同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

2014年01月

   ● PNST.
   ● hypnoな姉貴


【耳なめ】道草屋  すずしろ 連夜【マッサージ】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

本作品は先日紹介をさせていただいた
「【耳かき】耳かき安眠店 道草屋 すずしろ【耳舐め】」の18禁バージョンとして
前作の次の日の2人のやり取りが描かれています。
前作を聴いていた方が楽しめるのは間違いないのですが
あちらは全年齢向けですから無理に聴く必要はありません。

今回のサービスは耳かきではなくマッサージ。
前作でも好評だったリアルな効果音を駆使して全身を揉みほぐしてくれます。

登場する女の子の可愛さも健在で、その声や健気な仕草を聴いているだけで
心癒されるものをきっと感じることでしょう。
そんな彼女も今回はエッチの際に積極的な責めを見せてくれます。
普段大人しそうなキャラだからこそ、そのギャップには興奮を掻き立てられるものがあります。



昨日の事が忘れられなくて
道草屋の店員「すずしろ」にマッサージのサービスを受けるお話。

「昨夜は お世話になりました」
すずしろは柔らかくて可愛い声の女の子。
主人公の連日の来店に喜びながら、本日受けるサービスの内容と
それを行うお相手の希望を確認します。

「それと 本日の担当のご指名ですが… あっ! 私で いいのですか?」
聴き始めるとまずこのすずしろに心惹かれるものを感じるはずです。
声が可愛いのもそうなのですが、何だか放っておけなくなる可憐さを私は感じました。
上のセリフも前半は不安を抱えた思いつめた様子でいるのに
自分に指名が決まると一転して弾けるような明るい声で喜びを表してくれます。
彼女の表裏の無いキャラに安らぎを覚える方もおそらく多いでしょう。

お話は上のやり取りから始まって、部屋へ移動してから軽くお耳の点検
その後メインとなるマッサージへと移ります。

「それでは お浴衣 はだけさせていただきますね」
マッサージは手にオイルを垂らしてから上半身→下半身の順で
いくつかのパーツに分けながら念入りに行っていきます。

今回も効果音にはかなりのこだわりを持っており
オイルを手にまぶす音や体に擦りつける音もとってもリアル。
腕、胸、足など部位ごとに微妙に音やストロークが違うなど
音だけで何をしているかをイメージできるように作られています。

ここではすずしろもマッサージを行う部位を軽く説明するだけで
最中は「よいしょ うっ くっ」などの吐息が中心になりますから
効果音や息遣いだけを集中的に聴きながら、その気分に浸ることができるでしょう。



普段から一転して大胆になるすずしろ
エッチシーンは2パート16分ほど。
プレイは耳舐め、乳首責め、手コキです。
手コキの際にリアルな効果音が流れます。

「ちーくーび 立っちゃってますよ」
挿し絵のように後ろから抱きかかえる体勢でマッサージをするすずしろは
主人公が性的に興奮し始めていることを察知し、勃起した乳首を責め始めます。
エッチはすべて彼女が一方的に責める形で進められています。

「なんだかこれ 変な気分になっちゃいますね」
ここでのすずしろは普段とは少し様子が変わって
ちょっぴり意地悪をするかのような小悪魔的な調子で語り掛けてきます。
耳舐めも前作とは明らかに違ういやらしいタイプで
その激しい責めと荒い息遣いが聴き手を更に興奮させてくれます。

「変なところに触れてしまっても 大目に見てください…ね?」
プレイのメインとなるのは手コキシーン。
すずしろはそのキャラには全く似つかわしくない、とても激しいストロークで
主人公のおちんちんを容赦なく刺激していきます。
体験版でも聴けますがかなり激しいです。

しかもマッサージの時と同じく彼女はほとんどしゃべりません。
吐息、ちゅぱ音、くちゃ音の3つが同時に流れながらエッチな空間を形成していきます。
特に近さや熱さを感じ取れるくらいにリアルな吐息がいいですね。
彼女自身も興奮していることがすごく伝わってきてとても興奮できます。

このように、敢えてキャラとはまったく違ったエッチを見せることで
通常よりも効果的に聴き手の性欲を刺激してくれます。

「ダメですよ そういうマッサージサービスは 行っていないんです」
今回はプレイの方をピックアップさせていただきましたが
個人的に最も素晴らしいと思った点はエッチに持っていくまでのやり取りです。
すずしろは事前にエッチは禁止ときちんと釘を刺しています。
そして釘を刺しているからこそ、エッチに至った際の驚きがより大きくなるのです。



シチュで抜かせてくれる作品
元々あったすずしろの癒しのパワーに加えて
今回はエッチでも目を見張る要素を持っている作品です。
彼女の声、ストーリー、効果音の3つの要素がうまく絡み合うことで
作品としてのレベルをかなり高い領域へと押し上げています。

本作品を実際聴いてみると淫語がほとんど出てきません。
覚えている限りでは乳首を1.2回のみで、おちんちんとか一切言いません。
でも十分に抜けるものを持っているんです。
それは言葉以外の部分が大いにエロいからです。
具体的には吐息、ちゅぱ音、くちゃ音とその場の雰囲気でしょうか。

癒しについては前作に比べるとさすがにパワーダウンしていますが
それでも尚十分な力を持っていると言えます。
エッチ後のやり取りにも心温かくなるものを感じましたし
彼女の「主人公を楽しませたい、喜ばせたい」という気持ちも伝わってきました。
前作で好評だったのか、鼻歌を歌いながらマッサージをするシーンもありますし
なんだかんだで癒しの面でも特筆すべき点を持っています。

エッチはすずしろのがっつくような責めがいいですね。
夢中になりやすい性格なのか、本当に無言になってただただ主人公を感じさせてくれます。
でもプレイ後はお口ではなくティッシュで精液を掃除するなど
2人の間にある微妙な距離も感じ取ることができました。
ちゅぱ音とくちゃ音多め、淫語と喘ぎ声ごくわずかです。

前作の際には色々言いたいことを言わせていただきましたが
今回は特に何も言うことはありません。
価格も相場より少し安いくらいですし
演出面で非常に優れたものを聴かせてくれたことを考慮して
本作品の評価を満点とさせていただきました。

ちなみにエッチを聴きたくない方のために睡眠用の非エロパートも用意されています。
おおまかな内容はほぼ同じで、エッチに関する部分だけが取り除かれたものです。

CV:餅よもぎさん
総時間 共通部分…21:11 通常(エロ)…23:34 睡眠用(非エロ)…8:27


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
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サクリファイス~幻想体験~

サークル「KUKURI」さんの催眠音声作品。

KUKURIさんと言えばストーリー色の強い作風で有名ですが
今回はどちらかというと純粋な催眠音声に近い作りの作品を紹介します。

本作品は催眠もエッチもストレートでわかりやすい表現が使われているのが特徴で
抽象的な表現を苦手としている方には非常に親しみやすいと言えます。
詳しくは後に回しますが、催眠の手法は極めて実用的なものですから
暗示で言われた通りの感覚を比較的味わいやすいことでしょう。

エッチは女体化音声ではお馴染みの触手もの。
可愛い女の子になった主人公が触手にめちゃくちゃに凌辱される様子を
彼女自身の喘ぎ声を交えて艶めかしく表現しています。



神社の境内で神隠し
とある少女と共に別の世界へ行き、そこで触手に犯されるお話。

「夕暮れ時の神社 学校の帰りに立ち寄り かくれんぼを始める」
ナレーターは落ち着いた口調で話す可愛い声の女の子。
この作品は登場人物自身が話すことは極端に少なく
ほぼ全編に渡って彼女の言葉を聞く形で進められます。

最初の4分ほどはドラマパートとして
神社で子供たちがかくれんぼをしている様子が描かれています。
催眠風ドラマらしくカウントを織り交ぜたものですから
催眠音声を多く経験されている方だと体が自然に反応するかもしれません。

「お兄ちゃんは こっちに来るんだよ そのために 意識を体から解き放ってあげる」
わけあって友達とはぐれた後、ようやく挿し絵の少女が現れて催眠をかけてくれます。
声はナレーターとほぼ同じです。
催眠をかけるまでのお話にも流れがあるのがKUKURIさんらしいですね。

催眠はおよそ18分間。
まずはカウントを絡めた暗示やヒーリング音楽を使って軽くリラックスします。
(ヒーリング音楽は2分間だけ一時的に流れます。それ以外にBGMの類はありません。)

本作品は催眠、エッチ共にカウントを多用するタイプで
カウントに対する適性が高ければ高いほどより楽しめるでしょう。

リラックスした後は両手両足を中心に脱力したり、温かさを感じていきます。
手足が重くなる→手足が温かくなる→お腹が温かくなる→額が涼しくなる
間接的なイメージを交えず非常にわかりやすい表現が使われています。

上記の暗示を見てピンと来た方もおそらくいるでしょう。
これは自律訓練法という自己催眠法で
精神的ストレスなどを緩和するために医療現場でも使われています。
自分で自分に催眠をかけるために作られたものだから
誰でもできるようにととってもシンプル。
ネットで具体的なやり方などが公開されていますので、興味のある方は探してみてください。

「この世界に行ってみたいでしょ? だったら 私についてきてね」
最後は軽く色などのイメージをさせてから、別の世界へと旅立ちます。
ここを聴くと体が引っ張られるような感覚があるかもしれません。

このように、ドラマ部分にあったかくれんぼなどの素材は敢えて使わずに
聴き手を確実に催眠にかけようとしています。
手足の重さや温かさは特に実感しやすい内容かなと。



触 手による複数同時責め
エッチシーンは18分ほど。
プレイは触手による乳房、乳首、おまんこ、クリトリス、アナル責めです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「少しずつ 少しずつ 胸が大きくなっていく」
実際のエッチシーンに入る前の準備として、最初の4分ほどを使って女体化します。
女性特有の部位(おっぱい、おまんこ、クリトリス)に着目していく形で
それ以外にはほとんど触れられていませんから
聴く前にある程度変化後の女性像を画像などで焼き付けておいた方がいいでしょう。
これといって特別な言い回しは使わずストレートな暗示をかけてきます。

「拝殿の中に 何かが入ってくる それはぐちゅぐちゅと音を立てながら近づいてくる」
触手との交合の様子はナレーターによる客観的な説明に加えて
主人公自身の喘ぎ声(もちろん女性)があるのは珍しいですね。
こういった説明は責めている側の視点に偏りがちですから
そこに喘ぎ声を織り交ぜることで責められている側のイメージもしやすくしています。
絶えずあんあん喘ぐわけでもありませんし、催眠維持の妨げになることもないでしょう。

プレイは触手に体を拘束される形で最初は乳房、乳首、クリトリス
その後順を追っておまんことアナルも追加されるかなりハードなプレイです。
カウントを使って段階的に感度を上げていき、最後は連続絶頂を目指します。
ラストはカウントを連続する感じになるだけあって
ここもカウントに対する相性によって感覚に大きな違いが生まれるでしょう。



シンプルな凌辱系作品
催眠がほぼ自律訓練法に則った手順だったり
エッチがイメージのしやすい客観描写とカウント中心だったりと
催眠音声としても女体化音声としても無難な作品だと思います。

KUKURIさんの他の作品に比べるとドラマっぽさは薄れており
その分催眠ならではの感覚を味わいやすいでしょう。
結局挿し絵の少女とはエッチできないのがやや残念ですが
触手の複数同時責めによる連続絶頂には十分すぎるほどの背徳感があります。

催眠は全体的に暗示の表現がストレートで
「重い」「眠い」などを何度も繰り返してきます。
頭のリラックスから入って脱力や深呼吸に進む若干変則的な流れが印象的でした。
女体化はあまり重視せず簡略化されています。
催眠導入は比較的初心者向け、女体化はやや中級者向けかもしれません。

エッチは3、5、10のカウントを使い分けながら進められます。
私はカウントを乱発するタイプのエッチがあまり好きではないのですが
最後の連続絶頂シーンでは追い込まれていく感覚がそれなりに味わえました。
淫語それなり、喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音皆無です。

CV:大山チロルさん
総時間 45:12


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点

サクリファイス~幻想体験~
現在は無料でDLできます

追記
自律訓練法を扱った音声作品はこれ以外だと
同じくKUKURIさんが作られた「A・T・L」があります。
こちらは無料作品ですから自律訓練法だけを聴いてみたい方にお薦めです。

2014年3月1日追記
2014年2月23日に無料での配布が開始されたことを受けてリンクを変更しました。


出張!デリバリーパイズリ・若葉

サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品。

今回は珍しくパイズリに焦点を当てた作品を紹介します。
同人音声は口から生み出される声や唾液音が主体ですから
パイズリメインの作品は色々と工夫が必要だったりで数は多くありません。
本作品はそういったファンを狙ったかのようにパイズリに溢れています。

腰を抱える形で行うノーマルなものはもちろん
巨乳でしか行えないタイプのプレイも織り交ぜながら
比較的長時間にわたるパイズリを楽しめます。
パイズリにとって不可欠な効果音もしっかりとしていて臨場感も十分。
まさにパイズリ好きのためだけに作られたと言っても過言ではないでしょう。



名前にふさわしい初々しい風俗嬢
若葉という女の子にパイズリのサービスをしてもらうお話。

「初めまして デリバリーパイズリの若葉です」
若葉は風俗嬢っぽさを感じない清楚な声の女の子。
101センチのHカップと日本人離れしたサイズのおっぱいを持っており
感触もマシュマロのように柔らかいと好評だそうです。

「えっ? き…緊張ですか? はいっ すごくドキドキしてます」
彼女は若葉の名の通り、このサービスを始めて日の浅い新人さん。
主人公と最初に会った際の受け答えがちょっぴりぎこちなかったり
経験の浅さからくる自信の無さや緊張を割と素直に伝えてきます。

風俗嬢と言えばだいたいが
何も言わなくても流れるような手つきでこなしてくれるキャラですから
こういう普通の女の子っぽいキャラにはやや新鮮さを感じます。

もちろん、未熟を免罪符にしていい加減なサービスをするわけではありません。
彼女は素直だからこそ主人公の言葉を受け入れる姿勢を持っており
今回のプレイを通じて成長する過程を聴くことができます。



とにかくパイズリ尽くし
エッチシーンは3パートにわたり、合計で39分ほど。
プレイは乳揉み、乳舐め、フェラ、パイズリとおっぱいに傾倒しています。
パイズリの際に数種類の比較的リアルな効果音が流れます。

「それではお客様 どうぞお好きなように 触れられてみてください」
自分でブラを外しておっぱいのこぼれる様子を披露した後
若葉は自慢のマシュマロおっぱいを使って主人公を気持ちよくします。

本作品は揉んだり舐めたりはもちろん、おっぱいを吸いながらの赤ちゃんプレイなど
およそ思いつく限りのおっぱいを使ったプレイを楽しめるのが特徴です。
音声作品においておっぱいをクローズアップしている作品自体が希少ですから
好きな方にはたまらないのではないでしょうか。

「色々と拙い部分があるかと思いますが 若葉のパイズリで 気持ちよくなってくださいね」
その中でも特筆すべきは24分にもわたるパイズリシーンでしょう。
ここまでパイズリだけに時間を割いている作品を私は他に知りません。

もちろんただ普通にパイズリをするわけではなく
最初は彼女が得意とする膝上パイズリから入って
(女性が仰向けに寝た男性の股の間に座り、腰を浮かせて膝の上に乗せて行うパイズリ)
手をおっぱいの下から軽く持ち上げるように動かして自然な揺れだけで刺激を与えたり
亀頭を乳首に押し当てながら乳房で飲み込んだりと
巨乳を利用した様々なパイズリが登場します。

パイズリっぽさを出すために必要な効果音もきちんとしており
通常は「ぴた ぬちゅ」と控えめな水音
プレイが進むとそこに「ぱん ぱん」と肉が軽くぶつかるような音が加わって
おっぱいの弾力性と圧迫感をイメージさせてくれます。
効果音らしく音量も控えめで申し分ありません。

「ただ同じような刺激を与えるんじゃなくて 色んな方法で男性を高ぶらせて
感度が高まった状態で 一気に絶頂へ畳みかける、と」

途中でおっぱい星人の主人公が若葉に軽くレクチャーする点も面白いですね。
後半はそれらを取り入れた形でプレイが行われるおかげで
前半とはまた違ったプレイの流れを楽しむことができます。
彼の言うことを素直に受け入れて喜ばせようと頑張る若葉も健気で可愛いです。
時間は1分程度と短めですし、聴いていてそこまで邪魔に感じることもないでしょう。

「私のおっぱいが射精でどうなってしまったのか じっくりとご覧くださいませ」
期待通りおっぱいの中に射精した後は、精液まみれになった中身を見せてくれます。
エロ漫画などである「くぱぁ」のおっぱい版ですね。
淫靡なプレイを少し恥ずかしげに行う彼女の仕草も印象的でした。



おっぱい好きに捧げる作品
前戯のシーンで軽くフェラをする以外はほぼおっぱいな作品です。

特に一番最初におっぱいがブラから飛び出す様子を主人公が鑑賞するシーンは
作り手のおっぱいに対する細かいこだわりを感じました。
パイズリも数種類用意されていますし、おちんちんをおっぱいで飲み込むシーンなど
オリジナリティ溢れるプレイも持っています。
聴き手にわかりやすいようにプレイの描写をやや細かくしている点もいいところ。

エッチの最中も割とやり取りが多いせいで
ストレートに抜きたい方にはやや不満を感じるかもしれませんが
その分作品としての雰囲気づくりはしっかりしていると言えます。
効果音や喘ぎ声といった個別の要素ではなく、全体を捉えて抜く感じでしょうか。
くちゃ音多め、淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声は少々です。

「そ、その 若葉のお口での な、生フェラです」
若葉のエロ可愛いキャラも作品に個性を持たせています。
唯一おっぱいを使わないフェラシーンでは、上のように軽くどもりながらも
「ぎゅっ ぽん」と吸い取られるようなエッチな音を立てながら激しく責めてくれます。
声とプレイのギャップが際立っている分、より興奮を掻き立てられました。

ありそうでなかったパイズリメインの作品として
十分なクオリティを持っていると言えるでしょう。

おまけはPRボイスとフリートークです。

CV:桃華れんさん
総時間 本編…50:28 おまけ…7:05


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

サンタさん参上!

サークル「地獄のエルドラド」さんの無料の同人音声作品。

本作品は2013年12月25日に公開された、サンタさんを扱ったエロボイスです。
時期的に若干遅れてしまっていますがそのへんはご容赦ください。

内容は可愛い女性のサンタさんが大人なプレゼントをくれるというもの。
エロ漫画ではありがちなシチュでも音声だとあまり聞きません。
そもそも同人音声ってあまり時事ネタをやらないような…
今回は主人公に童貞属性がついているおかげで筆おろしも追加されています。

地獄のエルドラドさんが作られたということで
やはり色々と抜ける要素が揃っているのが特徴でしょう。
サンタさんはあざといほどに艶めかしく誘ってくれますから
そこだけでも十分股間が元気になってしまいます。

フリーの同人音声は耳かきなど癒しに傾倒した作品が多いだけに
こういう抜き系の作品は非常に貴重と言えます。



サンタはつらいよ
サンタさんとエッチなことをするお話。

「もう 何なのよあのトナカイ」
サンタさんは可愛いさと色っぽさを感じる声の女性。
いつも通り子供たちにプレゼントを配っていたところ
思わぬアクシデントが起きて主人公の家に落ちてきます。

「ああ 窓(を割っちゃって)ごめんねぇ 脇にあった段ボールで塞いでおいたから」
サンタさんは近所のお姉さんのような非常にノリのいいキャラで
おそらく最初のやり取りを聴くと親しみやすさを感じることでしょう。
仕事の愚痴をこぼしたりと非常に人間味のあるキャラです。

「帰ってきたらぁ お姉さんの肌で 温めてあげるからぁ」
そんな彼女も女性としての魅力を大いに持っており
主人公にとある頼みごとをする際は色っぽい声で語り掛けてきます。
普段の声とのギャップがなかなかに激しいおかげで
このあたりから勃起する方も結構いるはずです。



プレゼントは筆 おろし
エッチシーンはおよそ19分。
プレイは耳舐め、ぱふぱふ、キス、SEX(騎乗位)です。
SEXの際にリアルなピストン音が鳴ります。

「ほーら 抱きしめて お姉さんの体温で 温めてあげるから」
サンタさんからの依頼を無事終えて家に帰ってきた主人公のために
彼女はその体を使って精一杯のプレゼントをしてくれます。

主人公が今回初体験ということで
基本的にはサンタさんがリードする形で進められます。
若干意地悪な事をされるシーンもあるものの
プレイの属性はほぼノーマルと言っていいでしょう。

「これがSEX この世で一番気持ちいい行為」
プレイのメインとなるのは11分30秒にも及ぶSEXシーン。
前半は童貞の主人公がすぐ射精しないようにサンタさんがゆっくり動くなど
温かい雰囲気の中で思いやりを感じるエッチが繰り広げられます。

後半になると彼女が満足できなくなったのか、ややペースが激しくなって
艶めかしい喘ぎ声といやらしいくちゃ音が同時に鳴り響きます。
抜き度はこちらのほうが断然高いと言えます。

「いやぁ これしゅごしゅぎぃ」
プレイで最も印象に残ったのは最後の射精シーン。
ここでは主人公がおよそ1分もの長い時間をかけて
サンタさんの膣内に精液を吐き出し続けます。


長時間の射精シーンは特に中出しの場合
女性が子宮で精液を感じている様子がたっぷりと聴けていいと思うのですが
この手の表現をされているサークルさんは他だと白蛙さんくらいしかいません。
リアリティに欠けるから、というのがおそらく一番の理由なのでしょう。
ともかく、サンタさんの乱れるさまを一般的な作品より長めに聴くことができます。



無料なのに十分抜ける作品
地獄のエルドラドさんらしい抜きを重視したエロボイスです。

エッチシーンの手前のパートでも軽くエッチなプレイがあったりと
作品全体におけるエロの割合がかなり高いです。
今回は冬の夜が舞台ですから、布団に入った状態で
女性の柔らかさや温かさを意識しながら聴くとより興奮できると思います。

エロさの源はプレイにもありますが、やはりサンタさんの声の力が大きいです。
男を挑発するような声が聴いていて本当に股間に心地いいですね。
今回は背徳的なシチュでもありませんし、素直に彼女の声に惹かれていくことができました。

プレイはSEXが中心ということでまず無難な作りです。
ピストン音が元々リアルなのに加えてきちんとペースが変わりますし
さすが長年作られているだけあって安定感があります。
くちゃ音それなり、淫語・喘ぎ声・ちゅぱ音そこそこです。

無料とは思えないほどにしっかりとした作品ですから
聴いて後悔するようなことはまずないでしょう。

CV:森野めぐむさん
総時間 30:57

地獄のエルドラド
http://humanequation.blog26.fc2.com/blog-entry-336.html


追記
リンク先の記事で一旦配布を停止するとも書かれているため
もしかしたら音声ファイルが手に入らないケースがあるかもしれません。
すぐ聴かないにしても早めにDLしておくことをお薦めします。
一応2014年1月6日の時点では落とせるのを確認しています。

2014年1月11日追記
もうしばらくは公開を続けていただけるとのことです。


PNST.

サークル「Es_Lab」さんの催眠音声作品。
コミックマーケット85で発売された同サークルさんの最新作になります。

本作品はタイトルの通りパンストを使った変態的なプレイが体験できます。
過去にも朝倉催眠診療所で乳首やアナル特化の作品を作られていますし
中の人がこういった系統のプレイが好きなのかもしれません。
まさに催眠状態でないとできないようなプレイですから
一時的に心を開放して行うことでちょっとした達成感を味わえると思います。

本作品は完全にパンストを使うことを前提として作られていますので
聴く前に必ずパンストを用意してください。
今回は推奨ではなく必須です。
パンストが無いとおそらく本来の半分以下の楽しみしか得られません。
個数は最低でも1枚、できれば2枚ご用意ください。

他にあるといいものは抱き枕、コンドーム、香水などです。
ここではパンストのみを用意した形でのレビューをお送りします。



語尾を敢えて区切る面白い話し方
花表 愛莉(とりい あいり)という女の子に気持ちよくしてもらうお話。

「じゃあ 始める…かも」
愛莉はあまり感情を表に出さず淡々と話す女の子。
主人公との関係については特に語られることもないまま
催眠を始める前に軽く心を落ち着けるように言ってきます。

「体 あったかくなって 心地いい感じ ゆったりして 心地いい…よね?」
愛莉は「涼宮ハルヒの憂鬱」で登場する長門有希のような無感情少女で
話す際に声の抑揚がないのに加えて、とにかくセリフを区切って区切って話します。
「そう…ね」など語尾を意図的に切り離して言うケースが特に多く
その独特のテンポのセリフを聞いていると、なぜか心が落ち着きます。

催眠は2パートにわたっており合計で29分間。
最初はお馴染みの深呼吸を行いながら
手をお腹の上に乗せてお腹が温かくなるのをイメージしていきます。
Es_Labさんの作品にしては珍しく体を動かさずに行う催眠です。

お腹が温かくなるとなんだか心地よい気分になっているのがわかると思います。
その感覚に浸りながら愛莉の落ち着いた声を聞くことで
よりリラックスした状態を作り上げていきましょう。

「ぐるぐる ぐるぐる 下りていく」
後半はやや長めの時間を使って長い長い螺旋階段をゆっくり下りていきます。
この際愛莉のカウントする声が右へ左へと小まめにスライドするのが面白いですね。
主人公が回りながら下りていく様子を声によって演出しています。
ここを聴き終えると脱力の指示を特に受けてもいないのに
体がとても重たく感じるようになっているはずです。

暗示やイメージを中心に据えたオーソドックスでわかりやすい催眠です。
ストレッチなどを行うのが定番になっていただけにかえってびっくりしました。
初心者が聴いても普通に催眠に入れると思います。



パンストの感覚、温もり、匂いを感じながら
エッチシーンは4パート43分30秒ほど。
プレイはパンスト装着、クンニ、顔面騎乗、性器擦りあわせ、足舐め、足コキです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります。

「聞いて これからあなたは 準備したパンストをかぶります」
催眠によって愛莉の声に従う心を植え付けられた主人公は
パンストを頭にかぶった状態で
同じくパンストを履いている彼女の股間に顔をうずめます。

こんな感じでプレイはすべてパンストありきで進められます。
愛莉はパンストの肌触りや匂いを常に意識させてきますから
手元にパンストがあるかどうかで感情移入の難度が大きく変わるわけです。
安いものなら100円で手に入りますのでとにかく入手してください。

というか男がパンストを買うという行為自体が立派なプレイです。
音声を聴く前から楽しませてくれる非常に珍しい作品と言えるでしょう。

「私の命令だけで おちんちんガチガチにしてる 変態」
プレイは愛莉の命令に従う形で行います。
どれも屈辱的なプレイばかりですから
M度が高ければ高いほどより興奮できるでしょう。
彼女もM心をくすぐるような言葉責めでサポートしてくれます。

絶頂形態はドライ1回、ウェット1回、セルフ1回の面白い構成。
いずれも催眠音声らしく愛莉のパンストを強くイメージしながら快感を高めていきます。
(ここでのウェットは手を使わずに射精することを意味します)

「女の子の甘酸っぱい汗の匂いと エッチな匂い もっと もっと感じていいよ」
ドライは愛莉のおまんこに鼻を密着させて深呼吸をします。
パンストの温かさを彼女の肌の温もりに
その匂いを彼女の汗や愛液の匂いにうまく脳内変換してみてください。

「ナイロンの生地が しゅりしゅり しゅりしゅり おちんちんを 擦れてる」
セルフは愛莉の足コキをイメージしながらパンストを手にはめてのオナニーです。
手と違った滑らかな生地によるオナニーは独特で
軽く火傷したかのような熱い感覚を股間に与えてくれました。
このへんは生地の厚さによって快感のタイプがかなり変わるでしょう。

またセルフだけは射精後の展開が2パターン用意されており
片方は無難な、もう片方は変態的な結末が待ち構えています。
後者はモルストさんの作品を平気で完遂できるような方ならおそらく大丈夫でしょう。

このように、パンストというアイテムを軸にして
その諸々の感覚からプレイの様子をイメージさせる
いかにも催眠音声らしいエッチが繰り広げられます。
ウェットの内容については今回敢えて伏せさせていただきました。
あとは聴いてのお楽しみということで。



身も心も変 態になれる作品
エッチのオリジナリティが抜群に光り輝いている作品です。

そもそもパンストを扱った作品自体がこれ以外にありませんし
プレイも徹底的にパンストを意識させるような流れで
一時的にせよ新しいフェチへの扉を押し開いてくれました。
素の状態なら理性が邪魔をして絶対にできないようなプレイを
催眠という特殊な状態の力を借りて見事実現させています。

催眠はエッチの方で結構体を動かすことを考えてか
今回は聴くことだけに集中させる無難な作りです。
催眠もエッチもぶっ飛んでたらこちらも余計疲れてしまいますし
これくらいの大人しさが丁度いいのではないでしょうか。
導入できちんと意識をぼやけさせ、深化できちんと落としてくれます。

エッチはまだまだ書けるほどに様々な特徴を持っています。
愛莉が思ってた以上にエロに積極的なのがいいですね。
普段が淡々としているからこそ、息が荒くなった際の艶めかしい声がたまりません。
すべてのプレイをパンスト越しに限定している点も作り手のこだわりを感じました。

ただドライパートだけはこの内容だと厳しさを感じます。
フィニッシュは連続絶頂を目指すのですが
キャラのおかげか言葉責めもきつくはありませんし、カウントもされません。
どのタイミングでイケばいいかがちょっとわかりにくいかなと。

一番印象的だったのはラストのオナニー。
今回は安物のパンストだったので、すごく気持ちいいとまではいかなかったのですが
もうちょっと品を選べば新しいオナニーライフが迎えられそうな魔力を感じます。
すべすべしてるんだけど程よい刺激も与えてくれる、そんな魅惑のアイテムです。
淫語そこそこ、喘ぎ声少々、ちゅぱ音はありません。

本作品にはプレイのイラストや解説が書かれた18ページの冊子データがついています。
内容はいい意味で変態性に溢れていますから
ノーマルな方はある程度覚悟をした上で読んでみてください。

CV:糸井サラさん
総時間 1:29:57


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品説明にもある通り、匂い付けもとっても重要です。
安物だと石油系の臭いがなかなか強いですから。

シリーズ3作品がセットになった「愛莉の催●シリーズ-CompletePack-」もあります。


hypnoな姉貴

サークル「催眠日記」さんの催眠音声作品。

本作品は自分の想いをうまく伝えられない可愛いお姉ちゃんが
催眠の力を使って主人公に好意を持ってもらうように頑張ります。
そんな背景があるため、プレイは調教に近いものの雰囲気はとってもソフト。
だから彼女に従う喜びを素直に感じながら聴くことができるでしょう。

催眠は長めの時間をとって非常にゆっくりと進めてくれます。
カウントを小まめに挟むやや特殊な作りで、そのリズムに乗ることができれば
催眠特有の頭がとろとろになる感覚を味わいやすいと思います。



恥ずかしがりやなお姉ちゃん
お姉ちゃんに催眠をかけられるお話。

「お姉ちゃん参上 え? 呼んでないって?」
お姉ちゃんはとても元気で明るい声の女性。
実の弟である主人公を振り向かせるためにエッチな下着をちらつかせますが
彼が反応を示さないため催眠の力を使うことにします。

催眠はおよそ36分30秒と長め。
深呼吸、脱力、そして深化のオーソドックスな手順を丁寧に行っていきます。

「今から私が言った体の部分 その部分以外を意識してみて」
脱力は敢えてお姉ちゃんの言った部分以外を意識させるのが面白いですね。
こうすると言った部位には力を入れないようになりますから
意識した場合よりも自然な形で脱力ができます。

脱力の最中に呼吸が気持ちよくなる暗示を入れていることを考えると
声への抵抗力を削ぐ狙いもあるのかもしれません。

「私が何も言わなくても 催眠状態に入り続ける 気持ちよさを感じ続ける」
後半の深化はカウントダウンを何度も行いながら心を沈めていきます。
連続して複数回カウントを刻む場合もあることから
カウントへの適性が試されるシーンと言えるでしょう。

無心になって数字を追っていると落下するような感覚が味わえるかもしれません。
その他にも腕が浮き上がる感覚を味わわせてきたりと
お姉ちゃんは手を変え品を変えて主人公を催眠の世界へ引きずり込みます。

シンプルな作りの中に独自性を織り交ぜた手堅い催眠です。
特に深呼吸と脱力に20分を費やすなど、リラックスに重きを置いているように思われます。
おそらくここを聴き終わった段階でもう頭がぼんやりしていることでしょう。

深化はカウントを散りばめながら、複数回にわたって聴き手を落とそうとしてきます。
暗示中心の前半とは進め方がガラリと変わるため
人によってはやや取り組みにくさを感じるかもしれません。



復唱すればするほど思いが強くなっていく
エッチシーンは20分ほど。
プレイは暗示による絶頂、おちんちんをヒクつかせる、オナニーです。

効果音はありません。
セルフはありになります。

「下僕になった記念に 気持ちいいことしてあげる」
催眠を使って主人公を手なずけたお姉ちゃんは
彼女無しではいられないようにするため、指示を与えて気持ちいい思いをさせてあげます。

エッチは催眠音声らしくお姉ちゃんが暗示やカウントで誘導していきます。
この時点である程度の深さまでは入っているはずですから
彼女の声に従うことに快感を覚えながら取り組んでみてください。

「下僕 深い催眠に入りなさい」
お姉ちゃんは主人公に彼女の言ったことを何度も復唱させていきます。
無理に口に出す必要はありませんが、少なくとも心の中で念じ続けていくと
より頭が空っぽになり、彼女の奴隷になっている感覚が味わいやすいと思います。

プレイで珍しいのはおちんちんを反応させながらのドライ連続絶頂でしょうか。
ここでは彼女のカウントに合わせてノーハンドでおちんちんを動かします。
彼女に見られていることを意識しながら根元に力を入れていくのがいいでしょう。

最後のオナニーも20カウントに合わせる形で射精することになります。



催眠音声らしい作品
「hypnoな彼女」「hypnoなメイド」と同じくカウントを多く挟むことで流れを作っている作品です。

刻々と進んでいく数字のリズムを感じながら意識を少しずつ沈めていきます。
時間が長めにとってあるだけあって準備を入念に行ってくれますし
カウントに対する嫌悪感さえなければ気持ちいい感覚が味わえるでしょう。

催眠は前半部分の暗示の丁寧さが光っています。
イメージや脱力のやり方、取り組み方を事前にきちんと説明してくれますし
脱力も流れ作業的に行うのではなく合間に長めの暗示をきっちり入れています。
彼女の言うことをイメージしながらついでに脱力する感じですね。
後半はもう大丈夫だろうと判断したのか一気に落としてきます。

エッチは調教的なプレイでありながら、お姉ちゃんの口調が穏やかなおかげで
無理矢理やらされているような雰囲気はそこまでありません。
彼女も自分を好きになってほしくてやっているわけですから
スッキリさせることで主人公にいい印象を持ってもらおうとしているように思われます。
属性はややMあたり、淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:03:18


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は6点。
コスパで+1してあります。


私の魔物娘を紹介します!THEボイス-ヒル娘編-

サークル「SlapStickStrike」さんの同人音声作品。
主に人外娘のオリジナル同人誌を出されているサークルさんで
音声作品は今回が初になります。

人外モノと言えば主人公がモンスター娘に一方的に犯されるのが定番です。
本作品はそういったセオリーを踏襲するスタイルでありながら
とってもあまあまな雰囲気に満ち満ちています。

ここで登場するヒル娘は主人公のことが好きなんだけど
その気持ちを素直に表現できないちょっと不器用な女の子。
だから敢えて襲うような形で接触して優しく射精させてくれます。
2人が種族の壁を越えた愛で結ばれているおかげで
この手の作品らしからぬ、心が温まるような感覚を受けることになるでしょう。



職場の後輩はヒル娘
ヒル娘に精液を搾り取られるお話。

「今日も残業してるんですか? この間注意したばっかりなのに」
ヒル娘は残虐性をかけらも感じないとても優しい声の女の子。
職場の先輩である主人公のおちんちんを食べるのが大好きな彼女は
今日も何かと理由をつけて早速ズボンに手をすべり込ませます。

「ヒル娘が働いてるの?」と思う方もいるでしょうが
この物語の舞台は魔物の町で彼女以外にも魔物が普通に住んでいます。
だからむしろ人間である主人公の方が珍しい存在なのかもしれません。

「そんなに怯えなくても 痛いことはしませんよ」
人外モノといえば魔物が主人公を力ずくで押し倒し、精液を搾り取るのが定番です。
しかし本作品はサークルさんが「ダダ甘逆レイプ」にこだわりを持っておられるおかげで
モンスター娘と人間の愛のあるエッチが楽しめます。

「え? だって もうちょっと 2人きりでいたいんですもん」
ヒル娘もなんだかんだいって主人公のことが好きなようで
時折恥ずかしがるなど可愛い一面を見せてくれます。
演者であることねさんの声も天使のように穏やか。
ヒル娘の声を聴いていると心落ち着くものを感じる方もいるでしょう。



ヒル娘らしい粘液質のエッチ
エッチシーンは3パートにわたり、合計で40分ほど。
プレイは登場順に手コキ、乳首舐め、SEX、フェラです。
手コキ、挿入、ピストンなど音の鳴りそうな場面で粘液質の水音が流れます。

お話は1つのキャプチャーあたり12~15分と手頃な長さで
基本的にはヒル娘が一方的に責める形で進められています。

「いいんですよ 先輩 好きなだけ舐められててくださいね」
ヒル娘は挿し絵にあるようにとっても長い舌が特徴。
そんなわけでキャプチャー1と3は舌を使ったプレイを存分に楽しめます。

どちらも意識的に水分の高い音を出すような演技をされているおかげで
唾液をかき混ぜるような艶めかしい音が股間を奮い立たせてくれるでしょう。
特にキャプチャー3の追い込み時に聞こえてくる
「すいびびびるぶぶ」と小刻みに左右に揺れるような舐め音がたまりません。

「さっきみたいな顔できないくらいに犯しますから 覚悟してくださいね先輩」
キャプチャー2はSEXでこちらは効果音と喘ぎ声が中心。
寒天のようなプルプルのおまんこで主人公の精液を搾り取っていきます。

「私みたいな人外を孕ませたいなんていう変態さんは あなただけですよ」
展開としてはヒル娘が主人公を仰向けに倒して騎乗位で犯すのですが
彼は嫌がるどころかむしろ進んで彼女に食べられているような感じさえあります。
ヒル娘もそんな彼の様子を「しょうがないなぁ」と思いつつもとっても嬉しそうで
まるで本当の恋人同士のようにあまあまな雰囲気のエッチが繰り広げられます。

人間とモンスターの愛については賛否両論あると思いますが
この作品に限って言えば普通にしっくりくるのではないかなと。
最後には抱き合ってキスをするなど、とても愛のあるエッチが心を温めてくれました。



人 外モノとしては異色の作品
エロ重視のあまあまなストーリーが印象的な作品です。

モンスター娘はその身体的な特徴故にどうしても人間と同列に扱いずらい素材ですが
ここでは敢えて普通の女の子のようなキャラにして
プレイの方で人外らしさを引き出していく方向にまとめています。
ありそうでなかったシチュを見事に突いている点に魅力を感じました。

エッチも3つのパートであまあまな雰囲気は統一しながらも
それぞれでちゅぱ音とくちゃ音を使い分けることによって違いを打ち出しています。
シーン1と3はどちらもちゅぱ音中心のプレイですが
1はちゅぱ音だけを集中的に聞かせてセリフは少な目に
3は逆に適度に頬張りながらのセリフを入れることで咥えられている感を演出しています。
全体的にちゅぱ音は下品ですから、性的な刺激も十分に味わえることでしょう。

「もし こういうことがしたくなったら 私がしてあげますから ね?」
そしてなんだかんだいってヒル娘が可愛いです。
一方的に犯しているはずなのに主人公を楽しませようと努力していますし
吐き出された精液も全身を使ってすべて受け止めてくれます。
ちゅぱ音大量、くちゃ音多め、淫語そこそこ、喘ぎ声少々です。

一部の効果音でノイズがあったりとやや詰めの甘い部分も見えますが
処女作として十分完成度の高い作品と言えるでしょう。
次回もこのシチュを活かしたより良い作品を期待しています。

本作品にはおまけとして各シーンごとのCG(各1パターンで差分が3~7枚)と
10ページほどの同人誌がついてきます。
特に同人誌は職場や登場人物の性格がわかりやすく表現されていますので
本作品を聴く前に目を通しておくことをお薦めします。

CV:紅月ことねさん
総時間 43:06


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

射精天使☆イクミさんの全身洗浄おてつだい。あなたのおチ○ポ…綺麗にしちゃいます♪

サークル「JON」さんの同人音声作品。

本作品はJONさん初の音声作品である
「射精天使☆イクミさんの包茎オナニーおてつだい。あなたのおチ○ポ…看護しちゃいます♪ 」
で登場したイクミさんが、今度はお風呂で全身を洗ってくれます。

ナースは患者の健康を管理するのがお仕事。
イクミさんは体の不自由な主人公のために、デリケートな部分も丹念にお掃除してくれます。
前作と同じく包茎設定がされていますから
リアルで包茎な方は包皮を剥いてもらうシーンなどで特に興奮できるでしょう。

また今回は実際にシャワー室で録音をされているようで
お風呂場での声の反響やシャワーの音がとても自然です。
イクミさんの優しい声と洗う際の水の音がゆっくりと聴き手の心を癒してくれます。



癒 し系ナー ス再び
ナースのイクミさんにお風呂で体を洗ってもらうお話。

「はぁい 大丈夫ですか? 気を付けてくださいね」
イクミさんはおっとりとした素朴な声の女性。
足を骨折して入院中の主人公のために
一緒にお風呂場に行って色々とお世話してくれます。

本作品はやり取りをしながら全身を洗ってくれる「全身洗浄おてつだい。」
主に体を洗う音やシャワーで洗い流す音を楽しむ「お風呂でごしごし♪」
耳かきの様子を効果音を中心にお送りする「ナースの耳かき」
以上の3つのパートに分かれています。
後の2つはほぼ効果音のみなので総評でまとめて説明させていただきます。

「じゃあ 骨折した右足を濡らさないようにしながら 全身を洗っていきますね」
「全身洗浄おてつだい。」ではイクミさんが手慣れた様子で主人公を裸にすると
まずは幹部とおちんちん以外の部分を丁寧に洗っていきます。

この時当然体を洗っていく音が流れるわけですが、この音がとてもリアルです。
具体的には一切ループ音が使われていないようなのと
体にシャワーが当たっているときと、床に当たっているときで明らかに音に違いがあるなど
実際にシャワーを使ってその音を拾わないとまず無理なほどに変化に富んでいます。
同時にイクミさんがセリフを発する際に声がぼやけて聞こえるのもいいですね。

体を洗う際に使うスポンジの音も「サリッ シュル」といったやや乾いた軽い音で
それが程よく動き回ることで見事に洗っている様子を演出しています。
合間に聞こえてくるイクミさんの「よいしょ」や「んしょ」の掛け声もとても可愛いです。



状況をイメージして抜くようなエッチ
エッチシーンは「全身洗浄おてつだい。」 のみで登場し、時間は22分30秒ほど。
プレイは皮むき、玉揉み、アナル指挿入、前立腺マッサージ、手コキです。
玉揉みや手コキの際にリアルな水音が鳴ります。

「ではお待ちかね このすっごく硬くなっちゃってる部分も洗っていきますね」
敢えて後に回すことで主人公を適度に焦らしたイクミさんは
ビンビンに勃起した包茎おちんちんを指で丁寧にお掃除してくれます。

ここでも玉揉み、亀頭責め、竿コキなど刺激する部位によって微妙に効果音が変わっており
その控えめでやや粘液質の音を聞いていると、自然に興奮を覚えてしまいます。
このへんもおそらく実際にそれっぽいものを擦って音を録られたのでしょう。

「それでは 皮をお剥きしますね」
イクミさんと言えばこの包皮を剥くシーンは外せません。
今回は剥いた後のおちんちんを軽く観察されたりもしますから
彼女に見られているシチュをイメージしながら聴くのがいいでしょう。

プレイの中で珍しいのはアナル責めと前立腺マッサージ。
手コキなどと同時に行っていくのですが、効果音がほぼ手コキのみであるため
本作品ではそのあたりを刺激されているイメージはなかなか掴みにくいと思われます。
前立腺を刺激している音なんてリアルでもないでしょうし
このへんはもうちょっとセリフ周りでカバーしていけばってところでしょうか。

「たまたまの中に いっぱい詰まった こゆーいザーメン どぴゅどぴゅって全部出して
すっきりさっぱりしちゃってください」

射精が近づくとイクミさんは激しい手コキといやらしい言葉で更なる興奮を促します。
彼女の声がホッとするタイプなだけあってこのギャップがたまりません。
彼女自身も興奮しているのか、軽く息を荒げているのも艶めかしさを感じます。

「若干黄色く濁ってますね 固形部分も多いし ぷりっぷりの 若いザーメンですね」
そして最後、イクミさんは吐き出された精液をまじまじと観察してくれます。
こういうプレイはちょっと他では聴いたことがありません。
羞恥心を適度に煽ってくれる非常に良いプレイだと思います。

このように、雰囲気はあまあまながらもややM向けなエッチが繰り広げられます。
誰かに恥ずかしいところを見られたいといった願望を持っている方には
特に向いていると言えるでしょう。



マニアックなシチュを楽しめる作品
病院での入浴シーンというなかなかお目にかかれないプレイが
かなりリアルに表現されている作品です。

プレイが全体的に効果音頼りな事を考えて、音にとてもこだわりを持たれています。
水の当たる場所の微妙な変化やスポンジで洗う場所の違いがわかるほどにリアルで
サークルさんの努力の跡がにじみ出ているように感じました。

それを象徴的に物語っているのが「お風呂でごしごし♪」と「ナースの耳かき」。
前者はスポンジとシャワー、後者は耳かき棒の音を中心に据えて
それだけで何を行っているかを十分すぎるほどに演出しています。
ただ、どちらも癒しを目的としたものですから抜くのには使えません。

耳かきはそもそもの時間が6分と非常に短いため
一般的な耳かき音声のような癒し効果は期待しにくいでしょう。
音質は上々なのですがストロークに難があるのも残念。

前作と比べた場合、純粋なエロ度についてはパワーダウンしていますが
雰囲気づくりが強化された印象を受けました。
エロと癒しはなかなか両立させにくい要素ですし
どちらを優先させるかは人それぞれではないかなと。
ただし、今作で抜く場合は聴き手の想像力がカギになるでしょう。
くちゃ音多め、淫語そこそこ、喘ぎ声若干、ちゅぱ音はありません。

個人的には精液を観察されるシーンがツボに入りました。
自分のすべてを見られているように思えて、なんか恥ずかしくて良いなって。
イクミさんにはそういったものを見せてもいいと思える包容力を感じます。

おまけは秋葉よいこさんのNG集です。

CV:秋葉よいこさん
総時間 本編…50:56 おまけ…5:03


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
コスパが良いので+1しています。


幼児化あまあま催眠

サークル「ホワイトピンク」さんの催眠音声作品。

本作品はホワイトピンクさんとしては最初の催眠音声になるのですが
中の人が昨年夏に発売された「ヒプノリラクゼーション」を手掛けた方ですから
実質的には2作目にあたります。
ヒプノリラクゼーションは多くの方から高い支持を受けていましたし
WaPさんのお名前を覚えている方も多いのではないでしょうか。

内容の方は幼児化をテーマとしており
優しいお姉さんがいっぱいいっぱい可愛がってくれます。
昨年発売された「おゆうぎのじかん」でこのジャンルに目覚めた方もいるでしょうし
「女性にひたすら甘えたい」とか「日常のストレスから一時的に開放されたい」とか
精神的な疲れを感じている方には特に向いている作品と言えます。



あなたは無力な赤ちゃん
お姉さんの催眠で赤ちゃんにされて気持ちよくなるお話。

「ようこそ いらっしゃいました」
お姉さんは穏やかで清らかな声の女性。
気持ちよくなりたい願望を抱いている主人公のために
まずは催眠を使って彼を赤ちゃんへと変えていきます。

催眠は誘導25分、深化13分の合計38分間。
まずは心身をリラックスさせるために深呼吸と脱力を行っていきます。

催眠音声といえば横になって目を閉じて聴くのが定番ですが
本作品はお姉さんの指示があるまでは目を開けたままにします。
リラックスしてくると自然に瞼が重くなって目を閉じたくなるかもしれません。
でもなんとか我慢してみてください。
そうすれば目を閉じた際、軽く落ちるような感覚をきっと味わえますから。

「こうやってゆったりろ呼吸をしたり 体の力を抜いたりするだけで 
簡単に催眠状態に入りやすく あるいは 催眠状態に入ることができます」

お姉さんは深呼吸や脱力をしていく中で
催眠が決して難しいものではないことを教えてくれます。
催眠というと魔術みたいなイメージを持っている方が多いだけに
こういう形で聴き手の抵抗感を削いでいくことは非常に良いことだと思います。

「今あなたは ふわふわの揺りかごに 横になっています」
リラックスが完了し、目をつぶった後はイメージしていきます。
赤ちゃん用の小さな揺りかごで寝ている様子を想像しながら
よりゆったりとした気分に浸っていきましょう。
ここでは軽く鐘が鳴るような効果音が左右からイメージを助けてくれます。

「ぷにぷに ぷにぷに 可愛らしい赤ちゃんの腕へと変化していく」
実際に赤ちゃんになるのは深化パートから。
両手、両足、胴体をパーツごとにカウントを使ってゆっくりと変えていきます。
この際「赤ちゃんのような体つきになる」という暗示を入れるのと同時に
体が自由に動かせなくなる暗示も入れている
のがいいですね。

赤ちゃんは自分で立ったり歩いたりできないのが当たり前ですから
体を動かせなくすることで実際にその感覚を味わわせるのと一緒に
自分の無力さを心に焼き付け、彼女に依存したくなるように誘導しています。

「赤ちゃん=何もできない」を強く印象付けるために、3回に分けて脱力を行うなど
テーマに沿った非常に丁寧な進め方が光る催眠です。
お姉さんの声に一切トゲが無いおかげで心を穏やかにするのが簡単ですし
何もかも包み込んでくれるような優しい言葉を聴いていると、すべてを委ねたくなります。
催眠効果はかなり高いと言えるでしょう。

ヒプノリラクゼーションの際は「表現が一辺倒だ」みたいな指摘をさせていただきましたが
今回はそういった部分もほぼなく飽きずに聴くことができました。



優しく優しく絶頂へ
エッチシーンは3パートあり、合計で28分ほど。
プレイは全身愛撫、乳揉み、授乳、オナニー、放尿です。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります。

「ぼくちゃんが感じてる姿 ママが見ててあげまちゅねー」
心身共に赤ちゃんになった主人公のママとして
お姉さんは彼を抱きかかえながら全身を撫でてくれます。

「えらいえらい いいこでちゅねー」
ここでの最大のポイントはやはりお姉さんが赤ちゃん言葉を使うことでしょう。
ことねさんの赤ちゃん言葉は破壊力抜群で、聴いているだけで心がとろけてしまいます。
彼女の作品は数多くありますが、赤ちゃん言葉を使う作品はちょっと記憶にありません。

プレイの方はおっぱいを吸いながら全身愛撫でのドライ絶頂が本編で
追加のセルフとおもらしはオプションに位置づけられています。
これらは入れても入れなくても構いません。

「ママがぼくちゃんを抱きしめて ママのおっぱいに お顔をうずめてあげる」
ドライパートはお姉さんの温かさ、柔らかさ、甘い匂いを間近に感じながら
幸福感で全身を満たしていくような形で果てます。

前立腺を刺激しない脳でのドライオーガズムの場合、私だと会陰部あたりに感覚が集まって
絶頂と同時にそれが全身に弾け飛ぶような感じなのですが
この作品の場合は脳に温かい感覚が集まって
それが絶頂と同時に体中にゆっくりと広がっていく感覚が味わえました。
どちらかというと体よりは心が満たされていくドライだと思います。

「おむつの中で しーしーって お漏らししちゃおうね」
プレイの中で珍しいのは放尿シーンでしょう。
ここでは彼女の「しーしー」に合わせて本当に用を足します。
聴く際は事前におむつを用意してください。

このように、とんでもなく甘い雰囲気の中
赤ちゃんならではのやや変態的なものまで含んだ面白いプレイが聴けます。



赤ちゃんになりきりやすい作品
かなり完成度の高い幼児化催眠音声作品です。

赤ちゃんになりきるために聴き手にどうなってもらえばいいかを第一に考え
そこまでをやや時間をかけてじっくりと進めてくれます。
最初は脱力だけを行って、その次はイメージと脱力を並行するなど
聴き手を飽きさせないための配慮もされていますし
幼児化もまず赤ちゃんになりやすい環境をきちんと整えてから行う親切設計です。

このジャンルは元々作品数自体が非常に少ないだけに
幼児化好きならきっと満足できるに違いありません。
催眠音声としての心を落ち着ける効果も非常に高いですから
ノーマルな方でも癒し目的で聴くのは大いに有りでしょう。

催眠はリラックス→イメージ→幼児化と流れは一直線ながらも
途中の心身のケアがとてもきめ細かく、作り手の心遣いが感じられます。
ヒプノリラクゼーションも催眠をかなり重視した作りだったのですが
今回はセリフの間がシーンによって変化したりと
催眠音声らしい流れを感じました。

特に誘導パート最後のカウント後の暗示を話すペースや
幼児化でパーツごとに変化させていく際の
「はい もう動かない」の間がとても印象に残りました。

エッチは赤ちゃん相手ということで全体的にソフトに仕上げられています。
日頃背負っている責任が重ければ重いほど
お姉さんに甘えた際の幸福感はより大きなものになるでしょう。
抜くよりは満たされることを目的としていますのでそこだけご注意ください。
放尿も赤ちゃんらしいプレイでとても良いです。

セルフパートは私は作品の趣旨にそぐわないのでいらないと思うのですが
任意で飛ばすこともできる作りですし、そのへんはお好みでお選びください。

総合的に見てかなりの良作と判断しました。
価格もこの時間で700円なら申し分なしです。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:21:45


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
この記事を書いている1月5日現在、体験版はありません。
作品説明にも準備中と書いてありますし、おそらく近日中に出るでしょう。

2014年1月7日追記
体験版アップされました。3パートで合計9分ほどです。

2021年01月12日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.blog.jp/archives/84810498.html



ご主人様のお人形さん化催眠2

サークル「国屋敷」さんの催眠音声作品。

「お兄ちゃん調教催眠」から7か月ぶりとなる国屋敷さんの新作は
最近当サイトでも紹介をさせていただいた「ご主人様のお人形さん化催眠」の続編です。

本作品は前作でお人形になった心を呼び戻すような形で
再びご主人様に操られながら気持ちいいことをします。
「人形になるのは自由がなくなるのではなく、何もしなくていいようになること」
ご主人様は女神のような優しい声で、少しずつ聴き手の服従心を育てていきます。

いわゆる調教モノなのですが、厳しい行為は一切なく雰囲気はびっくりするほど穏やか。
比較的ノーマルな方でも十分に楽しめる作品と言えるでしょう。



人形であることを思い出しなさい
ご主人様の催眠で人形にされるお話。

「こんにちは また会えたね」
ご主人様は挿し絵のイメージとはまったく違う落ち着いた声の女性。
前作で人形になった主人公を再び操るために
まずは彼の人形としての記憶を呼び覚まそうとします。

催眠は導入16分、深化14分の合計30分。
最初は深呼吸をしながら彼女の脱力を促す暗示を聞いていきます。

「ご主人様のそばにいるだけで お人形さんは幸せになれます」
既に一旦主従の関係を結んでいることもあって
ご主人様は最初から主人公を「お人形さん」と呼んできます。
前作を聴いている方ならおそらく何か心に響くものがあるでしょう。
それは記憶の奥底にその時の記憶が眠っているからです。

「あなたの心が温かくなります 心が温かくて幸せ」
リラックスできたらお次はイメージ。
彼女の甘く温かい声を聞きながら、その温もりを感じてみましょう。
彼女は心が浮き上がる系統の言葉を投げかけてくれますから
あまり余計な事を考えようとせず、素直にその言葉を受け止めてみてください。
自然と嬉しい感情が湧きあがり、普段より体が熱くなるのを感じるはずです。

「あなたの心が お人形さんの心に変化していく」
深化パートはさらに深い催眠状態にするために
彼女のカウントに合わせて催眠と覚醒を何度も繰り返していきます。

本作品はカウントをする際にほぼ必ず同時に暗示を入れてくるのが特徴で
これによってカウント前後に入れた暗示を強くするのと共に、時間の短縮も図られています。
前作も同様のスタイルでしたから、前作経験者ならすんなり聴いていけるでしょう。
両方同時に聴くのはちと辛いと思った場合はどちらか片方に集中してみてください。
個人的にはカウントの方がいいと思います。

ご主人様自身がその前提で進めているように
前作を聴いている方向けに、前作よりは簡略化された催眠をかけてくれます。
催眠音声は基本的に1話完結だから聴いてなくても大丈夫だろうと思っていたのですが
進めていくうちに「ああ、これは前作を聴いてた方が絶対にいいな」と考えが変わりました。

理由は最初から関係が決まっていたり
自分が人形であったことを自覚させるような進め方をしているからです。
特に深化部分は前作を聴いているか否かで威力が変わるように思えます。
「ご主人様の声で人形にされる」と
「ご主人様の声をきっかけに、自分が人形だったことを思い出す」では
後者の方が遥かに主体性が高くなります。

催眠は術者から一方的にかけられるより
自分からかかっていったほうがずっと深く入れます。
そんなわけで、私は前作を聴いてから本作品を聴くことを強くお薦めします。



射精するところを見られる幸せ
エッチシーンは2パート14分間。
プレイは手コキとオナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります。

「いいよ 私がしてあげる あなたのおちんちん 気持ちよくしてあげる」
再び人形になってくれた主人公へのご褒美として
ご主人様は自らの手を使って彼のおちんちんを刺激してくれます。

エッチはドライ→セルフと続くいつもの国屋敷さんスタイルです。

「お人形さんはご主人様のもの だからおちんちんもご主人様の思い通りになる」
ドライは敢えてカウントを使わずに、言葉責めだけで絶頂を促してきます。
過去作のドライがすべてカウントによる絶頂だったことを考えると
ファンならちょっとした違いを感じるかもしれません。

声の調子は急き立てるような感じで緊迫感がありますし
絶頂の瞬間も普段よりは語気の強くなった言葉を叩きつけてくれます。
私は会陰部あたりにきゅいーんと締め付けられるような感覚が走りました。

「変態人形さんの精液出すところ 私が見てあげる」
セルフは無難にカウントを使って射精へと導いてくれます。
時折ご主人様が見ていることを意識させてきますから
自分の恥ずかしい姿を見られている様子をイメージして、興奮を高めていきましょう。

前作と比べてると人形として操られている感は薄まっていて
割と普通の調教モノっぽいプレイになっています。
彼女の命令に従うと喜びが湧きあがってくるような心になっていれば
それなりに充実した時間を送れることでしょう。



調 教モノとして安定感のある作品
全体的な枠組みは従来と同じですが、細かいところで新たな試みが見られる作品です。

続編として前作との繋がりが十分に感じられますし
催眠、エッチの両方で以前とはちょっと違った要素が盛り込まれています。
といってもそこまで冒険しているわけではありませんから
旧作からのファンならまず安心して聴けるでしょう。
次々回作あたりで何か大きな変化が現れるんじゃないかと私は予想しています。

催眠は脱力を深呼吸と同時に行うなどややスマートになっています。
暗示がしっかりしているので特に問題は感じません。
前作では再三登場した忠誠を確定させるための復唱もかなり減らしており
ある程度下地が整っているのを前提にしているように思えます。
前作を聴いているのならば、催眠音声の経験が浅い方でも大丈夫でしょう。

エッチはあまあまな雰囲気での調教を楽しめます。
ご主人様は調教をしているとはとても思えないほどに声が穏やかで
命令もきつい系統ではありませんから、そこまでM度の高くない方でもいけると思います。
痴態を見られたり、命令に従うのが好きな方には特に向いていると言えるでしょう。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

CV:紅月ことねさん
総時間 51:41


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

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