒くなり
カウパーが滲み出でると効果音も下品になるなど雰囲気的なエロさが漂っています。
初めて男性とエッチするからこそ見せる彼女の初々しい反応も魅力的です。

最も盛り上がるのは1日目の最後を飾る「センパイ、私のナカに出して下さい」パート。
先輩のおちんちんにたっぷり触れ、2回もの射精を見てすっかり発情した後輩が
自ら彼の上に跨っておねだりし、そのまま腰を下ろして繋がります。

「先輩の熱くて硬いおちんぽ すごいっ もっと気持ちよくなりたいです」
「ダメッ 腰の動き 止まらない…ですっ」

挿入直後に痛みでちょっぴり苦しい声を漏らしキスを求める姿や
しばらくピストンを繰り返した結果、彼のおちんちんにすっかり馴染んで制御できなくなる姿など
ここでも処女らしさを感じる愛らしい仕草を見せてくれます。

ですがSEXの純粋な時間が6分程度と短く、初めてにしては慌しくも感じます。
重要なシーンですしもっと時間をたっぷり取ってがっつり聴かせて欲しかったです。
個々の演出はすごく良かっただけにもったいないなと。

このように、不慣れな女性が一生懸命ご奉仕する愛情たっぷりなエッチが繰り広げられています。
甘さの強い作品
年下の女性がすべてを投げ打って尽くすシチュが魅力の作品です。

後輩は密かに好意を抱く先輩が自分に興味を持ち、異性として好きになってくれるように
練習を名目に2人きりになれる機会を用意し、その上で自分の体を使ってたっぷり責め上げます。
多くのシーンで囁き声や微かな息遣いが流れることや、プレイ自体に強引さがほとんどないことから
彼女に犯されるよりはご奉仕されるエッチと呼ぶほうが妥当な印象を受けます。

「これから毎日 2人きりで居残り練習しましょう せ・ん・ぱい」
彼女は良くも悪くもとても純真な女の子です。
大好きな人とずっと一緒にいるには何をすればいいか考え、ストレートに実行します。
学校に通ってる年頃の男子がこんなことをされたら間違いなく落ちるでしょうね。
明らかな色仕掛けなんだけど、そのやり方は非常に初々しくて思いやりに溢れてます。

私が音声作品をたくさん聴いてるからというのもありますが
彼女に対して「小悪魔」「逆レイプ」といった用語は当てはまらないと思います。
小悪魔ならもっと意地悪さが、逆レイプなら男性が女性にする時のような強引さが欲しいです。
サークルさんが掲げられてる作品のコンセプトと内容に若干のズレがあります。

エッチについては効果音・ちゅぱ音・息遣いといったセリフ以外の部分に力を入れてます。
特に息遣いはシーンによって大きく変化しますし、彼女の気持ちが直感的に伝わってきます。
これによって得られる一体感がプレイに臨場感を与えています。
欲を言うならスク水を活用したプレイがひとつくらいはあってもよかったかなと。

射精シーンは全部で4回。
くちゅ音とちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

多感な年頃の男女が愛し合う様子をストレートに描いた作品です。

CV:紗藤ましろさん
総時間 55:08

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

【催眠音声】マゾ犬洗脳調教

サークル「びおらんて」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、上品でSっ気もあるお姉さんが
露出や犬化をテーマにしたエッチな催眠でドMな男性の欲望を満たします。

タイトルのイメージとはまるで違う聴き手のことを第一に考えた丁寧な催眠
ご主人様らしい嗜虐的な声と言葉で意地悪な指示を出し射精に追い込むエッチ、といったように
前半と後半で態度を大きく変えながら最終目的に向けてきめ細かなリードをします。
身も心も裸になる気持ちよさをあなたに
お姉さんの犬になって2種類のエッチを楽しむお話。

「はじめまして よく来てくれたわね」
お姉さんはのんびりと話す穏やかな声の女性。
誰かにいじめてもらいたい願望を抱えて悩んでる主人公に声をかけると
彼がエッチに没頭できるように催眠をかけて心を解き放ちます。

本作品は現実世界だとなかなかできないMな性的欲求を満たすことを目的に
彼女が催眠を使って心と体の両方をまっさらな状態にし
その後にご主人様として彼の希望に沿ったエッチなサービスを提供します。

「マゾ犬洗脳調教」という作品名からハードだったりヤバいプレイをイメージする人がいるかもしれません。
ですが彼女はあくまで彼のためにこれらをすることを第一に考えており
エッチの最中ももどかしい、恥ずかしい思いを与える程度に留まっています。


実際に聴いてみると予想してたよりずっとマイルドに感じるでしょうね。
催眠パートもしっかりしてますし、少なくとも私は「洗脳は言いすぎかなぁ」って思います。
それ以外のマゾ犬化と調教はちゃんとやってくれてます。

催眠は2パート28分ほど。
仰向けに横になり目を瞑った状態で彼女の声に意識を向けるよう言われた後
まずはゆっくり深呼吸して気持ちを軽くリラックスさせます。

「呼吸だけに 意識を集中して ゆっくり そうゆっくり」
「おそい呼吸に 意識を重ねる あなたの意識もゆったり 心がゆったりしてくる」

ありのままの自分になるためには心身両面が落ち着いてるのが大前提です。
だから彼女は催眠の時点ではご主人様っぽさを一切出さず
無理のないペースで呼吸させながらリラックスを促進する言葉を上手に投げかけます。

全編を通じて彼女がのんびり語りかけてくることもあり
それにつられてゆったりした気分になるとか、時間の流れを遅く感じる人がきっといるでしょう。
過激なテーマとは正反対なリラックス特化の催眠を施してくれます。

心がリラックスできた後は体のリラックス。
腕、脚、胴体、顔の順に意識を向けて力を抜いていきます。

「あなたの指は 中途半端に曲がった 一番自然な配置で止まる そこがあなたの自然体」
ここでのポイントは彼女が聴き手に自分の最もリラックスできる体勢になるよう呼びかけることです。
自然体は人が無意識的に最も安らぎを感じる体勢です。
その状態を維持させることで誰にでも通用するスムーズな脱力を提供します。

そしてこれは催眠の目的である「心身の開放」に通じるものを持っています。
体がありのままの状態になれば心も連動してそこへと近づきます。
テーマ性があり効果的でもある巧みなアプローチと言えます。

「ふわふわ ふわふわ 力を抜くたび あなたの体は 気持ちよくなっていく」
「気持ちがいいから 何も考えなくていい それがあなたの幸せ」

また彼女は脱力→浮遊感→気持ちいい→幸せ、といった具合に
言葉を使って感覚をシフトさせることで催眠を深めようと働きかけます。
体が十分に脱力してる時に体の重さがなくなったような感覚を覚えた人もいるのではないでしょうか。
そういう比較的親しみやすい感覚を起点にリラックスをさらに強化します。

続く「深化」パートで行うのはエッチを存分に楽しめる環境づくり。
裸のまま横になってる状況を利用し彼女にすべてを見られてることを意識させ
そんなだらしない姿を受け入れる言葉を投げかけてまずは強い信頼関係を結びます。

「私は そんなあなたが大好き あなたの恥ずかしいところを見て 飼いならして 可愛がって 焦らして お仕置きして 管理することを望んでいる」
調教プレイを受け入れるには相手を信じ、すべてを委ねる覚悟が必要です。
だからこそ彼女はお互いの性癖ががっちり噛み合ってることをきちんと伝え
彼が抱えている欲求をすべて満たしてあげる、言わばサービスとして調教することを宣言します。

これが先ほど本作品をマイルドと書いた大きな理由のひとつです。
押しつけがましいところが一切無いので、ある程度のM性を持ってる人ならすんなり受け入れられます。
さらにパート終盤に犬のポーズをさせてエッチの予行演習もしてくれます。

無理のない形で主従関係へと持ち込む癒し重視の催眠です。
聴き手を世間のしがらみから解き放ち、お姉さんに素直に従える心にすることを目的に
前半は深呼吸や分割弛緩といったリラックスを強く意識した内容
後半は彼女との信頼関係を強化し、ご主人様として認めるテーマに沿った内容を手堅く行います。

中でも前半の脱力は言葉選びが洗練されていて感銘を受けました。
「無理に脱力させる必要は無い、脱力できる状況に誘導してあげればいい」という自然なアプローチが光ります。
後半のパートもこちらが自ら進んで犬になれる気持ちにさせてくれます。

欲を言うなら前半の最後に1回くらいカウントと暗示を入れて、ビシッと深化させたほうがよかったとも思います。
体のだるさや意識のぼやけはそれなりに感じましたが催眠の入り具合は浅めでした。
被暗示性の低い人でも無理なく入れるように保険をかけておくのが無難です。
焦らしを中心に据えたちょっぴり意地悪なエッチ
エッチシーンは4パート41分間。
プレイは乳首オナニー、オナニー、亀頭責め、犬の真似です。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります。

「胸の前に持っていった手を 乳首に軽く当てなさい」
催眠を使って主人公を自分の従順な犬に変えたお姉さんは
ご主人様らしい軽く見下すセリフで乳首をいじるよう指示します。

エッチはどのパートも彼女に言われた通りに手を動かします。
最初の「乳首攻め(セルフ)」パートでするのはもちろん乳首オナニー(約16分30秒)。
指でゆっくり撫でるところから始まり、爪で引っかいたり指で摘んでクリクリするなど
おちんちんには一切触れず乳首だけを徹底的に刺激します。

「犬は言葉をしゃべる必要なんてない 飼い主に甘える仕草を見せればいいだけ」
「指を速めなさい 犬 ご主人様の命令よ」

エッチ全体における大きな特徴は彼女の態度の変化。
聴き手に配慮し優しい言葉をかけ続けていた催眠パートとは打って変わって
上のセリフのような上下関係を強く匂わせるセリフを積極的に投げかけます。

今回のエッチは彼の女性にいじめられたい、意地悪されたい願望を満たすのが目的ですから
ここでも彼女が優しく接してしまったら楽しませることができません。
彼に対する思いやりの気持ちを込めて敢えて突き放すようなリードをします。

「2度目のおあずけされちゃったね もしかしたら いつまでもこのままかもね」
その部分を最も強く感じられるのがプレイスタイル。
彼女は彼が乳首で気持ちよくなってるところに時折ストップをかけて焦らします。
そしてプレイを再開したいのなら腰を振っておねだりするよう要求します。

犬が尻尾を振るようにおちんちんをブルンブルンさせて意思表示するわけです。
こんな感じにプレイ中は体を動かすシーンがちょくちょく登場します。

続く「下半身攻め(セルフ)」パートはおちんちんでのオナニー(約21分)。
乳首の時と同じく比較的ソフトな刺激を与えて快感を少しずつ蓄積させ
最後の最後でカウントに合わせて気持ちよく射精します。

「感じれば感じるほど あなたの変態な姿を 私に見せることになる それがあなたの快感」
「あなたが亀頭をいじるたびに おちんちんの興奮が高まってくる」

ここでも彼女は彼がもどかしい思いをするようにとことんまで焦らします。
本格的にしごくのは終盤の4分くらいで、それまでは指先で軽くしごいたり亀頭を撫でる程度です。
その代わりこちらのM心をくすぐるセリフを言ったり感度を高める暗示を入れます。

おちんちんを満足にいじれない焦らしプレイに多くの人がやきもきするでしょうね。
純粋な性欲解消よりもマゾ犬として調教を受けることを重視したプレイを行います。
ちなみにおちんちんオナニーは終盤に「射精」と「寸止め」のいずれか片方へと分岐します。
結末はなんとなくわかるでしょうが、1回目は素直に射精を選択することをおすすめします。

このように、女性に飼われ見下される快感を追求したエッチが繰り広げられています。
マイルドな調教作品
すべてを聴き手のために考えて行う思いやりのある作品です。

穏やかでSの性癖を持つお姉さんが、たまたま自分の前に現れたMな男性に調教を施します。
仕事をしている時のような偽りの自分から脱却し、欲望に忠実な心と体にすることを目指した催眠
犬扱いしながら何度も何度も焦らしてムズムズした気分を与えるエッチ。
どちらも主人公の現在置かれてる状況を踏まえた上で性癖を満たすようにリードします。

私も最初は「どんなきついプレイをするのだろう?」と期待半分、不安半分だったのですが
いざ聴いてみると催眠パートの穏やかな雰囲気に幸せな感覚が自然と湧いてきました。
直後に始まる主従の契約も嫌な気分を与えないよう慎重に進めてます。
それでいて彼女がちゃんと上になるように作られてるのが実に見事です。

エッチについても口調は維持しセリフの表現を変えることでご主人様らしさを持たせてます。
どちらも焦らし特化のプレイなので肉体面の刺激はかなり弱いです。
もう少し感度の強化をしっかり行ってくれればより充実したプレイになったでしょう。
「引き」はしっかりしてるのだけど「押し」が弱いエッチかなぁと思います。

あとはセルフメインかつ体を動かすシーンが多いにも関わらず
エッチの開始時に腕の脱力を解除してないところも気になります。
結構ぐったりするので人によっては腕がうまく動かせない可能性もあります。

射精シーンは最後に1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

マゾ犬になりたい人のためだけに作られた個性的な作品です。
女性に見下されたり焦らされるエッチが好きな人におすすめします。

CV:雨月紅羽さん
総時間 1:15:34

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

声付き耳かき音を作ってみた34

サークル「とみみ庵」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、男の子っぽい声と態度の世話好きな女の子が
ちょっぴり刺激的なマッサージとシンプルな耳かきで男性を癒します。

サークルさんの特長とも言えるリアルで立体的な効果音に加えて多少のキャラ萌え成分も含んでおり
現実世界で行われるサービスさながらの音や動きが純粋な癒しをもたらし
最中に彼女が見せる不器用で思いやりのある仕草や言葉が心を温めてくれます。
ボクっ娘の献身的なサービス
ボクっ娘に頭皮マッサージと耳かきをしてもらうお話。

「おーかーえーりー 待ってたんだぞ?」
ボクっ娘はトーンの低い中性的な声の女の子。
帰宅した主人公に親しげに声をかけると、彼のために買ってきた癒しのアイテムを見せてあげます。

本作品はサークルさんがかれこれ2年以上に渡ってニコニコ動画に公開されてるシリーズの第34弾。
性別は女性なんだけど男の子に近い声と話し方をする彼女が
アロマキャンドルを焚いてから炭酸ガスを使った頭皮のマッサージと肩叩き
さらにお馴染みの耳かき棒や梵天を使った耳かきで30分近くお世話します。

とみみ庵さんと言えば有料・無料いずれもリアルかつ立体的な音で楽しませてくれるサークルさんです。
今作もその例に漏れず、彼女が体を動かしたり道具を使う際は必ず何らかの音が鳴ります。
今回はマッサージが特徴的な音、耳かきは癒しのパワーがたっぷり詰まった安らぐ音といったように
サービスによって音にある程度違った方向性を持たせて行います。

要所をしっかり押さえつつ面白いところも取り入れてる感じです。
時間配分はマッサージが5分30秒、耳かきが18分と後者の方が濃密です。
長く聴いても耳や頭が痛くならないように力加減が抑えられてるおかげで
横になって聴いたらそのまま眠ってしまうほどに気持ちが落ち着きます。

「ふふっ 気持ちよくて眠いんだろ? そのまま寝ちゃっていいよー」
本作品固有の魅力と言えばやはりお世話してくれるボクっ娘のキャラです。
セリフだけを見るとちょっぴり乱暴に感じるものの、サービスの進め方や内容は極めて女性的です。
むしろ男の子っぽく見えるからこそ一生懸命頑張ろうとする健気さがあります。
砕けたセリフからも主人公との仲の良さが伝わってきます。

割とギャップ萌えを感じるキャラですね。
シリーズの性質上セリフよりも効果音の方がボリュームは多くなってますが
合間に入るやり取りや仕草に彼女の不器用さと優しさが滲み出ています。
音重視で雰囲気もいいサービス
ボクっ娘が最初に行うサービスは頭皮マッサージと肩叩き。
炭酸ガスを手に噴射してから1回目は側頭部、2回目は頭頂部を中心に指で丹念に擦ります。

事前のアロマキャンドルを灯す際に鳴る「しゅぼっ ごぽごぽ」というマッチの音
マッサージ中の「ぱちぱち ぷすぷす」という爽やかな泡の音が耳に心地いい刺激を与えます。

彼女が手を近づけたりスライドさせる様子も音だけでしっかりと表現されてますから
実際にマッサージされてる気分がとても味わいやすいです。
音質だけでなく細かな変化も味わえるところがこのシリーズの魅力です。

「どう? 気持ちいい? えへへ じゃあもうちょっとトリートメントつけようかな」
最中のボクっ娘は痛みを与えないよう丁寧にお世話しつつ
気持ち良さそうにしてる主人公の姿を喜び、もっと癒せるように頑張ります。
無愛想でもツンデレでもない素直な性格の女の子に映りました。
仕上げの肩叩きも短い時間でリズミカルに拳を打ちつけ凝りをほぐします。

メインのサービスはその後に始まる耳かき。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒と梵天で汚れを取り、最後に弱めの風圧で息を吹きかけます。

耳かき棒は「すりゅっ さすー」とかなり滑らかで乾いた音
梵天はふわふわした非常に柔らかい音が使われており
前者はストロークを変えながら耳の壁をなぞるように、後者はゆっくり回転させたり小さく掻き出すように動きます。
ちなみに耳かき棒は耳の手前と奥の2段階に分けて行い
奥に進む際は効果音がやや低く鈍いものへと変化し動きもゆっくりになります。

本作の耳かきは器具で長めに刺激を与えてから掻き出すシーンをそれなりに見かけます。
もしかしたら穴の中のマッサージも兼ねてるのかもしれません。
音の途切れが普段よりも少ないので耳に刺激を感じやすくなってます。

「実はね ちょっと勉強したんだ ボクだって君のこと ちゃんと癒せるんだぞって 知ってほしくて」
そしてボクっ娘が時折手を止めて語りかけてきます。
彼女が彼に対してどれくらいの好意を抱いてるかはわかりませんが
自分に体を預けてくれたことに感謝し、信頼に応えようとしてるのは事実です。
マッサージの時よりも楽しそうにお世話してる印象を受けました。

このように、音を中心に据えつつボクっ娘らしさも感じられるサービスが繰り広げられています。
キャラ萌え要素も含んだ音フェチ作品
サービスそのものとボクっ娘の愛らしさで二重の癒しを与えてくれる作品です。

声や口調は素っ気無いのだけど実はとっても優しい彼女は
帰ってきた主人公のために様々な器具を使ってサービスします。
序盤のマッサージは炭酸やアロマキャンドルといったあまりメジャーでない音を組み合わせ
その後の耳かきは定番の器具を使った王道スタイルを貫きます。

そしてその一部始終を多種多様な音を使ってリアルに表現しています。
今年に入って音フェチ系の作品が俄かに増えてますが
とみみ庵さんの作品における音質や動きの自然さはずば抜けて優れてます。
耳に息を吹きかけられた彼がちょっとだけ体を動かす音も入っていたりと芸が細かいです。
セリフよりも音だけが流れる時間の方が長く自然な癒しが得られます。

「んーっとね 耳かきで掃除するんだけど 初めから奥に入れないで 手前から奥の順でやっていくよ」
ボクっ娘については声やセリフと行為にギャップを持たせて魅力を引き立たせています。
聴き始めた直後に男っぽく感じた人も、聴き終える頃には彼女の女性な部分に気づくと思います。

短時間で癒しを得るのに役立つ作品です。
これ以前の作品も秀作揃いですからそちらも是非お試しください。

CV:ユキトさん
総時間 27:03

声付き耳かき音を作ってみた34
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29691395

完全女性上位の学校での意地悪な女の子の射精寸止め快楽試験!

サークル「カモネギちゃんねる」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、声や口調は上品だけど内面はとっても意地悪な女の子が
試験を名目に男子生徒と様々なエッチをしながら射精をコントロールします。

こちらを見下し、貶める言葉責めと数多くの寸止めを織り交ぜたドM向けのプレイが特徴で
彼女はパートごとのプレイやルールに従い、射精の寸前まで追い込むたびに責めの手を止め
もどかしかったり辛そうにしてる彼の情けない姿を微笑交じりに観賞し馬鹿にします。
女尊男卑の世界で行われる過酷な試験
女の子の寸止めプレイに耐え続けるお話。

「ようこそ。さぁ、座って?」
女の子は可愛くてお淑やかな声の女の子。
今年学校に入学したばかりの主人公を呼び出すと
これから数日間に渡ってエッチなテストをすると言います。

本作品は大きく4つのパートに分かれており
手コキ・素股・オナホコキといった感じにプレイを切り替えながら彼女が彼の男性機能をチェックします。
この学校は男性よりも女性の方が圧倒的に優遇されてる場所。
入学した男子は漏れなくこの試験を受ける義務があるそうです。

「これからあなたのおちんちんに快楽を与えます♪ 設定された制限時間が過ぎるまで射精しないように耐えて下さいね♪」
試験のルールは至って簡単。
彼女に一定時間おちんちんを責められ耐え抜いたら合格、射精してしまったら失格です。
さらに4つある中の1つでもクリアしたらOKというかなり緩い内容です。
もしすべてに失敗した場合、卒業まで女子生徒たちの性的なオモチャになる過酷な運命が待ってます。

「全部失敗したほうが美味しくない?」と思う人がいるかもしれません。
しかし一旦オモチャになったらそれこそ人生を棒に振るレベルの重大なペナルティを負うことになります。
この世界における男性は女性よりも遥かに価値の低い存在です。

全編を通じて言える大きな特徴は女の子の意地悪さ。
エッチを行うおよそ61分間の中に寸止めシーンを7回も用意し
それ以外にも言葉責めや焦らしプレイなど男性側が悶え苦しむ要素が数多く登場します。


「私の体舐め回すように見ながら、絶対いやらしい事考える顔してるー♪ さすがぁ・・・ど・う・て・い♪」
彼女は試験官ですから彼が射精したくなるように様々な責めを繰り出します。
しかしその行為や言葉には愛情がほとんどありません。
女性経験のない彼を「童貞」と見下し、試験のルールをすっかり忘れて感じる姿を見て「ばーか」と言います。
穏やかな声や口調に反してセリフは結構辛辣です。

また一部のシーン、具体的には最終パートで意地悪を通り越して理不尽と感じる描写があるため
生半可なM性の人が聴くと気分を害したり怒る可能性があります。
当サイトではどんな責め苦にも耐えられる真のドMにのみおすすめします。
きつめの言葉責めと寸止めを組み合わせた意地悪なエッチ
エッチシーンは4パート61分30秒ほど。
プレイは手コキ、素股、キス、オナホコキ、全自動オナホコキです。
キスを除くすべてのプレイでほぼ同じ音質と動きの効果音が流れます。

「それでは始めましょうねー♪ ズボンを脱いでおちんちんを出して下さいねー」
これから行う試験の内容やルールを簡単に説明すると
女の子は主人公におちんちんを取り出させ手でしごき始めます。

エッチはどのパートも彼女に責められる形で進みます。
一番最初の「手コキ編」で行うのはもちろん手コキ。
「ぐぷっ にゅちっ」という粘性高めの効果音を標準くらいのペースで鳴らしながら
彼の様々な部分を貶したり寸止めを繰り返して射精感を煽ります。

「あ♪ 切なそうな顔♪  そうですよね、気持ち良いですよね♪ だっていっつもオナニーしてる時のスピードですもんね、こーれ♪」
「このままお漏らししたらすっごく気持ち良い♪ イク、出る、出る、出る・・・♪ ・・・じゃあ、休憩です♪」

最中の言葉責めはおちんちんのみすぼらしさを指摘するところから始まり
自分のパンツを覗こうとしてる浅ましさや弱点を責められたらすぐ射精しそうになる情けなさなど。
それらを普段通りの穏やかな口調で語りながら射精が近づくと寸止め→再開を繰り返します。

こちらを褒めてくれるセリフがほとんどないので聴き続けてると結構凹みます。
これも筋金入りのドMにのみ聴いてほしい理由のひとつです。
寸止めは15分で3回ですから体への負担が多少あるくらいです。
聴き手が実際に寸止めプレイを味わえるように1回1回を丁寧に行います。

「ぴゅっ ぴゅっぴゅぅ~♪ どぴゅ、どぴゅ、どぴゅぅ~♪ びゅっくびゅっく♪」
エッチ全体における大きな特徴は射精の様子をセリフで実況してくれること。
「ぴゅっぴゅー」「びゅるびゅる」などの言葉を駆使して射精の勢いや精液の量をきめ細かく教えます。
そしてこれは彼が試験に失格したことを意味します。
性的快感と同時にちょっとした背徳感も味わうでしょうね。

続く「素股編」は先ほどよりもずっと踏み込んだプレイ。
女の子がスカートをたくし上げて主人公のおちんちんを挟み込み
ぎゅっと抱き合った状態で腰を動かしながらキスをします。

「あなたとおまんこエッチするなんて絶対に嫌です♪」
「おちんちん気持ち良くなるのに必死過ぎ♪ 顔真っ赤で息ハァハァさせながらなさけなぁ~い腰振りで童貞必死過ぎ♪」

一見すると恋人同士っぽいプレイですが、彼女は最初の時点で彼の希望をあっさり打ち砕き
初めての快感に溺れて一生懸命腰を振る姿に突き放すような言葉をぶつけます。
体が密着してるからこそ、心の距離を普段以上に取ってるのがなんとなく伝わってきます。

ですがプレイ自体はかなりエロいです。
最中に鳴る濃厚なちゅぱ音や、パート後半から彼女が囁き声で語りかけてくれるあたりが主な理由です。
寸止めの回数が1回だけなのもあります。
実際にこんなことをされて射精を我慢できる男性はそうそういないでしょう。
相手の弱点を的確に突いて射精=失格へと追い込む彼女の手腕が光ります。

唯一普段とは違うルールで行われるのが3番目の「オナホコキ編」。
彼女にばれずにオナホの中に射精できたら合格、見透かされたら寸止めを繰り返すスタイルで行います。
おそらく使用するオナホが透明じゃないものなのでしょう。

「ほーら、ゆっくりゆっくりぃ・・・♪ からの、不意打ちでぇ・・・ゴシゴシゴシィ~~♪」
「射精のタイミング、女の子にバレバレで恥ずかしくないんですか? ぜ~んぶ見透かされてるんですよー?」

過去2回のプレイで彼の弱点をしっかり把握してるだけあって
彼女はここでも合格させないように緩急をつけた責めを繰り出します。
そして彼の声・表情・反応を観察しながらベストなタイミングで停止し射精を阻止します。
このプレイには明確な制限時間がないため、ギブアップしない限り寸止めがずっと続きます。

女性に自分のイく瞬間を把握され、コントロールされるシチュがM心をくすぐります。
寸止めは最初のパートと同じく3回ですが、こちらのほうがよりM性の強いプレイと言えます。

このように、男性の射精を煽りつつ徹底的に食い止める大変意地悪なプレイが繰り広げられています。
際立って意地悪な作品
作品の長所である「意地悪さ」と「寸止め」が魅力の作品です。

女の子は主人公が4つの試験にすべて失格し、女子生徒たちのオモチャになるように
最初から彼を見下し突き放すセリフを投げかけながらプレイに取り組みます。
声や口調はあまあまなので雰囲気はそれほど過酷に感じないのですが
それに反してやってることは結構えげつないです。

「射精に必死過ぎます♪ 本当に頭の悪いオス♪ くすくす♪」
世界観を忠実に反映してると言いますか、彼女は彼を対等な人間とは思ってないようです。
だからこそまるでモノ扱いするような手厳しい責めを繰り出します。
調教よりも拷問に近いプレイなのでかなり人を選ぶ作品だと思います。

もうひとつの柱にあたる寸止めについてはレベルが高いです。
1回ごとに実践できる十分な時間を取り、それに向けて心身をバランスよく責め立てます。
言葉責めに比べると肉体面への刺激はオーソドックスで興奮を高めやすいです。

ただし、エッチにおける効果音の扱いは色々と気になりました。
4つのパートすべてでコキ系のプレイをしてるのに効果音がどれもほぼ同じです。
射精が近づくと若干ペースが速くなるくらいの変化しかありません。
もしかしたら別の音なのかもしれませんけど少なくとも私には違いがわかりませんでした。

最近の音声作品は効果音に力を入れてるものが増えており
手コキ・素股・オナホコキで別の音や動きをするのはもちろん
例えばオーソドックスなパイズリ、左右の乳房を交互に動かすパイズリ、縦パイズリなど
同じプレイでもその方法によってまったく違う音が鳴る作品なんかもあります。
そういった状況を考えると効果音は是非見直して欲しいです。

射精シーンは全部で4回。
くちゅ音それなり、淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

女性にとことんいじめられる喜びを教えてくれる作品です。
おまけは「でちゅまちゅオナサポ編」と「匂い嗅ぎ編」です。

CV:西浦のどかさん
総時間 1:20:53(本編…1:15:03 おまけ…5:50)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

ブラッドアイズ~聖女セレナ~

サークル「KUKURI」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、偉大な神に日々祈りを捧げる神聖な巫女が
とある出来事をきっかけに女性の快楽に目覚め溺れてゆきます。

清浄な女性が犯され、汚されるちょっぴり背徳的なシチュを主観的に楽しめるのが特徴で
総時間の半分近くの時間を使ってしっかり催眠をかけ、彼女になりきらせた後に
純粋な性的快感と汚される快感の両方を味わわせながら絶頂へと導きます。

今回は第一章を聴いてのレビューをお送りします。
神に最も近い女性を快楽の虜に
聖女セレナになりきり3種類のエッチをするお話。

「今から 物語の世界に入るための手続きをしていきます」
お姉さんはお淑やかで落ち着いた声の女性。
音声を聴く際の注意点や身の回りの環境について簡単に説明すると
早速主人公を催眠の世界に誘導し始めます。

本作品は術者であり案内役でもある彼女の声に従って催眠に入り
全三章からなる物語をセレナ自身の立場で楽しみます。
各章は内容が完全に独立しており、基本的には1回で一章ずつ聴く作りになってます。
つまり最低でも3回は楽しめるわけです(催眠・女体化・解除パートは各章共通)。

「全部通しで聴けばいいんじゃない?」と思う方もいるでしょうが
重複部分を除いた時間だけでも3時間30分ある大作ですから、催眠状態の維持を考えれば個別に聴くのが妥当です。
催眠を含めると一番短い一章でも90分、最も長い三章は120分と十分なボリュームです。

ストーリーを簡単に説明しますと、セレナはグラント大陸にある宗教国リムルにおいて
国内でたった4人しかいない神聖な巫女です。
太陽神コーラルと交信できる数少ない人間として日々祈りを捧げてるわけですが
ある日、神殿近くの小屋で男女がエッチしてる様子を見てしまい興味を持ち始めます。

コーラルの巫女は男女を問わず性的な関係を持つことが許されてません。
巫女の責任と女性の好奇心、2つの感情に悶々としていた彼女のもとにとある人物が現れ
結果的に彼女は快楽を貪るだけのメスへと堕ちていきます。

エッチとは無縁なはずの女性が犯され、汚される展開こそが本作品の大きな魅力です。
それを彼女自身になりきって楽しむのですから当然それなりの背徳感も味わえます。
お姉さんもより多くの聴き手がそう感じられるように時間をかけてじっくりお話を進めます。
リラックスを重視した手堅い催眠
催眠は2パート37分間。
仰向けに横になり、目を開けたまま天井の一点を見つめるところから始めます。

「じーっと見つめていると 瞼が重たくなるのを 感じます そして 目を開けているのが だんだんと億劫に感じてきます」
約1分半この状態を維持するだけの簡単な行為なのに
後になるほど瞼が無性に重くなったり眠気を感じるようになります。
それはお姉さんがそう感じさせる暗示を丁寧に入れるからです。
ぼんやりした口調でゆっくり語りかけてくれる点も効果を後押ししています。

その後はより深いリラックスを得るために軽く深呼吸したり
今の身の回りの状況や感覚を確認してから彼女の言葉をひとつひとつ復唱します。

「両足から力が抜けていく それがとても心地いい」
「光が 私(聴き手)の中に入っていく どんどんと 私の中に入っていく 光は 私の内側へ入っていく 私の意識も 内側へ 入っていく」

復唱する内容は手足の脱力から始まり
夢の世界に落ちる感覚や体に光が照らされ、それに温かさを感じるイメージなど。
どれも心身を落ち着け彼女の言葉を受け入れやすくすることを意識しています。

復唱形式にしたのは聴き手が自己暗示を入れるスタイルにしたかったからでしょう。
誰かに言われるよりも自分で言い聞かせたほうが暗示は入りやすいです。
リラックスに多くの時間を割いたのもこれの成功率を上げるためだと思います。
数多くの作品を世に送り出してきたKUKURIさんらしい流れるような誘導です。

続く女体化パートはセレナの住む世界へと移動した後
彼女と出会ってひとつになり、パーツごとに容姿や感覚を確認して馴染ませます。

「あなたは赤子を抱いていると とても気分が落ち着いてきます」
「これら(おまんこ)に少しでも刺激があると 体が反応するようになります」

彼女と一体化するシーンが結構唐突で人を選ぶ部分もありますが
その後の女体化を定着させるシーンは時間をかけて丁寧に行います。
赤ん坊を抱いてるイメージで安心感を与えるアプローチなどはいかにも女性的と言えます。
女体化音声をある程度聴いてる方ならついていけるのではないかなと。

体をパーツごとにリラックスさせてからテーマに沿った女体化をするシンプルな催眠です。
聴き手を聖女セレナになりきらせることを目的に
最初のパートは凝視法からの深呼吸や脱力といったリラックス重視の内容で進め
終盤の復唱形式による深化で意識の力を一気に弱めます。

そして女体化は軽いイメージの後に乳房、腰、肌、おまんこといった
女性の特徴的な部位にターゲットを絞り、カウントを交えながら変化の様子を描きます。
催眠パートが22分、女体化が14分と時間配分も丁度良く両方を手堅く行っています。
ただし、主人公がセレナと出会いひとつになるシーンだけはもう少し慎重に進めて欲しかったです。

ちなみに、これまで紹介してきた催眠はひとつ前に発売された「リリムの悪戯~贄少女~」とほぼ一緒です。
催眠パートの進め方や使われてる技法、女体化パート後半の部位ごとにカウントを数えるシーンが該当します。
中には両作品でまったく同じセリフを言うシーンもありました。

そのため前作を既に聴いてる人には新鮮味に欠けると思います。
エッチが売りの作品ですし、催眠にもちゃんと入れるので大した問題ではないのですがご注意ください。
巫女からメスに成り下がる快感
一章のエッチシーンは31分間。
プレイは乳首オナニー、オナニー、クロエとのキス/乳首責め/手マンです。

エッチな効果音はありません。
セルフは一応ありですがイメージでの代用が可能です(ドライもあります)。

「ふと考えます あれが 自分の中に入ってきたらどうなるのかと」
今日のお祈りを終えて部屋に戻ったセレナは
先日小屋で見た女性の気持ち良さそうな姿や男性のおちんちんを思い出し
あれを挿入された時のことを思い浮かべながら服越しにおっぱいを揉み始めます。

エッチはシーンによってプレイ内容や展開が大きく変化します。
最初の12分間は彼女が1人でオナニーを楽しむシーン。
服越し→地肌の順に乳房・乳首・おまんこを丹念にいじります。

「熱い 熱い どんどん熱くなっていく 体が熱くてたまらない」
「全身が敏感になり 少し触れただけでも感じるようになります」

そして最中はお姉さんがプレイの様子を実況しながら感度が上がる暗示を何度も入れます。
この時点ではまだ誰にも見られてないだけあって背徳感はあまりなく
魅力的な肢体を持つ女性が初めて性感を体験し、驚きながらも受け入れる様子が丁寧に描かれています。

お姉さんがここでのプレイスタイルを曖昧にしてるのも珍しいですね。
実際にいじってもいいし、オナニーの様子をイメージするだけでもいいと言ってくれます。
乳首なら男性がいじっても気持ちよくなれるのを踏まえてこうされたのでしょう。
ですがしばらく経つとおまんこをいじるシーンがありますし、いじらないほうがスムーズに楽しめると私は思います。
感度上昇暗示だけでもある程度の気持ちいい感覚が味わえます。

状況が一変するのはその後から。
気になって様子を見に来た見習い巫女のクロエに行為を目撃され
半ば脅迫される形で指や舌による責めを受け続けます。

クロエ「いいんですか? あまり変なことをすると 私 しゃべっちゃうかもしれませんよ?」
お姉さん「おまんこの中で 指先が肉壁をぐりぐりと抉る そのたびに 体がビクビクと反応する」
クロエも巫女ですからセレナの行為の意味はよくわかってます。
その上で敢えて禁を犯し、彼女を快楽の沼へ突き落とそうとします。
プレイだけを見るとソフトなレズなのに、この設定のおかげで多少ドロドロした雰囲気を感じます。
処女マンコに初めて他人の指を差し込まれイかされる展開もテーマの「聖女を汚す」に適しています。

オナニーの時よりも感度を上げる暗示がずっと多いですから
後になるほど脳や股間にエネルギーが蓄積されていくのを感じるでしょう。
フィニッシュの時も腰を中心にじんわりとした心地いい痺れがしばらく漂ってました。
1回の絶頂に向けて心を上手に盛り上げてくれます。

このように、清らかな巫女が他の女性によって堕落させられる背徳的なエッチが繰り広げられています。
ちょっぴりブラックな作品
プレイだけでなくキャラやストーリーにもこだわってるドラマ性の高い作品です。

神に仕える者として民衆の尊敬を受けている巫女が
ふとした気の緩みをきっかけにずるずると快楽へ溺れていきます。
彼女自身だけでなく周りの環境や他の登場人物の特徴まできちんと設定し
それらを複雑に絡め合わせて聴き手が作品の世界に自然に入れるよう誘導します。

巫女やシスターといった聖職者が汚される展開はエロだと定番になってますが
本作品の場合は無理矢理そうさせられるのではなく、彼女が自らそれを望む形でお話を進めます。
立場は彼女の方が上ですから、クロエとのエッチもきちんと拒絶すれば回避できたはずです。
ですが実際はおまんこへの侵入まで許してしまいます。
今までずっと押さえ込んできた性への欲求が爆発しかけてるのがよくわかります。

一章は彼女が堕落するきっかけに過ぎません。
作品説明文に書かれてるように二章では処女喪失、三章ではよりM向けのプレイが登場します。
時間的にも内容的にもエッチのほうがずっと充実してる作品です。

催眠については前作を視聴済みの私にとっては正直いまいちでした。
ですから前作をまだ聴いてない人にのみおすすめします。
せめて両作品に何らかの関連性があれば随分変わったのですが…。

一章の絶頂シーンは1回。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

女性が堕落する様子を臨場感を持って描いた作品です。

CV:分倍河原シホさん
総時間 3:31:42(共通パート…44:45 一章…47:35 二章…48:18 三章…1:11:04)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は6点。
210分1200円とコスパがいいので+1してあります。
前作未視聴の人が聴く場合はもう1点プラスします。


【耳かき・耳なめ】魔法の催眠リラクゼーションサロン・ローズ ~女体化・癒やし催眠音声~【ハイレゾ】

サークル「雷夢」さんの同人音声作品。
耳かきや耳舐めといった癒し系同人音声を主に作られてるサークルさんです。

今回紹介する作品は、優しくてちょっぴりSっ気もあるお姉さんが
現実世界では決して味わえない独特なサービスで男性客の心と体を癒します。

女性になった直後におめかしするところから始まり
ガールズトークしながらの耳かき、焦らしを重視したソフトタッチのレズプレイなど
聴き手を女性になりきらせることを強く意識したあまあまラブラブなサービスが行われてます。

作品名や販売サイトの作品説明文から催眠音声と思われる方もいるでしょうが
本作品は催眠音声ではありません。
理由はこの後説明するとして、当サイトでは同人側で紹介します。
男性では味わえない快感をあなたに
飛鳥日 真姫(あすかび まき)に女体化の催眠をかけられ色々なサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ 魔法のリラクゼーションサロン・ローズにようこそ」
真姫は上品で色っぽい声のお姉さん。
癒しを求めてやって来たお客を温かく迎えると
お店のコンセプトやサービスの内容を簡単に説明します。

本作品は男性の中に潜む女性の部分を開花させ、本物の女性になってもらうことを目的に
彼女がおよそ1時間に渡って癒しとエッチなご奉仕をします。

2人の女性がイチャイチャするシーンが多いおかげで雰囲気はとても甘く
彼女も彼に癒しを感じてもらえるように優しく優しくリードします。
レズプレイも含めて女の子同士のデートを主観的に楽しんでもらう作りになってます。

「男のあなたを裏返せば 女のあなたが現れる」
そして聴き手が主人公に感情移入できるようにと
一番最初の「プロローグ 催眠導入」パートで彼女が女体化の魔法をかけます(約2分)。
内容は目を瞑って深呼吸しながら温かい光に包まれてる様子をイメージし
彼の中に潜む女性の顔を浮かび上がらせるセリフに耳を傾けます。
ちなみに最中は彼女の声に強めのエフェクトがかかります。

ですがこの音声を聴いて実際に催眠に入れる人は皆無です。
理由は催眠に関する技術が特に使われてないからです。
世に出ている催眠音声はいずれも聴き手を催眠状態に誘導することを前提としており
そのために古典催眠や現代催眠の技術を駆使して物語を進めます。

最近は全体のレベルが上がったせいで催眠っぽくないものも出てますが
それらもきちんと読み解けば必ず何らかの技術が込められています。
しかし本作品にはどう考えてもそれがありません。

「催眠音声を形成する必要最低限の要素が無いから催眠音声ではない」というのが私の考えです。
実際に聴いたときにその手の感覚がまったくしなかったのもあります。
エフェクトのおかげで意識が多少ぼんやりする人はいるかもしれませんね。
女の子になりきることを目指したサービス
女体化の魔法をかけ終わった後の2パートは非エロのサービス。
「ヘアメイク・お着換え」パートでは女性にとって大切な身だしなみを
「膝枕・耳かき」はその格好で真姫に膝枕をされ耳をお掃除してもらいます。

「どうですか? 自分を美しく見せるために 女の子はこうやって手入れしてるのですよ?」
「恐がらなくても大丈夫 だんだん変わっていく自分が 本当の自分だと気がつくはずですわ」

主人公を女の子にした後も彼女の優しさは変わりません。
髪を切りそろえたり、マニキュアを塗ってあげたり、お化粧をして彼をより美しい姿に変えてあげます。
そして最中は異性の体に不安がる彼の心をケアする言葉を適度に投げかけます。
髪を切るシーンではほんの少しですがハサミの音も鳴ります。

催眠については手厳しいことを言いましたが、それ以降のサービスは割としっかりしています。
特に身だしなみをチェックするサービスは男性相手では決してやらないことです。
男性とは明らかに違う要素を盛り込んで女性になった気分を少しずつ膨らませてくれます。

「チョコレートケーキですか? まぁ素敵 私は生チョコのケーキが好きですわ」
続く耳かきも本作品ならではの工夫がされてます。
真姫は慣れた手つきで耳かき棒を動かしながらお菓子の好みや今着てる洋服のことを話します。
欲に言うガールズトークってやつです。
耳かき中はかなり頻繁に話しますから耳かき音よりも会話のほうがメインと言えます。

耳かきについては「すり じじっ」という乾いた硬めの音が使われており
軽く引っかいたり掻き出す感じに動きます。
音質は比較的良いほうだと思うのですが、効果音よりもセリフの音量のほうが大きいせいで
耳かき音が聴き取りにくいという弱点も持ってます。

位置関係を考えれば普通は効果音>声になるはずですし、ややリアリティに欠けるかなと。
お店なのに耳かき棒しか登場しないのも物足りないです。
ソフトタッチで少しずつ絶頂へ
エッチシーンは2パート27分30秒間。
プレイは耳いじり、耳舐め、乳揉み、乳首舐め、キス、手マンです。
耳いじり、手マンの際に効果音が鳴ります。

「可愛い耳 私 耳を責めるのって だーい好きなんです」
2種類のサービスで主人公の心もすっかり女の子にした真姫は
彼の耳元に口を寄せ、まずは縁のあたりを指で優しく撫で始めます。

エッチはどちらも彼女にリードされる形で進みます。
前半の「淫乱な耳なめ」パートは名前の通り耳への責めがメイン。
指でいじる→息を吹きかける→舐めるといった具合に徐々にハードな刺激を与えます。

「男性は快感をペニス おちんちんで感じるのですが 女の子は体すべてで快感を感じるんですのよ」
そして最中は彼女が女性の感じ方や愛し方を優しい口調でレクチャーします。
本作品のエッチは全体的に責めるペースが緩く、ソフトな刺激を与えるシーンが非常に多いです。
これも男性によくある激しくて刹那的な快楽ではなく、気持ちいい時間をできるだけ長く楽しみ
深い幸福感や充実感を得た上で絶頂してもらうことを見据えてのことです。
一般的な18禁音声に比べると控えめですがテーマに合ってるのも事実です。

耳舐めについては意識的にゆっくり責める代わりに水分が高めです。
抜けるとまでは言いませんが、聴いてると自然に勃起してくるくらいのエロさがあります。

後半の「手マン・おっぱい舐め・濃厚キス」はさらに踏み込んだプレイ。
服をはだけさせておっぱいを責めたり、彼に脚を開かせてクリトリスを優しくいじります。

「ご覧になって? パンティにべったりと 蜜を塗ったようにシミができてますわ」
「『私のクリトリス いじってください』って言うことができたら 願いを叶えて差し上げますわ」

ここも前のパートと同じく物理的な刺激は比較的ソフトにし、精神的な興奮を煽るセリフでその不足分を補います。
特にパート後半の手マンはぐっしょり濡れたおまんこを観察したり
恥ずかしいセリフを言わせるMっ気のあるシーンがいくつかあります。
最後の絶頂をより深く味わえるようにわざと焦らしたり意地悪をしてくれます。

ですが、催眠音声におけるドライオーガズムを得るのはこの内容だとさすがに難しいです。
エッチに入っても催眠の技術と呼べる要素は特になく、男性として普通にオナニーすることになります。
前提となる女体化が崩れてるおかげで素直に楽しめなくなってるのが残念です。

このように、年上の女性に優しく責められるイチャラブ要素の強いエッチが繰り広げられています。
あまあまなレズ系作品
女体化後に始まるサービスのすべてが女性を対象としている珍しい作品です。

真姫は仕事や日常生活で疲れを感じてる主人公が本当の意味でリフレッシュできるように
まずは普段と違う女の子の姿へと変え、その後で女性になりきらせながらあれこれお世話します。
女性同士ならではの蕩けるように甘い雰囲気、そして彼女の慈愛に満ちたセリフの数々。
男性にお世話してる時とは明らかに違う、同性ならではの距離の近さが自然と感じられます。

「いいですわよ 気の済むまで 私の膝でお休みくださいませ」
最初から最後までお姉さまのように振舞う彼女の態度も癒しにプラスに働いてます。
エッチの一部で意地悪をするのも結局は彼に楽しんでもらいたいからです。
その気持ちがあるから焦らしやソフトタッチも嫌な気分を抱かず受け入れられます。
お嬢様っぽいセリフも彼女の声にマッチしていて実に良いです。

しかし、本作品のキーとなる女体化催眠が完全に破綻してることから
女の子になりきってこれらを楽しむのは正直なところ難しいです。
サービスについては耳かきが多少気になるものの明確なテーマ性があります。
ですがエッチなどはやはり女性になりきってこそ楽しめるプレイだと思います。

まとめると、女体化催眠がしっかりしてたらそれなりに楽しめたであろう作品です。
もしまた催眠音声を製作される場合はこの部分に力を入れるとより良いものが生まれるでしょう。

絶頂シーンは最後に1回。
ちゅぱ音そこそこ、淫語・くちゅ音・喘ぎ声ごく僅かです。

以上のことから今回はこの点数とさせていただきました。
おまけは3種類の効果音です。

CV:結姫うさぎさん
総時間 1:02:40(本編…56:14 おまけ…6:26)

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

お兄ちゃんは妹のオナホ奴隷~オナサポ編vol.3~

サークル「妹すたー」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、あまあまな声とちょっぴり意地悪な性格を持つ妹が
様々な指示を与えてお兄ちゃんのオナホオナニーを手伝ってあげます。

オナホだからこそできる要素を多分に含んだ短時間ながらも密度の高いエッチが魅力で
亀頭やおちんちん全体をオナホで責めるオーソドックスなプレイを多彩な効果音でリアルに表現したり
パッケージに書かれてるエッチな文言を復唱させたりして心身をバランスよく責め立てます。
新品のオナホで気持ちいいオナニーを
妹にオナホオナニーをサポートしてもらうお話。

「は~い、どうぞ~」
妹は甲高くて可愛い声の女の子。
新しいオナホ持って部屋にやって来たお兄ちゃんの気持ちを瞬時に察すると
様々な指示を出しながら彼のオナホオナニーを観察してあげます。

本作品はオナホオナニーをより楽しく、より気持ちよく行ってもらうことを目的に
彼女がおよそ18分に渡るオナサポをします。
シリーズ3作目にあたりますがお話は独立してますのでここから聴いても大丈夫です。

作中で行われるプレイは100%オナホを使いますから、聴く際はオナホを必ずご用意ください。
彼が新品のオナホを使うシチュになってますが実際にそうである必要はありません。
もしまだ処分してないのなら商品のパッケージも手元に置いておくとプレイがより捗ります。

「情けなくてぇ、とっても恥ずかしいはずなのに… ふふ、おチンポそんなにおっきさせちゃって♪ このぉ… へ・ん・た・い・さ・ん」
妹はいかにも年下といった雰囲気の可愛さ満点な女の子。
これまでのプレイを通じて自分の奴隷になったお兄ちゃんに軽い言葉責めをぶつけながら
最初から最後まできめ細かな指示を与えて射精をコントロールします。

プレイ自体は完全なM向けですが、彼女は本当の意味で彼を見下してるわけではありません。
他の女性では彼のドMな性癖を受け止めきれないだろうと考え相手をしてあげます。
痛めつけ、苦しめるのではなく楽しませることを強く意識したエッチです。
重要なセリフを言うシーンは彼女の声が一気に近づき、囁き声で言ってくれる凝った演出も登場します。
オナホ尽くしの濃厚なプレイ
エッチシーンはほぼ全編にあたる17分ほど。
プレイはオナホ亀頭責め、パッケージの読み上げ、オナホコキです。
オナホ亀頭責め、オナホコキでリアルな効果音が鳴ります。

「じゃあ早速ローションをいれよ~ね」
裸のまま仰向けに横になったお兄ちゃんを観察して軽く興奮させると
妹は予め用意したオナホにローションを塗る指示を出します。

エッチは終始彼女に言われた通りに手を動かします。
最初のおよそ7分間は本格的なオナホコキに向けての準備にあたるシーン。
ローションを塗りこみ、中の空気を抜いてから亀頭だけを挿入し小刻みにしごきます。

「ねぇ…想像して… そのヒダやミゾ…今はローションでぬちゃぬちゃになってるんだよね?」
「いやらしい言葉がい~っぱい載ってるね お兄ちゃんはどれを選ぶのかな?ほら、教えて?」

ここは肉体面への刺激が弱い一方で心への責めが充実してるのが特徴です。
妹はローションまみれになったいやらしい入り口を観察させ、挿入した時の気持ちよさをイメージさせたり
オナホのパッケージに書かれているエッチな文章を口に出して言わせます。
さらに彼女が言った通りの言葉を復唱する形で奴隷宣言をします。

奴隷宣言はともかく、他の2つはオナホだからこそできるプレイですね。
オナホはパッケージに本体の断面図が描かれてることが多いですし
エッチな文章も含めて視覚的な情報から興奮させてくれます。

エッチ全体における大きなポイントは効果音。
ローションを塗る、亀頭だけをしごく、おちんちん全体をしごくなど
それぞれのプレイを粘液質な別の効果音を使ってリアルに表現します。


妹すたーさんの作品は前々から効果音に力を入れてることが多かったのですが
今作では特に「動き」に気を配った演出が目立ちます。
具体的には亀頭責めは小刻みに素早く、竿をしごく時は大きくゆっくりした音が鳴ります。
音質もローションらしいにちゃにちゃしたエロいものばかりで自然と興奮します。
たった100円の作品とは思えないほど効果音の扱いが丁寧で優れてます。

準備ができた後はいよいよガチなオナホコキが始まります。

「ほらほら、そのままオナホちゃんをくるくる回転させてごらん」
根元までゆっくり挿入してまずは動かさずにオナホの感触を楽しませ
まずはしごくのではなくオナホを回転させておちんちん全体に刺激を与えます。
そして2つのルールを設定した上で自由にしごかせてあげます。

ここから射精まではノンストップで刺激を与え続けますから
きつめのオナホを使用すると途中で暴発してしまう可能性があります。
ペースを緩めたり亀頭責めに切り替えるなどして最後のカウントまで頑張って耐えましょう。

このように、オナホだけを使ってとことん責め立てる奇抜なエッチが繰り広げられています。
高品質なオナホコキ作品
オナホを用意できさえすればかなり楽しめる作品です。

妹は自分に見られながらオナホオナニーするのが大好きなお兄ちゃんのために
プレイの開始から射精後に至るまですべてをリードし気持ちよくしてあげます。
どこを聴いてもオナホ尽くしなプレイもさることながら
オナホ独自の要素で心を盛り上げる、テーマを意識したアプローチが光ります。

オナホを扱った作品自体が非常にレアですし、プレイの表現力も相当に優れてます。
中でもオナホコキのキーとなる効果音の品質や扱いが素晴らしいです。
終盤のカウントを数えるシーンで0に近づくほどペースが速くなる演出など
細かなところまでしっかりと作られてます。

「お兄ちゃんがどんなに恥ずかしくて情けないお姿を晒しても、あたしはぜ~んぶ受け入れてあげる♪」
妹については過去作同様あまあまなキャラに描かれてます。
言葉責めはあどけない口調で「変態」を数回言う程度ですから雰囲気はかなり穏やかです。
調教よりはご奉仕色の強いプレイだなと。
彼女に痴態を見られてることを意識させて興奮を煽るなど心への責めが多彩です。

エッチはオナホを実際に使うだけあって手よりもずっと気持ちいいです。
聴く前は「時間が短いかな?」とも思ったのですが、オナホならこれくらいでも普通に射精できます。
後始末も楽ですし実用性の面でも優れたものを持っています。

射精シーンは最後に1回。
くちゅ音そこそこ、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

オナホの良さをとことんまで追求した作品です。
オナホ好き、珍しいオナサポを聴いてみたい人におすすめします。

CV:みる☆くるみさん
総時間 19:48

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
20分100円とコスパがいいので+1してあります。


どら☆こん ~あなたと私でナイスショット~

サークル「鉄ONE」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、明るくて活発なインストラクターのお姉さんが
とあるスポーツをテーマにしたオナサポで最高の射精を提供します。

オナニーをゴルフに例えて行うコメディタッチのエッチが特徴で
おちんちんをゴルフクラブ、ホールをおまんこ、精液をボールに置き換えながら
実際にスポーツをする時のように準備運動した上で少しずつハードなプレイへと進みます。
大人だけが通えるゴルフ教室へようこそ
おとなのゴルフ教室のインストラクター「赤坂さん」からエッチな指導を受けるお話。

「あ、おはようございまーす」
赤坂さんは明るくて元気な声のお姉さん。
教室に初めてやってきた主人公に気さくな態度で挨拶すると
今回行うレッスンの概要や進め方を軽く説明します。

本作品は普段よりも気持ちいい射精を求めてる彼が満足できるように
彼女が手取り足取り指示を出しながらおちんちんをたっぷりしごかせます。

最初に言っておきますと、この教室は元からエッチのトレーニングをする場所であって
ゴルフトレーニングから脱線した結果エッチな事をするわけではありません。
作品に個性を持たせるためにこういう設定にしたのだと思います。
オナサポ作品は数多く出てますが、スポーツをテーマにプレイする作品は初めて聴きました。

「パンパンになったあなたのドライバーで、快感の真芯をとらえて、より遠く、より高く、弾を飛ばして飛距離を出す快感、味わってもらいます」
今回行うトレーニングの目的は精液をより遠くへ飛ばすこと。
それに向けて彼女は最初の段階からおちんちんやおまんこをゴルフ用語に例え
現実世界で行うスポーツトレーニングに近いスタイルでオナニーをリードします。


実際に聴いてみると最初はバカっぽくも思えるのですが
オナニーをゴルフに置き換えるセリフの表現が結構工夫されてます。
プレイもしっかり抜けるように作られてますから他のオナサポ作品と同じ感覚で楽しめます。

大まかな説明を終えた後、トレーニングの最初にするのは準備運動。
仰向けになって目を瞑り、彼女の声に合わせて脱力や深呼吸をします。

「ナイスショットに余計な力はいりません 大事なのは、無心になっていい弾を飛ばそうとする、その気持ちです」
彼女自身が作中で言ってるように、気持ちいい射精を迎えるにはエッチに集中することが大事です。
だからこそエッチとは正反対の行為を敢えて行い心を一旦リセットします。
そして直後にちょっぴりエッチな耳の準備運動を行います。
スポーツする時も準備は大事ですし、テーマのゴルフをある程度見据えたリードをします。
高みへ向けてじっくり進む丁寧かつハードなエッチ
エッチシーンは2パート27分ほど。
プレイはオナニー、亀頭責め、赤坂さんのオナニー、フェラ、SEX(騎乗位)です。
エッチな効果音はありません。

「じゃ、両手でクラブ、触ってください そしたら、両手でクラブの皮を、根本まで引っ張ってください」
軽い準備運動で主人公の心身を温めた赤坂さんは
おちんちんがまだ完全に勃起してないのを見て少しだけフェラをしてあげます。

エッチは彼女に言われた通りにおちんちんをしごきます。
最初の「本編」パートはメインのオナサポを楽しむシーン。
彼女が彼の顔の上に跨ってオナニーしたりフェラをして適度に興奮させてから
まずはカウントに合わせて亀頭だけを手で何度もしごきます。

「10数え下ろすまでにヘッドを20回、磨いてください」
本作品のオナサポは最近ではお馴染みのシコシコボイスではなく
カウントを数えてる間に彼女が言った回数だけしごく形で行います。

この段階ではまだ本格的なオナニーに入ってませんから30回程度と少な目です。
しかし射精が近づくにつれて回数が段階的に増えます。
特に終盤はひっきりなしにしごき続ける暴発率の高いプレイが登場します。

「もう…お願いだから、次でイッてください…でないと私が、先にイッちゃう…っ!」
もうひとつの特徴は最中の赤坂さんの態度。
序盤は普通に指示を出すだけだったのに、しばらくすると自分も一緒になってオナニーを始めます。
カウントやセリフの合間に喘ぎ声が適度に入るため、オナサポの割に雰囲気は結構エロいです。
単におちんちんをしごかせるのでなく心のケアもしてくれます。

2番目の「派生」パートはオナサポからやや脱線したプレイ。
オナサポの最中、我慢できなくなった彼女がSEXを懇願し騎乗位で繋がります。
分岐が発生するのは本編パートの22分くらいで、そのまま聴き続けた場合はオナニーで射精します。

「このオチンチン、私のマンコにぴったり、ずっぽり埋まっちゃってるよぉ…!」
レッスンではなくプライベートなエッチに入ったからか
彼女もおちんちんやおまんこをストレートな淫語で言うようになります。
当然のように喘ぎ声のボリュームも一気に増えてオカズとしての性能も上がります。

ただし、本編のようにおちんちんをしごく指示を一切出してこなくなるため
女性に指示されながらオナニーを楽しみたい人には不向きです。
本編を一度通しで聴いた後に試してみるのがいいでしょう。

このように、心と体をバランスよく責め立てる比較的ハードなオナサポが繰り広げられています。
爽やかなオナサポ作品
スポーツと同じくスカッとした雰囲気の中でオナニーする作品です。

赤坂さんは初めてオナサポに挑戦する主人公が最高の射精を迎えられるように
教師よりは友達に近い親しげな態度でわかりやすい指示を出します。
オナサポの重要ポイントとも言えるリードがどのシーンもしっかりしており
後になるほどおちんちんにムズムズした快感が蓄積されていきます。

言葉責め・寸止め・連続射精といったM向けの要素がまったくなく
オナサポ音声を初めて聴く人にも取り組みやすい作りになってるのも魅力です。
回数指定については終盤に差し掛かるとノルマ達成が物理的に難しくなるため
自分の限界に挑戦する感じでひたすらしごき続けるのがいいでしょう。

「私のホールに、あなたの旗、突きたててください…カップイン、しちゃってくださいっ…!」
あとはやはりセリフ周りが独特で面白いです。
中の人がゴルフ好きなのでしょうか、エッチにゴルフ用語を上手く絡めてます。
そして派生パートは敢えて普通の淫語を言わせてエロさを引き立ててます。
テーマのゴルフとの親和性を考慮したオナサポをすることに最も感銘を受けました。

エッチは今から6年以上前に出た作品なのでプレイが今のものとは随分違います。
シコシコボイスや耳舐めが登場しないあたりが良い例です。
ですが純粋にしごく回数が時間に対して多めですし、喘ぎ声によるサポートもしてくれます。
個人的には抜きやすい部類のプレイだと思います。

絶頂シーンは主人公1回、赤坂さん2回。
淫語(ゴルフ用語含む)と喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

音声作品ではあまり見られない素材を用いたオナサポ作品です。
一風変わったオナニーを楽しんでみたいノーマルな性癖の人におすすめします。

CV:紅月ことねさん
総時間 35:18

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

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