同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

2015年11月

   ● 第10弾


【耳かき&耳舐め】ましろさん家の猫達 紅葉編

サークル「HoneyLabel」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、人には言えない変わった特徴を持つ年下好きの先生が
保健室に来た生徒に癒しのサービスをプレゼントします。

総時間の多くを彼女が囁き声で語りかけてくる静かで落ち着いた作り
エッチな雰囲気をイメージさせる耳かき&耳舐めなど
R-15でできるギリギリのラインで年上に甘やかされる気分を味わわせてくれます。
優しい先生が持つ変わった秘密
保健室の先生をしている「五十嵐 紅葉」に3つのサービスをしてもらうお話。

「あ… あらあら ど、どうしたのですか?」
紅葉は甘くお淑やかな声のお姉さん。
保健室で耳と尻尾を出したまま寛いでいたところを
授業をサボろうとしてやって来た主人公にたまたま見られ、狼狽します。

彼女は人間の体と猫の特徴を兼ね備えている女性で
普段は他人にばれないよう耳と尻尾を隠した状態で生活しています。
その秘密を知った彼への口止め料として彼の望むサービスをしてあげる。
これが今回の物語の大まかな流れです。

そんなわけで本作品は彼女が膝枕、耳かき、耳舐めを順にしてくれます。
こうやって書くと特に耳かきの効果音やサービスの内容に興味がいきがちですが
本作品の場合はどちらかというとサービスよりも彼女のキャラに大きな魅力があります。
彼女と一緒にいるひと時を楽しむおねショタ色の強い作品です。

一番最初に行う膝枕はおよそ6分間。
主人公が紅葉の膝に頭を乗せ、そのままのんびりと会話をします。
ちなみにここから耳かきが終わるまでの約17分間、彼女がずっと囁き声で語りかけてくれます。
実際に聴いてみるととても静かなひと時に感じられるでしょうね。

「あまりサボってばかりではいけませんよ? そうですね… たまになら いいんじゃないでしょうか」
秘密を守る交換条件として膝枕をすることになったとはいえ
彼女は彼を含めた年下の男の子が大好き。
彼が勉強を頑張れるように「テストでいい点を取ったらご褒美をあげる」と言ったり
会話の後、彼女のほうから彼の頭を撫でてあげたりします。
聴き手の気分を落ち着け、物語の世界に引き込む役割をしっかり果たしています。

メインのサービスにあたる耳かきは9分間。
右→左耳の順に耳かき棒のみを使って耳の外側や内側をお掃除するシンプルなものです。

耳かき棒は外側は「スッスッ スリリー」と布を擦っているような滑らかな音
耳の中だと「ズリズリ ジー」と外側よりもやや力強い音が使われており
時には小刻みに擦ったり、またあるときは長いストロークで掻き出したりと変化に富んだ動きをします。

効果音は他のサークルさんの素材を使用しており結構リアルです。
ただし、最近の耳かき音声に見られるバイノーラル録音の効果音ではないため
それらを聴いている人にとってはおそらく物足りなく感じます。
このへんも本作品が耳かきよりも紅葉のキャラ重視と言う理由の一つです。
(バイノーラル録音とバイノーラル編集はまったくの別物です)

「キミの中の 一番感じるところを 探してあげますからね」
「出してっ キミの大きいの 先生に出しちゃってください」

最中の紅葉はと言うと耳かきの様子を意識的にエッチな表現を交えて実況します。
「中」「大きい」「出して」などを色っぽい口調で言ってくれますから
耳かきなのにちょっぴり興奮する、勃起する人もきっといるでしょう。
その様子から彼女が彼を癒してあげることに喜びを感じ始めているのが伝わってきます。

そして最後は耳かきのラストでちょっぴりイタズラをした彼への罰として
彼女が彼を捕まえ、耳を片方ずつ順番に舐めていきます。
設定的には罰ですけど男からしてみれば立派なご褒美ですね。
ここもR-15指定だからか「ちゅぱちゅぱ」と軽くついばむような水分高めの音を鳴らしています。

このように、癒しをベースにちょぴりエッチな要素も含んだサービスが繰り広げられています。
年上に甘えたくなる作品
前半から中盤にかけては甘やかし、終盤はちょっぴり意地悪をする紅葉のキャラに魅力を感じる作品です。

彼女は自分の秘密を知ってしまった主人公を満足させるために
基本的には彼のリクエストに応える形で諸々のサービスをしていきます。
しかしある程度親睦を深めた後は彼がダメな男にならないよう適度に躾けてもいます。
終始甘やかし続けるのではなく、正しい方向へ導こうとしているところに先生らしさを感じます。

サービスについては一番最初の膝枕が最も印象的でした。
膝枕をするとついつい何かをしたくなってしまうのですが
敢えて会話をするだけに留めて純粋な癒しを与えてくれます。
彼女がずっと囁き声で語りかけてくれる点も非常に大きいです。

それに対してメインの耳かきはやはり物足りなさを感じます。
時間が短いこと、使用している器具が耳かき棒のみ、かつ息吹きもしてこないこと
効果音のクオリティなどが主な理由です。

効果音は私がバイノーラル録音の耳かき音声を聴きまくってるからかもしれません。
ともかく、この耳かきを目当てに本作品を聴くのはあまりおすすめしません。
彼女のキャラに魅力を感じるかどうかで判断するのが賢明です。

年上の女性が持つ甘さや優しさが心を潤してくれる作品です。
年上好き、囁き声が好きな人には特におすすめします。

CV:七凪るとろさん
総時間 26:40

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

レズえっち3_another~勇者→少女化催眠~

サークル「風呂井戸ソフト」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、とあるファンタジーの世界を舞台に
勇者が仲間の魔法使いによって女の子の姿に変えられ、その奴隷になっていく様子を
催眠の技術を使って彼女自身になりきりながら楽しませてくれます。

総時間の大部分をエッチシーンに割き、その中で実際のプレイを交えながら
体→心の順にじっくりと変えていく珍しいタイプの女体化が繰り広げられています。
プレイがとっても濃厚、かつ絶頂シーンも多数と充実した内容になってますから
催眠の世界に浸りながらエッチをたっぷり楽しみたい人にはもってこいの一品と言えます。
リアルを離れてゲームの世界へ
マリカの催眠に導かれて異世界の勇者エリザークになり
彼の仲間と長時間に渡るエッチを楽しむお話。

「こんにちは ヒーリングカウンセリングルーム リップルへようこそ」
マリカは明るく上品な声のお姉さん。
「リアルに疲れたのでゲームの世界に現実逃避したい」と言う主人公のリクエストに応えて
早速彼をベッドに寝かせ、催眠を施し始めます。

本作品は昨年7月に発売された
レズえっち3~凛々しかった勇者(男)は魔王(女)に負けたあげく女体化されて、淫乱な奴隷妻になって気持ちよくアヘご奉仕しちゃうの。」の姉妹作品。
オリジナルと基本的な枠組みは同じですが、細かい部分にいくつかの変更がされています。

主な変更点は以下の通りです。
1、メインのナレーターとエルザーク(エリナ)役の声優さん
2、勇者一行から僧侶のクリャフトを削除
3、エルザークが女体化したときの体つき(巨乳のお姉さん→未成熟の少女)
4、女体化およびその後のエッチの細かな流れや描写

簡単に言うと催眠誘導、ストーリー、キャラは変えず
エルザークの女体化後のキャラに合わせて色々リメイクされている感じです。
クリャフトはエッチに直接関わらない脇役でしたし影響はほとんどありません。
重複部分がそれなりにありますので既にオリジナルを聴いている人はスルーを推奨します。
まだどちらも聴いていない人は豊満な女性か、少女かでいずれかを決めるのがいいでしょう。
作品としての品質はどちらもほぼ一緒です。

催眠の導入部分はおよそ11分間。
仰向けになった状態で目を閉じ、軽い準備運動や深呼吸でまずは体をリラックスさせます。

「吸い込んだ空気が 体全部を満たして 吐き出す時に体全部から抜けていくのをイメージ」
準備運動は全身に力を入れて合図で抜く漸進的弛緩法っぽいもの
深呼吸も自分のペースでしながら彼女の言葉に耳を傾ける堅実なものです。

そして最中は「ぼーん」という透き通った不思議な音が流れ続けます。
聴いた限りではサークルさんが過去作で使われていたクリスタルボールの音と思われます。
この音が別の世界にいるような神秘的な雰囲気を作り上げています。

体が落ち着いた後は頭のリラックス。
自分の体全体が地面に潜っていくイメージをしながら
カウントに合わせて自分の意識も深く沈めていきます。

「沈む 深く沈んでいく どんどん沈んでいく 気持ちいい 沈んでいくのは気持ちいい」
「渦の奥へと落ちていく すごい速さで落ちていく 吸い込まれる」

「沈む」「落ちる」など深化に適した暗示を入念に入れながら
マリカはゲームの世界へと続く入り口に近づいていく様子をわかりやすく描きます。
別世界に行く過程に催眠を絡めているから流れに違和感がなく
自分の頭や体が吸い込まれていくような心地よい気分を感じることができます。

適度にリラックスし、深化する至ってシンプルな催眠です。
主人公を現実とは違う世界に案内するのを目的に
古典系の技術を要所を押さえながら正しく用い、的確に催眠状態を深めてくれます。
エッチの長さを考慮しコンパクトにまとめられている点も良いです。

ちなみに本作品の催眠はもちろんこれだけでは終わりません。
この後、勇者エリザークになりきらせるための世界観を構築したり
彼が女の子になり仲間に犯される様子を描きながら女体化を進めてくれます。
女体化専門のサークルさんらしい独特なアプローチが没入感をさらに高めてくれます。
だんだんと目覚めていくメスの心
エッチシーンは24パート90分ほど。
プレイはサキとシェリルのSEX、触手生物による女体化、シェリルとのキス/乳首責め/手マン/クンニ、サキとのSEX/フェラ、2人による2穴責めです。
手マン、SEX、潮吹き、射精の際にややリアルな効果音が鳴ります。

「ようやく目が覚めた? エリザーク 全身に力が入らないでしょう?」
サキは色っぽく落ち着いた声の女性。
勇者エリザークとなった主人公が魔王ベヒモスを討伐した直後
彼に麻痺の魔法をかけ、気を失っている間に肉の部屋へと運びます。

催眠導入後は舞台をゲームの世界へと移し
引き続きナレーターを務めるマリカ、エリザークの仲間である魔法使いのサキ
同じく仲間で婚約者の賢者シェリル、そして女の子になった彼の4人が
それぞれのシーンでセリフを言うドラマ仕立ての内容へと変化します。
4人の声優さんが登場する催眠音声というのも非常に珍しいです。

ストーリーは3人が魔王城にいるシーンから始まり
ほんの少しの掛け合いがあった後に戦闘開始
ベヒモスに止めを刺した直後に裏切りに遭い、魔王城にある特殊な部屋でエッチをします。
サキがなぜ裏切るのかは伏せますがきちんとした理由があります。

一番最初にするのはサキとシェリルのSEX。
これまでの旅でサキにすっかり調教されたシェリルが
エリザークの目の前で魔王の魔力でおちんちんを生やしたサキに体を捧げます。

「シェリルが床に四つん這いになり サキがシェリルのお尻を押さえて 股間へとおちんちんを添える」
「びーんとさらに体をのけぞらせるシェリル ぷしゅっ 音を立てて シェリルの割れ目が潮を噴く」

20センチもある大きなおちんちんにうっとりした声を漏らし
挿入後はややアヘった喘ぎ声を上げ、最後は潮を噴くほどの盛大な絶頂をする。
これらの様子をマリカがイメージしやすいよう細かく描写してくれています。

先ほど書いたようにエリザークはシェリルと婚約を結んでいましたから
彼女が自ら進んでサキとSEXをし、乱れる姿には耐え難いものがあります。
そうやってサキはまず彼の男としての自信を奪い女体化を受け入れやすくします。
純粋に興奮させたかったのもあるでしょうね。

そして本作品の要とも言える女体化がいよいよ始まります。
マカイニョタカズラという特殊な植物を使用し
その分泌液で男性から女性の体へと変えていくファンタジー色の強いものです。

「平らな胸 乳首も立っていて とてもやらしいね」
「ここにおちんちんが出たり入ったりするんだよ? そしてドロドロの精液を注がれるのよ とっても気持ちいいんだよ?」

顔つき、骨格、筋肉のつき方、各部位の大まかな形状など
マリカは細部に至るまで事細かに変更していく様子を語ります。
特に性器は変わっていく様子や感度の具合などかなり力を入れてますから
この後実際にエッチをする段階で気持ちいい反応が得られる人がきっといるでしょう。

本作品の女体化の大きなポイントがもう一つあります。
それは最初は敢えて体だけを女性に変え、プレイをしながら女性の心を育てていくことです。
単なる女体化に留まらない精神的な女性化を時間をかけて入念に行います。

その決め手になっているのがシェリルとのエッチ。
まだまだ勇者気分が抜けていないエリザーク改めエリナに女の悦びを教えようと
彼女がキス、乳首責め、おまんこへの指挿入などのレズプレイを行います。

マリカ「「拒絶しなきゃダメなんだ」 理性はそう訴えてるのに 体が火照って 股間が熱くて それどころではない」
エリナ「ゆびっ! 入っちゃってるぅ 中に 体の中に入ってるよぉ」
シェリル「あなたがこんないやらしい体なのは あのニョタカズラのせいなの だから どんなに乱れてもいいんだよ?」
プレイの最中何度も投げかけられるマリカの感度上昇暗示
初めての快感に戸惑うエリナ自身の様子
そのすべてを受け入れ、快感に溺れさせるシェリルの優しい言葉。
登場人物の特性を活かしながら聴き手が女性の快感を受け入れやすくなるよう巧みに誘導します。

そうやって着々と女体化・女性化を積み上げた後にようやくサキとのSEXが始まります。
シェリルに対して行った時と同じく自慢のおちんちんをおまんこだけでなくアナルにまで挿入し
途中からはシェリルもふたなりにして一緒に責めさせるとってもハードなプレイです。

「ずん ずんっと おちんちんが突き込まれると そのたびに全身が震え 汗が飛び散る」
「濃縮されたザーメンが あなたの膣で アナルで爆発する! 快感が弾ける! 全身を快楽が貫く!」

ここからのおよそ40分間に絶頂シーンを6回も用意し
2人が中出しを決めるのに合わせてマリカが力強いカウントと暗示を使って
エリナが味わっている快感をしっかり伝わるように後押ししてくれます。

プレイの状況は登場人物たちのセリフや喘ぎ声、効果音で表現してますから雰囲気もエロく
聴いているだけで自然と股間の筋肉が引き締まったりムズムズするかもしれません。
中でも終盤のシーンは1分近くにまでドライの時間が延び
ドライ慣れしている人ならかなり充実した快感が得られるでしょう。

このように、女性になったことを自覚させながら行う個性的なエッチが繰り広げられています。
女体化好きにはたまらない作品
長時間に渡るファンタジー色の強いエッチが一際耳を惹く作品です。

マリカは主人公ができるだけゲームの世界に没頭できる環境づくりとして
彼女以外の登場人物を複数用意し、その中の一人になりきらせながらエッチを行います。
催眠音声は一対一で行うケースがほとんどですから
本作品のようなスタイルはかなり新鮮に感じるでしょう。
しかもくちゅ音やちゅぱ音もたっぷり盛り込み純粋なエロさもかなりの水準まで押し上げています。

本作品の素晴らしいところは彼女たちの役割やセリフを催眠を崩さない形で分担していることです。
具体的にはメインの術者を完全にマリカに集中させ
他の3人は物語をリアルにするための引き立て役に据えています。
だからプレイの様子をイメージしやすいし、女体化やエッチも受け入れやすく感じるのです。
聴き手と催眠者の信頼関係をしっかり維持しながらすべてを行っています。

ただし、催眠に比べてエッチが著しく長い構成を考えると
催眠状態に安定して入れる、あるいは維持できる中上級者向けの内容かな?とも思います。
マリカが没入感を高める演出をちょこちょこ交えてくれてはいますが
催眠慣れしてない人だと途中で解けてしまう可能性がそれなりにあります。
もう少し時間を切り詰めてくれればより大衆向けになったのではないかなと。

エッチは登場人物を全員女性にし、その中で男女両方のプレイをしています。
ふたなり要素が強めなのでそういうのが苦手な方はご注意ください。
絶頂シーンは全部で8回。
くちゅ音それなり、淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声そこそこです。

充実した女体化催眠とエッチを楽しませてくれる作品です。
催眠音声と女体化音声の両方をある程度経験している人におすすめします。

おまけは追加のエッチシーンです。

CV:かの仔さん、柚木桃香さん、紅月ことねさん、野上菜月さん
総時間 本編…2:02:29 おまけ…18:00

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


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今日から搾精実験台~研究員の機械責め~

サークル「へーどねー」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、気さくで仕事熱心な研究員のお姉さんが
開発中の2種類の器具を使って主人公を快楽責めにします。

強度や動きに合わせて小まめに効果音を変化させたり
主人公が受けている快感を聴き手視点で描くなど
仮想的な器具によるプレイをイメージしやすくする工夫が随所に見られます。
触手型器具を使ったとってもエッチな実験
研究員のお姉さんに機械責めされるお話。

「ようこそ 我が研究所へ」
研究員はやや砕けた口調で話す明るい声のお姉さん。
いつの間にか研究所へ連れられてきた主人公が目覚めたので挨拶すると
これから行うエッチな実験の内容について説明します。

本作品は研究所で開発している2種類の器具のテストを目的に
最初は乳首、次はおちんちんにそれらを装着して無慈悲な責めを加えます。

裸のまま拘束されて機械責めを受ける結構ブラックなシチュなのですが
彼女の声や態度が終始明るくカラッとしていること、彼の要望をある程度受け入れながら行うことから
雰囲気は意外に明るく、ちょっぴり変わった調教プレイあたりに留まっています。
へーどねーさんは他の作品でもブラックなテーマを明るく表現する傾向が見られます。

「コードを通じて微弱な電流が流れ カップの中の触手が動き出すという仕組みだ」
「中に入ると少し吸われるようになりながら 中の肉ひだが吸い付くように絡み付いてくるぞ」

今回使用する器具はコードのついたカップと特殊なオナホ。
前者は乳首に装着して吸引と触手による愛撫を
後者はおちんちんに被せて揉み解す動きをします。
そしてこれらの形状・質感・得られる快感を彼女が詳しく説明してくれます。

リアルではなかなか味わえない機械による責めということで
プレイを最大限に楽しむにはイメージ力が重要になります。
だからこそ彼女は聴き手目線でプレイの様子を描いて上手にサポートしてくれます。
実際に聴いてみると妙にリアルに感じる人がいるでしょうね。
効果音とセリフを駆使したリアルなエッチ
エッチシーンはおよそ17分間。
プレイは機械による乳首/おちんちん責めです。
どちらのプレイもリアルな効果音が鳴ります。

「強さが7段階 動きの種類も豊富にあるんだが 最初は強さ1でスタンダードな動きにしようか スイッチオン」
主人公にこれから行う実験の概要を一通り説明し終えると
研究員は早速彼の胸にローションを塗り、カップを被せて器具を作動させます。

エッチは身動きの取れない彼を彼女が一方的に責めます。
今回使用する器具はカップが7段階、オナホは5段階の強度が存在し
最初は弱く、後になるほど強くしてより強い快感を与え続けます。
そしてこれらの様子を効果音を小まめに変化させることでリアルに表現しています。

序盤に登場するカップ型の器具は
「ひゅぉー にちゅっ」と空気を吸い込む音と粘液質な摩擦音がリズミカルに鳴ります。
体験版にも収録されているかなり独特な音ですね。
ノイズが混じっているように聞こえる方もいるでしょうが、実際は吸い上げている音にあたります。
その証拠に強度が上がると「きゅいーん きちゅっ」とパワフルな音へと変化します。

「触手に乳首ころがされてる あぁ 休もうと思っても次々に刺激されちゃう 乳首が気持ちいいだろう?」
最中に投げかけられる研究員のセリフも大きなポイント。
効果音だけでは伝えきれない快感の具合や大きさをわかりやすく伝えてくれます。

催眠音声における暗示っぽい表現が多いんですよね。
これのおかげで主人公と自分を重ねやすく、その結果プレイを主観的に捉えることができます。
プレイの奇抜さだけでなく表現や演出についても考えながら作られています。

プレイ開始から6分後、主人公のおちんちんが十分に勃起したところで
いよいよもうひとつのオナホ型器具を装着し、乳首とダブルで刺激を与え始めます。
こちらは「くちゅ ぴちゅ」と粘性のある水音でオナホの効果音にかなり近いです。

「どんどん射精感が高まってきちゃうか? でもまだだめだぞー 快感に耐えて 気持ちいいのに出せない 出せない出せない 気持ちいい」
1→3→MAXと段階的にレベルを上げながら
研究員はその様子を興味深そうに眺め、しきりに射精を我慢するよう呼びかけます。
フィニッシュをする際も長めのカウントを数えて限界まで焦らしてきますから
実際に手やオナホでしごいていた場合はきっともどかしい思いをするでしょう。
そしてギリギリまで我慢するからこそ、直後の射精感も大きなものが得られます。

このように、機械責めをできるだけソフトかつ実用的に描いたプレイが繰り広げられています。
機械責めの気分が味わいやすい作品
非現実的なプレイを主観的に味わわせてくれる興味深い作品です。

研究員は開発した器具の効果を正確に計測するために
こういった責めが好きな主人公を選び、彼の願いを叶える形で実験を行います。
きっかけは確かに強引なのですが、その後の流れが意外にほのぼのとしており
彼女に嫌な気分をあまり感じずプレイに没頭することができます。

プレイについても諸々の効果音を駆使するだけでなく
セリフによっても上手にカバーしながら順を追ってハードにしていきます。
特にセリフ周りに工夫がされているのでイメージしやすく感じると思います。
主人公自身になりきりやすいからこそ、プレイに集中できるし気持ちよくもなれるわけです。

「はははっ よく言えました。約束通り ペニスも乳首も最大までいじってやろう。なんせ私は被験体思いだからな」
本作品で最も印象的だったのは研究員の態度です。
自分が所属する施設に運び、裸で拘束している絶対的に有利な状況にあるにもかかわらず
実験の最中に多少の譲歩を見せ、彼にも楽しんでもらおうとしています。
そして事後はきちんと開放し「興味が湧いたらまたおいで」と言って快く送り出します。

この手のシチュで女性側がこういう態度を見せる作品を私は他に知りません。
徹底的にいじめ抜き、精根尽き果てるまで精液を搾り出す展開がほとんどです。
そうならないからこそ機械責めを純粋に楽しめるようにも思えます。
プレイのハードさに反して雰囲気はとても和やかです。

エッチは機械で1回射精するまでずっと責め続けます。
フィニッシュがカウント形式なおかげで射精のタイミングが図りやすく、我慢もしやすいです。
くちゅ音それなり、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

ハードなプレイをソフトなタッチで描いた異色作です。
価格が400円とお手ごろですので興味の湧いた方は是非お試しください。

CV:秋野かえでさん
総時間 20:01

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

ささやき庵 双葉 参

サークル「VOICE LOVER」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、専門店の店員とそのお客として出会った男女が
人里離れた温泉宿を舞台に恋人として濃厚なエッチを繰り広げます。

普段のささやき庵とはまったく違うエッチ特化な構成になっており
ノーマルからアブノーマルまで様々なプレイの中に
お互いの気持ちの強さを感じさせるセリフや演出が数多く登場します。
2人きりの場所で愛を語る
ささやき庵の店員「双葉」とたっぷりエッチするお話。

「来てよかったでしょう? たまには 下界の喧騒を忘れて ゆったり過ごすのも いいものですよ」
双葉は清らかで落ち着いた声の女性。
主人公をとある人里離れた温泉宿に招待すると
2人で夜空を眺めながらのんびりと談笑します。

本作品は形式上はささやき庵シリーズの1作品にあたるのですが
内容については普段のささやき庵とまったく違うものになっています。
まず舞台がお店ではなく貸切り旅館のような場所ですし
双葉が主人公を明らかに恋人と見て接しています。

「こうしていると ホッとします ええ 安心します あなたといると」
冒頭で2人が夜空を見上げているシーンなどがそのいい例です。
普段と同じく丁寧な口調ながらも、彼に寄りかかって安心したセリフを漏らすとか
自らキスをおねだりするのは店員だとなかなかできない行為です。

そしてエッチの際も彼女が彼をもてなすシーンがある一方で
逆に彼が趣向を凝らして彼女を楽しませるなんてこともあります。
2人が対等の立場で接しているのが随所に窺えます。

もうひとつの大きな特徴は極端なまでにエッチに傾倒していること。
総時間82分の中で非エロと呼べる時間は冒頭の3分くらいしかなく
それ以外はほぼ何らかのプレイをしながら2人が語らいます。


冒頭に挨拶をして部屋に移動し浴衣に着替えるとか
添い寝をしながらお話をして眠らせる、といったシリーズお馴染みのサービスは一切登場しません。
晴れて恋人同士になった男女が心と体を重ねる様子だけを濃密に描いています。
長時間に及ぶ心の通ったエッチ
エッチシーンはほぼ全編にあたる3パート72分間。
プレイはフェラ、SEX(騎乗位)、キス、耳舐め、双葉への乳責め、パイズリ、ローター責め、バイブ責め、手コキです。
ローター責めとバイブ責めの際にリアルなモーター音が鳴ります。

「双葉が上で あなたが下 じゃあ 挿れましょうね」
部屋に移動し主人公のおちんちんを軽く舐めて勃起させると
双葉は早速自分のおまんこにあてがい、ゆっくりと挿入します。

エッチは恋人らしくパートごとに責め手を切り替えながら行っています。
先ほど「本作品はとにかくエッチが満載ですよ」と書きましたが
プレイの内容についても普段のささやき庵とは一線を画しているものが多いです。

一番最初のパートは彼女が騎乗位で挿入し、腰を打ちつけながらキスや耳舐めをするシーン。
パート開始0秒からフェラ音を鳴らし、4分後には合体しているエロエロなプレイです。
ささやき庵で禁止されているSEXを最初に持ってきている点も個性的と言えます。

「あまり激しく動かさず じっくり 楽しみましょう」
挿入してから少しの間は動かずお互いの性器の感触を楽しんだり
ピストン開始後もゆっくり動かすなど本作品のエッチは全体的にスローなプレイを心がけています。

獣のようなハードなプレイを好む人にはやや不向きではありますが
2人が今の瞬間に幸せを感じている雰囲気がしっかりと出来上がっています。
個々のエロさを弱めてその分をボリュームでカバーしている感じです。

「あなたのミルク おちんぽミルク 双葉のおっぱいで 射精してくださいね」
ただし、双葉のセリフ(特に淫語)は男が喜ぶツボを押さえたものが多いです。
主人公がS、彼女がMっぽい性癖を持っているのか彼女がおねだりをするシーンが多く
上品な女性が放つ下品な言葉の数々が興奮を掻き立ててくれます。

続く2番目のパートは彼女の大きなおっぱいに焦点を当てたプレイ。
主人公が彼女のおっぱいを揉んだり乳首を吸うところから始まり
カウパーをおっぱいに塗りたくる、パイズリでのフィニッシュとおっぱい尽くしです。

「夢中になって吸ってる姿 赤ちゃんみたい」
お互いに1回絶頂した後ということでプレイはソフトなものの
彼女の何でもさせてくれる態度や女性に甘えるプレイが心を潤してくれます。
恋人同士のエッチは体だけでなく心の充実感も重要です。
だからこそこういうプレイを挟んで聴き手にも感じ取って欲しかったのだと思います。

最も個性的なプレイが登場するのが一番最後のパート。
場所を縁側に移し、月明かりに照らされながら大人のおもちゃを使って彼が彼女を責めます。

「そこっ クリトリスです そう クリちゃん はい クリちゃんにローターが当たっ…あっ 気持ちいいです」
彼の「囁き声で感じて欲しい」というリクエストを受け
「ぶぃぃぃぃん」と鈍い機械音が鳴る中、彼女がプレイの様子を声を押し殺しながら実況してくれます。
前の2パートに比べて責めがハードなおかげで彼女が喘ぐシーンも多く
ささやき庵の醍醐味とも言える囁き声も合わさって最も充実したプレイが楽しめます。

ちなみに本作品の囁きは合計で24分間あり
そのうちの19分近くがこのパートにあてられています。

このように、お互いがお互いを気持ちよくする愛のあるプレイが繰り広げられています。
シリーズ中ではかなりの異色作
普段のささやき庵の概念をほぼ完全に取っ払っているあまあまラブラブな作品です。

お店でのサービスを通じて絆を強めていった男女が
お店のルールが通用しない場所で自由なスタイルでのエッチを楽しみます。

外伝的な内容なので囁きのボリュームがやや少なくなっているのが少々残念ですが
それ以外の部分(2人のやり取りの親密さ、エッチにおける双葉の乱れっぷりなど)は
お店の時よりもずっと温かくて濃密に感じます。
愛し合ってる者同士だけが放つ独特な空気が音声で見事に表現されています。

「そうっ もっとぐりぐり おまんこの奥まで 突き刺したまま そうっ 奥まで」
作品を聴いて特に心に残ったのは双葉のエッチに対する積極的な態度です。
お店の時のように主人公を責めて満足させるプレイに加えて
彼女自身が責められる側に回り、自分の欲望に素直な態度を見せています。
その時のおねだりするセリフや乱れっぷりに最もエロスを感じました。

エッチはノーマルからアブノーマルまで幅広く登場します。
SEXやパイズリに効果音が無いため、最初の2パートはややエロさが足りないのですが
最終パートだけはそれらを覆すくらいのパワーを持っています。
絶頂回数は主人公3回、双葉5回。
淫語とちゅぱ音それなり、喘ぎ声そこそこです。

既存のささやき庵とはあらゆる部分が違う個性的な作品です。
双葉シリーズが好きな人、プレイよりも雰囲気を重視する人におすすめします。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:22:48

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります


追記
初期3作のセットバージョンもあります。
ささやき庵 双葉 壱弐参

サークル「すくりぷてっどこねくしょん」さんの無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、穏やかなお姉さんの催眠によって気持ちよくなれる楽園へと向かい
そこで男性とは違う快楽をたっぷりと味わいます。

敢えて精神だけを女性化してオナニーさせる変わったエッチが行われており
彼女は催眠を施しながら自分の声に対する興味や集中力をしっかりと高め
その上で言葉だけを使って興奮させたり絶頂へと導いてくれます。
2人だけの幸せな世界へ
お姉さんと楽園に行き、そこで女性のオナニーを楽しむお話。

「準備はできましたか? …はい わかりました では 始めていきましょう」
お姉さんは明るく穏やかな声の女性。
音声を聴く際の諸注意や準備を簡単に説明すると
これから主人公と2人で向かう夢の国に関するお話を始めます。

本作品は彼女と夢の国に向かうイメージをしながら催眠に入り
その後女の子の心になってオナニーをします。
催眠音声では女体化をしてからエッチに進む作品がそれなりにありますが
本作品の場合、主人公の体が変化するのではなく生まれ変わる描写がされているため
まずは心を変化させ、その後に体の変化を実感させるアプローチが取られています。

これだけを読んでもあまりピンとこないでしょうが
作者がすくりぷさんということで、ここに至るまでの道筋はとてもしっかりしています。
ですから彼女の言葉を素直に受け入れる心さえ身につけることができれば
自然に体が熱くなるとか、股間がピクピク震えるといった変わった快感が味わえるでしょう。
しっかり催眠を深めてからほぼイメージだけでイかせる感じです。

催眠はおよそ34分間。
まずは彼女の言葉を聴きながらこれから向かう楽園のイメージをします。

「夢の世界では あなたにとっていいものを集めた場所があります その場所では、全ての嫌なことを忘れ あなたの心を癒してくれるの」
楽園と言っても人によって細かなイメージは随分異なるでしょう。
ですが誰でもそこは自分にとって「良い場所」と思っているはずです。
彼女はそこに行けば性的な事を含めた様々な欲求を満たすことができることを告げ
これからの催眠に聴き手が前向きに取り組める気分になれるよう誘導します。

続く楽園へと向かう第一歩はリラックス。
催眠音声ではお馴染みの深呼吸をしたり
主に両腕に脱力感や温かくなる感覚を実感します。

「肩が楽になった すると腕が すこーし重たくなる 肩が支えていた腕が 力を抜くことで、だら~んとする」
「腕が暖かくなると少し 汗がにじんできます その汗は あなたの体に溜まった疲れを一緒に放出してくれるわ そして腕からもっと力が抜けていく…」

肩の力が抜ける暗示を入れ、その感覚を腕や手に伝播させたり
腕の温かさを活用してさらなる脱力を促すなど
お姉さんは聴き手が簡単にリラックスできるよう感覚をリンクさせる形で催眠を進めます。

「~をして、次に…をする」みたいな一つ一つを区切るスタイルではなく
それぞれの要素や工程に関連性を持たせ、それらの相乗効果で催眠を深めていくわけです。
すくりぷさんらしい流れるような催眠が繰り広げられています。

「あなたの心に眠っていたうれしい気分 幸せな気分が溢れてくる 此処にいるだけで 私といるだけで、とてもいい気分…」
また彼女はこれらを行いながらしきりに自分の声や言葉に良い印象を持たせようとします。
催眠に入りやすくなるには彼女の言葉を素直に受け入れられる心が大事です。
だからこそ彼女はリラックスによって生まれた心地よさを自分の声と結びつけ
声への抵抗心を削ぎ、依存心を高めるよう小まめに働きかけます。

リラックスと声への集中力。
催眠にとって重要な要素の両方を上手に高めているところも
本作品の催眠が優れていると言える大きな理由の一つです。

十分に準備が整った後はいよいよ楽園へと向かいます。
ここではどこかに移動するのではなく主人公の心と体をお姉さんの胎内に一旦収め
新しい生命として生まれ変わる変わった深化が行われています。

「どんどん どんどん暖かくなる いつもよりぽかぽかして 心地いい 私の中 とても暖かいでしょ…」
「生まれ変わる時 あなたは私の言う通りになれる 無意識にやりたいと思うようになる 全て私の思うままに…」

ここでも先ほど生まれ体の温かさを彼女の胎内にいる感覚に置き換え
彼女の体から生まれる=彼女のモノになるイメージから
彼女の指示や暗示により反応しやすい心と体になるよう巧みに誘導しています。
人間なら誰でも母親から生まれるわけですからイメージもとてもしやすいです。

おそらくこのあたりまで来ると体の重さや温かさに加え
意識のぼやけもそれなりに感じていると思います。
頭の中がどろどろに溶けたような不思議で心地よい感覚です。

「あなたは… そう 女の子に憧れていて本当は女の子になりたかった そうでしょ?」
「女の子の感覚 女の子のカラダ… えっちな女の子の体を あなたは求めているの そうでしょ?」

そして最後はこれから行うエッチの下準備として
先ほど生まれ変わった際に自分が女性になったことを受け入れます。

随分唐突に感じるでしょうが、これだけで本作品の女体化が終わるわけではありません。
まずは女性になったことを告げて軽くその気にさせ
それからエッチを実際にしながら女性の快感を膨らませていきます。
おっぱいやおまんこができておしまい、とかではなく心を重視している点が面白いですね。

楽園に行く様子に催眠と心の女性化を絡めている非常に変わった催眠です。
お姉さんの言葉を受け入れ、女性の気分になることを目的に
序盤は2人の信頼関係の構築、中盤はリラックスと声への集中力の向上
終盤は深化&心の女性化とシーンごとに明確なテーマを設け
それらに関連性を持たせながら少しずつ慎重に進めています。

一般的な催眠音声とは随分と作りが違うのですが
全体的な流れや各シーンの意図や目的、催眠の技術や暗示の入れ方など
すべての要素がしっかりしていて結構あっさりと催眠に入ることができます。

特に彼女の声に良いイメージを持たせるセリフが多いですから
声を聴いていると妙に安心するとか、心地いいと感じる人がきっといるでしょう。
サークルさんの他作品と同じく、催眠の世界にどっぷり浸かれる作りになっています。

最後の女体化についてはこの段階だとあまりピンとこないと思います。
ですがエッチの内容が女性の快感をテーマにしたものばかりですので
女性になりきりやすい雰囲気は出来上がっています。

まとめると、個性的であり効果的でもある面白い催眠です。
じっくりと感度を高める丁寧なエッチ
エッチシーンは34分ほど。
プレイはバイブオナニーのイメージ、女の子のオナニー観賞、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフとドライ両方の絶頂形式が登場します。

「エッチな事 いっぱいしましょう」
女の子の体になってお姉さんと無事楽園に到着した主人公は
より幸せになるためにおまんこにバイブを挿入されているイメージをし
彼女の言葉で少しずつエッチな快感を高めていきます。

エッチは彼女の言葉だけで快感を操作される催眠音声ならではのものです。
序盤は女体化の延長として自分がバイブオナニーしている様子をイメージし
彼女の感度上昇の暗示を聞いて自分が女性になったことをより強く自覚します。

「バイブは小刻みに震え あなたの体を感じさせる オマンコの振動とともに あなたの体は感じて震える どんどん感じていく せつない気分」
「あなたのえっちなオマンコが バイブをおいしそうに咥え込んでるの よーく見えちゃう…」

カウントを数えながら股間がムズムズする暗示を入れたり
股間にバイブが入り、中で振動している様子や感覚をイメージしていると
股間の筋肉が引き締まってピクついてくるのを感じるかもしれません。
彼女も主人公が女性に変化したのではなく、最初からそうだったように思わせるセリフを投げかけます。

彼女の感度強化はまだまだ終わりません。
次は気持ちよくなりたい女の子がいっぱいいる部屋へと移動し
そこでオナニーに耽っている女の子を見ながらさらにエッチな気分を高めます。
ちなみにここからはバックで女の子たちの喘ぎ声が流れ始めます。

「ほら 股を広げて自分のクリ触ってるでしょ? 爪を短く切って 傷つけないように気をつけながら 白くて小さい指でくーりくり くーりくりこねくり回すの」
「ぞくっとした快感が 体中に広がる いやらしい声を聴くだけで エッチな気分になる」

周りがみんなオナニーしているのなら自分がオナニーしてもそれほど恥ずかしくはありません。
また女の子のオナニーのイメージは自分がする時の良い材料になります。
女の子しかいない部屋にいるのも自分が女性になったことを遠まわしに自覚させます。
しっかりと女性の気分になりきらせてからオーガズムに導く丁寧な流れです。

そうやって嫌と言うほど気持ちを高めて後にようやくオナニーが始まります。
自分のおちんちんを股間に突き刺さっているバイブに見立て
それを激しく擦って射精するセルフに近いスタイルです。

「びくんびくん 体がはじける 全ての液体を体から放出しなさい びゅるびゅる… 白い液体が 体中にまみれる」
私個人はこの流れならストレートにドライでいいと思うのですが
おまんこのバイブを前後ではなく上下に動かす指示を出していることや
絶頂時に上のセリフを投げかけているのを見るとセルフによる射精を狙っているのだと思います。
道中は女性の快感を、最後だけは男性の快感を得させている変則的なエッチです。

このように、女性の気分をたっぷり味わわせながら行う変わったエッチが繰り広げられています。
色んな意味で気持ちよくなれる作品
癒しを重視した入念な催眠、女性になりきらせながら行うエッチなど
現実逃避感を味わいやすい要素が色々と詰まっている作品です。

お姉さんは主人公が本当の楽園に行った気分を味わえるように
まずは様々な技術を使って十分な深さの催眠状態へと誘導し
それから女性でしか味わえないタイプのエッチや快感を提供します。

「狂っちゃいなさい オナニー好きの快楽奴隷になりなさい みんなにいやらしいとこ いっぱい見せてあげなさい」
「見られて感じてしまう変態 変態 オナニーことだけ 快感のことだけ 全身がくがく震えて…」

「楽園に行く」というテーマから癒し系の作品に思われるでしょうが
エッチにおける彼女の態度はご主人様っぽさがそれなりに漂っています。
これも非現実的な快感を味わってもらうためのスパイスなのかなと。
彼女に直接責められるのではなく、軽く見下されて快感を高める感じです。

催眠は序盤から女体化に差し掛かるまでの流れが非常に印象的でした。
彼女の声に集中し、言葉を受け入れさせるための工夫が随所に見られます。
お腹に一旦収まって新しい自分に生まれ変わるイメージも
心身をリフレッシュするのに有効と言えます。

それに対して女体化やエッチは人によって良し悪しが分かれそうに思えます。
他の女体化作品とは違って心の変化に焦点を当てていること
あとはフィニッシュで敢えてセルフに持っていってるあたりが主な要因です。
淫語と喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

他のサークルさんではまずお目にかかれない変わったタイプの女体化系作品です。
テーマ的に女体化作品をある程度経験している人の方が楽しみやすいです。

CV:分倍河原シホ(彩瀬ゆり)さん
総時間 1:17:29

すくりぷてっどこねくしょん
http://107baknyuata.blog.2nt.com/blog-entry-53.html
(ページ中ほど「第10弾(cv彩瀬ゆり)」が本作品になります)

新・他の男の精液で孕んでもいいですか…? 2 ボイスドラマ ─不倫SEXで妊娠した婚約者の独白─

18禁PCゲームブランド「アトリエさくら」さんの音声作品。

今回紹介する作品は、結婚を間近に控えた清楚な女性が
婚約者の親友との間に犯したエッチな過ちを淡々と独白します。

プレイの様子を描きながら彼女自身の心情の変化も生々しく描かれており
女性が男性に寝取られ、快楽に溺れていく様子がとてもイメージしやすくなっています。
遭難先した男女が生き残るための手段
「麻宮美佳(あさみや みか)」が婚約者の親友「沢村徳史(さわむら のりふみ)」とSEXするお話。

「3月某日。スノボ旅行に来ていた私 麻宮美佳は 婚約者鏑木迅の親友である沢村徳史と2人で遭難してしまった」
美佳は明るくお淑やかな声のお姉さん。
迅との結婚を間近に控えた春、彼とその友人カップルの4人で旅行に出かけた彼女が
その時起こったことを淡々とした調子で語り始めます。

本作品は彼女がナレーターとお話に登場する自身のセリフを担当し
以前味わった誰にも話せないエッチな体験を独白するボイスドラマ。
実際に何があったかだけでなく、その時彼女がどういう心境にあったかまで赤裸々に語り
寝取られに至った経緯や彼女が味わった快感をリアルにイメージさせてくれます。


ちなみに最中はほぼすべてのシーンで状況に合った雰囲気のBGMが流れます。
エロゲのエッチシーンを音声だけで表現したような作品と思ってください。
個人的にはもう少し音量を落としたほうがセリフを聴きやすいように思えます。

物語の背景を簡単に説明しますと、彼女は「鏑木迅(かぶらぎ じん)」という男性と婚約関係にあり
結婚前の最後の思い出作りに彼と徳史、その恋人にあたる一条葵と旅行に出かけたのですが
その最中悪天候に見舞われ、徳史と2人で雪山に遭難してしまいます。

「…もし小屋が雪の重みでつぶされたら その時は運が悪かったと思って諦めよう。そう思えるほど…私たちは追い詰められていたのだ。」
幸い徳史がアウトドアインストラクターの資格を持っていたため
凍え死ぬこともなく一軒の小屋を見つけ、そこでひとまず吹雪が止むのを待つ2人。
しかし雪山に不慣れ、しかも満足な道具も持っていない状況ではさすがに厳しく
美佳は冷える体に生命の危険を感じ、つい弱音を吐いてしまいます。

そこで徳史は已む無くお互い裸になって暖を取ることを提案し
了承した結果、最終的には彼の子を身篭ってしまうまでに濃厚なSEXをします。

「沢村くんは私の言葉に沈黙した。そして 服を脱ぎ人肌で温め合うことを提案してきた。当然 私は躊躇した。私には婚約者がいたし 沢村くんにも葵という恋人がいたのだから。」
もちろん美佳も婚約者がいる身ですから、徳史に進んで股を開くようなことは決してしません。
彼にも恋人がいることを知ってますし、その人は彼女の親友でもあります。
しかしここで凍え死んだら皆が不幸になる。
だから敢えて彼に抱かれ、生き延びる選択肢を取ることにします。

NTRモノと言えば男女のどちらかが積極的にアプローチして堕とす展開をよく見るのですが
本作品は切迫した状況の中、生きるための最終手段としてSEXをしているわけです。
そうせざるを得なかった部分が強いので、NTRに見られる背徳感がやや薄くなっているように思えます。
この手のジャンルに興味があるけど聴けなかった初心者向けの内容かなと。
徐々に目覚めていく女の悦び
エッチシーンはおよそ15分間。
プレイはキス、SEX(正常位、背面座位)です。
SEXシーンのごくごく一部で効果音が鳴ります。

「ゆっくりと…ゆっくりと…中に 入り込んできたのだった。」
裸になり抱き合った結果勃起した徳史のおちんちんを見て見ぬフリをしていた美佳ですが
正常位の体勢になっていたため偶然おまんこの中へと入ってしまい
その温かさに安心したのか彼のモノを拒むことなく受け入れます。

エッチは2人がSEXしている様子を描きながら彼女の心の変化を語ります。
最初から言ってしまうと本作品のエッチは前者よりも後者に重点が置かれているため
ちゅぱ音や喘ぎ声といったエッチな要素のボリュームはそれほどありません。
彼女の堕ちていくシチュを聴き手にイメージさせ、興奮させるようなプレイをしています。

プレイの序盤は突然の出来事に戸惑いながらも
股間に感じる彼の熱の大きさに安らぎを覚える彼女の様子が描かれています。

「動けば動くほど暖かくなって。生きている実感を…かつて無いほどに感じた。生き延びるためにしていることなのだと思った。」
「沢村くんは最後の一滴まで私の中に注ぎ込むと 自分のしたことを謝ってきた。でも…この時の私は それも仕方ない事なのかなと思った。」

明日生きているかすらもわからない絶望的な状況の中
いけないこととはいえ、自分の生を感じることができたのは彼女にとってきっと大きかったはずです。
同じ心境にいる徳史の存在も心強かったのでしょう。
その結果、迅にすら許してなかった中出しを当然のように受け入れてしまいます。

彼女の心が大きく移り変わっていくのはその後。
婚約者の親友に生中出しをされて女の快感に目覚めたのか
今度は彼女の側から彼を求め、目の前で何度もイクまでの痴態を晒すようになります。

「あっ はっ はっ 凄いッ… 奥にっ ああっ あぁ… あぁああ… あぁっ…」
「おちんちんの大きさも 持続力も。キスの時の舌の動かし方も おっぱいの揉み方も。イクときの声も。全てが それまで私が経験したセックスと違っていた。」

彼女が迅以外の男性とエッチをしたことがなかったのもあり
徳史が持つおちんちんの逞しさ、責めの的確さ、耐久力の高さなど
男性としての優れた機能にどんどん溺れていく様子が手に取るようにわかります。

最初は生を繋ぐ手段として行ったSEXが、最終的には自分の「女」を目覚めさせるきっかけとなる。
美佳が味わった体験の一部始終がとても生々しく描かれたエッチが繰り広げられています。
ストーリーは面白いのだが
結婚直前の女性が婚約者の親友の子を身篭ってしまう。
その経緯をとてもわかりやすく楽しませてくれるボイスドラマです。

雪山に遭難しようやく避難場所を見つけた男女が
精神的に追い詰められ、生きるためにお互いを激しく求め合います。
体温を維持するために始めたのがだんだんとエスカレートし
恋人や婚約者がいるのも忘れて快楽を貪り、3度もの中出しまでしてしまう展開も
2人の立場や人間関係と合わさってゾクゾクするものを感じます。
シチュを上手に活用してエッチを盛り上げているドラマ性の高い作品だと思います。

しかし本作品を寝取り、寝取られ、不倫がテーマの作品として見た場合
残念ながらそのパワーが弱いようにも思えます。
理由は美佳が徳史とSEXをするしか選択肢がなかったこと
事後に2人が気まずい表情を見せていることが挙げられます。

「例え それが他の人と一晩セックスすることで得られた命だったとしても。愛する人達を悲しませないためにした事だというのは 揺るぎようもない事実であるのだから。」
前者は彼女が作中で何度も「徳史とSEXしなかったら自分は死んでいた」と語っています。
その背景を踏まえると迅もある程度許せてしまうところがあると思うのです。
彼だって愛する女性が死んで戻るより生還したほうがきっと嬉しいはずです。

もちろんこの後4人に色々なことがあるのでしょうけど
それはこの音声では一切語られていません。
あくまで彼らの関係が崩れるきっかけとして終わっています。

後者は徳史が狙って彼女を寝取ったと思われる方もいるかもしれませんが
彼が裸で抱き合うまでは最適と思われる行動を取っていますし
事後に過ちに気づいた表情をしていたことから、その意思は無かったと見て取れます。
一歩間違えば死んでいた状況でそんなことを周到に考えられるはずもないでしょう。

美佳が今回の独白を他の関係者に一切語っていないことからも
迅を裏切ってしまった事実に多少なりとも後悔を抱いているのがわかります。
つまりこの時点で彼女の心は迅からまったく離れていないのです。
まとめると、一夜の過ちを描いただけの作品になってしまっているんです。

また美佳の心情の推移を重視しすぎるあまり
肝心の彼女の乱れる様子がほとんど表現されていないのも残念です。
せっかく男女がエッチをしているわけですから
聴き手としては彼女がどんな痴態を見せているかを一番聴きたいはずです。
彼女が責められて喘いでいる、楽しんでいる様子をもう少し描いて欲しかったです。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもごく僅かです。

内容がテーマのNTRからやや脱線していること、純粋なエロさが控えめなことから
今回はやや厳しい点数とさせていただきました。

CV:花澤さくらさん
総時間 25:17

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はありません


追記
作品自体の点数は5点。
やや割高なので-1してあります。

ほんわか魔女の癒しお届け便

サークル「ステレオポッシ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、明るくほのぼのとした雰囲気の魔女が
癒しのサービスや何気ない会話でひと時の安らぎを提供します。

良い意味で魔女らしくない彼女のキャラ、最中に鳴るリアルな効果音など
すべてがありのままの癒しの要素で統一されており
聴いているだけで自然とリラックスできる温かい空気に包まれています。
魔女が届ける癒しのプレゼント
魔女のルゥから癒しのサービスを受けるお話。

「あのー 癒しお届け便です 失礼します」
ルゥは明るくてほんわかした声の女の子。
主人公の依頼を受けて癒しを届けに彼の家へやって来ると
最初のサービスとしてハーブティーを淹れてあげます。

本作品は彼にひと時の癒しを提供するために
彼女が紅茶を淹れたりマッサージや耳かきをしてくれます。
魔女というとちょっぴり怪しいイメージを抱く人もいるでしょうが
魔術的な要素はほとんどなく、人間の女性と一緒に過ごす場合にとても近いです。

「簡単かとは思いますが あなたさまがリラックスでき 少しでも お疲れを労えましたら幸いです」
それどころか彼女は専門店の店員さん以上に親身になってサービスをしてくれます。
言葉使いは上のセリフのように丁寧なのですが
声や態度がとても柔らかく、その飾らない姿には大いに親しみを感じます。
「ちょっと変わったことのできる女の子」といった印象です。

サービスについても誰でもできる何気ないもので統一し
それらの多くをクリアでリアルな効果音を使って巧みに表現しています。


作品説明文には書いてありませんが、おそらく声と効果音の両方ともバイノーラル録音と思われます。
おかげで彼女が実際にサービスしてくれている気分がとても味わいやすいです。
特に紅茶を淹れるシーンは絶品と呼ぶに相応しい臨場感のあるサービスを聴かせてくれます。

一番最初に登場する紅茶を淹れて飲むシーンは15分ほど。
彼女が持っている大きなカバンの中に入ったティーセットを使い
カモミールティーを淹れて2人が飲むまでの一部始終を様々な効果音を交えてお届けします。

テーブルクロスを敷いてカップを置く音、特製のケトルとポットスタンドでお湯を沸かす音
カモミールの入ったティーポットにお湯を注ぐ音、カップに注いだ紅茶を彼女が飲む音など
セリフなしでもわかるくらいにありとあらゆる部分を音だけで表現しています。
「新規のサークルさんだから大したことはやってこないだろう」と思っていただけに正直びっくりしました。

さらに素晴らしいのがこれらを会話を交えながらスムーズに行っていることです。
音声作品は効果音を個別に録って、それらをセリフと組み合わせているはずなのですが
本作品の場合は先ほど挙げたすべての工程を慣れた手つきで切れ目なく行っています。
実際に紅茶を淹れている様子をそのまま音だけ切り抜いた感じですから当然リアルです。

「目の前で茶葉が踊るのを見ていると 水中庭園みたいで 少しだけ非日常感があって それだけを見てる なんだか 贅沢な時間」
「ふぅー やっぱりお茶はいいですねー ほっこりします」

最中に見せるルゥの屈託のない様子も心を潤します。
ティーポットにお湯を入れた後、そこに入ったカモミールの花が開く様子を楽しげに眺めたり
できたお茶を一緒に飲んで美味しそうな表情を見せたりと
癒しを提供する立場でありながら、彼女自身もこのひと時を楽しんでいる表情を見せます。

こういった様々な「何気なさ」が本作品が持つ癒しの源だと私は考えています。
温まった心と体で安らかな眠りへ
次に登場するマッサージはおよそ7分間。
座っている主人公の後ろにルゥがまわり、肩・首・頭の順に揉んだり擦ったりします。

ここでも擦るときは「しゅりー さすっ」とかなり滑らかな音
叩くときはトントンと拳が優しくぶつかる音
頭部マッサージでは「じり じょり」と髪越しにを指で擦っているような音、といったように
体の部位に合わせて音の質感や動き方を上手に切り替えてその様子を描いています。
特に頭部は音が一気に近づきますから、その特徴的な音が耳に心地よい刺激を与えてくれます。

もう一つの大きなポイントはバックで鳴る水滴の音。
マッサージをする前に彼女がラベンダーのアロマを焚くシーンがあり
ここから音声終了時まで水の滴る音がやや間を置きながら流れ続けます。

じっくり聞くと音の間隔が不規則なことから実際に焚いて流しているのでしょう。
音量も控えめで彼女の声やサービスの音を邪魔せずに良い雰囲気を出しています。

最後に行う耳かきは約8分。
膝枕の体勢でまずは指で両耳を同時にマッサージし
それから右耳→左耳の順に耳かき棒と綿棒で汚れを取り、最後に息を吹きかける家庭的なものです。

マッサージは「こしゅっ しゅりっ」と滑らかな音
耳かき棒は「ずり じょりっ」と若干ざらつきのある軽い音
綿棒は耳かき棒よりも音の位置がかなり近くざらつきのある音が使われており
マッサージと同じく音質、動かし方いずれもリアルと言えます。

「耳も「凝る」って言うんでしょうか? 痛いとき ありませんか? ふふっ 効くといいですね」
中でも耳をマッサージしている最中、彼女が話しかけてくるシーンで
セリフが若干篭るところが非常に印象的でした。
彼女の手が耳を覆っている状況ですから当然声は聞こえにくくなります。

こういった細かな部分もしっかり表現しているのは大手のサークルさんくらいです。
それを処女作でやってのけているのが素晴らしいですね。

しかし耳のマッサージと耳かきを合わせて時間が8分しかない影響で
ここだけはやや慌しくなっているのが残念です。
最低でも倍、できれば20分くらいの十分な時間を取ってじっくりやって欲しかったです。

このように、リアルな音を活用した臨場感のあるサービスが繰り広げられています。
何気ないひと時を切り抜いた作品
ルゥと同じ時間を過ごしている気分が味わえる良作です。

彼女は癒しを求める主人公のために、魔女らしいことは敢えてあまりせず
それぞれのサービスを心を込めてゆっくりと行います。

サービスの内容だけを見ると至ってシンプルです。
しかし、彼女の口調や態度から伝わる人としての温かさやリアルな効果音の数々が
実際にその場にいるような気分にさせてくれます。
そして彼女が紡ぐ何気ない言葉の数々が心をホッとさせてくれます。
作品を構成する諸々の要素が生み出すまったり感がとても心地いいです。

個人的に最も印象的だったのがこだわりのある演技の数々です。
ルゥのキャラやセリフ、最中に鳴る効果音を違和感無く組み合わせている点に加えて
一つ一つの動作に対しルゥ役の円木さんが実際にそう動きながら演技しているように見て取れます。

「和んでほっこりするような 癒しの時間をお届けに参りました どうぞ よろしくお願いいたします」
例えば冒頭で彼女が挨拶をするシーン。
上のセリフを言うとき「よろしくお願いいたします」の部分だけ声が若干篭ります。
それは円木さんがお辞儀をしながら言っているからと思われます。
他にも紅茶を淹れる準備のために取り出したカバンの説明をする際に
それをポンポンと叩いたり擦っているような微かな効果音が鳴ったりもします。

要は声だけでなく身振り手振りも交えながら演技しているっぽいのです。
これが本作品を妙にリアルに感じる要因なのではないかなと。
耳かきを実際に手を動かしながら演技されている作品とかはあるのですが
こういう何気ないセリフや動作にまでそうしている作品はあまり見ないです。
この作品に対するサークルさんの熱意が強く感じられました。

唯一残念なところを挙げるとするならやはり耳かきの短さですね。
サークルさんも自覚されているようですし、次回以降もっとボリュームのあるサービスにしてくれると思います。
この点を除けばパーフェクトと言えるくらいに高いクオリティを持っています。

ありのままを音声にしたような心安らぐ作品です。
約50分で300円とコスパもバッチリ。
以上を踏まえて本作品を条件付きの満点とさせていただきました。

CV:円木 左右子(つぶらぎ さうこ)さん
総時間 47:33

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
コスパがいいので+1してあります。

催眠・凌辱・不思議な空間!~バイノーラル催眠音声~

サークル「DreamLight」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、エステサロンを経営しているちょっぴり意地悪なお姉さんが
一風変わった催眠で主人公に気持ちいいひと時を提供します。

聴き手を蝶に、彼女を蜘蛛に見立てて行うメルヘンチックな催眠
ハサミの音を使った深化&エッチなど
他のサークルさんには無い個性的な要素を数多く持っています。
蝶のようにふわふわと舞いながら
エステサロンの店主「麗華」にエッチな催眠をかけられるお話。

「あら いらっしゃい ようこそ 癒しのエステサロンビーナスへ」
麗華は色っぽく落ち着いた声のお姉さん。
来店した主人公に今日の営業は終了したことを告げると
突然彼の顔を興味深そうに見つめ、サービスの代わりに催眠をかけてあげると言います。

本作品は過去作「シャンプー・耳舐め・耳マッサージ!~癒しのエステサロン編~」の姉妹作品にあたり
雨宿りに偶然お店に立ち寄った彼がそちらの主人公と似ていたため
彼女が止むまでの時間を使ってちょっぴりエッチな悪戯をします。

DreamLightさんと言えば声優の柚木朱莉さんの個人サークルとして
バイノーラル録音による耳かきやマッサージを扱った作品をよく出されています。
そのノウハウを活かして作中では彼女が小まめに位置を変えながら語りかけてきたり
ハサミの音を取り入れた催眠を繰り広げています。

耳かきがテーマの催眠はちらほら出てますがハサミは初めてです。
音のクオリティも高く、軽快な金属音が耳に心地よい刺激を与えてくれます。

催眠はおよそ26分30秒間。
まずは麗華が淹れた紅茶を飲むイメージを軽く聴いてから横になって目を瞑り
彼女の言葉に耳を傾け主に両手と両足をリラックスさせます。

「これからあなたは いい香りを求める 蝶々になります」
「左腕 お日様の光に包まれる ぽかぽか ぽかぽか」

お話の内容は主人公が蝶になってお花畑を舞う、といったもの。
温かい日光に照らされる様子を描きながら上手に暗示を入れてその感覚を伝えてくれます。

DreamLightさんの催眠音声は今回が2作目なので私も聴く前は少々不安だったのですが
中の人が研究されているのか、特に導入シーンの演技がかなり優れています。
セリフの話し方やキーとなる暗示に対する心の込め具合がしっかりしていて
イメージに描かれている世界が自然と浮かび上がってくるように思えます。

「硬く繋ぎ合わさった細胞が どんどん どんどん ぐにゃぐにゃ ぐにゃぐにゃ 解れていく」
「ふわふわ ぐにゃぐにゃ ふわふわ ぐにゃぐにゃ 不思議だけれど 心地が良くて とても深くまで 沈めた気がします」

最中の暗示に擬声語を数多く交え、それらを必ず2回重ねて言っているのもポイント。
「ふわふわ」「ひらひら」など蝶から連想される様子を表現しながら
聴き手に浮遊感や心地よさを与えようとしてきます。
「蝶が舞う」というメルヘンチックなテーマに即した言い回しですね。

手足や頭を十分にリラックスできた後は
いよいよ作品のキーとも言えるハサミの音が登場します。
ひらひらと舞っていた蝶が蜘蛛の巣に引っかかる様子を描き
彼女が蜘蛛の役になって主人公の心を徐々に絡め取っていきます。

「あなたの意識の糸 一本ずつ 切ってあげましょうね」
「もっと もっと 何も考えられなくしてあげる 気持ちいい 気持ちいい 気持ちいい」

「シャキ チョキ」という音を左右の至近距離で鳴らしながら
彼女はしきりにこちらの手足がさらに言うことをきかなくなり
頭の中も真っ白になると呼びかけます。
「意識の糸をハサミで切る」という表現も催眠に適していて面白いと思います。

蝶や蜘蛛のイメージに古典的な技術を絡めている比較的珍しい催眠です。
聴き手を蝶になりきらせ、心身の自由を奪うことを目的に
まずは普通に蝶が舞う様子を描きながら「力が抜ける」「体が温かい」などのリラックスを促す暗示を入れ
そのイメージを引き継ぐ形でハサミの音を鳴らしています。

催眠全体におけるテーマ性や暗示の方向性がしっかりしているのもあり
特に手足に脱力感や温かい感覚、じんじんとした心地よい痺れを感じました。
この催眠を聴いて癒しやリラックスを感じる人が私以外にもそれなりにいると思います。

しかし肝心のハサミを使うシーンで効果音自体にほとんど暗示を入れてこないため
ハサミの音に合わせて心や体が反応する可能性は非常に低いです。
事前の準備に約20分、ハサミを鳴らすのが約5分と時間配分に偏りがあるのが原因です。

「この音がするたびに 気持ちよくなってしまうわね」
一応まったく言ってこないわけではないのですが
一言二言で音のイメージをしっかり伝えるのはさすがに無理があります。

またハサミ自体が刃物=危険物という印象も持っているだけに
この音に対して良い感情や感覚を抱かせるにはもっと入念な暗示が必要です。
要は人間の心の奥底にある防衛本能が働く可能性を危惧しているのです。
聴き手に「自分の身に危険が及ぶ」と思われたらまず催眠は成功しません。
彼女がそうならないように最善を尽くしているかと言えば私は首を捻ります。
催眠のテーマが散髪だったらまた違ったのかもしれませんね。

まとめると、前半~中盤は良いのだけど終盤が残念な催眠です。
深化を失敗しているので深い催眠に入れる人はあまりいないのではないかなと。
じわじわと絶頂に追い込むエッチ
エッチシーンは19分ほど。
プレイはキス、耳舐め、オナホコキです。

オナホコキの際にリアルな効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「その拘束されている手足 余計なことを感じなくするために その手足の神経の糸 全部 ぜーんぶ切ってしまいましょう」
催眠を使って主人公を何もできない心と体にした麗華は
ハサミを鳴らして彼の自由をさらに奪い
その上で媚薬入りの紅茶を口移しで飲ませ、じっくりと興奮を煽ります。

エッチは彼女が蜘蛛らしくじわじわと責める形で行います。
引き続きハサミの音を鳴らしながら耳を舐めたり
絶頂シーンでもそれをトリガーにイかせるなど、音催眠の色がやや強い内容になっています。

「体がぽかぽかしてくるにつれて どんどん敏感になってくる」
前半のシーンは感度の上昇がメイン。
媚薬を飲むイメージやカウントに合わせて体が火照る、敏感になる暗示を何度も入れてきます。
催眠パートに比べて彼女の声が嗜虐的になることや
プレイの内容的にややMあたりの人が最も楽しめるでしょう。
女性に意地悪されながら絶頂に追い込まれる雰囲気がしっかりできています。

対する後半はオナホコキ+耳舐めをするエロ重視のプレイ。
「にちゅ くちゅ」と弾力のある水音とバイノーラル特有の生々しいちゅぱ音が同時に鳴り響きます。
今までのエロが控えめだっただけに余計エロさを感じます。

ですがオナホコキから絶頂までが5分程度と短く
時間内にイけるかと言われればちょっと自信が無いです。
フィニッシュ時のカウント後に追い込み暗示特に入れてこないことも考えると
ドライオーガズムを迎えるのはなかなかに厳しいところがあります。

このように、作品の個性とも言えるハサミを織り交ぜたエッチが繰り広げられています。
コンセプトは面白いのだが…
どちらかと言えばエッチよりも催眠の方に魅力を感じる作品です。

麗華は初対面の主人公へのエッチな悪戯を成功させるために
まずは蝶などの和やかなイメージを使って十分にリラックスさせ
それからハサミや様々な暗示を組み合わせて彼の快感を押し上げていきます。

導入シーンにおけるイメージの内容と暗示・催眠技術がマッチしており
純粋な癒しの感覚はかなり得られると言えます。
彼女の的確な演技も相まってとても温かい空間が出来上がっています。

しかし肝心のハサミを鳴らすシーン以降は完成度に難があると私は考えています。
ここから彼女が本性を現すといいますか、口調や態度がガラリと変わることもあり
人によっては催眠ではなく調教と捉えられてしまう可能性もあります。

調教が目的といっても催眠は催眠ですから、やはり聴き手が良い気分でそれらに取り組めるように
雰囲気や言葉使いなどあらゆる部分に配慮しながら進めるのが妥当です。
そういう面で特に後半部分が色々と残念に思えます。
良い部分とそうでない部分の落差が大きいかなと。

ハサミを使った催眠というのは本当に珍しいし面白いんですよね。
だから今回の内容はすごく惜しいしもったいないんです。
次回作ではこの部分をどう改善されるかに期待したいです。

エッチは暗示を多めにしている分、純粋なエロさは低めです。
催眠に入っているかどうかが鍵となります。
くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回は以下の点数とさせていただきました。

CV:柚木朱莉さん
総時間 53:16

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

癒し系お姉さんメイドのサディスティックご奉仕

サークル「MASOINWASH」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、普段は温厚だけどエッチではSっ気を発揮する変わった性格のメイドが
愛するご主人様のためにエッチなご奉仕をします。

彼女がS、彼がMなことを利用したやや意地悪なプレイが行われており
耳舐めやおっぱいによる責めなど彼の性的嗜好ををしっかり捉えたプレイをしながら
軽い言葉責めをして気持ちいい射精へと巧みに導きます。
昼夜で関係が逆転する主従
メイドの「秋村しおり」に4種類のご奉仕をしてもらうお話。

「お休みの準備はできましたか? ご主人様」
しおりは甘く可愛い声のお姉さん。
ご主人様に今夜行うご奉仕の内容を確認すると
ベッドに潜り込み、耳元に口を近づけて優しく息を吹きかけます。

本作品は音声作品では既に定番とも言えるメイドがご主人様を責めるシチュ。
あるときは耳を舐め、またあるときは大きなおっぱいでおちんちんを包み込むなど
彼の弱点や嗜好を考慮したプレイをパートごとに切り替えながら行っています。

ここまでは割とよく見かける光景なのですが
本作品が他のメイド系作品と決定的に違う部分が一つあります。
それはご主人様の性的欲求を満たすために彼女がSっ気のある振る舞いや責めをしていることです。

「ご主人様がどんなに変態でも わたくしだけはご主人様の味方です。ご主人様の性癖は わたくしが 満たして差し上げますからね」
彼女はメイドとしてだけでなく女性としてもご主人様を相当に慕っており
彼の求めに応じて毎晩のように肌を重ねるほどの親密な関係にあります。
しかし彼が女性に責められる、いじめられることに快感を覚えるドMなため
ご奉仕する際は彼女が焦らしたり、連続で絶頂させるといった若干ハードなことをしています。

彼女が根っからのSではなく彼のためにSになった背景を踏まえて
最中は彼女が彼を気遣ったり優しい言葉をかけて甘やかすシーンが適度に登場します。
おかげでプレイの内容に比べるととても甘く温かい雰囲気が終始漂っています。

「愛のある意地悪」とでも言えばいいのでしょうか。
優しいメイドが一生懸命ご主人様を楽しませようとする姿に大きな癒しを感じます。
雰囲気が甘くプレイがややハードなことから、ややMあたりの人が一番楽しめると思います。
心のこもった意地悪の数々
エッチシーンは3パート51分ほど。
プレイは耳舐め、手コキ、パイズリ、フェラ、相互愛撫(しおりへの乳揉み/乳首責め/手マン、ご主人様へのぱふぱふ/手コキ)です。
エッチな効果音はありません。

「ご主人様の大好きな耳舐め 今晩はこれで… イジワルしちゃいますね」
ご主人様に「いつものご奉仕をして欲しい」と言われて了承すると
しおりは彼に密着し早速プレイを開始します。

エッチはご奉仕ということで彼女が彼のリクエストに応える形で行います。
最初のパートは普段の2人の様子を描いたプレイ。
彼女が彼の大好きな耳舐めをしながらおちんちんをゆっくりとしごいてあげます。

「わたくしのご主人様が 耳を舐められただけで女の子みたいに喘いじゃう変態さんだったなんて…ショックですわ」
「「ボクの変態おちんちんを シコシコしてください」 はいっ どうぞ」

本作品のエッチにおける大きな特徴は2人の仲の良さを感じさせるやり取り。
ただ単に耳やおちんちんを責めるだけでなく、それらをやや焦らすように刺激を与えたり
合間に彼が羞恥を感じる言葉責めをして心を高ぶらせようとします。

プレイだけを見ると確かに彼女が一方的に責めているのですが
彼女はそれらのすべてを彼が最も楽しめる、興奮できる形やタイミングで行っています。
この徹底したご奉仕っぷりがとても心地よく、女性に愛されている気分を感じさせてくれます。
簡単に言えばすごく雰囲気のいいエッチをしています。

プレイについては効果音が無いため手コキを「シコ シコ」とセリフで表現しているのが気になるものの
そのハンデを段階的にハードになる耳舐めでしっかりとカバーしています。
チロチロと舌を動かしたり、穴のあたりをコリコリする音が特徴的でエロいです。
そして射精後は優しい言葉をかけて安らぎを与えてくれます。

2番目のパートは彼女の大きな特徴であるおっぱいを使ったプレイが中心。
横になって腰を彼女の膝の上に乗せる膝上パイズリをしながら
はみ出た亀頭を口や舌で激しく責め、2回連続の絶頂へと追い込みます。

「こうして挟まれているだけでも心地いいでしょう? やわらかくて あったかくて なんだか幸せな気分になってきますよね」
「おちんちんの芯が おっぱいの柔らかさに溶けていきます。外側はがちがちのエッチなおちんちんですけど 中の方はとろんとろんに溶かされちゃってるんです」

ここではおっぱいで挟みこんだ後にしばらく動かさず
まずはその柔らかく温かい感触を楽しませるシーンを取り入れているのがいいですね。
この作品には効果音がありませんから、プレイの様子をどれだけイメージできるかが重要です。
そのために彼女が聴き手視点のセリフを投げかけ、おっぱいの感触を伝えようとしてくれます。
これも先ほど書いた「雰囲気の良さ」を感じる大きな要因の一つです。

しかしパイズリを始めた後は打って変わって一気にハードになります。
「ゆさ ゆさ」と言ってゆっくり動かし始めたかと思いきや
自分の唾液を垂らしてぬめりをよくすると一気にペースを上げ
さらには射精直後にさらなる刺激を与えて潮を噴かせるシーンまで登場します。

「あれあれぇ 躾けをしてるはずなのに… もっと大きな声で泣いちゃうなんて。ほんとにダメなマゾ犬さんだこと」
最中の彼女のセリフも嗜虐性を感じるものがそれなりにあり
ご主人様を楽しませるだけでなく彼女自身もこのプレイを楽しんでいるのがわかります。
彼女の中にあるSの部分が最もよく表れているパートです。

最後のパートは今までと違いお互いがお互いを責め合うプレイ。
「先にイったほうが負け」というルールを定め
序盤はご主人様が、中盤以降はしおりが相手の弱いところを刺激し絶頂させようとします。

「んっ んふっ ふぅ んっ ご主人様の手 あぁっ すごくやさしいです あんっ」
彼女がおっぱいを責められて乱れるシーンは今までになかった要素なだけに
勃起する人、射精したくなる人がきっといるでしょう。
勝負だからといって我慢をするようなことはなく、素直に感じてみせることから
2人がゲームに勝つよりもエッチを楽しむことを重視しているのがわかります。

主従という絶対的な関係にある男女が夜の間だけは対等、あるいは真逆の関係になる。
2人の人間関係や特質を活用した愛のあるエッチが繰り広げられています。
心をたっぷりと温めてくれる作品
Mな男性とSな女性がお互いの性的欲求を満たすエッチに
2人の仲の良さ、絆の強さを上手に組み込んでいる質の高い作品です。

世間的にはしっかりしているけど実は女性にいじめられるのが大好きなご主人様のために
世界で唯一それを知るしおりが様々な趣向を凝らして精一杯のご奉仕をします。
彼に気持ちよくなって欲しいから耳を舐める、喜んで欲しいから罵声を浴びせるなど
相手のことを第一に考えたややM向けのプレイが心と体を温めてくれます。

純粋なエロさだけを見るとそれほどでもないのですが
彼女に愛されていると感じられる言葉や演出の数々があるおかげで
とても良い気分に浸りながら物語を聴くことができます。
癒し・幸福感・充実感を得ながら抜くことができるでしょう。

「ご主人様は お一人じゃないんです わたくしは ご主人様をいつでもお守りしたいと思ってます」
そしてなんだかんだでSになりきれずにいるしおりが愛らしいです。
彼女は元々Mだったそうですから、彼に色々責められることを望む部分もあるはずです。
だけどそれだと彼を満足させることができない、だから頑張ってSの役目を務める。
プレイの最中に見せる意地悪さと、時折垣間見える優しさが彼女の魅力を引き出しています。
すごく献身的な女性だなと。

エッチはサディスティックと言うほどハードなプレイは登場しません。
意地悪レベルの比較的ソフトなものに留まっています。
淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

変わった形の主従愛を描いた作品です。
女性に大事にされたい、愛を感じながら抜きたい人には特におすすめします。

おまけは本編よりも大人びた声のメイドが相手をしてくれる音声(ほぼ非エロ)です。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 本編…1:09:07 おまけ…8:04

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

ことねママのあまあま罵倒あんど恥辱ミルク責め

サークル「カタストlab」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、息子を溺愛しているあまあまなママが
自慢のおっぱいや溢れ出る母乳を使って彼のおちんちんを鍛え上げます。

幼児プレイならではの甘さに変態要素を加えた珍しいエッチが行われており
彼女のトレードマークとも言える母乳を多くのシーンでふんだんに使いながら
同様のプレイを聴き手に実際にやらせて興奮を高めようとします。

作品を聴く前に以下のアイテムをご用意ください。
必須ではありませんがあったほうが絶対に楽しめます。

大きめの皿、ぬるめのミルク、タオル
ママと行うとってもエッチなトレーニング
ことねママに母乳を使ったオナサポをしてもらうお話。

「ボクちゃんのおちんぽは 何センチのおちんぽなの?」
ことねママは明るく穏やかな声のお姉さん。
最初に主人公のおちんちんの長さを尋ねると
プレイをするにあたって必要になるアイテムを説明します。

本作品は彼のみすぼらしいおちんちんを逞しくするのを目的に
彼女がおっぱいと母乳を使った様々なプレイを繰り出します。
そして彼女の指示に合わせて聴き手も実際におちんちんにミルクをまぶしたり浸したりします。

幼児プレイを扱う作品は数あれど、ここまで母乳に特化したプレイをするものはなかなかありません。
相当にぶっ飛んだプレイをしますから基本的には変態向けと思ってください。
ノーマルな人ではまずついていけません。

「ボクちゃんの小さいおちんちんの性で おぱんつびっちょびちょですよー だらしないおちんちんでちゅねー」
もう一つの大きな特徴は赤ちゃん言葉で軽い言葉責めをしてくること。
ことねママは彼のおちんちんが小さいことや
皮かぶりの包茎さんであることをしきりに言いながらプレイを進めます。

幼児プレイといえばとことんまで甘やかすのが定番になっているだけに
その調子で貶してくる点は非常に面白いと言えます。
口調は終始あまあまなので心に深く突き刺さるほどではありません。
今回のプレイを盛り上げるちょっとしたスパイスとして活用しています。
母乳を前面に押し出した変態的なエッチ
エッチシーンは5パート25分ほど。
プレイは玉揉み、授乳、チン長の計測、おちんちんに母乳をかける、皿に入ったミルクにおちんちんを浸す、腰振りダンス、オナニーです。
エッチな効果音はありません。

「今日は 可愛そうなボクの金玉ちゃんと いっぱい遊んであげまちゅよ」
最近オナニーに使っているオカズが何かと主人公に尋ねると
ことねママはオナニー狂いな毎日を送っている彼への罰として
射精をさせない形でおちんちんや金玉に刺激を与え始めます。

エッチは彼女の指示に従いながら先ほどのアイテムを使って行います。
プレイ一覧を見ていただければわかるように
一般的な音声作品ではなかなかお目にかかれない変態的なオナニーが繰り広げられています。

序盤の2パートはオナニーに向けての準備的なプレイがメイン。
「ママのおチ○ポ焦らし」パートは金玉を揉みながら授乳を
「ママのおチ○ポ授乳」はおちんちんの長さを測ってから母乳をぶっ掛けます。
最初から母乳尽くしなところがこの作品らしいですね。

「柔らかいママのおっぱい いっぱいおっぱいミルク 出してあげますから たくさん飲んで おちんぽ大きくなってくだちゃいね」
彼への罰といっても彼女はママですから決してひどいことはしません。
母性を感じる甘い声でたっぷり甘えさせ、彼が気分よくトレーニングできるようにリードします。
幼児プレイではお馴染みの甘やかしにM的な要素を織り交ぜたエッチがされています。

「はぁい おちんぽの皮の中に ママのおっぱい ちゅー」
プレイについても単に母乳をまぶすだけではなく
彼の包茎を利用し、包皮に乳首を入れて中を膨らませる変わったものも登場します。
おちんちんの外だけでなく中までミルクまみれにしようとするところに
彼女の彼に愛する愛情の強さが窺えます。

実際に道具を使ってオナニーするのはその後から。
「ママのミルクと包茎チ○ポ」では皿に入ったミルクにおちんちんや金玉を浸し
「ママのミルクとおチ○ポ遊戯」はその状態で腰を振って亀頭に刺激を与えます。

汚くはありますが個性的なプレイなのは間違いないでしょう。

「金玉袋に ママミルクをいっぱい入れて 金玉袋を 上下左右に ゆっくり引っ張っちゃってくださぁい」
特に「ママのミルクと包茎チ○ポ」パートは浸した後に
包皮や金玉の皮でミルクを掬い上げて馴染ませる手の込んだプレイをしています。
大事な部分を彼女のミルクで隅々まで満たし、その一部始終をしっかり見られる。
Mな人向けのとっても変態的なシチュが出来上がっています。

そして最後のパートでようやく射精の許可が下ります。
オナニー開始から射精までの時間が3分程度と非常に短いのが残念ですが
シチュによる精神的な興奮が射精感を高めてくれるでしょう。
雰囲気に浸る部分が大きいからこそ実際にやったほうが良いわけです。

このように、母乳を最大限に活用したエッチが繰り広げられています。
ニッチだが強烈な個性を感じる作品
幼児プレイに敢えてイレギュラーな要素を組み込んでいる意欲作です。

ことねママは主人公が男性として立派に成長できるように
自分の愛の象徴とも言えるおっぱいや母乳をとことんまで染みこませます。
そして定番の赤ちゃん言葉や甘やかすセリフと
羞恥を感じるプレイや軽く貶す言葉責めを組み合わせてエッチに個性を与えています。
正直なところ、聴いてる最中は色んな意味で驚かされました。

このところ音声作品では幼児プレイを扱った作品が俄かに増えており
その多くが年上の女性が年下の男性を甘やかしつくすプレイで統一されています。
そこに敢えてこういう逆の路線を行く作品を編み出したところに感銘を受けました。
基本的な部分を押さえつつ、Mでも楽しめるあたりにアレンジしています。

「おちんぽしこしこー おっぱいぴゅっぴゅー ちんぽこしこしこー ママミルクぴゅっぴゅー」
しかしいくつかの準備物を必要とすることや
プレイを実況する際のセリフがほとんど上のような表現に終始していることなど
とっつきにくいとか単調に思えるところもいくつか見られます。

特に今回のプレイは彼女との物理的な接触があまりないだけに
言葉責めのレベルやシチュによる気持ちの煽りが重要になってきます。
母乳を使ったプレイなら効果音を入れてみても良かったでしょう。
オナニーする時間の短さも含めてそういった「抜ける雰囲気作り」がもう少し欲しかったです。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

面白い部分が色々あるのだけどニッチ過ぎるし演出にも難があると判断し
今回は以下の点数とさせていただきました。
変態的なプレイを好む方なら点数以上の満足感がきっと得られるでしょう。

CV:紅月ことねさん
総時間 33:01

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

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