同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

2016年01月



さいみん13000~深海に潜むもの~

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、特殊な潜水艇による海底散歩をテーマに
深い深い海の底に潜りながら催眠状態に入った後
そこに潜伏していた異星人に捕まり快楽漬けにされる感覚を楽しみます。

サークルさんの持ち味として既に定着しているリアルなBGMと環境音
海底に潜っていく様子やそこに住む生物たちを利用した暗示を駆使し
聴いているだけで自然と主人公自身になりきれる雰囲気を作り上げています。
潜水艇に乗って未知の世界へ
新型海底探査船「さいみん13000」に乗り深い海の底に行くお話。

「新型海底探査船 さいみん13000へようこそ」
ナビゲーターはややトーンの低い落ち着いた声の女性。
一人乗りの潜水艇「さいみん13000」に搭乗した主人公に挨拶すると
これから行う深海への旅に関するいくつかの説明をします。

この船は深い海の底でリラックスするネイチャーアトラクションに使われており
タイトルにもなっている水深13000mまで潜ることができます。
現実世界にあるマリアナ海溝よりもさらに深い場所へと潜る感覚を
催眠の技術を使って聴き手にも味わってもらう、というのが本作品のコンセプトです。

F・A・Sさんの催眠音声といえば前々作「4ジゲントリップ催眠」に代表される
音や音楽を使った催眠とエッチが大きな魅力です。
今作でも海に潜るシーンでは水の弾ける音と幻想的なBGMが流れ
エッチに入ると「ブォンブォン」という軽い振動音を鳴らすなど
今まで培ってきた持ち味を活かして物語を進めています。

4ジゲントリップ催眠に比べると音の要素は多少弱まっていますが
ほぼ全編に渡ってリアルな音に包まれ続けるおかげで
聴いてる最中はリアルを離れ、別の世界にいるような気分が味わいやすいです。

催眠は2パート35分間。
最初のパートは本編開始前の準備として
立ったまま足を肩幅に開き、両腕をブラブラと前後に動かします。
サークルさんによるとこれはスワイショウという気孔の準備運動だそうです。

先ほど説明した水の音がバックで流れる中、およそ10分間運動をしていると
筋肉が適度にほぐれて催眠に入りやすくなります。
セリフも一切ないですし、無心になって腕を好きに動かしてみるのがいいでしょう。

その後はさいみん13000に関する説明を軽く行い
運動の休憩がてら体をパーツごとに脱力し、リラックス気分をさらに膨らませます。

「両足のつま先から力が抜ける つま先から力が抜ける 抜けていく」
内容は「力が抜ける」を小まめにいうオーソドックスな分割弛緩なのですが
事前に運動をしているおかげで脱力感が実感しやすいです。
本作品の大きな特徴のひとつがこの暗示の入念さ。
ひとつの感覚を手を変え品を変えながら上手に暗示の形で入れ、少しずつ確実に伝えてくれます。

「重い とても重い 重くなる」みたいにキーワードを重ねるのではなく
海底の様子やそこに住む生物が持つイメージから感覚を操作するシーンが多いです。
催眠っぽさが適度にぼかしてあるため暗示を受け入れやすく
聴いているといつの間にか意識がぼんやりしているとか、体が妙に重くなる感覚が味わえます。
海に潜る物語に催眠の技術や暗示を上手に紛れ込ませています。

諸々の準備が整ったところでいよいよ海底へと潜り始めます。
水深をカウント形式で刻みながら、ちょくちょく止まって外の様子を彼女が教えてくれます。
ここからは水の音に加えてBGMやソナー音も流れ始めます。

「ふさふさしたそれは 水の流れに揺られ ゆらゆらと 左右に揺れている 気持ちよさそうに漂っている姿は まるで綿毛のよう」
「沈むたびに 心がさらに深いリラックス状態に落ちていく 柔らかい海の底へ どんどん沈んでいく」

クリスマスツリーのような不思議な物体、虹色の鱗を持った魚、光り輝くクラゲなど
普通の海とは少し違う特殊な生物がいくつも登場します。
そしてそれらのすべてにリラックスや深化を促す暗示が込められています。

20分近くをかけてゆっくり潜っていくので
催眠に入った時の不思議な感覚が後になるほど少しずつ強くなっていくのを感じるでしょう。
海に潜るイメージ自体が催眠に適しているのもあります。
まるで海底に漂っているかのようなとても心地よい感覚です。

十分にリラックスしてから海底に潜るイメージで深化させる比較的シンプルな催眠です。
海の深い底に行く気分を味わってもらうことを目的に
軽い運動や脱力で心身の力を自然に解きほぐし
それからわかりやすいイメージに暗示を織り交ぜて催眠の感覚を徐々に強めていきます。

常にバックで流れる水の音やBGMだけでもかなりの癒しを感じます。
海に潜り、珍しい生物たちと触れ合うイメージもいいリフレッシュになります。
途中でそのまま寝てしまう人もそれなりにいるのではないでしょうか。
自然が人間にもたらすプラスの効果を催眠を使って上手に伝えています。

まとめると、癒されるし催眠にもばっちり入れる質の高い催眠です。
左右から声に犯される快感
エッチシーンは29分ほど。
プレイは言葉による絶頂、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフ、ドライ両方の絶頂形式が登場します。

「私たちの言葉は ちゃんと伝わりますか?」
海底11000mを越えたあたりで謎の光に包まれた主人公は
地球侵略を計画している異星人たちの施設へと移され
そこで彼女たちにエッチな実験を受けます。

エッチは最初にチューブを使って脳やアナルに特殊な媚薬を流し込み
その後ドライで1回、セルフで1回絶頂します。
彼女たちは侵略者といっても野蛮な性格は持っておらず
快楽を使って人間たちをコントロールすることを目論んでいます。
おかげで最中はグロいと感じる表現は特になく純粋にエッチを楽しめます。

左「ジンジンとした気持ちよさが おちんちんに広がってくる」
右「気持ちいい感覚に身を任せていると 快感もじわじわ大きくなってくる」

ちなみに侵略者は2人いて左右から交互に、あるいは同時に語りかけてきます。
催眠音声ではお馴染みの双子形式にとても近いスタイルです。
声の違いはほとんどありません。

最初のドライは声と言葉でイかせる催眠音声らしいプレイ。
媚薬を注入した後感度が高まる暗示を入れたり
とある単語をキーワードに設定し、それを適度に投げかけて性的興奮を誘います。

淫語と呼べるものが「おちんちん」くらいしか登場しないため純粋なエロさは控えめです。
それにも関わらず彼女たちの声を聴いていると自然と股間が熱くなり、おちんちんがピクついてきます。
聴き手がそう感じられるように時間をかけて暗示を入念に入れてくれるからです。
術者が2人いるから声の途切れる時間も短く、まさに声に犯される感覚が味わえます。

左「我慢させられて 行き場をなくした快感が おちんちんの中で渦を巻く」
さらに面白いのが絶頂する直前のシーン。
片方がカウント、もう片方が気持ちを高める暗示を入れながら
わざと数回直前で止めてイキたい欲求を執拗に煽ります。


簡単に言えばドライでの寸止めです。
なかなか難しいプレイなのですが、事前の感度上昇が入念だったり
2人の役割を小まめに切り替えたりしているおかげで脳や股間のムズムズが一気に強くなります。
直後のフィニッシュも追い込み暗示やキーワードを力強く叩きつけるイキやすいリードをしています。
かなりやりやすいドライだと思います。

続くセルフは事前に腕の脱力を解除し
彼女たちの許可が出るまで自分の好きなペースでしごくスタイル。
先ほどと同じく感度が高まる暗示を入れる一方で
痴態を見られている恥ずかしさを意識させたり、屈辱的セリフを言わせて別方向からエッチな気分を盛り上げます。
正統派のエッチに近いややMのプレイですね。

右「ほらイけっ! おちんちんが甘くとろける 溶けていく 気持ちよーく溶ける!」
左「全身の毛穴から快感が溢れ出す 体全体で射精しているような気持ち」

プレイ時間が約10分とドライに比べてやや短くなっているものの
これまで何度も何度も繰り返し感度を上げてきたおかげで時間内の射精は十分に可能です。
女性に見られたい、見せつけたい願望を持っている人ほど興奮できるでしょう。
ドライと違いカウントを使わずセリフをトリガーにしている点だけご注意ください。

このように、暗示を使って心と体を盛り上げるエッチが繰り広げられています。
癒しとエロのバランスがいい作品
物語の世界にどっぷり浸かって気持ちよくなれる作品です。

海に潜る様子に数多くの暗示を織り交ぜて徐々にトランスを深める催眠
その状態を維持しつつ侵略者たちに言葉でイかされるエッチ
いずれも作品のテーマに催眠をきっちりアレンジして行っています。

世界観がしっかりしているから主人公になりきりやすく、集中して音声を楽しめます。
バックで流れ続ける環境音やBGMも耳と心に心地よく
常にリラックスした状態で音声を聴くことができます。
催眠にとって重要な「集中」と「リラックス」を自然な形で提供しています。

「ストロボのように 断続的に七色の光を発する姿は ふわふわと浮かぶシャボン玉のように思える」
「強まったり 弱まったりするその光に 意識が さらにトロトロとかき混ぜられていく」

個人的に最も印象的だったのが導入・深化パートにおける暗示の数々です。
最中に出てくるありとあらゆる情景や生物にスポットを当て
そのすべてを催眠にとって効果的に表現しています。

海底に沈むイメージで深化させている点を見れば古典催眠がベースなのですが
細かな暗示の表現は現代催眠っぽさを感じます。
2種類の催眠を今まで以上に高いレベルで融合させている点も大きな魅力です。

エッチは暗示をかなり厚くして少しずつ確実に絶頂へと追い込んでいます。
双子にしたのもその成功率を上げたかったからでしょう。
時間の長さやプレイの内容を考えると最初のドライの方が優れていると思います。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

ストーリー性を持った万人向けの作品です。
癒されたい人、ドライオーガズムに興味のある人には特におすすめします。

CV:野上菜月さん
総時間 1:15:02

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2022年7月21日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.blog.jp/archives/88631379.html

射精天使シャロンの聖なる生ハメ孕ませックス

サークル「にっち音声工房」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、上品な声と穏やかな物腰を持つ天使のお姉さんが
主人公に充実した射精をプレゼントするために体を張ったご奉仕をします。

天使が持つイメージとは真逆の「下品さ」を強く意識したエッチが行われており
彼女は「オチンポ」「ザー汁」などの淫語を数多く言ったり
SEXの際にはアヘった喘ぎ声をたっぷり漏らして性的興奮を上手に煽ってくれます。
上品な天使のとっても下品なプレゼント
射精天使シャロンと濃厚なエッチをするお話。

「私をお呼びになったのは あなた…ですね?」
シャロンは穏やかで上品な声の女性。
天界からオナニーの真っ最中だった主人公の家にやってくると
彼の欲望を満たすためにそのお手伝いをしてあげます。

本作品は大きく3つのパートに分かれており
オナサポ、パイズリフェラ、SEXとそれぞれにメインのプレイを切り替えながら
彼女が大ボリュームのかつバリエーション豊富な淫語を投げかけてくれます。

「シャロンの爆乳パイズリと ドスケベオチンポおしゃぶりでぇ ホットなザーメンオチンポミルク ドプドプビュクビュク 射精してぇっ」
具体的には上のセリフのように様々な淫語を組み合わせて話すシーンが多く
そのどれもが一般的な18禁音声作品に比べて下品なもので統一されています。

GREENWAYさんという淫語で有名なサークルさんがいらっしゃるのですが
質・量いずれもそれにかなり近いものを持ったプレイが楽しめます。
淫語系の作品は最近減ってますし、好きな人なら相当にハマるのではないでしょうか。

もうひとつの大きな特徴はプレイ中に見せるシャロンのド淫乱な姿。
淫語と物理的な責めを織り交ぜた積極的なご奉仕をするのはもちろん
最後のSEXパートに入ると激しいアヘ声や吼え声を漏らします。

「んおっ! おっ! んっほぉっ! おおぉっ! んほっ! おっほぉぉぉっ!」
「あんっ」「んふっ」みたいな可愛いタイプではなく
「おほぉ」といった聴いてるこっちが恥ずかしくなるような声ばかりです。
AVなどでもなかなか登場しないとっても下品な声ですので
ちょっとした驚きと興奮の両方を味わうことになるでしょう。

包容力のある上品な声の女性が下品な言葉や痴態を晒す。
この両者の大きなギャップを有効活用した抜き重視のエッチが本作品の大きな魅力です。
淫語満載の充実したエッチ
エッチシーンは3パート57分ほど。
プレイは淫語オナニー、パイズリフェラ、SEX(バック、対面座位)、キスです。
エッチな効果音はありません。

「私に見られてガチガチに勃起しているおちんちんを 右手でシコシコ オナニーしてみてください」
自分の素性やここへやって来た目的を手短に説明すると
シャロンは早速自慢の淫語を使ってオナニーを応援します。

エッチはどのパートも彼女にリードされる形で行います。
一番最初の「射精天使の淫語オナてつ」パートはオナサポ色の強いプレイ。
聴き手に自由なペースや強さでしごかせながら
「オチンポ」などの淫語をたっぷり言って精神面の興奮を後押しします。

「ザーメン 精液 オチンポミルクぅ! お精子 スペルマ 子種汁ぅ! タマタマの中で泳ぎまわっている あなたの欲望の証! ドロッドロのチンポ汁うっ!」
「シャロンのオマンコは あなたのチンポをズッポシ咥え込む ドスケベな好き者マンコなのですね」

淫語を連呼するオーソドックスな言葉責めだけでなく
彼女は持ち前の上品な声と丁寧な言葉使いを維持しつつ
後になるほど淫語のバリエーションを増やしたり、自分とSEXする様子をイメージさせたりして
こちらが飽きずにオナニーを続けられる環境を整えます。

このパートは彼女に見られていることを意識させるセリフも多く
女性に自分の恥ずかしい姿を見せつけたい願望を持っている人が最も楽しめると思います。
M系の作品のように見下すのではなく、その逞しい姿をうっとりした表情で眺める感じです。

続く「射精天使のド下品パイズリおフェラチオ」パートは
いよいよ彼女と物理的な接触を含めたプレイを楽しみます。
前半はパイズリ、中盤以降はパイズリフェラと若干スタイルを切り替え
引き続きボリュームたっぷりの淫語にちゅぱ音を加えた複合的な責めを繰り出します。

「ヨダレまみれのパイ肉マンコで カリダカオスマラ ブッコ抜きぃん」
「シャロンの爆乳パイズリと ドスケベオチンポおしゃぶりでぇ ホットなザーメンオチンポミルク ドプドプビュクビュク 射精してぇっ」

彼の射精を見てすっかりスイッチが入ったのか
彼女からだんだんと天使ではなくメスの顔が強く感じられるようになります。
ひょっとこフェラなので舐め回したり吸い付いたりする音が非常に多く
合間に漏れる荒い鼻息からも彼女の必死さ、一生懸命さが伝わってきます。
なりふり構わずしゃぶりつくす良い意味で天使らしからぬプレイですね。

最も盛り上がるのは最後に登場する「射精天使の生ハメ中出し孕まセックス」パート。
自ら服を脱ぎ、おまんこを見せつけて主人公を挑発した彼女が
最初は後ろから、しばらくすると向かい合う体勢で彼に貫かれ
何度も何度も中出しされたり絶頂する非情に激しいプレイが繰り広げられます。

ここでのポイントは彼女の喘ぎ声が段階的に下品になるところです。
前項で彼女がアヘ声を漏らすと書きましたが、いきなりそうなるわけではありません。
最初の中出しをされた時点で野太い吼え声を少し漏らし
それから1回中出しを食らうごとにだんだんとアヘ声の割合が増えていきます。

「イキマンコにザー汁 ドプッと注がれて イキっぱなしのメスマンコぉぉぉっ!」
「ンンッホ アッヒィンッ! 絶頂キメてるオマンコ穴にぃ! オチンポザーメン またキタぁぁぁっ!」

いきなり「おほぉ」とか言うわざとらしさがないからこそ
こういった激しいプレイを違和感無く受け入れ、興奮することができます。
パートの中盤に入ると主人公が彼女の心をモノにしようとする様子も見られ
天使が人間に堕とされる本気のSEXをとてもエロく、かつ上手に描いています。

このように、作品の長所を活かした抜けるエッチが繰り広げられています。
良質な淫語を楽しめる作品
全編を通じで彼女がたっぷり言ってくれる様々な淫語が印象的な作品です。

シャロンは気持ちいい射精に飢えている主人公がそれを味わえるように
最初から意識して下品な淫語を存分に投げかけます。
18禁音声作品において淫語は最も代表的な抜き要素ですが
それを本当の意味で有効活用している作品は最近だと意外に少ないです。
バイノーラルの普及により声(=ちゅぱ音)や効果音の質が飛躍的に向上したのが主な要因です。

しかし本作品はその流行に真っ向から立ち向かうかのように
淫語の質と量にとことんこだわってエッチを進めています。
特に「ザーメン」「オチンポミルク」「ザー汁」など
彼女の興奮具合に合わせて同じものでも別々の呼び方をしているところが面白いです。
元々の声が上品だからこそ、下品な淫語を言った時の破壊力はなかなかのものです。
色々な部分を考えながら淫語を上手にエロに繋げています。

エッチは最大の長所である淫語を軸に据えつつ
パイズリフェラはちゅぱ音、SEXはアヘ声と別の要素を加えて個性を出しています。
にっち音声工房さんはアヘ声や吼え声を好んで使われるサークルさんなのですが
今作ではその部分を多少抑えてより大衆的なエッチを心がけています。
どのパートもしっかり抜けるポイントを持ってるので使い勝手がいいです。

射精回数は全部で6回程度。
(SEXパートは連続射精しまくるので正確な回数は測定困難)
淫語大量、ちゅぱ音と喘ぎ声それなりです。

天使が人間の男性と交わる様子をとことんエロく描いた逸品です。
淫語好きな人には強くおすすめします。

CV:花見るんさん
総時間 1:14:39

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

極悪メイドの最凶搾精遊戯I

サークル「モルモットストリップ」さんの同人音声作品。

サークルさんではおよそ1年ぶりの新作となるこちらの作品は
上品な口調とは正反対の嗜虐的な性格を持つメイドが
ドMなお客が泣いて喜ぶレベルの極めてハードで変態的なサービスを提供します。

人間を辞め、一時的な去勢を施すことをテーマに
他のサークルさんではまずお目にかかれないぶっ飛んだプレイが数多く登場します。
生半可なMでは到底完遂できない超ドM向けの内容になってますので
普通のプレイではもう満足できない方にとっては相当にハマる一品と言えます。

本作品を聴く前に以下の2つのアイテムをご用意ください。
どちらも必須です。

1、肌に書きやすく落ちにくい油性ペン
2、白か透明のマグカップ
上品なメイドが贈るとっても下品なサービス
エルダーメイド「アイリス」からエッチなサービスを受け、ゴミマゾへと成り下がるお話。

「はぁい ご主人様 本日は 極悪メイドによる負け犬調教部屋へ ようこそいらっしゃいました」
アイリスは明るくてお淑やかな声のお姉さん。
施設にやってきたドMなお客を優しく出迎えると
コースのコンセプトやサービスの内容を簡単に説明します。

本作品はここに初めて来た人が受ける「搾精遊戯コース」というサービスを
聴き手がお客と同じ立場で実際に行いながら聴きます。
モルモットストリップさんは同人・催眠両方でド変態向けの作品を数多く出されているサークルさんです。
今回もその例に漏れず、序盤から普通の人が聴いたらドン引きするレベルのプレイが登場します。

最初から言ってしまうと、相当なM度を持っていない限り絶対に完遂できません。
しかしサークルさんの作風を愛する人や生半可なプレイではビクともしない人にとっては
まさに救世主と言えるほどの魅力的なサービスを行ってくれています。

人を選ぶんだけどすごく面白いプレイが数多く登場します。

サークルさんご自身も作品説明文でおっしゃられているように
くれぐれも無理をせず皆さんの楽しめる範囲で取り組んでみてください。
精神・肉体いずれにもそれなりの負担がかかる相当にハードなものです。

「ご主人様にぴったりの 屈辱的な方法でしていただきます 私の指示通りになさってくださいね」
今回お相手を務めるアイリスはこういうサービスをするのが似つかわしくないほど上品な女性。
すべてのシーンでどんなことをすればいいかを親切丁寧に教えてくれます。
しかしその一方でお客をとことん見下す嗜虐的な一面も時折見せます。

上品な声できつめの罵声を浴びせかけるシーンは特にゾクゾクするでしょうね。
彼女の声や口調のおかげで最中は意外とマイルドな雰囲気が漂っています。
ドMな彼を満足させるためのご奉仕として行っている感じです。
飛びぬけた個性を持つ数々のサービス
エッチシーンはほぼ全編にあたる78分ほど(おまけを加えると91分間)。
プレイは体への落書き、マゾダンス、ゴミ箱の製作、奴隷宣言、オナニー、亀頭責め、チンポビンタ、セルフ顔射です。
エッチな効果音はありません。

「乳首への落書きは 基本中の基本…ですよね?」
サービスを受けるかどうかを確認し、そのための準備を終えたところで
アイリスはお客にいくつかの屈辱的な落書きを自分の体にするよう指示します。

エッチは彼女との肉体的な接触は一切せず、その言葉に終始従う形で行います。
序盤の4パート30分間は本番に向けて主に心を盛り上げていくシーン。
事前に用意した油性ペンで乳首、お腹、股間にマークや文字を書き込んだり
蟹股で手を後ろに組み、彼女の合図で腰を前後させるマゾダンスを披露します。


一番最初にこういうプレイが登場する時点で
この作品のヤバさがなんとなくわかっていただけるのではないでしょうか。
彼女はこちらが一時的にせよ人間以下のゴミクズ気分を存分に味わえるように
とことんまで見下し、痛めつける指示を立て続けに投げかけます。

「チンポマークも可愛らしくて 素敵ですよ すっごく汚らしいです」
「そんなゴミ精液 無料でも 誰ももらってくれませんよ?」

しかも彼女はそれらをただやらせるのではなく
達成できたらその都度きちんと褒めたり、お客が喜ぶ言葉責めをしてあげます。
前項で触れた丁寧な説明や指示もプレイを楽しく取り組む大きな原動力になっています。
一見すると無茶なプレイなんだけど、実際に聴いてみると案外やりやすく感じるはずです。

ゴミマゾになる心構えと勃起が完了した後
いよいよ搾精に向けて長く厳しいオナニーが始まります。
プレイのルールは至ってシンプル。
彼女が言うセリフを復唱している間だけおちんちんをしごき続けます。
もちろん最中の勝手な射精はNGで、特定のタイミングで刻むカウントに合わせて行います。

「私は アイリス様のご命令で マゾミルクをお漏らししたい 本物の変態ドMです」
「無価値なゴミチンポミルクを どうかゴミ箱に捨てさせてください」

ここでのポイントは彼女が投げかけてくる復唱のセリフ。
自分が変態なことを認めるのはもちろん、その精液が人類にとってまったくの無価値であること
そしてオナニーする直前に作成したゴミ箱に射精することを認めさせます。

男性にとって精液は分身みたいなものですから
それを根本的に否定されることは自分自身の価値を貶めることに他なりません。
精液を間に挟む形で屈辱的な気持ちを与え、より気持ちよく射精できる環境を整えます。
体だけでなく心への責めも相当に重視したサービスがされています。

本作品が本領を発揮するのは最初の射精を終えた後から。
彼の金玉に入っている精液を一滴残らず搾り取り、一時的に去勢の気分を味わわせようとします。

特筆すべきはその回数。
2回連続で射精するだけでも結構大変なのに
なんと彼女は最低でも4回連続で射精するよう指示します。
(ガチでやる場合はもっと増えます)
中盤まで控えめだった肉体への責めが一気に激しくなるわけです。

「いぇーい 汚物でーす 生きててごめんなさーい みたいな感じで」
「ダメおちんちんにビンタで 活を入れてあげてくださいね」

もちろん心への責めも引き続き容赦がありません。
アヘ顔でピースをしながら射精させたり、おちんちんへの活にビンタをさせたりして
こちらが最後までめげずにプレイに取り組めるようしっかりサポートします。

中でも最後の最後に登場するセルフ顔射は極めつけに変態的です。
何をするかは名前でなんとなくわかるでしょうから敢えて説明はしません。
これを数回射精させた後に持ってくるところが凄いですね。
自分の心の強さが相当に求められるシーンだと思います。

このように、ドMにターゲットを絞ったハードで個性的なプレイが繰り広げられています。
魅力的な変態作品
全編を通じて奇抜なプレイが楽しめる唯一無二の作品です。

アイリスは多少の変態プレイではビクともしないお客に
人間を辞めさせながら何度も何度も射精へ追い込むプレイを提供します。
一般的なオナサポ作品の数倍もの射精回数を設定し
さらには2つのアイテムやきつめの言葉責め、復唱による心への責めも行っていたりと
ドMや変態が喜ぶツボを押さえた面白い仕掛けが数多く登場します。

モルストさんは過去に「ザーメンミルク催眠」という革命的な催眠音声を出されるなど
発想力の高さが一際目を引くサークルさんです。
しかしこのサークルさんの真の魅力は無茶なプレイをできるだけ多くに人に楽しませる心遣いだと私は思います。

どんなに奇抜なプレイでも聴き手がついてこれなければ意味がありません。
だからこそ最中は言葉だけですべてがわかるようにきちんと説明してくれますし
聴いてて楽しいと思える要素を盛り込み、プレイに集中できる環境を整えてくれています。
私も聴き終えて最初に思い浮かんだ感想が「あー面白かった」でした。

そして最初は易しく、後になるほど難しいプレイを投入し
できるだけ多くのMが楽しめるようにサービスを組み立てています。
落書きも序盤は服を着ればきちんと隠れる部位に限定してるんです。
1回目の射精もこれだけ心を盛り上げれば相当に気持ちいいでしょう。
だけどそれだけだと物足りないだろうから終盤はチャレンジ要素を盛り込んでいます。
比較的幅広い聴き方、遊び方ができる作品だと思います。

エッチはこれまで色々書いてきたように何から何まで異色です。
まったく受け付けない人がいる一方でえらく魅力的に感じた人もきっといるはずです。
心を貶める部分に力を入れているおかげで背徳的な射精が味わえます。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

サークルさんの持ち味が遺憾なく発揮されているドM向けのオナサポ作品です。
その十分すぎるほどの個性と細部に渡る気遣いに敬意を表し
サークルさんでは初の満点とさせていただきました。

おまけは追加のプレイ(3パート)です。

CV:分倍河原シホさん
総時間 本編…1:26:33 おまけ…14:31

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

リアル術師の通話催眠体験

サークル「メロン100%」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、ネット通話で催眠を施すサービスをしているお姉さんが
催眠初心者を相手に巧みなテクニックでその面白さを教えてあげます。

40分近くの時間を割き、普通に話しかけるスタイルで催眠を施すリアルな展開
ショー的要素を交えながら様々な技術を使って確実に催眠を深める重厚な作りなど
催眠に不慣れな人でも問題なく楽しめる親切設計が最大の魅力です。
通話形式での変わった催眠をあなたに
ウェブ催眠術師を名乗る女性にエッチな催眠をかけてもらうお話。

「ん… もしもーし 聞こえます?」
ウェブ催眠術師は甘く可愛い声のお姉さん。
催眠を体験したいという主人公に電話越しに挨拶すると
早速催眠体験コースの準備を開始します。

本作品は現実世界で行われている通話形式の催眠を味わってもらうことを目的に
彼女が実際の施術に近いスタイルで催眠を進めます。
催眠音声といえば女の子になって触手責めを受けるとか、音で犯されるなど
非現実的な要素を取り入れた作品が数多く見られます。
しかしこの作品はそういったものよりリアリティを追求した手堅い内容になっています。

催眠そのものを楽しむことを目的とした作品ですね。
催眠の流れがしっかりしてますし、最中に使われている技術も多種多様で聴いてて面白いです。
主人公の素性を踏まえて初心者向けにもなっていますから
催眠にうまくかかれない人がトレーニング目的で聴くとか、自分の被暗示性を確認するのにも役立つでしょう。
エロパートは男女両方のバージョンがあり女性の方でも普通に楽しめます。

催眠は2パート36分ほど。
まずはベッドに仰向けに横になって目を閉じ
彼女の声に合わせて眼球を右→左→下→上の順にゆっくり動かします。

「ぐっと額を押される 目があかない あけようとしてもまぶたがプルプル震えるばかり ひきつってひらかない」
上を向かせた時に彼女が短いカウントと瞼が開かなくなる暗示を入れてくるのですが
ここでほとんどの人が彼女に言われたとおりの体験をするでしょう。
彼女も畳み掛けるような素早い暗示でそうなるようにしっかりサポートしてくれます。
催眠への興味を引き、被暗示性を高めるのが目的と思われます。

お次はお馴染みの深呼吸をしてから自分が砂浜に寝そべっている様子をイメージします。

「寄せて返す波の音は あなたの考えていたことを浚っていく 砂のお城が崩れて流されるように 何を考えていたのかわからなくなっていく」
「あなたの下半身全体が 大きな砂山に埋まっている じわー…っと温かくて、とっても気持ちがいい」

澄み渡った青い空、降り注ぐ暖かな日差し、打ち寄せる波の音、背中に感じる砂の感触。
誰にでも簡単にイメージできる要素を使ってさらなるリラックスを提供します。
効果音は流れないのですが「ざざーん」「さらさら」などの擬声語をセリフに多く盛り込むことで
雰囲気を出しながら暗示にリズムを持たせてもいます。

「脚を動かそうとは思わないよね だって そんなことをしたらこの せっかくの気持ちいい砂の山が崩れてしまうから」
暗示についても「体が動かなくなる」ではなく「動かしたくなくなる」と表現し
聴き手が自分から催眠に入ろうとするのを手伝うスタンスを取っています。

やらされている感じがまったくしないから今の感覚を素直に受け入れられるし
彼女の声に対しても自然に良い印象をいだくのではないでしょうか。
それはこの先の催眠をよりスムーズに進める大きな手助けになります。
催眠を深めつつ、お互いの信頼関係をしっかりと強める巧みな誘導が光ります。

続く深化パートはカウントを数えて半覚醒と催眠状態を何度も往復させながら
ショー的要素を交えたいくつもの暗示で少しずつ確実に催眠を深めます。

「ふふ、何かおかしい? 数えられましたか? もしかして 指が一本余っちゃったんじゃないですか?」
「おなかの奥からムズムズと楽しい気持ちがわいてきて 笑顔になる 笑えてくる あはは おかしいね すっごく面白い 笑いが止まらない くふふっ あははははっ 面白いねー」

登場するのは腕が固まって動かなくなる、特定の数字を忘れる、笑いが止まらなくなるなど。
どの暗示も手順を踏んで丁寧に入れてくれますから
実際にそうなる人が当然いるでしょうし、そうならない人もいるかもしれません。

催眠の深度によって入る暗示と入らない暗示があります。
だから自分がどれくらいの深さに入っているのか=被暗示性を把握できると思います。
この3つの中だと数字を忘れる暗示が最も入りにくいはずです。
逆に腕が固まる感覚は結構多くの人が体験できるんじゃないかなと。
進め方や暗示の入れ方はどれもすごく上手です。

実際の施術に近い流れや手法で進めているリアルな催眠です。
聴き手を暗示を受け入れやすい空っぽの心と体にすることを目的に
被暗示性のテストから始まりイメージを使った導入、珍しい要素を交えた深化と
聴いてて面白いと感じるネタをしっかり提供しつつ催眠の世界に導きます。

正直なところ、使われている技術や要素があまりに多すぎて
それらをすべてを説明するのは非常に困難です。
他にもまだまだ色んなギミックが潜んでいると思ってください。

そしてそれらのすべてにきちんとした意図や目的が備わっています。
これだけ多種多様なテクニックを盛り込んでいながらバランスをしっかり保っているのが実に見事です。
被暗示性の高い人はもちろん、低い人でも催眠特有の感覚が味わいやすいと思います。

まとめると、初心者でも無理なくついていけるユニークかつ堅実な作りの催眠です。
抵抗することによって得られる快感
エッチシーンは2パート23分間。
プレイは脳のマッサージ、脳舐め、乳首オナニー、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「これからあなたを とっても優秀なお人形にするために わたしの指であなたの中を弄ってあげる」
催眠を使って主人公の心と体を空っぽにしたウェブ催眠術師は
彼の頭の中に指を入れてマッサージする、あるいは脳を舐めるイメージで
彼にリアルでは味わえない特別な快感を提供します。

エッチは彼女との直接的なプレイはせず
引き続き言葉に操られながら快感を蓄積させたりオナニーを楽しみます。
最初の「乳首オナニー、バイノーラル脳ちゅぱ」パートは脳への快感を重視したプレイ。
所謂脳姦っぽいプレイを少ししてから乳首をいじり、次のパートでより気持ちよく射精できる環境を整えます。

「くちゅっ… ぐりゅ ぷちゅ ぷちゅっ」
脳責めは人によっては受け付けない部分もあるプレイなのですが
そのへんを考えて具体的な描写はできるだけ避けています。
脳をいじっている様子は擬音語が中心ですし
脳舐めは耳元でちゅぱ音を鳴らす耳舐めとほぼ同じ演出がされています。

「空っぽの頭の中に バニラの香りの甘いミルクが とくとく 注がれる 甘い 甘い 気持ちいい」
それよりも直後に登場する乳首オナニーの方がより大きな快感が得られます。
多少乳首を開発している人なら温かくて甘い痺れが走るでしょうね。
深い催眠に入っているおかげで頭の中も心地よく、とてもいい気分でプレイに没頭できます。
ドライ絶頂を指示する描写はありません。

続く「セルフ、寸止め、そして抵抗」パートはセルフによる射精がメイン。
彼女の合図で射精を開始し10カウントで射精するオーソドックスな展開なのですが
事前に彼女が聴き手に抵抗させる暗示を入れるおかげで
生殺し感覚といいますか、ちょっぴり複雑な気分を抱きながらおちんちんをしごくことになります。

ちなみにこのパートだけは男性用と女性用の2パターンが存在します。
違いは「おちんちん」を「おまんこ」と言い換えてるくらいでプレイの流れはほぼ同じです。

「だめ だめって言われると したい オナニーしちゃだめ オナニーしたい」
「気持ちいい イきたい イきたい イけないなんて 思い通りになんてならない 最後までしたい」

詳しい内容は伏せますが、2つのキーワードを設定し
それらを要所要所で投げかけてオナニーを制御する変わったプレイです。
多少の寸止め要素があるおかげで射精時の快感は当然大きくなりますし
同時に彼女の呪縛から解放された爽快感も味わうことになるでしょう。
どちらのパートも催眠を強く意識しながらプレイが組み立てられています。

このように、催眠状態下でしか味わうことのできない変わったプレイが繰り広げられています。
催眠の面白さを教えてくれる作品
全編に渡って行われるきめ細かな催眠が一際耳を惹く作品です。

ウェブ催眠術師は初めて催眠を体験する主人公にその素晴らしさを存分に味わってもらおうと
最初から最後まで本当に丁寧かつ取り組みやすいアプローチで誘導します。
使われている技術の内容や使用する順序が的確ですし
最中に投げかけられる暗示の種類・入れ方・演技も非の打ち所が無いほどに優れています。
そして聴き手が楽しんで音声を聴けるような遊び心もしっかり盛り込んであります。

中でも2番目に登場する深化パートが最も個性的です。
催眠音声はテーマ性を重視する作品が多く
それに合わせた技術を使用するため、本作品に登場するような暗示はあまり見かけません。
だからこそ真新しさがあるし、内容的に自分の催眠の適性を知る良い材料にもなります。

シナリオ担当が通話形式の催眠をガチで施している方らしいので
進め方に淀みがなくすんなりと催眠に入ることができます。
シンプルかつ効果的な隙の無い催眠ですね。
感銘を受ける部分が多々あって聴いてる最中は何度も唸らされました。

エッチも言葉で心や体を操作する催眠色の強いものになっています。
オーソドックスなプレイに若干の捻りを加えて面白く演出しています。
セルフかつM要素低めとこちらもかなり大衆性を意識した内容です。
催眠にどっぷり浸かった中で迎える射精はやはり普段とは違う気持ちよさがあります。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

しっかり催眠を楽しませながら性的快感も味わわせてくれる良作です。
その緻密さ、素晴らしさに敬意を表し本作品を催眠音声では18本目の満点とさせていただきました。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 男性用…1:10:28 女性用…1:10:16

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

ささやき庵 七星

サークル「VOICE LOVER」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、可愛い声と子供っぽい容姿を持つ実力派の小町が
そのキャラや名前にちなんだエッチなサービスを提供します。

童話「白雪姫」をテーマにリンゴの香りや味で安眠へと導いたり
複数の小人たちが同時に体を舐める変わったプレイが登場します。
彼女の性格も相まってメルヘンチックな気分を抱きながら癒しや興奮が得られるでしょう。
夢を見せることができる新人小町
ささやき庵の小町「七星(ななせ)」にエッチなサービスをしてもらうお話。

「いらっしゃいませー ささやき庵へようこそ」
七星はやや幼さを感じる可愛い声の女の子。
初めて自分を指名してくれたお客に親しげな挨拶をすると
早速浴衣に着替えるのを手伝い、サービスをする部屋へと案内します。

本作品はささやき庵で行うサービスのルールに則り
最初は添い寝をしながら囁き声で癒されるお話をして眠りに導き
夢の中でエッチなことをしてから最後にフェラでもう1発抜きます。

シリーズの醍醐味とも言える囁き声はおよそ46分間と十分に長く
癒しはもちろん、エッチの際は彼女に密着されている気分が味わえます。
他のささやき庵と同様に癒しとエロをバランスよく織り交ぜながらサービスを進めています。

今回行うサービスのテーマは「白雪姫」
美しい姫が嫉妬深い王妃に毒リンゴを食べさせられて眠りにつき
最後にキスで起こされる一連の流れに沿ったプレイをします。
特に後半の寝てから起きるまでのシーンは変わったスタイルのエッチが登場しますから
ほのぼのとした気分を抱きながら興奮できるでしょう。

「ゆっかった ゆっかった どーれかな?」
そしてこれらを行う七星も強い個性を持っています。
愛らしい声や仕草から感じられるやや幼い印象とは裏腹に
エッチでは下品なちゅぱ音をたっぷり鳴らす大人な一面を見せてくれます。

本作品のエッチはキス、耳舐め、フェラといったちゅぱ音を鳴らすプレイがメインです。
ですから女性のエッチな音が好きな人ほど楽しめると思います。

最初のパートは2人が部屋に移動しお客が寝るまでのお話。
催淫効果があるリンゴのお香を焚いて七星が添い寝し
軽くちゅぱ音を鳴らしてから白雪姫のお話を囁き始めます。

「彼女の名前は 白雪姫 白雪姫には とても美しい母親 王妃がいました」
「口の中に広がる リンゴの甘さと香り とても美味しい とても幸せな気分」

お話の内容は原作と同じく王妃に殺されかけた白雪姫が森に置き去りにされ
その後老婆に扮した王妃が彼女に毒リンゴを食べさせます。
そしてそれらを聴き手が白雪姫自身になったかのような表現で語りかけてきます。

静かで優しいささやき声、意識的に間を長く取って話す物語など
雰囲気的にも癒しや眠気を感じる要素が組み込まれています。
少なくとも私は聴く前よりずっと眠くなってるように感じられました。
小人たちのエッチな目覚まし
エッチシーンは2パート35分30秒。
プレイは小人たちの乳首舐め/キス/耳舐め/クンニ、七星の手コキ/耳舐め/フェラです。
エッチな効果音はありません。

「あれー? こんなところで 白雪姫が眠ってるわよ」
「あぁー ほんとだー」
毒リンゴの効果で眠らされてしまった白雪姫(=お客)を7人の小人が偶然見つけ
彼を起こすために体の様々な部分を舐めるところからプレイは始まります。

エッチは前半が物語の続きとして小人の女の子たちに責められるプレイ
後半は目覚めた彼に七星が手コキで1回、フェラで1回射精させる一般的なサービスです。
ちなみに前半は物語に合わせてお客が女性になっていることを前提にエッチを行います。

催眠音声以外で女体化要素が登場する作品は非常に珍しいです。
といっても所謂メスイキを要求されるわけではありません。
彼女たちに責められてる途中で目覚め、男性としてイク設定がされています。

「乳首 立っちゃったね 乳首 ぺろぺろ ぺろぺろ ぺろぺろ ぺろぺろ 気持ちいいね」
最初のパートは小人たちが左右に陣取り舐めまくるちゅぱ音特化のプレイ。
乳首、耳、唇、クリトリス、おまんこなど性感帯にあたる部分を
最初は1箇所ずつ、しばらくすると複数同時に舐め始めます。

これも本作品がちゅぱ音特化と言われる大きな要因です。

ちゅぱ音は彼女たちの年齢を考慮したのか、水分控えめの上品なものが多いです。
舐め方も比較的ゆっくりしていて純粋なエロさは控えめに思えます。
それでも複数のちゅぱ音が同時に鳴る空間はとても濃いです。
白雪姫のお話や彼女の名前「七星」に合わせた特徴的なプレイですね。

プレイ開始から15分経った後は現実世界でのプレイ。
目覚めたお客が気持ち良く射精できるように彼女が手コキと耳舐めをし
さらにはささやき庵恒例のお土産フェラでたっぷり抜き抜きします。

効果音が無いので手コキの様子がほぼわからないのが残念ですが
耳舐め、フェラいずれも小人の時とはまるで違う下品な音を鳴らしてくれます。

特にフェラは手コキで射精した直後なのを踏まえて
序盤は「ずびりゅぅぅ」と水分たっぷりの音をゆっくり鳴らして勃起を誘い
その後は全体を舐める、咥え込んでピストンする、バキュームするなど
抜きに適した多彩なちゅぱ音が登場します。

フィニッシュ直前のバキュームはピストンも絡めており
短めの吸い上げ音をリズミカルに鳴らすあまり聴かないタイプの音です。
愛らしい声や仕草との大きなギャップも興奮を掻き立ててくれます。

このように、エッチなちゅぱ音を中心に据えたプレイが繰り広げられています。
テーマ性のある作品
白雪姫の物語に沿ったサービスを行う変わった趣向が魅力の作品です。

七星はお客に他の小町とは違った癒しのひと時を味わってもらうために
自分が得意とするメルヘンなお話や複数同時に責めるエッチを提供します。
童話をテーマにエッチをする作品自体がほとんどありませんし
お話の内容も彼女のキャラにマッチしていて統一感があります。

「ふふっ これは キスする時の音 くすぐったい?」
明らかに年下に見える彼女が時折見せる大人っぽさにもゾクゾクするものがあります。
お話の流れから子供っぽいエッチをするのかと思いきや
大人の男性が満足できるサービスをしっかり行っています。

しかし、本作品を他のささやき庵シリーズと比べてみると
個人的にどうしても物足りなく感じる部分が一つだけあります。
それは彼女が乱れる姿をまったく拝めないことです。
プレイ一覧を見ていただければわかるように、彼女が責めるシーンが多い反面
彼女が責められて喘ぎ声を漏らすことはほとんどありません。

私が今まで聴いてきたささやき庵は
多くの作品で小町たちが自分の体をお客に積極的にいじらせ
それにしっかり反応して興奮を誘う、といった演出が登場しています。
音声作品は女性が責め続けるタイプのプレイをするケースが非常に多く
女性がしっかり乱れてくれるのはささやき庵の一つのアイデンティティだと考えています。

それを今回ばっさり切り捨ててしまっているのが惜しいなぁと。
この作品がささやき庵じゃなかったらそうは思わなかったんですけどね…。
射精回数は全部で2回。
ちゅぱ音多め、淫語そこそこ、喘ぎ声はありません。

一風変わった方向から癒しと性的興奮を与えてくれる作品です。
年下好き、ちゅぱ音好きな人におすすめします。

CV:藍沢夏癒さん
総時間 1:13:24

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2016年2月2日まで半額の600円で販売されています。
その場合の点数は8点です。

催眠術を勉強したので! 妹に読ませてみた!!

サークル「催眠音声研究所」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、催眠に関するあらゆる勉強をしてきたお兄ちゃんが
妹に自作の台本を読ませ、エッチする様子を彼の視点で楽しみます。

「催眠術の台本を生で読んでもらったら?」をテーマに
事前に台本を読んでから音声を聴く変わったシステムが採られていたり
エッチではブルマを前面に押し出したプレイがされていたりと
男性が持つ欲求を発散させてくれる様々な工夫がされています。
妹に催眠の台本を読んでもらおう
妹に自作の催眠音声の台本を読んでもらうお話。

「男の夢…といえば何でしょうか?」
ことねさんは明るくて穏やかな声の女性。
音声を聴く際の注意事項を簡単に説明すると
作品のコンセプトや主人公の現在の状況を詳しく話し始めます。

本作品は聴き手が催眠をマスターしているお兄ちゃんになりきり
被暗示性の高い妹に催眠をかけてから自分が書いた催眠の台本を読ませ
その様子を聴いて催眠やエッチを楽しむ
、という変わった趣向を持っています。

といっても我々がやることはいつも通りベッドに寝て目を閉じ音声を聴くだけです。
作品に個性を持たせ、辻褄を合わせるためにこういった設定がされています。

催眠音声といえば登場する女性が術者な場合がほとんどですが
今回はこちらがすべてのシナリオを組み立てる役です。
だから当然のように催眠がどのように進んでいくかもわかっています。

その状況を聴き手にもしっかりと味わってもらえるように
本作品は同梱されている台本のテキストを予め読んでから聴くことになります。
台本がついている催眠音声は数あれど、音声を聴く前に読ませる作品はこれが初めてです。

こう書くとネタバレによる面白さの減衰を危惧する方もいるでしょう。
しかしこのテキストは催眠の導入と深化の部分に限定されていて
エッチでどういったプレイをするのかは一切わかりません。

また妹は被暗示性が高いものの催眠に詳しいわけではないことを考慮し
最中で使われている技法は極めてシンプルなもので統一されています。
驚愕法のように種がわかると効果が薄れるタイプのものは特に登場しません。

むしろ催眠の流れを事前に知っているおかげで心の準備がしやすく
催眠に安定して入ることができる人ならそれを読んだだけでも意識が多少ぼやけるでしょう。
催眠の感覚を予め喚起する予備催眠みたいな役割も狙っているように思えます。

催眠は2パート15分30秒ほど。
舞台をお兄ちゃんの部屋へと移し、お金に困っている妹が
彼にお小遣いをもらうために催眠の台本を読むところから始まります。
ちなみにこの時点で妹は既に催眠にかかっている設定です。

「右手から力が抜けていきます すーっと力が抜けていきます 力が抜けて とても気持ちがよくなってきます」
「ほら 抜けていく! どんどん抜けていく 止めようとしても止まらない 止める必要もない」

最初に登場するのは催眠音声では定番となっている分割弛緩法。
右手、左手、右足、左足と脱力する部位を分け
それぞれにカウントを数えながら脱力する暗示を丁寧に入れます。

催眠に入っているのがわかる彼女のとろんとした声と
「力が抜ける」を適度に重ねて入れる暗示のおかげか
割と早い段階から特に意識のぼやけが強く実感できました。
彼女が何をするかがわかっているから無意識が自然にそれに合わせてくれたのかもしれません。
技術の行使もしっかりしていてとても入りやすいです。

続く深化は彼女の独り言に耳を傾け、心地よい気分をさらに膨らませてから
2種類のカウントで半覚醒と催眠を往復し、より深い催眠状態へと入ります。
これも「揺さぶり」という催眠音声ではよく見かける技法です。

「お兄ちゃんが気持ちいいと 真由も気持ちいい お兄ちゃんが気持ちよくなると 真由も気持ちよくなる」
「お兄ちゃんの意識は完全にふかーぃ所へ沈んでいきました 完全にふかーぃ所へ沈んでしまったので どんな暗示でもかかることができます」

ここでも「気持ちいい」「深い」など深化に関係のある単語を意識的に多く盛り込み
意識の力をさらに弱め、暗示を受け入れやすい精神状態へと上手に導いてくれます。

終盤には台本に書かれていない演出も登場したりと
現在の設定を逆手に取って効果的に催眠を深めようともします。
意識が軽く飛ぶくらいの感覚はするのではないでしょうか。

事前に読んだ台本にほぼ沿って行われる珍しいスタイルの催眠です。
お兄ちゃんの頭の中を真っ白にすることを目的に
主に古典系の技法を順序立てて正確に施し、少しずつ確実に深めてくれます。

サークルさんの以前の作品に比べるとやや大人しい印象を受けるのですが
催眠をよく知らない妹が施すのを考えるとこれくらいシンプルなほうが妥当とも思えます。
妹がわざと下手に読んだりしませんし、催眠自体はしっかり入れます。
事前に台本を読んでいるのがすごく効いてますね。

まとめると、新しい要素を交えたシンプルかつ効果的な催眠です。
ブルマの魅力がたっぷり詰まったエッチ
エッチシーンはおよそ16分間。
プレイはブルマコキのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「お兄ちゃんが今日して欲しいのは ブルマでおちんちんをシコシコする ブルマコキでしょ?」
お兄ちゃんの用意した台本を読み彼を深い催眠に落とした妹は
彼が好きで好きでたまらないブルマを穿いていることを告げ
それを見せる代わりにズボンを脱いでおちんちんを見せて欲しいと言います。

エッチは彼女が穿いているブルマを見せ
目の前で脱いでみせた後に彼のおちんちんに被せてしごきます。
隅から隅までブルマ尽くしのプレイですから
多少人を選ぶものの、好きな人ならかなりハマれる魅力を秘めています。

「あぁ 太ももこんなに見えちゃってる これ以上上げたら 中まで見えちゃう…」
「昔はこのブルマを穿いて 体育の授業を受けてたんだよね? 考えられないよね セクハラだよね」

プレイの序盤は妹がスカートをたくし上げてブルマを見せるシーン。
物理的な接触を行わない極めてソフトなプレイではありますが
太ももが強調される独特の形状や、恥ずかしそうに振舞う彼女の可愛さが
エッチにとって重要な心の高ぶりを誘ってくれます。
純粋なエロさは控えめで、シチュをイメージして抜くタイプのエッチですね。

「お兄ちゃん知ってた? ブルマはね ナイロン100%なんだよ? だからすごくサラサラしてて 触り心地がいいの」
「ブルマでおちんちんを ぎゅーっと縛っちゃいます ぎゅーっ」

ブルマコキが始まってからも妹はブルマが持つすべすべの感触や
その特性を活かした責めでお兄ちゃんをリードします。

事前に何かを用意するようには書いてありませんが
何か滑らかな布をおちんちんに巻いてオナニーするほうが気分が出るかもしれません。
効果音は無いのでどれだけイメージできるかがカギになります。
フィニッシュは10カウントに合わせて1回行うオーソドックスなものです。

このように、ブルマの魅力を前面に押し出したエッチが繰り広げられています。
変わった催眠が楽しめる作品
どちらかというとエッチよりも催眠に光るものを感じる作品です。

催眠にかかりやすい妹がお兄ちゃんの欲望を満たすために
用意された台本を読んだりブルマでのエッチなサービスをしてあげます。
特に催眠は一般的にはタブーとされている事前のネタバレを敢えて行い
その上で催眠に入りやすくなるよう的確なリードをしています。

私が催眠に入りやすいからなのもあるのでしょうが
普段聴いてる作品以上にあっさり催眠に入ることができました。
具体的には催眠開始から5分後にはそれを強く実感できたほどです。
暗示の入れ方や重ね方がしっかりしているのが大きいです。
技法が大衆向けのものばかりですし、似たような感覚がする人は結構いるんじゃないでしょうか。

対するエッチはすべてにブルマを絡めている点や
シチュをイメージしやすい反面暗示が少なくなっているおかげで
ややとっつきにくい印象を受けました。
ブルマの質感や得られる快感をもっと綿密に伝えてくれていたらまた違ったのかもしれません。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

聴き手を催眠者に立たせて行う珍しい趣向の作品です。
エッチがブルマ一色なのでブルマ好きな人に最もおすすめします。

CV:紅月ことねさん
総時間 46:08

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

罵ってみた。-無邪気&陰鬱サドJKの甘い罠-

サークル「シロモチ」さんの同人音声作品。

声優の紗藤ましろさんと餅よもぎさんが組まれて結成された新サークルシロモチさん。
その第一作目はそれぞれに変わった性癖を持つ2人のJKが
援交相手の男性にその欲望を叩きつける形でエッチをします。

きつめの言葉で罵る、野外で痴態を記念撮影する、おちんちんを足で踏みつけるなど
一般的な音声作品ではあまり登場しない特殊なプレイがいくつも収められており
ややブラックな雰囲気も相まってM度が高い人ほど興奮できます。
Jkたちのちょっぴり歪んだサポ
JKのアリサとトモコが個別にエッチしてくれるお話。

「あっ… こんばんはー お兄さん♪」
アリサは甲高くて可愛い声の女の子。
「貴方ですか? 私と今夜の約束をして下さった方…」
トモコは素朴で気が弱そうな声の女の子。
待ち合わせ場所で見つけた主人公に声をかけると
早速腕を組んでラブホのある通りに向かいます。

本作品は彼女たちとネットで出合った男性たちが
お金を渡す代わりにオナニーのお手伝いをしてもらいます。
アリサ編とトモコ編は内容が完全に独立しており
彼女たちが掛け合ったり一緒にエッチの相手をしてくれるシーンはありません。

そして彼女たちはこういうことを今まで何度も繰り返してきたからか
JKのイメージからややかけ離れた特異な性癖を持っており、それを発揮しながらプレイを行います。
一部で犯罪を匂わせたり痛そうに感じるシーンがあるため人を選ぶ部分もありますが
音声作品ではあまり見かけない要素がいくつも詰まっていて強烈な個性を持っているのも事実です。
聴く前に予想していたものよりずっとぶっ飛んでいて正直驚きました。

「っていうかー 制服を着た女の子をこんなところに連れ込んでる時点で 男として…いや 人として終わってますよねぇ? まじ最っ低…」
アリサは本作品のタイトルにもなっている「罵る」ことに快感を覚えるキャラ。
自分とSEXしようとする男性に平手打ちを食らわせ
すかさず畳み掛けるように言葉責めを浴びせかけるドSっぷりを発揮します。

プレイもオナサポをしながら彼に恥ずかしい思いをさせ、それをあざ笑うシーンがあったりと
正統派のM向けプレイをややハードなタッチで行っています。
年下がいじめてくれるシチュが好きな人ほど楽しめるでしょう。

「え…っと ですね いきなりで恐縮なんですが… 実は私 今…おまんこにローターを入れているんです」
対するトモコは自分の痴態を見られることに興奮を覚える歪んだキャラ。
ホテルに行く前に男性を路地裏へと案内し
ローターですっかり発情している自分の体を撮ってほしいとおねだりします。

ホテルに入った後もお互いの体を刺激するプレイをしてくれますし
指一本触れないアリサに比べてシチュや純粋なエロさで勝っています。
大人しそうな子がこういうプレイを要求するギャップにもそそります。
背徳感を抱きながら抜くプレイが好きな人におすすめのお話です。
それぞれの個性を活かしたエッチ
エッチシーンはアリサ編が2パート12分30秒、トモコ編が3パート21分ほど。
プレイはアリサ編が罵声、おちんちんへのデコピン、オナニー、擬似SEX
トモコ編が痴態の観察、記念撮影、オナニー、素股、足コキ、顔面騎乗です。
ローター作動、素股、顔面騎乗、記念撮影の際に効果音が鳴ります。

「じゃあ そのチンチン…デコピンみたいに指で弾いてみせて? …はぁ? 素直にシコシコ♪ なんてさせてあげるわけないじゃん?」
ドMな彼にきつめの罵声を浴びせ、奴隷の宣言をさせて主従の関係を結ぶと
アリサは手始めに彼に自分のおちんちんを指で弾くよう指示します。

アリサ編のエッチは彼女の指示に従いながらおちんちんをいじるオナサポ方式。
「ピン ピン」の掛け声に合わせておちんちんを一通り痛めつけた後
今度は手を組んで作った擬似おまんこに「パン パン」に合わせて腰を打ち付けます。
デコピンは強めにやる指示が出ますので玉に当てないようご注意ください。

「お兄さんはぁ 自分で自分のチンチンを痛めつけて チンチンゆらゆら揺らして 情けない姿を晒してるマ・ゾ♪」
そして最中は彼女が適度にきつめの口調で言葉責めをします。
「罵ってみた。」のタイトルから言葉責め主体に思われるでしょうが
本作品の場合、質は高めなんだけどボリュームは少なめです。

ですから罵倒系の作品が好きな人だと物足りなく感じるかもしれません。
もうちょっとたっぷり言ってくれたほうが興奮しやすかったかなと。
自分の大事な部分を痛めつける、あるいは追い込む肉体面への責めのほうがずっと強いです。

続くトモコ編は路地裏で記念撮影した後にそのままオナニー&素股で1回射精し
ホテルに移ってからは彼女におちんちんを踏みつけられ
さらには顔面騎乗までされる屈辱的なプレイでもう一度果てます。

「初めてのオナニーは…オナニーというものを知ったのは 兄の部屋で見つけたエッチな雑誌からでした」
「その大きくなったおちんちん…私は壁に手をついて後ろを向きますから ここ…ん 太ももの間に挟み込んで、腰を振ってください♪」

彼女は性格もサービスもアリサに比べるとずっと大人な印象が強く
前半で男性にオナニーさせる最中に自分が始めてオナニーしたときの体験を語ったり
射精が近づくと自らパンツを脱ぎ、瑞々しい太ももにおちんちんを挟んであげます。

一見するとサービス精神旺盛に感じるんだけど
野外でJk相手に素股をするシチュを考えるとアリサ編よりずっと背徳的です。
プレイだけでなく雰囲気にも2人に大きな違いを持たせているところがいいですね。

「ザーメンが噴水みたいにぴゅっぴゅする恥ずかしい姿を 私に見せてください♪ …その瞬間、さっき貴方が私の写真を撮ったみたいに 携帯の中に画像として収めてあげますから」
続く2回戦も靴下越しに竿や亀頭を踏んだり擦ったりしながら
男性の顔の上におまんこを乗せ、腰を動かして喘ぐ淫靡な姿を見せてくれます。
さらに極めつけはフィニッシュの記念撮影。
彼が射精する瞬間を見計らって携帯のシャッター音が鳴り響きます。

「見られる」ことに興奮を覚える彼女の性癖を活用した個性的なプレイです。
同じ趣向をお持ちの方ならより楽しめるでしょう。

このように、同じJKとは思えないほど大きな違いを持つプレイが繰り広げられています。
病みっぷりが魅力の作品
良い意味でJKらしくない特異なプレイが楽しめる作品です。

アリサとトモコは自分たちではなかなか得られない大金を手にするため
そして自らの歪んだ性癖を満たすために男性たちをエッチにいじめ抜きます。
「彼女のたちの年齢なら大したことはないだろう」と思っていたら大間違いです。
大人の女性でも引くレベルのぶっ飛んだプレイをしてくれています。

2人ともそれぞれに良い所があるのですが
私はどちらかというとトモコ編の方が色々と面白い部分を持っていると考えています。

野外でエッチをするところから始まり、とあるタイミングで彼女が軽い脅迫を仕掛け
その恐怖を感じながら言われるままに射精する1回戦。
男性の最も大事な部分を足蹴にされ、さらには顔面騎乗されながら射精する2回戦と
一般的な音声作品ではお目にかかれない要素をいくつも持っています。

プレイそのものよりも雰囲気に抜ける素材がたっぷり詰まっているなと。
やや病んでる口調で語りかけてくるトモコにもそこはかとないヤバさを感じます。

対するアリサ編はキーとなる罵声のボリュームに欠けること
プレイ時間が短くやり方も掛け声に合わせて刺激するくらいと物足りなく感じます。
本格的なプレイを始めるまでのやり取りに長めの時間をかけているので
それを踏まえると実プレイ時間をもっと長くしたほうが抜きやすいです。

もしくは最初から普通にしごかせていればもっと違ったのかもしれません。
継続的に刺激を与えるプレイにしないと時間内の射精は難しいです。
トモコ編に比べると気になる部分がいくつか見られました。

射精シーンはアリサ編が1回、トモコ編が2回の合計3回。
淫語とくちゅ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

ニッチなプレイに果敢に挑戦している意欲作です。
2つのシナリオの質にかなりの差が見られることを考慮し、やや低い点数とさせていただきました。
変わったプレイが聴きたい人、背徳感を感じながら抜きたい人におすすめします。

CV:アリサ…餅よもぎさん トモコ…紗藤ましろさん
総時間 アリサ編…25:48 トモコ編…28:18 合計…54:06

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

M男専用の寸止めクラブ:裏コース

サークル「クラウンvoice」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、Mな男性だけが通う変わったお店を舞台に
そこの店員さんがとってもエッチでハードな寸止めをサービスします。

プレイ中ほぼずっとおちんちんをしごかせる肉体的な責めのみならず
淫語や言葉責めを連発したり、射精したくなるセリフを投げかけるなど
精神面への責めも並行して行うバランスの良さが最大の魅力です。
ドMなあなたを満たしてあげる
M男専用の寸止めクラブの店員さんにリードされながら寸止めオナニーをするお話。

「いらっしゃいませ ようこそ M男専用の寸止めクラブへ」
店員さんは穏やかで落ち着いた声の女性。
2度目の来店となるお客にサービスの内容を改めて説明すると
よりハードなプレイを求める彼のためにド変態向けの裏コースを紹介します。

本作品は冒頭に軽いやり取りをした後プレイルームへと移り
彼女の指示に従いながらひたすらおちんちんをしごき続けます。

プレイ開始から終了までのおよそ25分間ほぼひっきりなしに刺激を与えることや
最中に彼女が様々なセリフで心を煽り立ててくれることから
実際にやってみると射精したくてしたくてたまらなくなるでしょう。
Mな人のためだけに作られたようなかなりハードなプレイを繰り広げています。

プレイの大きな特徴は2つ。
ひとつはタイトルにもなっている寸止め、もうひとつは彼女の言葉責めです。

寸止めは開始から中盤くらいまでは仕掛けてこないのですが
それ以降から徐々に回数を増やして射精への欲求を嫌と言うほど膨らませてくれます。
特に射精寸前の終盤は5分間で6回もの寸止めをするくらいにハードです。
カウント形式ですので止めるタイミングもわかりやすく、寸止めの醍醐味が味わいやすいです。

「マゾマゾマゾマゾマゾ チンポシコシコ チンポシコシコ マゾチンポ マゾチンポ」
「気持ちいいね おちんちん気持ちいいね ザーメン溜まってきたね おちんぽミルク出したいね」

それに対して言葉責めは「変態」などのM向けの単語を織り交ぜたり
上のセリフのように淫語を連呼して興奮を誘う
あるいは下のセリフのように射精したくなるように優しい言葉をかけるなど
緩急をつけた多彩な責めを繰り出します。

射精したい状態の時に「射精してもいいよ」と言われたら当然気持ちが緩みますよね。
そうやって彼女は精神的にも揺さぶりをかけて完遂をより困難にしています。
寸止めによる体への責めと言葉責めによる心への責め。
この2つの道具を上手に組み合わせているところが本作品の大きな魅力です。
後になるほどハードになるプレイ
エッチシーンはほぼ全編にあたる25分間。
プレイはオナニーのみです。
エッチな効果音はありません。

「ほらほら シコシコしてください 早く精嚢をパンパンにしてください」
お客をプレイルームに案内し、改めて本当に裏コースでいいのか確認を取ると
店員さんは早速彼におちんちんをしごかせ、自分は様々な言葉を浴びせかけます。

エッチは終始彼女の指示に従いながら行います。
プレイの序盤は射精したくなるよう心と体を温めるシーン。
お馴染みの「シコシコ」の掛け声や淫語、言葉責めを繰り返す一方で
適度に射精を制御するセリフを言って聴き手にもどかしい気分を与えます。

ちなみに本作品の「シコシコ」は常に流れ続けるわけではないので
しごくタイミングやペースはある程度こちらで設定することになります。
こうしないと途中で暴発する人が続出するとサークルさんが考えたのかもしれません。

「変態 変態変態変態 このド変態」
「私が出していいって言うまで 出しちゃダメなんだから あなたのおちんちんが限界とか そんなの知らないし」

受付では割と丁寧な言葉使いをしていた彼女が
プレイになると一転して下品な言葉を叩きつけてくるのがいいですね。
声の担当がことねさんなだけあって言葉に不思議なパワーを感じます。

開始から11分ほど経過し僅かな休憩を挟んだ後
いよいよプレイのメインディッシュとも言える寸止めが登場します。

5カウントを刻み0になったら射精する至ってシンプルなものなのですが
彼女は1カウントごとにこちらの心を煽るセリフを投げかけ
さらには何度も直前に中断することで聴き手を少しずつ確実に追い込んでいきます。

「あぁイク もうイっちゃう …やっぱりやーめた はい センズリやめなさい」
「1 あぁもうイクねぇ イっちゃうねぇ …ストップ」

プレイそのもののハードさに加えて嗜虐的に振舞う彼女の態度も
M心を燃え上がらせるのに十分な素材と言えます。

終盤は体への負担もそれなりのものになりますから
あくまで体を壊さない範囲でプレイを楽しむことをおすすめします。
無事試練を乗り越えた後の射精感はかなりのものでした。
「彼女の言うことを最後まで守れた」という達成感が射精の快感をより大きくしてくれます。

このように、テーマに沿ったかなりハードなプレイが繰り広げられています。
Mであるほど楽しめる作品
プレイや言葉責めの内容から完全にM向けのオナサポ作品です。

店員さんは普通のオナニーじゃちっとも満たされない心と体になってしまったお客に
敢えて厳しいサービスをすることで充実したひと時を提供します。
プレイ中はほぼずっとおちんちんをしごき続けるだけでも十分ハードなのに
寸止めや言葉責めを加えてプレイのレベルをさらに引き上げています。

「そうね そんなに変態マゾチンポミルク出したいなら 出させてあげようかな」
このプレイの面白さは彼女が適度に希望を与えてくれるところにあると私は思います。
寸止めプレイというと体にとことん刺激を与え続け
それを制御するようなセリフを投げかけるケースをよく見かけます。

しかしこの作品は射精しそうになったところで狙ったように飴を与え
その直後に寸止めを繰り出し地獄に突き落とそうとします。
それを全部でやるのではなくタイミングを見計らって仕掛けているのが印象的でした。
心へのアプローチがしっかりしているから余計に達成が困難です。

エッチは大まかなペースを伝えてその間は常におちんちんをしごき続けます。
達成を優先する場合は適度に手を抜けばいいですし
ギリギリ感を楽しみたいなら2~3日溜めてから挑むのがいいでしょう。
最終的には自分との戦いになります。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

シンプルにまとまっている使い勝手の良い作品です。
ハードなプレイを求めている人には特におすすめします。

CV:紅月ことねさん
総時間 30:08

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
やや割高なので-1してあります。

本作品は2016年2月2日まで半額の450円で販売されています。
その場合の点数は8点です。

お家でゆっくり癒されませんか?PLUS

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、和風の情緒漂うお屋敷を舞台に
明るいお姉さんが頭部を中心としたきめ細かい癒しのサービスを提供します。

サークルさんが得意とされている耳かきはもちろん
整髪、洗髪、首や肩のマッサージ、さらには爪切りなど
ありとあらゆるサービスを様々な音を使ってとてもリアルに行っています。
緑豊かな場所で癒しのひと時を
なおさんから10種類の癒しのサービスを受けるお話。

「こんにちは この度は リラクゼーション体験ソフト お家でゆっくり癒されませんか?PLUSをダウンロードくださいまして 本当にありがとうございます」
なおさんは明るくて優しい声のお姉さん。
音声に関する説明や簡単な自己紹介をすると
和風のお屋敷を舞台に様々な癒しのサービスを提供します。

本作品はサークルさんが2014年に発売された
お家でゆっくり癒されませんか?」のパワーアップバージョン。
2時間30分という大ボリュームの中、サービスの内容を大きく3つに分け
それぞれを手を変え品を変えながら行う非情に充実した作りになっています。

とみみ庵さんと言えばありとあらゆる動作をリアルな音を駆使して表現されているサークルさんです。
今作もその例に漏れず、すべてのサービスで別々の効果音を用意し
さらには現実さながらの動きまでする本格的なものばかりです。


「聞こえます? 風鈴と 庭を流れる小川に ししおどしの音」
他にも開始1秒の段階から小川の流れる音をバックで流し
タイミングよく風鈴やししおどしの音を鳴らす「和」を意識した雰囲気が魅力です。
環境音がずっと流れるおかげで現実世界のノイズが聞こえにくくなり
その結果作品の世界に実際にいるような現実逃避感が味わえます。

これらを行ってくれるなおさんについては
要所要所で何をするかを説明したり、簡単な健康知識を語ることが多いです。
サークルさんの別シリーズ「休日屋」に見られるキャラやストーリーの要素は弱めにし
その分を音に注力している音フェチ要素の強い作風になっています。
セリフが少ないので安眠目的で聴くのにも大いに役立ってくれます。
音を中心とした質の高いサービス
ここからは各サービスの詳しい内容を紹介していきます。
時間が長くサービスも多岐に渡るため、個人的に面白かった部分をピックアップする形でお届けします。

なおさんが最初にするサービスは「髪と頭のケア」。
4パート45分ほどの時間をかけて髪を切りそろえる、髪を洗う、頭皮のマッサージ&トリートメントと
床屋さんのサービスに近いものをじっくり丁寧に行ってくれます。

「毛先を整えるだけでも いい効果があるんですよ?」
整髪パートは「シャク ショキ」と小気味良いハサミの音が軽快に鳴り響くだけでなく
それらを数回ごとに微妙に位置を切り替えて鳴らす凝った演出がされています。
前半は普通のハサミを使い、後半はすきバサミに切り替えるのもいいですね。
同じハサミでもすきバサミの方が微妙に粗く、耳に違った刺激を与えてくれます。

本作品の音へのこだわりは留まるところを知りません。
整髪を始めるにあたって主人公が椅子に座るシーンがあるのですが
そこでは今まで右手に流れていた小川の音が中央へと移動します。

他にも整髪中になおさんが移動するときは軽い足音が鳴ったり
シャンプーをかける際に椅子を倒す音がきちんと入っていたりと
サービスとは直接関係ない音まで余すことなく鳴らしています。
こういった細かな演出がその場にいる気分をより強く実感させてくれます。

序盤で最も特徴的な音が楽しめるのは4番目の「頭皮のトリートメント」パート。
「プシュー ジュー」というムースっぽいものをかける音が鳴り
その後なおさんが指を使って頭をゆっくり揉みほぐします。

トリートメントが生み出すシュワシュワ、パチパチと泡の弾ける音が実に面白く
7分弱と時間は短いながらもスッキリした清涼感を与えてくれます。
この4パートはあまり聴かないタイプの音が多いので
耳かき作品を聴き慣れている人でも新鮮な気分で楽しめると思います。

2番目に登場するのは「顔から腕にかけてのケア」。
3パート40分ほどをかけてフェイスマッサージ、首と肩のマッサージ
爪きり&ハンドマッサージと筋肉を揉みほぐすタイプのサービスを中心に行います。

「右手の手首のほうから オイルを肌に馴染ませて…」
オイルやハンドクリームを使っているため「シュッ スリッ」と滑らかな摩擦音を鳴らすシーンが多く
顔は短いストロークで素早く、肩と背中はトントンと拳や手のひらで叩く音を織り交ぜながらといったように
ケアする部位に応じてオリジナルの要素を織り交ぜながら進めています。

髪や頭部のケアに比べて全体的に音が大人しい感じなのですが
動かし方についてはかなり考えられているのがわかります。

そして最後に登場するのが「耳へのケア」。
2パート50分と十分すぎるほどの時間を設け
産毛剃り、マッサージ、泡洗浄で耳の外側を綺麗にしてから
30分以上の時間をかけて耳の中をたっぷりお掃除します。

耳かきは膝枕の体勢で右耳→左耳の順に綿棒、耳用のブラシ、ベビー用綿棒で汚れを落とし
仕上げに梵天と息吹きをするやや専門店寄りの内容です。

綿棒は「ズリズリ ススッ」と若干ざらつきのある滑らかな音
ブラシは「ゾリゾリ プスプス」とやや尖った優しい音が使われており
前者は耳の壁を優しくなぞるように軽く縁を描いたり前後に動かす
後者は前後に動かしたり掻き出したりする動きをします。
どの器具も面積が広いので耳かき棒よりも音が柔らかく感じます。

「このブラシ プチプチと不思議な音がしますよね?」
中でも2番手に登場する耳用のブラシは綿棒と耳かき棒の中間的な音が鳴り
なおさんが言うプチプチした感触が耳に適度な刺激を与えてくれます。
音の動きも使用する器具の目的に合わせてきちんと変化しますし
サークルさんの耳かきに対する情熱がしっかりと込められています。

このように、多種多様なサービスを的確な音を使って忠実に表現し癒しを与えてくれます。
2015年における癒し系作品の集大成
総時間の長さ、サービスのバリエーションの多さ、それぞれの質の高さなど
すべての要素が高いレベルでまとまっている素晴らしい作品です。

なおさんは主人公に心の底まで癒しを感じてもらえるように
彼を緑豊かな屋敷へと招待し、そこで主に上半身をとことんまで綺麗にしてあげます。
そしてパートをかなり細かく分け、その中で行うサービスに明確な違いを持たせ
さらにはそのすべてをリアルな音によって極めて忠実に表現しています。

今回は遊び心と言いますか、オーソドックスなサービスの中に
変わった音を意識的に織り交ぜているように思えます。
具体的には頭皮のトリートメント、温水と炭酸水による頭皮マッサージ、耳の泡洗浄などです。
柔らかいんだけど刺激的でもある音が聴覚と触覚の両方を楽しませてくれます。

あとはやはり動きですね。
どんなに良い音でも的確に鳴らさなければどうしても違和感が生まれます。
聴き手にそう感じさせないように相当細かいレベルで編集されています。
音が良くて動きもいい、パーフェクトだからこそより大きな癒しが得られるのだと思います。

前作との大きな違いは環境音の扱いです。
特に小川の流れる音が主人公のいる位置や体勢に応じて小まめに変化します。
この演出は昨年の夏あたりから見られ始めた新しい要素です。
今のところできるサークルさんがほとんどいませんから今後も大きな武器になるでしょう。

癒しに関するありとあらゆる要素が詰まっている総合力の高い作品です。
2時間30分もの時間に対して価格がたったの200円とコスパも驚異的。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは6本目の満点とさせていただきました。

CV:ししゃもさん
総時間 2:33:51

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

膨乳クールメイドに更なる事務デレ耳かき&ご奉仕で癒される音声

サークル「pure voice」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、ご主人様に強い想いを抱いているクールなメイドが
彼のために心を込めて癒しやエッチなサービスをします。

サービスは比較的オーソドックスなものでまとめ
その代わりに彼女のキャラで個性を打ち出しているのが特徴です。
クーデレという音声作品ではほとんど見かけないキャラですから
好きな人なら彼女の仕草に抱きしめたくなるような愛らしさを感じるでしょう。
クールなメイドの温かいご奉仕
メイドがご主人様に耳かきとエッチなサービスをするお話。

「あら ご主人様 私に何か御用ですか?」
メイドは穏やかで落ち着いた声の女性。
自分を呼び出したご主人様に「耳かきをして欲しい」と言われると
軽く文句を言ったうえで耳かきの準備を始めます。

本作品はこれより9ヶ月ほど前に発売された
クールなメイドに事務的に耳かき&添い寝されて癒される催眠風安眠音声」の続編。
以前してもらったサービスを忘れられない彼が
彼女に再びあれこれしてくれるようにおねだりします。
内容は独立してますので前作を聴かなくても普通に楽しめます。

「耳かきをして欲しいだなんて いい歳した大人なら 1人ですることですよ?」
しかし彼女は彼の命令にすぐ従うようなことはせず
敢えて苦言を言うちょっぴり冷たい態度を取ります。
このクールな彼女のキャラこそが本作品最大の特徴です。

良い意味でメイドらしからぬキャラですね。
2人の関係は主従よりもしっかりもののお姉ちゃんと出来の悪い弟に近いです。

ですが彼女は別に嫌味でこれらを言っているわけではありません。
立派な身分なのに外の女性と付き合わず、メイドと遊んでいるのはまずいと思い
それを改善させたいからこそ突き放すわけです。
彼女が女性として彼を相当に深く愛しているのがセリフの端々から伝わってきます。

そして胸に秘めている想いがサービスを進めるにつれてだんだんと表に出てきます。
簡単に言えばデレ始めるわけです。
普段がクールだからこそ、その際に見せる仕草のギャップにはグッとくるものがあります。
典型的なクーデレキャラを上手に表現している作品と言えます。

彼女が最初に行うサービスは耳かき。
事前に5分ほど深呼吸をして軽くリラックスしてから
膝枕の体勢で右→左の順に耳かき棒と綿棒でお掃除し、仕上げに強めの息吹きをします。
ちなみに左→右の順に耳かきをするバージョンも同梱されています。

耳かき棒は「ずずっ ぞりぞり」と低くザラザラした音
綿棒は耳かき棒に比べて若干柔らかい音が使われており
前者は軽く掻き出すように、後者は耳の壁をなぞるように短く動きます。

最近の耳かき音声とは違い、効果音を単発で鳴らしながら行っているため
効果音自体のボリュームはやや少なくなっています。
しかし音質は前作に比べてかなりリアルになりました。
ですから標準くらいのレベルは持っている耳かきだと思います。
大手サークルさんの耳かき音声をよく聴いてる人でもなければ楽しめるかなと。

「私がよかった…ですか? 意味のわからない理由ですが 一応お礼は言っておきます」
「人に好かれるというのも 悪い気はしませんね」

始める前は渋々了承するような態度を取っていたメイドも
耳かきに取り掛かると彼が満足できるように誠心誠意お世話をします。
口調が一気に穏やかになりますし、上のセリフのような和やかなやり取りがあったりと
彼女自身もこのひと時を楽しんでいるのが見て取れます。
素直になれないところも可愛らしくて魅力を感じます。
相手に合わせて行う愛を感じるエッチ
続くエッチシーンは3パート31分ほど。
プレイはキス、首筋責め、フェラ、パイズリ、SEX(騎乗位)です。
パイズリ、SEXの際に効果音が流れます。

「では…しますね 目を閉じてください」
耳かきを終えて仕事に戻ろうとしたところをご主人様に引き止められたメイドは
その気持ちを察し、彼の上に跨って自らキスをします。

エッチはご奉仕ということで彼女が終始リードします。
一番最初の「更なるキス&指ご奉仕」パートは長めのキスをしてから
首筋を舌や指で責めるソフトなプレイ。
しかし彼女は意識的に下品な音を鳴らして彼の興奮を一気に盛り上げようとします。

「私の唾液は 美味しいですか? ご主人様の唾液は ほんの少し甘いかもしれません」
「クールだからキスも大人しいのかな?」と思っていただけに
開幕から激しいちゅぱ音を鳴らす彼女の責めっぷりには驚きました。
ペースが速いのに加えてちゅぱ音もねっとりしたいやらしいものばかり。
やるからには彼を本気で満足させたいという彼女の強い思いがよく表れています。

プレイの割にはかなり興奮できるパートですね。
ちゅぱ音や効果音が全体的に下品でエロいのが本作品のエッチにおける大きな特徴です。

続く「更なるお口~おっぱいご奉仕」は彼女の武器とも言える大きなおっぱいを使ったプレイ。
彼が自分のおっぱいを眺めているのを見て自ら服を脱いでそれを披露し
さらにはおちんちんを挟み込んで激しく上下にしごきます。

「コリコリしていて 気持ちいいですか…あんっ 私は 変な感じです」
ここでは彼女がうっとりした声で喘ぐのがいいですね。
いつもとはまるで違う可愛い声が彼女の魅力をさらに引き出しています。
終盤はパイズリフェラになりますから2種類の効果音を同時に楽しめます。
容姿や性格といった彼女の特徴が最もよく出ているパートだなと。

そして最後の「更なるお肉ご奉仕」パートでいよいよ2人は繋がります。
今まで彼のことを第一に考えながら奉仕を続けていたメイドも
ここだけは1人の女性に戻り、自分の欲望に素直な姿を見せてくれます。

「さぁ 全部 私の中に くださいっ!」
「熱いのが 出てっ…んっ」

中でもパート中盤から始まる2回戦は、直前で自分の中に射精されてすっかり興奮した彼女が
そのまま激しく腰を動かし連続射精させる荒々しい責めを繰り出します。

ピストンの際に漏れる吐息や最中のセリフからも
彼女が完全にデレてエッチを純粋に楽しんでいるのがわかります。
時間が7分程度と短いのですが密度は最も濃いパートです。

このように、彼の好むプレイに彼女の気持ちの推移を織り交ぜたエッチが繰り広げられています。
一風変わった愛情表現を描いた作品
礼儀正しく自分の気持ちに素直になれないメイドが
ご主人様と同じ時間を過ごすにつれてだんだんとデレていく様子に魅力を感じる作品です。

彼女は彼のことを前々から男性として好ましく思っているのですが
身分の違いから叶わぬ恋と割り切っている大人な性格の女性です。
しかし彼は他のメイドを差し置いて彼女にお世話をお願いします。
そして最中はまるで子供のように甘えたりだらしない表情を見せます。

この一時的にせよ恋人同士になったかのような空間に
彼女がずっと封印していた熱い想いが少しずつ確実に表面化していきます。
冒頭のやりとりと最後のパートではまるで別人のような顔を見せてくれます。
時間を追って変化していく彼女の口調や態度が非常に印象的でした。

一方サービスの内容を見ると個性に欠けるかな?とも思えます。
癒しとエッチを両方やっているからそう感じるところもあるのでしょうが
この作品ならではの部分をもうひとつくらい組み込んで欲しかったです。
具体的にはおっぱいを使ったプレイでしょうか。
キャラが立っているだけに余計大人しく感じました。

エッチはパートごとにプレイを切り替え、その都度下品な音を鳴らしてエロさを出しています。
射精シーンはパイズリフェラで1回、SEXで2回の合計3回。
ちゅぱ音それなり、淫語・くちゅ音・喘ぎ声そこそこです。

クールなメイドを魅力的に描いた作品です。
メイド好き、クーデレ好きな人におすすめします。

CV:柚木桃香さん
総時間 1:04:27

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2016年2月2日まで半額の650円で販売されています。
その場合の点数は8点です。

ジャンルタグに「催眠音声」が入ってますが、本作品は催眠音声ではありません。

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