同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

2015年10月

   ● お漏らし催眠
   ● 双子催眠


【催眠音声】夢邪気~小悪魔姉妹~

サークル「夢音工房」さんの催眠音声作品。

サークルさんでは初の催眠音声にあたるこちらは
お兄ちゃんにいたずらするのが大好きな双子が
左右に寄り添いながら催眠をかけたりエッチなご奉仕をします。

術者が2人いることを利用して1つのセリフを分担して話したり
キーワードを同時に言う一風変わったスタイルが大きな特徴です。
お休み前のエッチないたずら
双子の姉妹「あや」と「みや」にエッチな催眠をかけられるお話。

「お兄ちゃん いる?」
あやとみやは若干声のトーンが違うどちらも可愛い声の女の子。
ある日の夜、お兄ちゃんの部屋に来ると
彼を気持ちよくするいたずらに催眠をかけてあげます。

本作品はほぼ全編に渡ってあやが左、みやが右に陣取り
同じセリフを同時に言ったり、ひとつのセリフを細かく左右で区切りながら言ったりと
2人いる設定を活用しながら催眠とエッチを行います。

今年に入って催眠者が複数人いるタイプの催眠音声が急激に増加しています。
それらのことを当サイトでは「双子形式」と呼んでいるのですが
本作品は「双子のい・い・な・り」に代表される本家の双子とは大きく異なり
催眠音声と同人音声の中間的な内容になっています。


具体的に言うと催眠パートでは催眠の技術を用いているのに対し
エッチに入るとその要素が極端に減り、エッチな声や音の割合が一気に増えます。
所謂催眠風ボイスドラマの色が濃い作品ですから
催眠に入る・漂う気分は味わいにくくなってる半面、エロさはかなりのものを持っています。
とりあえず「純粋な催眠音声とは違いますよ」ということだけわかっていただければ大丈夫です。

催眠は2パート18分ほど。
まずは催眠に入るための準備として深呼吸をしたり
2人に密着されているシチュをイメージして彼女たちの温もりを感じます。

あや「どう? 桃みたいな あまーい匂い する?」
みや「それとも 女の子の甘い匂いしか しないかな?」
今回のプレイが家でのんびりすごしている状況なのを反映し
双子は上のセリフのようにやや表現をぼかした形で暗示を入れようとします。
2人の可愛い声や人懐っこい仕草がほのぼのしていて
なんとなく落ち着くとか、心がぽかぽかする気がする人もいるでしょう。

同人音声側で活躍されているサークルさんなだけあって
催眠・エッチいずれも雰囲気がとてもしっかりしていると言えます。

そのままお互いの手を握り合ったり首に軽くキスをされた後
今度は双子がカウントを何度か数えて催眠状態を深めようとします。

みや「ゆっくり じわじわ沈んでいく」
あや「だんだん ボーっとしてくる」
双子を活用してカウントを左右に振り分けていることや
「深い」「沈む」を意識的に多く盛り込んで語りかけてくるところがいいですね。
シーンごとにカウントを数える際の語気を変化させてたりもしています。

軽くリラックスさせてからカウントで落とす極めてシンプルな催眠です。
この先のエッチをより気持ちよくなれる心と体にすることを目的に
セリフやカウントをかなり細かく区切り左右に振り分けながら進めています。
「小悪魔姉妹」とあったので多少は意地悪してくるのかと思いきや
そういった要素は一切なく素直に接してくれる双子の姿が愛らしいです。

ですが催眠として見た場合、残念ながらやや厳しいうのが率直な感想です。
まず最初の深呼吸や温感操作をするシーンで暗示をほとんど入れてきません。
導入と深化を合わせて18分しかないことを考えると
序盤から多少厚めに暗示を入れて深化しやすい環境を整えたほうがうまくいきやすいと思います。

実際深化シーンにおけるカウントの数え方や暗示の表現は割と良いです。
欲を言えばセリフをもう少しスピーディーに言ったほうが入りやすいと思うのですが
カウントに揺さぶりの要素を交えて催眠状態を深めようとしている意思は伝わってきます。
だからこそ「事前の準備をもっとしっかり行っていれば」と言ってるわけです。
双子役をやられていることねさんの演技が良いだけに余計そう感じます。

まとめると、基本的な流れはいいのですが完成度にやや難のある催眠です。
3人で一緒に気持ちいい絶頂へ
エッチシーンは2パート13分ほど。
プレイは耳舐め、キス、フェラ、SEX(騎乗位?)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

みや「じゃあここ お兄ちゃんのおちんちんを キスするね」
あや「ビクってした ゾクゾクして 気持ちいい?」
お兄ちゃんを気持ちいい催眠状態へと導いた双子は
より気持ちよくなるために手分けして彼の体を舐め始めます。

エッチは2人にご奉仕してもらう形で行います。
前項で軽く触れましたが、本作品のエッチは催眠音声のような暗示で操作するものではなく
双子が普通に耳やおちんちんを舐めたりSEXをする同人音声に近いスタイルです。
そんなわけで時間に対するちゅぱ音や喘ぎ声のボリュームが多い特徴を持っています。

最初の「暗示F」パートはフェラや耳舐めが中心。
前半はみやが、後半はあやがおちんちんを丹念に舐め
もう1人は耳を舐めながら時々状況説明をします。
当然のように2種類のちゅぱ音が別々に鳴ります。

ちゅぱ音は年齢相応と言いますか、あまり意識的に下品なものにはせず
終盤まではゆっくり丁寧に、フィニッシュだけはやや激しいものを鳴らしてくれます。
やや控えめなエロさを2人が同時に鳴らすことでカバーしている感じです。

本作品のエッチのもう一つの特徴は
どちらのパートもノーハンドでの射精を指示していること。
おちんちんをいじるシーンは無いのですが射精表現がされています。

おそらくこれも同人音声のエッチに倣われているのでしょう。
催眠音声の場合はセルフで射精するかドライオーガズムかの2択がほとんどですから
こういうフィニッシュは相当にハードルが高いです。
この内容なら普通に手でしごいて射精するのがいいでしょう。

2番目の「暗示H」パートは2人のどちらかとSEXしているイメージをします。
両方の場合を想定して双子が交互に喘ぐ演出がされており
3人一緒に気持ちよくなっているような雰囲気が出来上がっています。

ただ喘ぐ担当が10秒くらいの短い間隔で切り替わってしまっているので
喘ぎ声自体のボリュームは多くてもちょっと抜きにくいように思えます。
2パターンの音声を用意して聴き手が選択できるほうがよかったかなと。

このように、エッチな声や音を中心としたエッチが繰り広げられています。
温かい空気を感じる作品
双子形式の催眠音声ではなく双子が登場する催眠風ボイスドラマです。

双子はお兄ちゃんが何もしなくても気持ちよくなれるように
催眠からエッチに至るまですべてを自分たちだけで行い、射精へと導きます。
タイトルのイメージから多少は意地悪されると思う方もいるでしょうが
実際は終始あまあまな態度で接してくれる癒しに満ちた内容です。
最後の最後で連続射精っぽい指示が出るところ以外は完全にノーマル向けですね。

そんな風に雰囲気作りはしっかりしているのですが
催眠音声として見た場合、導入や深化の完成度に首を捻る部分があること
エッチで催眠をほぼ考慮しないプレイをしていることなど
改善したほうが良いと思われる点が色々あります。

聴いた感じだとサークルさんが同人音声の感覚でシナリオを書かれているように思えます。
同人音声と催眠音声は構造が根本的に違うので
そうしてしまうと催眠にかかりにくくなるし、エッチでも楽しみにくくなってしまいます。
ドラマ性を重視したおかげで技術的にまずくなってるかなと。
他の同人系サークルさんの作品でも似たような問題がよく見られます。

エッチは暗示をほとんど入れてこない代わりにたっぷり舐めたり喘いでくれます。
射精シーンはフェラで1回、SEXで1回の合計2回。
ちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

以上のことから今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:紅月ことねさん
総時間 37:51

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は3点。
やや割高なので-1してあります。

優しいお姉さんのちょっぴり意地悪なオナサポ

サークル「B-bishop」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、声も態度もとってもあまあまなお姉さんが
気持ちいい射精に向けてちょっぴり意地悪しながらオナニーをサポートします。

ハードな要素をほとんど交えずに性感を高める大衆向けのプレイがされており
彼女は耳を舐めたり乳首をいじらせたりして十分に気持ちを高めてから
段階的に刺激を強くしていく丁寧なリードをしてくれます。

どぎついオナサポを数多く作られてるサークルさんの中では極めてソフトですから
このジャンルに興味を持った人や聴き始めた人には打ってつけの一品と言えます。
気持ちいい射精を目指して
お姉さんの指示に従いながらオナニーするお話。

「こんにちは うふふ 今日もオナニーするのかな?」
お姉さんは甘くて優しい声の女性。
日々オナニーに励んでいる主人公へのご褒美に
たっぷり優しくオナニーのサポートをしてあげます。

本作品は射精シーンを最後の1回にまで絞りこみ
その中で主に乳首やおちんちんをじっくりといじるオナニーを行います。

B-bishopさんは先月発売された
意地悪なお姉様に完全支配される音声 地獄級オナニーサポート2 S度&難易度↑↑」のように
とんでもなくハードなオナサポ作品を数多く作られているサークルさんです。
しかし今回はこのジャンルを初めて聴く人でも無理なく完遂できるようにと
全編に渡って「焦らし」を強く意識しながら彼女がリードをしてくれます。

具体的には耳舐めや乳首オナニーに20分近くの時間をかけて準備し
それから指で優しく撫でる、声に合わせてゆっくりしごくなどソフトな刺激を与えていきます。
要は心身をじっくり温めながら射精を目指すわけです。

最中はもどかしく感じることもそれなりにあるでしょう。
しかしおちんちんを触った瞬間にすごく気持ちいい電流が走ったり
オナニーで1回しごいた時の快感が濃厚に感じる人もきっといるはずです。
意地悪のためではなく、より気持ちよくなるための手段として焦らしを活用しています。

「でも まだだよ? ここでもたっぷり焦らしちゃうから 意地悪なお姉さんでごめんね?」
それを最もわかりやすく物語っているのがお姉さんの態度。
事前にどんなプレイをするかをきちんと伝え、焦らしが入るときは「ごめんね」と言い
射精を無事我慢できたときはしっかりと褒めてくれます。

彼女の声や態度からプレイの内容に至るまですべてがあまあまですから
最中はとても良い気分に浸りながらオナニーを楽しむことができます。
サークルさんとしては非常に珍しい癒しに満ちたオナサポです。
属性的にはノーマル~ややMあたりの人が最も向いています。
優しく焦らしてくれる温かいエッチ
エッチシーンは7パート33分30秒ほど。
プレイは耳舐め、乳首オナニー、おちんちんの愛撫、オナニー、擬似フェラです。
エッチな効果音はありません。

「ほら 私がこんなに近くにいるよー? 耳元で囁いてるの」
これから行うプレイの概要を一通り説明し終えると
お姉さんは主人公の耳元に口を近づけゆっくりと耳を舐め始めます。

エッチは彼女の言う通りに乳首やおちんちんをいじります。
最初の2パートはオナニーを始めるための準備的なプレイ。
耳舐めのエッチな音を聴いたり自分で乳首をいじって性感を高めます。

しかし彼女はすべてをすんなりと進めるようなことは敢えてせず
耳舐めをすると見せかけてしないとか、乳輪だけをいじらせて乳首は避けるなど
聴き手にもどかしい思いをさせることを意図した焦らしを早速繰り出します。

「キミには一番きもちいい射精 してもらうんだから それまではお・あ・ず・け だよ」
「いいんだよ? お姉さんは全部受け止めてあげるから 乳首オナニーできもちよくなって?」

そしてそれらを行わせながら様々な優しい言葉をかけてきます。
「焦らすのはキミが気持ちいい射精をするためなんだよ。だから頑張ってね。」
一見すると意地悪に思える行動を上手にフォローしています。

プレイの方は耳舐めは舐めるだけなので省略するとして
乳首オナニーはしばらく乳輪をいじってから乳首を擦る、摘む、引っ張るの3動作を
彼女の声に合わせてリズミカルに行います。
時間が6分程度しかありませんし、開発具合はそこまで影響しないでしょう。
「多少気持ちよくなるかな?」くらいのソフトな刺激です。

そしてエッチ開始からおよそ15分後にようやくおちんちんをいじる許可が出ます。
一番最初にパンツ越しにおちんちんを指でなぞるシーンがあるのですが
その際に割と衝撃的な快感が走ったのをよく覚えています。
ここまでの焦らしが有効に機能していたのかもしれません。

本格的なオナニーも「リズムオナニー」「仕上げの焦らし」「寸止めオナニー」とプレイを細かく分け
リズムオナニーは「1、2」の掛け声に合わせて行う正統派のオナニー
仕上げの焦らしはおちんちんの根元を手で押さえ、彼女のフェラ音を聴く興奮促進
寸止めオナニーはカウントを使って射精ギリギリまで追い込む、などなど
聴き手を飽きさせないよう別方向から心と体を盛り上げてくれます。

「お姉さんは数字を言うけど もう出ちゃうってなったら お姉さんごめんなさいって言ってシコシコするのをやめること」
特にリズムオナニーは初めてシコシコするシーンなだけに
今までとはまるで違う大きな快感がこみ上げてきます。
パートの終盤は回数やペースがややハードになってますから
彼女の言うとおりやばくなったら多少セーブしてしっかり我慢しましょう。

「0で頭とろける射精 たっぷりたのしんで? でも、最初は練習から 1で止めちゃうの」
個人的に最も印象的だったのが寸止めオナニー。
カウントを数える前に彼女が「これは寸止めだからね」ときちんと教えてくれます。
そしてカウントの合間に長めのセリフを挟んで少しずつ射精を目指すようサポートします。

寸止めは聴き手の意表をついて意地悪するのに使うのがほとんどですから
その種明かしを予めするというのは非常に珍しいし面白くもあります。
そして同時に彼女の優しさが最も表れているシーンと言えます。
所々で意地悪しているけど彼女はやっぱり主人公を第一に考えながらリードしています。

一番最後の射精シーンも彼女がちょっとしたサービスをしてくれます。
体だけでなく心も最後までしっかりとケアする。
年上の女性の魅力がたっぷり詰まった思いやりのあるオナサポが繰り広げられています。
オナサポ入門者用の作品
余程の早漏でもない限り確実に完遂できるとても優しいオナサポ作品です。

お姉さんは主人公が満足のいく射精感を得られるように
随所でほんの少しの焦らしを交えながらじっくりと快感を蓄積させます。
彼女の行動だけを見ると確かに結構意地悪です。
ですがそれらを行う際の態度や言葉が優しさに満ち溢れています。
おかげで嫌な気分をまったく抱くことなくプレイに熱中できました。

プレイのほうもいきなりおちんちんをいじらせるようなことはせず
耳→乳首とやや遠回りする形で本題のオナニーに繋げています。
いきなりいじらないからこそ、いじった時の快感を普段よりも強く感じられます。
そして終盤はしごく回数を一気に増やし、しっかり射精できる準備を整えてくれます。

本作品で最も魅力的な要素は彼女がかけてくれる言葉の数々です。
最初はもどかしいとか早くおちんちんをしごきたいと思っていたのが
後になると彼女に意地悪されることにちょっとした快感を覚えるようになります。

「濃くてドロドロの精液 ごちそうさま キミの頑張った精液、美味しかったよ?」
それは彼女が親身になってオナサポをしてくれているからです。
プレイをする際には内容や意図をきちんと説明し
最中は指示や合図を出しながら応援したり褒める言葉を何度も投げかけてくれます。
事後にも優しい言葉をかけて添い寝をするなど、すべてのシーンで思いやりが見られます。

エッチは責めをある程度ソフトにし、その分を雰囲気で補っています。
「意地悪なお姉様」シリーズのようなハードな作品を好む人には不向きな点だけご注意ください
サークルさんにしては珍しくM要素が極めて薄いです。
淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

癒しながら気持ちよくしてくれるオナサポ作品です。
これからオナサポを楽しもうと思っている人には強くおすすめします。

CV:西浦のどかさん
総時間 49:34

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


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【耳かき・マッサージ】君の隣で【方言ボイス】

サークル「Project E.L.C」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、先輩に密かな想いを寄せている後輩が
およそ1時間にも渡って耳かきや耳のマッサージを丁寧に行います。

サービスそのものをリアルに演出するよりも
数々の効果音を重点的に楽しんでもらうASMR(音フェチ)要素の強い内容になっており
最中は2人の会話を必要最低限に留め
その代わりに質感や動きが適度に切り替わる多彩な音をたっぷりと鳴らしています。
先輩の家でまったり耳かき
後輩に耳かきと耳のマッサージをしてもらうお話。

「先輩ー ねぇ 本当に耳かきやんの?」
後輩は明るくて可愛い声の女の子。
先輩の家で彼に「耳かきして欲しいと」言われ
戸惑いながらも了承するところから物語は始まります。

本作品は総時間60分のうち40分を耳かき、15分を耳のマッサージに割き
その中で耳かき棒と指で耳を揉む音だけをとことん聞かせてくれます。
音声の時間が18分程度しかないくらい音に寄った作りをしていますから
声よりも心地よい音を楽しみたい人には相当に向いている一品と言えます。

「あっ! わかった 先輩のことやから どうせテレビとかで 耳かき屋さんの特集とか見たんやろ?」
じゃあ後輩の存在感がまったく無いかと言われるとそうでもありません。
年齢相応の砕けた口調に加えて終始名古屋弁で語りかけてくる面白いキャラをしています。
そこまでべったりしていないところを見るとまだ恋人同士にはなってないのでしょう。

声優さんがその地方の出身らしく、聴いた限りでは確かにスムーズな話し方をしています。
ですが彼女自身が若いからかイントネーションは標準語に割と近く
主に語尾で名古屋っ子らしさを出しているシーンが多いです。
何でも方言にするのではなく、会話の中に自然な形で方言を織り交ぜている感じです。
音を前面に押し出したサービス
彼女が最初に行う耳かきはおよそ41分30秒間。
膝枕の体勢で耳かき棒のみを使い右耳→左耳の順に掃除するシンプルなものです。

耳かき棒は「ざりざり ずずっ」と乾いた軽い音が使われており
基本的には短いストロークで奥から手前に掻き出したり
耳の壁を優しく擦る実際の耳かきに近い動きをしています。

片耳20分と相当に長い時間が取られているのを考えて
3分程度経つと音の質感や動きが微妙に変化する凝った演出がされています。

例えば序盤は割とクリアな音だったのが
中盤あたりに差し掛かると穴の奥を掃除するときに鳴るような低く篭った音へと変化します。
そして終盤になると今度は「じりじり」という細く高い音が鳴り始めます。

残念ながら彼女がどこをどのように掃除しているかの説明をしてくれないので
耳かきの具体的な様子は聴き手が思い思いにイメージする必要があります。
ですが音自体は結構リアルですし、耳かきをされている雰囲気は十分出ていると言えます。

「こうやって ガリガリやられても 痛くない? へ? むしろ気持ちいい?」
後輩の様子はと言うと、他人に耳かきをするのが初めてなこともあり
ところどころで軽く会話をする以外は黙々と行っています。
効果音をたっぷり楽しんでもらうために敢えてこうしたのでしょう。

ですが個人的には微かな吐息を漏らす、バックで時計の音を鳴らすなど
空間を感じられる演出があったほうがよりリアルな耳かきになったと思います。
耳かき中はほぼずっと効果音が鳴る=彼女が一切休憩をしないとか
途中で取れた汚れをティッシュに置くといった動作を挟んでいないため
サービスのリアルさという点では色々首を捻る部分が見られます。

耳かきの後に始まる耳のマッサージは15分ほど。
引き続き膝枕の状態で体の向きを正面に戻し
彼女が指で両方同時に揉みほぐします。

こちらも「すりゅっ しゅりっ」という若干引っかかりのある滑らかな摩擦音がメインです。
左右で微妙に動かし方を変えているのがリアルでいいですね。
もう少しゆっくり動かしたほうがよりマッサージらしくなるとも思うのですが
音の質感や動かし方自体はかなり優れていると言えます。

このように、大ボリュームの効果音を中心としたサービスが繰り広げられています。
音に癒される作品
後輩よりもサービスごとに鳴る効果音のほうに魅力を感じる作品です。

サービスの内容を2つにまで絞りこみ
効果音の質や動きを微妙に変化させて耳に心地よい刺激を与えてくれます。
一般的な耳かき音声に比べて効果音の比率が極端なまで高く
女性の声よりも音に癒しを感じる人ほど大きな癒しが得られます。

その一方で耳かきをしてくれる女性の存在を感じたい人や
耳かきそのもののリアルさを追求する人には不向きと言えます。
前者は後輩のセリフがぎりぎりまで切り詰められていること
後者は悪い言い方をすれば効果音を垂れ流しているように見えるのが主な理由です。

安定して高い評価を得ている一線級のサークルさんの作品では
音の質感や動かし方だけでなく、鳴らす長さやタイミングまで図りながらサービスを行っています。
そして耳かき棒でのお掃除以外に綿棒や梵天といった別の道具・手段を用意し
それらを組み合わせることで実際の耳かきに近づけようとしています。

私個人は効果音のボリューム重視、リアルさ重視いずれも需要があると考えています。
ですからサークルさんが前者を目標とされているのならこのままでいいと思いますし
後者なら音の扱い方をもう少し工夫されたほうがいいと思います。

一般的な耳かき音声とは違うタイプの耳かきをされています。
処女作を出されてからまだ2ヶ月くらいしか経ってませんし
もしかしたらまだ方針を決めかねているのかもしれませんね。
方言はセリフのボリューム的におまけに近い要素です。

耳かきに関する音で楽しませてくれる作品です。
1時間で100円とコスパが非常にいいですから興味を持った方はお気軽にお試しください。

CV:未桃べるなさん
総時間 本編…1:01:05 ボイスのみ…18:14

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


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双子のい・い・な・り~性感開発ボイス~

サークル「みじんこ」さんの催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その記念すべき第一回目となる本作品は、主人公を気持ちよくするのが大好きな双子が
左右からリズミカルに語りかけながら催眠特有の快感をプレゼントします。

催眠音声において絶大な人気を誇る双子形式の元祖にあたり
発売から既に6年以上経っているにもかかわらず
現在の作品にもまったく引けをとらない極めてハイレベルな催眠とエッチが繰り広げられています。
可愛い双子が催眠の世界へご案内
双子に催眠をかけられてからエッチな快感を楽しむお話。

「せ~のっ いらっしゃ~い」
双子は若干声質の違うどちらも可愛い女の子。
自分たちの部屋にやってきた主人公を嬉しそうに迎えると
彼を気持ちよくしてあげるための催眠を開始します。

本作品はListenable pharmacyさんで公開されている
Synergism Duet」を源流とする双子シリーズ唯一の有料作品にあたり
2人が左右に分かれて時には交互に、時には思い思いに別々のセリフを投げかけてきます。

今年に入って本家とは別に数多くのサークルさんが双子系作品を作られているのですが
本家のシリーズは全体的にセリフのペースがやや速く
まるで歌や漫才を行っているかのようなテンポのいい掛け合いがされています。


催眠音声はゆっくり語り、セリフの間を長めに取る作品が多いだけに
この作品を聴いてみるとえらくスピーディーにお話が進んでいるように感じるでしょう。
また一部でセリフの最後をわざと重ねたり間を極端に短くすることで
聴き手に余計な考えを抱く余地を与えず、サクッと催眠に入れるようにしていたりもします。
熟練された知識や技術に基づいた流れるような催眠が行われています。

催眠はおよそ18分間。
仰向けになり目を瞑った状態でしばらく双子のお話を聞き
それから6分ほどの時間をかけてゆっくりと深呼吸をします。

左「あなたはどんな気持ちよさがお好みかしら?」
右「まるでスーっと落ちるような気持ちよさを感じるのもいいわよね」
お話の内容は具体的な例を挙げながらリラックスを促したり
2人の声に対する集中を呼びかける、といったものです。

催眠状態は簡単に言えばリラックスし、何か一つのことに集中している状態です。
そのことを遠まわしに教えることで聴き手を催眠に入りやすい環境へと自然に誘導しています。
他にもちょっとしたタイミングでフォローするセリフを投げかけたりと
初心者でも催眠を存分に楽しめるような配慮が随所にされています。

右「吸ってー 吐いてー」
左「吐きながら力を抜いて」
深呼吸の際も催眠者が2人いるのを活用し
片方は呼吸の合図を、もう片方がリラックスする暗示を入れる役を分担して行います。
ちなみに深呼吸は1セット7秒と9秒の2パターンが用意されています。
個人的には余裕を持ってできる9秒の方をおすすめします。

聴き手が息を吐いたときにだけ必ず暗示を入れていたり
途中で瞼の重さを感じさせて催眠に入りつつあるのを実感させたりと
このシーンだけでもサークルさんの技術の高さがわかるくらいにしっかりしています。
深呼吸自体がリラックスに有効ですし、早速手足の重さを感じる人もいるでしょうね。

次の深化シーンは短いカウントに合わせて目を開けたり瞑ったりします。
そしてここでは催眠音声では滅多に見られない個性的な技術が用いられています。
私の知る限り、こういうスタイルで落としてくれる作品は他に1つしかありません。

右「数が小さくなると 目が覚めるの」
あんまり話すとつまらないでしょうから具体的な内容は伏せますが
反復作業によって生まれる心理を逆手に取って一気に催眠を深めてくれます。

高層ビルの最上階からエレベーターで一気に下りるときに
体全体が軽く浮かび上がるような感覚を味わったことがないでしょうか?
それに近い感覚を多くの人が味わうと思います。
まさに「落ちる」と表現するのがふさわしいとっても不思議な感覚です。

左「気持のいい波はあなたの手足を浸し」
右「身体を背筋を駆け上る」
そして最後はエッチの下準備として声を聞くだけで気持ちよくなる暗示を入れてくれます。
2人の声自体が可愛いいですし、催眠の感覚も手伝って
普段とは別の世界にいるような浮遊感や幸福感が味わえるでしょう。

双子形式を最大限に活かしたハイレベルかつ濃厚な催眠です。
2人の声を素直に受け入れ、反応できる心と体に作り変えるのを目的に
長めの深呼吸やリズミカルな暗示で聴き手をしっかりとリラックスさせ
それから独特な技術と畳み掛けるような追い込み暗示を組み合わせて瞬間的に催眠状態を深めます。

先ほどぼかしたシーンでガクッと頭の中が揺れる感覚がありますから
「ああ、これが催眠に入る感覚なのか」とわかっていただけるのではないかなと思います。
当サイトの催眠オナニー講座で最初に聴いてほしい作品としてすすめているのも
催眠そのものの感覚を実感しやすいからというのが大きな理由です。
ここまで華麗に落としてくれる作品は本当に希少です。

まとめると、誰にでも親しみやすく個性もある最高ランクに位置する催眠です。
声だけでイかされる心地よさ
エッチシーンは7分30秒ほど。
プレイは全身愛撫のイメージ、声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

右「深い深いところまで 落ちる事ができたあなたは」
左「直接快感を頭で感じる事ができるの」
巧みな技術で主人公を深い深い催眠状態へと導いた双子は
その感覚を維持しながら幸福感や性的快感を言葉で与え、絶頂へと追い込みます。

エッチはフェラやSEXといった一般的なプレイを一切行わず
催眠音声らしく感覚を操作する暗示を組み合わせてドライオーガズムを目指します。
2人と物理的な接触をするシーンがほぼ無いばかりか
最中はちゅぱ音や淫語すらほとんど登場しません。
でも彼女たちの声や言葉を聴いていると体の奥から温かい感覚がなぜかこみ上げて来ます。

右「スキになる事は気持いい」
左「愛している事は快感」
そうなる原因としてまず挙げられるのが
「好き」「気持ちいい」といったセリフを自分で復唱するシーンがあることです。
この2つの言葉は異性に対する愛情表現、あるいはエッチの最中に言うことが多く
間接的にそれらをイメージさせ、同様の感覚を呼び起こす効果があります。

しかも暗示は他人に入れられるより自分で入れた方がずっと強力です。
無意識に眠る情報を釣り上げる、まさに催眠そのもの象徴するかのようなプレイです。
ちっともエロくないのに聴いてる最中は妙に体が熱く感じるでしょうね。

右「コレで終わりじゃないよ?」
そうやって少しずつ快感を蓄積させた後に絶頂の瞬間が訪れます。
双子に体をいじられているイメージを交えてはいますがやはり主役は声と言葉。
何度も刻まれるカウントとひっきりなしに聞こえてくる暗示の数々が
脳や股間を中心に何かが弾けるような快感を引き起こしてくれます。

一応連続絶頂スタイルなのですが、おそらくは一番最後の1回に大きな波が来ます。
股間がカーッと熱くなる、心地よい電流が走る、頭の中が軽く爆発する、などなど
リアルではあまり味わえない独特な心地よい感覚が味わえると思います。

このように、催眠そのものを大事にした特殊なエッチが繰り広げられています。
不朽の名作
催眠音声の醍醐味がぎっしり詰まっている美しい作品です。

2人の女の子が代わる代わる語りかけながら
ゆっくりと確実に催眠の世界に連れて行ってくれます。
全体の流れから細かいセリフの表現方法・話すスピード・間・演技に至るまで
ありとあらゆる部分がこれ以上無いほどまでに研ぎ澄まされており
それらが絶妙なバランスを維持しながら組み合わさっています。

ここまで強烈な個性を持ち、なおかつ高い完成度を誇る作品はそうそうありません。
催眠の素晴らしさを聴き手に最大限にわかりやすく表現しています。

聴いてる最中は何度も唸ったし魂が震える思いがしました。

この作品は当サイトで一番最初にレビューを書いたものなのですが
当時は私に催眠に関する知識がほぼ無く、漠然とした凄さだけを感じていました。
しかしおよそ2年半に渡り400本近くの作品を聴いた上で改めて向き合うと
30分程度の短い時間の中に様々な技術が込められており
そのすべてが一分の隙も無いほどまで練りに練られていることがわかりました。

多くの人から支持されているのは双子形式による珍しさが大きな理由なのでしょうが
催眠音声としての質の面でも最近の作品に並ぶ、あるいは凌駕するものを未だに持っています。
「良い作品は長い年月が経ってもやっぱり良い作品なんだな」と改めて痛感しました。

エッチは敢えてストレートな要素を排した催眠重視の内容です。
射精のような快感よりも精神的な充実感や開放感を強く感じるでしょう。
心を十分に潤した後に絶頂させてくれています。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

催眠音声を知るすべての人に一度は聴いてみて欲しいと言い切れる作品です。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 深呼吸7秒版…32:29 深呼吸9秒版…33:44

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

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ささやき庵 想流

サークル「VOICE LOVER」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、系列店に勤める小町の姉にあたる女の子が
心のこもった癒しやエッチのサービスでもてなしてくれます。

お客を眠らせるシーンではお絵かきやクレヨンのお話をしたり
その後のエッチでは未成熟な体を味わってもらうプレイを多めにするなど
全編に渡って彼女の個性を重視した子供っぽい演出が数多く取り入れられています。
子供っぽい小町との甘美なひと時
ささやき庵の小町「想流(そる)」にエッチなサービスをしてもらうお話。

「いらっしゃいませ ささやき庵へようこそ」
想流は幼さを感じる可愛い声の女の子。
今回お相手を務めるお客に丁寧な挨拶をすると
添い寝屋本舗で働いている流撫と勘違いした彼に2人の関係を説明します。

彼女は「ささやき庵 添い寝屋本舗 流撫」に登場する流撫の姉にあたる女性で
お話をしながら眠らせる癒し特化のサービスを行っていたあちらに対し
こちらはそれに加えて本番抜きではありますがエッチなこともしてくれます。

簡単に言えば流撫の18禁バージョンといった感じです。
お話が独立しているのであちらを無理に聴いておく必要はないのですが
流撫について語るシーンも一部あるため、聴いている人の方が楽しみやすいのも事実です。

「お客様は 情熱的な灼熱の太陽と 穏やかで優しい太陽 どちらがお好きでしょう?」
また彼女は名前のソル(ラテン語で「太陽」)にちなんで太陽に関するお話を度々してくれます。
この時期に太陽と聞くと暑苦しいイメージが湧いてくるかもしれません。
ですが総時間の半分以上にあたるおよそ40分間彼女が囁いてくれるおかげで
その静かで優しい声にむしろ落ち着くとか癒される気分を感じるでしょう。

最初の3パートはエッチな要素はほとんどなく眠らせることを重視したサービス。
浴衣に着替え、サービスルームに移動し布団に横になった後
彼女が添い寝をしながら囁き声で様々なお話をしてくれます。

「流撫の描く絵は夜空ばかり だから 黄色とかレモン色がすぐになくなっちゃいました」
「想流が描くのは 昼間の風景 太陽に向かって 顔を向ける ヒマワリ畑」

メインとなるのは彼女と流撫が子供だった頃のお話。
母親にクレヨンをもらうと想流はオレンジを使って太陽を、流撫は黄色で月を描きます。
可愛い声でそれらを無邪気に、嬉しそうに語る姿は微笑ましく
そのメルヘンチックな内容にちょっぴり懐かしい気分を抱くかもしれません。

専門店と言うと年上の女性が優しく包み込んで癒しを与えるケースが多いのですが
本作品は敢えて子供っぽい部分を出すことで彼女らしさを演出しています。
容姿とは正反対の艶っぽいエッチ
エッチシーンは3パート37分ほど。
プレイは指舐め、耳舐め、手コキ、手マン、クンニ、フェラです。
エッチな効果音はありません。

「さてさて お客様 これからお楽しみタイムなんですけど どうしましょうか?」
眠りから目覚めたお客にエッチなサービスの開始を告げた想流は
手始めとして彼に自分の指を舐めてもらったり、逆に舐めてあげたりします。

エッチは最初のパートがお互いを同時に気持ちよくするスタイル
2番目はお客が、最後は想流が責める形で進みます。
挿し絵を見ればわかるように彼女は少女のような幼い容姿をしており
プレイ中には未成熟っぷりを逆手に取ったトラップが随所に仕掛けられています。

「えっとね 想流 とぅるっとぅるなんですよ そう あそこがとぅるっとぅる」
その最もわかりやすい例がプレイ開始直前に彼女が自分の身体的特徴を暴露するシーン。
彼女は陰毛が一切生えていないパイパンで
足を閉じている状態でも一本の筋が丸見えになってしまうそうです。

こういうお店で働いているのですからもちろん成人しているはずなのですが
そうは見えない体つきの女性を相手にすることはちょっぴり背徳的であり、刺激的でもあります。
その気分を聴き手にも味わってもらうために、彼女のおまんこを指や口で刺激するシーンが長めに取られています。

じゃあサービス自体も幼い・拙いのかと言えばそうではありません。
指やおちんちんを舐める際はゆっくりながらも水分高めのエッチなちゅぱ音を鳴らしますし
弱点を責められたときも可愛さの中に色っぽさの混じった喘ぎ声を漏らします。
子供っぽいキャラがここまで定着しているからこそ、そのギャップにグッとくる人がきっといるでしょうね。
聴き手が時間内にきちんと抜けるレベルのエッチな雰囲気を醸し出しています。

「恥ずかしがらないで ちゃんと見て これが 女の子の あそこ」
プレイの様子はと言うと、その容姿とは裏腹に想流が積極的にリードしてくれます。
中でも2番目のパートの冒頭で彼女が自らおまんこを開いて中を見せ、その後指を導くシーンはたまりません。
大事なところを責められると声や吐息が一気に熱っぽいものへと変化し
彼女が立派な女性であることを強く印象付けてくれます。

「お客様 立派なおちんちんですね 想流 おっきいおちんちん大好き」
最後のお土産フェラも無邪気な声で淫語を言ったり
「じりゅっ じゅびっ」と比較的下品な音を撒き散らしながらおちんちんを責め上げたりと
男を悦ばせ、射精へと追い込む的確な責めを繰り広げています。

全体的にちゅぱ音や喘ぎ声のボリュームが多めになってますので
どのパートでも問題なく抜けるくらいの十分なパワーがあります。
絶頂シーンはお客、想流共に2回です。

このように、未成熟な体を武器にしたエッチが繰り広げられています。
年下に愛される気分が味わえる作品
幼い女性が持つ可愛さと、大人の女性が持つ性の巧みなテクニックの両方が楽しめる作品です。

想流は男性から見た自分の長所をしっかりと理解しており
リアルでは犯罪になる少女とのエッチを適度に実感させながら
プレイのリードやお客への責めは専門店らしく積極的に行う形でサービスを進めます。
胸が乏しいこともあってプレイのポイントを口やおまんこに絞りこみ
その中でエッチな声や音をたっぷり聞かせながら徐々に興奮を高めてくれます。

こうやって書くと裏では腹黒い事を考えているキャラに聞こえてしまうかもしれませんが
妹の流撫と同じくスッキリとした純真な女性として描かれています。
エッチが上手なんだけど少女としての心はしっかり持ち続けているように映りました。
年下に優しくされる気分が味わいやすい作品です。

癒しの効果についてはエッチ前の約30分が非エロのサービスに充てられていること
ささやきに十分すぎる時間が割かれていること、彼女自身の無邪気さ・可愛さから
他のささやき庵と同様に聴いていくほど気分が落ち着くのを感じます。
癒しとエッチのバランスがかなり取れているのではないかなと。

エッチはサービスの質が良いだけにエッチな効果音が無いのが残念です。
今回のプレイは手コキや手マンといったコキ系の時間が長めに取られてますし
いじるペースや強さなど、セリフだけではどうしてもイメージできない部分があります。
あとはパイパン推しならできれば素股が欲しかったです。
ちゅぱ音と喘ぎ声それなり、淫語そこそこです。

幼さの残る女性とのエッチを清清しく描いた作品です。
ささやき好き、年下好きな人には特にお薦めします。

CV:紫乃小文さん
総時間 1:13:01

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

あまあまオナホコキ ~お兄ちゃん思いの優しい妹~

サークル「チャーシューの向こう側」さんの同人音声作品。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、お兄ちゃんに癒しを与えるために
あまあまな妹がオナホを使っておちんちんを気持ちよくします。

年下による甘やかしをテーマにした心温まるエッチが繰り広げられており
彼女は「可愛い」など優しい言葉をプレイの最中に何度もかけながら
最初はゆっくり、後になるほど責めをハードにして少しずつ射精に導いていきます。
妹からの気持ちいいご褒美
妹にオナホコキをしてもらうお話。

「あっ! お帰りなさい お兄ちゃん 今日も一日 お疲れさま」
妹は明るくて可愛らしい声の女の子。
家に帰ってくるなり自分に甘えようとするお兄ちゃんの頭を撫でてあげると
オナホを使ったプレイで彼の心身をリフレッシュさせてあげます。

本作品は彼女が脱いだりキスやフェラをするといった物理的な接触はほとんどせず
プレイを完全にオナホコキに絞り込んだエッチを行います。
総時間が10分程度とかなり短いからというのもあるのですが
音声作品ではあまり脚光を浴びないプレイをメインに据えているのは魅力です。

妹がオナホコキをしてくれる作品と言えば
妹すたーさんの「お兄ちゃんは妹のオナホ奴隷~ワンコイン搾精編~」が有名なのですが
あちらがM~ドMをターゲットにしたハードなプレイや言葉責めをしているのに対し
本作品は癒しを重視した甘やかすスタイルでの責めを行っています。

「本当 お兄ちゃんは 変態さんだね? でも そんなお兄ちゃんのこと大好きだよっ♪」
そんなわけで妹はプレイの最初から最後までお兄ちゃんを見下すことは一切なく
実の妹におちんちんを弄ばれていることや痴態を晒していることもすべて受け入れ
その上で「好き」とか「可愛い」といった愛を感じるセリフを随所で投げかけます。

幸福感や充実感を得てもらうのを目的としたプレイですね。
属性的にはノーマル~ややMあたりの人が楽しみやすいと思います。
声に合わせてしっかりシコシコ
エッチシーンは6分30秒ほど。
プレイはオナホコキのみです。
リアルな効果音がもちろん鳴ります。

「じゃあ 準備はいい? 一気に奥まで入れちゃうからね? いくよー」
期待で既にお兄ちゃんが勃起しているのを見た妹は
すぐにオナホにローションを流し込み、おちんちんにもまぶすと一気に挿入します。

エッチは妹がオナホを使って責め続けます。
音声作品における効果音はバックでループさせるケースが多いのですが
本作品では「シコシコ」の掛け声に合わせて音を鳴らす凝った演出がされています。
セリフと音が連動しているからプレイがリアルに感じるでしょうね。

プレイの大まかな流れは序盤にゆっくりと間隔を空けながらしごき
中盤は亀頭だけを刺激するちょっぴり意地悪なプレイ
終盤は今までとは打って変わりかなりのハイペースで激しく責め上げます。

亀頭責めの効果音が竿と特に違いを感じないのは残念ですが
序盤と終盤ではスピードだけでなく粘性や水分にも明らかな差が見られます。
オナホコキがメインだからこそ、細かい部分まで考えながらプレイが組み立てられています。

「お兄ちゃん オナホでシコシコされて 苦しんでるお顔 今日もすっごく可愛いよ」
「うわー 我慢してるお顔最高だよ このオナホールを私だと思って 安心して ビュービューしていいからね」

そして最中は「シコシコ」の合間に妹がこちらを甘やかすセリフを投げかけてくれます。

お兄ちゃんが射精しそうになったら亀頭責めに切り替えて焦らすなど
彼女がややSっぽい顔を見せるシーンも一部でありますが
寸止めや連続射精といった心身に負担をかける責めは特にせず
最後の瞬間に勢いよく射精できるようにリードしてくれています。

「お兄ちゃんも よく頑張ったね~♪ えらいえらい♪ んふふっ♪」
カウントを数えて射精のタイミングをしっかり伝え
事後も褒める言葉で心を潤すなどフィニッシュも至れり尽くせり。
要所をきっちり押さえたコンパクトなプレイにまとめられています。

このように、オナホのみを使ったシンプルかつ丁寧なプレイが繰り広げられています。
あまあまなオナホ系作品
オナホ特化のプレイと妹の甘やかしっぷりが魅力の作品です。

年上のお兄ちゃんを自分の弟のように可愛がる優しい妹が
自分のおまんこに近い感触を持つオナホでサクッと抜いてくれます。
オナホの一番の魅力とも言える粘液質の効果音を動きに合わせてしっかり鳴らし
さらには聴き手が実際に抜けるようにと段階的に刺激を強くしています。

処女作ということで聴く前は不安と期待を半分くらいずつ抱いていたのですが
プレイの精巧さ、妹のキャラの立ち具合などが十分にしっかりしていると言えます。
今後おそらくもっと長く濃い作品も作ってくださるでしょうし
色々と将来に期待が持てるサークルさんだと私は考えています。

しかしプレイ以外の部分、具体的には雰囲気があまりエロさを感じないのは気になります。
妹が脱いだり体を密着させるサービスをしてくれないのは仕方ないとしても
聴き手がより興奮できるように淫語のボリュームを増やすとか
後になるほど声を熱っぽく、あるいは色っぽくする演出が欲しかったです。

30分くらいの作品ならこの雰囲気でも抜けるのでしょうが
10分程度となると多少刺激を強めにするのが望ましいです。
くちゅ音そこそこ、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

個性的な部分はあるものの、内容にもう一押しが欲しいと判断し
今回は以下の点数とさせていただきました。
価格が200円と安いですから気になった方は是非お試しください。

CV:七海こねこさん
総時間 10:27

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

LLsize memorandumさんで配布されている無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、お姉さんの声に導かれて催眠に入りエッチをした後
精液ではなくおしっこを漏らすプレイを行います。

タイトル通り放尿プレイが登場するところが最大の特徴で
彼女は最後のシーンまでそれに関する直接的な表現を避けながら
合間合間に催したくなるギミックを用意する形で着々と準備を整えます。

実際にお漏らしされる場合はおむつなどを事前にご用意ください。
お姉さんのちょっぴり意地悪なサービス
お姉さんにお漏らしを含んだエッチな催眠をかけてもらうお話。

「こんばんわ これからあなたに催眠をかけてあげます」
お姉さんは明るくて可憐な声の女性。
自己紹介は特にせず音声を聴く際の諸注意を説明すると
早速主人公を催眠状態に誘導するための準備を始めます。

本作品は誘導後に全身舐めを中心とした比較的ソフトなプレイで一度ドライオーガズムを迎え
最後の最後のシーンで彼女に見守られながら放尿します。
タイトルをパッと見た感じだとお漏らし重視に思えるでしょうが
「尿意がこみ上げてくる」とかお漏らしを直接的に促してくるシーンはほとんどありません。
ですからお漏らしに相当な抵抗を感じる人でもなければ割と聴けます。

じゃあ聴いてもまったくお漏らししたくならないかと言われるとそうでもありません。
彼女はお漏らしできる心身の環境を整えたり、間接的に関係のある要素を織り交ぜながら
最後の瞬間に尿意がこみ上げてくるよう誘導してくれます。


こういうプレイは結局のところ本人の気持ちが肝心ですから
最終的に漏らそう、漏らしたいと思わない限りなかなか上手くはいきません。
ですが多少なりともトイレが近くなるくらいの実感はあると思います。

催眠はおよそ13分間。
まずはゆっくりとしたペースで深呼吸をしながら彼女の言葉に耳を傾けたり
体全体の力を少しずつ抜いていきます。

「吸って~ 吐いて~ 力が抜けると体の重みを感じていきます」
最初に約3分深呼吸だけを行い
それから6分ほどをかけて深呼吸しながら脱力するかなり入念な導入をしています。
最中のお姉さんのセリフの間隔が非常に長くゆっくりしているのもあり
時間の流れが緩やかになったような落ち着いた空気が漂っています。

心はもちろん、股間を含めた体の筋肉も適度に緩むでしょうね。
後のほうになると温感操作の暗示も入るので、体に火照りを感じる人もいるでしょう。

「まずは階段をイメージ 長い 長い階段 先が見えない階段」
適度にリラックスできた後はいよいよ催眠状態を深めます。
目の前にある階段を下りるイメージをしながら彼女のカウントに耳を傾けます。
ここでは最初遠かった彼女の声が徐々に近づいていく変わった演出が登場し
自分が移動していることをより強く実感させてくれます。
彼女の的確な演技・演出も本作品の大きな特徴と言えます。

深呼吸を十分に行ってからカウントを絡めて深化するオーソドックスな催眠です。
彼女と2人きりになれる気持ちいい世界に行くことを目的に
古典催眠における定番の技法をしっかりした演技で行っています。

そしてこの段階で彼女はお漏らしに関して何一つ言ってはきません。
ですが総時間40分程度の作品でここまで深呼吸を多くしているということは
お漏らしに対する心身の準備を見据えて誘導しているように見て取れます。
気が緩んでいるほうが当然漏らしやすいですからね。

まとめると、目的に向かって手堅い技法を正しく用いている催眠です。
女性にお漏らしを見られる快感に浸りながら
エッチシーンは2パート18分ほど。
プレイは媚薬の口移し、全身へのキス、フェラ、お漏らしです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ほら ここに飲み物も用意していますよ あ、でも炭酸飲料はないの 果物のジュースとか…あとお酒もあるかな?」
主人公を無事自分のいる世界へと連れてきたお姉さんは
ここまで来て疲れた彼への差し入れに特殊な飲み物を口移しで飲ませてあげます。

エッチは唇による諸々のご奉仕で1回ドライ絶頂した後
元の世界に戻る直前にお漏らしをします。
お漏らしタイムは5分ほどと非常に短いのですが
そのための準備としてエッチに変わった要素を織り交ぜています。

「私の唇が あなたの唇に触れる あなたの唇がゆっくりと開けられ 液体が口のなかに運ばれる」
それは彼女がわざわざ液体を何度も飲ませていること。
口移しということでキスに非常に近い描写をしながら
彼女はおしっこの元となるものが体に送り込まれていくのを意識させます。

飲み物を飲んだらトイレが近くなるのは人間ならごくごく当たり前のことです。
だからこそ彼女はそれを強く印象付けて遠まわしに尿意が近くなるよう促しています。
最後の瞬間に向けての効果的なアプローチと言えるでしょう。

「体があつく あつくなっていく あつい…あつい…あつい 頭が真っ白になってなにも考えられない 真っ白…真っ白…真っ白」
「だんだんと唇が上がっていく だんだんと快感が上がってくる」

もちろんプレイそのものもしっかり行ってくれます。
彼女は自分の唇で責めている様子を聴き手視点で描きながら
体がより熱くなったりエッチな気分がこみ上げてくる暗示を入れていきます。

プレイの内容からちゅぱ音を結構鳴らしてくれるように思えるでしょうが
残念ながらそういったシーンはほぼありません。
純粋なエロさをかなり抑えた催眠重視のプレイをされています。

「あ、意識するとしたくなっちゃうかもしれません 気を付けないと でも あなたなら我慢できますよね?」
絶頂した後に登場するお漏らしプレイは、先ほど飲んだ媚薬に利尿効果があることを告げ
彼女が上のセリフのようにお漏らしに意識を向けないよう何度も呼びかけてきます。

人間の脳は否定形を処理できないため
「お漏らししないで」と言われれば言われるほど
聴き手は反射的にお漏らししている自分をイメージしてしまいます。
結構言ってきますのである程度はそういう気分になるのではないでしょうか。
押し付けない形でお漏らしを誘発してくれています。

このように、普通のプレイと変態的なプレイを織り交ぜた変わったエッチが楽しめます。
漏らしたくなる気分にさせてくれる作品
テーマのお漏らしはもちろん、そこに至るまでの道筋についても面白い部分を持っている作品です。

お姉さんはお漏らしというやや難度の高いプレイを達成するために
終盤に差し掛かるまで敢えてそういう表現を一切挟まず
聴き手に感知されないようにお漏らしできる心身の状態を整えていきます。

おそらく多くの人がお漏らしが始まるまで「どこがお漏らし催眠なんだ?」と疑問に思うでしょう。
ですが彼女の言葉や行動には明らかにお漏らしさせようとする意図が見られます。
さらに感知されにくくするために遠まわしな表現方法もされています。
彼女の演技や演出も合わせて「随分凝った作品だな」という印象を受けました。

催眠は私の場合脱力感よりも温感の変化の方が強く実感できました。
深呼吸の時間が長いのでそれなりに眠くなることも予想されます。
深化シーンでもう少し追い込み暗示を増やしておけばもっと入りやすくなったかもしれません。

エッチは前半のプレイはかなりマイルドに仕上げて
最後の最後にお漏らしを持ってきている落差の激しい内容です。
どちらかというと漏らしそうになるムズムズ感を楽しんだほうが面白いでしょうね。
時間は短めですがやっぱりお漏らしがメインになっています。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

変わったプレイを変わった方向から楽しませてくれる作品です。
お漏らしを扱った作品はまだまだ少ないですから、まだの人は是非ともお試しください。

CV:綾瀬 桂吾さん
総時間 42:57

LLsize memorandum
http://ayacell.blog.fc2.com/blog-entry-17.html
(アクセスするとパスワードの入力を要求されます。遷移先のページを読めばすぐわかります。)

メイドさんのおくち ~旦那様専用口マ○コ~

サークル「しらあえプロジェクト」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、主に忠実に仕える献身的なメイドが
自分のお口だけを使って日頃の疲れやストレスを取り除きます。

エッチシーンで行うプレイをフェラ1本に絞りこんでいるのが最大の特徴で
パートごとに責めのペース・強さ・舐め方を上手に切り替えながら
女性が生み出すエッチな音の数々をたっぷりと楽しませてくれます。
完璧系メイドの熟練した舌さばき
メイドにフェラのご奉仕を受けるお話。

「おかえりなさいませ 旦那様 本日もお疲れさまです」
メイドはややトーンの低い落ち着いた声の女性。
仕事で疲れの色が見える旦那様に優しい言葉をかけると
早速とあるご奉仕の準備に取り掛かります。

彼女は旦那様の性欲処理係として日常的にフェラをしており
作中でも普段の様子、罪を犯した彼への罰、酔っ払った勢いとシチュを変えながら
全編にわたってお口だけで精液を搾りだし、そのことごとくを飲み干します。
手コキなど別のプレイが一切登場しない、まさにフェラ好きのためだけに作られたかのような作品です。

フェラは音声作品における代表的なプレイとして数多くの作品に登場しますが
本作品では主に「吸い」と「すすり」を責めの中心に据え
パートのコンセプトや旦那様の興奮具合によってその比率を切り替えながら行っています。
全体的にペースがゆっくりな代わりに音が下品な印象を受けました。
メイドが旦那様に心を込めておしゃぶりする様子を音で上手に表現しています。

「私は 旦那様に仕えたときから 身も心も そのすべてが旦那様のものでございます」
今回お相手を務めるメイドは「完璧系」と呼ばれているように
旦那様に対して身を粉にして尽くす従順かつ献身的な女性。
プレイを通じて彼が性的欲求の解消だけでなく幸福感も得られるように
男の喜ぶツボを押さえながら的確な責めを加えます。

挿し絵を見る感じだと事務的あるいは無愛想なキャラに思えるかもしれませんが
実際の声や態度はこちらのことを常に思いやる優しさに満ちています。
パートによっては主従の立場が逆転したり、彼女が女の子の顔を見せたりもしますし
二人の絆の強さも感じられる内容に仕上がっています。
時には優しく、時には激しく
エッチシーンは3パート39分間。
プレイはフェラ、精飲です。
エッチな効果音はありません。

「私の口で 一日の疲れを癒し とろけるような快楽と 心地よい射精を 心行くまでお楽しみください」
旦那様に下を脱いだ状態で横になるように言うと
メイドは彼のおちんちんに顔を近づけ優しくキスをします。

エッチはすべてフェラということで彼女が終始責め続けます。
一番最初の「お疲れ様のご奉仕フェラチオ」パートは普段彼女が行っているご奉仕の風景。
おちんちんの各所に3分ほどキスをしてから舌を全体に這わせて汚れを舐め取り
その後フェラをして精液をたっぷり吐き出させてあげます。

このパートでは「吸い」による責めが特に多く
序盤はカウパーを吸い上げるために「ずろろろろー」とゆっくり音を鳴らしたり
本格的なフェラに入ると「じゅじゅじゅー ぶりゅっ」という下品な音がよく登場します。
疲れている旦那様に負担をかけないようペースを緩め
その分パワフルなバキュームで大きな快感を得てもらおうとしているように思えます。

「旦那様のチンカス チーズのように濃厚な味と 強烈なオスの匂いで 思考まで犯されるようです」
「旦那様のザーメン 私の口まんこに 中出し してくださいませ」

最中に彼女が言うセリフも大きなポイント。
「おちんぽ」「チンカス」などわざと下品な淫語を多めに交えて興奮を高めてくれます。
落ち着いた声で言ってくれるからこそ、そのギャップにグッとくるのではないでしょうか。
体だけでなく心もしっかりケアするメイドらしいご奉仕と言えます。

続く「旦那様へのお仕置きフェラチオ」パートは打って変わってハードな責めがメイン。
彼女に対してとある過ちを犯した彼への罰として
前のパートとはまるで違う無慈悲なフェラで連続射精へと追い込みます。

「ふふっ 泣きそうになるほど感じていただいてるのですね?」
前パートとは異なる唇での「すすり」を中心としたちゅぱ音
序盤からハイペースで責め上げるハードな展開
射精した直後にカリ首や尿道口を集中攻撃する容赦の無さなど
彼女の胸の内にある怒りがプレイの至るところに垣間見えます。

フェラも1回戦はおちんちん全体をまんべんなく
2回戦は弱点にクローズアップしながら舐めているのがいいですね。
1回1回のプレイに明確な違いを設けながらエロい音をたっぷり聞かせてくれています。

最後の「酔いどれラブラブフェラチオ」パートは二人の仲の良さを描いたシナリオ。
お酒の入ったジュースを偶然飲んですっかり酔っ払ってしまった彼女が
心配そうに見つめる彼には目もくれずそのままご奉仕を始めます。

「わたくしの旦那様はぁ おちんちんぺろぺろすると とっても可愛いらしい顔しゅるんですよぉ?」
「わたくしも そんな旦那しゃまを見ていると 興奮して おまんこ 濡れちゃうんですよぉ?」

いつもとは違う呂律の回らないセリフと甘い声で
プレイをしながら自分の気持ちをうっかり漏らしてしまうところがとても可愛く
彼女の女性としての魅力が最も良く表れています。

他の2パートに比べてセリフが多いことやプレイ時間が短いため
どちらかと言えば抜きよりもドラマとして楽しむところだと思います。

このように、フェラを中心としたエロくて温かいプレイが繰り広げられています。
フェラ好きに捧げる作品
エッチのほぼ100%を占めるフェラに魅力を感じる作品です。

メイドは旦那様の心身両面を癒すため、あるいは悪さをしたことへの罰として
自慢のお口を使っておちんちんのあらゆる部位を丹念に責め上げます。
単に時間いっぱいちゅぱ音を鳴らし続けるのではなく、プレイにきちんとした方向性を持たせ
それに適した音を使い分けることでプレイをリアルに演出しています。

唇の端から漏れる「ぶりゅっ」という下品な音を割と意識して多く鳴らしているので
ゆっくりとしたペースの割にはエロさを感じる人が多いのではないでしょうか。
射精が近づくとバキュームフェラの頻度が上がるところも魅力と言えます。
フェラで一番使われている「舐め」を敢えて避けながらプレイが組み立てられています。

「すごい量 それに…ものすごく濃厚です」
メイドについてはパートごとに若干の態度の違いがあるものの
基本的には旦那様の言うことにはきちんと従う従順なキャラで通っています。
フィニッシュ後の精液を愛おしそうに吸い上げ、飲み干すところにも愛の強さが感じられます。
女性に尽くしてもらうシチュが生み出す癒しの効果もなかなかのものです。

エッチはフェラがどれだけ好きかで評価が大きく分かれるでしょう。
個人的にはここまでしてくれるのなら玉舐めも欲しかったところです。
ちゅぱ音多め、淫語そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

女性が生み出すエッチな音の魅力がぎっしり詰まった作品です。
フェラ好き、メイド好きには特におすすめします。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 57:43

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

無機質系巫女さんによる割り切りお祓いオナサポ

サークル「ドット*ハーフ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、感情をあまり表に出さない無機質な性格の巫女が
主人公の体に巣食う邪気を取り除くためにエッチなお手伝いをします。

神社で行われる儀式をテーマとした事務的なエッチが特徴で
彼女は主人公のおちんちんや痴態を見ても眉一つ動かさずに見守ったり
儀式の最中もあまり色気を出さず淡々としごき続けます。
体の邪気を祓うちょっと変わった方法とは
とある神社にいる巫女「すずしろ」にお祓いの儀式をしてもらうお話。

「いらっしゃいませ 本日は 体内にたまった良くないモノをお祓いにて体外へと排出する と言うことを神主から承っていますがお間違いないでしょうか」
すずしろは淡々と話す上品な声のお姉さん。
心身に何らかの問題を抱えて神社にやってきた主人公に丁寧な挨拶をすると
今回行う邪気祓いの儀式の具体的な内容を説明し始めます。

本作品は彼の邪気を体から取り出すことを目的に
まずはオナニーをして一旦尿道内を精液で清め
それからおちんちんに彼女の愛液を塗りたくりながら彼女が手でしごき、邪気ごと精液を吐き出します。
儀式と言っても小難しい事をするシーンはほとんどなく普通のエッチに近いです。

「邪気を清め 精気に戻すために 巫女の体液…この場合は愛液ですね 愛液のついた手で お客様のペニスに触れさせていただきますので ご了承ください」
そして彼女は儀式を円滑に進めるための手段として
これらの説明から行為に至るまでを感情を殺しながら粛々と行います。

淫語をそれなりに言ってくれるものの口調はかなり無機質ですし
こちらが興奮したり射精しても女性らしい反応はほとんどしません。
あくまで儀式の一環としてやっている、という割り切り感がそれなりに感じられます。

ただし、事務的からイメージされる突き放される感じもそれほどありません。
緊張して勃起できない彼のために耳元で淫語を囁いてあげたり
儀式の準備に目の前でオナニーしたりとちょっとしたサービスをしてくれたりします。
おかげで事務的がテーマの作品とは思えないほど温かい雰囲気が漂っています。

彼女自身が冷たいというよりは、巫女=俗世にあまり触れられない境遇のおかげで
男性に対して愛情を持って接することに慣れていない不器用なキャラに思えます。
そういう意味では本当の事務的とは少し違った要素を持つ作品かなと。
簡単に言えば口調は事務的なんだけどサービスは結構献身的です。
不器用なりに心を込めて行うエッチ
エッチシーンは2パート28分間。
プレイはオナニーの見せ合い、手コキです。
すずしろのオナニー、手コキ、射精の際にリアルな効果音が鳴ります。

「お客様のおちんちんが勃起されるよう こうして お耳元で 応援いたします」
下半身を脱いで椅子に座った主人公が緊張のあまり勃起できないのを見て取ると
すずしろはそのお手伝いとして左の耳元に寄り添い優しく淫語を囁き始めます。

エッチは儀式の流れに沿って前半はオナニー、後半は手コキで1回ずつ射精します。
前半は彼女にオカズを提供してもらいながらオナニーするオナサポに近いプレイ。
軽く深呼吸してから囁き声での淫語責め、そしてオナニーの見せ合いへと続きます。

「おちんちん おちんちん お客様のおちんちん 勃起 おちんちんが 勃起」
「おちんちん 頑張っていますね 頑張っているおちんちん 私がしっかり 見ています」

淫語責めは勃起の促進に加えて応援要素も取り入れた内容です。
彼女らしく無機質な声で淫語を連発してくるのでそれほど興奮するわけではありませんが
男性を勃起させようと頑張っている様子が心を温めてくれます。

最も抜きやすいシーンはその次に登場するオナニーの見せ合い。
儀式には愛液が必要ということですずしろも全裸になり、彼の目の前でおまんこをいじり始めます。

「はぁ 興奮して…いただけていますか それは…んっ 何よりです」
性格は無機質でも気持ちいいところを刺激したら感じるのが女の子。
普段とはまったく違う熱っぽい声を漏らしながら
「にちゅっ くにゅっ」と粘液質の水音が鳴り続けます。

効果音のリアルさもさることながら、予想以上に激しくかき回してくれているところにグッときました。
先ほどよりもずっとストレートで強力なオカズになっています。

対する後半の手コキパートは事務的要素の強い内容。
すべての準備が整ったところで彼の股の間に彼女が入り
最初はおちんちん全体を、しばらくすると弱点を集中攻撃して再度の射精へと追い込みます。

「邪気のせいでしょうか 手の中でおちんちんが ビクンビクンと暴れ始めました」
「睾丸が持ち上がってきますね…どうぞ」

ゆっくりとしごきながらおちんちんの状態を淡々と実況したり
やや力を入れた音を鳴らしながら規則的に刺激を与えていく様子は
確かに儀式のために割り切って行っているように見て取れます。

途中でこちらの早漏っぷりを軽く貶すシーンもありますので
属性的にはややMあたりの人が一番楽しめるでしょうね。
ただし彼女の態度に反して効果音は意図的にエロいものが使われていますから
それなりの性的興奮は得られると思います。
ペースはもちろん、責める部位によっても効果音が切り替わる細かな演出がされています。

このように、パートによって方向性の異なるエッチが繰り広げられています。
もう一押しが欲しい作品
性愛に不器用な女性が自分なりに一生懸命男性をもてなそうとしている作品です。

すずしろは主人公の体内にある邪気を取り除くため
そして彼にできるだけ気持ちいい状態で射精してもらうために
基本的な部分は儀式に則りながら、ところどころで女性としての優しさを見せています。

儀式の目的は丁度いいタイミングで2回射精させるだけですから
彼女が本当に事務的ならプレイの内容や展開をもっと味気なくしてもよかったはずです。
ですが実際は彼女なりにプレイを楽しんでもらいたいと願っている部分も見て取れます。

「どうしても 色々なものを溜め込んでしまい 体に異変が起きたときは すぐに当神社にお越しください その時はこのすずしろが 誠心誠意 心を込めて お祓いさせていただきます」
ガチの事務的作品ならこんなセリフはまず言いません。
「無事終わりましたね。お疲れ様でした。」と言ってさっさと退出するでしょう。
そうしなかったところに彼女の不器用さを感じました。

しかし、この要素が作品本来のコンセプトである事務的からやや遠ざかってしまい
結果的に中途半端な内容になってしまっているようにも思えます。
事務的と呼ぶには優しすぎますし、甘やかしと呼ぶには冷たすぎます。

特に前半で彼女がオナニーをしてみせるところが事務的からかけ離れています。
後半はかなり事務的だっただけに、2つのパートの噛み合わせ具合に疑問を感じます。
やるからには事務的に徹した方が作品としての個性が出るし、完成度も高まるのではないでしょうか。
くちゅ音それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声ごく僅かです。

サークルさんが言われている「終始事務的かつ割り切った巫女さん」と
実際のサービス内容にズレがあるため、今回は以下の点数とさせていただきました。
不器用なりに頑張ってる様子を強調したほうが良い作品に仕上がったと思います。

CV:月宮怜さん
総時間 39:12

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

双子催眠

サークル「わたがし家」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、男性をおもちゃにして遊ぶのが好きな双子が
左右に寄り添いながら催眠をかけたりエッチな責めをします。

催眠音声では既に一つのジャンルとして確立されている双子形式を採用しており
特にエッチシーンではエッチな音と暗示の役割分担を適度に切り替えながら
女性に耳を舐められている感覚やSEXの快感を主観的に伝えてくれます。
Sな双子のエッチな遊び
双子の姉妹「マイ」と「マキ」にエッチな催眠をかけられるお話。

「うふふっ こんにちは こういうところに来るの 好きなのね」
マイは上品で落ち着いた声のお姉さん。
「呼んだ? マイお姉ちゃん ってうわ変態さんだ」
マキは明るくて可愛い声の女の子。
自分たちの前に現れた主人公を興味深そうに観察すると
彼をおもちゃにして苛めるために催眠をかけてあげます。

本作品はMっ気のある彼を満足させるために
マイが右、マキが左に陣取り交互に語りかけながら催眠を施し
それから2人が一人ずつ、あるいは同時に責める形でノーハンドの射精を促します。

今年に入って様々なサークルさんが2人の術者が同時に話す双子形式を取り入れるようになりました。
その多くが2人のコンビネーションを大事にしているのに対し
本作品はひとつひとつのセリフを交互に話すことだけを考えながら進めています。

2人がセリフを同時に言うシーンはごくごく僅かですし
正反対の暗示を入れて混乱を誘う、といった演出も特にされていません。
双子のシステムをそれほど活用してないので純粋な双子とは違うものだと私は考えています。

催眠は11分30秒ほど。
部屋の暗さなど周りの環境を軽く確認してから横になって目を瞑り
まずはマキの声に合わせて深呼吸をしたり、自分のペースで深呼吸しながら脱力します。

マイ「肺の中にいっぱい酸素を溜めて それを循環させることで 嫌なことや不安な気持ちが すーっと 溶けていくの」
双子ということで深呼吸と同時にマイが暗示を入れてくるのですが
呼吸のタイミングに合わせたりはせず、ほぼ普通に話しているのは疑問です。
深呼吸は吐くのに合わせて暗示を入れられるほぼ唯一のシーンですし
効果的なリラックスを促すためにもそうしたほうがよかったと思います。

マイ「深呼吸するごとに 足の先から太ももが ぽかぽかしてくるのを感じるわよね?」
マキ「それは 陽だまりのように安心できる温もり」
その一方で暗示の表現方法はかなり優れています。
聴き手が主観的に感じられる言い回しが多くのシーンでされていますし
マキが同じ暗示を別の表現で言ったり、暗示の内容に同意を示すことで後押ししています。

脱力の時間が2分程度と短いため体の重さは感じにくいものの
手足や胸がほんのり温かくなる感覚はしました。
シーンごとにキーワードを定め、それを意識的に重ねながら話しかけてくれます。

マイ「階段を一段下りるごとに あなたの催眠状態はさらに深まって 気持ちよくなれるわ」
マキ「普段よりも体があったかくて敏感になっちゃうの」
次の深化シーンは暗い世界にある階段をイメージし
それをカウントに合わせて一段ずつ下りていきます。

催眠音声でよく使われているイメージですし、これを用いること自体は良いと思うのですが
0カウントの直後に手を叩くだけで終わらせ、追い込み暗示を一切入れていないのはまずいです。
残念ながら私は催眠に入った感覚がほとんどしませんでした。

マイ「友達と一緒に 元気に外で走り回ったあの日」
マキ「難しいことなど考えず どんなことでも笑えたあの日」
そして最後は彼女たちのおもちゃになるための準備として
昔の記憶を思い出し、心だけを少年の頃に戻していきます。
時間が2分程度しか取られていないことと思い出すよう言われるだけですから
退行催眠と呼ぶには色々と腑に落ちないところがあります。

双子がこの先のエッチで主人公が抵抗できなくするために退行させている背景を考えると
無理に退行を絡めず脱力を入念に行うほうがおもちゃ化に適していたと思います。
この理由のためにわざわざ退行を施す必要はないかなと。

古典系のメジャーな技術を組み合わせているシンプルな催眠です。
双子に対して従順な心になってもらうことを目的に
それぞれの技術を2人が常に交互に語りかけながら進めています。

一部のシーンで暗示の方向性を分けて役割分担していたり
重要な暗示を意識的に重ねるなど光る部分もそこそこ見られます。
ですが催眠として見た場合、先に挙げた息を吐くのに合わせて暗示を入れていないことや
カウントの扱いなど基本的な部分に問題があります。

処女作で双子に挑む心意気は大いに買うのですが
残念ながら手足が伴っていないと言わざるを得ません。
正直なところ催眠と呼ぶには非常に厳しいです。
襲い掛かるエッチな音と暗示の数々
エッチシーンは27分ほど。
プレイは耳舐め、おちんちんの踏みつけ、SEX(騎乗位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

マキ「こうして 息を吹きかけると その部分が熱くなるでしょ?」
催眠によって主人公の心を少年に戻した双子は
今まで以上に近くに寄り添い耳を舐めたり息を吹きかけ興奮を促し
それと同時に射精を制御してもどかしい気分を味わわせます。

エッチは前半は双子から同時に耳を責められ、後半はマキ→マイの順にSEXをします。
術者が2人いることを考えて片方が舐めている、あるいは繋がっている最中に
もう片方が暗示で感覚を操作するシーンが多いです。
このおかげで一般的な催眠音声に比べるとエロのパワーは高くなっています。

マイ「あなたは耳を舐められるごとに 気持ちよくなる でも 射精はできない もどかしくて気持ちいい感覚だけが膨れ上がる」
マイ「マキの舌が 竿の部分を這い回る おちんちんの周りに 柔らかな刺激が走る」

前半は催眠音声らしく暗示とイメージによる性感の上昇が中心。
マキが耳を舐めるのに合わせてマイが気持ちよくなる暗示を入れたり
ちゅぱ音の性質を利用して彼女にフェラされているイメージを実況してくれます。

催眠パートではかなりひどいことを言いましたが
エッチに関してはきちんと双子の長所を活かしています。
2人の役割分担がしっかりしているなと。

マイ「ほら 感じなさい あなたの足裏がおちんちんに触れている」
マキ「私の足裏も あなたのおちんちんも踏んでいる」
足踏みなんていうあまり見かけないプレイが登場するのもポイント。
主人公のM心を満たすために2人が同時におちんちんを踏み
その感触をセリフで上手に伝えてくれています。

他にも催眠からやや脱線するのですが「変態」と軽く罵ってくれるシーンがちらほらあります。
プレイや責めっぷりは優しいけどシチュはややM向けですね。
ここでは最後に1度ドライ絶頂をさせるシーンがあります。

対する後半は催眠よりも同人音声のエッチに近いプレイ。
すっかり発情したマキがまずおちんちんをおまんこで飲み込み
彼女がイった後は代わってマイが同じ体位で相手をしてくれます。

マイ「もっと気持ちよくなって もっとおちんちんを大きくするのよ これはお願いじゃない 命令よ」
マキ「柔らかな快楽に おちんちんが包まれる 気持ちいい」
SEXですから当然のように2人が色っぽい喘ぎ声を漏らしますし
一部のシーンでは同時に耳を舐める密度の高い責めを繰り出してきます。
2人のキャラを考えて喘ぎ声の質を変えてあるのもいいですね。

ちなみに最後はカウントに合わせて手を使わずに射精する指示が出ます。
この内容でノーハンド射精をするのは相当に難しいですから
無理にやろうとせずセルフでの絶頂を目指すことをおすすめします。

このように、2人の女性がいるのを活かしたエッチが繰り広げられています。
良いところもあるのだが…
どちらかと言えば催眠よりもエッチに魅力を感じる作品です。

双子は主人公のM心を見透かしているかのようにわざと射精をぎりぎりまで遅らせ
その最中にエッチな声や音と性感が高まる暗示でとことん追い詰めます。
終始ノーハンドなので寸止めほどのきつさやもどかしさはないものの
左右の至近距離に女性がいて、色々やってくれているシチュにはやはり熱くなるものがあります。
催眠音声なのに意識的にエロさを持たせている点も良いです。

しかし催眠音声はやはり催眠状態下でエッチを楽しむものですから
その根幹となる催眠部分がしっかりしていなければどうしようもありません。
残念ながら本作品のエッチを催眠に入りながら聴くのは難しいと私は考えています。

シナリオ担当の方が過去に同人音声をいくつか書かれている方らしく
セリフ周り、特に暗示の表現は割としっかりしています。
だけど技術の行使が…というのが率直なところです。

他にもエッチにそれほど関係ない退行要素を無理矢理組み込んでいたりと
聴いてみて疑問を感じる部分がいくつもありました。
聴き手に違和感や疑問を抱かせないことも催眠音声にとっては重要です。

双子についてはエッチを見据えてこのようにしたのかもしれません。
私が本家の大ファンだからというのもあるのでしょうが
少なくとも催眠に関しては双子を有効活用できているとは思えません。
おそらく使用している技法が1人でもできるものだからでしょう。
今後の作品ではそういったところの工夫にも期待したいです。

エッチは暗示を入れる役と舐める/喘ぐ役を上手に分けて行っています。
絶頂回数は前半にドライ1回、後半にウェット1回。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもそこそこです。

以上のことから今回は非常に厳しい点数とさせていただきました。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 47:27

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

追記
作品説明文にある「HQステレオサウンドによる、臨場感あふれる音声作品」は
聴いた限り一般的な音声との違いは特に感じられません。
バイノーラルみたいな立体感もないごくごく普通の音声です。

体験版のテキストに書いてある
「催眠音声の制作には、催眠音声の専門「おどく」氏にお力添えを頂いています。」について
私はこの方のお名前を今回初めて知りました。
催眠音声製作者なのか、それとも催眠音声の評論家なのかよくわかりません。

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