同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

2015年04月

   ● シストラ!


漫画家少女にオナニーを観察された

サークル「Pygmalion」さんの同人音声作品。

サークルさんではおよそ1年ぶりの新作となるこちらの作品は
エッチな漫画を描くのが好きな女の子に資料集めとしてオナニーを見られたり
そのご褒美にエッチなご奉仕を受けたりします。

シチュを活かしてオナニーしながら羞恥心を煽ってくるシーンが非常に多く
男性をまったく知らない初心な彼女におちんちんを見られる恥ずかしさと
逆に見せつけてその反応を楽しむ快感の両方がたっぷりと味わえます。



漫画製作の協力としてオナニーを披露
隣に住む女の子にオナニーを観察されたり一緒に気持よくなるお話。

「男の人がお部屋にいるって 変な感じです なんかちょっと恥ずかしい…ですね」
女の子は大人しそうで可愛い声の女の子。
隣の家に住んでいる主人公を自分の部屋に招待すると
いきなり男性のオナニーを見せて欲しいとお願いします。

彼女は自分でエッチな漫画を書くのを趣味としているのですが
男性とは付き合うどころか話すことすら苦手な超奥手。
しかし主人公の優しい人柄には異性として十分以上の好意を抱いており
無理を承知で彼に資料としてオナニーの写真や映像を撮らせてくれるようお願いします。
成人漫画で時々見かける男性が美術の全裸モデルになるのと似たシチュですね。

そんな背景もあって作中では着衣のままの彼女に観察されながら
彼が全裸になってオナニーするシーンが数多く登場します。

いわゆる「見られる快感」にスポットを絞ったプレイが中心となりますので
女性に痴態を見られたい願望を持つ人にはうってつけと言えます。
彼女もそれを意識させるセリフや演出で羞恥心を徹底的に煽ってくれます。

「私 男の人のオナニーを見たことがなくて というか 裸すら見たことがないんです」
こういうシチュのプレイはどちらかというとM向けの印象が強いのですが
彼女に請われてオナニーをしていることや罵声の類をほとんどぶつけてこないことから
ほとんどノーマルに近い人でも問題なく聴けるくらいの甘い雰囲気が漂っています。

彼女も処女らしく驚いたり荒い息を漏らす初々しい反応を見せてくれますので
男を知らない女性に見せつけ、汚すといった逆方向の快感も味わえます。
プレイはアブノーマルだけど幅広い聴き手が楽しめるとっつきやすさがあります。



視線や温もりを強烈に意識させてくるエッチ
エッチシーンは6パート93分30秒ほど。
プレイはオナニー、写真/動画撮影、耳舐め、手コキ、フェラ、手マン、SEX(正常位)です。
手コキとSEXの際にややリアリティに欠ける効果音が鳴ります。
また手コキの効果音は鳴っているのかがわからないくらいにボリュームが小さいです。

「じゃあ 私のベッドに横になってください」
主人公にお願いをきいてもらえてとっても嬉しそうな反応を見せると
女の子は早速自分のベッドに横になってズボンを脱ぐよう指示します。

エッチは最初の3パートが彼女や彼の家で資料集めのオナニーをする様子
後の3パートは協力してくれたお礼として彼女がエッチなご奉仕をします。
前半と後半でエッチのスタイルが大きく切り替わりますから
それぞれを割と新鮮な気分で楽しめると思います。

前半3パートは寝た状態、座った状態、四つんばいの状態で
いずれも彼女の指示を受けながらオナニーするオナサポ方式。
そして彼女は指示を出しながら様々な方法で見られている気分を煽ってくれます。

「はぁ はぁ お兄さんのパンツ姿 あっ ほんの少しお兄さんの匂いがしてきました」
「わぁ これが男の人の 濃い匂い…」

例えば一番最初の寝ながらオナニーするパートでは
いきなり生でおちんちんを見るのを躊躇った彼女が
パンツ越しにその匂いをたっぷりと堪能するシーンが登場します。
この後も何かにつけて匂いを嗅いでくるのを見ると匂いフェチなのかもしれません。
彼女が異性に対し強烈な執着心を持っているのがひしひしと伝わってきます。

「後で資料にするために しっかり記録しておかないとですからね」
「おちんちんの先っぽから お兄さんの精子が ぴゅーって出るところ いっぱい録画してあげます」

本作を最も象徴するプレイと言えば写真/動画撮影でしょう。
彼女は自分の漫画に役立てるという名目で
彼のおちんちんやオナニーの様子をありとあらゆる角度から何度も激写します。
効果音もきちんと小まめに動くところがいいですね。
作品のテーマをしっかりと活かしながらプレイを進めています。

「お兄さんのオナニーがいやらしくて エッチな気分になっちゃいました」
彼の痴態を見るにつれて興奮していく彼女の様子も大きなポイント。
初めて見る男性器の逞しさに驚きながらもそれに魅了され
時間が経つほどうっとりとした熱い吐息を漏らすようになります。

全裸になり女性から一方的に指示されるM性の強い展開を
彼女の性に対する未熟さやストレートな反応が上手に中和しています。
「恥ずかしいんだけどなんか悪くない気分」とでも言えばいいのでしょうか。
彼女自身もできる範囲でオカズになって抜きやすい環境を整えてくれます。

「いっぱい耳をぺろぺろしますから お兄さんもしこしこって いっぱい気持よくなってくださいね」
2番目と3番目のパートは体位を切り替えて同じくオナニーをするわけですが
彼女がそのお手伝いとして耳舐めをしてくれるシーンが加わります。
バイノーラルと囁き・耳舐めは相性がよくとてもとてもリアル。
不得手ながらも愛おしそうに舐めてくれる彼女の様子も心を満たしてくれます。

全編を通じて耳舐めシーンは合計25分程度ありますから
耳舐め好きな人もかなりの満足感が得られるでしょうね。
S/Mの属性だけでなく性的嗜好の範囲も幅広くなっています。

対する後半の3パートは彼女の頑張る様子を楽しむシーン。
手コキ、フェラ、SEXとこちらもメインのプレイを1つに絞り
その中で耳舐めやキスを交えながらプレイの様子をとってもエッチに描いています。

「うわぁ ここ(亀頭) まだ柔らかいんですね さわさわ さわさわ」
「(金玉を触りながら)すっごく不思議な感触です ふにゃふにゃしてて むにむにしてて」

普段は主人公に対して口ごもったりもじもじすることのある彼女が
興味津々な様子でおちんちんの様々な部分の感触を確かめるところなどは
ちょっぴり恥ずかしい気分を抱きながらも
こういう女性の初めての相手になれたことを誇らしくも思います。

不得手なりに一生懸命愛してくれる姿もたまりません。
前半3パートのように痴態を撮影されるシーンも特にありませんし
彼女と一緒に気持よくなる充実したひと時が楽しめます。

「ちょっとだけ怖いですけど お兄さんと繋がりたいです おちんちん 私のなかに入れてください」
唯一彼女を責める形になる最後のSEXパートもとってもあまあま。
直前に手マンで1回絶頂するほど潤っているおかげで痛みを感じることもなく
喘ぎ声を使って好きな人と1つになれた幸せをたっぷり伝えてくれます。

ここまで彼女が一切肌を見せていなかったこともあって
この乱れっぷりは多くの人の心と体を熱くしてくれるに違いありません。
ちょっと変わったきっかけで関係を持つようになった2人ですが
最後は誰でも聴けるハッピーエンドで締めくくられています。
アブノーマルからノーマルに移り変わるこの展開もある意味珍しいです。

このように、様々な要素を含んだ面白いし抜きやすいエッチが繰り広げられます。



心と体をバランスよく盛り上げてくれる作品
音声作品ではあまり見られないテーマを扱った抜き重視の作品です。

かなりの奥手だけどエッチにはとっても積極的な女の子のキャラ
その彼女が羞恥心を煽りながらオナニーをリードしてくれるプレイ
後半に繰り広げられるご褒美のラブラブなエッチなど
様々な部分が個性的かつ抜きやすいようにセッティングされています。

特に女性が徹底的にリードするシチュでありながら
調教色を一切持たせず誰でも聴ける雰囲気に仕上げているところが実に見事です。
前半を聴いて純粋にオナニーを楽しむのもいいですし
後半を聴いて心を満たしながら抜くのもいいでしょう。
射精シーンも各パート1回ずつと無理なくこなせるあたりに留まっています。

「私は まだ知らないことがいっぱいです これからも 私と いっぱいエッチなことしてくださいね」
本作品を個性的に感じる一番の要因は女の子にあります。
音声作品に登場する女性キャラは一部で例外もいますが
基本的にはエッチに対して慣れてるといいますか、あまり抵抗を感じません。

ですが本作の女の子は淫語をひとつ言うだけでもとっても恥ずかしい仕草を見せますし
エッチでも初めての行為に対して躊躇ったりドキドキする初々しい反応をします。
この「恥じらい」が最近の音声作品にはあまり見られない新鮮な部分に思えました。
そしてこんな女性が勇気を振り絞ってご奉仕してくれるからより満たされるのです。

エッチはプレイ時間が長くバリエーションも豊富
さらにはエッチな要素もたっぷりとかなり充実しています。
どちらかというと前半のほうがフェチズムに溢れているので抜きやすいかなと。
後半は羞恥心を煽らず幸福感や満足感を重視しながらプレイをしています。
ちゅぱ音多め、淫語と喘ぎ声それなり、くちゅ音ごく僅かです。

より多くの人が興奮し、抜けるよう作られている総合力の高い作品です。
オナサポが好きな人、痴態を見られたい人、見せつけたい人など
作品の内容に合致した部分を持つすべての人にお薦めします。

CV:鹿乃仔さん
総時間 1:47:36


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

幽霊さんといっしょ 第一部 標準語版

サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、何らかの事情で幽霊になってしまった女の子が
主人公と一緒にデートをしたりエッチな事をします。

人間の体から幽霊へと変化していく過程や目的地に到着するまでの様子を
わかりやすく描きながら催眠状態を深めていく独特なスタイルの催眠を行っており
作品の世界に浸りながら体の重さや意識のぼやけが強くなるのを感じることができます。



幽霊になって2人だけの世界に
幽霊さんと2人でデートするお話。

「こんばんは …って言っても 聞こえないか」
幽霊さんは素朴で可愛い声の女の子。
普通の人間には感知できない自分の声に反応してくれた主人公に喜ぶと
そのお礼として気持ちよくなれるデートへと誘います。

この作品は以前紹介した「幽霊さんといっしょ 第一部 関西弁版」の姉妹作品で
タイトルの通り彼女が関西弁で語りかけていたあちらに対し
こちらはお馴染みの標準語で語りかけてきます。

方言で話す催眠音声がほんとんど無いのであちらのほうが個性的ではありますが
こちらは聴き慣れているぶん落ち着きやすい印象を受けます。
内容・価格・声優さんが同じですから皆さんのお好みで選ぶといいでしょう。
両方聴いた限りではやはり雰囲気に結構な違いが感じられます。

催眠はおよそ40分間。
最初は深呼吸をしたり体に力を入れてから脱力したり
手足を上下に動かしたりして体をリラックスさせます。

「手足を下げるとき ふぅ…っと力が抜けるのが 気持ちいいんだよ」
よくある言われた部分を意識するタイプの脱力に比べて
本作の脱力は実際に体を動かすぶん筋肉の解れを実感しやすく
合間に入る暗示も手伝って割と序盤から手足の重さが感じられます。

また彼女が「~しようね」みたいに普通の会話に近い口調で語りかけてくるおかげで
やらされている感じがあまりせず、その声に従いやすくなっています。
良い意味で催眠音声っぽさの無いボイスドラマ的な言い回しを終始心がけています。

体の準備ができた後は心の準備。
ここでは彼女が声をかけてくる位置に意識を向けるという
かなり珍しい方法で催眠を深めていきます。

「ぐるぐる ぐるぐる 声が回る ぐるぐる ぐるぐる 意識が回る」
「意識が ふわふわふわふわ 浮かんでいく 体が ずーんと沈みこんでいく」

左右と中央に小まめに位置を切り替え、スライドさせ、近づいたり遠ざかったりする様子は
さながら追いかけっこをしているように感じられます。
そして声を真面目に追いかけるほど頭の中がぐるぐるするような軽い混乱状態や
頭が妙に重くなる不思議な感覚を覚えるでしょう。
まさに幽体離脱したかのような精神と肉体が分離する感覚です。

そして無事彼女と同じ幽霊になったところで
月明かりの中、彼女に手を引かれながらとあるお花畑へと移動します。

「一歩一歩 足を進めるごとに ふんわりとした心地良さが広がっていく なんだか 開放的な気分 気持ちいい」
「体も 頭も とっても 気持ちいい ムズムズ とろとろ 気持ちいい」

イメージを描きながら「○歩」とカウントを刻んでいくオーソドックスな内容なのですが
セリフに「ぼんやり」「ふんわり」「気持ちいい」などの単語を数多く織り交ぜているため
多くの人が意識のぼやけが強くなるのを感じるでしょうね。

歩いて移動するからか私は追加で足だけが強烈に重くなるのを感じました。
このシーンで自分が催眠にどれだけ深く入れているかを実感できると思います。

幽霊さんと一緒に夜のお花畑に出かけながら催眠を施すレベルの高い催眠です。
古典系の技術を作品に合わせてアレンジし、さらには表現をややぼかすことで
彼女と普通に話しているかのようなボイスドラマに近い雰囲気が出来上がっています。

技術面についても誘導の流れや暗示の質・量共に申し分なく
先ほど説明した声を追いかけるシーンあたりから心と体に大きな変化が感じられます。
そして彼女の表裏の無い優しい声に癒しを感じるでしょう。
時間が長いのでかなりのリフレッシュ効果が得られると思います。
初心者から上級者まで誰が聴いても問題ありません。



幽霊の特性を活かしたエッチ
エッチシーンは20分ほど。
プレイは乳揉み、キス、幽霊さんによる乳首舐め、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「ちょっとだけなら 揉んでも いいよ そう 優しく…ね」
無事お花畑に到着し主人公にソフトなキスをすると
幽霊さんは意を決したように自分のおっぱいをいじるようおねだりします。

エッチは恋人同士に近い関係から責め手が適度に切り替わります。
彼女がエッチに関してそこまで貪欲なキャラではないためプレイはややソフトにし
その代わりに暗示を上手に使って得られる感覚をダイレクトに伝えてくれます。

「ほら もっと 揉んで? そしたら ほら 揉んでる手から 快感が 上がっていく」
「全身 さっきまで胸を揉んでいたときのムズムズに 包まれていく ムズムズが 気持ちいい 気持ちいいムズムズが どんどん広がっていく」

序盤の乳揉みや彼女からの乳首舐めは感度上昇の色が強いプレイ。
幽霊さんの声がエッチに入ると一気に熱っぽくなるのもあり
股間を中心に体が妙に熱くなるのを感じるでしょう。
合間に交わされるゆっくりとした濃厚なちゅぱ音によるキスも心をとろかします。
プレイはソフトなのに反して雰囲気は意外にエロいです。

最も個性的なプレイは一番最後に行うオナニー。
ここでは彼女が憑依しておちんちんをしごく変わったスタイルが採られています。

「最初は やさしーく 握ってー ゆーっくり ゆーっくり 上下に 擦る」
もちろん幽霊だからとりあえず憑依するわけではありません。
彼女は主に腕の動きを制御する類の暗示を入れながら
誰かに実際にしごかれているかのような気分を味わわせようとします。
十分な深さの催眠に入っていれば腕が勝手に動くところまではいかなくても
何かに釣り上げられてる感じとか、動かしていたほうが落ち着く気分がするはずです。

「あぁ なんなのコレ すごい気持ちいい 男の人って こんなに気持ちいいんだね」
初めて味わう男性の快感に酔いしれる彼女の仕草もポイント。
憑依しているということは感覚を共有していることになりますから
当然のように彼女も乱れ、より良い射精に必要な精神面への興奮を与えてくれます。

純粋にオナニーする時間が5分程度とやや短いのが残念ですが
ここまで段階的に気持ちを高めてくれているだけあって射精は十分可能です。
そして普段より1段階上の突き抜けるような気持よさが味わえました。
肉体と精神をバランスよく刺激してくれたからからだと思います。

このように、幽霊らしさを持たせたラブラブあまあまなエッチが繰り広げられます。



癒されるし気持よくもなれる作品
催眠重視なのですがエッチがセルフなおかげで性的快感も十分に得られる作品です。

幽霊さんと夜の散歩をしながら深めるストーリー性のある催眠
そして彼女自身の純真さや温かさが心を大いに潤します。
彼女は随分長い間誰にも相手をされなくて寂しい思いをしていたのでしょう。
主人公と一緒にいるこのひと時に幸せを感じているのが伝わってきます。

催眠自体も彼女の性格を反映するかのように柔らかで取り組みやすさを感じます。
一気に落としてくるタイプではないので催眠を実感しにくいところもあるのですが
後半部分の熱を感じさせる暗示やその後のエッチで得られる感覚など
入り具合を認識できるシーンがいくつも用意されています。
中でも意識のぼやけはかなり強烈に味わえるのではないかなと。

エッチは後半のセルフシーンが一番印象的でした。
やってることはオナニーなんだけどいつもと明らかに違う何かがあります。
それは手の軽さだったり熱だったり性的快感だったり色々あるでしょうが
どれにも言えることは「気持ちいい」ということです。
催眠に不慣れな人でもその変化が味わいやすいプレイだと思います。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもごく僅かです。

しっかり催眠に入れて気持よくもなれる万人向けの作品です。
基本的には標準語版、関西弁版のいずれかをお好みで選ぶのがいいでしょう。
価格が500円と良心的なので本当に誰でも聴けます。

CV:星野ゆんさん
総時間 1:10:11


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
関西弁版と書いてる内容にかなりの違いがあるのは
催眠を本格的に勉強する前に書いたレビューだからです。
レビューの精度はこちらのほうがずっと上ですから
関西弁版に興味がある方もこちらを参考にしていただければと思います。


添い寝カフェ『しろくまのしっぽ』

添い寝カフェ『しろくまのしっぽ』 前編」に引き続いての後編です。
今回は桔梗とアリスが独自のサービスを行う指名メニューを紹介します。



爪と顔への丁寧なケア
指名メニューの時間は桔梗が56分、アリスが50分ほど。
手足の爪切りやヤスリがけを行う桔梗に対し
アリスは顔へのパックや保湿とサービス内容が異なります。
ただしいずれもケアを行った後は羊を数えて眠らせてくれます。
葵が登場するシーンはありません。

桔梗バージョンにのみ登場するネイルケアはおよそ20分間。
爪を切り、ヤスリをかけ、オイルを塗る動作を左手→右手→両足の順に行います。

「パチン」という軽快な音をゆっくりスライドさせながら鳴らす爪切り
「シュリシュリ サッサッ」と若干ざらつきのある音を
左右に往復させたり一方向に流すように鳴らすヤスリがけ
いずれも基本メニューと同じく効果音のクオリティは極めて高く
サービスの一部始終をほぼ効果音だけでリアルに演出しています。

中でも素晴らしいのが効果音の位置や距離。
手をケアするときは左右の手に合わせた位置で音を近めに
足では音を中央に据えてやや遠くから音が聞こえてきます。

しかも足より手のほうがヤスリがけのトーンが高いとか
往復させるときのストロークが微妙に狭いとか
本当に細かいところまで効果音が考え抜かれています。

「足の爪は丸く整えると 巻き爪になりやすいので 四角く整えます」
最中の桔梗は軽い健康知識を披露するシーンもありますが
基本メニューと同様に黙々とサービスを行います。
効果音のペースや動かし方が割と小まめに変化しますから
のんびり聴く分にはそれほど飽きることもないでしょう。
全編を通じて効果音をとことん楽しませてくれるように統一されています。

アリスオリジナルのフェイスケアはおよそ10分間。
椅子に座った状態で仰向けになり、蒸しタオルで湿らせてからパックを塗りこみ
乾いたら剥がしミスト状の化粧水をかけ、最後に保湿クリームを塗ります。
時間は短めですが効果音のバリエーションは桔梗よりもこちらのほうが多彩です。

液状のものをメインに使っているため水音が多いのですが
パックを剥がすシーンだけは「ペリペリ」という独特な効果音が鳴り響きます。
音なのに密着感もあるところがとても新鮮に感じられました。
マッサージはほとんどせず美肌に絞ったサービスを行っています。

「羊が1匹… 羊が2匹… 羊が3匹…」
「ひーつーじーがいっぴき ひつじがにひき」

そしてケアが終わった後は2人とも35分程度の時間をかけて羊を数えてくれます。
桔梗が普通に、アリスがリズムを取りながら数える若干の違いはありますが
それ以外のセリフを交えるシーンは特にありません。
寝ながら聴くのを想定したシンプルかつ機能的な内容となっています。

このように、音を巧みに使った癒しのサービスが楽しめます。



様々な音を浴びるほど聴ける作品
長時間にわたるサービスのほぼすべてを効果音だけで見事に表現している作品です。

登場する3名のスタッフが専門店ならではの行き届いたサービスを行う様子を
それぞれで別々のリアルな効果音を鳴らしながら臨場感たっぷりにお届けします。
従来の作品にも見られた音のクオリティの高さに加えて
今回は同じサービスでも人によって微妙に違う音を用意しているのが素晴らしいです。
「同じ作品なんだし同じ音を使い回してもいいのでは?」と思えるところを
敢えてそうしないところにサークルさんの強いこだわりを感じます。

中でも一番強く印象に残ったのは効果音のすべてが自然なことです。

音声作品はシステム的に音をやや大げさに表現したくなるところなのですが
本作はそこを抑えてとにかくリアルな音の質・位置・距離・間を考えながら作られています。
だから長時間聴いても耳や頭が痛くなることはそうそうありませんし
それこそ聴いたまま眠りについてもまったく問題ないほど耳にしっくりきます。
癒し、安眠いずれの目的にも大いに役立ってくれるでしょう。

個人的には桔梗やアリスをもう少ししゃべらせてもよかったと思うのですが
今回は今まで以上に音に寄せている試験的な部分もありますし
このあたりは後々の作品でバランスが取られることを期待しています。
音だけで聴き手にどこまで伝えられるかに挑戦してみたかったのではないかなと。
その現れとして効果音は非の打ち所がないほど優れています。

サークルさんの過去作や最近の癒し系作品とは明らかに違うものを持っている
ある種の魂を感じる作品です。
これだけのボリュームとクオリティを持ちながらたったの900円とコスパも驚異的。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは6本目となる満点とさせていただきました。

おまけはシークレットキャラの耳かき、BGM、フリートーク、NG集です。

CV:桔梗…伊ヶ崎綾香さん アリス…野上菜月さん 葵…柚萌さん
総時間 基本メニュー…2:04:51 指名メニュー…1:52:39 おまけ…20:38 合計…4:18:08

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

添い寝カフェ『しろくまのしっぽ』

サークル「シロクマの嫁」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

サークルさんではおよそ8ヶ月ぶりと久々の全年齢向けになる本作品は
和風な女の子、洋風な女の子、元気な女の子の3人が
専門店ならではのきめ細かい癒しのサービスを行います。

オリジナル部分だけでも合計4時間以上という大ボリュームの中
オーソドックスなサービスからキャラの個性を活かしたものまで
それぞれをハイレベルな効果音を駆使しながらとてもリアルに描いています。

内容的に1つの記事でまとめるのが非常に困難なため
基本メニュー(前編)と指名メニュー(後編)の2回に分けて紹介します。



お客に合った癒しのサービスをその場で提供
『しろくまのしっぽ』の店員「桔梗」「アリス」と桔梗の妹「葵」からサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ 当店のご利用は初めてですか?」
桔梗は明るくお淑やかな声の女の子。
お店に初めてやってきたお客にカタログを見せながら
コンセプトやサービスの内容を説明します。

本作はお店の定番サービスである基本メニューと
店員さんの得意なサービスを行う指名メニューの2部構成。
今回紹介する基本メニューは大まかな内容をある程度揃え
その中で3人がところどころで個性を出しながらサービスを行ってくれます。

基本メニューだけでも124分とかなりのボリュームがありますから
無理に通しで聴かず数回に分けるのがいいでしょう。
1人あたりの時間は桔梗とアリスが50分、葵が20分と丁度いい具合になっています。

基本メニュー全体における大きな特徴は
サービスごとに異なる効果音をたっぷりと聴かせてくれることです。

シロクマの嫁さんは最近の作品ですと割とキャラ重視なものが多いのですが
本作では彼女たちのセリフをできるだけ減らし
サービスの一部始終をほぼ効果音のみで表現する、といった試みがされています。
いわゆる音フェチ向けの要素が非常に強いと思ってください。
安眠目当てで寝ながら聴く、といった使い方も大いに有りです。

効果音の質もサークルさんの過去作に比べて格段にパワーアップしており
特に耳かき関係の効果音に多くの人がびっくりするでしょう。
リアルな音を最大限に活用しながら濃厚なサービスを行う。
まさに音にこだわりを持っているサークルさんならではの作品と言えます。



新要素を交えた丁寧で隙のないサービス
最初に登場する桔梗の基本メニューは2パート50分30秒ほど。
一番目のパートは下着姿になったお客をうつぶせにし
肩や背中を海泥でマッサージしてからタオルで拭きシャワーで洗い流します。

「海泥には新陳代謝を促す効果があるので 体がぽかぽかしますよ」
「ぴちゃ ちゅぴ」という控えめな水音をゆっくりと左右にスライドさせながら
時にはゆっくり、時には速く鳴らしていく様子はとってもリアル。
特に肩口をマッサージする際は音が最も近くなり心地よい気分にさせてくれます。

タオルで拭いた後のシャワー音も水圧が適度に弱められていて
ゆっくりと洗い流している様子が音だけで十分すぎるほどに伝わってきます。
この音の絶妙なさじ加減が「格段にパワーアップした」と言った大きな理由の一つです。

次のパートで行われる耳のケア&頭部マッサージは36分間。
膝枕の体勢で右耳→左耳の順に布のようなもので耳を軽くマッサージしてから
耳かき棒で大きな汚れを、綿棒で小さな汚れを取り
耳垢水で洗浄してから馬の毛を使った耳かきで軽く刺激し
仕上げに梵天を使いながら息を吹きかけたり保湿クリームを塗ります。
この流れだけでも相当に専門店らしいサービスなのがわかっていただけるはずです。

しかもそれぞれに別の効果音をきちんと使っているのだから驚きです。
耳かき棒は「ポリポリ ズリッ」と乾いた軽い音
綿棒は「シャクシャク ジジッ」と耳かき棒に比べると音の面積が広く柔らかい音
耳垢水は「ちゅぴ きゅー」と軽く霧吹きするような音、などなど
どれを取っても音だけで何をしているかがなんとなくわかるくらいに洗練されています。

中でもやはり耳かき棒の音が個人的には最も優れているように思えます。
以前のサークルさんの耳かき音は割とパチパチした摩擦感のある音だったのですが
今作ではそれをかなり抑えたものへと変えられています。
しかし音に適度な引っ掛かりがあるため、耳の中を軽くくすぐられる感覚も味わえます。

…効果音の良さを文字で表現するのはなかなか難しいところなのですが
サークルさんが今まで出された作品の中でベストな耳かき音だと私は考えています。
大げさにせずより自然な音へと進化した、とでも言えばいいのでしょうか。
動かし方も全体的にストロークを短めにして集中攻撃するようにしてますし
様々な部分がよりリアル志向になっているなと。

「乾いた綿棒で 水分を拭き取って 馬の毛の耳かきで 耳の穴を刺激します」
サービスとして珍しいのは馬の毛の耳かきを使うシーン。
「ぷちぷち ぱらぱら」とほうきの毛先で軽く撫でられているかのような
かなり独特な音が使われています。
音のタイプからここが一番耳に刺激を感じやすいでしょうね。

最中の桔梗は前項でも軽く触れたようにほとんどしゃべりません。
サービス内容が切り替わるときに何を使って何をするかを言う程度です。
効果音だけが聞こえ続ける空間はとても静かで落ち着いており
聴いている最中に眠くなる人が続出するでしょう。
耳かきの最中に微かな吐息を漏らす演出があれば尚よかったです。



あまあまなアリスと元気な葵
続くアリスの基本メニューは2パート51分30秒ほど。
桔梗の時と同じく最初に背中のマッサージをしてから耳のケアをします。

「ふーん ふん ふん ふん ふん ふん ふーん」
しっとりしたキャラの桔梗に比べてアリスは明るい感じの女の子。
元々の声がとろけるように甘いのに加えて
サービス中に時折鼻歌を歌い始める可愛いシーンも登場します。

「それでは アロマオイルを背中全体に塗りながら マッサージをしていきまぁす」
サービスにおける大きな違いはマッサージパートでアロマオイルを使うこと。
海泥よりも水分控えめな効果音を同じようにスライドさせています。

それ以降、シャワーで洗い流すところから耳かきを終えるまでの部分は
基本的に桔梗との差はほとんどありません。
先ほど説明した内容のサービスを同じ手順で丁寧に行ってくれます。
ですからアリスのほうがよさそうに思う人はこちらから先に聴くのもいいでしょう。

ただし諸々の効果音まで同じものを使用しているわけではありません。
桔梗のものとは明らかに違う、全体的に若干トーンの高いものが使われています。
シロクマさんは以前の作品で耳かきの音をいくつか用意して
聴き手に自由に選んでもらうなんてこともやられてましたし
それと似たような狙いがあるように思われます。

「丁度いいから私の練習に付き合ってくれない? 何のって 耳かきに決まってるじゃない?」
最後に登場する葵のサービスは1パート20分。
右→左の順に耳かき棒と綿棒を使ってお掃除し、仕上げに梵天と息吹きをします。
前の2人の簡易バージョンみたいな内容です。

「私の耳かきの腕は一流だからねー」
「随分素直じゃない 私の耳かきの腕を ようやく認めたのね」

しかしサービスが簡素になったからといって2人に劣っているわけではありません。
彼女もセラピストを目指しているだけあってサービスの質は非常に高く
それに加えてトークを交えるシーンが増えています。
女性にサービスされている気分を味わいたいのならここが一番です。

このように、高品質な音をふんだんに使ったきめ細かいサービスが繰り広げられます。

後編へ続く…
添い寝カフェ『しろくまのしっぽ』 後編

CV:桔梗…伊ヶ崎綾香さん アリス…野上菜月さん 葵…柚萌さん
総時間 基本メニュー…2:04:51 指名メニュー…1:52:39 おまけ…20:38 合計…4:18:08



体験版はこちらにあります

シストラ!

サークル「フラワー症候群」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、お兄ちゃんに密かな恋心を抱いている妹が
催眠を使って彼を癒しながら自分の想いをぶつけます。

「今までとは違った催眠音声」をテーマに、2人の共感覚性を重視しながら
彼女はこちらにも積極的な協力を求める形で催眠をかけてくれます。
また初心者でも催眠をより楽しめるようにと
冒頭に十分な時間を取って催眠のレクチャーをする、といった特徴も持っています。



大好きなお兄ちゃんを癒すために
妹に催眠をかけられてからラブラブなSEXをするお話。

「こんばんは お兄ちゃん」
妹は明るくて可愛い声の女の子。
日々の生活を頑張っているお兄ちゃんに優しい言葉をかけると
彼の心身を癒すために催眠をかけ始めます。

フラワー症候群さんは様々なテーマや催眠の手段を持つサークルさんなのですが
その作品の多くは女性主導で催眠やエッチをするスタイルで統一されています。
しかし本作品は彼女とのSEXをよりリアルに味わってもらうために
彼女と様々な部分を共有しながら一緒に絶頂を目指すよう作られています。

具体的には彼女の気持ちを暗示を使ってこちらへそのまま伝えてきたり
主にエッチシーンで一緒に声を上げる、といった感じです。
いわゆるシチュへの没入感を重視している作品ですから
多少の声を出しても大丈夫な環境で聴くのが最も望ましいです。

本作品のもう一つの大きな特徴は初心者を非常に強く意識していること。
それを反映するかのように、妹は本格的な催眠を始める前のおよそ10分間を
催眠そのものの説明や音声を聴く際の心得にあてています。


「ダイエットしようって心に決めた でも 三日坊主で終わっちゃう それは 無意識である潜在意識が『別にダイエットなんてしなくていいじゃない』って思ってるからなんだよ」
今回のお話のテーマは「意識と無意識」。
人間の心の9割を占めると言われている無意識の強さを
具体的な例を挙げながら説明するとともに
それを改善する一つの手段として催眠が存在することを教えてくれます。

催眠の入門書に書かれているような割と真面目な内容ですので
催眠自体に興味の無い人にはちょっと難しく感じるかもしれません。
しかし催眠を知ることで催眠に入りやすくなる、といったメリットがあるのも事実です。
聴き手が催眠を受け入れる心の準備をするのにも役立っています。

その後に行われる本格的な催眠はおよそ23分間。
3分程度深呼吸をした後、自分が森の中にある湖に浮かんでいるのをイメージし
彼女が数えるカウントに合わせて少しずつ湖底へと沈んでいきます。

「数を数えれば数えるほど お兄ちゃんの意識は沈んでいく 力が抜けていく」
だいたい5カウントごとに軽めの暗示を入れてくるのですが
事前のお話と適度な深呼吸によってある程度リラックスしていることもあり
なんだか眠くなるような気分が湧いてくるかもしれません。

催眠音声では「沈む」「力が抜ける」「体が重い」みたいな暗示を
催眠法に合わせて意識的に繰り返しながら入れてくるケースが多い中
本作品は全編を通じて様々な暗示を散発的に入れてくる傾向が見られます。
ですから聴いた結果得られる感覚に結構な差が出るでしょう。
私の場合は主に眠気で体の脱力感はそれほどありませんでした。

「私はお兄ちゃんが好き お兄ちゃんは 私が好き 私はお兄ちゃんを愛してる お兄ちゃんは私を愛してる」
そして適度な深さの催眠に入ったところで
彼女は自分の心の内に秘めていた彼への想いをストレートに伝えながら
聴き手にもそう感じてもらえるよう同意を求める形で語りかけてきます。

「好き」「愛してる」などの心が浮かぶ言葉を浴びるほど言ってくれますから
それだけでも自然にいい気分になるのを実感するに違いありません。
彼女に従って小さくでもいいから口ずさんでみるとより強く実感できるでしょう。

彼女の言いなりになるのではなく、より多くの感覚を2人で共有する。
作品のテーマに沿った催眠が繰り広げられています。

冒頭でのラポール(信頼関係)の構築にかなり力を入れ
そこから先は古典的な催眠法を中心に使用しながら催眠状態を深めてくれます。
深呼吸を適度に挟んでリラックスしやすい環境を作り上げたり
湖に沈むイメージに物理的な深さを絡めたカウントを刻むなど
聴き手が催眠に入りやすくなるよう考えられているところが非常に印象的でした。

ですが例えば序盤に行う深呼吸のシーンでは
聴き手が息を吐くのに合わせて暗示を入れたほうが効果的なのに
なぜか吸う時にのみ入れていたり
シーンごとのカウントの数え方に違いが見られなかったりと
技術的に改善したほうが良いと思われる部分もちらほらあります。

先ほど述べた「暗示の入れ方が散発的」という点も合わせると
人によってかかり具合にそれなりの差が出るものと思われます。
どちらかというと催眠慣れしている人のほうが楽しみやすいでしょう。
それでも深い催眠状態まで入れる人はあまりいないと思います。



手を動かさない珍しいスタイルで行うエッチ
エッチシーンは20分ほど。
プレイは全身舐め、キス、SEX(騎乗位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフは一応有りになります。

「じゃあ 私が言葉の前戯してあげるね」
催眠を使ってお兄ちゃんを自分の虜にした妹は
もっと幸せになってもらおうと彼の全身を舐め始めます。

エッチは最初の7分ほどを全身舐めのイメージによる感度強化に費やし
その後彼女とのSEXへと移ります。
ここでも2人の幸福感や快感を一緒に味わうシーンが多いですから
一方的に指示されるM向けのシチュに抵抗を感じていた人でも無理なく楽しめます。

「お兄ちゃんの乳首が勃起して硬くなっている 興奮している証拠 舌の先で突くと 背筋がゾクゾクしてくる」
全身舐めは乳首、首筋、脇の下、唇など比較的敏感な部位を
敢えてちゅぱ音を鳴らさず声だけで感じさせようとしてきます。
そんなわけであんまりエロくはないのですが
甘い声やあまあまな雰囲気でなんとなく体が火照る人もいるでしょう。

「好きが唇から伝わってくる 好きが体を震え上がらせる 好きが体を興奮させる キスは唇から 好きは全身に」
そして彼女はここでも自分の好意をストレートな言葉で伝えてきます。
可愛い声で何度も「好き」と言われて悪い気がする人はいません。
その気持ちが知らず知らずのうちに伝わり、心に温かさをもたらします。

メインのプレイとなるSEXは事前におちんちんを手で握り
彼女の「1、2」の掛け声に合わせて腰を突き上げる
珍しいスタイルです。
そんなに激しく動かしませんが多少は体力を消耗するでしょうね。

「お兄ちゃんは 私を犯す喜びに全身が火照っていく セックスの気持ちよさに 病みつきになってくる」
もちろん妹も主に声を使って射精を応援してくれます。
物理的な刺激、暗示による気持ちの高まり、そして実の妹を犯しているシチュ。
様々な要素が絡み合って射精しやすい環境を作り上げています。

催眠音声なので無意味に喘ぎまくったりはしないのですが
腰の動かし方に気をつければ射精するのはそんなに難しくはありません。
快感の度合いについても普段よりは多少気持ちいいくらいに感じられました。

このように、妹との一体感を重視したエッチが繰り広げられます。



幸せを感じながら気持よくなれる作品
妹に犯されるのではなく一緒に気持よくなるシチュと
彼女が放つ様々な愛の言葉が心と体を幸せにしてくれる作品です。

彼女は元々自分が持っていた「好き」という感情を
催眠を使って聴き手にも伝播するよう働きかけてきます。
おかげで最初は赤の他人だった彼女に対して
エッチシーンに入るころにはそれなりに良い印象を抱いているでしょう。
そして好きな相手だからこそエッチでより盛り上がりやすくなります。

「好き好き 大好き 本当に好き 誰よりも好き 世界で誰よりも好き」
作中で彼女自身の気持ちや感覚を描写しているシーンが比較的多いのも
この共感覚性を楽しんでもらうための配慮なのでしょう。
催眠音声は聴き手視点で描写したほうが楽しみやすかったりもするのですが
この作品は奉仕や調教ではなく愛し合うことをコンセプトとしていますし
彼女側の視点に立つことも重要だと思います。

そんな色々と考えられている作品なのですが、催眠が・・・うーん。
先ほど挙げた箇所以外にも改善したほうが良いと思われる部分がいくつもあります。
骨組みはいいんだけど細かい気遣いが及ばなくて入りにくくなってる感じです。
私がそこそこの深さだったので、皆さんだともう少し浅くなるかもしれません。
他の催眠音声以上にかかり具合にムラがありそうです。

エッチはプレイをほぼSEXに絞込み濃度を上げています。
近親相姦モノなのですが愛情や気持よさを前面に押し出しているため
ブラックな気分や背徳感はそんなに湧いてこないでしょう。
淫語そこそこ、喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

テーマの奇抜さ・面白さと催眠音声としての実用性を考えた結果
今回は以下の点数とさせていただきました。
兄妹愛を描いた誰でも聴ける雰囲気の作品ですので
癒しを得たい人やハードなプレイに疲れた人にお薦めします。

CV:東雲沙紗さん
総時間 1:00:38


オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

【バイノーラルマイク収録】囁き・耳かき・添い寝・隠れ宿 夢見亭 葵

サークル「ristorante」さんの同人音声作品。

エロよりも癒しに特化したサービスを楽しませてくれる専門店「夢見亭」。
その第3作目は上品で献身的な小町がおよそ2時間に渡り
耳かき、添い寝、エッチなどの様々なサービスをお届けします。

作風通り非エロのサービスに1時間以上もの時間が割かれており
その中で王道的なものからあまり見かけないものまで
それぞれに十分な時間を取りながらゆっくりと丁寧に行い癒しを与えます。



礼儀正しいけど積極的な小町
夢見亭の小町「葵(あおい)」から様々なサービスを受けるお話。

「本日は 遠路はるばるお越しいただきいたしまして 誠にありがとうございます」
葵は上品で優しい声の女の子。
お店にやってきた主人公に丁寧な言葉遣いで挨拶すると
緊張気味の彼を解きほぐすために近づいて優しい言葉を囁きます。

本作品は大きく2つのシーンに分かれており
前半はこういうお店に慣れていない主人公との親密度を上げようと
葵がエッチなサービスや耳かきをする様子
後半はすっかり打ち解けた2人がお風呂でのんびり過ごした後
より濃厚なエッチをしてから一緒に眠りにつく様子が描かれています。

エロと非エロのパートが混在している珍しい作りをしているため
当サイトでも作品の流れに従いながら紹介をしていきます。

内容の方は41分程度のエロに対し、非エロが64分といった感じに
癒しのウェイトをやや重くしています。
エッチについてもハードに抜くのではなく少しずつ気持よくなるプレイが多いため
女性に奉仕される幸せに浸るリフレッシュ的な色が強いです。
ですので基本的には癒しを求める人にかなり向いている作品と言えます。

「心も体も 硬くなってる部分は 私が 優しくほぐして差し上げますから」
今回お相手を務める葵はお嬢様のような気品を感じる女性。
全編を通じて非常に丁寧な言葉遣いを心がけながら
主人公のリクエストに応える形で誠心誠意尽くそうとします。

声や言い回しが上品なので最初のうちはよそよそしさを感じるかもしれません。
ですがお話が進むにつれてだんだんと彼女自身も肩の力が抜け
悪乗りしたりつい本音を漏らす女の子らしい部分も見せるようになります。
この物語の進行に伴う2人の親密度の変化も癒しを与えてくれます。



耳かきを中心に心身を解きほぐしてくれる前半
前半部分は3パート44分ほど。
最初に手コキからのフェラで1回射精してから耳かきに移り
仕上げに耳を舐めながらもう一度手コキで抜きます。
エッチ単体での時間は約17分。
手コキの際にややリアルな効果音が鳴ります。

「どうでしょう? この後私に何をされても もう あまり恥ずかしいことはないでしょう?」
いきなりエッチが来るのはかなり珍しいと思われるでしょうが
葵としては主人公がここまで緊張している状態だと
この先のサービスを行ったとしても十分に癒されないだろうと判断してのことです。
その証拠に彼女はプレイをしながら自分にすべてを委ねるよう呼びかけてきます。
お淑やかだけど積極的な彼女らしさが窺えるパートと言えるでしょう。

プレイについては掴みなこともあってあまりエロエロには振舞わず
比較的ゆっくりとした音を鳴らしながら責めてくれます。
耳かき後に行う手コキパートも抜きに使うにはパワー不足に感じますし
あくまで親密になるための手段あたりに留まっています。

メインのサービスである耳かきは16分ほど。
膝枕の体勢で右→左耳の順に耳かき棒のみを使って
耳の外、穴の入り口、穴の奥をお掃除します。
仕上げに息を吹きかけることはありません。

耳かき棒は耳の外では「ずりー ぞぞっ」と乾いた軽い音
穴の中では「ぞりっ ずずっ」と入り口に比べて低く力強い音
穴の奥になると「すりすり くしゅ」と再び軽めの音になる、といったように
お掃除する部位に応じて効果音がきっちりと変化します。

他のサークルさんの素材を使用しているおかげで効果音の質も高く
中でも穴の中を掃除するときは耳のあたりにこそばゆい刺激が感じられます。
動かし方についても奥に行くほど小さくゆっくりと掻き出すようになりますし
様々な部分がリアルな質の高い耳かきと言えます。

「お客様の大きいの 私が抜いて差し上げますから… 気持ちよく抜いてしまいましょうね」
耳かき中の葵は手を動かしながら語りかけてくることが多く
その声の近さから彼女に実際にされているような温もりが感じられます。
上のセリフのようにちょっぴりエッチな言い回しをしてくるシーンもあったりと
2人の心の距離が少しずつ近づきつつあるのもわかります。

よく話すといっても囁くような弱めの声がほとんどですから
聴いててそこまでうるさく感じることはないでしょう。
私も聴いてる最中このパートは特に眠くなるのを感じました。
彼女なりのやり方できちんとリフレッシュを促してくれています。



葵が安らげる存在に感じられる後半
後半部分は4パート67分間。
露天風呂に入って寛いだ後部屋に戻ってSEXをし、最後に眠りにつきます。
エッチ単体での時間は約24分。
SEXの際にややリアルな効果音が鳴ります。

「うふふっ どうでしょうか? 部屋に常設されている 個室露天風呂にしては なかなかいいものでしょう?」
露天風呂での最初のサービスはシャンプー。
「ぱちぱち ぷすぷす」と泡を撫でるような音を左右別々に鳴らしながら
およそ6分間に渡って洗った後、水で流します。
2人とも裸になっているようですがエッチな表現は特にありません。
ちなみにお風呂のシーンはバックで常にお湯の流れる音が鳴り続けます。

音自体は比較的リアルかな?とも思えるのですが
時間が短いのに加えて結構ノイズが入っているため
耳かきに比べると品質はイマイチというのが正直な感想です。
効果音もループで位置が大きく移動することもありません。

どちらかというと露天風呂のメインはその後の晩酌パートでしょう。
ここではすっかり打ち解けた2人が月を見ながらのんびり語らいます。

「こうして ぴったりと肩を寄せ合いながら 心も委ねあって なんて心地のいい時間なのでしょう」
2人で一緒の湯船に入りお互いの杯にお酒を注ぐ様子は
冒頭の緊張しきっていた2人とはまったく異なり親密そのもの。
お話の内容も他愛も無いものが多く落ち着ける雰囲気が漂っています。
最初は自分がリードしようと頑張っていた葵が
主人公を信頼し、逆に寄りかかるように変化していくところも面白いです。

そして様々な準備が整ったところでようやく2人は結ばれます。
プレイ自体は最初から騎乗位で繋がるオーソドックスなものなのですが
最中は葵がずっとキスをしながら腰を打ち付けるおかげで雰囲気がとても甘く
まるで恋人同士になったかのような幸せな気分が味わえます。

「今度は こうして ぎゅーっと お互いの体の温もりを感じながらいたしましょうか」
今までは割と控えめだった彼女もここだけはとっても積極的。
「ぱん ぱん」と肉のぶつかり合うような音をリズミカルに鳴らしながら
甘い言葉を囁いたり何度も唇を重ねてくるのに加えて
主人公が一度射精を迎えた後もそのままプレイを続行し、再度の射精を促します。

連続射精を目指す比較的ハードなプレイなのですが
彼女が強引に追い込むのではなく彼の求めに応じてやっているだけですから
本作の癒しの雰囲気を損なうものではありません。
2回戦は彼女の喘ぎ声が多くなって1回戦よりずっと興奮できます。

このように、親密度に応じて内容が変化するきめ細かいサービスが繰り広げられます。



癒しのパワーに満ちた作品
ここまで何度も書いてきたようにかなりの癒し効果が見込める作品です。

落ち着いた上品な言葉遣いや佇まいの葵、十分な時間を取った様々なサービスなど
作品を構成する主要な要素がどれも癒しやリフレッシュに収束しています。
耳かきや一番最後に登場する添い寝はいずれも長い時間が取られていますし
癒し系の王道的なサービスを好む人ならまず満足できるクオリティを持っています。
シャンプーや露天風呂については効果音の関係で難しいところもあるのですが
泊り込みの専門店ならではの個性に繋がっているとは思います。

「よしよし いいこいいこ うふふっ 可愛いですわね」
ちなみに前項で説明できなかった添い寝パートは
葵が左手に寄り添って抱き寄せながら頭を撫でてくれます。
ここだけは他に比べて彼女の態度が一気に砕けたものになりますから
彼女の女性としての魅力を感じながら眠ることができるでしょう。
眠りを妨げない囁き声も耳に心地いいです。

対するエッチに関しては全体的にプレイ内容がソフトなことや
淫語と喘ぎ声のボリュームが少ないことからやや押しに欠けます。
一応効果音+ちゅぱ音など複数のエッチな音を鳴らして頑張られてはいるのですが
雰囲気的なエロスが足りなく感じるため
サークルさんの他の系列作品のようなエロさを期待すると肩透かしを食らうでしょう。

中でも最も盛り上がるSEXシーンで前戯一切無しに挿入していること
挿入シーンが短い&ループ音なこと、1回戦の最中葵がほとんど乱れないことなど
純粋な抜きを意識した場合に首を捻る部分がいくつかあります。
ここに持っていくまでのストーリーがしっかりしていただけに
ちょっともったいないと言いますか、消化不良な印象を受けました。
くちゅ音それなり、淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声そこそこです。

専門店ならではの静かで落ち着ける雰囲気が漂っている作品です。
約2時間で1000円とコスパに優れていますし
耳かきなどの癒し系作品を好む方なら十分な満足度が得られると思います。

CV:小粋さん
総時間 本編…1:56:27 おまけの寝息ループ…12:27


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
コスパで+1してあります。


ひゅぷのすいーとちょこれーと

サークル「俺だけが得する音声工房」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、優しいお姉さんの催眠でチョコレートに変えられてから
主に股間を様々なスタイルで徹底的に舐めてもらいます。

以前紹介した「ひゅぷのすいーとちょこれーと DL無料配信版」と
催眠の内容はほぼ変わらないのですが
乳首のみを責めていたあちらに対し、こちらはフェラがメインのプレイとなっており
エッチのボリュームやパワーが格段にアップしています。



女の子の大好きなチョコレートにされる気分
お姉さんにチョコレートになる催眠をかけられ、その後おちんちんを舐めてもらうお話。

「あなたがここに来たってことは ふふっ やっぱりそういうこと 期待しちゃってるんだよね?」
お姉さんは甘く穏やかな声の女性。
気持よくなりたい願望を抱いてやってきた主人公を優しく迎えると
そのための準備を進めながら催眠を深めていきます。

本作品は冒頭で書いたように無料版と有料版の2バージョンが存在します。
無料版は2日間のみの限定公開だったため現在はダウンロードできませんが
有料版に同梱されていますから実質2作品が1本に収まっている形となっています。
700円でこのボリュームは相当にコスパが良いです。

2つの大きな違いはエッチシーンで行われるプレイの内容。
無料版は乳首舐めだったのが有料版ではフェラへと切り替わります。
それ以外にもボリュームや絶頂指示の追加など
いくつかの部分が射精、もしくはドライオーガズムを得やすいよう調整されています。

催眠はおよそ36分間。
まずはイメージに関する簡単なアドバイスを受けてから
自分が広くて甘いチョコレートの海に漂っているのをイメージします。

「息をする度に 甘いチョコレートの香りが あなたの体の中に広がっていく」
深呼吸をしながら彼女のゆったりとした声を聴いていると
なんとなくチョコレートっぽい甘い香りがしてくるのを感じるかもしれません。
リラックスをしながらまずはチョコレートの特徴をしっかりとイメージします。

「甘い 甘ーいチョコレートに 包まれて あなたの中に残っている力が チョコレートの海に溶けだして 消えていくの」
その次はチョコレートの海に沈みながら時間をかけて脱力し
自分自身がチョコレートになったような感覚を膨らませていきます。

最初に入れるカウントの前後の暗示がしっかりしていることや
10分以上もの時間を割いて腕、足、胴体、頭をパーツごとに細かく分け
その都度意識させながら2回ずつ繰り返し行ってくれる入念な脱力のおかげで
眠気、温かさ、心地よさなどの感覚が強くなるのを感じるでしょう。

「本当にチョコレートになっちゃったか もう一回意識を向けて 確認してみましょう」
一通りが終わってから再度確認する時間を用意してくれているのもいいですね。
テーマがテーマだけにうまくついていけない人もいるでしょうし
そういった人たちにも作品を楽しんでもらえるようきちんと配慮しています。
チョコレートになる感覚を既に掴んでいる人にとっても感覚を強める材料になります。

イメージを中心に古典系の技術を繋げているシンプルな催眠です。
催眠の目的を心身のチョコレート化に設定し
序盤からチョコレートのイメージをしっかりと植えつけながら
リラックスや催眠が深まる類の暗示を入れていきます。
十分すぎるほどの時間を取ってそれぞれをしっかり、のんびりやってくれますし
多くの人が癒されるとか心地よいといったプラスの感覚を抱くと思います。

「意識したところが どんどんチョコレートになっていくような感じ」
ですが有料版なので敢えて指摘もさせていただきますと
肝心のチョコレート化をするシーンにおいて
腕、足など大きな部分を一通り意識した後に上のようなセリフを言ってくるのですが
できれば「とろけるような心地よさに包まれる」などの
もう一歩踏み込んだダイレクトな感覚操作の暗示が欲しかったです。

「心や体がチョコレートになる」というのは現実ではありえない現象ですから
そういったものほど暗示をより厚く、より丁寧に入れたほうがうまくいきやすいと思います。
他の部分がどこも初心者に配慮した親切な言い回しを心がけていただけに
ここだけが若干物足りなく感じました。



多種多様なちゅぱ音を自分でカスタマイズ
エッチシーンは41パート21分ほど。
プレイはフェラのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフは一応有りになります。

「女の子はね みーんな甘いチョコレートが大好きなんだよ? だ・か・ら これから私が あなたを美味しく 食べてあげちゃうね」
催眠を使って主人公の心と体をチョコレートに変えたお姉さんは
その具合を確かめようと早速彼のおちんちんを咥え始めます。

エッチは事前に勃起を促す暗示を入れてから(約6分)
フェラを心行くまで楽しみ、最後に絶頂します(約4分)。

最初と最後のパートを除く39ファイル11分間は
「舐め上げ」「先端を咥えて吸う」「先端を舐める」「先端にキス」
「竿を咥えこんでストローク」「袋を咥える」「先端を舌でほじる」の7つの舐め方
さらに優しいものから激しいものまで3~9パターンを取り揃えたちゅぱ音集です。
これらを聴き手がループなり繋げるなりして自由にカスタマイズします。

サークルさん側で用意された設定とかはありませんので
とりあえずは通しで聴いてみて、次回以降にプレイ作りをするのがいいでしょう。
催眠音声ではなかなかお目にかかれないタイプのプレイですね。
当然のようにちゅぱ音のボリュームは多く性的興奮がとても得やすいです。

「おちんちんが勃起する 勃起する 勃起する 私に食べてもらいたくって あなたのおちんちんがどんどん大きく 固く 勃起していく」
最初の暗示パートは「おちんちん」を意識的に織り交ぜながら
お姉さんが何度も何度も勃起し興奮するよう促してきます。
その直後に彼女が味見をするシーンもポイント。
上品な声とはまったく違った下品な音をハイペースで撒き散らしてくれます。

むしゃぶりつく、と表現するのがぴったりなかなりパワフルな音です。
その後に続くちゅぱ音パートも全体的にエロの濃度が高いものが多く
各ファイル15秒程度と短いのですが通しで聴けば結構興奮できます。

「いっぱい いーっぱいミルク出して 私にいーぱい あなたのエッチなオチンチンミルク 飲ませて」
そうやって十分気持ちを高めたところで最後の絶頂パートに突入します。
お姉さんがおちんちんをしごいてもいいと言ってくれますから
セルフがいい人はしごく、そうでない人はノーハンドでの絶頂に挑戦してみてください。
ただこの内容だと圧倒的にセルフのほうがやりやすいです。
カウントではなく主人公が彼女の口の中に直接吐き出し
その時の軽く驚くような声に合わせて射精します。

このように、エッチな要素を濃くした独特なスタイルのエッチが繰り広げられます。



癒しと抜きのバランスが取れている作品
イメージを使った心地よさを感じやすい催眠、ちゅぱ音を大量に含んだエロエロなエッチと
どちらの要素も色濃く持っているある意味欲張りな作品です。

上品で優しいお姉さんがセリフの間を意識的に長く取りながら
40分近い時間の中で内容を絞った催眠を施してくれます。
技法自体はよくあるものなのですが作品に合わせたアレンジがされており
チョコレートという身近な食べ物をしっかり感じながら
まどろむ感覚や気持ちいい感覚を全身に少しずつ広げていくことができます。

俺だけが得する音声工房さんはその名前からイメージされるような
いささか強引と言いますか、心に引っかかる誘導の作品をちらほら見かけていただけに
近作はそれらに比べてとてもやりやすく癒される気分も十分に味わえました。

対するエッチは催眠に関する要素がやや薄くなっているため
暗示できめ細かく操作する催眠音声特有のエッチを楽しみたい人には抵抗がある一方
催眠音声のエロさに不満を感じている人には丁度いいように思えます。
おそらく聴き手によって得られる快感や満足度にかなりの差が出るでしょう。

最初と最後のパートにそこそこの暗示を入れていますし
催眠から完全に外れているとは思いません。
ただちゅぱ音パートはできれば一例を用意していただきたかったです。
いきなりやらせるのではなく参考となるプレイ構成が欲しかったなと。
ちゅぱ音多め、淫語そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

催眠音声の中でもやや難しいテーマをとってもエッチに描いている作品です。
無料バージョンをダウンロードできなかった人や
エッチな成分が豊富な作品を求めている人にお薦めします。

CV:西浦のどかさん
総時間 1:08:24(無料分も合わせると1:33:44)


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

メイドのしつけかた

サークル「はーべすと」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、色々な意味でご奉仕するのが大好きなメイドが
真面目なご主人様にエッチなしつけをおねだりします。

最初は積極的な彼女に終始押されっぱなしだった彼が
次第にしつけに目覚め逆に激しく責め上げる、といったように
パートごとに責め手が大きく切り替わるところが大きな魅力です。



しつけされるのが大好きなエッチなメイドさん
メイドの飯島綾香(いいじまあやか)にエッチなしつけをしたりされたりするお話。

「お帰りなさいませ ご主人様」
綾香は甘くお淑やかな声の女の子。
ご主人様の出したメイド募集の広告に応じて面接にやってくると
その場で即採用され早速屋敷で働き始めます。

本作品は冒頭に交わされる約3分のやり取りを除いた3つのシーンに渡って
フェラ・手コキ・SEXをしながら2人が主従として打ち解けていく様子が描かれています。

タイトルや挿し絵からご主人様がメイドを性的にしつける作品と思われるかもしれません。
しかし実際はまったくの正反対。
身の回りの世話をしてもらうために綾香を雇ったはずの主人公が
エッチなご奉仕を得意としている彼女にしつけられます。


「これから 私がご主人様のメイドとして常におそばにおります この綾香に 何なりとご用命くださいませ」
綾香は面接の際に「自信がある」と言っているように
言葉遣いや立ち居振る舞いが落ち着いているメイドらしい女の子です。
エッチシーンで手際のいい責めを見せてくれることから
おそらく以前他の場所でメイドとしてこういうご奉仕をしていたのだと思います。

ですが彼女はご主人様に仕える自分の立場を忘れてはいません。
自分になかなか手を出してくれない奥手な彼をリードしながら
しきりに「しつけてください」とエッチなご褒美をおねだりします。
目下の女性に調教されるような作品とはまったく違うあまあま路線です。

そんな綾香の大胆なアプローチを受けてご主人様がどう動くのか。
エッチが進むにつれて少しずつ変化していく彼の態度も大きな聴きどころです。



メイドさんに責められる喜び、責める喜び
エッチシーンは3パート28分ほど。
プレイはフェラ、手コキ、耳舐め、玉舐め、SEX(ドギースタイル)です。
手コキ、SEX、射精の際に効果音が鳴ります。

「ご主人様のおちんちん すごく逞しくて ビクビクしてます」
ご主人様の屋敷で働き始めた次の日の朝
綾香はお目覚めのフェラで寝起きの悪い彼を起こそうとします。

エッチは最初の2パートは綾香が、最後のパートはご主人様が責める形で行います。
先ほど書いたように彼はあくまで彼女を普通のメイドと見ており
性的なご奉仕を期待したり求めているわけではありません。
そんな背景もあって、彼女はおちんちんを巧みに責め上げながら
自分の性的なご奉仕能力の高さを彼にアピールします。

一番最初のフェラパートはおよそ8分間。
綾香はご主人様にどこを舐めて欲しいかのリクエストを訊きながら
全体的に水分の高いエッチなちゅぱ音をゆっくりと鳴らします。

「お叱りになるのでしたら そのビクビク脈打ってるご主人様のオチンチンで 私めをしつけてくださいませ」
不意打ちでフェラをする女性側が圧倒的に有利なシチュなのですが
彼女はあくまで自分が責められることを望んでおり
舐めたり頬張ったりしながら適度にしつけてくれるようおねだりをします。

聴いた限りでは彼女自身はMなんだけど
彼が責めてくれないからSっぽく振舞っている、といった感じです。
珍しいスタイルのプレイなのですが、咥えながらセリフを言うシーンが意外に多く
結果的にちゅぱ音のボリュームが少なくなっているのが残念です。

続く手コキマッサージパートは後日のとある夜のお話。
ここではプレイのハードさが先ほどよりも一段階アップし
綾香がご主人様をさらに強く求める姿を楽しむことができます。

「ご主人様がしつけてくださらないのなら 綾香がご主人様のオチンチンをしつけてさしあげますね」
「にゅく ぴちゅ」といったやや水っぽい手コキ音を鳴らしながら射精へと導いた直後
とっても敏感になった亀頭を責めるシーンが特に強烈。
追加でアナルに指を挿入し2度目の絶頂へと追い込むなど
彼女が本当に彼を調教しようとする様子が窺えます。

しかしご主人様も一方的にやられているだけの男ではありません。
最後のパートは一転して責める側に回り
押し倒した綾香を後ろから激しく突いて何度も絶頂へと追い込みます。

「ご主人様ぁ らめれす いっしょにイってくらさい もう 綾香我慢れきないれすぅ」
突然の攻守逆転にちょっぴり戸惑いながらも
彼を受け入れ大いに乱れる彼女の姿がたまりません。
ここでは彼女が合計3回絶頂するのですが、1回目を迎えた後あたりから
喘ぎ声がろれつの回らないややアヘったものへと変わります。
この瞬間に幸せを感じ、しつけられる快感に酔いしれているのが強烈に伝わってきます。

このように、しつけをテーマに2人の心情の変化を描いたプレイが繰り広げられます。



幅広い属性を持っている作品
メイドというメジャーなジャンルにやや捻りを加えて個性を出している作品です。

ご主人様がメイドを性奴隷にする、あるいはメイドに調教される。
このいずれかに当てはまる作品がほとんどを占めているメイドモノの中で
しつけられるのが好きなメイドと真面目なご主人様という珍しい男女を用意し
その両方を立てる形でプレイを繰り広げています。

どちらかが一方的に責める作品には絶対無い逆転要素があるからこそ
特に一番最後の綾香を責めるシーンで興奮が一気に高まります。
女性をおちんちんでしつけるシチュは男性の征服欲を満たします。
そして最初の2パートは女性に優しく抜いてもらう欲求を満たします。
ややS~ややMあたりの幅広い聴き手が楽しめるある意味欲張りな作品です。

「綾香の体をむさぼって あっ もうっ 乱暴にっ 押し倒さずとも」
そんな良いところを色々持っている本作品なのですが
効果音の品質がいまいちリアルさに欠けることや
プレイ中の綾香のセリフに状況説明色の強い表現がそれなりにあるなど
首を捻る部分もいくつか見られます。

総時間が短いことを考えて余計な部分をできるだけ端折りたかったのでしょうが
ここまで多いと音声作品よりも小説を聴いているように思えてしまいます。
綾香のセリフである以上、会話として違和感が出ないよう工夫するのも大事です。
他には彼女視点のセリフが多くご主人様に感情移入しにくいようにも思えます。
淫語・くちゅ音・喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

キャラなどが立っている反面、表現方法などからくる純粋なエロさに難を感じたため
今回はやや低めの点数とさせていただきました。
音声作品に抜きよりもボイスドラマ的な要素を求める人にお薦めしたいです。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 35:04


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

気だるい悪の女幹部の虜にされて

サークル「マトリョウ鹿」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、大人の色気たっぷりな女幹部が
少年を相手にとってもエッチな尋問をします。

おねショタ+調教というある意味真逆のジャンルを組み合わせているのが特徴で
女幹部は比較的柔らかい雰囲気でハードな責めを繰り出しながら
彼を快楽の虜にし、自分に絶対逆らえなくなるよう誘導します。

ブラックなシーンがあるためやや人を選ぶ部分もあるのですが
エッチはハードで抜き場もたっぷりありますから
女性にいじめられるのが好きなMな人ほど楽しめるでしょう。



女幹部と少年が送るとってもエッチなひと時
女幹部のメリッサが様々なプレイをしながら少年を調教するお話。

「ふふふっ 今の気分はどうかしら?」
メリッサはおっとりとした色っぽい声の女性。
主人公が経営している宿に泊まった勇者の情報を手に入れようと
彼の体を拘束してエッチな尋問をします。

本作品は最初敵同士として出会った2人が
エッチを通じて次第に心を通わせ、やがて恋人同士に近い親密な関係になります。
一応テーマは調教とか拷問なのですが痛みを伴うプレイはほとんどなく
メリッサも終始落ち着いた大人の女性らしい態度を見せてくれます。
ちょっと変わったスタイルのおねショタ作品と表現するのが妥当でしょう。

「この手足からボキィって 折ってしまっても別に構わないのよ?」
メリッサは悪の女幹部らしい結構残虐な性格の持ち主。
勇者に関する情報をなかなか吐かない主人公を平気で「殺す」と脅したり
プレイ中は自分の命令に逆らえなくなるよう様々な責めで心と体を縛ります。
女幹部と言えばとにかくエロいイメージが強いわけですが
彼女はそういう優しい部分を見せながらも自分の責務をきっちり果たそうとします。

そんなツンな彼女がどのタイミングでどのようデレるのか。
少年に対する接し方の変化も本作品の大きな聴きどころと言えます。



少年を貪りつくすかのようなハードなエッチ
エッチシーンは4パート64分間。
プレイはキス、手コキ、オナホコキ、クンニ、オナニー、フェラ、パンツ舐め、SEX(騎乗位)、アナル責め、搾精器責めです。
手コキ、オナホコキ、SEX、アナル責め、搾精器責め、射精の際に比較的リアルな効果音が鳴ります。

「んふっ ガッチガチおちんぽ 握っちゃったわよぉ?」
挨拶を兼ねた尋問を済ませた翌日、再び主人公の部屋へとやってきたメリッサは
命令に逆らえば容赦はしないと彼にはっきり告げてからおちんちんをしごき始めます。

エッチは終始彼女が責め続けるスタイルで行われます。
相手が女性をほとんど知らない少年なこともあって雰囲気がとても甘い半面
プレイの方は精液を一滴残らず搾り取るかのような激しいものが多いです。

一番最初の手コキ&オナホコキパートは
2人がまだ出会ったばかりなこともあって調教色が非常に強く
彼女はおちんちんを激しく責めながら適度に脅すことで
自分に対する彼の服従心を養おうとします。

「私は普通の人間とは違うから 力加減間違えちゃうと このおちんぽが使えなくなっちゃうのよぉ?」
「イきそうね 出しそう イきそ ふふふ ねぇ でもぉ… イったら殺すわよ」

自分の一番大事な部分の生殺与奪を敵に委ねる。
音声作品ではあまり見かけないスリルを孕んだシチュが興奮を掻き立ててくれます。
一部で「さすがに言いすぎかな?」とも思えるところもあるのですが
実際におちんちんを痛めつけたりするシーンはないですし大丈夫かなと。

しかし彼女は組織の幹部。
脅すだけでは相手を完全に屈服させることなどできないことを知っています。
だからきちんと我慢できた彼へのご褒美として
今度は自分のおまんこを舐めさせながら特性オナホを使って責めてあげます。
作中ではこのように彼女が飴と鞭を使い分けるシーンがいくつも登場します。

「私もイってあげるわ 一緒にイっちゃいましょうねぇ」
オナホコキの効果音と一緒に鳴り響く彼女のややアヘった声がとても艶かしく
彼女に顔面騎乗されている状況も手伝ってMな人ほど興奮できると思います。
ノーマル向けなおねショタとM向けな調教。
2つのまったく別なジャンルをうまい具合に組み合わせてエッチの濃度を高めています。

続くフェラチオパートは名前の通りフェラがメイン。
およそ15分間にわたってメリッサが主人公のおちんちんを責め上げます。

ここでは彼女が「じゅるじゅる ずびびぃぃ」と序盤から激しいちゅぱ音を鳴らしながら
亀頭、竿、玉など隅から隅まで丹念に舐めてくれるのがいいですね。
ちゅぱ音の質が一般的な作品に比べて格段に下品でエロく
まさに貪るようなハードな責めが股間を大いに刺激します。

バキュームするシーンも多めですからちゅぱ音好きならまず聴いて損はしないプレイです。

「まだ休ませないわよぉ もう1発出しなさい」
そしてメリッサは主人公が射精し、精液を直に揉み干してからも決して口を離しません。
それどころか1発目以上の激しい責めをしながらすぐさま射精するよう促します。
このどのパートも必ず連続射精させているというのが
本作品のエッチにおける大きな特徴の一つです。
先ほどは触れませんでしたが最初のパートももちろん2回連続で射精します。

今までで最も甘いプレイが楽しめるのが3番目のSEXパート。
ここでは主人公にすっかり甘くなったメリッサが
調教の総仕上げとして彼の精液を自分のおまんこで受け止めます。

「我慢しなさい 命令よぉ 勝手にイったら 明日からこの部屋には誰も来なくなるわ」
「嬉しそうね 坊やの赤ちゃん 作りましょ」

以前と同じくしっかりした上下関係を維持しながらも
彼女は彼に対して明らかに情が移っているような態度を見せ
SEXでは激しく腰を打ちつけながら自分で子供を孕みたいと言い出します。

プレイについても段階的にペースを速める
アヘ声の混じった喘ぎ声を上げる、淫語を多めに交えたセリフをぶつけるなど
彼にこの瞬間を楽しんでもらおうとする彼女の意思が感じられます。
彼女が彼を虜にしようとする一方で彼女も彼の虜になっていく。
非常に変わったスタイルでのおねショタプレイが見事に完成しています。

このように、ややブラックな要素を含んだハードなエッチな繰り広げられます。



M向けの抜きやすい作品
Mな人が興奮するであろう様々な要素が織り交ぜられている作品です。

大人の女性が年下の男の子を性的に開発するのではなくいじめるシチュ。
少年が受けたら明らかに即射精するであろうレベルの激しいプレイ。
毎回必ず連続射精を促すハードな展開など
様々な部分が過激に、刺激的にチューニングされています。

目的が尋問なおかげで多少行き過ぎた表現も登場しますし
よくあるおねショタのイメージで聴いてみたらドン引きする人もいるでしょう。
ですが音声作品としての完成度はとても高く、かつ抜きやすいのも事実です。
中でも先ほど挙げたフェラパートは何回も使えると言えるほどのパワーがあります。

「坊やは本当に可愛いわぁ まさか私がここまでになるなんて」
そして最中にほんのり見せるメリッサの女性的な優しさも印象的でした。
彼女は立場上主人公に対して常に強気で接するのですが
彼が従順になっていくにつれて次第に甘いところも見せるようになります。
母性を匂わせる優しい声も作品の雰囲気をうまい具合に和らげています。

…といった風に面白いところを色々と持っている本作品なのですが
最後は残念ながらバッドエンドとなっています。

SEXパートでいい感じの結末を迎えていただけに
人によっては後味の悪い気分を抱きながら聴き終えることになるでしょう。
個人的には最終パートを無理に聴く必要はないかなと。
主人公が死に至ることになりますがグロい表現はほとんどありません。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもそれなりです。

ブラックな部分を敢えてぼかさずに描いている一風変わったおねショタ作品です。
背徳感や敗北感に打ちひしがれながら抜く側面がありますので
そういうのに耐性があったり興奮するMな人にのみお薦めします。

CV:大山チロルさん
総時間 1:32:32


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

2015年5月17日追記
現在は少年が死なないグッドエンドルートのお話も発売されています。
気だるい悪の女幹部の虜にされて~生存END、愛でられる日々~


ルミナスタジオによる 気持ちをリフレッシュするシャボン玉のエクササイズ

サークル「ふしぎラボ -Mystiska Lab-」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今からおよそ2ヶ月前に紹介した
ルミナスタジオによる シャボン玉に包まれるリラクゼーション」の続編にあたる本作品は
温かみにあふれたお姉さんの声に導かれながら
シャボン玉を使ったイメージをして心をリフレッシュします。

前作同様ハイレベルな効果音や環境音を数多く取り入れており
それらをシーンに合わせて適度に使い分けながら
現実とは違った幻想的な空間に漂う気分を味わわせてくれます。



自分の中にある悪い要素を浄化しよう
謎のお姉さん「ミレーニア」の催眠で癒されるお話。

「こんばんは お元気ですか?」
ミレーニアは穏やかで温かい声のお姉さん。
日々の生活でストレスが蓄積している主人公を癒すために
シャボン玉を使った催眠をかけてあげます。

今回の催眠のテーマは
「シャボン玉を使ってネガティブな感情を浄化し、リフレッシュする」こと。
その目的のために作中では多種多様な効果音や環境音が登場します。

例えば彼女の挨拶が始まる前には鳥のさえずる音が鳴りますし
催眠中は「ブゥゥゥゥン」という軽い振動音と
「ズオォォォー」と滝が流れるような音の両方がバックで流れ続けます。
音声を聴いている最中は常に何らかの音に包まれ続ける形になるおかげで
リアルの雑音などから隔離された落ち着ける空間に漂うことができます。

お姉さんの言葉(=暗示)で催眠を深める世間一般的な催眠音声に対し
本作はこれらの音を中心に据えつつ、ミレーニアが言葉で補足をしながら
聴き手が物語の状況をイメージしやすい環境を整えてくれます。

催眠音声を聴いている人ほどいつもと違った印象を受けるでしょうね。
アプローチの方向性が異なるだけですからこれも立派な催眠音声です。



ゆったりとした気分で取り組める催眠
催眠はほぼ全編にあたる37分間。
最初は心身をリラックスさせるために
深呼吸やシャボン玉を使ったイメージによるマッサージを行います。

「シャボン玉の気持のよいマッサージのおかげで 全体が深く緩んでいき 神経が落ち着き 筋肉が柔らかくなっていきました」
頭のてっぺんから足先までを細かいパーツに分けながら
その都度鳴る「ぼにゅ むにゅん」という弾力のある音を聴いていると
頭が軽くゆらゆらするとか、心地いい感覚がだんだんと湧いてきます。
下敷きを軽く曲げて元に戻したときに鳴るようなすごく独特な音です。

またミレーニアはシーンごとにわざと無言になる時間を適度な長さで用意し
聴き手に様々なことをイメージしてもらえるゆとりを提供します。

本作品の最終的な目的は癒しですから、無理にあれこれやってもらうよりは
こういう何もしない時間があるほうがのんびりできるという背景もあります。
バックで流れる音を聴きながらぼーっとしているとそのまま寝てしまうかもしれませんね。

お次はリフレッシュの手始めとして大きな箱をイメージし
その中にリアルで蓄積されている嫌な気持ちをぶち込んでから
嬉しかったこと、楽しかったことなどのポジティブな感情を注ぎ込んでいきます。
ここでは「ごぽごぽ ぽよん」というシャボン玉の弾む音や
花に水をあげるような、水を左右にスライドさせながら注ぎ込む音がイメージを助けます。

今の時期ですと特に新社会人は環境の大きな変化に苦労されているはずですから
そういったものを別のところに置く、というイメージをするだけでも
心なしか肩が軽くなったり気が晴れる思いがするでしょう。

「大きなシャボン玉に包み込まれると 箱の重そうな気配は薄まり 心なしか軽くなったような感じがします」
直後に行う箱をシャボン玉で包み込むイメージも
シャボン玉の持つふわふわとした軽さでストレスを軽減させる効果を狙っています。
素材の特性を活かしながら上手にリフレッシュを促してくれます。

「この中では体の重みはなくなり 無重力のように ふわふわとした感触を楽しむことができます」
そして最後は箱の中から生まれた無数の小さなシャボン玉に全身を包まれたり
それらが合体してできた巨大なシャボン玉の中に入って自分自身を癒します。
今までとは明らかな別空間であるのをイメージしてもらうために
バックの音がトーンの高いパルス音と幻想的な音へと切り替わり
今までよりもずっと静かで落ち着ける雰囲気を演出しています。

ミレーニアが無言になる時間も他よりずっと長く
すべてを忘れて存分に気持ちいい気分に浸ることができます。
声・イメージ・音など様々な要素を上手に組み合わせながら
聴き手が没頭し、リラックスできる空間を見事に作り上げています。



ちょっと変わったスタンスで癒してくれる作品
暗示のボリュームを敢えて減らし、その代わりにリアルな効果音を取り入れることで
作品の世界にどっぷり浸りながら癒しを得られる作品です。

全編を通じて流れ続けるバイノーラルビートやパルス音
そしてイメージするシーンごとに適切に流れる様々な効果音が
シャボン玉の世界という架空の空間を鮮明に彩っています。
どの音も癒されるとか心安らぐもので統一されており
その効果もあって聴き続けていくほど眠気が増幅されていきます。

対するミレーニアは効果音が織り成すこの独特な世界を
聴き手がよりイメージしやすくなるよう言葉でサポートしています。
催眠者というよりは物語の進行役に近い位置づけになっているため
彼女は「体が重くなる」など、催眠音声ではお馴染みの暗示をあまり言いません。

ですが最初にリラックスさせ、その後イメージを使って誘導していく流れは
明らかに催眠に酷似しており、最中はイメージがとても容易に思えたことからも
ある程度の催眠状態を味わっていたのだと思います。

作品のコンセプトが聴き手自身の中にある感情を浄化することにあるため
できるだけ聴き手のやりたいように任せているところがあります。
この点が他の催眠音声との大きな違いであり特徴でもあります。

「この箱の中に入れたものは 元々あなたの中に存在しているものなので それをリフレッシュさせ あなた自身の活力を 取り戻していきます」
この作品の中で個人的にすごく気に入っているのが
ネガティブな感情を捨て去るのではなくリフレッシュするアプローチです。

悪い感情ほどできるだけ遠ざけたくなるものなのですが
人間の心はそう簡単に割り切れるほど単純なものではありません。
だからそれらとより良い形で共存できる道筋を示してくれています。
イメージ自体は幻想的ですが、やってることは意外と現実的です。

音で包み込みながらのんびりと癒してくれる作品です。
先ほど挙げた新社会人などリアルに疲れている人へ特にお薦めします。

CV:桜月秋姫さん
総時間 43:41


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
本作品には同シリーズの2作品を同梱したセットバージョンもあります。
ルミナスタジオによるサウンドエクササイズシリーズ 基本プログラム三点セット

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