同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

挑発メイドのエッチなご奉仕

サークル「荘ノヴァ」さんの同人音声作品。

同サークルさんの処女作にあたるこちらは、優しくてサービス精神旺盛なメイドが
ちょっぴりアブノーマルな要素も含んだ4種類のプレイでご主人様の精液を搾り取ります。

タイトルにもなっている「挑発」を絡めたご奉仕色の強いエッチが行われており
彼女はある時はストレートな誘惑、またある時はわざと知らないフリをしてプレイを実演させたりと
ドMで童貞な彼が前向きにエッチできるよう優しくリードしながら責めてあげます。
ご主人様への特別なご奉仕
メイドがご主人様の性欲解消をお手伝いするお話。

「ご主人様 おはようございます」
メイドはのんびりした口調で話す可愛い声の女の子。
ある日の朝、なかなか起きないご主人様に手コキを始めると
目覚めた彼に事情を説明し、了承を得た上で引き続きご奉仕してあげます。

本作品は大きく4つのパートに分かれており
手コキ、パイズリ、足コキ、オナホコキとプレイ内容を変えながら
女性経験がまったくない奥手な彼を優しくリードし射精へと追い込みます。

メイドのご奉仕というと事務的なプレイをイメージする人がいるかもしれません。
ですがこの作品におけるメイドはご奉仕好きな性格をしており
ちょっとしたことですぐさま勃起してしまう彼に多少呆れながらも最後まで面倒を見てあげます。

「もしかして 私に触られると思っただけで こんなに勃起しちゃったんですか? ほんとに変態ですね」
時折「変態」など軽い言葉責めをするシーンがあるものの
それは彼がそうされると喜ぶ性癖を持ってるからであって、本心から見下してるわけではありません。
焦らしや寸止めといった意地悪な要素もほとんどなく比較的甘いエッチです。

タイトルの「挑発」は端的に言えば彼女の積極性の現れです。
彼がエッチに不慣れだからこそ、彼女は敢えてけしかけるようなことを言って引き込みます。
調教と言うほど立場が逆転しませんし、彼の好みに沿ったイレギュラーなご奉仕と呼ぶのが妥当です。

しかしプレイの方はというとアブノーマルかつハードなものをそれなりに含んでます。
具体的には総時間35分の中に射精シーンが7回、しかも4パート中3パートで連続射精することや
エッチの後半においておちんちんを踏みつけたりオナホで激しく責めるといったところです。

雰囲気とプレイにややギャップのあるエッチですね。
責めっぷりから彼女の奉仕心の強さや性に対する貪欲さがなんとなく伝わってきます。
軽く見下しつつ激しく責めるエッチ
エッチシーンは4パート25分間。
プレイは手コキ、乳揉み、パイズリ、足コキ(ニーソ、生足)、オナホオナニー、オナホコキです。
エッチな効果音はありません。

「仕方ないですね 変態ご主人様のおちんちん たくさんシコシコしてあげます」
一旦拒絶したものの、やっぱり手コキして欲しいと言うご主人様に対し
メイドはすぐさまズボンとパンツを脱がせ、既にガチガチに勃起したおちんちんを握ります。

エッチはどのパートもメイドがリードする形で進みます。
一番最初の「手コキ編」はその名の通り手を使ってご奉仕するシーン。
ゆっくり→やや激しくと1回ごとにペースを切り替えながら2回連続の射精へと追い込みます。

「おちんちんシコシコ」
本作品のエッチには効果音がなく、プレイの様子はどれも擬声語を交えたセリフで表現します。
正直なところ純粋なエロさはかなり弱くなってしまってますが
その分メイドとのやり取りが引き立ってる部分もあります。
プレイそのものよりは彼女にお世話されてる雰囲気を楽しむエッチですね。

「ほんとはしてして欲しいんじゃないんですか? ドMで変態なご主人様」
「ご主人様の気持ち良さそうな顔が見れてよかったです」

その部分を最も強く感じるのが最中に投げかけられる彼女のセリフ。
「変態」「ドM」といったきつめの言葉を普段通りの穏やかな口調で適度に投げかけ
射精が近づくといつでもどこにでも射精していいと言います。
そして事後は言葉で疲れた彼の心と体を癒します。

連続射精も含めて責めっぷりはハードなんだけど、所々に優しさを感じる部分も見られます。
このへんに調教ではなくドM向けのご奉仕らしさが出ています。

彼女の優しい部分が最も引き立ってるのが2番目の「パイズリ編」パート。
挿し絵に描いてある胸を強調したメイド服に着替えた彼女が
彼の視線を感じて自ら胸を揉ませ、少し経つと服を脱ぎおちんちんを挟んであげます。

「ほら 手を貸してください メイド服の上から 私の柔らかいおっぱい 触らせてあげます」
「私のおっぱいに挟まれて嬉しいですか? よかった ほんとにおっぱい好きなんですね」

ここでは彼が童貞なことを彼女が初めて知るシーンがあり
女性の扱いがよくわからない彼に教える感じでおっぱいを好きにさせてあげます。
そしておちんちんをおっぱいに包まれて感じてる彼を嬉しそうに見守ります。

パイズリの時間が約3分と非常に短いものの
すぐさま射精しても嫌な顔ひとつしない様子に彼女の性格がよく表れています。
射精シーンが1回なのも他のパートに比べて甘さを感じる理由のひとつです。

対して「挑発」の要素が色濃く出てるのが最後の「オナホ編」パート。
ご主人様の部屋を掃除し終えたメイドが最中に偶然見つけたオナホを彼に見せ
「どのような目的に使うかがよくわからないので教えて欲しい」とけしかけます。

「多分 この穴に何かを入れるんですよね 丁度私の指が入るくらいです うーん 何なんだろう?」
彼女はこれがオナホなことをもちろん理解してます。
でも自分に隠れてこっそりオナニーに励んでる彼の姿が微笑ましく思ったのでしょう。
「女性に見られながらオナニーする」というドMが喜びそうなプレイを自然な形で提案します。

プレイの方はおよそ4分30秒に渡って1回目がオナニー、2回目は彼女にしごいてもらう形で射精します。
挑発でありながら意地悪な部分をほとんど感じない本作品らしいプレイと言えます。

このように、2人の関係を崩さないご奉仕スタイルでの比較的ハードなエッチが繰り広げられています。
尽くしてくれる作品
メイドらしい優しさのこもったややMのプレイが魅力の作品です。

メイドはアブノーマルな性癖を抱えつつなかなか発散できずにいるご主人様のために
自分からエッチに積極的に誘い、彼の願望を満たすプレイを選んで行います。
メイドというとご主人様の言いなりになるのがスタンダードですが
本作品のメイドは彼が何をすれば喜ぶかを考え実行できる頭のいいメイドです。

「ねぇご主人様 今度はニーソじゃなくて な・ま・あ・し どうですか?」
どのパートも彼のことを第一に想って責めているのが非常に印象的でした。
「おちんちんを足で踏んで欲しい」と言われたらほとんどの女性がドン引きするはずです。
だけど彼女は「変態」と言って興奮を煽りながら彼のリクエストまできいてあげます。
プレイだけを見るといじめてるっぽいのだけど、2人のやり取りを聴いてると心の繋がりを感じます。

しかし、肝心のエッチがあまりエロくないという弱点も抱えています。
どのパートもコキ系のプレイをしてるにも関わらず、効果音が一切鳴らないのが一番の要因です。
これによってプレイの様子をセリフで表現する必要が生まれ
結果的に言葉責めや彼を思いやるセリフのボリュームが減ってるのも残念です。

せめてちゅぱ音主体のプレイがひとつでもあれば変わったのでしょうが…。
抜きに使うには厳しい作品というのが率直な感想です。
効果音が入ってたら今よりもずっとよくなってたと言い切れます。

射精シーンは全部で7回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

M向けのプレイをできるだけ柔らかいタッチで描いた作品です。

CV:秋川ひなたさん
総時間 35:14

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

【立体音響】Cure Sounds-響花

サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、普段は優しいけど実はSな店員さんが
「音」を使った様々な癒しとエッチなサービスを提供します。

筆記音、足音など多彩な音で気持ちよくする音フェチ要素の強い作りが魅力で
音自体のリアルさだけでなく、変化に富んだ動きや彼女のセリフも相まって
実際にその場にいる、あるいはお世話されてるような臨場感が味わえます。
音が生み出す癒しの空間へようこそ
Cure Soundsの店員「響花(きょうか)」からサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ、Cure Soundsへようこそ」
響花は上品で落ち着いた声のお姉さん。
初来店したお客に各サービスの内容を簡単に説明すると
今回のコースで使用する音のジャンルを選んでもらいます。

本作品は「音による癒し」をテーマに、彼女がおよそ2時間30分に渡って様々な音を鳴らします。
今年に入ってセリフよりも効果音を重視したASMR(音フェチ)作品が増えてますが
多くの作品では主人公が女性にお世話されてる際に鳴る音を楽しむのに対し
この作品は大部分のシーンで彼女は彼の体に一切触れず、別室で音を鳴らしながら語りかけます。

我々が普段音声作品を聴いてるのに近いスタイルですね。
シャンプーや髭剃りをするシーンも彼女が擬似プレイと明言しています。

「当店では「音」による癒しをメインに提供させておりまして、お客様がお好きな「音」のジャンルを3つだけ選ぶ事が出来るんです」
そして最中は定番のものからあまり聴かないものまで実に多彩な効果音と環境音が鳴ります。
一番最初のパートで受付をするシーンがあるのですが
お客がチェックシートに記入する音、サービスルームに移動する足音、上着を脱ぐ音など
サービス以外の部分までリアルな音でしっかり表現しています。

何らかの動きがあるシーンでは必ずと言っていいほど音が鳴ります。
音質も実録したとしか思えないほど臨場感があります。
ループ音を使ってる部分も特に見当たらず、同じ音でもペースや動かし方に違いがあります。

さらに素晴らしいのが音の動きにもこだわってることと
同系統の音を別の方法で鳴らすシーンが数多くあることです。
前者は例えば鉛筆で文字を書く音を出すときは左から右にスライドする感じに鳴らし
後者は同じ足音でも別の素材を用意して耳を楽しませてくれます。
実際のパート数よりも音のバリエーションはずっと多彩です。

「ふふ、そのように喜んで貰えますと、とても嬉しいです 私としてはお客様の心身を共に癒す事が一番の喜びですから…」
これらのお相手を務める響花はいかにも癒し系といった雰囲気の女性。
非エロのサービス中はどのパートも主役にあたる音を邪魔せず、引き立てるように語り掛けます。
音フェチ作品と言うとずっと無言になるイメージをする人もいるでしょうが
この作品に限っては彼女にもそれなりの存在感があります。

そしてエッチパートに入ると両者のバランスが崩れ、今度は彼女の個性を活かしたプレイが登場します。
非エロとエロで彼女が随分違った顔を見せてくれるところも魅力です。
明らかに音フェチなんだけどキャラも立ってる総合力の高い作品です。
日常生活に根ざした音の数々
ここからは各サービスの内容を紹介します。

非エロのサービスは5パート81分30秒ほど。
一番最初の「筆記音での癒し」パートは前半が鉛筆、後半はチョークを使い
実際に文字を書く音を鳴らして癒しを与えます。
ちなみに、サービスが始まると響花はほとんどのシーンで囁き声になります。

筆箱から鉛筆を取り出す時に鳴る「がさごそ」という軽さのある物音
「カツカツ スーッ」という流れるような鉛筆の音、それよりも若干ざらつきがありストロークも長いチョークの音。
序盤から変化に富んだ動きが生み出す音をたっぷり聴くことができます。

「昔は試験中など、しんとした空間の中で響く筆記音が心地良かったものです」
鉛筆の音などは大人になるとあまり聴く機会が無いでしょうし
シャーペンとは違う柔らかな摩擦音が耳に心地よい刺激を与えてくれます。
彼女も効果音の邪魔にならない程度に学校時代のイメージを語って後押しします。
音フェチ作品なだけあってセリフを言うタイミングや話す内容にも気を使って進めます。

続く「足音での癒し」パートは打って変わって野外の音。
砂利→軽石→コンクリートと素材を変えながら存分に鳴らします。

「石の大きさや種類でも出る音が違っていてなかなか面白いんですよ?」
彼女も言ってるように、同じ足音でも下にあるもので質感が随分変わります。
砂利道だと「ザクッ ズシュッ」と若干重みのある音だったのが
軽石になると「パリッ サクサク」と小気味良い音に変化します。
そしてコンクリートは普段よく聴く引き締まった音が鳴ります。

この中ですと私は軽石の音が最も印象的でした。
氷になりかけてる雪の上を歩いてるような音です。

「あ、川のせせらぎが聴こえますか? 穏やかな水の流れがほら…もっと近くに行ってみますね」
またこのパートはバックで流れる環境音にも力を入れてます。
セミやスズムシっぽい声が鳴ってたかと思えば
コンクリートで歩くシーンに入ると小川のせせらぎがだんだんと近づき、遠ざかります。
単に音を鳴らすのではなく、人が実際に移動してる様子も含めて表現してるわけです。

環境音を使って距離感を出す演出はまだごく少数のサークルさんしか形にできてません。
音に自信のある作品だからこそこういうシーンを用意したのでしょう。

擬似的なサービスで特徴的なのは「髭剃り疑似プレイ」パート。
シェービングクリームを器に入れてかき混ぜるところから始まり
左右のもみあげ・頬・顎を剃刀でゆっくり撫でて髭を剃り落とし
蒸しタオルで汚れを拭いてから化粧水を顔に塗ります。

「裏側のひげは見落としやすいですから、しっかりと剃っていきましょうね…」
「じりっ しゅるー」という若干ざらつきのある水音が側頭部や顔のやや下で鳴るのに加えて
側頭部は大きめのストローク、顎は小刻みにといった風に
このパートは特に音の位置取りや動きがしっかりしています。
泡をかき混ぜる音もシャンプーとは違って低く鈍いです。

非エロパートの中では最も時間が長く最後に登場するサービスですから
この音声を聴いてるうちに寝てしまう人が普通にいるでしょうね。
現実世界でも割と聴ける音を敢えて採用し、クオリティの高さで勝負しています。
エッチな音をふんだんに盛り込んだプレイ
エッチシーンは50分ほど。
プレイは胸部マッサージ、乳首責め、キス、手コキ、乳首舐め、乳揉み、SEX(騎乗位)です。
胸部マッサージ、手コキ、SEXの際にリアルな効果音が鳴ります。

「目隠しも外さないで下さいね? 付けたままの方が効果も倍増しますから… これから何が起きてもじっとしていてください」
擬似髭剃りから1時間後、主人公が目覚めたのを確認すると
響花は引き続きアイマスクで視界を塞いだまま彼の上着を脱がし
オイルを使って胸全体や乳首を丹念にマッサージします。

エッチは終始彼女に責められる形で進みます。
序盤のおよそ20分間は胸や乳首にターゲットを絞ったプレイ。
最初のチェックシートに「粘性のある水音が聴きたい」と彼が書いてたのを考慮し
今までとは違い実際に体に触れながらローションまみれのエッチな音をたっぷり鳴らします。

「んぅ…? 直接触って欲しい…? まだだーめっ」
「ねぇ… 響花に触って欲しいんだったら、おねだり…してくれる?」

ここでのポイントは彼女の態度。
彼が乳首に触れて欲しそうにするとわざと焦らして別のプレイを始めたり
しばらくすると自分からおねだりするよう要求します。

販売ページの下のほうで書かれてるように彼女はそれなりのSっ気を持ってます。
それがエッチに入ると聴いててわかるレベルで表面化します。
口調もですます調からタメ口になっていたりと変化が見られます。
彼女の性格を反映したややM向けのプレイです。

もちろん作品の売りである「音」も引き続きボリュームが多いです。
オイルを使ってるので体を愛撫するだけでもにちゃにちゃした音が鳴りますし
この後のシーンではくちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声を複合的に鳴らすプレイが登場します。
音の種類だけでなく扱い方においても非エロとエロで大きな違いがあります。

中盤から終盤にかけては彼女がより踏み込んだ責めを繰り出します。
オイルを継ぎ足してからおちんちんを小刻みにしごき、並行して乳首を舐め
彼の射精が近づいてくるとおまんこで刺激を与えます。

「もしかして、私のおっぱい触りたい? んふ、いいよ…それでもっと気持ち良くなれるんだったら…」
「あぁっ…気持ちいいっ! 硬いおちんぽが一番奥突いててっ… あっあっあっあっ、ああぁんっ!!」

最初はちょっぴり意地悪に振舞ってた彼女も、手コキを始めてからは普段の優しいキャラに戻ります。
彼がおっぱいを揉みたそうにしてるのを見るとすぐさま差し出し
SEXが始まってからは荒い息遣いと喘ぎ声を漏らして喜びます。

さすがにアヘったりはしませんが喘ぎ声は結構激しいです。
力強くピストンしながらキスをしたり、最後は中出しを許すなど
客と店員よりは恋人同士に近い甘さやエロさを感じます。
効果音と女性特有のエッチな声や音を組み合わせて射精を応援してくれます。

このように、若干のM性を含んだ愛のあるエッチが繰り広げられています。
音に包まれる作品
全編を通じて鳴り続ける音が魅力の作品です。

リラクゼーションスポットの店員らしいあまあまな態度のお姉さんが
長時間に渡って非エロ・エロ両方の音を浴びるほど鳴らします。
癒し系作品では定番の耳かきを敢えて外し、日常生活に馴染み深い音を採用しています。

最重要要素とも言える音質はもちろん、鳴らし方や鳴らすタイミングにもこだわっています。
音に強いサークルとして有名なディーブルストさんの中でも
ここまでストレートに音で勝負する作品は珍しいです。
同じタイプの音でも複数のバリエーションを用意するなど創意工夫が見られます。

私個人は「足音での癒し」パートが最も印象的でした。
登場人物たちが出会って部屋に移動する時など、ごくごく僅かな時間しか鳴らない音を
ひとつのサービスとして成り立たせてるところが素晴らしいです。
音の方も3種類の足音に環境音を組み合わせて広がりを出してます。

「こうしてお客様にとって心安らぐ「音」の存在がますます大きくなるはず…」
響花については音フェチ作品の宿命といいますか、やはり音に比べると脇役に近い位置づけです。
だからこそエッチで普段と違う顔を見せるシーンを用意したのでしょう。
後になるほど荒くなる息遣いに距離の近さが感じられます。

エッチは射精回数の少なさが気になるものの、音の量や厚さには目を見張るものがあります。
中でもSEX開始以降の喘ぎ声は上品で色っぽいです。
乳首責めや乳首舐めに力を入れてるのもポイントです。

絶頂回数はお客、響花ともに1回。
くちゅ音多め、喘ぎ声それなり、淫語とちゅぱ音そこそこです。

声よりも音を使って癒す作品です。
音フェチ作品が好きな人におすすめします。
おまけはPRボイスとフリートークです。

CV:柚木朱莉さん
総時間 2:36:36(本編…2:30:31 おまけ…6:05)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
150分で800円とコスパがいいので+1してあります。

まどろみと夢の間さんで配布されてる無料の催眠音声作品(女性向け、全年齢向け)。

今回紹介する作品は、のんびりと話す穏やかな声のお兄さんが
海に住む生物「クラゲ」にちなんだ催眠で安らかな眠りに導きます。

海に漂う感覚やクラゲの泳ぐ様子を擬声語で巧みに表現し眠らせてくれるのが特徴で
「ゆらゆら」「ふんわり」などの柔らかさを感じる言葉の数々を聴いていると
自然と頭の中がぼんやりしたり、体の感覚がなくなったような心地いい気分が湧いてきます。
海に浮かぶクラゲのように
お兄さんに安眠できる催眠をかけてもらうお話。

「こんばんわ。眠れないみたいだね?」
お兄さんは穏やかで温かい声の男性。
うまく寝つけないでいる主人公に声をかけると
彼女が安眠できるようにクラゲの話を始めます。

本作品はサークルTuberose Kissさんが公開されてる台本を望さんが音声化されたもので
タイトルにもなっているクラゲになりきるイメージをしながらのんびり眠りにつきます。

男性声なので女性向けとさせていただいてますが、全年齢向けですし性差を感じる描写は特にありません。
ですから内容に興味を持ったのなら男性でも普通に聴けると思います。
彼のぼんやりした声やのんびりした口調に多くの人が眠気を感じるでしょうね。
活動を開始されたばかりの読み手さんのはずですが、暗示の意味や意図を汲み取った演技をされてます。

催眠はほぼ全編にあたる17分間。
仰向けに横になり、まずはテーマのクラゲが海で泳ぐ姿をイメージします。

「ゆらゆらと揺れて… すぅーっと進んで… またゆらゆらと揺れて…」
本格的な催眠を始める前の下準備的なシーンなのですが
クラゲが海中でのんびり泳ぐ様子を擬声語を使って見事に表現しています。
この後も「ゆらゆら」「じんわり」など柔らかい印象の言葉を暗示に組み込んで徐々にリラックスさせてくれます。
私の場合はこの段階で結構眠くなってました。

お次は聴き手がクラゲになりきる手始めとして、自分が水中に浮かんでる様子をイメージし
そのまま全身をパーツごとに脱力して心と体の両方をじっくりほぐします。

「右ひじ…ゆらゆらと海に漂う… 二の腕…海の中に溶けだしていく… 右腕がすぅーっと海と混ざりあう…」
「海の中に溶け出して…海の水と混ざり合って… やがて意識も海と混ざり合う…」

脱力は腕、足、胴体、顔、頭などを末端から中枢にかけてのんびり行います。
「力が抜ける」ではなく「海の中に溶けて混ざり合う」と暗示を入れるのが実にいいですね。
物語の舞台となる海の中にいる感覚を言葉で上手に伝えてくれます。

私が聴いた時もずーんとくる重さではなく、手足の存在がなくなったような感覚のぼやけを強く感じました。
そしてこれはクラゲの容姿や特徴にとてもマッチしています。
生命の生まれ故郷である海に帰り一体化する展開にも安らぎを感じます。

「ゆら…ゆら… ゆら…ゆら… 深い意識の底へ… ゆら…ゆら… ゆら…ゆら… 眠りの世界へ…」
そして最後はクラゲになりきって海中をのんびり泳ぎます。
「ゆらゆら」をセリフの初めに置いてリズムを取りながら
後になるほどペースを緩め、語気を弱くして優しく語り掛けてくれます。
暗示で無理矢理眠らせるのではなく、聴き手のイメージ力を膨らませて自然な眠りに導きます。

このように、クラゲや海といった自然物を利用した大らかな催眠が繰り広げられています。
コンパクトな安眠作品
短時間ながらもちゃんと眠れるし十分な個性も持ってる作品です。

お兄さんは主人公の不安やストレスをできるだけ解消し、眠りやすい環境を整えようと
クラゲが海をのんびり泳ぐイメージを中心に据え
その中に催眠の技術やテーマに相応しい表現の暗示を適度に忍び込ませます。

彼の話すペースがゆったりしていることやセリフそのものの柔らかさが相まって
聴いてる最中は時間の流れが緩やかになったような感覚を覚えます。
事前にクラゲのイメージをさせてから変えていく丁寧な誘導も実に良いです。
私が眠くなったくらいですから、女性が聴いたらかなりの安眠効果が見込めるのではないでしょうか。

「ゆら…ゆら… 海に漂う… ゆら…ゆら… ゆれる…」
個人的に最も感銘を受けたのがセリフの表現です。
擬声語を意識的に多く盛り込み、水中に漂う心地いい感覚を引き出すように言葉をかけます。
このような言葉選びは実力のある人だからこそできることです。
大人ならダイビングは未経験でも海やプールで泳いだことがあると思います。
誰にでも通用する素材を使って催眠を施してるのも見事です。

清涼感を感じながら眠れる作品です。
無料ですから興味を持った方は是非お試しください。

CV:望さん
総時間 18:00

まどろみと夢の間
http://yam-kaw.hatenablog.com/entry/2016/09/19/162225

マッサージ店のお姉さんに凝ったちくびをずーっと優しくこねこねされて、疲れを癒してもらう音声

サークル「へーどねー」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、のんびりした口調で話す癒し系の店員さんが
オイルを使って男性の乳首をたっぷり責めて疲れと欲求不満を吹き飛ばします。

乳首だけを集中的に責めながら射精も促す変わったプレイが行われており
乳首の責め方を適度に変えながらおちんちんをいじられてる様子をイメージさせて興奮を煽り
終盤に差し掛かると実際にいじり始めて2つの性感帯を同時に刺激される快感を味わわせます。
敏感な膨らみへ癒しのマッサージを
店員さんに乳首をマッサージしてもらうお話。

「いらっしゃいませ! こちらが受付になります」
店員はおっとりした可愛らしい声の女の子。
チラシを見てやって来たお客を嬉しそうに迎えると、現在行ってる3つのサービスについて説明します。

本作品は風俗店ではなくリラクゼーションスポットを舞台に
彼女がお店の特別サービスである乳首マッサージを30分近くに渡って行います。

終盤でほんの少しおちんちんをいじるシーンもありますが
エッチシーンのほとんどが乳首責めという非常に尖った作りをしています。
プレイ中は彼女が乳首をどのようにいじってるかをわかりやすく教えてくれますから
言われた通りに乳首オナニーしながら聴くとより楽しめるでしょう。
乳首系のオナサポ、あるいは乳首開発の側面を持ってるところも魅力です。

「今日の乳首マッサージのコースは、おちんちんがびくびくして、ごしごししこしこしてほしくなっちゃっても、そのままですよ」
もうひとつのポイントは乳首特化でありながら射精のお手伝いもしてくれること。
乳首責めの合間に彼のおちんちんの様子を実況したり
彼女に責められてるイメージをさせたりして下半身の興奮も誘います。

今回のエッチはあくまで癒しのサービスですから
彼女が意識して熱っぽい吐息を漏らすとか、エッチな喘ぎ声を上げることはありません。
そういった雰囲気的な淡白さをイメージによって補います。
ノーハンド射精はさすがに難しいでしょうが、終盤の手コキに合わせてしごいて射精するのは普通に可能です。

濃厚な乳首責めと射精を見据えたリード。
短時間ながらも明確な個性と実用性を持ってる作品です。
心を込めてたっぷりくりくり
エッチシーンはほぼ全編にあたる3パート32分30秒。
プレイは乳首責め、乳首舐め、手コキです。
乳首責めと手コキの際に効果音が鳴ります。

「オイルを手に塗って、と……よいしょ。乾いたらまた足すので、これくらいにしておきますね」
乳首マッサージコースを選択したお客に上着を脱いでもらうと
店員さんはオイルを手に塗りこみ、まずは指先だけを使って優しく撫で始めます。

エッチはお店のサービスなので終始彼女がリードします。
一番最初の「たっぷり乳首責め」パートは乳首だけをとことんいじるシーン。
人差し指だけでいじるソフトな責めから始まって、親指と人差し指の間に挟み軽く摘んだり
ぎゅっとつねって強めの刺激を与えたりと様々な責めを繰り出します。

調べた限りだと本作品に登場する乳首責めには5つものパターンがあります。
すべてのプレイで「ぎゅっぎゅっ」「くーりくり」といった擬声語を交えて乳首の様子を実況し
さらに多少ではありますが効果音も変化させながら進めます。
具体的には摩擦系の責めだと平べったくクリアな音が、圧力系だとそれよりも音が低く動きも鈍くなります。

「ふふふ、可愛い乳首ですね 凝ってるところ たくさんくりくりされて、とっても気持ちよさそう」
最中の店員さんは癒し系専門店に相応しい温かな態度で接します。
途中で刺激をわざと抑えて焦らすシーンもありますが
それは彼をより気持ちよくさせたいからであって悪意があるからではありません。
のんびりした口調も相まってほのぼのした空気が終始漂っています。

イメージによるおちんちんへの責めが始まるのはエッチ開始から9分後あたり。
最初は彼女におちんちんを撫でられたり優しくつつかれてる様子
しばらく経つと責められて射精する様子を話して興奮を促します。

「おちんちん、ぎゅって握られて、たくさんしこしこすること考えてもいいですけど、考えるだけですよ」
「本当はびんびんのおちんちん、乳首と一緒にめちゃくちゃに擦ってもらいたいのに、ただ腰をもじもじさせるだけしかできないなんて、ふふふふっ」

私の説明だけだとピンとこないかもしれません。
ですが音声ではイメージを投げかけるタイミングやセリフ選びに気を使っており
触ってもいないのにおちんちんがムズムズしてくるのを感じます。
パート終盤では乳首をたっぷりいじってるのに、おちんちんには指一本触れてないことを利用して焦らします。
要はおちんちんをいじりたい気分にさせた上でお預けを食らわせるわけです。

続く2パートは選択式。
そのまま乳首責めで果てたい場合は「乳首だけで射精」パートを
おちんちんもいじってもらいたい場合は「乳首責め手コキで射精」パートを聴きます。
両者の違いはプレイ内容のみで、展開やフィニッシュのスタイルはほぼ一緒です。

「ほら、乳首いじめられてますよ。左右に、細かくぐにぐにされて おちんちんから熱い精液、あがってきちゃう」
ここでも彼女は乳首への刺激と射精を連動させる形で責め続けます。
手コキ射精のほうがやりやすいのは否定しませんが
催眠音声でドライオーガズムを経験してる人なら、乳首だけでもそれに近い快感が得られるかもしれません。
絶頂のタイミングもカウントを数えてしっかりサポートしてくれます。

このように、乳首責めに射精の要素を織り交ぜた特殊なプレイが繰り広げられています。
あまあまな乳首系作品
いい気分に浸りながら乳首を気持ちよくできる作品です。

店員さんはお店に初めて来てくれたお客がスッキリできるように
総時間のほぼ全部を使って乳首をとことんいじり続けます。
最初はソフトに、後になるほど強めに刺激を与えるスタイルを定め
その中で指や舌を使った多彩な責めを繰り出します。

乳首責め自体が音声作品だとまだまだマイナーなプレイですし
それをここまでクローズアップし、尚且つ独自性を持たせてるところが素晴らしいです。
効果音も音質はそのままにシーンで微妙に変化させて臨場感を出しています。
先ほども書いたように聴き手が実際にいじることを想定したリードです。

もうひとつの柱にあたるおちんちんへの責めと射精については
皆さんがどれくらいイメージ力を持ってるかで得られる快感に差が出そうです。
実際にいじる時間が最後の5分と非常に短いため、それ以前のシーンでどれだけ盛り上がれるかがカギになります。
乳首責めに比べると時間的にも内容的にも控えめです。

射精シーンは全部で2回。
くちゅ音それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

サークルさん独自の切り口で描いた乳首作品です。
乳首を誰かにいじられる、自分でいじるシチュが好きな人におすすめします。

CV:山田じぇみ子さん
総時間 35:32

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

【バイノーラル耳かき】月読さんが小さい子に耳かきしてみた。

サークル「ひつじさん連盟」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、明るくて穏やかな雰囲気の先生が
なかなか眠れない子供に耳かきをしてあげます。

総時間9分と短時間ながらも効果音の質が高く
音質はもちろん、器具の細かな動きや力加減にもこだわった耳かきが楽しめます。
子供たちに安らかな眠りを
月読が子供に耳かきをして寝かしつけるお話。

「月の神様と 太陽の神様は 無事に仲良くなれましたとさ めでたしめでたし」
月読は明るくて落ち着いた声のお姉さん。
子供たちをお昼寝させようと絵本を読み聞かせていたところ
唯一起きてる主人公に気がついて耳かきをしてあげます。

本作品はサークルさんの処女作「暁の石物語」に登場する彼女が
6分30秒近くの時間を使って耳のお手入れをします。
元ネタ有りの作品ですが専門用語とかは登場しませんので知らなくても普通に聴けます。
短時間での癒しを目的としたシンプルな内容の作品です。

耳かきは膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒を使って汚れを取り
仕上げに梵天と軽い息吹きをする家庭的なスタイルです。

耳かき棒は「ざざっ ずりっ」と乾いた軽い音が使われており
耳の奥から手前に掻き出すようにゆっくり動きます。
梵天は耳かき棒よりもふわふわした音が使われています。
音質・動きいずれも比較的レベルの高い耳かきと言えます。

サークル名はひつじさん連盟になっていますが
中の人は以前からサークルDreamlightのほうで数多くの耳かき音声を作られている柚木朱莉さんです。
効果音もおそらく自作されたのでしょう。
月読のお淑やかなキャラを反映した優しい音が使われています。

「綺麗ですね いつもきちんとお耳を掃除してるのね いい子いい子」
最中の月読は「んっ」「よいしょ」といった小さな息遣いを漏らすシーンが多いものの
時折投げかけられるセリフには年上の女性らしい慈愛が感じられます。

柚木さんは元気でノリの軽いキャラを演じることが多い声優さんなので
こういう大人っぽい女性の声と演技は新鮮に思えます。
効果音重視なのですがキャラもある程度は立っています。

このように、音の良さを活用したシンプルな耳かきが繰り広げられています。
サクッと聴いて癒される作品
シンプルかつ良い音の耳かきが魅力の作品です。

月読はなかなか寝付けない主人公に安らぎを与えるために
実の母親のような柔らかい態度で簡単な耳かきをしてあげます。
彼の耳があまり汚れてない設定なのでそこまで本格的なお掃除はせず
リアルな音を組み合わせて落ち着ける雰囲気を作り上げています。

マスター音量がかなり小さいとか、声の位置がやや後方だったりと気になる部分もありますが
ニコニコ動画初投稿、しかも無料なのを考えれば十分なクオリティだと思います。
今後投稿される作品ではさらに良くなっていくのではないでしょうか。

短時間での癒しに役立つ作品です。
興味の湧いた方は是非お試しください。

CV:柚木朱莉さん
総時間 9:00

【バイノーラル耳かき】月読さんが小さい子に耳かきしてみた。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm28695681

ボクのココロとカラダを支配する後輩の女の子

サークル「MASOINWASH」さんの同人音声作品。

同サークルさんの処女作にあたるこちらは、普段は優しいけど実はドSな後輩が
奴隷願望を持つ先輩にエッチな命令を出して心と体を少しずつ支配します。

飴と鞭を使い分けたプレイと言葉責めを組み合わせたきめ細かな調教が行われており
純粋な性的快感と女性に屈服させられる幸福感の両方が味わえます。
痛みや苦しみではなく快楽を与えて堕としてくれますから
調教作品にまだ触れたことのない人が挑戦するのに向いてます。
Sな後輩とMな先輩
大崎マナミからマゾ犬調教を受けるお話。

「先輩すいません、遅くなっちゃって」
マナミは明るくて可憐な声の女の子。
部活の練習後、とある噂を聞きつけた先輩に呼び出されると
それが事実であることを告げ実際に調教してあげます。

本作品は密かに男性たちを手懐けてペットにしている彼女が
ドMな性癖を持つ彼の願いを聞き入れて3種類の調教を施します。
手コキ・足コキ・ローター&ニーソコキと後になるほどアブノーマルなプレイが登場し
彼女の態度も可愛い後輩から意地悪なご主人様へと徐々に変化します。

彼が自ら望む形で主従関係を結ぶ経緯や、調教に入っても彼女の声や口調がそれほど変わらないおかげで
プレイ中は意外なほど穏やかな雰囲気が漂っています。
片方が欲望を一方的に叩きつけるのではなく、お互いの心の渇きを満たすために行う感じですね。
結構マイルドな調教ですからややMあたりの人でも割と聴けるし楽しめます。

彼女が施す調教における最大の武器は言葉責め。
彼が普通の男性から立派なマゾ犬になれるように、2つの特徴を持つ多彩な責めを繰り出します。

「あっれぇ? 先輩のおちんちん、皮かむってるじゃないですか。だから恥ずかしがって隠してたんだぁ~」
「ちゃんと自分の口で、ボクをいじめてください…マゾ犬ペットにしてください…お願いします…って言わなきゃ、なぁんにもしてあげませんから」

ひとつ目の特徴は徹底的に羞恥を与えてくれること。
彼女はプレイを開始する際に必ず彼だけの衣服を脱がし
露わになったおちんちんや責められて感じてる姿をじっくり観察します。
またプレイの開始や射精などの要所でおねだりを要求します。

悶えさせて興奮や射精を促す感じの責めですね。
作中で彼女がおっぱいやおまんこを見せることは一切ありません。
これも2人の間に明らかな上下関係があることを象徴づけています。

「女にいじめられたいとか…、しかも年下の女の子にいじめられたいとか… …そんなこと…あるわけないですよねー?」
ふたつ目の特徴は質問形式で語りかけてくるシーンが非常に多いこと。
「まさかこんなプレイで感じてませんよね?」とか「女の子にこんなことされて悔しくないんですか?」など
彼女は物理的な刺激を与えながら多種多様な質問を投げかけます。

人間は質問されると反射的に答えてしまう性質を持ってます。
つまり主人公に対する質問に聴き手自身も一緒に答えながら聴くことになります。
これによってお話が進めば進むほど主人公になりきってプレイを楽しめます。

調教を扱った音声は数多くありますが、質問責めをする作品はかなりレアです。
個性的かつ効果的なアプローチと言えます。
飴と鞭を使い分けたきめ細かなエッチ
エッチシーンは3パート64分30秒ほど。
プレイは手コキ、足コキ、電気アンマ、ローター責め、ニーソコキです。
ローター責めの際にリアルなモーター音が鳴ります。

「まずは、服を脱いでください。…そう、自分で脱ぐんです」
先輩の気持ちを何度も確認した上でマゾ犬になる宣言をさせると
マナミは手始めとして彼に服を脱がせ、期待と興奮で濡れたパンツ越しに亀頭をいじります。

エッチはどのパートも彼女の指示に従いながら行います。
一番最初の「手コキ」パートは主従関係の確立を目的とした比較的ソフトなプレイ。
彼の裸体を観察してからパンツ越し→直におちんちんを弄び
射精しそうになったところで寸止めをして言うことをきく大切さを教えます。

「ほんと…どうしようもないマゾですね先輩は。カワイイですよ♪」
彼女はご主人様になっても引き続き丁寧語で彼に語りかけ
言うことを守れた場合はまるでペットのように可愛がったり気持ちいいご褒美をあげます。
締めつけるだけでは奴隷を自分の思い通りにできないことをよく知ってるからです。
このパートを聴き始めた段階ではそれど調教っぽさを感じないと思います。

「はぁ なっさけない男。私の奴隷になりたいんでしょ? だったら、私の言いつけに背いたら駄目じゃないですか」
しかし、彼が欲望に負けて射精しようとすると態度が一気に険しくなります。
ため息をついてから明らかに見下す言葉を投げかけ、2番目以降のパートではお仕置きまでします。

彼女はこのパートの最後に2つのルールを設けます。
ひとつは彼女の命令を守ること、もうひとつは許可が出るまで射精を我慢することです。
そして彼がこれを守れるか守れないかで態度が大きく変化します。
飴と鞭を使い分けることで彼の心と体を縛ろうとします。

もちろんプレイ自体もM向けのものが多いです。
2番目の「足コキ」パートは1週間後のお話。
ルール通りオナ禁できた彼へのご褒美に、彼女がニーソを履いたままおちんちんを擦ります。

「ほら、もっと体重載せてあげます。ぎゅうううううっ! あははっ、のたうち回っちゃって、すっごい情けなくてかっこ悪いですよー♪」
これまでのプレイで彼がすっかり従順になったと判断したのでしょう。
竿をわざと優しく撫でて焦らした直後に力を入れて大事な部分を踏みつけます。
そしてSらしいとても嬉しそうな笑い声を上げます。

足コキの効果音は残念ながら入ってませんが、彼女が足コキ中に力んだ声でセリフを言ってくれますから
前項で説明した質問責めも相まって踏まれてる気分は味わいやすいです。
そしてここでもきつく踏んだ後はちゃんと優しく接してあげます。
優しい責めと厳しい責めのバランスが取れていて実に面白いです。

最も特徴的なプレイはパート後半に登場する電気アンマ。
1回目の射精後、とある罪を犯した彼の両足をしっかり掴み
足の裏を使って金玉をぐりぐり責め立てます。

「ご主人様のっ △△を○○するような駄犬はっ、こうやって足で男の尊厳を踏みにじられるのがお似合いなんですよっ!」
ご主人様に逆らったマゾ犬には決して容赦しません。
今までよりもずっと嗜虐的な声と口調で彼のデリケートな部分を強めに弄びます。
彼女の黒い部分が最もよく出てるシーンと言えます。

このように、甘やかしとお仕置きの両方をしながら言葉責めもする高度なプレイが行われています。
メリハリのある作品
2人の特徴を踏まえた質の高い調教が楽しめる作品です。

マナミはマゾ犬願望を持つドMな先輩が幸せなひと時を送れるように
彼の意思をしっかり確認した上でご主人様になる契約を交わし
その後は緩急をつけた丁寧な調教で女性に従う喜びをたっぷり味わわせてあげます。

「先輩、これからも私のペットでいてくださいね? ほかの女になんかなびいたら…承知しませんからねっ」
彼女は本質的にはとても優しい女の子です。
どのパートでもプレイを終えた後は必ず彼を労います。
一部で厳しく当たることがあっても、その前後はきちんと甘やかしてバランスを取ります。
口調が最後まで後輩のままなのも彼に対する思いやりの気持ちがあるからです。

電気アンマも4分程度しかやりませんし、きついと感じる部分はそれほどないです。
2つの特徴を持った言葉責めも作品への没入感を高めてくれます。
より多くの聴き手が一緒になって楽しめることを強く意識した作品です。

言葉責めについてはやはり質問責めが最も印象的でした。
「変態」「マゾ」といった言葉をひたすら叩きつけるのではなく、こちらに引き込むスタイルで調教を進めます。
数々のM向け作品を作られてるMASOINWASHさんの良い部分が処女作の時点で既に出ています。
今でも十分通用する言葉責めだと思います。

エッチは説明できなかった最終パートもなかなかにスリリングです。
ローターをおちんちんに装着したままコーヒーショップに行き注文をします。
わざと覚えにくいメニューを提示し、それを店員に伝えようとする彼を見てすかさずパワーを上げるなど
彼女の意地悪な部分をやや強く持たせたプレイが楽しめます。

射精シーンは全部で4回(うち2回は連続射精)。
淫語それなり、くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声はありません。

変わった性癖を持つ男女がするエッチをありのままに描いた作品です。
言葉責めが好き、女性に屈服させられるシチュが好きな人におすすめします。

CV:計名さや香さん
総時間 1:23:32

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

ヒプノフィルター

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、優しくて人懐っこい声と態度の女の子が
「フィルター」をテーマにした催眠とエッチで気持ちいい体験をプレゼントします。

聴き手を主人公に限りなく近づけることを目指した臨場感のあるサービスが行われており
彼女は様々な環境音を交えた催眠によってまずはその場にいる気分に浸らせ
エッチも多くのシーンで密着しながら暗示と音を巧みに組み合わせたリードをします。
音が織り成す癒しの世界にようこそ
女の子から催眠とエッチなご奉仕を受けるお話。

「さてさて ちょっとこの作品 うるさいよね? ははっ」
女の子は砕けた口調で話す明るい声の女の子。
音声を聴く際の注意事項を簡単に説明すると、様々な音を使った催眠をかけ始めます。

本作品は彼女と二人きりで同じ時間を過ごす幸せな気分を存分に味わってもらうことを目的に
総時間およそ50分をほぼ均等に分けて催眠→エッチの順に行います。

催眠音声は女体化など現実世界では難しい行為を擬似的に体験させる作品が多いです。
しかしこの作品は擬似的ではなく実際に体感できるように彼女がリードします。
簡単に言えば臨場感がとてつもなく高いということです。

その最もわかりやすい要素がバックで流れる効果音と環境音。
音声開始直後から催眠パート終了時まで扇風機、洗濯機、掃除機など家でよく聴く音が流れ続けます。

聴き始めた直後はちょっとうるさく感じるかもしれませんが
音質が良く日常生活でよく聴く種類の音ばかりなので、ある程度経つとむしろ落ち着きを感じるようになります。
現在独り暮らしをしてる人は実家にいるような気分を抱くかもしれませんね。
もちろん彼女も言葉を使ってそう感じるようにサポートします。

ちなみに、この後説明する催眠パートは通常版の他に効果音の音量が大きいバージョンもあります。
聴いた限りでは通常版の方が効果音の音量が丁度良く感じました。
音量の大きなものを用意した理由は、パート終盤に登場するとある音を聴きやすくしたかったからだと思います。

「いきなりこんなノイズや環境音だらけの音声だったら どんなクソ音声だよって思うもん 作者はちゃんとノイズカットしろよーってね ふふっ」
彼女の人懐っこいキャラも大きなポイント。
冒頭から上のセリフのような親しみを感じる口調で語りかけます。
二人の関係は特に触れられてませんが、恋人か幼馴染あたりなのだと思います。
エッチに入っても彼を気持ちよくすることを第一に考えたあまあまな責めをします。
音と意識の性質を利用した独創的な催眠
催眠はおよそ23分間。
今回施す催眠のコンセプトを軽く説明してから、まずは周りで聞こえる音に意識を向け
それから彼女に言われた通りに深呼吸や瞬きをします。

「窓の外から聞こえてくる 工事の音 洗濯機や扇風機 時計の音 色々な音が聞こえてくるよね」
最中は右、左、中央の3箇所で別々の音が同時に鳴り響きます。
しかもお話が進むのに合わせて特定の音が消えたり逆に鳴り始めたりします。
彼女も特定の音に意識を向けさせて癒しを与え、催眠状態を深めようとします。
普段は脇役に位置づけられるこれらの音を活用して催眠をスムーズに進めます。

「吸う時と 吐く時 それが切り替わる時に 瞬きをする」
「すーっと(目を)閉じる すーっと閉じる そして 閉じると さらに気持ちよく 深い深い世界へと入っていく」

深呼吸と瞬きについては初めは深呼吸だけ、少し経つと深呼吸+瞬きといったように
意識する要素の数を徐々に増やしてから減らすスタイルを採ります。
人間は何かに意識を向けるとそれ以外への注意が疎かになりますから
これらを行ってる最中は周りの音がそれほど気にならないはずです。
自然なリラックスを与えつつ、まずは音に囲まれてる環境に馴染ませようとします。

お次は特定の音や自分の体に意識を向けさせながら
体が重くなったり意識がぼやける暗示を入れて催眠状態をさらに深めます。

「だんだん両腕が重くなっていたり それを実感したり そして今 腕に意識を向けていると また掃除機の音が聞こえていなかったことに気がついたりする」
「あっちへこっちへ意識を向けて 頭が疲れたせいか さらにボーっとしてくる そして いつの間にか消えている 扇風機の音の存在を思い出したり 洗濯機の音が止まっていることに 驚いたりするかもしれない」

彼女は様々なものへ意識を向けさせることで聴き手の心に多少の疲れを感じさせ
隙ができたのを見計らって的確な暗示を投げかけます。
脳の処理能力を超える情報を一気に流し込んで混乱させる、みたいなアプローチはしてきませんから
心地いい気分を抱きながら体の重さも感じることになるでしょう。
「~かもしれない」などの許容暗示を多く使うことで、聴き手自身に催眠に入りつつあるのを自覚させようともします。

「環境音やノイズ そういったものがぜーんぶなくなって 私の声だけが あなたを支配する」
そして最後はすべての音を消して彼女の声だけに集中させます。
今まで色んな音が流れていただけに無音の時間はとても静かに感じます。
そんな中で聞こえる彼女の言葉は心に深く突き刺さり、しばらく残り続けるでしょう。

作品の持ち味である「音」を活用した極めて個性的な催眠です。
心のフィルターを取り除き、彼女と二人だけの世界に行くことを目的に
音声の最初から複数の音を鳴らしたり消したりし、それらに意識を向けさせながらタイミングよく暗示を入れます。

世間一般的な催眠音声とは全体の作りや進め方がかなり違うため
聴き始めた当初は「本当に催眠音声なの?」と戸惑うかもしれません。
ですが、彼女は人間なら誰でも持ってる「何かに意識を向ける」能力を活用して催眠を進めます。
そして後になるほど自分の声に集中し、言葉を素直に受け入れられる心になるよう誘導します。

彼女が作中で何度も言っている「フィルターを取る」は
「音声の行為を実際の行為と錯覚させる」ことだと私は考えています。
だからこそ現実世界でも馴染みの深い音をこれほどまで多く用意したのでしょう。

効果音や環境音を聴いてるだけでも比較的早い段階から心が安らぐのを感じます。
そして中盤以降は手足の重さや意識のぼやけを強烈に実感しました。
この内容なら催眠音声の経験が浅い人でも不思議な感覚を味わいやすいと思います。
距離の近さを感じるちょっぴり意地悪なエッチ
エッチシーンは23分ほど。
プレイは耳舐め、ローター責め、手コキ、フェラです。

ローター責めの際にリアルなモーター音が鳴ります。
セルフはなしですが絶頂シーンに射精っぽい表現があります。

「ほら…ふふっ あなたの世界に来ちゃった」
催眠を使って二人だけの自由な世界に案内した女の子は
エッチな事がしたい主人公の気持ちを察して左耳を舐め始めます。

エッチは終始彼女に責められる形で進みます。
前半シーンで行われるのは耳舐めと感度強化。
左耳→右耳の順に比較的ハイペースで水分高めのちゅぱ音を耳元至近距離から鳴らし
体が適度に温まったところで今度は催眠音声らしく言葉を使って心を盛り上げます。

「例えば 今から耳を舐めるよって言って舐めると 本当にそう感じる それは 想像で楽しむのではなく 本当に舐められてるように感じる」
そして彼女は一人でも多くの聴き手が自分に実際に舐められてる感覚を得られるように
多くのシーンで密着し囁き声で語りかけます。
バイノーラル録音なだけあって音質は非常に良く、耳舐めの合間に漏れる吐息にも温もりを感じます。

肝心の舐められてる感触については最初の時点だといまいちだったのですが
2分くらい経つと耳のあたりがゾワゾワしたり熱を帯び始めました。
今回の感覚は今まで聴いてきた耳舐め作品たちとは違う不思議で独特なものでした。
バッチリとは言わないまでもある程度成功しています。

「心の奥底からいやらしい感情がぶわーって溢れて ゾクゾクしてくる」
もうひとつの感度強化は彼女に好意を抱かせて心をぽかぽかさせたり
淫語をあまり使わずに感覚支配の暗示を入れてエッチな気分を高めます。
私の場合は上のセリフを聴いた瞬間になぜか突然勃起しました。
催眠パートを聴き終えた時点ではピンとこなかった人も、エッチでその効果を実感することになるでしょう。

対する後半はさらに踏み込んだプレイが登場します。
用意したローターをカリに当てて起動し、同時に手コキもした後フェラで絶頂へと追い込みます。

「あなたの性器に ローターを当ててあげるね ほーら」
この中で最も特徴的なプレイはやはりローター責めでしょう。
実際に効果音が鳴るのに加えて軽く刺激を与えた後にすぐさま停止し
追加の暗示を入れてから再開する焦らしを意識したリードをします。

女性に一方的に責められるシチュですが彼女に彼を調教する気持ちは一切ありません。
最後の瞬間をより気持ちよく迎えてもらえるように敢えて意地悪をします。
エロトランスさんの作品はエッチがそれほどエロくないケースをよく見かけますが
この作品はちゅぱ音がそれなりに鳴りますし、責め方も男性を喜ばせることをいつも以上に意識しています。


その部分が最も色濃く出てるのが最後に行うフェラ。
十分に性感を高めたところで中央やや遠くの位置から下品で激しいちゅぱ音が鳴り響きます。

フェラ開始から絶頂までの時間が約3分と短いのが気になるものの
最中はセリフよりもちゅぱ音の割合が多く、舐めっぷりもパワフルかつエロいです。
カウントではなく絶頂を許可するセリフに合わせてイきます。

このように、エロさを持たせつつ技術もきっちり盛り込んだバランスのいいプレイが繰り広げられています。
臨場感抜群な作品
作品の世界にいる感覚を抱きながら気持ちよくなれる作品です。

女の子は聴き手が主人公とできるだけ近い位置でサービスを楽しめるように
二人がいる場所を多種多様な効果音と環境音を使ってリアルに表現し
その上でそれらを活用しながら意識の力を弱めたり、暗示を入れて催眠状態を深めます。

かれこれ7年以上も活動を続け、その中で数多くの名作を生み出されてるサークルさんなだけあって
催眠パートの展開や誘導のアプローチは抜きん出たものを持っています。
使用する音の種類がどれも家庭を意識していて大衆的ですし
鳴らし方や変化のさせ方も聴き手の興味を引き、集中力が自然と高まるように考えながら行っています。
ヒプノレイン」や「ヒプノタイマー」といった他の音系作品とは作りが明らかに違って面白いです。

「私とあなたは今 繋がっている 幸せだね」
そして何より彼女の声・言葉・態度に心が温められます。
他人とは思えない親しみを感じるやり取りが緊張を解きほぐし、催眠にとって重要な信頼関係を無理なく構築します。
彼女との心の距離をあまり感じないから心が開きやすくなり、それがフィルターの除去を助けています。
効果音と彼女のキャラ、この2つの要素がしっかり噛み合ってるからこそ強い癒しを感じるのです。

エッチは従来の暗示主体の責めではなく、ちゅぱ音やローター音といった純粋なエロ要素をやや多く組み込んでいます。
実際にされてる感覚を味わうには責めてもらわないと始まらないからこうしたのでしょう。
催眠パートと違って環境音が鳴らないので声やエッチな音に集中できます。
初回でドライまではいけなくても、耳や股間がムズムズするくらいなら割と味わえるのではないでしょうか。

絶頂シーンは最後に1回。
ちゅぱ音そこそこ、淫語とローター音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

コンセプト・構成・展開など様々な部分が個性的かつハイレベルな作品です。
リアリティのある作品、変わった作品を聴きたい人におすすめします。

CV:そらまめ。さん
総時間 52:59

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


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超人気SNSの反逆者再教育プログラム

サークル「amoroso」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、とある組織に所属する知的な印象のお姉さんが
反逆者の男性にエッチなお仕置きをして更生を呼びかけます。

元ネタを強く意識した個性的なセリフとパイズリ特化のエッチが魅力で
前者は女性に屈服させられるMの快楽を、後者は奉仕による純粋な快楽と興奮を与えてくれます。
反逆者への甘い罰
ギャルスタ運営チームのお姉さんに調教され反省文を書くお話。

「ああ お目覚めですか おはようございます ここはギャルスタ運営本部です」
お姉さんは冷めた口調で話す落ち着いた声の女性。
主人公を眠らせ拘束した上でギャルスタの本部に連行すると
目覚めた彼にこのような仕打ちを加えた理由を説明します。

本作品は現実世界にもつい先月まで実在したとある中高生専用SNSをモチーフに
ギャルスタに反抗的な彼を彼女が飴と鞭を使い分けたエッチで屈服させます。

元ネタがある作品なので簡単に説明しますと、このSNSはユーザーへの監視が非常に厳しく
運営に対して少しでも不利益になる言動があると利用権を剥奪します。
そして反省文を書き誠意を示すことで復帰できるシステムになってます。
私もそこまで詳しく知りませんがネットで結構話題になったようです。

「「運営には内緒 入りたかったら返信ちょーだい」とは随分我々も侮辱されたものですね」
また作中では上のような実際に使われたとされるセリフも登場します。
といってもメインはエッチですから元ネタを無理に調べておく必要はありません。
2人がエッチするきっかけ作りにこれらの要素が使われています。

今回行う再教育プログラムのコンセプトは「快楽による調教」
彼が拘束されてるからといって痛めつけたり変な薬を飲ませることはせず
彼女の体と巧みな言葉責めによって少しずつ心を折りにかかります。

「ここ 温かいでしょう?手を抜くのがもったいないくらい… 大きさも少し自慢なんですよ」
前者は挿し絵にも強調して描かれてるおっぱいを使った責め、つまりパイズリをメインに据えてます。
途中で言葉責めが入ったり玉揉みに移行することもありますが
一度おちんちんをおっぱいで挟み込むと射精するまで離さず刺激を与え続けます。

音声作品におけるパイズリは他のプレイへの繋ぎに少しやるとか
一緒に亀頭を咥えてパイズリフェラをするなどあまり脚光を浴びないプレイです。
しかし本作品ではおっぱいにローションを塗りこむ様子、おちんちんを挟み込むだけにして焦らす様子
乳房を上下に動かして擦る様子などを別々の効果音で丁寧に表現します。
音質もリアルで彼女の責めっぷりが直感的にイメージできます。

「安心してください 我々に従うなら余計な心配は不要です あなたは弱い生物です しかし我々の支えがあれば話は別」
もうひとつの柱となる言葉責めはストレートに貶すことはもちろん
甘い言葉で抵抗心を奪い屈服させようとするテーマに沿ったセリフも登場します。
彼女のキャラは結構冷たい感じなのですが、プレイ中は優しく接するシーンが多いです。
そしてとあるタイミングで態度を急変させ手厳しい罵声を浴びせかけます。

強弱のしっかりした言葉責めとでも言えばいいのでしょうか。
罵声を言うシーンはどぎつい単語も数多く登場しますからドMの方でも満足できると思います。

パイズリ主体の責めと柔軟な言葉責め。
この2つを使って心と体をバランスよく盛り上げてくれます。
少しずつ確実に追い詰めていくエッチ
エッチシーンはおよそ30分間。
プレイは乳首舐め、ローションパイズリ、玉揉みです。
ローションパイズリ、玉揉みの際にリアルな効果音が鳴ります。

「暴力によって従わせたとしてもそれは一時的なもの…時間が経てばまた我々に反抗します ですからギャルスタ運営は快楽による再教育を採用しました」
諸々の事情を説明した後、主人公の態度に変化がないのを確認すると
お姉さんは彼の服を脱がせて胸や乳首を舐め始めます。

エッチは抵抗できない彼を彼女が一方的に責め続けます。
最初の10分間は純粋な快楽を与えて気持ちを蕩かせるスタンスのプレイ。
4分くらい乳首を舐めてから彼女も上着を脱いでおっぱいを取り出し
軽く手を挟んだ後にすっかり硬くなったおちんちんをゆっくりしごきます。

乳首舐めの際に鳴る平べったくて水分高めのちゅぱ音と
「ぎゅぷっと ちゅぴっ」というローション交じりの効果音がどちらもエロく
冒頭シーンよりもずっと穏やかな彼女の声と態度も相まって比較的甘い雰囲気が漂ってます。
快楽責めの第一歩として妥当なプレイと言えます。

「お前みたいなクズが我慢汁出せるほど気持ちよくなれるのはなんでだよ 考えろ」
「こんなこと言われてるのにちんぽ震わせてる変態! もうお前はただのちんぽ奴隷なんだよ 自分の立場を理解しろよ!」

しかし、彼女の目的は彼の調教ですから優しくするだけでは当然達成できません。
ある程度快楽を与えたところで彼のすべてを否定する大変厳しい言葉責めをぶつけます。
具体的には「キモイ」「価値が無い」などをバンバン言ってきます。
「ドM以外の人が聴いたら凹むんじゃないか」と思えるくらいに容赦ないです。

「大丈夫ですよ 我々にお任せくださればあなたも安心して生きていけます そうです あなたは何も心配する必要はありません」
「あなたは我々に従い続ければずっと気持ちよくしてもらえる…単純な話でしょう?」

そして罵声を一通り浴びせかけたところで今まで以上に優しい言葉を投げかけます。
あなたは無価値かもしれない、でも私たちについてくれば大丈夫。
大きく突き放した直後にしっかり抱き寄せて彼の心を激しく揺さぶります。

終盤の10分間は調教の仕上げとご褒美の射精。
カウパーの溢れ具合から射精のタイミングを判断し、ギリギリのタイミングで寸止めしたり
金玉への責めに切り替えることで彼の側から屈服するよう誘導します。

「あなたも味わってみたくないですか? 天国みたいな最高の射精…きっと病みつきになりますよ しかもそれを毎日楽しめるんです」
彼女はギャルスタに対して絶対的な忠誠を誓ってるのでしょう。
もし反省文を書けばおっぱいだけでなく口やおまんこも好きに使っていいとまで言います。
射精したくてもできないもどかしさと彼女の甘い誘惑。
プログラムの締めくくりを飾るに相応しい正反対の責めが彼を追い詰めます。

このように、様々な要素を内包した個性的なプレイが繰り広げられています。
優しく屈服させてくれる作品
心に多少引っ掛かるものを感じながら抜ける作品です。

お姉さんは自分の組織に反抗的な主人公を味方に引き入れようと
圧倒的に有利な状況を作り上げてから硬軟織り交ぜたエッチなお仕置きをします。
自慢のおっぱいでおちんちんをひたすらしごくストレートな責めと目的に沿った言葉責めを組み合わせ
さらにその方向性をシーンごとに大きく切り替えて彼の心と体を突き崩します。

「幸せだったでしょう? これをずっと味わうことができるのですよ…あなたの活躍次第で ですけど」
彼女はプレイが始まると敵同士とは思えないほど優しい態度で接します。
これは押さえつけるだけでは心を掴めないのをよく知ってるからです。
でも甘やかすだけだとつけ上がるから所々で厳しさを見せます。
これらの使い分けの妙が本作品の醍醐味だと思います。

ですが、ひとつだけどうしても納得できない部分があります。
実は彼が彼女に屈する決定打となったのは快楽でなく脅しです。
詳しい内容は伏せますが、彼は最後の最後まで仲間になるのを拒みます。
少なくとも私には已む無く従ったように映りました。

ここをストレートに快楽堕ちで締めくくったほうがスッキリしたのではないかなと。
あれこれエッチしてきたのにそれが最終目的の「更生」へと繋がってないのが残念です。

エッチはパイズリの演出が一際優れています。
ペースはもちろん、動かし方によっても効果音がきちんと変化します。
玉揉みの時は筋っぽい音が鳴りますし、音による興奮が結構得られます。

射精シーンは最後に1回。
くちゅ音それなり、ちゅぱ音そこそこ、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

現実世界で起きた事件とエロを上手く融合させた作品です。
パイズリ好き、女性に屈服させられるシチュが好きな人におすすめします。

CV:そらまめ。さん
総時間 36:27

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

スライムヒュプノシスリラクゼーションプログラム

サークル「あめいじんぐ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、母性豊かな声と態度のスライムが
人間には決してできない独特な方法で癒しと性的快感をプレゼントします。

彼女が脳内に直接侵入しサービスする催眠とエッチが魅力で
催眠パートでは脳を直接洗うイメージに効果音と暗示を絡めて心地いい気分を与え
エッチではMな主人公の好みに合わせた2つの快感で射精へと導きます。
スライムの柔らかな体に脳を包まれて
マザースライムのご奉仕を受けて心身をリフレッシュするお話。

「初めまして 今回 スライムヒュプノシスリラクゼーションプログラムにご参加いただき 誠にありがとうございます」
マザースライムはお淑やかで温かい声の女性。
主人公に今回行うプラグラムの目的や内容を簡単に説明すると
彼がより催眠に入りやすくなるように周りの環境を確認します。

本作品は「スライムだからこそできる癒し」をテーマに
彼女が催眠をかけながら彼の脳内に侵入し、心と体のコントロールを奪った上でセルフスタイルのエッチをします。
平たく言えば脳姦にあたるわけですが、できるだけ多くの人がこのサービスを受け入れられるように
催眠・エッチいずれも聴き手のことを第一に考え、願望を叶える形でリードします。

「難しく考える必要はありません 眠る時と同じように 体の力を抜いていきましょう」
そう言い切れる理由の第一は彼女のキャラ。
マザースライムの名に相応しい母性を感じる柔らかな声で語りかけるシーンが非常に多く
聴けば聴くほど母親に抱かれてる時のような心地いい感覚が湧いてきます。

サービスについても冒頭で「このプログラムに危険性は無い」とはっきり伝え
その上でシンプルな技法を作品のテーマに合わせてアレンジしながら進めます。
キーとなる脳姦も他のイメージに置き換えることで取り組みやすくしています。
初心者向けとまでは言いませんが聴き手に配慮してる部分が数多く見られます。

催眠は3パート27分30秒間。
ゆったりした服装で仰向けに横になって目を瞑り
まずは彼女に言われた部位に力を入れる→脱力するのを繰り返します。

「力が抜ける さっき入っていた力が すべて抜けてしまう」
「まるで指先から水が出て行くように 少しずつ力が抜け切っていく」

右腕、左腕、右足、左足と順に進めながら彼女はその都度厚めの暗示を入れます。
ストレートに「力が抜ける」と言ったり比喩を用いたりと時間をかけて丁寧に行います。

力を入れる時と抜いた時で彼女の口調が大きく切り替わるのがいいですね。
前者は力強くやや速いペースで、後者はゆったりのんびりしたペースで語りかけることで
言葉だけでなく雰囲気によっても脱力を効果的に促します。

体が適度にリラックスできた後は心のリラックス。
水中に漂ってる自分をイメージし、カウントに合わせて水底に少しずつ沈んでいきます。

「あなたの意識が どんどん 心の深くに沈んでいって まどろんでいきます」
ここも数カウントごとに「深い」「沈む」といった言葉を多めに盛り込んだセリフを投げかけ
およそ4分30秒をかけてじっくりと意識の力を弱めます。
彼女の大らかな口調も相まって後になるほど眠気を感じる人がきっといるでしょう。

またこのパートでは終盤に彼女が彼の脳内に侵入する様子も描かれています。
耳舐めのようなちゅぱ音を軽く鳴らすだけですから、余程苦手な人でもなければ受け入れられると思います。

そして最後の「理性、記憶の洗浄」パートはエッチを存分に楽しんでもらうために
理性や記憶といった頭の中に残ってる余計なものを彼女が直接取り除きます。

「私が頭の中を洗うと 少しずつ暗闇が晴れて あなたの周りが明るくなっていきます」
彼女の体が脳を包み込む様子を「ごぽごぽ」という泡が弾ける音
磨き上げる様子を「ぽりぽり しゅりっ」という泡交じりの水音で表現します。
前者は水中に潜ってる音、後者はスポンジで体を洗う音にとても近いです。
直接的な描写をできるだけ避け、癒しを感じる声や音を使ってイメージさせます。

パートの後半で記憶を消す=記憶支配の暗示を入れてきますが
残念ながら私の場合は一時的にせよ忘れた感覚は特にしませんでした。
この暗示はかなり深い催眠状態でないと通りにくいものですから
本気でそうさせたいのならもっと入念に施す必要があります。
この部分だけは引っ掛かりました。

十分にリラックスと深化をさせてからメインの暗示を入れるオーソドックスな催眠です。
マザースライムが頭の中に入り込み心身を操作されてる感覚を味わわせることを目的に
漸進的弛緩法、カウントとイメージを交えた深化、脳姦を別のイメージに置き換えた暗示といったように
古典系の技術を中心にそれぞれを慎重に行っています。

あめいじんぐさんは以前の作品だとセリフの表現方法に難のあるサークルさんでしたが
今作ではその部分が大幅に改善され、受け入れにくいプレイを癒しの要素で上手く包み込んでいます。
脳を犯す様子をお風呂で体を洗浄するイメージに例え、効果音を鳴らす工夫が特に印象的でした。
体の重さはいまいちですが、意識のぼやけや眠気はそれなりに感じるでしょう。
操られる快感と見られる快感
エッチシーンはおよそ14分間。
プレイはオナニー、痴態を観察されるです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります。

「今度は頭の中だけでなく 体も気持ちよくしてあげるね」
癒しの催眠で主人公の脳をとろとろにしたマザースライムは
彼にもっと気持ちよくなってもらおうと様々な指示を出してオナニーをコントロールします。

エッチは彼女に言われた通りに手を動かしおちんちんを慰めます。
前半シーンは体よりも心の興奮に重点を置いたプレイ。
手をおちんちんに触れさせるだけで敢えて動かさず、そのまま亀頭を見せつける指示を出したり
「変態」など軽い言葉責めをして彼のM心をくすぐります。

「私の指示に従って あなたの恥ずかしいところを 私に見せつけて とっても変態さんですね うふふっ」
エッチに入ると彼女は打って変わって嗜虐的な声と口調に変化し
オナニーをわざと停止させる(寸止め)をしたり、自分にすべてを見られてることを強く意識させます。

催眠音声のエッチと言えば感度を上昇させる暗示を入れるのが定番なのですが
本作品の場合は手の動きを制御する暗示を中心に据え、言葉責めや視線で気持ちを高ぶらせます。
セルフ系の中でもあまり見かけないタイプのエッチです。

「もしイきたくなっても 手が勝手に遅くなっていきます」
後半に入っても彼女は腕が思い通りに動かなくなる暗示を入れたり
セリフを頻繁に挟みながらカウントをゆっくり数えて射精を限界まで遅らせます。
オナニーの純粋なプレイ時間が約7分と短いので1日くらいは溜めてから挑むのがいいでしょう。
うまく催眠に入っていれば暗示の効果でもどかしい思いを味わうことになります。

このように、心身をバランスよく責めるエッチが繰り広げられています。
癒し系人外作品
脳姦を極限までソフトに描いた個性的な作品です。

マザースライムはプログラムを受けてくれた主人公が充実した時間を送れるように
最初からどうやってサービスするかをはっきり告げ、その上で催眠を通じて自分の体を脳に滑り込ませます。
そしてエッチに入るとキャラを大きく切り替え羞恥を与えながらおちんちんを自由にいじらせます。

「あなたの好みや どうされたいかを分析した結果から あなたの気持ちよくなれる構成にしてみました」
彼女自身が最終パートでこう言ってるように、エッチで意地悪をするのもすべて彼を思ってのことです。
脳を掌握してる状況を利用して脅したり記憶を書き換えるといったシーンは一切ありません。
人間にとって最も大事な部分を気分良く預けてもらえるように言葉を選んで進めます。
隅から隅まで癒しの要素一色な作品です。

催眠はサークルさんの努力の跡が窺えます。
術者本位だったセリフを聴き手本位に大きく切り替え、難しいプレイに果敢に挑戦しています。
私個人はそこまで深いところまで入れませんでしたが、脳姦に対して嫌な気分をまったく抱かなかったのも事実です。
今後の作品に期待が持てる内容でした。

エッチは同人と催眠のハイブリッドと呼ぶのが妥当なプレイです。
暗示で手を制御し寸止めさせるアプローチはそのままに
視姦にも「彼女の視線を感じるほど体が熱くなる」などの暗示を絡めればより良くなったと思います。
脳を犯してるシチュならばやはり心に対する責めにも工夫がほしいです。

射精シーンは最後に1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

液体状の体を持つスライムならではのプレイが味わえる作品です。
脳姦好き、変わった癒し系作品を聴きたい人におすすめします。

CV:白夜あこさん
総時間 53:05

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

めいどいんへぶん -メイドと暮らす幸せな日々-

めいどいんへぶん -メイドと暮らす幸せな日々-(前編)」に引き続いての後編です。
今回は後半にあたる「夜の暮らし」の模様を紹介します。
想いの強さが伝わってくるラブラブなエッチ
「夜の暮らし」は「私だけのご主人様」と「ご主人様だけの私」の2パートで構成されており
どちらもほとんどの時間でエッチをします。

エッチシーンはおよそ86分間。
プレイはキス、パンツ越しの手コキ、耳舐め、フェラ、玉舐め、SEX(正常位、後背位、対面座位)、スパンキングです。
スパンキングの際に効果音が鳴ります。

「そう…ですよ 癒海 ご主人様に 夜這いをしに来てしまったんです」
「お昼の暮らし」でご主人様にお風呂でのご奉仕をした日の夜
あの時の興奮が忘れられない癒海は彼の部屋にやって来て布団に入り込むと
エッチなご奉仕をさせて欲しいと懇願しキスをします。

エッチはパートごとにリードする役やプレイ内容がガラリと変わります。
最初の「私だけのご主人様」パートは彼女が彼を責めるスタイル。
キスをしてから勃起したおちんちんをパンツ越しに撫で始め、少し経つと耳舐めが加わり
十分に準備が整ったところでパンツを脱がし、竿・玉・鈴口などを丹念に舐め回します。

このパートにおける最大の特徴はちゅぱ音のボリュームがとんでもなく多いこと。
エッチをする55分のうち45分30秒間に渡って彼女がちゅぱ音を鳴らします。
内訳はキスが3分30秒、耳舐め7分、フェラ35分となっています。

そして彼女は多くのシーンで彼の体を敢えてゆっくり責めます。
音声作品における標準以上のペースで責めるのは終盤の6分程度と短く
それ以外はのんびり、まったり舌や唇を動かして少しずつ性感を高めます。
パート内での射精シーンが1回だけなので焦らしを非常に意識したプレイです。

「好き 好きです ご主人様 お慕いしております」
「発情メイドが 裸になって 一生懸命おちんぽご奉仕 させていただきますね」

責め方が緩いならエロくないかと言われれば決してそうではありません。
ちゅぱ音はどれも水分高めのねっとりした音ですし、彼女も言葉や行動で興奮させてくれます。
また状況を踏まえて彼女が最初から荒く色っぽい息遣いを漏らします。

特に「おちんぽ」などやや下品な言葉を積極的に言ってくれるのが実に良いです。
気持ちがさらに高ぶると「おちんちん様」と呼ぶようになり、愛おしそうな表情で刺激を与えます。
M向け作品に見られる露骨な意地悪さではなく、幸せな時間をできるだけ長く過ごしたいから焦らす感じです。

プレイについてはちゅぱ音の音質や舌使いが大きく切り替わるものの
最中にどこをどう責めてるかを実況するセリフがあまりなく、聴き手のイメージ力が多少要求されます。
フェラと一言で言っても色んな責め方がありますし、もう少しセリフで補っておけばより充実したプレイになったと思います。

続く「ご主人様だけの私」パートは彼が彼女を責めるスタイル。
1回射精してもまだまだ収まらない彼が彼女のおっぱいをすかさず責め始め
軽いキスを挟んでから3つの体位で何度も何度も腰を打ちつけ彼女をイかせます。

「奥まで入ってきてる あぁぁ ご主人様の おちんぽ」
大好きなご主人様と繋がれたことや今まで一度も絶頂してなかったこともあり
挿入後は軽く叫ぶような比較的激しい喘ぎ声を漏らします。
前のパートがちゅぱ音特化だったのに対し、こちらは喘ぎ声をメインの抜き要素に据えてます。
1回イクごとに泣き声交じりのちょっぴりだらしない声へと変わるのがエロくて良いです。

「これ 痛いのと 気持ちいいの 一緒に来て あぁっ! わからなくなるぅ」
このパートで最も特徴的なプレイはスパンキング。
正常位で彼女が先にイってしまった罰として四つん這いの体勢でお尻を叩きながらピストンします。

これまでのサービスとは随分違うアブノーマルなプレイですね。
ですが彼女がM寄りの性癖を持ってるので苦しむことはなく、むしろ嬉しそうな声を漏らします。
他人には決して見せられない姿を晒すことも立派な愛情表現ではないでしょうか。

このように、2人の気持ちを強く反映した濃密なエッチが繰り広げられています。
幸せいっぱいな作品
癒し、エロどちらを目的に聴いても満足できる充実した作品です。

ご主人様のことをメイド・異性両方の立場で深く愛してる女性が
朝起きた時から眠りにつくまでずっと寄り添って誠心誠意ご奉仕します。
主従関係からイメージされる心の距離や事務的感がまったくなく
まるで対等な恋人同士のようにお互いがお互いを思いやる様子が数多く描かれています。

「ご主人様の意地悪 でも 意地悪なご主人様も ずっと ずーっと 大好きですけど…ね」
全編を通じて感じられるとてつもなく甘い雰囲気、癒海の優しくて献身的なキャラ
良いところも悪いところも認め合う絆の強さなど聴き手の心を温め幸せにする要素が満載です。
サービスの内容自体は割とオーソドックスですが、キャラがしっかりしていて自然にのめりこめます。
音声を聴き終えてこの記事を書いてる今も胸のあたりがスッキリぽかぽかしています。

非エロのサービスは耳かきやマッサージといった王道のものよりも
ご主人様を目覚めさせる、寝かせるシーンのほうに真新しさがあります。
野上さんは数多くの催眠音声に出演されてますし、ご自身のサイトでフリーの催眠音声を公開されてもいます。
そういった経験を活かしてより多くの人に通ずる手段を用いています。

エッチはちゅぱ音・喘ぎ声・息遣いといった言葉以外の要素で盛り上げてくれます。
射精がフェラで2回、SEXで1回とプレイに偏りがあり回数も少ないのが個人的に残念ですが
音の質や動かし方にこだわっていて臨場感があります。
時間が非常に長いですし、オカズとしての実用度は高いです。

絶頂シーンはご主人様、癒海ともに3回。
ちゅぱ音超大量、淫語それなり、くちゅ音と喘ぎ声そこそこです。

聴いてるだけで心がふわふわしてくる作品です。
ご奉仕されるシチュが好き、ちゅぱ音が好きな人におすすめします。

CV:野上菜月さん
総時間 3:39:11(本編…3:27:02 おまけコメント…12:09)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
220分で1000円とコスパがいいので+1してあります。

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