同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

2014年04月

   ● ヤンデレ催眠


癒し系専属ナースの七海さんに 優しくケアされたりイチャイチャしちゃうバイノーラル

サークル「ya-ho-games」さんの同人音声作品。
過去に2本RPGを出されているサークルさんで音声作品は今回が初となります。

本作品は癒しのオーラ溢れるナースさんが病院はもちろん
退院後も自宅で隅から隅までケアしてくれます。
こちらの要求を何でも受け入れてくれるとっても包容力のある女性ですから
性的にスッキリするのはもちろん、女性に甘える幸福感も得ることができます。

エッチの方はセリフをかなり絞ってちゅぱ音や喘ぎ声をたっぷりと聞かせてくれます。
おちんちんを彼女の口で柔らかく包み込まれているのをイメージしながら
ゆっくりと性感を高めて気持ちのいい射精を目指しましょう。



とってもあまあまな専属ナ ースさん
ナースの七海(ななみ)にエッチなお世話をしてもらうお話。

「こんにちはー 今日から専属ナースとしてお世話させていただきます 七海と申します」
七海はおっとりあまあまな声の女性。
入院中の主人公の専属ナースとして体を拭こうとしたところ
おちんちんが勃起しているのを見て先にケアしてあげることにします。

「これからはいつでも 七海がこうしてお世話をさせてあげますから ご安心くださいね」
七海はナースなこともあってお世話をするのが大好き。
患者である主人公の心と体を健康に保つために
普通のこともエッチなことも一生懸命に取り組んでくれます。
彼女の穏やかな声や仕草に安らぎを感じる方も多いでしょう。

本作品は本編6パート2時間20分、追加シーン3パート40分ととんでもなく大ボリュームで
そのうちのほとんどがエッチシーンとかなり抜きに特化しています。

各パートは20分程度と割と手頃に区切られているし内容もほぼ独立しているので
少しずつ暇を見つけて聴き進めるのがいいでしょう。
ちなみにエッチのあるパートにはすべて射精シーンが1~2つあります。

エッチに入る前にまず非エロパートの添い寝と耳かきから説明します。
これらはいずれも追加シーン内に収録されています。

「今から 気持ちが安らかになるにつれて 親指と小指が ゆーっくり 離れていきます」
添い寝は文字通り安眠できるまで七海が添い寝をしてくれます。
22分と長めの時間を利用してセリフの間を十分に長く取りながら
のんびりとした口調とセリフでゆっくりと眠りへと導いてくれます。

後半は「ふわーり」「ねむーい」「ふかーい」といった
それほど意味のない、やや間延びしたセリフが中心になるので
頭の中をゆったり、のんびりした気分で満たすことができるでしょう。
とても実用的な安眠誘導ボイスだと思います。

「はぁーい お耳掃除のお時間ですよ」
耳かきはおよそ9分間で片方の耳のみを綿棒でお掃除します。
(音声を左右反転させたバージョンも同梱されています)
綿棒は「ジョリリ ショショリ」と若干ざらつきのある音で音自体はリアルなのですが
かなり大きなノイズが入っているのと音を鳴らす間隔がとても短く耳かきっぽさに欠けるため
(音をループさせる際のループごとの間が極端に短いという意味です)
耳かき音声として考えるには正直厳しいです。

さすがにこの作品を耳かき目当てで聴く人はいないと思うのですが
あくまでもおまけ的なパートと思ってください。



特大ボリュームのちゅぱ音
エッチシーンは7パート148分と長時間。
プレイはキス、フェラ、玉舐め、SEX(騎乗位、バック)、手コキです。
手コキシーンにのみリアルな効果音が流れます。

「君の切なそうな顔見ていたら 七海 この ビンビンになったおちんちん お口で綺麗にしてあげたくなっちゃいました」
主人公の欲求不満を解消するために七海は自分から恥垢まみれのおちんちんを
口を使って皮を剥いてから舌で丁寧にお掃除していきます。

エッチはフェラ4パート、SEXが2パート、手コキ1パートの構成で
フェラシーンに1時間30分と十分すぎるほどの時間が取られています。
しかもフェラをするとき七海はほとんどセリフを挟まず一心不乱に舐め続けてくれますから
ちゅぱ音のみをたっぷりと楽しむことができるでしょう。
ここまでちゅぱ音特化な作品はそうそうありません。

フェラは全体的にややゆっくりとしたペースで進められていて
七海が柔らかく包み込むような甘い唾音を鳴らしながら
気持ちよく射精できるように少しずつ快感を高めてくれます。

舐め方も聴き手を飽きさせないように舐めから入っておちんちんを咥えこみ
口の中で揉み解したり舌を亀頭に這わせたり強烈に吸い付いたりと非常に多彩。
実際のプレイをしているのと同じように徐々に激しいプレイへとシフトさせていきます。
特に後半の「ききゅきゅー」と吸い上げるようなバキューム音がたまりません。

「味も匂いも クセになっちゃいそうです」
また主人公に包茎設定がされているおかげで
皮を剥いて裏にこびりついている恥垢を舐め取るシーンも登場します。
汚い部分を少しも嫌がらず愛おしそうに舐めてくれる彼女の姿に強い愛を感じました。

「声出さないように気をつけるから おちんちん 入れてほしい…です」
ちゅぱ音以外では喘ぎ声を大いに堪能できるのもポイントです。
こちらもセリフは少な目にして七海が感じている姿を可愛い声で表現しています。
初めて繋がる病室では外に気づかれないように声を押し殺しながら行うのがいいですね。
耳元で荒い吐息を漏らしながら我慢していた彼女が興奮してくると
今度は喘ぎ声を口を塞いで必死に堪えるようになる様子がたまらなくエロいです。

「七海の手に撫でられて 擦られて きもちよーくなって いいんですよ」
追加シーン唯一の手コキパートは
七海に労わられながら手でゆっくりと射精へと導かれます。
作者が癒しを重視したプレイと言われているだけあって励ますようなセリフが多く
体を興奮させながら心に満たされるものを感じることでしょう。
射精後もゆっくりとおちんちんをしごき続けて心地いい余韻に浸らせてくれます。

ちなみにここだけは3段階のペースで変動する効果音が流れます。
七海の声がすごく癒しに満ちている一方この音がなかなかに下品で
それらの対比に一層そそられる方も多いと思います。
個人的にはかなり抜けるパートと考えています。

このように、あまあまな雰囲気ながらもかなり抜ける充実したエッチが楽しめます。



ちゅぱ音と喘ぎ声に溺れる作品
女性の口から発せられるエッチな声や音を存分に楽しめる作品です。

七海のふわふわとした温かいキャラとちゅぱ音のギャップが激しく
それが大きな性的興奮を呼び起こしてくれます。
あまりエッチそうに見えない女性がエロエロに振る舞うからいいんです。
しかも本当に嬉しそうに、幸せそうに取り組んでくれるからこっちも幸せになれます。
おかげで心身バランスよく満足できるのではないでしょうか。

エッチのメインはちゅぱ音と喘ぎ声だと言いましたが
彼女のさりげない仕草にもグッとくるものがあります。
例えば主人公が精液を吐き出した瞬間に彼女は「うふっ」と幸せそうな声を上げてくれます。
それは彼女自身が幸せを感じているからこそ出る声だと思うんです。
そんな細かい要素が積み重なって作品全体に温かい雰囲気を与えているのだと思います。

エッチはとにかくちゅぱ音のボリュームがとんでもなく多いです。
ちゅぱ音が得意な野上さんが演じられていることもあってとことん抜けます。
1パートだけ七海以外のキャラがフェラをするシーンがあって
そちらは舐め方をきちんと変えているのがいいですね。
貪りつくようなやや下品なフェラが別の性的興奮を誘ってくれます。
ちゅぱ音超大量、淫語と喘ぎ声多めです。

かなり優秀な抜きボイスと判断しました。
価格もこのボリュームで900円と非常にお手頃。
(2014年4月30日現在は割引セール中で600円)
優しく射精させてもらいたい人にとってはまさに打ってつけの作品と言えます。

本作品には早期購入特典として
柚木朱莉さんがナースを演じる15分ほどの音声がついてきます。
こちらは本編の最初のパートを声の担当だけ変えた感じで
「活発ナース春香さんのれろれろフェラ」の名の通り舌をれろれろさせるフェラが楽しめます。
野上さんとはまた別のタイプのちゅぱ音ですので
これらを聴き比べて楽しむ、なんてのもいいかもしれません。

CV:野上菜月さん、柚木朱莉さん(早期購入特典にのみ登場)
総時間 本編…2:21:25 追加シーン…43:50 早期購入特典…15:26


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

アタシの声でヌきなさいっ!

サークル「トリプルキャスト」さんの同人音声作品。

こちらは音声作品の中でさらに音声作品を登場させ
その流れに則ったエッチを行う珍しいシチュが楽しめる作品です。
それぞれの音声は完全に独立していてキャラもすべて違いますから
パートごとの演技の違いを比べながら聴くのがいいでしょう。

登場する女の子は主人公に好意をもっているようだけど素直に伝えられないツンデレ。
その彼女が音声作品を媒介して自分の想いと願望を少しずつ叶えていきます。
普段と音声での演技中でガラリとキャラが変わるおかげで
そのギャップが彼女の魅力をさらに引き出しています。



リアルボイスでオナニーをサポート
親戚の姉にエッチな音声を読んでもらいながらオナニーやエッチをするお話。

「ねぇ ねぇ ねぇってば 聞いてるの?」
姉は元気で明るい声の女の子。
主人公の家に遊びに来たもののこれといってやることが無いため
彼の部屋に押し掛けてちょっかいを出し始めます。

主人公はエッチな音声をおかずにオナニーをするのが好きらしく
今日もそれを楽しもうとしたところを彼女にばれて
暇つぶしに彼女がそれを直に読んで興奮させてあげる。
これが本作品のおおまかな流れです。

「結構簡単かな なんかあたし 楽しくなってきちゃった」
姉は非常にカラッっとした性格をしていて
彼のやや変わった趣味に引くこともなく、むしろ積極的に取り組んでくれます。
彼に対して一定以上の親しみを持っていることもそうですが
画像や動画ではなく声だけで興奮する性癖に興味を持ったのかもしれません。

本作品は4つのパートに分かれており
主人公が所持する4つの音声を姉が代わりに読んであげるシチュが最大の特徴です。

姉は普段は砕けた話し方をするのですが音声を読む際にはきっちりキャラになり切ります。
音声内で登場する女性はいずれもおしとやかで優しいキャラですから
演技と素の2人の彼女の違いを比べながら聴くのが一番楽しめるでしょう。



若干抵抗を感じながらもやり遂げてくれる優しい姉
エッチシーンは4パート合計で48分ほど。
プレイはオナニー、乳揉み、乳首舐め、パイズリ、フェラ、手コキです。
オナニーと手コキの際にリアルな効果音が鳴ります。

「お・ち・ん・ち・ん 出してくださーい」
音声のお姉さんよりも自分の声の方がずっとエロいと豪語する姉は
それを主人公にわからせるために早速音声のセリフを読み上げ始めます。

エッチはパートごとに選択した音声のテーマに沿って行われます。
登場する女性キャラに若干の違いを設けてはいますが
シチュはいずれも年上の女性に優しく射精へと導いてもらうものばかり。
姉もそれを察して普段とはまったく違う慈愛に満ちた声で語り掛けてくれますから
女性の温かさに包まれながらの幸福感に満ちたエッチが楽しめます。

「じゃあ手のひらを おちんちんの先っぽに被せて そう 優しく手のひらで包んで」
一番最初のオナニーパートは彼女にしごき方などを指導されるタイプ。
「しこしこ」の声に合わせて彼女に見守られながらおちんちんを慰めます。
途中で得ている感覚を彼女のおまんこの感触に見立てて
疑似SEXをしているようにイメージさせているのが面白いですね。
やや緩めに縛る感じの誰でも取り組めるオナサポと言えます。

2番目以降のパートは彼女と肉体的に接触しながらのエッチになるわけですが
演技中のノリノリな彼女とそれ以外の普通の少女な彼女
そのギャップが一番の魅力です。


「優しく触るなら ちょっとだけならいいけど ほ ほんとにちょっとだけだからね」
例えばおっぱいを触りたいと言い出す主人公に最初は恥ずかしそうにしていたのに
「ほら 私のおっぱいに 甘えてごらん」
音声が始まると一転して積極的に顔を挟んだり乳首に吸い付かせたりしてきます。

他にも精液を飲んだ際に演技中は美味しい、素に戻ると不味いと言い出すなど
正反対の顔を持った2人の彼女が楽しめるわけです。

「まー興味がないこともないし 何事も経験よね」
でも彼女自身はそれらの行為を本心で嫌がっている様子はまったくなく
むしろ自分の心を開放するために音声を利用しているように思えました。
若干ツンデレっぽい性格を持っているキャラですから
彼に対して素直になれない自分の気持ちをこれらの行為で伝えたかったのかもしれません。

彼女の彼に対する好意が最もよく伝わってくるのが一番最後のパート。
彼のベッドに自分から潜り込んで音声を聴きながら優しく手でしごいてあげます。

「ほ ほら 早くぎゅーってしなさいよ いいから」
音声では若干焦らしてから射精を迎えて疲れた彼を
お姉さんが抱きしめて一緒に寝る形で締めくくられており
その流れのままに終了後にやや恥ずかしそうに抱擁を求めてくる様子がとても可愛いです。
がさつな話しぶりとはまったく違う女の子らしい一面が見られる印象的なシーンです。

このように、変わったエッチを通じて2人が心を通わせていく様子がよくわかる
肉体的にも精神的にも満たされるエッチが楽しめます。



姉のストレートでない優しさに満ち溢れた作品
変わったシチュに加えて姉のキャラにも魅力を感じる作品です。

音声作品の中でさらに音声作品を登場させ
それをエッチにうまく絡めている発想力とシナリオ力は見事と言う他ありません。
おかげでそれぞれのエッチにプレイ以外にもシチュの違いが生み出せています。
意地悪な性格の姉を一時的に素直な女性に作り変えている点も面白いですし
やはりこの設定が作品に最も影響を与えている要素だと思います。

エッチはオナニーを見るだけだったのが
徐々に体を触らせたり奉仕するハードなプレイへと発展していきます。
といっても姉のおまんこには最終的に指一本触れずに終わりますから
全体的にソフトな印象を受けるでしょう。
淫語それなり、ちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごくわずかです。

「ぴゅっぴゅっぴゅー びゅびゅぴゅっ ぴゅーぴゅー」
ちなみに1、2、4番目のパートでは射精の様子をセリフで言ってくれます。
アイロンウェアーさんの作品が好きな方にはお馴染みですね。

強いて気になった点を挙げるとすれば
音声作品に登場する女性の設定にもう少しバリエーションを設けてほしかったです。
大きく分けると年上の女性とメイドの2パターンしかないため
例えば女教師に性教育の実習を受けるとか、ママに赤ちゃん言葉であやされるとか
そういう明確なキャラとシチュを個々のプレイに設ければもっと良くなったと考えています。

タイトルからイメージされるようなM向けではなく
ノーマル向けの誰でも聴ける甘い雰囲気の作品です。

CV:桃華れんさん
総時間 1:06:58


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

女体化系催眠ボイスドラマ 私の彼氏は女装っ娘!!

サークル「フラワー症候群」さんの催眠音声作品。

本作品はちょっぴり男性に恐怖を抱いている先輩に女の子の姿に変えられて
その後男女両方の快感を味わうことになります。
メインテーマが女体化なのにおちんちんをしごくシーンがあるのは珍しいですね。
もちろん女体化にかなりシフトした作りですからそっちの快感を大いに楽しめます。

催眠はドラマっぽく若干のストーリー性を持っていて
それに即した違和感のないイメージ中心の催眠法が使われています。



先輩と付き合うための条件とは
先輩の催眠でメスペットになるお話。

「えっと この書類がこっちで これが… ああそうそう ここだったわね」
先輩は明るく利発そうな声の女の子。
生徒会役員を務めている彼女が遅くまで雑務をこなしているところへ
主人公がやってきて彼女に告白するシーンから物語は始まります。

「私の彼氏にふさわしいかどうか 軽くテストしてみましょうか」
本作品には催眠の技法が多数登場しますが「催眠」という単語は一度も出てきません。
彼女が主人公と普通にコミュニケーションをとりながら
少しずつ彼の心と体を作り変えていきます。
やってることは一般的な催眠音声にかなり近いですから
聴いていてどこから催眠が始まるかがわからない、なんてことはおそらくないでしょう。

催眠は2パート55分ほど。
告白をしてちょっぴり興奮した主人公をなだめるために
まずは深呼吸をしたり濡らしたハンカチを額に乗せて心を落ち着かせます。
ちなみに今回は座った状態で催眠を受けています。

「それじゃ 額の上に冷たいのが乗るから 驚かないでね」
催眠は序盤からイメージを中心に進められており
濡れたハンカチで額をひんやり心地よくしたり、コーヒーの匂いを嗅いでリラックスさせたりと
舞台である生徒会室の雰囲気に適した内容で少しずつ催眠状態へと導いてくれます。
物語との整合性を重視したうえで催眠が進められていますから
聴いていて違和感なくその世界に入り込むことができるでしょう。

「私の体温が 君の額に伝わる 温かくなる」
お次は額にハンカチの代わりに彼女の手を乗せることで
先ほどとはまったく逆の感覚をイメージします。
ハンカチは額と一緒に目も覆っていたので冷たくて暗いもの
一方先輩の手は温かくて明るい
そんな対比を通じて催眠を進化させようとしているところが印象的でした。

催眠音声での深化と言うとカウントを刻むのが非常に多いのですが
今回は極力催眠っぽさを出さないようにそれらも控えられています。

「体の筋張ったところが ゆっくりと柔らかくなって 力が入らなくなる」
続く女体化は事前に軽く女体化への抵抗心を削いでから
胸、お腹、手足と体をいくつかに分けながら時間をかけて行います。
女性らしく非力になる暗示を同時に入れられるおかげで
急に体が重くなったように感じるかもしれません。

また途中で女の子からメスペットと呼称を変化させてきたりと
少しずつ彼女の言いなりになるように心の方も作り変えてくれます。
言いなりになることで大好きな先輩とお付き合いできるようになる。
そんなやや遠回りするアプローチで隷属しやすくしているのも見事です。

ただ単に催眠状態にして体を作り変えるのではなく
女体化に取り組みやすくするため女性的な心にも目を向けているきめ細かい催眠です。
最終的なテーマは隷属化にあるようですが、彼女が男性を苦手としていることを考慮して
女体化と上手に絡めながら進められています。

ただ物語との整合性を追い求めるあまり
最も肝心な催眠の威力が弱くなっているように感じました。
特に深化の部分で「額に置かれた私の手のひらは明るい だから頭も真っ白」
みたいなことを言われるのですが、さすがにこの表現は強引過ぎると私は思います。
女体化については変化させる部分がとても丁寧でやりやすいです。



女性としての快感、奴隷としての快感
エッチシーンは2パート17分間。
プレイは女性の服を着ながらのドライ絶頂とオナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります。

「今までは体が変わっただけだったけど ここからは服装も変わる」
先輩の催眠で股間を除いて完全に女の子の姿になった主人公は
女物のパンツやエッチな衣装を着ながら更に感度を高めていきます。

エッチは前半が女性になりきっての絶頂(メスイキ)
後半は男性に戻っておちんちんをしごいて射精するかなり変則的なスタイルです。

「淫らな私を見てほしいって誘っている そんなメスペット」
最初のメスイキは全裸の状態から服を着るわけですが
先輩がかなり意識的に観察していることを伝えてきます。
女体化の部分で軽く肌の感度が上がる暗示も入れられているおかげで
肌がピリピリしたり股間がきゅっと締め付けられるような感覚があるかもしれません。

シチュで興奮させるようなプレイですから想像力がカギになるでしょう。
最後の最後でおちんちんをおまんこに作り変えて
そこから感覚を操る暗示を入れて絶頂へと追い込まれる点も変則的で珍しいです。

「好きな人が目の前にいて したいことがそれなんだね 最低だね」
後のおちんちんオナニーは奴隷としての悦びを叩きこむために
一旦男の体に戻して彼女の罵声を受けながら自分を慰めます。
男の体に戻る前に割と入念な暗示を入れられることから
痴態を見られたり罵声を浴びることに気持ちよさを感じるようになっているかもしれません。
特に女装した状態でオナニーするとも言っていないし至って普通のオナニーと思われます。

このように、男女両方の快感が味わえる独特なエッチが繰り広げられます。



ストーリーと催眠の親和性が高い作品
とても催眠音声に近い作りの催眠風ボイスドラマです。

軽く世間話をするようなスタンスを取りながら合間に暗示を入れることで
少しずつ彼女の声に従うメスペットへと変貌を遂げていきます。
時間が十分にあるおかげでゆっくり、じっくりと進めてくれますし
女体化についても精神的な違和感を取り除きながら行う慎重さが光っています。

しかし催眠中に暗示ではなく解説するような言い回しがそれなりに登場することから
被暗示性の高い人だとやや回りくどい印象を受けると思います。
要は物語としての違和感をなくすためのセリフが多いということです。
それが催眠風ボイスドラマらしいとも言えるのですが…

催眠はできるだけ催眠音声っぽさを抱かせないように表現が工夫されています。
良くも悪くもストレートではないので被暗示性の高低によって評価は分かれるでしょう。
私は高いのでさくっと誘導してほしいと思いました。
低い人にはこれくらいが丁度いいのかもしれません。

エッチは前半は良かったのですが後半がなんとも。
30分もの時間をかけて女体化したのにそれを解除するのは非常にもったいなく感じます。
プレイも罵倒されながらのオナニー、しかもほぼ暗示無しの単なるエロボイスですし
このパートだけはちょっと作品のテーマに合っていないのではないかなと。
女体化したままでのオナニーなら十分有りだったのですが…
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

総合的に見てエッチの内容や展開に一部疑問を感じるものの
催眠については十分に満足できる作品と言えます。

CV:卯月杏奈さん
総時間 1:26:49


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

おててレッスン ANE ~お姉ちゃんのあまあまオナニーレッスン~

サークル「しらあえプロジェクト」さんの同人音声作品。

こちらはお姉ちゃんが優しく優しくオナニーを手伝ってくれる作品です。
腰が抜けるような気持ちいい射精をさせるために
本当に手とり足とり言葉でサポートしながら進めてくれます。

プレイの方は最初に乳首をいじったりおちんちんを軽く擦らせたりと
かなり焦らしながら進められるのが特徴です。



包容力のあるお姉ちゃん
お姉ちゃんに導かれながらオナニーするお話。

「私が 今日から君のお姉さんだよ よろしくね」
お姉ちゃんは穏やかで優しい声の女性。
これから作品の世界に没頭してオナニーができるように
まずは2点ほど注意事項を教えてくれます。

1、誰かに邪魔されない環境で行うこと
2、ベッドに寝転んだり椅子に座ってリラックスすること

いずれもオナニーに集中するための環境作りに関することですから
ほとんどの人が聴き始める前にクリアしてるでしょう。
社会的に死なないための当たり前の措置ですね。

「お姉ちゃんと一緒に 気持ちよく いーっぱい精液ぴゅっぴゅしようね」
お姉ちゃんは声が女神のように慈愛に満ちているのに加えて
主人公がオナニーを手伝ってほしいと言っても引かずに応援してくれます。
オナサポ作品の目的は気持ちよく射精するのが第一なのですが
おそらく聴いているうちに心の方も満たされるものを感じることでしょう。
そして心が満たされた状態での射精は体のみの時よりずっと気持ちよく感じるはずです。

本作品は短時間の割に準備を入念に行ってくれるのが特徴で
最初は3分ほどをかけて深呼吸と脱力を行います。
催眠音声ではよくあることですがオナサポでは結構珍しいですね。
ひとまずリラックスして心をリセットすることで
お姉ちゃんの言葉をすんなり受け入れられる環境を整えるわけです。



1から10まで教えてくれるお姉ちゃん
エッチシーンはおよそ15分間。
プレイは乳首オナニー、玉揉み、オナニーです。
エッチな効果音はありません。

「急におちんちんを触っちゃうと 刺激が強すぎるかもしれないから まずはマッサージしようね」
オナニーをする準備を整えたところでお姉ちゃんは
敢えておちんちんではなく乳首をいじって更に感度を上げるように指示をします。

エッチは終始彼女が何をするかを教えてくれる形で進みます。
どの部分をどうやってどれくらいいじればいいかまで指示してくれる親切設計ですから
頭を空っぽにして気持ちよくなることだけに集中することができます。

もう少し詳しく言うと、乳首をいじる際は「くり くり」
金玉は「もみ もみ」おちんちんは「しこ しこ」と彼女が言うのに合わせて刺激します。
おちんちんをいじる際には30秒ほどの間隔でペースを4段階に分けて指示してくれるなど
オナサポ系の中でもかなりきめ細かいサポートをしてくれます。
作風はまったく違いますけどスタイルは吟遊夜会さんの作品にかなり近く感じました。

「初めは軽く つつーって 下から上に ゆっくり かるーく」
プレイの方は乳首をいじった後も金玉のみを揉んだり
おちんちんも最初は軽く撫でるだけに留めたりとかなり焦らしてきます。
でもお姉ちゃんは決して意地悪をしているわけではありません。
最後の最後に普段よりもずっと気持ちのいい射精をさせてあげるために
敢えて遠回りをしてじっくりと快感を高めてくれているのです。

彼女が聴き手のもどかしい気持ちを察して適度に励ましてくれるおかげで
その言葉に従うことへの抵抗感が上手に削がれています。

「上手にオナニーできたね えらいえらい」
最後はカウントに合わせてここだけフリースタイルでおちんちんをしごきます。
吐き出された精液の量を見てうっとりしたり
疲れた主人公を労わる彼女の声には射精後の虚無感を和らげてくれる力を感じました。
射精後まできちんと心のケアをしてくれる優れたオナサポと言えるでしょう。

このように、命令っぽさを感じさせない和やかな雰囲気でのオナサポが繰り広げられます。



心も体も満たしてくれる作品
オナサポボイスの中ではかなりの良作です。

この手の作品は聴き手の心をどう盛り上げていくかがカギだと私は思うのですが
お姉ちゃんがこちらに嫌な気分をさせないように言葉を選んで進めてくれています。
おかげで焦らされている間もイライラではなく
「もうちょっと頑張ろう」とポジティブな気分で我慢することができました。
結局は指示に従っているのだけど、やらされてる感がしないのはとても大きいです。

プレイは段階を踏んで少しずつハードにしていきます。
おちんちんをしごく時間も7分程度と十分に時間が取られていますし
尺が足りなくて射精できなかった、なんてことは起こりにくいと思います。

彼女が単に指示をするだけでなく痴態を見ていることを意識させてきたり
わざと「金玉」と下品な淫語を言って心の方も揺さぶってくれるのもポイント。
軽く淫語を発して心の方も徐々に盛り上がるように導いてくれます。

25分で700円はコスパの悪い部類に属するのですが
内容に大いに優れた面があることを考慮して以下の点数とさせていただきました。

おまけは七凪るとろさんによるPRボイスです。
(体験版に同梱されている音声と同じです)

CV:七凪るとろさん
総時間 本編…24:12 PRボイス…1:03


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

サークル「催眠日記」さんの無料の催眠音声作品。

本作品は主人公に対していきすぎた愛情を持つヤンデレな女の子が
催眠を使って心身を束縛してから好きになるように心を変えていきます。
先月紹介をさせていただいた「偏愛主義彼女~yandere lover~」と
テーマと声優さんが同じなため、面白そうだなと思って聴いてみました。

内容の方は催眠に非常に傾倒しているのが特徴で
作品のほとんどの時間を使ってゆっくりと確実に催眠を深めていきます。
催眠の技術がしっかりしているサークルさんなだけあってとても丁寧に進めてくれますから
多くの方が特に体が言うことを聞かなくなる感覚を味わえるでしょう。



とてもとてもとても入念な催眠
ヤンデレな女の子の催眠によって彼女を好きになるお話。

「みーつけた こんなところにいたんだ もう 探すの苦労したんだから」
女の子は可愛いけどちょっぴり無機質さも感じる声の女の子。
死ぬほど愛しているのにその気持ちをちっとも察してくれない主人公に対して
催眠を使って半ば強引にわからせようとします。

「抵抗する…? 殺すよ」
彼女はヤンデレらしく逃げようとする主人公を早速言葉で脅してきます。
といってもどぎつい表現は上のセリフ1本のみと雰囲気は結構マイルド。
催眠の内容がすべてを手に入れるような流れなので明らかにヤンデレなのですが
耳を塞ぎたくなるほどに聴いていて辛い気分になる可能性はおそらく低いです。
ヤンデレであることを理解したうえで聴く分には誰でもいけるのではないかなと。

催眠は作品のほとんどの時間にあたる43分30秒ほど。
まずはお馴染みの深呼吸と脱力をして暗示を受け入れやすい環境を整えます。

「ここで一気に(力が)抜けるのも 今からゆっくり抜けるのも 変わらないしね」
本作品は全編を通じてかなり頻繁にカウントを刻むのが特徴で
脱力をするシーンからパーツごとに意識した後にカウントをすることで
その効果を強めるなど様々な場面で登場します。

最初は単なる数字の羅列にしか思えなかったカウントに対して
次第に心地いいなど普段とはちょっぴり違った感覚を抱くようになるかもしれません。
そういった聴き手の心理も考慮したうえで意識的にカウントを多く刻んでいるように思えます。

「あなたの体が 私のもの あなたの心は 私のもの」
心身が十分にリラックスできた後は同じくカウントを刻んで心を沈めていきます。
深呼吸と脱力だけで20分もの時間を費やしているだけあって
この時点で手足が重かったりピリピリするといった
催眠初期の段階特有の感覚を得ている人がそれなりにいると思います。

そうやって十分に意識の力を弱めたうえで行われる深化のカウントと暗示は
聴き手の心と体に深く深く刻み込まれることでしょう。
私の場合は0を聞くたびに体がビクンと軽く反応していました。
これもやはり無意識がカウントに対して何らかのイメージを持っていたからだと思います。

「瞼が勝手に閉じて あなたの意識が 強制的に閉じられる」
ここまでで十分な深さの催眠状態に入っているはずなのにまだまだ続きます。
お次は催眠状態と半覚醒状態を何度も往復することで
心と体に催眠に入る時の感覚をしっかりと教え込ませていきます。

この手法自体は深化の1つの手段として数多くの作品で登場するのですが
本作品ではちょっとしたデモンストレーションを織り交ぜることで
彼女の言うことに逆らえなくなる感覚をさらに強めているのが特徴です。

「硬い! どんどん硬くなる あなたが抵抗しようとすればするほどどんどん硬くなっていく!」
具体的にはぎゅっと握りしめた手が自分の意志で開けなくなる体験ができます。
彼女の暗示の入れ方が実に絶妙でしっかりとそのように導いてくれますから
元々発生しやすい感覚なことも相まって多くの方が割と容易に体験できるでしょう。

「考えることはできない でも確実に あなたの心に 恋が芽生える」
様々な手法を駆使して少しずつ声への服従心を養った後
最後の最後で彼女のことが好きになる暗示を入れていきます。
催眠が入念だったこともあって、すんなり受け入れるまではいかなくても
聴いていて嫌な感じはしない程度には思えるようになっているはずです。

ヤンデレということでどれくらい強引に進めるかに着目して聴いていたのですが
催眠らしくきちんとこちらの立場に立って少しずつ心を誘導していたのが印象的でした。
結果的に彼女の言いなりになるのだからテーマに沿っているものの
聴いている最中は彼女がヤンデレであることを忘れそうになるほど穏やかな雰囲気です。

主人公が途中で何度も逃げ出そうとするシーンがあることを踏まえて
まずはきっちりと体の自由を奪ってから心の変換を進めています。
いわゆる運動支配系の暗示が数多く登場しますので
金縛りにあったような動かない/動けない感覚を特に味わいやすいと言えます。

進め方も教科書のお手本通りと言っていいほど基本に忠実。
おかげで非常に取り組みやすく、かつ楽しんで聴くことができます。
催眠音声の1作目として聴いても問題ないほどにしっかりとした親しみやすい催眠です。



声で感情を操られる感覚
エッチシーンはおよそ4分間。
プレイは声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「そろそろ エッチな事 しちゃおうか」
長い長い催眠によって主人公の心と体を支配することに成功した彼女は
それを更に強く刻み込むためにエッチな感覚を味わわせます。

時間がごく短時間なだけあって
エッチは短いカウントを何度も刻んで感度を上げた後
最後に絶頂する至ってシンプルな作りです。
しかしここまで様々なことに取り組んできた末での絶頂ですから
股間やおちんちんのあたりが自然に熱くなったりピリピリし
それが絶頂のタイミングで軽く弾ける感覚が味わえるかもしれません。

カウントも傍から見れば数えているだけに聴こえるでしょうが
毎回微妙に声のトーンや語気の強弱を変えて心を揺さぶろうとしてきます。
そういう言葉ではない部分で何かを伝えた結果感覚が生まれるのが催眠の効果の1つです。

このように、催眠らしい声に操られるて感じるエッチが楽しめます。



催眠ならではの感覚が味わいやすい作品
催眠が非常にしっかりしている安心感と安定感のある作品です。

作中でカウントを実に61回も数えながら確実に暗示を心と体に刻み込んでくれます。
こう言うと「カウント・ダウン」や「カンスト」のようなカウント特化に思われるかもしれませんが
ほとんどが3、たまに10とカウント数自体は非常に小さいため
あくまで暗示の威力を上げるための補助役の位置に留まっています。

重要なシーンでは長めの前暗示を入れてからカウント、そして適切な後追い暗示と
催眠の基本をしっかりと押さえた進め方が本当に素晴らしいです。
無名の医者より名のある医者に診てもらうほうが安心できるように
催眠音声でも作品に対する信頼度は催眠に入れるか否かにそれなりに影響します。
そういう意味ですべてを委ねられるほどにこの作品には信頼できるものがあります。

催眠はここまで色々と書いてきたように様々な要素が組み込まれています。
しかし無差別にそれらを配置しているのではなくすべてに意味を持たせています。
だから作品としてのバランスが崩れていないしどっぷりと催眠に入れるのです。
初心者が聴いてもまったく問題はありません。

エッチは限られた時間内でできることをきっちりやってくれています。
SEXやオナニーで味わうようなストレートな性的快感ではなく
彼女の声に操られて生まれる快感を味わえるでしょう。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

すごく素直で本当に聴きやすい万人向けの良作です。
まだ聴いていない方は是非一度お試しください。

CV:彩瀬ゆりさん
総時間 52:45

音催眠日記
http://432hypno.blog.2nt.com/blog-entry-68.html


自虐オナニー露出少女 奴隷娼婦衣装に汚される私

サークル「B-bishop」さんの同人音声作品。

本作品は自虐願望を持つ女の子が機械の奴隷となり
その結果まるで娼婦のような淫乱で変態的なプレイを行うことになります。
最初はどんな命令が来るのかドキドキワクワクしていた彼女が
過酷な命令とペナルティによって徐々に調教され
心を壊されていく様子が実に生き生きと描かれています。

エッチの方は男性との接触はあまりないものの
すべてを野外で行うシチュと激しい喘ぎ声が大きな興奮をもたらしてくれます。



衣装を着けて奴隷娼婦に
風早華鈴(かぜはやかりん)が奴隷娼婦の衣装を着て外でエッチな事をするお話。

「私は風早華鈴 どこにでもいる女の子だよ」
華鈴はトーンの低いかっこいい声の女の子。
他の人にはとても言えないちょっと変わった性癖を持つ彼女のもとへ
とある一通の手紙が送られてきたところから物語は始まります。

「冷たい命令されると たまらないの おまんこが疼いて どうしようもなくなる」
手紙の内容は「奴隷娼婦衣装」なる商品のモニタリングの依頼。
日々娼婦のように扱われることを夢見ながらオナニーに耽る真正のドMにとっては
まさに夢のアイテムと言える存在だったのでしょう。
華鈴は若干不安を感じながらもとても嬉しそうに申込み、衣装をゲットします。

しかしその衣装にはとんでもない機能が備わっていて
最初はプレイを楽しんでいた彼女がやがて拒絶し、絶望し、壊される。
そんな非常に落差のある展開が本作品の持つ魅力の一つと言えるでしょう。

今回着用する奴隷衣装には様々なハイテク機能が搭載されており
奴隷のいる場所を特定したり、他に無駄な衣服を着用していないか
命令をきちんと遂行しているかなどを人間のように細かく把握し
それらの状況に応じてご主人様としての最善の行動を実行します。

「なんとこの機械は 使用者を野外へと連れ出し バイブなどで使用者の性感を高め クリトリスへのペナルティーをちらつかせ 見知らぬ人から実際に精液を搾り取らせるのです」
特に命令違反をした際のペナルティーがとてもとても過酷で
ブラシの付いたリングでクリトリスを絶頂するまで容赦なく磨き上げます。
相手はただの機械だけど自分の一番弱い部分を人質に取っている
そんな絶対に抵抗できない状況だからこそ華鈴は衣装に逆らえないわけです。
文字通り機械に心身を支配されているシチュですね。



徐々に奴隷と化していく華鈴
エッチシーンは3パート35分ほど。
プレイは野外での露出、バイブオナニー、フェラ、強制受精です。
バイブやリングが動作する際にリアルな機械音が鳴ります。

「やっと着いた バイブ入ったままだと 歩くのも大変だった」
衣装を着用後、最初の命令としてとある公園へとやってきた華鈴は
次の「羽織っているコートを脱げ」との命令に抵抗し
その結果初めてこの衣装の恐ろしさを知ることになります。

エッチは5つの命令をこなす形で進行します。
後になればなるほどハードなプレイが待ち構えていますので
段階的にドキドキ、ワクワクする心身両面での興奮が味わえるでしょう。

「い 嫌だよ さすがにそんな命令はきけない もうちょっと簡単なのにしよ いいよね?」
彼女は確かに自虐願望を持ってはいるのですが
あくまで快楽を得るためのスパイスとしてであって、本当にそうなりたいわけではありません。
だから野外で布の少ない衣装だけになるのを当然拒絶します。

「ごめんなさいっ 奴隷のくせに命令違反してごめんなさい」
ですが相手は機械、しかもご主人様の設定がされているため
言うことをきかない奴隷に対して容赦のないペナルティが課せられます。
「命令に逆らったら地獄のような苦しみを与えられる」
そんな逃げ場のない状況へと追い込まれ、命令を淡々とこなす奴隷へと変貌するわけです。

「うっ うほぁぁぁ いやぁぁぁぁ しゅごっ これしゅごい」
プレイ中は華鈴が何度も命令違反をしたり条件をクリアできないシーンが登場するため
彼女がクリトリスへの容赦のない責めに悶え苦しむ様子をたっぷりと楽しめます。

お仕置きですから喘ぎ声はよくある甘い声ではなく絶叫系ばかり。
まさに耳を覆いたくなるような悲痛な声の数々が
プレイのハードさを嫌と言うほど物語ってくれています。
特にフェラシーンでペナルティを受けながら必死になっておちんちんを咥える姿には
途中でイヤホンを外したくなるほどに心が痛むものを感じました。

「わかりましたあっ! 精液流し込みますから ザーメンミルクで子宮を満たしますぅ」
そして極めつけは一番最後のプレイ。
ここまで命令通りに何人もの男から口を使って奪い取ってきた精液を
自分の手で自分の子宮に注入するように命令されます。


つまり見知らぬ男達の中の誰かの子を孕めってことです。
まさに挿し絵でやっているようなことをするわけですが
さすがにここまでぶっ飛んだプレイを要求してくるとは思いませんでした。
最終的に自分自身でやれってところもとんでもなくハードですね…

このように、モノに支配されて壊されるとてもとても突き抜けたプレイが楽しめます。



人を選ぶが強烈な個性を持った作品
機械に隷属させられるシチュと命令のえげつなさが光る作品です。

自分の求めていたものを得たことを無邪気に喜んでいた華鈴が
やがて衣装の本当の目的を知り、ささやかな抵抗を見せた後に壊れる
その様子がストレートかつ一切の妥協無しに描かれています。

こういう作品の場合どうしても手心を加えたくなるのが人情です。
そこを心を鬼にして完遂させている点は素晴らしいの一言。
B-bishopさんの実力が如何なく発揮されている作品と言えるでしょう。

「お腹… 温かい…」
しかしすべての命令を終えた後は割とマイルドな結末を迎えているため
後味が悪いまま聴き終える人はそこまでいないようにも思えます。

元々彼女が自分の意志で衣装を着用したこともあって
過去作「自虐オナニー大好き少女~機械に壊される私~」のような
「あーこの子やっちゃったよ」くらいの感想で落ち着くのではないかなと。
最終的に精神が焼き切れて廃人になるようなこともありません。

エッチは奇抜なプレイもさることながらペナルティを与えるタイミングが絶妙です。
おそらくプレイに過酷さを感じさせたかったのでしょう。
やや穏やかだったりマンネリに感じるシーンにペナルティを組み込むことで
プレイ全体に調教らしい緊張感を持たせることに成功しています。

悲鳴を上げている最中に適度にモノローグが流れるのもポイント。
これによって彼女の心の推移が手に取るようにわかります。
淫語と喘ぎ声それなり、ちゅぱ音そこそこです。

女の子の心身を徹底的に凌辱してくれるハイレベルな作品です。
ここまで読んでいただければわかるように色々とどぎつい内容なのですが
こういったプレイを好む方ならきっと満足していただけると断言できます。

CV:佐藤みるくさん、口谷亜夜さん
総時間 54:06


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


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FANZAの体験版はこちら
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ヒーリングサロンかすみ ~ヘッドスパ編~

サークル「ドット*ハーフ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

こちらは音声作品ではひょっとしたら初かもしれない
優しいお姉さんが頭を集中的にマッサージしてくれる作品です。
頭のてっぺんやこめかみ、首の根元などツボのある部分を中心に
時間をかけて丹念に揉みほぐす様子をリアルで多彩な効果音によって演出しています。

もちろんただ単にマッサージするだけでなくお姉さんが適度に話しかけてくれますから
彼女のちょっとためになるお話を聞きながら雰囲気に浸ることで
心の方もゆっくりと解きほぐされていくのを感じることでしょう。



手順を踏んで少しずつマ ッサージ
ヒーリングサロンの店員「優奈」に頭をマッサージしてもらうお話。

「いらっしゃいませ お待ちしておりました 履きものをお脱ぎになって どうぞお上がりください」
優奈は丁寧な言葉遣いをする温かい声の女性。
癒しを求めて来店した主人公に対して今回のコースを確認した後
準備を終えるまで待ってもらうためにアイスカモミールティーを淹れてくれます。

本作品はサークルさんが「音フェチ作品」と銘打っているように
効果音にとてもこだわっているのが一番の特徴です。
例えば冒頭でお茶を淹れる際にまずグラスに氷を2個入れる音、そしてお茶を注ぐ音
さらにお茶の熱で氷にひびが入る音までを細かくリアルに演出してくれています。

お話は大きく2つのパートに分かれており
最初はメインである頭のマッサージ、その後は耳や肩をマッサージしてくれます。

「まずは最初に 何もつけない状態で お客様の頭の状態を 触診させていただきます」
頭のマッサージはおよそ26分30秒。
頭の状態を指で確かめてからシャンプーをつけて頭皮のマッサージ
続いて頭頂部、左右のこめかみ、首の付け根を個々に揉みほぐし
最後にもう一度全体をマッサージしてからシャンプーを洗い流してリンスをつける。

こんな感じでいくつもの細かい工程を挟みながら進めてくれる
まさに専門店ならではの本格的なマッサージが楽しめます。

触診は「ショリ― ススッ」とややジョリジョリとした、それでいて滑らかさを感じる音
全体のマッサージをするときは「シャリショリ スシュッ」若干ざらついたぬめりのある音
こめかみは「シャク シュワー」とゆっくりでリズミカルな音、といったように
それぞれをマッサージする際に別々の音がきちんと用意されており
それらがマッサージらしく軽く円を描くように動き回ります。
かなり実際の様子に近いリアルな音と言えるでしょう。

一部でループさせているような似た音が流れるシーンもあるのですが
数回動かした後に違ったリズムの音を適度に織り交ぜながら進めているため
聴いていてそこまで気になることは無いと思います。
指が髪を撫でているだけあって全体的に音がザラッとしていて
それが耳や首元に程よい刺激を与えてくれました。

「ここの 頭のてっぺん こちらには 百会という万能のツボがあります」
またマッサージ中は邪魔にならない程度に優奈が話しかけてきます。
内容は専門店らしく頭のケアや健康に効くツボに関するもので
それぞれのツボを押すとどういった効果があるとか
自分で押す際はどういうところに気をつければいいかまで教えてくれますから
音声を聴きながら自分でそのへんを指で押してみるのもいいかもしれませんね。

聴きながら心も体もスッキリして、なおかつちょっとした知恵まで身につく。
そんな色々とためになるマッサージを楽しむことができます。



頭の周辺も徹底的にマッサージ
続く耳と肩のマッサージは13分ほど。

耳のマッサージはラベンダーの香りのついたオイルを塗って
丹念に揉みほぐしてから布で拭いて綿棒で耳の中をお掃除。
肩は手のひらや側面を軽く小刻みに叩きつけるお馴染みのやつです。

こちらも耳マッサージは「チュイリ ピュチッ」滑らかで湿った音
綿棒は「コシュリ ゾゾッ」とくぐもった硬さを感じる音
肩を叩く際は最初は軽く「パンパン」続いて力強く「パスン ポスン」と
実際のマッサージをする感じで丹念に行ってくれます。

頭部マッサージに引き続きこちらの音もかなりリアルですが
綿棒だけは耳かき音声を聴き慣れている方にとっては物足りないかもしれません。
といっても両耳合わせて1分程度と短いので少し気になる程度だと思います。

「中でもこの 耳の上の方の 奥まったこの部分には 精神を安定する効果がございます」
一応ここでも優奈が豆知識を教えてくれるシーンが登場します。
ただ先ほどに比べるとかなりセリフの量が減っていますので
どちらかというと効果音の方をたっぷりと楽しませるように作られているようです。
特にパンチがあって少し響く肩を叩く音に心地よさを感じました。



珍しい効 果音の数々が楽しめる作品
耳かきとは違った心地よい効果音が耳を楽しませてくれる作品です。

専門店ということで最初の挨拶やおもてなしから入って
サービスも流れるような手際と確かな知識に基づいた説明
そしてお客を気遣うセリフと隅々まで行き届いています。
まさに至れり尽くせりなひと時を過ごすことができました。

効果音についても本当に細かいところまで表現されていて
セリフが無くても何をしているかがある程度わかるほどにリアルです。
バイノーラルではないため音の近さまでは感じられないかもしれませんが
それでも十分に彼女にマッサージを受けている感覚が味わえます。

優奈が終始営業モードで若干キャラが弱く感じるのだけが残念ですが
効果音やお店の雰囲気づくりに関しては本当に素晴らしい作品です。
耳かき音声にちょっぴりマンネリを感じているような方が聴くと
きっと新しい驚きを体験できると思います。

CV:月宮怜さん
総時間 44:07


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

洗脳催眠2-堕としてあげる-

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。
今年2月に処女作を出された催眠音声専門のサークルさんです。

こちらはタイトルの通りお姉さんの声に洗脳される感覚を楽しむ作品です。
洗脳と言うとちょっと嫌なイメージを抱くかもしれませんが
一般的な催眠音声と同じく聴き手をその気にさせる方向で進められていますので
声に対して過度な拒絶反応を示すことなく心地よい気分に浸れることでしょう。

催眠は長めの時間をかけて十分にリラックスをしてから
イメージを絡めて段階的に声に対する服従心を養っていきます。
すとーんと一気に落ちるような感覚ではなく
ずぶずぶとゆっくり声に飲み込まれていくような感覚が味わえます。



あなたの声は、私の声
お姉さんの催眠によって洗脳されるお話。

「こんばんは この音声を聴いているってことは あなたはすべて理解してるって 思っていいのよね?」
お姉さんは淡々と話す無感情な声の女性。
本格的な催眠を始める前に諸注意を説明したり
催眠に関するちょっとした質問をしてきます。

「あなたは 催眠術で自由に人を操れると思いますか?」
一番最初に行われる3つの質問は
主に催眠に対する正しい認識を持ってもらうのが目的だと思います。
テレビなどで行われているショー的催眠の印象が強い人ほど
質問の答えに対してちょっとした驚きを感じるかもしれません。

催眠はおよそ31分間。
最初は10分ほどの時間をかけて深呼吸と脱力をしながら心身をリラックスさせます。
彼女自身が途中で言ってくるように彼女の言葉を頭の中でなぞりながら進めると
より大きなリラックス効果が生まれるでしょう。

「右耳を通って 私の声が体に入り込んでいく どんどん入り込んでくる」
脱力はバイノーラルを利用して彼女が耳元で囁いたり息を吹きかけてきます。
演者の野上菜月さんはバイノーラルで非常に有名な声優さんですから
お姉さんが実際に近くにいるような感覚が味わえます。
声の位置を利用して右半身→左半身の順で脱力を進める点も面白いですね。

「真っ暗な世界に ぼんやりと 光が浮き上がってくる」
体の力が抜けた後は夜の星空に浮かんでいるのをイメージしながら
今度は頭の方を脱力していきます。
後半に刻まれる長めのカウントダウンのシーンでは
お姉さんが1カウントごとに声を小まめに動かして頭の中を揺さぶってきます。
おそらく聴いていると頭がふわふわしたり軽く混乱するような気分がするでしょう。
ちなみにここでは0カウントを刻んだ時点で一度ドライ絶頂を促されます。

「あなたが催眠にかかりやすくなるように 私が改造してあげる」
最後は聴き手がより催眠音声を楽しみやすくなるように
聴覚、触覚、視覚の感覚を鋭敏にしながら被暗示性を上げていきます。
ここまで適度に彼女の声に従う暗示を刷り込まれてきたおかげで
おそらく彼女の言うことをあまり抵抗感なく聞くことができるようになっているはずです。

そんな中行われるトレーニングによって耳がドキッ、ゾクッとしたり
肌がピリピリしたり、目の運動で頭がクラクラしたりするかもしれません。
一緒に取り組んでいるようで実はしっかりと操られている
催眠ならではのちょっと不思議な気分を実感できるでしょう。

聴き手をお姉さんの声の言いなりにする、いわゆる洗脳をするために
色々なことを行いながら少しずつそのように導いていく割ときめ細かい催眠です。
脱力やカウントのシーンでバイノーラルを十分に活用していますし
キーワードの「あなたの声は 私の声」を煩わしく感じない程度に間隔を開けながら
何度も何度も伝えることでそうなるように心を作り変えてくれます。

しかし催眠中に「浸食」「奪う」「命令」「支配」「改造」など
多少心に棘を感じる単語が数多く登場するため
被暗示性の低い人だとそれらが気になって催眠に入りにくいかもしれません。
だからどちらかと言うと被暗示性の高い人向けの催眠だと私は考えています。
被暗示性の高低がまだわからない初心者に対してもあまりお薦めはしません。



声に従ってくれた奴隷へのご褒美
エッチシーンは6分ほど。
プレイはオナニー?です。

エッチな効果音はありません。
セルフはおそらくありです。

「ぐちゃぐちゃにされたい? 頑張ったから ご褒美 欲しいよね」
長時間に渡る催眠によってお姉さんの奴隷となった主人公は
彼女からのご褒美としてオナニーする許可を与えられます。

「手が 一番触れられたいところに ゆっくり動いていく」
エッチは彼女に促される形で自分の気持ちいいところをまさぐります。
彼女が触る部位を明確に言わないため、プレイやセルフの有無を多少ぼかして書きました。
普通はおちんちんをしごく形でのオナニーになるでしょうね。

「数字を数えるたびに 気持ちよさが加速していく」
元々の時間が短いこともあって
彼女はすぐさまカウントを使ってこちらに絶頂をもたらしてくれます。
合間に小まめに入る暗示を聴きながら、彼女に感覚を操られるのを感じながら
来るべき0カウントに向けて快感を高めていってください。

途中でドライ絶頂があることからドライとセルフ両方の絶頂を併せ持つ
ちょっぴり珍しいエッチの形態を持っています。



もう一歩な作品
非常に催眠を意識した丁寧な言い回しが印象的な作品です。

一方的に考えを押し付けるのではなく、2人で一緒に催眠に取り組みながら
少しずつ信頼を積み重ねて、その結果声に従えるように聴き手を誘導してくれています。
催眠導入および深化に総時間のほとんどを費やしているおかげで
段々と意識がぼんやりとして心地よい気分が広がっていくのが感じられると思います。

新規サークルさんの2作目ということで正直甘く見ていたのですが
そういった舐めた考えを一掃してくれるようなパワーを感じました。

バイノーラルをただ流すのでなくきちんと催眠に絡めてくれていますし
作品としての個性も十分に打ち出せていると思います。

しかし現在の大手サークルさん達に比べるとまだまだ完成度に難を感じました。
現時点で彼らの作品と比較すること自体が間違っているとも思うのですが
もっともっと良い作品を作っていける可能性を秘めているサークルさんですので
今後どういった作品を作られるかがとても楽しみです。

催眠は深呼吸、脱力、イメージ、カウントといった基本的な部分を押さえながら
それらに作品テーマに合ったちょっとしたアレンジが加えられています。
前述の通り被暗示性によってやや人を選ぶ面があるのは否めませんが
新規サークルとして考えた場合完成度は高い方だと思います。

エッチは今回のテーマが催眠の深化を楽しむこととなっているだけに
本当におまけのような位置づけです。
淫語をわざと回避するような言い回しにしているのは
催眠によって操られる形での絶頂を目指したかったからでしょう。
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声いずれもありません。

本作品についてはやや辛い点数とさせていただきましたが
それはまだ作り始めたばかりなので仕方のないことです。
今後作品を重ねていくたびにどんどん良くなっていくことを期待しています。

CV:野上菜月さん
総時間 46:55


オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
本作品はお姉さんの声のトーンやスピードが常に一定だったことから
今後は音に関して意識していくともっと良い作品が作れると思います。
具体的には上で挙げた2つに加えてセリフの間とアナログマーキングです。
世に名作と言われている作品はいずれも
文字以外の部分でも催眠者の思いや意思を聴き手に伝えてくれています。


らぶらぶガールズ*VOICE02-綺麗系美少女×淫乱ロリ娘-

サークル「ラブリリィ」さんの同人音声作品。

当サイトでは8か月ぶりの紹介となったラブリリィさんのこちらの作品は
音声作品ではあまり見かけない百合をテーマとしています。
登場人物ごとに声優さんが違うおかげで面白いやり取りが楽しめるでしょう。

エッチは女の子同士の割にとってもハード。
特に受け担当のキャラが可愛くも激しい喘ぎ声を上げてくれます。
最後のシーンでは2人同時に喘いだりととにかく喘ぎ声に力が入れられていますから
百合好きだけでなく喘ぎ声が好きな方にも十分に魅力的な作品と言えます。



2人だけの撮影会
2人の女の子「林檎」と「桃子」が愛し合うお話。

「恥ずかしがっちゃダメ ほら 手で隠さない」
林檎(挿し絵右)はしっかりしてそうなカッコいい声の女の子。
「は 恥ずかしいよ林檎ちゃん ああんっ」
桃子(挿し絵左)は気弱そうな可愛い声の女の子。

林檎はグラビアアイドルをやっており、以前撮影の見学に来た桃子が
同じくグラビアアイドルとしてスカウトされ
今日は撮影の練習として林檎が桃子をカメラで録っている。
そんな場面から物語は始まります。

「私に見られてると思って エロくなってみせて」
「できます! 林檎ちゃんの前でエッチになります!」
本作品は林檎が右、桃子が左に声を固定して掛け合うスタイルがとられています。
おかげで物語の雰囲気がとっても掴みやすくなっており
少し聴いただけでも2人が親密な関係であることがわかるでしょう。
それこそ肉体関係をもつほどに林檎と桃子は仲良しです。



エッチになると一気に激しくなる淫乱な桃子
エッチシーンは4パート合計で18分ほど。
プレイは桃子のオナニー、手マン、クンニ、貝合わせです。
オナニー、手マン、貝合わせ、潮吹きのシーンで粘液質の効果音が鳴ります。

「そうそう 手のひらで いやらしく体をなぞるの」
グラビアアイドルになるためにはエッチな演技も必要ということで
林檎に促される形で桃子はカメラの前で自分の体を愛撫し始めます。

林檎が桃子をエッチな体に調教した経緯があるのと性格的な理由で
エッチでは常に林檎が攻め、桃子が受けの立場をとります。
桃子は普段はとても大人しそうにしていますが実はかなりの淫乱でMな女の子。
ある程度興奮してくるとカメラで録られていることも忘れて喘ぎ声を上げ始めます。

本作品のエッチの特徴はとにかく喘ぎ声のボリュームが多いことで
桃子が担当する左側からは彼女が話す時以外
ほぼ常時艶めかしい吐息や喘ぎ声が流れ続けます。

ここまではぁはぁ言い続けてくれる作品はなかなかないでしょう。

「見られながら イっちゃう お潮吹きながら イっちゃうのぉ」
また全体的にプレイがハードなのもいいところ。
桃子が林檎の許可を得ておまんこを慰め始めるシーンがあるのですが
最初からえらく激しいペースでおまんこをかき回します。

普段のキャラに似つかわしくない桃子のエッチに対するどん欲さが
股間を大いに熱くしてくれました。
愛する人にだけしか見せてくれないような痴態を見られるのがいいですね。
桃子が潮を吹く体質なおかげで何度も吹き出して林檎と聴き手を喜ばせてくれます。

「これしゅきぃ 林檎ちゃんと おまんこすり合わせて お互いの エッチな顔見ながら 一緒に気持ちよくなるの しゅきぃ」
最後の貝合わせは2人でお互いのおまんこを擦り合いながら
おっぱいを交互にむしゃぶりつく激しくて愛のあるプレイが楽しめます。
左右で2人が同時に別々の喘ぎ声を上げてくれますから
喘ぎ声が好きな方には特にたまらないシーンと言えるでしょう。
中央から聞こえるくちゃ音もエッチな感覚をうまく盛り上げてくれます。

このように、百合とキャラを最大限に活かした興味深いエッチが楽しめます。



百 合の魅力に溢れた作品
テーマである百合、正反対に近い性格の2人のキャラ、そして掛け合いスタイルと
色々な部分で音声作品としてレアで面白い要素を持った作品です。

2人が恋人同士なこともあって雰囲気はとってもあまあまなのですが
エッチは聴き手を抜かせるためにかなり激しくしています。
女性同士というと雰囲気同様プレイもソフトなのかな?と思っていただけに
正直なところ結構びっくりしました。

林檎はややSっぽく振る舞って桃子を軽く「変態さん」と罵ったり
手マンをするシーンでは弱点であるGスポットを徹底的に責めます。
そして桃子はそれを嫌がるどころかとても嬉しそうに受け入れる。
2人の性癖ががっちり噛み合ってしっかりとしたエッチに仕上がっています。
女体化系の催眠音声を嗜んでいる方ならどちらかに感情移入できるかもしれません。

「バナナのレプリカ これだったら 桃子の奥まで気持ちよくできるかも 入れてみる?」
「私は 林檎ちゃんの指が 林檎ちゃんが大好きだから そんなおもちゃはいらないの」
そして2人の間には確かな愛があります。
この人の前だからこそ痴態を晒せる、この人だから体を預けられる。
きちんとした信頼関係があるからこそ激しいエッチも成り立つわけです。
喘ぎ声多め、淫語とちゅぱ音はそこそこです。

個人的に一番印象に残ったのは「03 愛のある愛撫」のラスト。
桃子が林檎に口で激しくクリトリスを吸い上げられて潮を吹くのですが
林檎は顔にたっぷり潮をかけられてもまったく怒らず
申し訳なさそうにする桃子に逆に優しい言葉をかけてあげます。
2人が深く愛し合っているからこそできるやり取りではないでしょうか。

百合好きなら十分に楽しめる作品と言えるでしょう。
私は百合にそこまで興味を持っているわけではないのですが
喘ぎ声とプレイのエロさに満足できました。

CV:林檎…紗藤ましろさん 桃子…餅よもぎさん
総時間 29:41


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

妖怪娘催眠噺~座敷わらしの章~

サークル「CocytusGarden」さんの催眠音声作品。
今まで主にCG集を作られていて、音声作品は今回が初となるサークルさんです。

本作品はロリババアでツンデレな座敷わらしと初々しいエッチをします。
彼女は普段はとても鷹揚に振る舞いますが実は処女。
エッチに入ると途端にもじもじしたりたどたどしいプレイを見せてくれます。
そんなまったく違った顔を見せてくれるところにたまらない魅力を感じることでしょう。

催眠は幽体離脱をテーマに彼女の住むあの世へと向かう過程を催眠を使って描いています。
バイノーラルビートという特殊な音声が終始流れ続けることで
次第に意識がぼんやりとした夢を見ているような感覚がするかもしれません。



妖怪のお仕事は夢を叶えること
座敷わらしとあの世でエッチするお話。

「ほほう このようなさびれた村の宿に 客とは珍しいのう」
座敷わらしは幼くて可愛い声の女の子。
彼女は家に福をもたらす守り神でごく一部の人間にしか存在を感知できません。
その一人である主人公に対して嬉しそうに色々とおしゃべりを始めます。

作品説明文に書いてあるように、本作品にはバイノーラルビートが登場します。
この音は簡単に説明すると左右から別々の周波数の音を同時に鳴らすことで
脳波を半ば強制的にその差に当たる数字へと徐々に移行させます。
(例えば右が100Hz、左が105Hzだったら5Hzになります)
つまり音によってリラックスできる脳波へと持って行ってくれるわけです。

作中ではこのバイノーラルビートが開始から終了まで常に流れ続けます。
実際の音は「ウォンウォンウォンウォン」と小刻みに震える感じで
脳が軽く揺さぶられるような感覚がすると思います。
…が、残念ながらかなり大きなノイズが入っていまして
音そのものを聴くには正直厳しい環境と言わざるを得ません。
ちなみに体験版でこの音を確認することはできません。

話を本編に戻します。

「ただ お腹が空いたことと 寂しかったことと そして お母様やお兄様に生き延びてほしい わらわの分まで 幸せになってほしいと 思ったぐらいかな」
最初の6分間は彼女が何者なのか、どうして座敷わらしになったのかを語りながら
彼女の催眠を受け入れるための準備を進めていきます。
彼女は妖怪であるため今のままでは主人公と触れ合うことはできません。
だから催眠の力で幽体になってあの世へ行く。
そんなやり取りが催眠的な要素抜きでわかりやすく描かれています。

催眠はおよそ11分間。
まずは深呼吸と脱力をしながら全身をリラックスさせていきます。

「手足の先が重くなり そしてやがて 感覚が消え去っていく」
脱力は頭のてっぺんからつま先までをパーツごとに分けて行います。
同時に入る暗示は「力を抜く」を1回言うだけで非常に淡白なのですが
後ろから流れるバイノーラルビートの効果で重さを感じられるかもしれません。

「闇の中に浮かぶ 小さな光 温かく しかし 決して おぬしの身を焼くことのない 優しい光じゃ」
その次は催眠の効果を強めるためにロウソクで照らされた道をイメージ。
歩きながらカウントをする要領でロウソクの数を数えていきます。
1カウントごとに軽い暗示で現世への不安を取り除くように彼女が言ってきますから
一時的にせよ嫌なことを忘れて作品の世界に浸れるような気持ちを持ってみてください。

深呼吸、脱力、イメージ+カウントと至ってシンプルなわかりやすい催眠です。
バイノーラルビートについては特に触れず補助的な役割に留めて
座敷わらしの声に耳を傾けながら少しずつ催眠を深めていきます。

なんとなく催眠らしい作りになってはいるのですが全体的に暗示が少ないため
深い催眠状態に入れる人はそこまで多くないと思います。
私は音の効果で意識が軽くぼんやりした程度でした。
初心者にもあまりお薦めはしません。



恥ずかしながら少しずつ結ばれていく2人
エッチシーンは19分30秒ほど。
プレイはキス、フェラ、座敷わらしのオナニー、シックスナイン、SEX(騎乗位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「マヨヒガへようこそ ここはわらわとおぬしだけの世界じゃ」
催眠の力で座敷わらしの住む世界へとやってきた主人公は
願いとして彼女とのエッチを提案し、そして聞き届けられます。

「つん つん おおっ! びっくりしておるわ」
座敷わらしに処女設定がされているおかげで
余裕たっぷりに接してきた彼女がここでは一気に一人の少女へと変貌します。
たどたどしくキスをしたり、おちんちんの見た目や感触に驚いたりと
初めての体験にドキドキする彼女の仕草がとっても可愛く魅力的に感じられました。

「おぬしの眼前 鼻先に わらわの股間が 突きつけられたぞ 産毛も生えてない 一本筋であろう?」
プレイの方は時折主導権を入れ替えながら徐々にハードになっていきます。
主人公がリードする時は無毛のおまんこをじっくりと観察したり
性に疎い彼女にオナニーをさせる
などややアブノーマルなものばかり。
その手の趣味を持つ方にとっては夢のようなシチュではないでしょうか。

「どうじゃ? 未使用の女の子の あそこを貫いた感想は」
最後は彼女の処女を奪う形で繋がります。
初めての割には痛みをあまり感じずに喘ぐ彼女の声がとても可愛く
聴いているだけでそれなりの興奮を覚えることでしょう。

絶頂回数は主人公2回、座敷わらし3回と多めです。
射精表現がありますがセルフではないためドライになるでしょう。
ただし声で追い込んだりカウントを数えたりはしてこないため
催眠的な絶頂を得るのは相当に難しいと私は考えています。

このように、2人のちょっぴりぎこちないけど愛のあるエッチが楽しめます。



座敷わらしのキャラに魅力を感じる作品
2割程度催眠の要素が混じったほぼ同人音声な作品です。

座敷わらしの自己紹介を兼ねた小話から始まって、幽体離脱を目的とした催眠
そして彼女とのエッチとボイスドラマとしての流れはとてもしっかりしていて
特に一番最初の小話は大変面白く感じました。
エッチで急にどもったりもじもじする彼女の仕草がたまりません。
大山チロルさんの演技が座敷わらしのキャラを十二分に引き出していると思います。

しかし、本作品を催眠音声として見た場合
全編を通じてただただ流れ続けるバイノーラルビート、極端に暗示の少ない催眠
ほぼ普通のエロボイスのような作りのエッチと
一般的な催眠音声と比較して色々な問題を抱えていると言わざるを得ません。

催眠は手順についてはそこまで問題を感じませんが
その結果聴き手をどういう方向に導きたかったのかが表現として不足していると思います。
具体的には暗示の内容と入れ方です。
せめて「この音を聴いていると意識がぼやけてきて、頭の中が心地いい気分で満たされる」
みたいなバイノーラルビートを絡めた暗示があれば違う印象を受けたのかもしれません。

エッチは2人の交わる様子が若干客観的な表現を絡めて描かれています。
主人公になりきってエッチを楽しむのは難しいかもしれませんが
プレイの展開や内容には十分に個性と魅力を感じます。
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声いずれもそこそこです。

総合的に見るとう、うーん…な作品です。
新規のサークルさんということでできるだけ応援していきたいのですが
今回については非常に厳しい点数とさせていただきました。

CV:大山チロルさん
総時間 41:29


オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

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