同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

2015年04月

   ● Cure Face
   ● 安眠誘導
   ● 麻呂催眠


かなせのシコシコ連呼で君を魅了してオチ○チンシコシコ坊やにしてあげる♪~100円+消費税~

サークル「human chair」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、Sっ気のある女王様系お姉さんが
「シコシコ」の掛け声を連呼しながら射精へと追い込みます。

短時間での抜きに非常に適した作りをしており
「シコシコ」のペースや言い方を小まめに切り替えプレイに変化をつけながら
合間に軽めの罵声を叩きつけて興奮を高めてくれます。



かなせ様とのエッチな勝負
かなせ様に「シコシコ」を連呼してもらうお話。

「どうも かなせよ 私と勝負したいブタってあなた?」
かなせ様は色っぽく落ち着いた声の女性。
主人公のことをを優しくブタ呼ばわりすると
早速自慢の声を使って彼を射精へと導き始めます。

エッチシーンの時間はおよそ20分30秒。
プレイはオナニーのみです。

「シコシコ シコシコ シコシコ シコシコ」
タイトル通り彼女は主に「シコシコ」の掛け声を使って
こちらにオナニーのペースを間接的に指示します。
比較的短時間で射精を促す必要があるだけに変化が目まぐるしく
4~16コキ程度のかなり短い間隔で彼女は小まめにペースを切り替えてきます。
時間にすると30秒~1分くらいですね。

速い時と遅い時の落差が非常に大きいのも特徴です。
最初はゆっくり、終盤は速くしごく基本を押さえつつ
かなせ様はじっくりしごいたかと思えば急激にペースを速め
こちらの射精感が一気に高まるように仕向けます。

聴いた限りですと他のオナサポ系音声よりも全体的にペースが緩く
やや焦らされながらオナニーする感じになります。
それだけに合間に訪れる速いペースの責めがじわじわと効いてくるでしょう。

実際のプレイの様子はと言うと、上記に挙げたポイントを押さえながら
「シコシコ」を言い続け、さらに1分程度の間隔で短い言葉責めをしてきます。

「あらあら? チンポ ピクピクしてるわよ」
序盤は軽く貶す程度のソフトなものだったのが
「ほらブタ! かなせを見上げて? あぁ いいわぁ」
終盤に差し掛かるとこんな感じのややきついものへと変化します。

ですがセリフの1つ1つが短いこと、淫語の量が少な目なこと
羞恥心を煽るようなアプローチをあまりしてこないことから
やはり言葉責めよりも掛け声の方がずっと抜きのパワーがあると言えます。
アドリブでの罵声ですからあくまでオプション的な位置づけです。

「しーこ しーこ しーこ しーこ あぁん」
肝心の掛け声はというと、開始から4分ほど経過した頃から
彼女は艶めかしい声で言ったり、喘ぎ声を織り交ぜたり、囁き声になったりと
抜ける雰囲気づくりを心がけながら言うようになります。

後になるほど艶っぽく、熱っぽくなるのがいいですね。
彼女が目の前で自分のオナニーを見てくれている感じがします。

「出せ 出せ 出せ さっさと出せクズ野郎」
そして最後は超高速の「シコシコ」と言葉責めに合わせて射精します。
音声は射精の直前で終了してしまいますので
終了と同時に射精する感じに気持ちを高めてみてください。

このように、変幻自在な「シコシコ」を中心としたプレイが繰り広げられます。



使い勝手のいい作品
たったの100円でありながら比較的きめ細かいオナサポをしてくれる作品です。

かなせ様は本当に小まめに掛け声のペースや強さを切り替えながら
その都度声をエロく、言葉責めを激しくして段階的に興奮を高めようとします。

「シコシコ」に合わせてオナニーをする作品は割と数多くありますが
ここまで丁寧に進めてくれるものは意外に少ないです。
しらあえプロジェクトさんや吟遊夜会さんと結構いい勝負をしているくらいのレベルです。
100円で行うプレイとしてはかなり豪華ですね。

その反面、言葉責めが個人的にはあまりツボに入らなかった感じです。
「出せ! 出せ!」よりは「出してぇ」とか「イクぅ」と艶めかしく言ってくれたほうが
聴き手的には射精しやすいかなと。
それでもこの値段なら不満を抱く人はほぼいないでしょう。

言葉責めの内容からややM~Mあたりの人が最も楽しめそうな作品です。
何より20分で100円と抜群のコストパフォーマンスを誇りますから
興味を持った方は是非ともお試しください。

CV:かなせさん
総時間 20:53


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

自動性奴隷調教マシン ~機械姦拘束アヘ声絶叫~

サークル「ケチャップ味のマヨネーズ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、とある大企業への就職を果たした女の子が
そこで新たに開発された奴隷調教マシンにとってもハードな責めを受けます。

処女だった彼女が機械におまんこやアナルを責められながら
時には甘い声、またある時には快楽に溺れきったアヘ声など
女性特有のエッチな声をたっぷり聞かせてくれるのが一番の特徴です。



新入社員の最初で最後のお仕事とは?
新入社員の「三日月栞(みかづき しおり)」がエッチな機械によって性奴隷へと変えられるお話。

「こっ このままではプータローさんになってしまう!」
栞は明るく元気な声の女の子。
短大を卒業するも一向に就職先の見つからない日々を送っている最中
とある大企業を見つけ、そこに自分を売り込みに行きます。

本作品は性奴隷の調教と開発に関する商品を製造しているその企業に入った彼女が
先輩の溝呂木玲子(みぞろぎ れいこ)の指示に従い
新たに開発した商品のテスターになって多くの人々にアヘ顔を晒します。
最近あまり見かけなくなった機械姦がテーマです。

ケチャップ味のマヨネーズさんと言えば、過去にグロやリョナなど
相当に人を選ぶジャンルの作品を出されているサークルさんなのですが
本作ではブラックな面はあまり見せずにプレイの一部始終をエッチに描いています。
機械に犯される様子を大ボリュームの喘ぎ声やアヘ声で表現していますから
女性が乱れ、イキ狂う姿に興奮を覚える人にはかなり向いていると言えます。

玲子「特別な経験をして 新しい世界に自信を持って送り出してあげるわ」
また今回責めを受ける栞は正真正銘の処女。
今までにSEXはおろかキスすらしたことがありません。
そんな性に未熟な彼女が機械からの責めを受けてどう変わっていくのか。
真人間から奴隷へと心を塗り替えていく展開も魅力です。



様々な声を浴びるほど楽しめるエッチ
エッチシーンは4パート33分30秒ほど。
プレイは機械によるクリ責め、擬似SEX、アナル責め、電気責めです。
すべてのプレイおよび射精・放尿シーンでリアルな効果音が流れます。

「先輩 先輩! なんですかこれ 外してください 外してっ!」
「今回はスタンダードな調教方法 まずは通常オナニー機能で小手調べといきましょう」

気を失っている最中に機械に拘束され戸惑う栞をよそに
玲子は早速商品のデモンストレーションとしてプレイを開始します。

エッチは大勢の人々が見守る中、体をがっちり拘束された栞が
機械に股間部分のみを徹底的に責められ続けます。
上に書いたプレイ時間の間はずっと何らかの機械音が鳴り続けるほどにハードで
彼女が感じ、苦しみ、叫び、堕ちる姿をたっぷり拝むことができます。
ぶっちゃけプレイ中の栞のセリフはほとんど喘ぎ声です。

一番最初のプレイはクリトリスへの責め。
ローターを押し当てているような「ぶうぃぃぃぃぃん」という控えめな電子音が鳴り始め
それに合わせて早速栞の艶かしい喘ぎ声が流れ始めます。

「んっ 負けてたまるかぁ」
彼女としてはこういう展開になること自体聞かされてませんでしたし
赤の他人に痴態を見られる恥ずかしさもあって当然のように抵抗を見せるのですが…
「いいよぉ きもひいい きもひいいっ」
性的興奮を促す潤滑剤を分泌しながら弱点を的確に責めるマシンにはかなわず
開始から2分後には快感を楽しむような甘い声を漏らし始めます。

「イっちゃった… 私 大勢の人が見ている中で」
そして直後にはややアヘった声を上げながら早速最初の絶頂を迎えます。
調べた限りでは彼女の絶頂シーンは最低でも11回あり
その都度様々な声を上げて男性たちの股間を嫌と言うほど刺激します。
特にアヘ声好きにはたらまないでしょうね。

「はぁぁぁぁ なっ なっ 入って チンコ チンコっ?」
続く2番目のパートは前半の山場となる処女喪失シーン。
まだ誰にも許していない自分の一番大事な部分を機械に押し開かれる展開に
栞が戸惑い、さらに挿入時に苦しそうな声を上げる様子がとても生々しくてそそります。

「んおぉぉぉ おぐっ おおっ っほぉぉぉ」
そして苦しみや痛みがやがて大きな快感へと変化していく。
機械姦を通じて彼女が徐々に奴隷としての素質を開花させているのがわかります。
このへんからだんだんとアヘ声の割合が増えていきます。

こちらもやり方によっては絶叫しまくるどぎつい描写にすることもできるのですが
作品のコンセプトを踏まえてすぐさま気持ちいい声へとシフトさせています。
ですから機械姦に理解のある人なら心が痛むことはないかなと。

最も激しい責めが楽しめるのは一番最後のパート。
ここではおよそ13分の間に栞が6回連続の絶頂を決めます。
2分に1回イクというだけでもハードさがわかっていただけるのではないでしょうか。

「いぐっ すぐいぐっ 射精されながらっ いぐっ」
「きもちいいのぉ きもちいいの とまりゃないぃ」

前後の穴を同時に責められ、立て続けに擬似精液を流し込まれ
さらには電気ショックまでも受けるその容赦の無い責めの数々に
栞はマルチプルオーガズムや放尿を繰り返しながらアヘりまくります。

ただ単に喘ぎ声を上げまくるのではなく、1回1回の絶頂に対して
その都度プレイを追加したり小さく変化させながら行っているのがいいですね。
何も知らない女の子を性奴隷へと作り変えるのにふさわしい濃厚なプレイといえます。

このように、女性が生み出すエッチな声を中心としたハードなプレイが繰り広げられます。



乱れる女性のエロさと美しさを教えてくれる作品
プレイのほぼ全編にわたって楽しめる栞の乱れっぷりが魅力の作品です。

「あんあん」と可愛く鳴くのではなく「いぐぅ」「んほぉぉ」と軽く呻くような
リアルのみならず音声作品でもあまり聴けないタイプの下品な声を
序盤からこれでもか、と言うくらいに叩きつけてくれます。

良くも悪くも個性の強い声ですからノーマルな人だと引いてしまう一方で
女性をいじめるのが好きなSな人が聴けばゾクゾクするでしょう。
もしくは逆にMな人なら自分を栞に重ねることもできます。

こういう声は一般的なプレイだとオーバーに感じることが多いのですが
機械姦のようなハードで無慈悲な責めなら違和感もありません。
エッチな声をたっぷり聴かせるための環境づくりもしっかりと考えられています。

「少し前まで処女だったこの美しい少女が 自らチンポを 射精されることしか考えないSEXをおねだりする様子を 心行くまでご覧ください」
「ぎもちいいっ 気持ちいいっ おまんこ熱いの 動いてるうぅ」

そしてこれだけ激しい責めを受けている後輩を目の前にしながら
涼しい顔で淡々と商品の良さをアピールする玲子もたまりません。

彼女にとって栞は用が済んだらさっさと捨てるくらいの道具でしかなく
それをプレイの最中にうすうす感づいていながら
結局は快感に負けて性奴隷へと堕ちていく展開も面白いです。
抜き重視の作品ですがサークルさんの売りであるブラックさもしっかり残っています。

エッチはどこを聴いても喘ぎ声と言えるくらいにボリュームが半端ないです。
裏を返すとそれ以外の要素がやや弱くなっていることから
喘ぎ声がどれだけ好きかで大きく評価が分かれる作品とも言えます。
喘ぎ声大量、淫語とくちゅ音そこそこ、ちゅぱ音はありません。

音声作品におけるやや弱めの要素が濃厚に味わえる作品です。
機械姦およびアヘ声が好きな人に特にお薦めします。

おまけはアニメーション入りのアナル開発パートです。

CV:栞…餅よもぎさん 玲子…みる☆くるみさん
総時間 本編…46:45 おまけ…5:02


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

【無料】AV催眠~アダルトビデオの中の人になってアヘりまくれる催眠~

サークル「Hypnotic_Yanh」さんの無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、お姉さんの声に従って催眠を十分に深めた後
AVに出演している女優が味わっている快感を一緒に楽しみます。

AVの一幕を観ながら催眠を進めていく非常に個性的な作りをしており
古典と現代の催眠技術を上手に織り交ぜながら
的確な暗示を使って女優と自分自身を少しずつ重ね合わせていきます。



AV女優になった気分にさせてくれる催眠
お姉さんに催眠をかけられてからAVを観るお話。

「それでは 部屋を出来る限り暗くし ゆったりとした椅子に腰掛けて下さい」
お姉さんはお淑やかで落ち着いた声の女性。
音声を聴くにあたっての諸注意を手短に説明すると
早速催眠に入りやすくなるようリラックスを促します。

本作品はタイトルの通り聴き手自身がAV女優になりきることを目的としており
そのために実際にAVの静止画を観ながら音声を聴きます。
つまりAVが必須になりますので事前に必ずご用意ください。
具体的にどんなAVが適しているかはサークルさんが説明してくれています。
http://blog.livedoor.jp/yanh_japan/archives/7874547.html

私の場合はお風呂で女性がオナニーに耽っているAVを選んでみたのですが
基本的には女性が何らかの方法で責められ、イっているものなら大丈夫です。
ただしサークルさんの上の記事でも書かれているように
女性がガチでイってる作品を選んだ方がエッチを断然楽しみやすくなります。

作品によってはいかにも演技って感じのものもありますし
プレイ中の反応があまりにオーバーなのもやはり萎えます。
女性が素直に感じ、素直に絶頂しているものを使用するのがいいでしょう。
時間は10分程度の短いやつで十分です。

催眠はおよそ25分間。
椅子に座った状態でAVを絶頂シーン5分前あたりに静止しておき
まずは全身を軽くなぞるように脱力したり深呼吸をしながら
彼女がかけてくる声に耳を傾けます。

「足もダラーンと 投げ出してー 力を抜いてー そう そんな感じです」
語尾をやや伸ばしながら語りかけてくるのんびりとした調子の声を聴いていると
こちらもつられてなんだかのんびりした気分になるのを感じます。
また彼女は聴き手がきちんとついていけるようにと
現在の心身の状態を適度に確認してくれたりもします。
短時間の作品ですが細かい部分もきっちり作られていて完成度はとても高いです。

「まるで水の中の 骨のない生き物が 岩の上に ダラーンと横たわっている 今のあなたは もう そんな状態です」
また作中では比喩を使って感覚をわかりやすく伝えてくれるシーンも数多く登場します。
おかげで「体が重くなる」など言葉だけでの暗示よりもイメージがしやすく
それが結果的にリラックスや催眠に入りやすい環境を作り上げています。

適度にリラックスできた後はいよいよ本題へと移ります。
お姉さんに言われるままにAVの静止画をぼんやりと眺めながら
女優がこの後どのように感じ、そして絶頂するかに思いを馳せます。

「ほら じーっと見つめて そして この後どうなるのかを イメージして そうすると さっきまではっきりと見えていた顔や姿が どんどん どんどん ぼやけていく」
やってることはただただ画像を眺めるだけなのですが
心身が程よく脱力していることもあって、視界が妙にぼやけてきたり
あるいは瞼がやたらと重く感じるかもしれません。

「目を 閉じる…と同時にスーーッと 意識が落ちていく 意識が吸い込まれていく」
そしてしばらくしてからカウントに合わせて目を閉じた瞬間
とても心地いい気分が全身に広がり
平衡感覚を失ったときのような頭が軽く左右に揺れる感じがします。
お姉さんも閉眼と同時にスピーディな暗示を入れて催眠に入るのを手伝ってくれます。

「いいですよね? 溶けたって そのほうが あの映像と もっと簡単に 一体化できるんですからね」
この後は再び目を開けAV女優を眺めながら
カウントに合わせて目を閉じるのを数回繰り返します。
後になればなるほど目を閉じた際の気分の変化が大きくなり
目の前の女性が映像としての存在であるのがわからなくなっていくでしょう。
そうやって自分自身を彼女に溶け込ませていくわけです。

古典催眠の凝視法を中心に据えつつ
言い回しなどに現代催眠の技術を用いているハイブリッドな催眠です。
AV女優になった気分にさせることを目的に、その画像を適度に眺めさせながら
同時に脱力し、意識の力を弱める類の暗示を的確に入れてきます。

聴き手が辛さを感じないレベルで適度に目を開けさせながら進めていくため
カウントに合わせて目を閉じた時に催眠に入る感覚が鮮明に味わえます。
そして一定以上の深さになったところでAV女優との一体化を進める。
進め方や技術の使い方に隙が無く非常に安定していると言えます。

「でも (目を)閉じちゃダメですよ 閉じたら あなたが一生懸命保っている意思が 全部 崩れ落ちてしまいますからね」
個人的に印象に残ったのは比喩を意識的に多く用いていることに加えて
上のセリフのような逆説的な表現を用いて誘導しているシーンがあることです。
「目を閉じちゃダメですよ」と言われると反射的に目に意識が向き
音声を聴く前より瞼がずっと重くなっているのを感じるはずです。
しかも言い方がやや曖昧だから暗示を受け入れやすくなっています。

シンプルに見えて実は結構複雑に作られているところが面白いですね。
お姉さんの真意が徐々に明らかになる展開にもサークルさんらしさを感じました。



映像を観ながら一緒に感じる気持よさ
エッチシーンは4分30秒+AVの時間。
プレイはAVの鑑賞です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「次に目を開けると あなたは あの女性と 全く同じ心になります そして あの女性の感覚や 快感を あなた自身も 感じるようになります」
催眠を使って主人公をAV女優と重ね合わせることに成功したお姉さんは
いよいよ静止していた動画を再生させ、その快感を一緒に味わわせてあげます。

エッチは事前に快感のリンクや感度の強化に関する暗示を入れた後
音声を終了してAVを観るという非常に独特なものです。
再生中は当然暗示の類は一切なくなりますから
ここまでの段階でどれだけAV女優になりきれているかがカギになります。

以下は私が実際に行った上での感想になります。
物理的な刺激を一切与えずにドライを目指してみました。

まず動画を再生させた時点で股間がえらく熱くなっているのに気づきました。
そして女優がおっぱいやおまんこをいじるのに合わせて
こちらの股間にもピクピクするような弱い快感が走りました。

残念ながら乳首のほうは特に何も変化はなかったのですが
指でいじっていたら何らかの快感の違いがあったのかもしれません。
乳首を開発済みの人はそういうシーンがあるならいじってみるのもいいかなと。

そしておよそ5分後、女優の絶頂に合わせてこちらの股間も痙攣しています。
他のドライ系作品で味わったドライオーガズムの弱いバージョンくらいの感覚でしたが
それでも「気持ちいい」と思えるレベルのものだったのは確かです。

さすがにこれだけだと本当に催眠の結果なのかがよくわからなかったので
試しに数時間ほど時間を置いてから素の状態で同じを映像を観てみました。
そうするとやっぱり音声を聴いた時とは明らかに感覚が違うんですよね。
これが実感できたことがこの作品の一番の収穫であり驚きでした。

あくまで私個人の感想ですので皆さんには保障できかねるのですが
AVのチョイス次第では似たような体験ができる人もいると思います。



無限大の可能性を秘めている作品
技術力の高さを感じる堅実な催眠、AVを眺めて楽しむエッチと
催眠音声として実用性であり、かつ個性的でもある作品です。

前者は音声だけで催眠に入るのに十分な時間を取り
その中で聴き手に催眠の感覚を自覚させながら丁寧に進めています。
Hypnotic_Yanhさんは以前から現代催眠の技術をかなり取り入られているため
おそらく多くの人が他のサークルさんとは違うものに感じると思います。

今回も古典系の技術とまったく違和感無く融合させながら
作品のテーマとなるAV鑑賞へと繋げています。
このサークルさんに関して私が技術的に指摘できることは何もありません。
それくらいに高いレベルの催眠を施してくれます。

対するエッチは私は今回たまたまうまくいきましたが
選んだAVによってはイマイチに感じる人もいるかもしれません。
ですがそれは裏を返せばAVごとに違った快感が味わえる可能性も示しています。
実際何度も聴けるように音声自体の時間も短くなっていますし
ご自分に合ったAVを是非見つけてみてください。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

催眠音声でありながら聴き手にプレイを選ぶ自由も与えている珍しい作品です。
無料ですから興味のある方は是非お試しください。

CV:綾瀬桂吾さん
総時間 33:08

【無料】AV催眠~アダルトビデオの中の人になってアヘりまくれる催眠~
こちらからダウンロードできます


Cure Face

サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、男性専門のフェイシャルケアをするお店を舞台に
そこの店員さんが頭部を中心としたきめ細かいマッサージをします。

顔や頭を細かいパーツに分けながら
専用のオイルを使ってツボを押す、指で擦るなどの一部始終を
専門的な要素を織り交ぜたセリフとレベルの高い効果音を使って忠実に表現しています。
後半に登場する素股を中心に行うエッチシーンもとっても個性的。
お姉さんがちょっぴり意地悪をしながら少しずつ射精へと導いてくれます。



お客に合わせたマッサージをしてくれる行き届いたサービス
メンズフェイシャルケア専門店「Cure Face」の店員「茉莉(まつり)」からサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ フェイシャルケア専門店「Cure Face」へようこそ」
茉莉は明るく落ち着いた声のお姉さん。
お店を初めて利用するお客にコースの簡単な説明をすると
サービスを始める前にチェックシートへの記載をお願いします。

本作品は顔や頭を専門にケアするお店なだけあって
それらを指を使ってマッサージするのが主なサービスの内容となっています。
耳かきのついでに頭のツボを押したりする作品は過去にいくつかありましたが
顔をメインにお世話する作品は非常に珍しいです。
癒しをとことん追求されているサークルさんらしい新たな試みですね。

「チェック頂いた項目によって こちらが施しますマッサージが変わっていくんです」
またこのお店は大きく3つのコースが用意されており
お客の体調に合わせてサービスの内容をその都度細かに調節します。
今回のお客が抱えている悩みは「飲みすぎ」「集中力・記憶力の低下」「性欲の低下」。
それ専用のマッサージを長時間に渡ってかなり本格的に行ってくれます。
サービスの内容だけでなく雰囲気も専門店らしさが至るところに見られます。

サービスの中心が指によるマッサージなことや
事前に彼女がどこをどのように刺激するかを言ってくれることから
同じような悩みを抱えている人は一緒にやってみるのもいいでしょう。

「お客様がすっきりした気持ちでお帰り頂けるように サービスさせて頂きますからね」
茉莉は専門店の店員なだけあって技術も知識も豊か。
マッサージをしながら顔のツボや健康に関する豆知識を披露します。
しかし女性としては男性にちょっぴり意地悪するのがお好きなようで
特にエッチシーンにおいてその部分が発揮されています。

マッサージとエッチで大幅にキャラが切り替わるのがいいですね。
時間的にもバランスが取れていますし
癒しもエッチも十分に楽しめる、ある意味欲張りな作品と言えます。



音フェチ要素を濃くした大ボリュームのフェイシャルマッサージ
非エロ側でのメインとなるフェイシャルケアはおよそ35分間。
全裸にタオルだけを巻いた姿で施術台に仰向けになり
軽く深呼吸などの準備をしてから始めます。

「初めに左右の眉の間にあるツボ 印堂を刺激していきます こちらのツボは胃腸に作用するツボで このままツボを左指で押しつつ 右指で鼻筋あたりまで軽く擦っていきますね」
サービスは全部で13もの細かい工程に分かれており
茉莉は先ほど挙げた3つの悩みを最初から順番に解消する流れで
上のセリフのように1つ1つを細かく説明しながらじっくりと行います。

マッサージする箇所も印堂、地倉、耳下腺、眼輪筋など
目や耳といった器官との境目を中心とした本格的なものばかり。
それらの用語を使う場合は何を表しているかもきちんと教えてくれますし
専門店気分を味わいながらサービスの様子を鮮明にイメージできます。

もちろん細かいのはセリフだけではありません。
上のマッサージの場合は「ぴた ぴちゅ」とやや粘性のある水音が左右交互に鳴り響く
次の頬骨の下をマッサージする際は
「すりゅ ずりっ」とややざらつきのある音を左右に小さく円を描くように動かすなど
サービスの内容に応じてその都度効果音がきっちり切り替わります。

マッサージ用のオイルをなじませた指でやっていくことになりますから
水分についてはそれほど大きな違いは無いものの
肌を直接撫でる場合と頭部=髪越しに擦る場合は音質に大きな差がありますし
また部位ごとの動かし方も左右でまるで違った音が使われています。
ですから少なくともずっと同じ音が流れ続けて飽きる、といったことは絶対に無いです。

「ほら 肌も少しくすんでいますね それに口元にはニキビが出来てる ええ 消化器官の機能が低下してくると すぐにお肌に出てくるんです」
マッサージ中の茉莉は健康に関するお話をするシーンもあるのですが
大半は無言で一生懸命指を動かしたり軽い掛け声を上げるに留めています。

効果音のボリュームやバリエーションが豊富なことから音フェチ要素が強く
そういうのが好きな人ならより一層楽しめるでしょう。
静かで落ち着いた雰囲気の中、これらの効果音を聴き続けると
そのまま寝てしまいたくなるような気分が徐々に広がっていきます。
癒しの要素が非常に強いパートと言えます。



素股をしながら一緒に気持よくなっていくエッチ
エッチシーンは37分ほど。
プレイはキス、乳首責め、フェラ、素股、茉莉への乳揉みです。
素股の際にリアルな効果音が流れます。

「ほら 最近ムラムラしていないって仰っていたではありませんか 私がこうやって直に確認させて頂きますね?」
一通りのマッサージを終えてからお客の顔にタオルを乗せると
茉莉はスペシャルマッサージの手始めとして彼に熱いキスをします。

エッチは茉莉にリードされながら行います。
マッサージ中は客と店員の立場を終始維持していた彼女なのですが
ここではそれよりずっと親しい近所のお姉さんのような態度を見せながら
その整った声とは少し違う比較的ハードな責めをしてくれます。

「お客様 茉莉の身体に当たってた硬いの何ですか? 凄く熱もってて びくびくって震えたりしてて」
「貴方は硬くなったおちんちん ううん おちんぽをどうして欲しいの? うん…うん ふふ そうだよね いっぱい気持ち良くなりたいよね」

中でも彼女がわざと意地悪をするシーンがあるのがいいですね。
こういうお店に来る人ほどリアルが気になってエッチに没頭しにくいですし
今のこの時だけは自分の欲望に素直になれるよう上手に導いてくれます。
意識的に「おちんぽ」と下品に言ってくれるのも気持ちを盛り上げるためでしょう。

といってもプレイ自体は至ってノーマルで罵声や寸止めもありませんから
エッチな気分にさせるスパイス的な役割と言うのが妥当です。
ノーマルな人が聴いても戸惑うことはないでしょう。

プレイについては何と言っても素股がポイント。
乳首責めやフェラをした後、覆いかぶさりながらおよそ19分にもわたって行います。
ここまで素股に力を入れている作品は他に聴いたことがありません。
「にちゅ くちゅ」という軽く肉が擦れるような音も興奮を掻き立てます。

「ねぇ 茉莉のおまんこ気持ちいい? ほら 腰を動かす度にくちゅ くちゅってエッチな音が出ちゃってる」
ここではお客の視界が塞がれているシチュを利用して
茉莉が実際にSEXをしているかのようなセリフを言ってきたり
同時にキスや乳首責めをしたりと以前に比べて一気にエッチの密度が上がります。
女性に騎乗位で犯されているような体勢もM心を適度にくすぐります。

彼女自身もおまんこを擦りつけながら艶かしい喘ぎ声をたっぷり上げてくれますし
素股という比較的ソフトに感じるプレイのイメージを大きく変えてくれるでしょう。
終盤登場する激しいキスや効果音、彼女のイキ声が特に印象的でした。

このように、エッチな声や音をたっぷり盛り込んだやや珍しいエッチが楽しめます。



一風変わった癒しとエロが楽しめる作品
他のサークルさんだけでなくディーブルストさんの他作品と比べても
なかなかお目にかかれない要素を持っている新鮮味に溢れた作品です。

顔や頭だけを時間をかけて徹底的にお世話してくれる非エロパート
目隠しをしながら女性上位でノーマルに近いプレイをするエッチ
いずれも音声作品の王道や現在の流行からほんの少しだけ内容をずらしており
それが作品としての個性や面白さに繋がっています。

中でもやはり顔のマッサージだけを40分近く行うところが最大の魅力です。
服越しのものとは違って地肌に行うマッサージは効果音の表現が難しく
しかも顔=狭いからあまり大きな音が出せない、と相当な制約があるにもかかわらず
それを声や音だけでわかりやすく表現しているのは見事と言うほかありません。
耳かき等様々な作品を通じて培ってきた技術があるからこそできることです。

「次は目の上にある生え際からかき上げるようマッサージを 丁度 頭の中央の両サイドをかき上げるような感じですね」
字数の関係で紹介できなかった最終パートの頭部マッサージも
13分くらいの時間を使って側頭部や頭頂部を中心にじっくり行ってくれます。

エッチの後に行うサービスということで茉莉も多くは語らず
射精の余韻に浸りながら心と体をのんびりと休めることができます。
若干癒し重視ですがエッチとの噛み合わせもしっかり考えてくれています。

エッチは素股と舐めてかかったら後悔するほどエロいです。
別のプレイとかシチュを上手に絡めているからそう感じるのでしょう。
キスやフェラのちゅぱ音も意識的に下品にしてエッチな雰囲気を作り上げています。
射精は最後の素股で1回のみです。
淫語・くちゅ音・喘ぎ声それなり、ちゅぱ音そこそこです。

癒し目当て、エロ目当てどちらでも役立ってくれる総合力の高い作品です。
変わったサービスやプレイを楽しみたい人が最も楽しめるでしょうが
価格がこの時間で700円と非常に安いですから、それ以外の人も是非お試しください。

おまけはPRボイスとフリートークです。

CV:西浦のどかさん
総時間 本編・・・1:39:14 おまけ・・・4:28


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

サークル「催眠日記」さんの無料の催眠音声作品(全年齢向け)。

無料では「ヒプノリモコン」以来1年1ヶ月ぶりの新作となるこちらは
眠りの精を名乗る優しい声の女の子が安眠へと導いてくれます。

「催眠に入る気持よさを味わいながら眠ってもらう」ことをテーマに
いきなり眠らせるのではなくゆっくりと確実に催眠状態を深めながら
心地いい気分や幸せな気分をたっぷりと味わわせてくれます。



眠りの精が作り出す落ち着いた雰囲気に浸りながら
眠りの精の催眠を聴きながら眠るお話。

「初めまして 私は眠りの精 いきなりでごめんね」
眠りの精は温かくて可愛い声の女の子。
これから寝ようとしている主人公に
より良い睡眠を提供するための催眠をかけてあげます。

本作品は全年齢向け、かつ安眠特化なだけあって
ほぼ全編を催眠誘導に費やし、その中でのんびりとした会話を挟みながら
様々な技術を使って段階的にリラックスや催眠の感覚を強めていってくれます。

催眠日記さんは催眠音声のお手本とも言えるくらいにどの作品もレベルが高く
とりわけ初心者に対する配慮を意識しながら催眠をかけてくれるサークルさんです。
今作も催眠音声を聴く際の心構えを優しく教えてくれるシーンがいくつもありますから
催眠に不慣れな人にも自信を持ってお薦めします。

「こうすると 私の声がよりいっそう強く聞こえると思う まるで私がすぐそばにいるみたいに」
本作品のもう一つの特徴は
眠りの精が催眠の最中ほぼずっと耳元で囁きかけてくれることです。
その耳に障らないレベルの柔らかい声がとても心地よく
作品の最終目的となる安眠がしやすい雰囲気を作り上げています。
技術で無理矢理眠らせるのではなく聴き手が眠りたくなるよう導いてくれます。



あらゆるところまで目の行き届いたきめ細かい催眠
催眠はおよそ30分間。
まずは自分の好きなペースで深呼吸をしたり脱力しながらリラックスします。

「特に無理やり意識する必要はないから ただ 力が抜けていく そう考えることに意味があるの」
眠りの精はどのシーンにおいても聴き手がそれらを無理なく行えるように
十分な時間を割いてどんな風に聴けばいいかを丁寧に教えてくれます。

催眠音声では「~してください」と言われる作品をそれなりに見かけますが
本作ではそういった表現はまったくと言っていいほど使われておらず
「無理しなくていいよ」とか「好きにやっていいよ」など
聴き手にある程度の自由を与えながら催眠を進めています。
この全編を通じて感じられる緩さがテーマの安眠とすごくマッチしています。

「あなたは余計なこと気にする必要ないよ ただ私の声を聞いているだけでいいから あなたは声を聞いているだけでいいから」
また彼女は催眠を進めながらあまりくどさを感じないレベルで
自分の声に耳を傾けるよう呼びかけてきます。
催眠にうまく入るためには彼女の声に集中することが一番の近道です。
そのことを「声を聞くだけでいい」と容易に感じるような表現で教えてくれます。

「足首のちから 膝の力 ふとももの力が あなたの足先から 呼吸するたび 抜けていく 自然と抜けていく」
肝心の催眠についても脱力を促すシーンでは
キーとなる「力が抜ける」を様々なセリフに数多く織り交ぜながら
同時に部位を指定することで意識的に脱力感を強めてくれます。

やってること自体はカウントを刻みながら脱力していくシンプルなものなのですが
その前後の暗示が非常に重厚かつ強力なおかげで
タイミングに合わせてなぜか力が入らないとか、頭がぼんやりするといった
催眠の初期に生まれる感覚が比較的鮮明に味わえます。

特に最後に行う頭の脱力では軽くストンと落ちる不思議な感覚がするでしょう。
催眠に入る感覚、漂う感覚、深まる感覚を楽しみながら聴くことができます。

「一つ 一つと階段を降りている 心の階段を一つ降りるたびに あなたの催眠の深度はより深くなり より気持ちのいい場所へさらに降りて行くことができるの」
催眠に軽く入った後に行う深化シーンの最初は
自分が長い階段を上から下へ降りていくイメージをします。

催眠音声ではもはや定番とも言える手法なのですが
事前にしっかり暗示を入れて十分過ぎるほどに感覚を馴染ませてから
最後にとどめのカウント+追い込み暗示で一気に落としてくれることもあり
私の場合は特に頭が強烈に重くなる感覚が味わえました。
カウントの数え方や追い込み暗示の入れ方もスピーディーで隙がなく
まさに階段を駆け下りるような急激な催眠の深まりを感じることができます。

「あなたの心と頭に幸福が満ちていく まるで温かい太陽に照らされているように 幸せな光を浴びているみたいに とても とても満ち足りていく」
そして最後の最後により良い気分で眠れるよう幸せな気分を増幅させていきます。
事前に自分が実際に幸せに感じるシチュをイメージさせたり
数回に分けてカウントを刻みながら気持ちを膨らませていくなど
ここでも催眠に不慣れな人でもついていけるような配慮が随所に見られます。

「幸せが全身を覆う感覚」を言葉で表現するのはなかなか難しいのですが
映画を観ている最中、とあるシーンに感動して全身が熱くなったり震えたことはないでしょうか?
それに似たような感覚が私にはありました。
全身を気持ちのいい痺れが駆け巡るなんとも不思議で心地よい感覚です。

このように、誰にでも楽しめるゆったりとした寛げる催眠が繰り広げられます。



催眠を楽しみながら眠れる作品
催眠に関する様々な感覚を味わわせてくれる良作です。

聴き手を縛り付けないよう考え抜かれたセリフや暗示の数々
事前の説明や事後の確認に力を入れている初心者に親しみやすい進め方
そして眠りの精が持つ柔らかい雰囲気や温かい声など
様々な要素が聴き手が自然にリラックスし、眠れる環境づくりへと集約しています。

おかげで作品としての統一感、テーマと催眠技術の融和性がしっかりしており
聴いていてすごく催眠に入りやすく、漂いやすい気分がします。
催眠音声を聴き始めた人、聴いてるけどいまいち実感できていない人でも
いつもとはちょっぴり違った妙に心地よい感覚が味わえると思います。

「落ちて 頭の力が抜けて 思考の力が抜けて あなたは 催眠の世界へ入っていく」
本作品の面白いところは安眠をテーマに掲げているにも関わらず
終盤のシーンに至るまで敢えて眠くなる暗示を入れずに
まずは催眠が深まる感覚をしっかりと楽しませようとしている
ことです。

この作品以外にも安眠系の作品は結構ありますが
それらは催眠を深めながら直接的、あるいは間接的に眠くなる暗示を入れて
聴き手がそのまま寝落ちするよう誘導するケースが多いです。
具体的には布団の温かさを感じさせるとか、眠ったときの感覚を呼び起こすとかです。

ですがこの作品はまず古典系のしっかりとした技術で催眠を段階的に深め
それと平行して「気持よくなる」「頭が真っ白になる」「幸せになる」など
眠るのに適した精神状態を作り上げることに注力しています。
そして最後の最後にカウントを使ってようやく眠らせます。

だから催眠に入ったこと、入っていることを聴き手が実感しやすいわけです。
これが私が本作品を初心者に強く薦める大きな理由です。
眠れるし催眠の経験にもプラスに働く作品だなと。

実用的でありサークルさんらしさも感じられるハイレベルな作品です。
誰でも聴ける内容、さらには無料と人を選ぶ要素がまったくありません。
ですから気になった方は属性や性別を問わず是非お試しください。

CV:三森愛乃さん
総時間 32:48

音催眠日記
http://432hypno.blog.2nt.com/blog-entry-75.html


世話好きな彼女。

サークル「添音亭」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

前作「Fall in dream」からおよそ3ヶ月半ぶりの新作となるこちらは
風邪を引いた主人公を彼女が優しく看病する様子が描かれています。

サークルさんの一番の持ち味とも言えるハイクオリティな効果音を使いながら
彼女が身の回りのお世話をする様子を必要最小限のセリフのみで演出しています。
また今回はパートごとに彼の体調が回復していく時間の概念も取り入れており
心配そうにしていた彼女が次第に安心し、いつもの姿に戻っていく様子も癒しを与えます。



不摂生な彼氏を看病する家庭的な彼女
彼女に風邪の看病をしてもらうお話。

「あ もしもし 具合どう? 大丈夫?」
彼女は明るくて穏やかな声のお姉さん。
病気で寝込んでいる主人公の家にお見舞いにやってくると
泊り込みで食事など身の回りのお世話をします。

本作品は起きることもできない彼に
彼女が心配そうに声をかけたりご飯を食べさせてあげる初日と
その次の日、病気が快方に向かっている彼と一緒にご飯を食べたり
耳かきや添い寝のサービスをしてあげる2日目に分かれています。

内容が一部重複しているところもあるのですが
主人公の容態に大きな違いがあるおかげで
サービスのスタイルや彼女の態度・セリフも大きく変化します。
癒し系作品でありながら時間の流れを取り入れているところが大きな特徴です。

もちろんサークルさんが創設以来こだわられている効果音や環境音も健在。
今作では全編を通じて時計の音をバックに絶えず流しながら
諸々の行為を効果音のみで表現するシーンがいくつも登場します。

音の質だけでなく位置や距離についてもきっちり考えられていますから
まるで彼女が実際にそばにいてくれているかのような体験が味わいやすいです。
また総時間に対するセリフのボリュームがかなり少ないことを考えると
安眠特化であり音フェチ向けでもある作品と言えます。
その静かで落ち着いた雰囲気が自然な安らぎを与えてくれるでしょう。



時が経つにつれて変化していく情景と彼女の様子
初日のシーンは2パート16分間。
事前に電話をかけて主人公の様子を確認してから
彼女は泊まりの道具と料理の材料を揃えてやってきます。

ここでは台所で水枕や卵粥を作る様子がすべて効果音で演出されており
右手のやや遠い位置から水を流したり卵をかき混ぜる音が聞こえてきます。
時間が夜なこともあって家の周りもとっても静か。
おかげで今だけ時間がゆっくり流れているかのような感覚が湧いてきます。

「しょうがないな・・・ 今日は体調悪いから 特別だからね はい あーん」
彼女は彼とは長い付き合いのようで、日ごろの不摂生ぶりを心配しながら
お粥を1杯ずつふーふーしながら食べさせてあげます。
男性からすれば恥ずかしくもあり嬉しくもあるシチュですね。
自分のことを親身になってお世話してくれるその姿が心を潤します。

続く2日目は3パート67分間。
昼過ぎまで熟睡してすっかり体調が良くなった主人公と
彼女が今度は同じテーブルで向かい合いながらうどんをすすったり
リンゴをその場で切って差し出したりします。
ちなみにここでは時計の音以外に鳥の鳴く声などの環境音がほのかに流れます。

「お礼なんていいよ 好きでしてるんだし ずっとここにいるから 安心して休んでて」
食事中に食生活に関する注意をするシーンがあるものの
彼女は昨日と同じくとってもあまあま。
元々家庭的な女性のようで病気が治りつつあることに安心しながら
大好きな人と2人きりでいるこの瞬間を心から喜んでいる節が窺えます。
少しずつ普段の態度に戻っていくこの変化が面白いですね。

食事の後に行う耳かきは17分ほど。
膝枕の体勢で耳かき棒のみを使い、右→左の順にお掃除
最後に1回ずつ息を吹きかけるシンプルなものです。

耳かき棒は「ズリー ジッジッ」っとやや尖った軽い音が使われており
下から上へ、あるいはその逆に短いストロークを描きながら掻き出していきます。
耳の外側とか穴の奥といった部位の違いを設けていないところが少々残念ですが
音や動き自体は十分にリアルと言えるでしょう。

特に耳かき音をゴリゴリとした耳に響くものにせず
軽くくすぐる程度の刺激の少ないものにしているのがいいですね。
本作品は聴きながら眠ることを強く意識した作りになっていますから
眠りを妨げないようにとかなり優しい音で統一されています。

「やっぱり ご飯を美味しく食べられるのって 幸せだと思うんだよね」
また最中の彼女は緩やかな呼吸音を漏らしていることが多いのですが
普段の恋人同士が交わす他愛も無いやり取りも時折入ります。
それは彼女が彼の体調に対して一定以上に安心していることを意味します。
状況の変化に応じてセリフの質を少しずつシフトさせている演出も見事です。

「やっぱり来てよかった」
そして最後のパートは彼女に右に寄り添われながら眠りにつきます。
サークルさんの過去作同様ほとんどセリフが無く彼女の寝息だけが聞こえ続けます。
完全に寝るために聴くパートですからこういう演出も十分ありでしょう。

このように、音・サービス・セリフを上手に使いながら看病の様子をリアルに描いています。



優しさが心に染み入る作品
聴いてるだけで胸のあたりにぽっと明かりが灯る温かい作品です。

彼女が料理を作ったりそばにいてくれる様子を
バイノーラル録音による多種多様な音を使って感じさせてくれます。
そして合間に入る彼女の心配そうな、あるいは安心したセリフが
作品全体の雰囲気をより温かいものへと変化させています。

実際に聴いてみると他の作品に比べて無言の時間が結構多いです。
ですが彼女に存在感が無いとはちっとも思いません。
それは諸々の音を発しているのが彼女自身だからです。

そして音声作品の弱点とも言える説明的なセリフを排しているからこそ
物語の世界がいつも以上にリアルに感じます。
桃色CODEさんなどの音に強いサークルさんだからこそできる特徴的な演出です。

「寝込んでるときって なんとなく心細くなるもんね ずっとここにいるよ」
さらに作中で発せられるセリフが少ないからこそ
1つ1つに重みと言いますか、彼女の素直な気持ちがにじみ出ています。
彼女は滅多に病気にならない彼が倒れたことを心から心配しており
看病の最中は彼を安心させようとする言葉を何度も投げかけます。
その温かい声も相まって心がじんわりと温かくなるような思いがしました。

安眠効果については最後の2パートが効果音のウェイトを特に重くしてますから
それらを聴きながら眠るのがいいでしょう。
一番最後のおやすみパートは本当に心安らかに眠ることができます。

癒しに関する様々な要素をバランスを取りながら組み合わせている作品です。
安眠特化な仕様ですのでそれ目的で聴くのが一番なのですが
リアルで辛いことがあったなど、心に潤いを求めている人にもお薦めします。

CV:浅見ゆいさん
総時間 1:24:17


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

聖ヤリマン学園援交日記オナサポver.

サークル「オナニーサポートセンター」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、男とエッチするのが大好きなエロエロJKが
おじさまを相手に様々なサービスを繰り広げます。

2人がすっかり打ち解けている関係なのもあって
援交というよりは年の離れた恋人同士のような雰囲気を持っており
彼女は彼がより気持ちいい射精を迎えられるよう心を込めてご奉仕します。
その巧みなテクニックや男を喜ばせる様々な反応
さらにプレイの際に鳴る生々しいエッチな声や音が興奮を高めてくれます。



援交JKとおじさまが送る濃厚な性のひととき
聖ヤリマン学園の生徒ミホからエッチなサービスを受けるお話。

「あっ! きたきたー もう おじさまったら遅刻だよ?」
ミホは砕けた調子で話す明るい声の女の子。
援交相手のおじさまにからかうような挨拶をすると
早速プレイをするためのホテルへと向かいます。

本作品はかなり年の離れた男女がエッチする様子を
1時間以上にも渡る濃厚なプレイを中心に描いています。

援交というとお金を払ったりプレイの制約などを確認するケースもあるのですが
今回は2人が既に何度も肌を重ね合っているとても親しい間柄なこともあり
そういう他人行儀なやり取りをするシーンほとんどありません。
おかげで援交よりも年齢差のある恋人同士のような印象が強いです。

シチュを使って背徳感を煽ることはせず終始明るく元気なエッチを見せてくれますから
最中はガッツリ興奮できるしスッキリした気分で聴き終えることができます。
サークルさんのお名前通りな作風ですね。

「その全然隠し切れない溢れる性欲が 私は大好きなんだけどね」
ミホはこういう活動をしているだけあってエッチが大好き。
逞しいおちんちんでいつも天国へと連れて行ってくれる彼へのお礼として
今回だけは自分がリードする形でプレイを行います。
そして事前に彼にはしっかりオナ禁をして精液を溜めるようお願いしています。

出会った時からすっかり発情している彼を
彼女がどういうプレイで射精へと導くかも大きな聴きどころと言えるでしょう。



ソープさながらのきめ細かいサービスに愛がこもったエッチ
エッチシーンはほぼ全編にあたる66分間。
プレイはおっぱいマッサージ、乳首責め、手コキ、キス、アナル責め、フェラ、前立腺マッサージ、69、SEX(騎乗位)です。
おっぱいマッサージ、手コキ、SEX、射精の際に効果音が鳴ります。

「も・ち・ろ・ん おじさまの疲れた体を揉みほぐすのはー ミ・ホ・の・か・ら・だ」
ホテルに着いて早速ハメようと言い出すおじさまを優しくなだめると
ミホはお風呂で自慢のおっぱいを使ったマッサージをしてあげます。

エッチは背景に沿って彼女がリードしながら行います。
プレイ時間のおよそ8割にあたる52分間をお風呂でのプレイに割いており
ソープさながらの体を張った様々なサービスでたっぷりもてなしてくれます。

一番最初に行うおっぱいマッサージは
ボディーソープをたっぷり垂らしたおっぱいで背中、腕、足、胸を擦ります。
「すりゅっ しゅっ」と若干ざらつきのある水音が妙に生々しく
ゆっくりとしたペースや合間に漏れる微かな息遣いも彼女の温もりを感じます。
効果音がどの部位も同じなところだけは残念ですが、音自体は十分リアルです。

「じゃあ こうやって焦らされて 少しずつ高まっていくのって 新鮮だったりするんじゃない?」
「直接的な刺激じゃないから もどかしくてたまらないって感じだね」

そして彼女は彼がすっかり臨戦態勢になっているのを知りながら
わざと敏感な部分を刺激しないでもどかしい気分を高めようとします。
結構な時間にわたって焦らされることを覚悟しておいてください。

女性がリードする展開も合わさって調教っぽいプレイに思われるかもしれませんが
彼女は決して彼に意地悪したいわけではありません。
いつものようにサクッと繋がり、射精する淡白なエッチよりも
じっくり性感を高めてから射精したほうがずっと気持ちいいことを教えたいからです。

その証拠にプレイ中の言葉責めや寸止めは一切ありません。
彼女は自分が主導権を握っていながら終始対等な立場で接してくれます。
ごくごくノーマルな方でも問題なく聴ける甘い雰囲気に満ちています。

「ここまでいっぱい頑張ったんだから もう無理して我慢しなくてもいいからね」
そうやっておよそ20分間じっくりと焦らし続けた後に
ようやく最初の射精の瞬間が訪れます。
ここまで耐え続けたことに彼女も応えて優しい言葉をかけてくれますから
肉体的な快感だけでなく精神的な幸福感、満足感も得ながら射精できるでしょう。
最高の射精ができる環境をしっかり整えながらプレイを進めてくれます。

続く2回戦はちょっぴりアブノーマルなプレイが中心。
おじさまを立ちバックの体勢にしてから指や口でアナル周辺を責め
十分ほぐした後にフェラでおちんちんを、指でアナルを刺激します。

「ここ たまたまとお尻の穴の間のぷにぷにしてるところ 蟻の門渡りって言うんだって」
中でも蟻の門渡りを責めるシーンはとっても個性的。
指で押して間接的に前立腺を刺激したり舌を小さく動かして刺激を与えます。
アナルについても舐める、指を挿入する、前立腺を刺激するなど
一通りのプレイが押さえられていて結構充実しています。
中年男性の汚い部分を若い女の子が愛おしそうに舐めるシチュもグッときます。

フェラについてもおよそ10分と十分な時間を取って
舐めたり、咥えたり、ピストンしたりします。
ですが時間に対して舐めのバリエーションが意外に多いおかげで
個々の舐めのボリュームが薄く、結果的に抜きにくくなっているようにも思えます。
ですからこのシーンのメインはあくまでアナル責めかなと。

「ああんっ 舌 ずぶんって中入ってぇ かき回されるぅ」
そして最後のシーンは場所をベッドに移していよいよ繋がります。
今までと違っておじさまが彼女を責め、乱れさせるシーンが多く
そのエロ可愛い喘ぎ声が股間をガンガン刺激してくれるでしょう。
我慢せず、かといって大げさな演技もしない自然な乱れっぷりがいいですね。

さらに終盤に差し掛かると2人の立場が逆転する要素が登場します。
これまでずっと彼女がリードし続けてきたからこそ
おじさまに責められ、メロメロになる姿が一層心に響きます。
キャラやシチュを使ってうまい具合に興奮させてくれる見事な展開です。

このように、援交なんだけど愛もぎっしり詰まったあまあまなエッチが繰り広げられます。



楽しみながら抜ける作品
援交というややブラックなテーマをとっても明るく、かつエッチに描いた作品です。

援交を通じてたまたま出会い、そして打ち解けあった男女が
お互いのすべてをさらけ出しながらひたすら快感を求めます。
そのあまりにストレートな姿には淫靡さを通り越して清々しさすらあり
2人がエッチにおいてはとても相性のいいカップルであるのが感じられます。
いい意味で援交らしさが薄れている作品です。

エッチもミホがおじさまの性癖を知り尽くしたかのようなプレイをします。
彼のほうがずっと年上であることや、普段は彼のほうが強いこともあり
彼女はリードしながらも彼を決して貶めず、気遣いながら心を込めて責めています。
調教よりも奉仕の色が強いから聴いててすごく心が満たされます。
そして溜めに溜めてから吐き出すプレイスタイルが体を満たすでしょう。
プレイの種類、質、アプローチなど総合的なレベルが高いエッチと言えます。

「これからもっとミホを夢中にさせるくらい 極楽にガンガン連れていってね お・じ・さ・ま」
ミホは挿し絵のようなビッチな部分を持っていながら
魅力的な男性には徹底的に尽くそうとする一途なところもある女性です。
お金を払って自分を買っているおじさまを見下すことも一切ないですし
彼女に対して嫌な印象を抱く人はほとんどいないのではないでしょうか。
その明るいキャラも作品全体を明るくするのに大いに役立っています。

エッチは射精回数を3回にまで絞り込み
その中でソープ的なサービスを含めた様々なプレイをしています。
アナル責めに抵抗が無ければ誰でも聴けるでしょう。
くちゅ音多め、淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声それなりです。

年の離れた男女の愛し合うさまをとってもリアルに描いた作品です。
年下の女性に奉仕されたい人、珍しいプレイが楽しみたい人に特にお薦めします。

CV:御苑生メイさん
総時間 1:13:29


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
ジャンルに「催眠音声」タグがついていますが催眠音声ではありません。


当サイトは今まで同人・催眠いずれも男性向けのみを扱ってまいりましたが
このたび女性向け催眠音声のレビューも掲載していくことにしました。
それに合わせて新たに「女性向け」のカテゴリを設置しています。

そしてこのカテゴリに掲載される作品は
「女性向けのみが存在する、もしくは女性向けが独立して存在する作品」です。
つまりエロトランスさんの多くの作品にあるように
男性向けと女性向けが同時に発売されたものはとりあえず除きます。
やるとしても相当後になるものと思ってください。

これは当サイトに前々から存在する「女性向けあり」タグとの重複を防ぐためです。
残念ながら「女性向け」+「男性向け:8点」のように
1つの記事に2つ以上のカテゴリを同時設定することはシステム的にできません。
ですから女性向け作品をお探しの方は大変お手数をかけますが
このカテゴリと「女性向けあり」タグの両方を閲覧していただければと思います。

「女性向けあり」タグは以下のリンクとなっています。
http://blog.livedoor.jp/doonroom/tag/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%82%E3%82%8A

女性向けが独立して存在する作品というのは
例えばHypnoLifeさんの「ヒプノポリネシアン~BlueHeaven~」のように
女性向けをベースに後日男性向けがリメイクされた作品などが該当します。
私自身もまだ始めたばかりで運営方針が定まっていないところがありますので
何か大きな変化がある場合は別途アナウンスさせていただきます。

以上、どうぞよろしくお願いします。

2015年6月3日追記
ブログの移転に伴い1つの記事に2つのカテゴリを紐付けできるようになったため
男性向けと女性向けが同時に発売されたものも女性向けに掲載しました。


きのこの里 ~たけのこは衰退しました~さんで配布されている無料の催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介するこちらの作品は、いやらしい画像を見るのが大好きな麻呂に
催眠をかけられたりエッチな事をされます。

甲高い声で「~でおじゃる」と公家らしい言い回しをする個性的なキャラや
zip探しをする奇想天外なストーリーなど様々な部分が突き抜けており
その独特な世界観に自然と吸い込まれていく不思議な気分が味わえます。

今回は私が最も気に入っているzeroさんのバージョンを紹介します。



麻呂と一緒にzip探しの旅へ
麻呂に催眠をかけられながらzipを探すお話。

「よくぞ参った 麻呂の館にようこそでおじゃる」
麻呂は上品だがやや甲高い声の男性。
お土産のzipも持たずにやってきた主人公を軽くたしなめると
一緒にzip探しの旅に行こうと誘います。

…まずこの展開についていけない人がいるでしょうから説明しますと
2ちゃんねるなどの掲示板で良質な画像を大量に掲載してくれている人に対して
「(いちいち確認するのが面倒だから、まとめて)zipでくれ」と言う人たちがいます。
その貴族のようなあまりに傲慢な振る舞いが逆にネタとなり
水戸黄門などの時代劇で登場する麻呂のアスキーアートとくっつくようになりました。

まったく関係ない2つの要素が合わさるインパクトも人気の理由でしょう。
具体的な使用例などは以下のサイトをご覧ください。
ニコニコ大百科 単語記事: zipでくれ

そんな背景を踏まえて本作品は麻呂と一緒にzipを探しながら催眠を深めます。
しかしネタ的な要素が強いテーマであっても催眠は決していい加減ではありません。
表現を上手に作品に合わせながらきちんとした技術を使って導いてくれます。

催眠は2パート15分ほど。
最初は自分のペースで、あるいは麻呂の声に合わせながら深呼吸をします。

「じぃぃぃぃっ ぷぅぅぅぅぅぅ じぃぃぃぃっ ぷぅぅぅぅぅぅ」
「zi」で息を吸い、「p」に合わせて吐くそのあまりに独特な呼吸法に
きっと多くの人が吹き出したり笑いをこらえるのに苦労するでしょう。
そして聴く前より肩の力がずっと抜けているのを感じるはずです。
深呼吸と彼のキャラを使って効果的にリラックスを促してくれます。

肩の力が適度に抜けたところでいよいよお目当てのzip探しに向かいます。
まるで大海原のようなzipの海にぷかぷか浮かぶイメージをしながら
麻呂のカウントに合わせて体を沈めていきましょう。

「ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら おじゃおじゃ おじゃおじゃ 波に揺られるのは心地よいでおじゃるなぁ」
ここでは「ゆわゆら」「ふわふわ」などの擬態語を使うシーンが非常に多く
それらをリズミカルに言うことで音感的な心地よさを与えてもくれます。
私の場合は特に頭や両肩あたりに重さや軽さを比較的強く感じました。

続く2番目のパート(6分間)で行うのは女体化。
主人公がいやらしいzipの代わりに見つけてきたとあるデータを使って
その体を自分の理想の女性像へと作り変えていきます。
作者さんが男性でも聴けるようにと配慮して設けたシーンだと思うのですが
いつもの自分とは違う気分になりたい女性が聴くのもいいかもしれません。

「胸の膨らみ 腰のくびれ より鮮明に モノクロの写真のようにみえてくる」
麻呂も聴き手に自由にイメージしてもらいたいのか
女性像に関する具体的な表現をできるだけ避けながら進めています。
そういう意味では催眠の入り具合を確認するのにも向いてるかもしれません。
カウントを2回に分けてなりきる気持ちを段階的に強めてくれます。

リラックスしてからイメージを絡めたカウントで落としてくる極めてシンプルな催眠です。
しかし麻呂とzipを探しに行く様子と催眠が面白いくらいに融和しており
彼の声や展開に常に興味を持ちながら聴くことができます。


催眠状態というのは平たく言うと集中し、なおかつリラックスしている状態です。
その前者をキャラやストーリーが、後者を催眠の技術が上手にカバーしています。
暗示の内容が肉体的な重感に力を入れている一方、意識のぼやけなどは薄いため
頭は割とはっきりしてるけど体が動かない、動かしたくないという人がいると思います。
時間が短いのを考えて運動支配に照準を絞っている感じですね。

経験の浅い人が聴いても普通に楽しめるでしょう。
聴いてる最中の熱中度・没入感が半端ないです。



ちょっと残念な男性にイかされる快感
エッチシーンはおよそ10分間。
プレイは手足の拘束、乳首責め、手マン、SEX(正常位)、ディルド責めです。

SEX、ディルド責めの際に比較的リアルな効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「麻呂と一緒に気持ちよく きもちよーくなるでおじゃる」
不思議なzipの力で魅力的な女性へと変化した主人公に興奮した麻呂は
嫌がる彼女の手足をzipで拘束してから乳首やおまんこをいじり始めます。

エッチは身動きの取れなくなったこちらを麻呂が責め続けます。
時間に対するプレイのバリエーションが多いため個々の濃度は薄いのですが
どれも彼の特性を十二分に活かしながら行っています。

「乳首をホイールに見立て コリコリ コリコリ 両方同時に コリコリ コリコリ 乳房はマウスでおじゃる」
例えば序盤のカウントを絡めた拘束シーンではzipを展開するクリック音を鳴らしたり
その後の乳首責めでは乳首をマウスに見立てて執拗にクリクリします。

麻呂は世間的には身分の高い上品な人物のはずなのに
エッチにおいてはまるで正反対の下品な部分を見せながら責めてきます。
ちょっぴりアレなおじさんに弄ばれるM性をくすぐるシチュが印象的です。

「そなたは無理やりが好きでおじゃるからの 気持ちいいはずでおじゃる 激しく 激しく 乱暴だけど 気持ちいい」
対する後半は挿入してから30秒程度で果ててしまった早漏過ぎる麻呂が
彼女の体を鎮めるために張形(ディルド)を使っておまんこを責め上げます。

男性向けのような強烈なドライの感覚はさすがになかったものの
最後のカウントに合わせて程よく股間が盛り上がる感覚は味わえました。
女体化パートがあったからだと思います。

このように、作品の雰囲気を損なわないエッチが繰り広げられます。



とことんまで熱中できる作品
有料・無料合わせて他には絶対に無いものを持っている伝説的な作品です。

自分勝手だけどなぜか憎めない麻呂の強烈なキャラ
zipを探しながら催眠を深め、さらには女体化までするストーリーなど
あらゆる部分がまばゆいばかりの魅力に溢れています。

催眠自体は至って普通なのですが、この非常に個性的な要素の数々が
数多くの作品を聴いているような人でさえ魅入らせます。
「笑える」と「興味深い」の両方の意味でこれほど面白い作品はそうそうありません。
女性向けですが男性の方も是非一度聴いてみることをお薦めします。

「力が抜け 身体が重く 重くなるでおじゃる 布団と一体化するイメージでおじゃる」
最中に紡がれていく暗示についても全体的に堅実で隙がありません。
催眠初心者でもついていけるよう適度に具体的なイメージを交えながら
麻呂は少しずつ確実に聴き手の体の動きを封じていきます。

そして何よりzeroさんの演技が飛びぬけて優れています。
麻呂らしい声の合間に適度に見え隠れする落ち着いた穏やかな声が
心を解きほぐし、催眠に入りやすくなるような雰囲気を作り上げています。
特にカウントの間やトーンの具合が耳に心地良いです。
こういうキャラを演じながら催眠に入りやすいようにも配慮する。
シナリオと声優さんがガッチリかみ合っているからこそ、ここまで感動するのだと思います。

エッチについては時間の関係で感度を高めるシーンがほぼ無く
それがフィニッシュ時の快感に多少影響を与えるかもしれません。
ただ彼に何をされているかがすごくイメージしやすいですし
ちょっと残念な男性にいいようにされるシチュもスパイスにはなっています。
淫語・くちゅ音そこそこ、ちゅぱ音・喘ぎ声ごく僅かです。

催眠音声の魅力を独自の方向から教えてくれる作品です。
zeroさん以外にあ、きのこさんが演じられているバージョンなどもありますので
男性声に抵抗を感じる方はそちらを聴いてみるのもいいでしょう。

CV:zeroさん
総時間 31:51

きのこの里 ~たけのこは衰退しました~
http://kinokosaiminn.blog112.fc2.com/blog-entry-61.html

あ、きのこさんバージョンはこちら
http://kinokosaiminn.blog112.fc2.com/blog-entry-92.html


意地悪な少女に完全支配される音声 地獄級射精禁止オナニーサポート

サークル「B-bishop」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、男性を性のおもちゃにするのが大好きな女の子が
長時間に渡るハードなオナサポで射精を徹底的に管理します。

バックで様々なペースの「シコシコ」の合図を出しながら
左右や中央から言葉責めやエッチな音を鳴らす、といったように
肉体・精神両面を常に刺激し続け、否応無く射精感を高めてくれます。
プレイ中は非常にもどかしい、あるいは辛い思いをすることになるでしょうが
最後の瞬間にはそれらを一気に吹き飛ばすくらいの壮絶な快感が得られます。



意地悪な女の子のとってもハードなお手伝い
謎の女の子に指示を受けながらオナニーするお話。

「こんばんは お兄さん 今日もオナニーするの? そうなの?」
女の子は甘く可愛い声の女の子。
今日もせっせとオナニーに励む主人公のために
言葉を使ってそのサポートをしてあげます。

本作品には「ハード」「ベリーハード」「ヘル」の3つのモードが存在し
聴き手はその中からどれか一つを選択します。
ちなみに後のモードになるほどプレイが追加されるスタイルですから
当サイトでは最も過酷なヘルモードのレビューのみをやっていきます。

イージーやノーマルなんていう生易しいモードは存在しません。
「地獄級射精禁止オナニーサポート」の名の通り
数あるオナサポ系作品の中でも相当にハードなプレイが繰り広げられます。

まず何がハードかと言いますと、総時間はヘルの場合55分くらいあるのですが
そのうちおよそ42分もの間おちんちんを断続的にしごき続けます。
しかも合間にある休憩時間がどれも1分程度と非常に短いため
プレイの最中はほぼずっと射精感や射精したい衝動と戦い続けることになります。
肉体・精神両面にそれなりの負担がかかるものと思ってください。
実際にやってみたら腹筋が軽く痛むくらいの肉体的な疲労がありました。

「『シコシコ』っていう声と私の他の声が同時に聞こえるの」
そして彼女はオナニーさせる際、バックで「シコシコ」と掛け声を上げながら
別の声でエッチなことを言ったり、言葉責めをしたり、耳を舐めたりと
ほとんどのシーンで複数の責めを同時に行ってきます。

つまりエッチな気分を高め、その状態を維持できる雰囲気を作ってくれるわけです。
これが先ほどの肉体的な刺激と合わさって難易度をさらに上げています。
詳しい内容はこの後説明していきますが、どのシーンもエッチの濃度がかなり高いです。

「お兄さんのオナニーを完全に支配するってこと 全部私に委ねるの」
今回お相手を務める女の子は無邪気だけど意地悪な子悪魔っぽいキャラ。
きめ細かい指示をしながら言葉を巧みに使って主人公を精液家畜へと作り変えます。
調教色がやや強いのですが、その声のおかげで雰囲気は意外に明るく
彼女に対して嫌な感じがする人はほとんどいないでしょう。
きつめだけどきちんとやる気を維持できる上手なサポートをしてくれます。



射精したい状況へと追い込み、とことんまで我慢させるエッチ
エッチシーンは48分30秒ほど。
プレイは耳舐め、オナニー、擬似フェラ、女の子の擬似オナニーです。
エッチな効果音はありません。

「両手でちんぽの根元を支えて頂戴 軽くきゅっと掴んで じゃあ、そのちんぽガチガチにしましょ?」
プレイの注意点として「シコシコ」に合わせてしごくこと
許可が出るまで絶対に射精しないことを念押ししてから
女の子は主人公を勃起させるための耳舐めを開始します。

エッチは合計8つのシーンで構成されており、終始彼女の指示に従いながら行います。
プレイのテーマが「射精を徹底的に我慢させる」だけあって
彼女はシーンごとに手を変え品を変えながら執拗に射精感を煽り、禁止します。

耳舐めの後から始まる「支配調教」「擬似フェラ」「オナニー演技」は興奮の促進がメイン。
「しーこ しーこ」と普通にやったらまず射精できないゆっくりペースでオナニーをさせながら
言葉責め、ちゅぱ音、喘ぎ声でまずは射精したい気分へと追い込みます。
準備運動的な内容ですがここだけでも抜けるくらいの十分なパワーがあります。
ちなみに本作の「シコシコ」は全部で5パターンあり適度に切り替わります。

「お口の中に射精できたらきっと最高に気持ちいいのに 射精した瞬間 私は『ん!?』ってえずいて それでも最後の一滴まで搾り取ろうとしゃぶり続ける」
中でも擬似フェラシーンは「じゅるびゅっ ぶぴっ」とかなり下品な音を立てながら
合間に彼女が実際にフェラしている様子をイメージさせてきます。
この2つの要素が合わさることでプレイが一層リアルになり
その結果妙に股間が熱くなったりムズムズする感覚が湧いてきます。

様々な要素を使って別方向から性的刺激を与え続けてくれるからこそ
長時間に渡るプレイを飽きずに勃起したまま楽しめる
わけです。
ハードさが売りの作品ですがプレイ構成も本当に考えられています。

地獄が始まるのはその後のシーンから。
「高速しごき責め」「ノンストップ責め」「地獄カウント責め」と
一見しただけで明らかな内容の責めを容赦の無いレベルで叩きつけてきます。

「ドロドロの精液ちんぽから出したい 臭くて濃ゆい汁をちんぽ脈打たせて垂れ流したい」
「高速しごき責め」は今までで最も速いペースでしごき
30秒程度続けたら寸止め、これを3回連続で繰り返すとてもとてもハードなシーン。
そのあまりの過酷さに多くの人が射精したい気持ちでいっぱいになるでしょう。
しかも彼女は声を使って射精したい願望を嫌と言うほど盛り上げてきます。
肉体的な刺激が一気に強くなりますし暴発にはくれぐれもご注意ください。

「速すぎず遅すぎずのリズムで、延々と扱かせるの ストップなしでずっと」
そして直後の「ノンストップ責め」は先ほどより2段階ペースを落とす反面
途中の休憩が一切無しという別の意味での地獄が味わえます。
両極端な2つのプレイを連続してやらせるところがえげつなくていいですね。
この後の「地獄カウント責め」もカウントダウンを刻むのに射精だけは絶対に許しません。
一般的なオナサポを遥かに超える手厳しい責めが聴き手を苦しめます。

そしてここまでなんとか耐え抜いた人たちへの最後の試練として
「メインディッシュ」シーンが登場します。
ここは時間が12分と他のシーンに比べてやや長く
今までとはまったく違う、エロの濃度が相当に濃ゆいプレイが繰り広げられます。

「せいぜい惨めなところ見せて楽しませてね」
「それしかできない変態なんだからあたりまえ」

ここでの一番の違いは何と言っても女の子が複数人登場することです。

意地悪な双子の射精我慢ゲーム 左右から「いいよ」と「ダメ」を流し込む音声
という作品に登場したキャラなのですが
そちらでもハードな責めをしていただけあって、今回もそれに近いことをしてくれます。
具体的にどんなことをするかについては聴いてのお楽しみとさせてください。
ヘルモードの最後を飾るにふさわしいプレイなのは間違いありません。

このように、多彩な責めを駆使したハードかつハイレベルなプレイが楽しめます。



突き抜けるような射精感が味わえる作品
プレイはきつめですがそれに見合った大きな性的快感が得られる作品です。

最高で50分近くひたすら焦らされながら射精を我慢し続ける展開
その間に繰り出される多種多様かつ破壊力抜群な責めなど
あらゆる部分が女性に痛めつけられるのが大好きなドM向けにセッティングされています。

これと似たシチュの作品は他だと吟遊夜会さんの「魔汚館」シリーズがありますが
そちらに比べても本作品のほうが2回りくらいハードに感じました。
生半可な責めではビクともしない人でも十分な満足度が得られるでしょう。

「ちんぽ 少しぴくってしたんじゃない? この へ・ん・た・い」
ですが全体的な雰囲気が意外にマイルドであることや
言葉責めが軽く変態と言う程度であまり怒鳴ったり貶められたりしないことから
こういうプレイが受け入れられるのなら割とノーマルに近い人でも
作品を楽しめるのではないか?という幅広さも感じます。

精神面への責めをエッチな声や音を中心として行っているからでしょう。
おかげで肉体的には疲れましたがスッキリした気分で聴き終えることができました。

この作品を聴いて一番印象に残った部分は
サークルさんがとにかく聴き手を萎えさせないよう心を砕かれているところです。
男性の場合おちんちんを刺激し続けていればいずれ射精するものなのですが
同じような刺激を与え続けているといずれは耐性がつき
その結果あまり興奮できていない状態での中途半端な射精を迎えることになります。

だからこそ作中では数分ごとに責め方をしっかりと切り替え
それに合わせて「シコシコ」のペースも本当にきめ細かく変化させています。
ハードなプレイを売りにしている作品なのは間違いないのですが
最高の状態で射精してもらうためのしっかりとした道筋も出来上がっています。

だからこんなに気持ちのいい射精が味わえたのだと思います。

エッチはおちんちんに絶え間ない刺激を与え続けるある種突き抜けた内容です。
サークルさんも言われているようにハードから慣らしたほうがいいでしょう。

また女の子はどうしても射精が我慢できない場合は
指で軽くつまみながら擦るとか、指先で撫でる程度でも構わないと言ってくれます。
無茶をしながらきちんと逃げ道も作ってくれていますので完遂は十分可能です。
徹底的に我慢し続けた先にあるこの最高の快感を是非掴み取ってみてください。
ちゅぱ音多め、淫語そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

個性的であり実用的でもある極めてハイレベルなオナサポ作品です。
B-bishopさん特有のブラックな展開も今回は特にありません。
純粋なプレイのレベルの高さやとっつきやすさを踏まえて
本作品をサークルさんでは初の満点とさせていただきました。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 ハードモード…39:58 ベリーハードモード…45:14 ヘルモード…55:07


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
FANZAの体験版はこちら

↑このページのトップヘ