同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

2015年08月

   ● 保健室催眠
   ● instance_of
   ● ボクっ子催眠


おしおきにバニースーツを着せられたよしのちゃんのばあい

サークル「APPLE project」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、天然で恥ずかしがり屋な可愛い女の子が
バニーガールの格好で彼氏と濃厚なエッチを繰り広げます。

音声作品では珍しく女性が終始責められながらエッチを行っているのが特徴で
彼女は最初は恥ずかしそうに、後になると積極的にエロ可愛い喘ぎ声を上げて乱れます。
バイノーラル録音ならではの生々しい声や息遣いも自然な興奮を誘います。
不真面目な恋人へのエッチなお仕置き
恋人のよしのと激しく愛し合うお話。

「あぁぁぁん まだだってば だってこんなの着るの初めてなんだもん!」
よしのは明るくて可愛い声の女の子。
主人公に勉強を教えてもらったにも関わらず、テストで赤点スレスレの点数を取った罰として
彼女がバニースーツに着替えているところから物語は始まります。

本作品は音声開始から3分後には早速エッチを開始し
そこからおよそ43分間にも渡って会話を挟みながら様々なプレイを行います。
音声作品は声や音ですべてを伝える必要がある制約の関係で
フェラや耳舐めといった女性が男性を責めるタイプのプレイをすることが非常に多いです。

それに対し本作品のエッチは乳揉み・手マン・バックでのSEXなど
男性が女性を責めてイかせるプレイを中心に組み立てられています。
特に序盤は下の階にいる母親に気づかれたくないからと嫌がる彼女に
彼がちょっぴり強引な責めをするS寄りのプレイなんかも登場します。

当然のように全編に渡って彼女の喘ぎ声がたっぷりと流れてくれますから
女性が乱れる姿に興奮を覚える人にはかなりお薦めできる作品と言えます。
ちなみにプレイ中はエロゲのようにバックで雰囲気に合わせた音楽が流れます。

「体の線まるわかりで 胸も結構見えちゃってるし 恥ずかしい すごく恥ずかしいよぉ」
本作品のもうひとつの魅力はよしのそのもの。
露出の高いバニースーツを見られた時は声を震わせて恥ずかしがり
そのままの勢いでエッチへ突入しようとする彼を一応は食い止めてみるものの
結局は流されて時間内に5回もイってしまいます。

声の感じや仕草がなんとも儚げで、いじめたくなるオーラを放っている女の子です。
そんな清純そうな彼女が後半に入ると一気に大胆になり
自分や好きな人の性欲を満たすために自ら進んでおねだりするようになります。
このシーンごとに変化していく彼女の姿が性的興奮をグッと盛り上げてくれます。
とことんまで乱れてくれるよしのちゃん
エッチシーンは43分ほど。
プレイはキス、乳揉み、主人公/よしのへの耳舐め、手マン、よしののオナニー、SEX(正常位、バック)です。
手マン、SEX、オナニーの際にリアルな効果音が鳴ります。

「見えちゃってる 見えちゃってるぅ やあっ やっ 舐めちゃっ やっ あぁん」
約束どおりバニーガール姿になったよしのにすっかり欲情した主人公は
早々に着替えようとする彼女の露出したおっぱいに吸い付きます。

エッチはほとんどのシーンで彼が彼女を責め上げます。
最初の16分間は嫌がる彼女を彼がやや強引に責めてイかせるシーン。
彼女の弱点である耳を舐めたり、衣装の関係でノーパンだった彼女のおまんこに指を差し入れ
合計2回の絶頂へと追い込みます。

「やっ やっ やっ 舐めるのいやぁ あぁぁぁぁんんんんんぅ」
「だめっ くちゅくちゅだめっ いやっ いやぁぁぁ」

彼女としては恥ずかしい格好をしていることや母親にばれたくないこともあり
適度に言葉で抵抗を試みるのですが
彼の責めが相当に上手いのか、早い段階から小動物のような喘ぎ声を漏らし始めます。

嫌がる女性を襲うといっても二人はそもそも恋人同士ですから
体を押さえつけるとか痛い思いをさせるシーンは一切ありません。
聴き手の興奮を煽るスパイスとしてこのようなシチュを活用されています。
彼女も男性に激しく求められるのが好きなのかもしれませんね。

「すごいっ すごいのっ おちんちんすごい SEXすごいっ」
「イクっ! イっちゃう! 一緒に! 一緒にぃぃ!」

そんな彼女の態度が変化するのが次に登場する正常位でのSEXシーン。
ここまで「本番だけはやめよう」と言い続けてきた態度が一転し
今まで以上の激しい喘ぎ声を漏らしながら彼のおちんちんに酔いしれます。

エッチに対して割と奥手な印象を受けるキャラだからこそ
自分から快感を求める淫靡な姿に尚更興奮するのではないでしょうか。
フィニッシュのイキ声と直後の息遣いもとっても幸せそうで股間を強烈に刺激してくれます。

「このカチカチのニンジンさん もっと食べさせてください エッチなウサギさんの こっ ここに」
その後フェラを挟んで最後に登場するバックでのSEXシーンも堪りません。
バニーにちなんだ言い方でおちんちんをおねだりし
その後は鏡の前に場所を移して自分の乱れっぷりを見ながら2回連続で果てます。

主人公も彼女の願いを受け止めてしっかりと中出しを決めるなど
恋人らしいあまあまラブラブなプレイが楽しめます。
最中の絶頂回数は主人公が3回、よしのが5回です。

このように、女性が乱れるさまを中心に描いた濃厚なエッチが繰り広げられています。
S心をくすぐる作品
密度と質の高いよしのの喘ぎ声や乱れっぷりが魅力の抜きボイスです。

自分への罰ゲームとして渋々ながらもバニー姿になったよしのを
主人公は時には優しく、時にはやや強引に迫って少しずつ心を突き崩していきます。
その様子を彼女の戸惑う姿や乱れる様子でとてもわかりやすく、それでいてエッチに表現しています。
特にフィニッシュの際に彼女が漏らすイキ声はどれも股間を熱くしてくれます。

音声作品におけるスタンダードなエッチとは違った方向性を持っているのもポイントです。
MよりもSの気質が強い人だと男性受けのシチュに若干抵抗を感じるのではないでしょうか。
その欲求を満たしてくれるかのように主人公はよしのをたっぷりと責め上げます。
彼女の気弱な性格も手伝ってややSあたりの人が最も楽しめるプレイだと思います。

「あとは 私の腰が立つまで 一緒に添い寝しててもらえたら 花丸なのですよ」
そして責められっぱなしの彼女が事後に見せる安心した表情も癒しを与えてくれます。
彼女としては一部不本意なところもあったでしょうが
自分に対して大きな性的快感と満足感を与えてくれた彼に感謝しています。
ここまで深く、激しく愛してくれたことに幸せを感じているのかもしれません。
最終的には恋人同士の変わったエッチで収まっているところも聴きやすくていいです。

エッチはここまで何度も言っているように、女性を責めるシチュと彼女の喘ぎ声が最大の抜き要素です。
BGMのボリュームをもう少し下げてくれていたら尚良かったです。
喘ぎ声多め、くちゅ音それなり、淫語とちゅぱ音そこそこです。

女性を責める快感に目覚めさせてくれる作品です。
喘ぎ声好き、女性を優しくいじめるのが好きな人には特にお薦めします。

CV:北見六花さん
総時間 51:35

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2015年09月02日まで半額の648円で販売されています。
その場合の点数は9点です。

保健室催眠

サークル「催眠音声研究所」さんの催眠音声作品。

サークルさんではおよそ4年ぶりの新作にあたるこちらの作品は
優しい保健の先生が自分自身の体を使って濃厚な性教育をしてくれます。

退行催眠をかけて作品の世界に浸らせてから脱力させる二段構えの催眠
実際の性教育に近い真面目だけどとってもエッチな教育&プレイなど
年上の女性から性の手ほどきを受ける幸せな気分を最大限に味わってもらうために
催眠の技術を上手に活用しながら進めています。
保健室で先生と二人きりの性教育
保健の先生から実戦込みの性教育を受けるお話。

「これから あなたに催眠術をかけていきます」
お姉さんはややトーンの低い穏やかな声の女性。
物語の案内役として音声を聴く際の諸注意を説明すると
自己紹介などはせず早速催眠誘導を開始します。

本作品は最初に彼女の誘導に従い催眠状態をある程度深めた後
保健の先生に男女両方の性器の仕組みや性行為のやり方を教わります。

一般的な催眠音声では催眠誘導をした後はエッチに専念するものなのですが
本作品では性教育の途中にも更なる深化を促すシーンがあるため
催眠に不慣れな人でも催眠状態が比較的維持しやすく
その結果催眠特有の心地よい気分も味わいやすくなっています。

最初の催眠はおよそ12分間。
まずはベッドに横になった状態で深呼吸をしたり、カウントに合わせて軽い催眠状態に入ります。

「深呼吸をしていると 体の力が抜けていきます」
「体が重力へ引き寄せられていく ゆっくり ゆっくり沈んでいく」

やってること自体は他の作品でもよく見られるお馴染みの技法なのですが
催眠に適したお姉さんの安らかな声やキーとなる単語を適度に重ねた的確な暗示によって
割と早い段階から眠くなるとか意識がぼやける感覚が湧いてきます。

長いブランクがあるといってもサークルさんの実力はいささかも衰えていません。
この後も聴き手が無理なく催眠に入り、楽しめるようきめ細かな誘導をしてくれています。

お次は目を瞑って長い廊下をイメージし
歩きながら横にある窓の中を一つ一つ覗いていきます。

「一番近くの窓は あなたのおへその高さにあります」
「廊下を歩いていると 奇妙なことに気がつきます 先ほどよりも 廊下の幅が広くなったようです」

窓の先に見える小さな机や黒板からここが学校であることを連想させながら
彼女は先に進むほど窓の位置が高くなったり、廊下が広く感じられる暗示を入れます。

本作のテーマは性教育ですから受けるのは当然小中学生あたりの子供です。
そのための準備としてまずは学校という打ってつけの舞台を用意し
そこを歩きながら遠まわしに自分の体が子供に戻ったように感じさせているわけです。
子供の頃の懐かしい記憶を思い出す人もいるのではないでしょうか。

軽くリラックスさせてから学校のイメージを使って深化するシンプルな催眠です。
聴き手の精神や肉体を性教育に適した年齢へと退行させることを目的に
催眠に適した演技、「沈んでいく」など催眠状態を深める暗示、テーマに合ったイメージを駆使して
短時間ながらもそれなりの深さにまできっちりと誘導してくれます。

この先説明する性教育や追加の催眠でもそうなのですが
サークルさんが暗示の表現方法や入れ方をしっかりと吟味し
お姉さん&先生役の誠樹ふぁんさんがその魅力を最大限に引き出す演技をされています。
簡単に言えば声と言葉のコンビネーションが絶妙です。

退行についても「子供になる」とかのストレートな表現を敢えて用いず
雰囲気で心と体が小さくなったように感じさせているアプローチが面白いです。
この段階で催眠のかかりが悪かったとしても後々きちんとカバーしてくれますし
聴き進めていくほど作品の世界にのめりこんでいくのではないでしょうか。

まとめると、違和感を抱かせずストレートに誘導している洗練された催眠です。
最初は資料で、次は体で
エッチシーンは4パート48分30秒間。
プレイは性教育、先生のオナニー、オナニー、フェラ、SEX(騎乗位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「こんにちは どこか怪我をしたの? それとも どこか具合が悪いのかな?」
保健の先生はお姉さんに比べて明るく母性を感じる声の女性。
性教育の日にたまたま学校を休んで保健室に補習を受けに来た少年の主人公に対し
二つの資料を見せながら男女の性の仕組みを優しくレクチャーします。
ちなみにここからは先生がメインの語り手を務め、お姉さんはそのサポート役にまわります。

「これは初めて見るかな? 男の子が持っている赤ちゃんの素を 精子と呼びます わかったかな?」
「卵子は先生のお腹にあって 精子はキミの金玉の中にあるよね? じゃあ 卵子のところまでどうやって精子を運べばいいんだろうね?」

一番最初の「真面目な性教育」パートは男女の性器、精子と卵子、受精の仕組みを教えるガチな内容。
それらを柔らかい口調で噛んで含めるように教えてくれます。
作品についてる2枚の画像を事前に見ておくとイメージしやすいでしょう。
教育色が強いのですが、睾丸をわざと金玉と呼んだりして適度なエロさを持たせています。

「キミは 精子がどこにあるのか なんとなくわかるような気がします でも それがどこだったか思い出せません」
そしてお姉さんが適度に健忘の暗示を入れることで
聴き手が性に未熟な子供心に戻れるようサポートします。
性教育に無理に催眠を絡めず、その場の雰囲気に浸ってもらうために使用しているわけです。

「両足のつま先から力が抜けていく 抜ける 抜ける 抜ける じわーっと染み出すように 力が抜けていく」
次の「誘導(作中誘導)」パートは本格的なエッチの準備として
体を15ものパーツに細かく分け、その都度脱力する暗示を入れていきます。

こちらも催眠音声でよく使われるオーソドックスな技法なのですが
囁き声で「抜ける」を何度も言ってくれることや、事前の性教育で十分な信頼関係が構築されているおかげで
体全体がベッドに吸い込まれていくような脱力感・無気力感が強烈に感じられます。
私の場合は追加で言われた部位にほのかな温かさも感じられました。

本格的なエッチが始まるのは中盤以降の30分間。
その最初に登場する「Hな性教育」パートは追加の補習として
先生が実際におまんこを見せたり主人公にオナニーをさせたります。

「こうやって 指で小陰唇を 優しく刺激したり…はぁ」
年上の女性が自ら股を開き、大事な部分を見せたりいじったりするシチュや
その際に漏れる普段とは違った艶かしい喘ぎ声が堪りません。
彼のおちんちんを見たときに舌なめずりをしているところを見ると
彼女も年下の男の子が相当に好きなのでしょう。
教育からはやや脱線したおねショタ系のエッチに近い雰囲気を持っています。

「キミの知らない手の動かし方を キミは知っています 必ずそうなります」
「キミは竿を手で握ります そして ゆっくりとピストン運動を始めます」

肝心の催眠はと言うと、こちらがオナニーする際に運動支配の暗示を入れて
自分の意思に関わらず勝手に手が動く不思議な体験をさせようとします。
直前に一度深化をしてから重要な暗示を入れる丁寧な進め方ですので
そうならなかったとしても、オナニーのペースが勝手に切り替わるくらいは普通にあると思います。

「何これ気持ちいいっ んんっ 若いチンポ最高」
一番最後のレッスンはお待ちかねのSEX。
最初はコンドームを着けた状態で、しばらくすると生で彼女と繋がります。
ここでは彼女が若いおちんちんの感触に歓喜の声を上げたり喘ぐシーンが非常に多く
催眠音声よりも同人音声に近いかなりエッチなプレイを楽しむことができます。

終盤で軽く感度を上げる暗示を入れてくるくらいで
おまんこの感触などを暗示で入れるといったシーンは特にありません。
サークルさんがこのパートをオプション扱いにされていることを考えると
ここまでのプレイでやや不足していた純粋なエロの成分を補いたかったのだと思います。
最初からそういう意図ならこの内容でも問題ないでしょう。

このように、性教育らしさを前面に押し出したあまあまなエッチが繰り広げられています。
実用性を重視した個性的な作品
テーマの性教育に催眠を上手に絡め、尚且つ抜きやすくもしているハイレベルな作品です。

聴き手が少年の気分で性教育を受けられる環境をお姉さんが整え
それから保健の先生が実際に教える形で徐々にプレイをエスカレートさせていきます。
子供に対するような慈愛に満ちた先生の口調がとろけるように甘く
そんな女性に優しくリードされながら童貞を卒業する幸せなひと時が味わえます。

本作品において個人的に最も感銘を受けたのが催眠の扱い方です。
催眠誘導や退行ではもちろん技術を用いているわけですが
その後の性教育ではそれほど交えず、少年の気分を維持することや
先生に手ほどきを受けている雰囲気を出すための補助的な役割に留めています。

所謂暗示責めみたいなことはされていません。
しかし全体を見渡すとすべての要素が「性教育」というテーマに収束しているので
作品の世界に浸りやすく、結果的に催眠状態を維持したまま快感を得やすくなっています。
「量より質にこだわった催眠」とでも言えばいいのでしょうか。
実力者である催眠音声研究所さんの持ち味が遺憾なく発揮されています。

「ここを刺激すると 女の子は気持ちよくなっちゃうの でも とっても敏感なところだから 刺激するときは優しくしないとダメだよ?」
あとはやはりふぁんさんの演技でしょうね。
最近だと大手のサークルさんにはあまり出演されていないのですが
古くから数多くの作品に携わっているだけあって優れた演技をされています。

本作品では催眠者と保健の先生という二つの役柄を演じ分ける必要があり
その両方を的確にこなされてるところに実力の高さが表れています。
特に先生は声の甘さと言葉の優しさがマッチしていてとても癒されました。

エッチは性教育で潜在的な興奮を煽り
それから催眠音声では代表的な2つのスタイルでイかせる実用性重視の作りです。
メインがセルフですからドライ未経験者でも普通に楽しめるでしょう。
私個人もセルフの方がプレイとして洗練されていると思います。
淫語それなり、喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

催眠の世界にどっぷり浸かりながら抜ける作品です。
年上好き、エロい催眠音声が好きな人には特にお薦めします。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 1:04:49


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

双子の催眠彼女

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、主人公のことを同じくらい好きな可愛い双子が
左右から寄り添い囁きながら催眠やエッチをしてくれます。

耳への責めに特化した催眠音声では珍しいエッチを楽しめるのが特徴で
二人は至近距離から息吹き・甘噛み・耳舐めを行いながら
それを我慢して性感を蓄積させたり、あるいはもっと気持ちよくなるよう導いてくれます。

バイノーラル録音ということで音の質や距離感がしっかりしてますから
女の子がすぐ近くにいる幸せな気分が味わいやすいのもポイントです。
お互いのすべてを共有する双子
双子の姉妹に左右で密着されながら耳を責められるお話。

「あなたのお家って とても落ち着くよね」
妹は明るくて可愛い声の女の子。
「うんうん なんか匂いとか雰囲気とかね」
姉は上品で落ち着いた声のお姉さん。
とある休日、二人が恋人として付き合っている主人公の家で
この後の予定を相談しているところから物語は始まります。

本作品は催眠音声で絶大な人気を誇る双子形式が採られており
全編において妹が右、姉が左に陣取って二人が交互に、あるいは同時に語りかけてきます。
双子のい・い・な・り」に代表される双子シリーズをお聴きになった方ならわかるでしょうが
左右から別々の声がリズミカルに聞こえてくる空間はそれだけで心地よく
現実とは違う場所にいるような幸せな気分が湧き上がってきます。

妹「じゃあ今日は いっぱい甘やかしてあげる はい こっちにおいで」
姉「あっ ずるい 私もぎゅってしたい」
本作はバイノーラル録音ですから音の臨場感も抜群。
最初の11分間は催眠の下準備として三人でイチャイチャするドラマパートがあり
双子が一人ずつ囁いたり甘噛みしてくる、といったサービスも登場します。

雰囲気作りの色が強いので催眠っぽさはほとんどなく
それだけに双子がすぐそばにいてくれる感覚を純粋に実感しやすくなっています。

もうひとつの大きな特徴は耳にターゲットを絞った催眠やエッチをしていること。
催眠では至近距離で囁きながら暗示を入れてくれますし
エッチではとことんまで耳を責め続ける他ではあまり見られないプレイが行われます。
当然のように耳舐めもたっぷり楽しめますから、好きな人ほどより大きな満足感が得られるでしょう。

催眠は2パート21分30秒ほど。
まずは自分の両耳に意識を向け、双子の言葉に集中しながらリラックスします。

姉「人の体温って 落ち着くよね?」
妹「そして 両肩の力を すーっと抜いていく」
至近距離から語りかけてくるリアルな声や脱力を促す暗示を聞いていると
不思議と体がぽかぽかしたり全身に心地よさを感じるかもしれません。
二人の暗示に「~するかもね?」というやや遠まわしな表現が割と多く使われており
その柔らかい口調も暗示を受け入れやすくしてくれています。

妹「あなたの心と 私たちの心が交わる」
姉「溶けて 交わって ひとつになって 幸福感で満たされる」
体が脱力できた後は心の脱力。
恋人らしく「好き」などのストレートな愛の言葉を投げかけながら
双子の気持ちを素直に受け入れ、こちらにも好意を持ってもらうよう呼びかけます。
至近距離から聞こえてくる甘い言葉に頭の中がとろける思いがするでしょうね。
そうやって双子は自分たちの言葉に自然と従いやすくなるよう導きます。

姉「これからは 私たちが何をしても いつも通りの落ち着いた寝顔でいてね?」
妹「表情をゆがめるのも 笑うのもダメ」
そして最後はこの後行うエッチをより楽しいものにするために
双子の責めに対して反応できなくなる暗示を入れてくれます。
我慢するということはそれだけエッチな感覚を蓄積させることを意味します。
最後の絶頂に向けてのちょっぴり意地悪だけど面白い下準備と言えるでしょう。

双子の存在を感じさせ、無意識的に寄りかかりたくなるよう心を誘導する珍しい催眠です。
双子が左右から寄り添っているシチュや声の近さを最大限に活用し
それに古典系の技術を少し織り交ぜながらリラックスや催眠が深まるのを実感させます。

暗示の表現がややぼかしてあるため、催眠に入ったかどうかを実感しにくい部分もあるのですが
エッチの前半最後あたりに再度の深化をするシーンもありますし
少なくとも双子に対して嫌な気分を抱く人はまずいないでしょう。

催眠開始前に催眠に入ったときの感覚を喚起するシーンがあるため
どちらかと言えば初心者よりも経験者の方が楽しみやすいと思います。
耳をひたすら責められる心地よさ
エッチシーンは2パート26分30秒間。
プレイは耳への息吹き、甘噛み、耳舐めです。

エッチな効果音はありません。
セルフは一応有りになります。

姉「じゃあ今度は 優しくお耳を はむはむしちゃうね」
妹「うわぁ そんなことされると ゾクゾクしちゃうよね?」
主人公を催眠状態へと誘導した双子は
左右の耳に執拗な責めを加えながらそれを我慢するよう適度に呼びかけます。

エッチは終始二人に責め続けられる形で進みます。
プレイ一覧を見ていただければわかるように本作品で行われるプレイは100%耳責めです。
耳を舐めながら手コキしてくれる、といったことは一切ありません。
しかも催眠者が二人いるおかげで耳舐め音の途切れるシーンが非常に少ないです。

これだけを聞くとそんなにエッチじゃないように思えるかもしれませんが
耳責めだけで絶頂できるよう様々なスパイスが用意されています。

姉「今も 右耳ちゅるちゅる舐められて 頭の中 大変なことになってるんだよね? なのに ピクリとも動けない」 妹「力を抜いて 意識を耳だけに集中した状態で 耳を舐められる 全身に鳥肌が立ちそうだよね?」
例えば最初のパートは催眠の終盤で施した反応できなくなる暗示を活用し
片方が耳を舐め、もう片方が快感がさらに高まる暗示を入れてきます。

最初はそれほどでもなかったとしても
後のほうになると妙に肌がピリピリしたり、股間がムズムズしてくるのではないでしょうか。
でも当然イクことはできない。
この生殺しの状態が性的快感を徐々に蓄積させてくれるわけです。
射精もそうですが溜めてから放出したほうが気持ちいいですからね。

姉「次に耳を舐められたら あなたの中で溜まっていたものが 溢れ出す」
妹「耳を舐められるだけで 自分の一番気持ちいいところが舐められているような感覚になる」
対する後半はと言うと、好きに声を出したり悶えてもいいと言われる代わりに
今度は耳責めに反応して耳以外の部分も興奮が高まる暗示を入れながら舐めます。

耳責め特化といっても二人がひたすら舐めまくるシーンはほとんどなく
暗示を上手に使い分けながら絶頂へと誘導していくあたりがエロトランスさんらしいです。
ちなみにこの段階でおちんちんを勝手にいじる暗示も登場しますので
人によってはセルフでのフィニッシュになる可能性もあります。
これがセルフを「一応有り」と説明した理由です。

絶頂シーンは最後に1回。
今までで最も激しい耳舐めを両方に受けながら果てる変わったスタイルです。

このように、耳への責めにとこんとこだわったプレイが繰り広げられています。
耳舐め好きにはたまらない作品
長時間に渡って行われる耳への責めに魅力を感じる作品です。

双子は自分たちが大好きな主人公を公平に愛せるようにと
フェラやSEXといったプレイをわざと避け
二つある耳だけに対して舐めたり、優しく噛んだり、息を吹きかけたりします。
この手のプレイが好きかどうかで評価が大きく分かれそうなのですが
声や音のクオリティや臨場感は申し分なく、リアルなプレイを楽しめるのは事実です。

双子形式については耳舐めで暗示を入れられないハンデを克服する使い方が中心で
本家のように左右からリズミカルに暗示を入れたり
正反対のことを言って混乱を誘うといったシーンはほとんど見られません。
双子なんですけど本家や他の双子系作品とは随分違う印象を受けました。

催眠はサークルさんが売りとして掲げられている禁止暗示が個性的なのですが
催眠ゲーム 〜術師の挑戦〜」ほど強く意識付けるのではなく
適度に間を置きながら言って緩めに縛り付けるあたりに留めています。
調教系作品ではないですし、性感を高める素材として有効に活用されています。

エッチは最初はソフトに、後になるほどハードに耳を責めてくれます。
中でも終盤に登場する穴の中を舐めるシーンでは
普段とは違ったコリコリとする特徴的な音が楽しめます。
ちゅぱ音それなり、淫語そこそこ、喘ぎ声はありません。

バイノーラルによる声や音の良さを活用している作品です。
エッチがやや人を選ぶこと、双子形式を催眠よりもエッチを見据えて利用しているように思えることから
当サイトでは以下の点数とさせていただきました。
耳舐め好きな人には点数以上の自信をもってお薦めします。

CV:かの仔さん
総時間 1:08:59


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
FANZAの体験版はこちら

追記
本レビューでは説明しやすくするために右が妹、左を姉としましたが
作中ではどちらが姉でどちらが妹なのか明確には語られていません。
本当は逆かもしれないのでその点はご了承ください。

カウントダウン射精ボイス3 今日からあなたはお姉ちゃんのおチ○ポ奴隷になっちゃうの♪

サークル「qpStudio」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、主人公のことを溺愛している幼馴染のお姉さんが
ドMな彼の欲求を満たすためにとってもハードなサービスをしてくれます。

アプリケーション形式の利点を最大限に活かした柔軟なプレイが特徴で
毎回ランダムに切り替わる言葉責め&カウントや2種類のボタンを用意し
聴き手が射精のタイミングを自由に設定できるように作られています。

短時間でサクッと抜くのもよし、時間をかけて自分をとことんまで追い詰めるのもよしと
様々なニーズに応えてくれる完成度の高いオナサポツールです。
ランダム性を軸にした何度も楽しめるシステム
幼馴染のお姉さんにハードな手コキをしてもらうお話。

「こーんばんは ごめんね 遅くなって」
お姉ちゃんは明るくて優しい声のお姉さん。
両親が留守の主人公に肉じゃがを差し入れにやってくると
家の中でとあるDVDを発見し、彼に問い詰めます。

カウントダウン射精ボイス3 今日からあなたはお姉ちゃんのおチ○ポ奴隷になっちゃうの♪

本作品は彼女に調教してもらいたい願望を抱くドMな彼のために
彼女が言葉責めやカウントを使って徹底的におちんちんをいじめます。
qpStudioさんはこれまですべての作品がアプリケーション形式で作られており
今作でもソフトを起動すると上の画面が早速表示されます。

ちなみに音声ファイルも一応入っているのですが
1秒~10分まで細かく区切られた336ものファイルで構成されているため、音声単体で楽しむのはほぼ不可能です。
そしてこれらの音声を毎回ランダムに抽出することで
聴くたびに内容がある程度変わる画期的なプレイを実現しています。

プレイの流れを大まかに説明しますと、スタートから約10分間は主従の契約を結ぶなどのやり取りがあり
(スキップボタンを押すことですぐプレイに移ることも可能)
それから言葉責めをされながらのハードな手コキ→30カウントに合わせての射精と続きます。

これだけを聞くとえらく単純なプレイに思えるかもしれませんが
最中画面に表示される2つのボタンを押すことで寸止めや射精が自由にコントロールできます。
他にも途中で射精してしまった場合は直後にお仕置きプレイが待ち構えていたりと
手コキを中心にプレイが派生していく変化に富んだエッチが楽しめます。

カウントダウン射精ボイス3 今日からあなたはお姉ちゃんのおチ○ポ奴隷になっちゃうの♪

直前に説明した2つのボタンというのがこちら。
プレイ開始直後から表示され、「イキそうです…!」を押すと寸止め
「あっ…イクっ…!」を押すとすぐさま射精が始まります。
これらはマウスをクリックするだけでなくキーボードでも押すことができます。

ドMプレイを楽しみたい人は適度に寸止めを挟んで射精の我慢をすればいいですし
十分気持ちが高まった人はそのまま射精してスッキリするのもいいでしょう。
聴き手によってプレイスタイルが随分変わってくると思います。

寸止めは聴いた限りではカウントを数えてから手コキを少しの間止める場合と
超高速でカウントを数え0になった瞬間に射精させる2パターンが存在し
カウントも3、5、10、15など複数のパターンが用意されています。
前後のお姉ちゃんのセリフも毎回切り替わるので聴いてみると結構多彩です。

しかも回数を重ねるほど彼女の寸止めが意地悪になっていく、といった特徴も見られます。
具体的には初回のインターバルが4分だったのが2回目は2分まで減っていました。

もう一個の射精は最後のカウント0の前に押すと当然彼女から早漏っぷりを怒られ
続けざまにしごいて地獄を味わわせるハードなプレイに突入したりします。
またフィニッシュの0カウントが告げられた時にも押す必要があり
それを逃すと再度カウントを仕切りなおすハードな展開が待ち構えてたりもします。

カウントダウン射精ボイス3 今日からあなたはお姉ちゃんのおチ○ポ奴隷になっちゃうの♪

またメニュー画面を見ていただければわかるように
プレイの内容をある程度設定できる項目も用意されています。
「言葉責めパート難易度」はカウントダウンに突入するまでの時間や
寸止めした際の彼女の意地悪さに影響するっぽいです。

「カウントダウン難易度」はカウントの最中に入るセリフの多さや
カウントそのものの意地悪さ(ゆっくり数える、足踏みするなど)に影響します。
私の場合はなかったのですが、もしかしたらカウントが逆戻りすることもあるかもしれません。

難易度ごとの正確なプレイ時間やハードさの差を計ることができないので
あくまで私が聴いた限りでの感想と思ってください。
カウントダウンオンリーモードは言葉責めまでを飛ばしていきなりカウントが始まります。
カウント好きやサクッと抜きたい人向けのモードですね。

…随分長々と書きましたが、まとめますと自由度の高いオナサポをしてくれるってことです。
お姉さんも根っからのドSというわけではなく、彼が望むからしてあげている色が強いです。
言葉責めをする際の口調も意外に穏やかで温かい雰囲気が漂っています。
ハードなプレイの割には多くの人が聴ける内容に収まっているなと。
おちんちんを徹底的にいじめる容赦の無い責め
ここからは私が実際に聴いてみた時の状況をレポートします。
今回は言葉責め、カウントダウンいずれも難易度普通を選んでみました。
時間は60分くらいでプレイは玉揉み、手コキ
手コキの際に「くちゅ ぬちゅ」というちょっぴり粘液質の水音が鳴ります。

「お姉ちゃんの奴隷になったあなたのおちんぽ しっかり品定めさせてもらうからね」
主人公がドSなお姉さんにいじめてもらいたいと願っているのを確認した後
お姉ちゃんは彼に服を脱ぐ指示を出し、露わになった包茎おちんちんをじっくり観賞します。

エッチは共通パートとしておちんちんの全体、金玉、亀頭を観察したり軽く玉を揉んでから
彼女の唾液をまぶしてゆっくりとおちんちんをしごき始めます。
言葉責め、カウントいずれも手コキのペース自体にそこまでの変化はなく
聴き手が好きなペースでしごく自由が与えられています。

「誰もいないから お姉ちゃんにすがるしかない ドMの変態マゾ男」
「あなた 本当に気持ち悪いよ? ほら またおちんぽ硬くなった 最低だね」

言葉責めは名前の通り彼女が様々な心を抉るセリフを言ってくれるシーン。
ランダムの特性を利用した多種多様な言葉をぶつけて興奮を煽ってくれます。
お姉ちゃんの性格がそもそも善良なため「クズ」「死ね」みたいなどぎつい単語は少なく
「変態」と言ったり童貞であることを辱める比較的マイルドなものが中心です。

「無理矢理ザーメン押さえ込んで 涙目で喘いでるところが見たいの」
しかし彼女にSっ気がまったく無いわけではありません。
手コキ開始から10分後、2度目の寸止めボタンを押したところでは
射精を必死で我慢しているこちらをとても嬉しそうな表情で眺めます。
なんだかんだで彼女もこのプレイを楽しんでいるのが窺えます。

そのそものプレイがかなりハードなのでドMの方でも問題なく楽しめるでしょう。
実際のところ、ある程度手を抜かないとあっさり射精してしまいそうになるほどにきついです。

寸止めボタンを5回押し、仕切りなおしてからしばらくすると
ようやく彼女がカウントダウン開始の合図を出します。
時間は手コキ開始から30分ほど経った頃だったと思います。

「残念だけど 本番はこれからだよ 楽に射精できると思った? そんなわけないよね」
「ダメでちゅよー お姉ちゃんが0って言うまで ザーメン我慢でちゅからねー」

残り30カウントで射精できるからといって彼女が手心を加えることは決してありません。
数カウントごとに長めのセリフを挟みながらとことんまでフィニッシュのタイミングを遅らせます。
30カウントを数え切るのに約10分かけていると言えばなんとなくわかるのではないでしょうか。

普段ここまで寸止めする機会がなかったこともあり
射精の瞬間は腰が抜けたんじゃないかと思えるくらいの強烈な快感が味わえました。
ここまでの快感は別の作品で1週間射精管理をした時以来です。

「さーて またおちんぽいじめ再開するね」
極めつけに厳しいプレイが待ち構えているのが射精をした後。
1分ほど余韻を楽しませるとすぐさま2回戦を始めようと言い出します。

さすがに厳しかったのでもう一度射精ボタンを押して終わりにしましたが
彼女のおちんちんいじめに対する執念が感じられた印象的なシーンでした。
寸止め+連続射精という凶悪なコンボが用意されているのも本作品ならではです。

このように、おちんちんをとことんまでいじめる突き抜けたプレイが楽しめます。
聴き手に合わせてくれる作品
寸止めや射精のタイミングをきめ細かに操作できるプレイ、ランダム要素による飽きにくい作りなど
聴き手の様々なニーズに対応できる実用性の高い作品です。

お姉ちゃんはドMな主人公にDVD以上の快感をプレゼントするために
寸止めを交えたおちんちんへの責めと言葉責めをバランスよく行いながら
最後の最後まで射精を我慢させる相当にハードなプレイを繰り広げます。

寸止めボタンを押さない限り責めの手を緩めることは一切ありませんし
押したとしてもわざと意地悪をしてさらにもどかしい思いをさせてきます。
その後のカウントについても30という制限内にできる限りの焦らしを与えます。
ここまで一貫してどぎついプレイをしてくれる作品はそうそうありません。
しかも連続射精というおまけつきですからMであるほど大きな満足感が得られます。

しかしここまでぶっ飛んでいるとドM以外はどうしてもついていけなくなります。
だからこそ難易度を3段階用意したり好きなタイミングで射精できるよう作られているのです。
この聴き手がプレイを自由に設定できるところが実に素晴らしいです。

音声作品は現在でもほとんどが音声ファイルを聴くスタイルですから
当然毎回プレイの内容や射精のタイミングが決められています。
その解決策として言葉責めやカウントのバリエーションを数多く用意し
聴くたびにそれらがランダムで流れていく点も大きな魅力です。

「これからは お姉ちゃんが毎日 おちんぽの感覚が無くなるまで管理してあげるから 覚悟しておくこと」
そしてお姉ちゃんがプレイの合間や終了後に見せる優しさも心を潤します。
これだけハードなプレイをすると事後はその落差に心が暗くなりがちです。
それを見透かしたかのように彼女は優しい言葉をかけ
最後まできっちり面倒を見てあげるとまで言います。

どんなに変態的なプレイをしても彼女の主人公に対する想いは変わりません。
おかげで心も体もスッキリした状態で聴き終えることができました。

エッチはここまで自由度が高いと完全に自分との戦いになります。
どこまで我慢できるかで得られる快感も随分と変わるでしょう。
体が一番ですから寸止めのやりすぎにはくれぐれもご注意ください。
淫語とくちゅ音それなり、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

アプリケーション形式を最大限に活かしたハイレベルなオナサポ作品です。
ドMな人はもちろん、ちょっぴり刺激的なオナニーを味わいたい人にもお薦めします。

CV:イヅカさん
総時間 2:38:31(音声ファイルの合計 実プレイ時間は15分~1時間30分程度)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

Man's Dreamさんで配布されている無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、優しいけどちょっぴり意地悪なところもあるお姉さんが
催眠を使って主人公を快感だけに反応するエッチな機械へと作り変えます。

「機械化」をテーマにした多種多様なスタイルのエッチを楽しめるのが特徴で
彼女は乳首だけに快感を蓄積させてイかせたり
敏感な部分だけを無慈悲に責めることで精神・肉体両方の性的欲求を満たします。

催眠についてもできるだけ多くの人が入れるよう親切丁寧に導いてくれますから
催眠特有の心地よい感覚や、声だけで気持ちが高ぶる不思議な感覚が味わいやすいです。
リソースの正しい使い方とは?
お姉さんに催眠をかけられ3種類のエッチを楽しむお話。

「人間は皆みんな 目には見えない 心の力というものを持っています」
お姉さんは淡々と話す穏やかな声の女性。
人間が持つ心のパワー(リソース)について簡単な説明をすると
自分が集中し充実している気分をいつでも引き出せるようお手伝いをしてあげます。

本作品は聴き手の無意識に眠っている力を活性化させることを目的に
彼女が機械化の催眠をかけてからテストとしてエッチな体験を味わわせてくれます。
(この場合の機械は彼女が命令した通りの動きをする操り人形に近い意味です。)

そしてテーマに合わせて彼女は序盤から「リソース」「プロセス」「タスク」といった単語を用い
その意味を簡単に説明しながら少しずつ機械になりきるための心構えを身につけさせます。
PCをいじっている方なら聞いたことのある用語なのではないでしょうか。
言葉そのものよりも雰囲気的な意味合いで使われているように思えます。

催眠は2パート21分30秒。
まずは深呼吸や部分ごとの脱力をして心身を適度にリラックスさせます。

「あと3つ 腕を支える筋肉を ゆっくりと ゆるめていきます」
「プロセスを止めて リソースを開放する こんな単純な事が とっても気持ちいいね」

脱力する際には個々のパーツに5つのスイッチがあるのをイメージし
「タンッ」という乾いた音をタイミングよく鳴らしながら力を抜いていきます。

スイッチを切るごとに入る丁寧な暗示を聞いていると
まるで言われた部分の電池が切れたような脱力感・無気力感が湧いてくるでしょう。
合間に聴き手に脱力具合を実感させるシーンもきっちり挟んでくれてますし
催眠に不慣れな人でも普段とは違う感覚が掴みやすいです。
いつも以上にゆっくりと語りかけてくるお姉さんの演技も脱力を後押ししています。

次の深化パートは心の脱力にスポットを当て
ここまでと同じくスイッチを切るイメージを交えながら的確な深化の暗示を入れてくれます。

「ほら スイッチを切ると 余計な意識や 思考が無くなって あなたの頭の回路は どんどん単純に 素直になっていく」
機械になりきるには彼女の声に従う素直な心が必要不可欠です。
そのために彼女は今まで以上に言葉を選びながら少しずつ丁寧に導いていきます。
脱力によるリラックスも相まって意識のぼやけをかなり感じるでしょうね。
海に漂っているかのような温かくて心地いい感覚です。

催眠音声ではお馴染みの分割弛緩法を中心に据えた堅実で質の高い催眠です。
聴き手をお姉さんの言うとおりに動く心と体へと作り変えることを目的に
機械的な用語やスイッチなどの要素を適度に織り交ぜながら
それぞれにしっかりとした暗示を入れて確実にそうなるよう誘導していきます。
世界観と催眠の技術・暗示の表現との親和性にとても気を遣いながら進めているのが印象的でした。

「機械はとっても単純 単純だと楽 素直だと幸せ 全部受け入れると とっても気持ちいい」
「機械化」と言われるとなんとなく抵抗を感じる人もいるかもしれませんが
彼女はあくまで聴き手を幸せにするために催眠を施してくれています。
その証拠に最中の彼女の声は終始穏やかで言葉も受け入れやすいものを選んでますし
機械についてもそれによるメリットを強調しながら暗示を入れてくれます。

実際に聴いてみるとテーマとはまるで違う温かい雰囲気が流れています。
入念に脱力させる流れもこの後のエッチを見据えてのことです。
シンプルながらも様々な部分が考え抜かれていて奥深さを感じました。

まとめると、催眠に不慣れな人でも変化を実感しやすいきめ細かな催眠です。
心と体を無慈悲に犯される心地よさ
エッチシーンは10パート44分間。
プレイはニプルファック、音責め、亀頭/クリトリス責めです。

ニプルファックの際にリアルな効果音が鳴ります。
セルフは有りになります。

「私がスイッチを入れると あなたの全身を覆う開放感が 全ていやらしい快感に 変わってしまいます」
催眠を使って主人公を自分の言うとおりに従う機械人形へと変えたお姉さんは
その性能を確かめるために3種類のテストを順に行います。

エッチは事前に5分ほどかけてある程度性感を高めてから
最初はイメージで、次は音で、最後は自分自身の手で絶頂へと上り詰めます。
プレイごとに責めの方向性がまったく違うため、それぞれを新鮮な気分を抱きながら楽しめるでしょう。

ちなみに本作品は男性、女性どちらでも楽しめるようにと
性差を感じさせる直接的な表現は一切登場しません。
ですから内容に抵抗がなければ女性の方でも聴いてみることをお薦めします。

一番最初のテストにあたるニプルファックパートは
追加で乳首の感度が上がる暗示を入念に入れてから
彼女が敏感なそこへ指を差し込みピストンします。
催眠音声では滅多に見かけないアブノーマルなプレイですね。

「胸の中が熱く火照ほてってくる 気持ちいいトロトロが グツグツ煮えたぎる シチューをかき混ぜるように 胸の中でグルグル回り始める」
この仮想的なプレイをできるだけイメージしやすくするために
彼女は上のセリフのような比喩を用いて気持ち良さを伝えてくれます。
本作品ではこれ以外にも様々なシーンで暗示に比喩が盛り込まれており
ストレートな表現だけでは伝わりにくい部分を上手にカバーしています。

実際に聴いてみた感じでは開発済みの乳首はかなりの熱と快感が感じられました。
もう片方がそれほどでもなかったのを考えると
普段からいじってる人の方が楽しみやすいのかもしれません。

「今からあなたの耳に ある音が聞こえてくるの その音はあなたの全身を包んで 性感帯を直接揺さぶって愛撫する」
続いて登場する音責めパートは名前の通り音でイかせるプレイ。
普段は「ブォーン」という軽い振動音、絶頂を促す際には「ブワンブワン」と全身を揺さぶられる音を鳴らし
それに合わせて暗示を入れながら少しずつドライへと追い込みます。

ニプルファックが純粋な性的快感を味わうことを重視していたのに対し
こちらは催眠特有の頭の中がどろどろになる感覚が味わいやすく
催眠そのものが好きな人ほどより楽しめると思います。
まったく違った方向からドライに誘導してくれる展開も実に面白いです。

そして一番最後はドライと対を成すセルフをターゲットにしたプレイ。
彼女に言われるままに手を性器に固定し
バックで鳴る時計の音に合わせてその先端(亀頭あるいはクリトリス)だけをリズミカルに刺激します。
男性の場合は亀頭責めになりますので結構ハードです。

「ほら 1つ針が動く度たびに あなたのその指が動く 指が 小さく動く 膨れてる場所を擦する 敏感な場所を責める」
もうひとつの大きな違いが暗示の方向性。
先の2つのプレイは主に感度強化の暗示を入れていたのですが
こちらは「指が動く」など運動操作の暗示を中心に進めています。

時計の音によって無意識的なリズムも作られていますから
それに合わせて自然に指が動いてしまう人も普通にいるでしょうね。
ペースも終盤になるとかなり速く、亀頭に焼けるような熱い快感が味わえました。

このように、個性的かつバラエティーに富んだプレイが繰り広げられています。
催眠音声の醍醐味が凝縮されている作品
催眠に入る感覚、漂う感覚、ドライ/セルフの快感など
催眠音声における様々な魅力が結集している作品です。

お姉さんは主人公がすべてを忘れて快感だけに集中できるように
まずは心と体の抵抗をじっくりと取り除き、それを強く実感させてから
機械化に沿った特徴的なプレイを行います。

催眠音声では多くの作品がドライ、セルフなどエッチのテーマをある程度統一し
一般的なプレイをしながらその都度暗示を入れて絶頂へと導いていくのですが
本作品はまるで違うスタイルのエッチを敢えて用意し、聴き手にその気持ちよさを味わってもらうことで
催眠音声の魅力に気づいてもらえるよう働きかけている
ように思えます。

私みたいに催眠に深く入り、漂うだけでも十分気持ちいいと思える聴き手がいる一方で
リアルでは味わえない変態的なプレイで自分を解き放ちたい
頭の中をとろとろにしながら強烈な射精を味わいたい、など
催眠音声に対する嗜好は人によって随分な違いがあると思います。
そういった要素をできるだけカバーできるようエッチを組み立ててくれているなと。

催眠についても技法自体はそこまで捻っているわけではないものの
細かな言葉遣いや演技が考え抜かれていてとても入りやすいです。
スイッチを切るイメージも機械・脱力どちらにも適していますし
本番のエッチをより楽しむための準備としてパーフェクトな内容と言えます。

エッチは個人的にはニプルファックが最も楽しめました。
物理的な刺激を一切与えてないのに乳首オナニーと同じ甘い痺れが走ります。
ただ未開発の人なら他の二つのほうが取り組みやすいようにも思えます。
淫語とくちゅ音ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

サークルさんの実力が遺憾なく発揮されているハイレベルな作品です。
プレイに抵抗を感じないなら男女を問わず誰にでもお薦めします。

おまけは恒例のなぞなぞです。

CV:ftnrさん
総時間 本編…1:28:40 おまけ…1:26

Man's Dream
http://mansdream.blog.2nt.com/blog-category-6.html

2016年10月3日に女性向けバージョンが公開されました
男性向けと同じページにあります。

いっしょに寝ようよ~安眠添い寝ボイス~

サークル「はにぃすぱいす」さんの同人音声作品。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、主人公を甘やかすのが大好きなお姉ちゃんが
一緒に寝ながらお話をしたりエッチなご奉仕をします。

安眠を目的とした作品でありながら、最中に彼女がキスをしたり胸を触らせるなど
ちょっぴりエッチな気分を抱かせながら眠りに導いてくれるのが特徴です。
お姉さんとの癒されるひと時
お姉さんに添い寝されながら眠りにつくお話。

「ねぇ そろそろ寝ないと あ その顔 もうっ! 今何時か分かってないでしょう?」
お姉さんは柔らかく可愛い声のお姉さん。
夜遅くまで起きている主人公に寝る支度をするように言うと
一緒の布団に入って安眠のお手伝いをしてあげます。

本作品は物語のほぼすべてを彼女と同じ布団で過ごしながら
最初の「安眠添い寝」パートはお話や肌の温もりによる純粋な眠りを
続く「いたずらぺろぺろ」パートは寝付けない彼の性欲を発散させてから眠りを提供します。
18禁作品ですがエッチは後半のみの登場ですので、どちらかと言えば癒し重視です。

「よしよし…いいこね ちょっぴり照れ屋さんで でも優しくってかわいい子だね 大好きだよ」
そして彼女は女性と一緒に寝ることに戸惑っている彼の心を言葉で解きほぐしながら
頭を撫でたり、ぎゅっと抱きしめて自分の鼓動を聞かせたり、軽くキスをしたりと
全編に渡って体を密着させながら彼を癒そうとします。

人肌の温もりが感じられるサービス、とでも言えばいいのでしょうか。
安眠系と言えばエッチな要素を極力使わずに眠らせることが多いだけに
こういう展開はやや特殊と言えます。
だからこそ後半にエッチなパートを用意されているのでしょう。

「安眠添い寝」パートはおよそ21分間。
音声開始直後に同じ布団に入ったものの、恥ずかしいのか距離を取ろうとする主人公に対し
お姉さんがまずは言葉で優しく諭します。

「あなたと一緒に寝てると 落ち着くからかな だから 隣で寝ているときは いつも私もおとなしく寝ていられるの」
今回の添い寝はもちろん彼のために行ってあげているわけですが
彼女としても彼と一緒に眠りにつくことを強く望んでおり
そのことを序盤から割とストレートに伝えてきます。

言うことをきいてくれたらきっちりご褒美をくれますし
年上の女性がとことん甘やかすあまあまな雰囲気に包まれています。
彼女の堅苦しくない態度も癒しにプラスの影響を与えています。

「とっても優しくて ほわ~って安心するリズムだと思わない? それに やわらかくて あったかいでしょう?」
「ねぇ こうして同じ枕で同じお布団に横になって それから手を繋いで そう こうやって 指をからませて 離れないように でも優しくね」

距離が近づいた後は露骨なエロを感じさせないレベルで彼女の体に密着し
その温もりを感じながらゆっくりと眠りにつきます。
最中には一部で実際に心音が鳴るシーンもあったりと
彼女の存在を感じさせてくれる演出や彼女の優しい言葉が安らぎを与えてくれます。
一心不乱に舐め続ける密度の高いフェラ
エッチシーンは11分ほど。
プレイはおちんちんの愛撫、お姉さんへの乳揉み、フェラです。
エッチな効果音はありません。

「あ お腹に 当たってる もしかして ここが我慢できないのかな?」
安眠させようとしたのにかえって興奮してしまった主人公を見て
お姉さんはおもむろに彼のおちんちんへと手を伸ばし、優しく撫で始めます。

エッチは最初に2分ほどお互いの体をいじってから彼女がフェラをしてくれます。
短時間でも抜きやすいようにと、ここでは彼女のセリフが一気に減り
後になるほどハードになるちゅぱ音を時間いっぱい聞かせてくれます。

亀頭へのキス→軽い舐め→咥えこんでのしゃぶりと続くのですが
特に咥えこんでからのちゅぱ音の粘度・舐め方・合間の息遣いが生々しく
彼女が一生懸命おちんちんを愛している様子が音だけで十分に伝わってきます。

最後の射精シーンもお口でしっかり受け止めてから飲み込んでくれますし
少なくとも時間分以上のエロさを持つフェラに仕上がっていると言えます。

このように、シンプルかつ実用的なプレイが繰り広げられています。
癒しは感じるのだが
年上の女性が寝ながら甘やかしてくれる癒し重視の作品です。

お姉さんは女性に対してちょっぴり奥手な主人公が安心して眠れるように
終始相手を気遣う言葉をかけながら柔らかい体で包み込んであげます。
そしてオプションとしてエッチなご奉仕で性欲もスッキリさせてあげます。

安眠系と言えば最近ですと寝息を中心に聞いてもらうタイプの作品なども出ていますが
そういった要素は薄く、女性の優しさや温もりをストレートに感じさせるシーンが多いです。
積極的に密着してくるのも彼女の存在を感じ取って欲しかったからでしょう。
こういった諸々の要素が心の渇きを潤してくれます。

ですが本作品のテーマとなっている安眠目的で聴く場合
安眠添い寝パートでお姉さんがほぼずっと語りかけてくる、つまり無音の時間が少ないこと
はきはきとしゃべること、セリフの間隔が通常の会話と同じくらいに短いことから
あまり効果的ではないように思われます。

眠るためにはリラックスしているのに加えてある程度静かなのが望ましいです。
音声作品に対して「静かにしろ」と言う気はさすがにないのですが
聴き手が安眠できるよう配慮した声や言葉遣いは確かに存在します。
具体的には意識して声の間を開けてのんびり話すこと、眠りを連想させるお話をすることなどです。

女性の体にたびたび触れさせる=性的興奮を暗に促しているのも安眠には逆効果ですし
癒しは得られるけど安眠には不向きというのが正直な感想です。

エッチはちゅぱ音や喘ぎ声を集中的に聞かせるスタイルです。
ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声ごく僅かです。

タイトルから期待される効果とサービスの内容にずれがあることから
当サイトではやや低い点数とさせていただきました。
安眠抜きで年上の女性に癒される気分を味わいたいのなら普通に楽しめます。

CV:天川みるくさん
総時間 本編…35:08 羊の数え歌…9:44


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2015年09月02日まで半額の270円で販売されています。
その場合の点数は7点です。

listening for commitment and ++

サークル「Last remote island」さんの催眠音声作品。

前作「妙媛のサクバス」以来およそ2年ぶりの新作となるこちらは
パートナーと最高のSEXを楽しむことを目的に
お姉さんが催眠をかけながら心と体をじっくりと盛り上げてくれます。

序盤から自分の理想とすると異性をイメージし
二人一緒に催眠に入ったりエッチをする変わったアプローチがされており
最初は体を預け、次に心を開くことでSEXに最適な環境をしっかり整えてから
その両方がとろけて混ざり合ったような幸せなひと時を味わわせてくれます。
パートナーと心の通ったSEXを楽しもう
自分の理想のパートナーと気持ちいいSEXをするお話。

「この音声は パートナーとの最高に気持ちいいSEXを 疑似体験するためのプログラムです」
お姉さんは淡々と話す穏やかな声の女性。
最初に音声を聴く際の諸注意を3分ほど説明すると
パートナーとのSEXをより楽しむための催眠誘導を始めます。

本作品は彼女の誘導に従ってバーチャルなSEXを楽しむ「listening for commitment(以下オリジナル)」と
幼さの残る妹とオリジナルを聴く「listening for commitment++(以下++)の二作品が入っており
前者は純粋な催眠音声、後者はボイスドラマの色が強い内容になっています。

軽く聴いてみた限り++は内容の大部分がオリジナルと重複しており
お姉さんが説明や暗示を言うのに合わせて妹が反応したりエッチな声を漏らします。
なので今回はオリジナルを中心に紹介していきます。
ちなみにサークルさんのご好意によりオリジナルは全編が体験版に収録されています。

「心と体を 深くリラックスするのは パートナーに身を委ねるための第一歩です」
オリジナルにおける最大の目的は「充実したSEXを味わう」こと。
そのためにお姉さんは催眠誘導開始前から聴き手に自分の恋人、あるいは理想とする異性をイメージさせ
パートナーにすべてを委ねることを適度に意識させながら進めます。

エッチで仮想的な女性をイメージさせる作品はそこそこありますが
催眠の段階からというのは非常に珍しいです。
信頼できる異性と一緒にいる雰囲気がリラックスや性的興奮を高めてくれます。

催眠はおよそ30分間。
最初はパートナーと一緒に深呼吸するのをイメージしたり
お姉さんに言われたパートナーの部位に触れながら自分自身も脱力します。

「パートナーの呼吸に 意識を集中させていると 自分の呼吸も だんだんと 重なっていきます」
「パートナーのイメージするとおりに 右手から 力が抜けました」

催眠音声では聴き手が暗示を主観的に捉えられるよう暗示を入れることが多いため
最初のうちは戸惑う人がいるかもしれません。
ですがこれはパートナーの存在を意識させるための準備みたいなものですから
あまり深く考えず、素直にリラックスや脱力するのを感じればいいと思います。
脱力は10分以上もの時間をかけて部分ごとに行ってくれます。

お次はパートナーと指を絡めたりキスをしながらその温もりを強く感じます。

「もっと深く 触れ合って もっと深く 心を委ねあって 心地よさと 気持よさに 身を任せましょう」
「パートナーの体を隠す服 を脱がしていくことは パートナーの奥深くまで触れたいという あなた自身の心を曝け出していくということ」

やってることはエッチの序盤に行うソフトなプレイなのですが
お姉さんはその情景を描きながら催眠状態がより深まる暗示を入れたり
本格的なプレイにのめりこめるよう心の開放を促したりしてきます。

カウントを数えて落とす、みたいなストレートな技術は敢えて使わず
テーマに沿った形で深化を行っているところが面白いですね。
最初はいまいちピンとこなかったパートナーのイメージも
このあたりまで来ると割と鮮明になり、場合によってはその温もりも感じられるかもしれません。
聴き手にそう感じてもらえるよう言葉を使って上手に誘導してくれています。

パートナーとSEXの準備をする様子を描きながら深めていくやや珍しい催眠です。
パートナーと体だけでなく心もひとつになることを目的に
序盤は古典系の定番の技法を使って効果的なリラックスを促し
その後はパートナーの体温や感触を強く印象付けて
その人に体を預けたい、心を曝け出したい気分にさせてくれます。

Last remote islandさんと言えば30分程度の短い作品が多く
そのせいで催眠に入った感覚がどうも掴みにくかったのですが
本作品ではそれなりの脱力感と集中力・イメージ力の高まりを感じることができました。
他のサークルさんとは違う独自色の強い誘導です。
体だけでなく心も深く繋げるエッチ
エッチシーンは28分ほど。
プレイはキス、上半身・乳首・下腹部・性器の相互愛撫、SEX(体位不明)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「これから 裸になった心と体で 触れ合って お互いの体温 お互いの愛しさ お互いの気持よさを 伝え合っていきます」
催眠状態に入りパートナーとの強い絆が生まれたところで
お姉さんはSEXへの次なる準備としてその体を愛撫するよう言います。

エッチはお姉さんと何かをするシーンは一切無く
引き続きパートナーとお互いの体を同時に刺激しあいながら高みを目指します。
すべてのプレイで愛し合う一体感を重視したプレイです。

ちなみにオリジナルでは全編において明確な性描写がほとんどされていません。
相手の女性をパートナーと呼ぶことから始まり
おっぱいは「胸」、おちんちんやおまんこは「性器」とぼかした表現がされています。
男性向けのはずなのですが女性も聴くことを想定しているのかもしれません。

※2015年8月26日追記
サークルさんによると女性でも聴けることを想定した内容にされているそうです。

プレイの前半は性感の向上を目的とした愛撫が中心。
首から肩、胸、下腹部、性器の周囲と責める部位を下げていき
その状況を描きながら彼女がエッチな興奮が高まる暗示を入れてくれます。

「パートナーの快感を高めていけば 高めていくほど 自分の快感も 高まっていきます」
「下腹部を 優しく撫でられている その穏やかな快感が 広がっていって 性器まで伝わってきます」

エッチに入っても彼女は事あるごとにパートナーの存在を意識させ
その体に触れる喜びや触れられる快感を上手に伝えてくれます。

充実したSEXをするためには当然お互いが満たされていなければなりません。
だからこそ彼女は聴き手だけでなくパートナーの高ぶり具合も教えてくれるわけです。
肉体よりも精神面を重視したエッチが繰り広げられています。

「ほら! 性器を激しく愛撫されて 全身に満たされた絶頂感が一気に弾ける!」
そして性器以外をじっくり愛撫した後でようやくお互いの性器に触れ
それと同時に最初の絶頂指示が出ます。
ここまでそれなりに焦らされてきたこと、気持ちが十分に高まっていることもあり
ソフトなプレイにも関わらず股間や脳に強めの快感が湧き上がるのを感じました。

淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声といったエッチな要素がほぼゼロなのに
こういう快感が得られたのは雰囲気作りやイメージのさせ方が上手だからです。
大切な人と一緒に気持ちよくなる幸せな感覚を味わわせてくれます。

「心と心が 生で繋がりあうSEXは ただ性器を擦り合わせるのとは 比べ物にならないほどの 快感を味わうことができます」
後半のSEXシーンもプレイそのものの様子を描写しながら
パートナーに愛される幸福感、パートナーを気持ちよくする充足感を伝えてくれます。
獣のように貪りあうハードなSEXもそれはそれで魅力的ではありますが
心と体をすべて重ね合わせてじっくり行うSEXもいいものです。
そのことを強く感じながら迎えるドライオーガズムには格別のものがあります。

このように、二人の一体感を重視した濃厚なエッチが繰り広げられています。
上手に心を高ぶらせてくれる作品
エッチな要素がとても薄いのになぜか気持ちよくなれる不思議な作品です。

お姉さんは聴き手が充実したSEXを仮想的に味わえるように
催眠誘導の段階からパートナーがいること、そして「一緒に」催眠に取り組んでいることを意識させ
無意識的に心を許せる状況を作り上げてからエッチに持ち込んでいます。
催眠音声では催眠者もしくはエッチシーンで突然現れた女性とSEXするケースが多く
それらに比べると受け入れやすさがあり、結果的に快感が得やすくなっています。

お姉さんとエッチをする展開にしなかったのはパートナーのイメージを固めたくなかったのと
エッチシーンで誘導がおざなりになるのを避けたかったからでしょう。
好きな女性のタイプは人それですし、自由にイメージして欲しかったのだと思います。

催眠は以前からそうだったのですが特に深化が他のサークルさんと随分違います。
誘導を聴いた段階ではそこまで催眠に入った感じがしないかもしれません。
ですがエッチでなぜか妙にいい気分になったり体が疼いたりしてきます。
どちらかと言えば初心者より中上級者向けの内容かなと。

エッチは聴いてる間は幸せな気分でいっぱいでした。
好きな人とひとつになる最高のひと時を言葉だけで見事すぎるほど見事に演出しています。
絶頂も快感に悶えるよりは幸福感が爆発して果てるような感覚です。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

充実した気分でSEXを楽しませてくれる作品です。
先ほども言ったようにオリジナルだけなら無料で楽しめます。
ですから気になった方は是非お試しください。

おまけはオリジナルにエッチな要素を追加したバージョンです。

CV:山田じぇみ子さん
総時間 listening for commitment…1:11:48 listening for commitment++…1:05:17 おまけ…1:09:13

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

コミケで手に入れた戦利品でのオナニーを女性が一緒に見てくれているだけの音声。2

サークル「JON」さんの同人音声作品。

今年1月に発売された「コミケで手に入れた戦利品でのオナニーを女性が一緒に見てくれているだけの音声。
の続編にあたるこちらは、優しいお姉さんがコミケで疲れた主人公の体を労わりながら
戦利品で気持ちよくオナニーできるようしっかりサポートします。

前作でも特徴的だったオナニーの一部始終を見てくれるシチュ
バイノーラル録音ならではの近さを感じる彼女の声や息吹きのサービスなど
女性と一緒にオナニーを楽しむ独特な空間が羞恥心や性的興奮を高めてくれます。
お姉さんと一緒に戦利品を楽しむ至福のひと時
オナニー支援センターのスタッフにサポートを受けながらオナニーするお話。

「あっ! お久しぶりですー 半年振りですね」
スタッフは素朴で穏やかな声のお姉さん。
コミケで戦利品を手に入れお店にやってきたお客を優しく迎えると
それをオカズにオナニーする彼をサポートします。

このオナニー支援センターはコミケの締めくくりとして
自分で買った同人誌を使ってするオナニーを彼女が優しく見守ってくれる場所です。
風俗ではなくボランティア的な場所なので彼女が脱いだりしはしません。
ですがコミケで頑張った彼の気持ちを損なわないようきめ細かなサポートをしてくれます。

「あっ! このサークルさんの本 私も好きなんです 綺麗なイラストですよねー」
例えばセンターに到着した直後には喉を潤す麦茶を出してくれますし
オカズに使う戦利品を選ぶシーンでは彼女がそれらを一緒になって興味津々に眺めます。

自分にとって価値あるものを手に入れたとき、人はどうしても他人に自慢したくなるものです。
だからこそ彼女は彼のすべてを受け入れ、戦利品を勝ち得た喜びを共有してくれます。
目的はオナニーなんですけど心のケアにも力を入れているのが大きな特徴です。

「あーっ! エッチー そういうことしちゃうんだ」
もうひとつの特徴は密着感を意識させながらプレイを行っていること。
彼女はオナニーが始まると今まで以上に接近し
オカズの中身と彼のオナニーする姿の両方を見ながら思ったことを正直に漏らします。

好きな本や画像を眺めるだけでも十分興奮できるのに
それを可愛い女性が見つめてくれていたら尚更盛り上がるに決まっています。
見る快感と見られる快感、その両方を同時に刺激されながらプレイを行うわけです。
言葉責めも特にされませんし、本当にいい気分に浸りながらオナニーを楽しめます。
適度な恥ずかしさを感じさせてくれるオナニー
エッチシーンはおよそ9分間。
プレイはオナニーのみです。
エッチな効果音はありません。

「では どうぞ 見ていますので 早速読んでください」
数ある戦利品の中からようやく今回使用するオカズを選んだところで
スタッフはお客に遠慮なくオナニーするよう呼びかけ、自分はそれを嬉しそうに観察します。

エッチは彼女と一緒に同人誌を読みながらオナニーするシンプルなものです。
彼女がペースやしごき方を指示したり淫語を連発することは無く
彼のオナニーする様子を実況し、それを見ていることを意識させることで興奮を煽ってくれます。

「なるほどねー そんな風にオナニーなさるんですね …すごい」
「ほらっ 本のプレイも 激しくなってきましたよ あっ すごい おちんちん どーんどんおっきくなってる」

傍から見れば結構恥ずかしいシチュなのですが
彼女は彼のおちんちんや痴態を見てもまったく引かず
むしろその姿を羨ましそうな表情で褒めそやします。

しかも彼女の声が耳元や顔のすぐ近くから聴こえてくるのがいいですね。
彼女に寄り添われながらオナニーしている/見られている気分が味わえます。

「出して 出して ザーメンぴゅっぴゅうって あんっ」
終盤に入ると彼女のサービスがちょっぴりエスカレートし
左右の耳に優しく息を吹きかけたり、軽めの喘ぎ声を漏らしてくれたりします。
その甘く優しい声や態度に多くの人がきっと安らぎを感じるでしょう。
充実した気分で射精を迎えられるからこそ、大きな快感や余韻が得られるのです。

このように、シチュを上手に活用した個性的なエッチが繰り広げられています。
癒されながら抜ける作品
女性に痴態を見られ、甘やかされながら射精できる癒しに満ちた作品です。

スタッフはコミケ帰りで疲れているお客に最高のオナニーを楽しんでもらおうと
まずは戦利品を一緒に見ながら自分が同じ価値観を持つ人間であることを示し
それからすべてを受け入れ、励ます形でオナニーをサポートします。

サポートについても貶すのではなく持ち上げるようなセリフをたっぷり投げかけ
精神的な高揚感を維持したまま羞恥心も適度に与えてくれています。
オナニーは気持ちいいんだけど、彼女に見られるのはちょっぴり恥ずかしい。
このやや複雑な気分が射精への興奮や射精感そのものを高めてくれます。
あからさまなエロを絡めずに彼女という存在を上手く活用しています。

「今日のお客様のオナニー すっごい激しくていやらしかったですよ」
そして無事射精を終えた後も彼女は最後までしっかりと面倒を見てくれます。
男性は射精を終えると賢者モードという強敵が控えていますし
それによる気持ちの落ち込みを優しい言葉やサービスが包み込んでくれます。

総時間17分30秒に対し事後の時間が3分も用意されていることからも
この作品が聴き手の心を大事にしているのがよくわかります。
スッキリした気分で聴き終えることができる至れり尽くせりなサービスです。

エッチは作品設定を考えると何らかのオカズがあるほうが楽しめるでしょうね。
コミケに関わらずお気に入りの画像などがあれば用意しておくことをお薦めします。
淫語と喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

短時間ながらも面白いプレイが楽しめる魅力的な作品です。
コミケに参加した人、見られるシチュに興奮する人には特にお薦めします。

おまけはプレイのみに短縮した実用版とNG集です。

CV:秋葉よいこさん
総時間 本編…17:40 実用版…4:53 NG集…1:15


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

ボクっ子催眠

サークル「ホワイトピンク」さんの催眠音声作品。

先日のコミックマーケット88でサークルさんが出品されていたこちらの作品は
中性的な声の優しいボクっ子が催眠を使って気持ちいいひと時を提供します。

許容暗示を初めとする現代催眠の技術を織り交ぜながら行われる緩い催眠
色や女性の象徴的な部位といった一般的なイメージによって気持ちを盛り上げていくエッチ、など
聴き手に対してある程度の自由を与えながらサービスを行っているのが大きな特徴です。

特にエッチはストレートなエロ要素を極力排した催眠特有のプレイに挑戦されており
彼女の言葉につられてなぜか心と体が熱くなる不思議な感覚が味わいやすくなっています。
気持ちよくなりたいキモチが大事
ボクっ子の催眠で心身をリフレッシュするお話。

「こんばんは それとも こんにちは かな?」
ボクっ子は優しくて中性的な声の女の子。
気持ちよくなりたい願望を抱いてやってきた主人公を温かく出迎えると
催眠を使ったエッチな体験でそれを満たしてあげます。

本作品は男性・女性どちらでも楽しめるように
催眠パートはもちろん、エッチでも淫語などのストレートな表現はできるだけ使わず
色や物から連想される潜在的なイメージを使って心身を高ぶらせ
最終的にはドライオーガズムへと誘導する変わったプレイが行われています。

ごく一部で女性の性的な部分(おっぱいやお尻)を強く意識させたり
女性とのエッチを連想させて興奮を煽るシーンがありますが
それ以外の部分は男女どちらでも無理なく聴ける内容になっています。
ですから女性の方でも興味が湧いたのなら体験版を聴いてみることをお薦めします。

本作品のテーマはずばり「自由」。
ボクっ子は聴き手ができるだけ多くの束縛から解放され
いい気分に浸りながら自分のサービスを受けられるようにと
様々なシーンで選択肢を与えながら催眠やエッチを進めていきます。

「眠る体勢は 仰向けがいいかな お部屋の明るさは 真っ暗か 薄暗い感じがいいと思うよ」
例えば催眠を開始する直前に身の回りの環境を確認するシーンがあるのですが
彼女は上のセリフのように語尾の表現をやや曖昧にしながら
自分に合ったものを好きに選ぶよう呼びかけます。

人間は相手から決め付け、押し付けられると拒絶反応を示す一方で
複数の中から選ぶように言われると割と抵抗無くそれを受け入れることができます。
そうやって彼女はやや遠まわしに聴き手の心と体を誘導していくわけです。

催眠は2パート19分30秒ほど。
最初の誘導パートは彼女の暗示を受け入れやすくするために
深呼吸や脱力を行いながら心身をリラックスさせます。

「ぐっすり眠っていると 心が落ち着いて 気持ちいい 心が落ち着いて リラックスリラックス」
深呼吸を一通り終えた後に彼女が眠るときの心構えをレクチャーするシーンがあり
そこでは実際に眠ったときの感覚をイメージさせながら
「心が落ち着く」「気持ちいい」などの暗示を入れてよりリラックスした気分にさせてくれます。

本作品にはこういうインターバル部分にも様々な癒しのテクニックが潜んでおり
聴いているだけで自然にリラックスできるよう優しく導いてくれます。
普通に会話をするような言い回しばかりですから催眠っぽさをあまり感じないでしょうね。

「右腕からも 力がすーっと抜けていく 右腕全体から さらに力が抜けていく 風船の空気が抜けるように すーっと抜けていく」
続く脱力では右腕、左腕、右足、左足と体をいくつかのパーツに分けながら
その都度言われた部位を意識し、彼女の声に耳を傾けます。

よくある「力が抜ける」だけでなく簡単な比喩を取り入れているのがいいですね。
できるだけ多くの人が脱力感を得られるよう努めてくれています。
かなり初心者に配慮した作りをしていると言えます。

続く深化パートは雲の中のような周りがすべて真っ白な世界に場所を移し
そこで彼女が言うことを自分の好きなようにイメージします。

「一口に好きって言っても 色々あるかもしれないけれど 誰かを好きでいることは とっても幸せなんだってことは 変わらないね」
家族、友達、恋人、有名人など自分が好意を寄せいている人と一緒にいれば
誰だって自然に幸せな気分になるものです。
その心理を上手に活用し、彼女はその人と遊園地でデートをする様子をイメージさせながら
「楽しい」「幸せ」などの暗示を要所に交えて聴き手をより良い気分へと導きます。

終盤には遊園地ならではのアイテムを使って深化を促したりと
彼女がお話の流れに合わせながら催眠を進めてくれているのがよくわかります。
そういった違和感の無さが彼女の暗示に対して受け入れやすい気分にさせてくれるのです。

十分にリラックスさせてからイメージで深化するシンプルな作りながらも
その進め方や細部の言い回しなどが練りに練られているかなり個性的な催眠です。
ボクっ子の声を素直に受け入れる心を身につけてもらうことを目的に
序盤から選択肢を設けたり、小話を挟んで聴き手の興味を引いたり警戒心を解きながら
シーンに即した暗示を入れることで効果的に催眠状態を深めてくれます。

実際に聴いてみるとかなりゆるーい印象を受けるでしょうね。
暗示の表現方法・重ね方・使い方もしっかりしてますし
彼女の安らかな声にも大きな癒しを感じます。
私の場合は手足の脱力感が強かった反面、意識のぼやけはそれほどでもなかったのですが
技術的にそこまで問題があるとも思えませんし、逆あるいは両方の感覚を覚える人も普通にいるでしょう。

過去作との決定的な違いは現代催眠の技術をそれなりに取り入れていることにあります。
具体的には許容暗示、ダブルバインド、散りばめなどです。
これらを上手に使い分けながらリラックス→脱力→心地よさ→浮遊感と感覚をシフトさせ
ひとつの流れに沿う形で巧みに催眠状態を深めています。

ホワイトピンクさんといえば古典系の割と素直な催眠を今まで施されていただけに
良い意味で色々な部分が激変していて正直驚きました。
テーマである「自由」に合わせた技術を使われているところが素晴らしいです。

まとめると、大きな癒しを感じながら催眠に入れる比較的レベルの高い催眠です。
言葉のイメージだけでイカされる心地よさ
エッチシーンは3パート28分間。
プレイは声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「今からこの真っ白な空間を とーってもいやらしい世界へと変えてあげる」
催眠を使って主人公を自分の声の虜に作り変えたボクっ子は
白い世界を少しずつピンク色に塗り替えながら彼のエッチな気分を高めていきます。

エッチは彼女の声や言葉で気持ちを高め、絶頂する催眠色の強いものです。
最初の2パート19分間は感度上昇がメイン。
ストレートに感度上昇の暗示を入れたり、エッチなイメージを用いながら
聴き手の股間にエッチな熱が集まるよう誘導します。

「おっぱい? それともお尻? むにむに ぎゅっぎゅーって押し付けられたり 甘い匂いを感じたり あるいは あそこを想像しちゃったり」
ここでも彼女の「聴き手に選ばせる」スタンスは健在。
特定のプレイを敢えて指定せず、性的に魅力を感じる部位や行為をリストアップすることで
こちらが無意識的に反応し、それらをイメージできるような環境を整えます。

例えばおっぱいが好きな人におっぱいの話をしたら
本人の意思に関わらずどうしてもそのイメージが頭をよぎるものです。
ピンクという色もエッチな気分を湧き上がらせるのによく使われますし
そういった無意識に眠っている「なんとなく興奮するもの」を呼び覚ましながら興奮を煽ってきます。
今までのホワイトピンクさんの作品とはまったく違うタイプのプレイです。

「ほら 一気に走り抜ける! 猛スピードで快楽の世界を走り抜ける! 快感が始める イクっ! イクっ!」
最後の絶頂もドライオーガズムへの道のりをとある乗り物に例え
高いところから駆け下りる様子とリンクさせながら暗示でイカせる独自性の強いものです。

催眠の入り具合によって得られる快感は変わるでしょうが
私の場合はおちんちんの根元から先っぽに向けてお湯が流れるように熱がこみ上げ
頭の方は軽く何かが爆発するような感覚がありました。
前者はややゆっくりと、後者は唐突に訪れる射精とは違ったタイプの快感です。

このように、言葉だけで感覚を操作し絶頂させる不思議なプレイが繰り広げられています。
あらゆる部分が挑戦的な作品
催眠・エッチいずれもサークルさんのならではの発想力をふんだんに盛り込んでいる意欲的な作品です。

「~かもしれないね」などの緩い言い回しを数多く交え
聴き手が自主的に催眠状態を深められるように誘導する催眠
エッチなシチュを選ばせながら気持ちを高めていくエッチなど
ボクっ子は聴き手が堅苦しさを感じないよう最大限の自由を与えながら
その心に眠っている諸々の情報をシーンに応じて引き出していきます。

彼女の穏やかな声が生み出す気配りの行き届いた言葉の数々はそれだけで十分に心地よく
それを聴いているだけでもぬるま湯に浸かっているようないい気分が湧いてきます。
良い印象を抱いている人物の言うことに従いたくなるのは当然の心理です。
その関係をできるだけ維持しながら彼女は最後のドライまで的確に心を操作します。
おかげで若干弱めではありますが十分に気持ち良いと言える快感が味わえました。

サークルさんのお名前にちなんだ色を有効活用しているところも面白いですね。
催眠パートではホワイトを使って意識の力が弱まっていく感覚を
エッチではピンクを使ってムラムラする気分を刺激しています。
色は他の催眠音声でも使われますし、素材としても有効だと思います。

エッチは幼児プレイや幼児化調教といった直接的なプレイではなく
間接的なイメージや暗示で段階的に絶頂へと追い込んでくれます。
過去2作とは随分と違うためファンの中でも好みが分かれるかもしれません。
催眠としては順当なのですが、そんなにエロくはないことだけご注意ください。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

癒しの気分や催眠特有の快楽が比較的味わいやすい作品です。
催眠そのものが好き、ドライオーガズムに挑戦したい人には特にお薦めします。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 57:44


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
コスパがいいので+1してあります。

2023年10月30日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.blog.jp/archives/91646767.html

2021年7月12日追記
公開元のブログがなくなったため現在はダウンロードできません。


サークル「サイクロンミント」さんの無料の催眠音声作品。

同サークルさんが出されている唯一の無料シリーズ最終作にあたるこちらは
大人の色気漂う女医さんがとっても変態的なプレイをプレゼントしてくれます。

女物の下着、具体的にはブラとショーツを着ながら聴くのが最大の特徴で
男性のものとは明らかに違う滑らかなで柔らかい肌触りを感じさせたり
それを自分が着ていること、さらには女性に見られていることを意識させることで
羞恥心や性的興奮といったエッチな感情を上手に高めてくれます。
女物の下着を着る変態的なシチュ
女医のマヤに変態の扉を開いてもらうお話。

「いらっしゃい ようこそ 私の診察室へ」
マヤはトーンの低い色っぽい声の女性。
変わったオナニーをするのが大好きな主人公に挨拶をすると
事前に言っておいた準備物を持ってきているか確認します。

本作品は「秘密の快楽」をテーマに、催眠の開始からエッチの終わりに至るまで
聴き手は常にブラとショーツを身につけながら音声を聴きます。
イメージで一応なんとかなるかもしれないのですが
それらの肌触りや密着感を感じながらエッチを楽しむことになるため
実際に着たほうがやはり興奮の度合いが大きくなります。

「変態 変態 ブラジャーとショーツを身に付けてよがり狂うド変態」
そして男でありながら女物の下着を着ているこちらに対し
彼女を含めた様々な女性が何度も「変態」と罵ってくれます。

といっても怒鳴るようなきつい罵声ではなく結構マイルドな口調で言ってくれますので
実際に聴いてみると軽く興奮を煽られるくらいの心地よい言葉責めに感じます。
リアルではなかなか満たせない願望を叶えてあげることを目的としたプレイです。

催眠はおよそ17分間。
まずはブラとショーツだけを身につけた状態で仰向けに横になり
数回のカウントを聞きながらリラックスしたり体の力を抜いていきます。

「頭の中がぼんやりする 身体全体が かすかな温もりに包まれている 両手 両足 力が抜けきって 重みを感じる」
事前に交わされる約8分の導入パートに比べて
彼女は意識的にセリフの間を長く取りながらゆっくり、のんびり語りかけてくれます。
カウントの直後に入る暗示の効果もあって心地よい感覚が全身に広がっていくのを感じます。

お次はこの後のエッチをより楽しむために変態としての心を養います。

「変態行為って とても気持ちがいいものなのよ だって 己の欲望に忠実に従って 心を解放し ただ快楽に溺れるんだもの」
変態的な行為は社会的に死ぬなどの大きなデメリットを伴っていますが
だからこそ成し遂げたときに得られる快感や達成感は大きいです。
マヤはそのメリットだけを意識的に強調することで聴き手の心を上手に誘導します。

軽く催眠状態を深めてからエッチへ臨むための暗示を入れるシンプルな催眠です。
変態的なプレイをより心を開いた状態で楽しんでもらうことを目的に
最初から女性の下着を着けさせ軽く心の準備をさせてから
カウントを交えた暗示で的確にそうなるよう導きます。

時間が短いことや一部の技術が簡略化されているため
深い催眠状態に入れる人は限られるでしょうけど
目的に対するマヤのアプローチはストレートかつ効果的と言えます。
エッチへの準備として見ればかなり洗練されている催眠ではないかなと。
男女両方の快感を味わいながら
エッチシーンは21分ほど。
プレイは下着越しの胸・おちんちん・お尻への愛撫です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「女性の下着を身に付けている事を 胸や 股間から しっかりと感じる ブラの締め付けや ショーツの窮屈さがかすかな刺激を受け ゾクゾクとした感覚が湧き上がってくる」
催眠を使って主人公がよりプレイにのめりこめる環境を整えたマヤは
まずは彼に自分の下着姿を確認させることで興奮を煽ります。

エッチは彼女との物理的な接触は一切なく自分で自分の体を慰めます。
プレイ一覧に「下着越しの」と書いたように、本作品のエッチは肌に直接触れることがありません。
しかし、その対象が女物の下着であることを利用し上手に心を高ぶらせてくれます。

「胸の膨らみ 柔らかな曲線で まるで女性の胸を撫でているみたいでしょ? 表面のなめらかな感触がとても気持ちいい 生地に覆われている部分だけ あなたは女性と同じ丸みを持っているの」
例えば序盤の胸を触るシーンでは、男物とは明らかに違う独特の感触を確認させながら
遠まわしに自分が女性の胸を触っているように思わせます。
他にもこれらの下着は世の女性ならだれでも身につけていることを教え
それによって彼女たちの下着姿やその触り心地をイメージさせます。

「気持ちいい 脳が気持ちいい 背筋からは 断続的にゾクゾクとした感覚が走っている ふふふ 頭の中も 変態として染まっていく」
催眠音声ではお馴染みの感覚操作の暗示も当然登場します。
今回のエッチはシチュだけでも相当に背徳的ですから
彼女はそれを聴き手に認識させ、精神的な快感を増幅させることに力を入れています。
肉体的な刺激の弱さをこれらが十分以上に補ってくれています。

「へんたいのおにいちゃん へぇ パンツまで女物なんだぁ そんなの履いて喜んでるの? 変態 ねぇ どうしてブラなんてしてるのぉ? 男のくせに」
彼女の心への責めはこれだけでは終わりません。
後半に入ると今度は下着姿を女性に見られていることを強く意識させ
羞恥心という別方向の快感を執拗に掻き立てます。

こんな姿を女性に見られたら二度と立ち直れないレベルのダメージを受けるでしょう。
でもそんな様子をイメージし、「変態」と罵られることに快感を覚える人もきっといるはずです。
タイトル通りの変態には堪らないプレイを彼女は提供してくれています。

絶頂は最後におちんちんに両手を被せながら1回行います。
ここまで着々と積み重ねてきた心の興奮、彼女や他の女性たちが叩きつける「変態」のセリフによって
股間が熱くなり筋肉が収縮する不思議な快感が湧いてきました。
変態であることを自覚させ、それに喜びを感じさせる巧みな責めが光っています。

このように、変態の名に恥じないとっても奇抜なエッチが繰り広げられています。
心を上手に責めてくれる作品
女物の下着を使った変態的かつ魅力的なプレイが楽しめる作品です。

マヤは主人公が潜在的に持っている変態気質を催眠によって膨らませ
それから女物の下着を着けている感覚とそれを見られているシチュの両方を使って
ドライに必要な精神の高ぶりを徐々に大きくしていきます。

プレイは下着越しに自分の体をいじるごくごくソフトなものなのに
心への責めが的確だから普通にドライオーガズムを迎えることができます。
Mな人ほど相当に大きな精神的快楽が得られるのではないでしょうか。
こういうスタイルでドライを促す作品自体が少ないですし、個性の面でも優れていると言えます。

この作品の最も面白いところは、女性の下着を着けさせているのにわざと女体化催眠を施していないことです。
サイクロンミントさんと言えば数多くの女体化作品を作られているサークルさんですから
やろうと思えばいくらでもそういう方向に繋げることができたはずです。
そこをまったく逆の方向からプレイを進め、尚且つ興奮させてくれる手腕が実に見事です。
催眠も目標に向けて極力無駄を排し、エッチの時間を十分に設けることに成功しています。

エッチはここまで書いたように女物の下着がキーとなります。
ハードルは高いですがやはり得られる快感はかなりのものでした。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

変態であることを最大限に活用している良作です。
「我こそは変態」と思っている方は是非ともお試しください。

CV:涼貴涼さん
総時間 本編…1:01:45 へんたいぼいす集…2:10

サイクロンミント
http://b.dlsite.net/RG13573/

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